JPH0529294Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0529294Y2
JPH0529294Y2 JP11031286U JP11031286U JPH0529294Y2 JP H0529294 Y2 JPH0529294 Y2 JP H0529294Y2 JP 11031286 U JP11031286 U JP 11031286U JP 11031286 U JP11031286 U JP 11031286U JP H0529294 Y2 JPH0529294 Y2 JP H0529294Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tile
gypsum board
tiles
sheet
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11031286U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6317223U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11031286U priority Critical patent/JPH0529294Y2/ja
Publication of JPS6317223U publication Critical patent/JPS6317223U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0529294Y2 publication Critical patent/JPH0529294Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Finishing Walls (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
考案の目的
【産業上の利用分野】
本考案は、壁面材として適するタイル調の表面
をもつた石膏ボードの改良に関する。
【従来の技術】
壁面材として使用するタイル調の表面をもつた
石膏ボードを製造しようとするとき、従来は、石
膏ボードにタイル模様の印刷をした紙またはプラ
スチツクフイルムを貼りつけている。ところが、
紙では耐水性がなく、はがれやすく、プラスチツ
クフイルムでは伸びるため、タイル模様がズレを
生じる。いずれにしても、通常の印刷ではタイル
と目地の間の凹凸感が得られない。
【考案が解決しようとする問題点】
本考案の目的は、上記した従来のタイル調石膏
ボードの欠点を改良し、タイルと目地の間に凹凸
感を有し、模様のズレを最小限に抑え、耐水性な
どの表面物性にすぐれた意匠性の高いタイル調石
膏ボードを提供することにある。 考案の構成
【問題点を解決するための手段】
図面を参照して説明すれば、本考案のタイル調
石膏ボードは、第1図に示すように、ポリ塩化ビ
ニルの基材シート11上に透明な硬化型合成樹脂
の層13を表面が光沢を有するように設け、さら
にタイル貼りの目地に相当する部分にツヤ消し印
刷層14を設けることによりタイルを表現してな
るタイル調化粧シート1を、石膏ボード2に貼り
合わせて構成したものである。 所望により、第2図に示すように、タイル調の
絵柄の印刷層12を有する基材シート11を使用
する。 ポリ塩化ビニルの基材シートは、厚さ50〜
200μ、可塑剤20PHR以下、グロス値75以上、好
ましくは、厚さ70〜150μ、可塑剤15PHR以下、
グロス値90以上のものを使用する。可塑剤の含有
量が低い硬質のシートを用いると、化粧シートの
伸びが小さく、模様のズレが少なくてよい。 透明な硬化型合成樹脂としては、ポリエステル
(メタ)アクリレート、ポリウレタン(メタ)ア
クリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、不
飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレートなど
の樹脂が利用できる。 この樹脂の層はグラビアコート法などの任意の
手段により基材シート11上に均一に塗布し、表
面が光沢を有するように形成する。硬化は、それ
ぞれの樹脂に応じた既知の技術によつて行なえば
よい。 タイル調の絵柄の印刷を行なう場合は、通常の
印刷インキを用いて、グラビアそのほか任意の方
法で実施すればよい。 ツヤ消しインキは、硬化型合成樹脂をベヒクル
とし、これにツヤ消し剤、溶剤、場合によつては
顔料を配合して調製する。硬化型合成樹脂は、ア
ミノアルキツド樹脂、ウレタン系樹脂、アクリル
ウレタン系樹脂、ポリエステル樹脂、フエノール
樹脂、メラミン樹脂などから選択使用する。ツヤ
消し剤としては、顔料、炭酸カルシウム、炭酸マ
グネシウム、硫酸バリウム、シリカなどの粉末を
使用する。シリカ系充填剤が最適である。 ツヤ消し印刷層は、上記インキ組成物を使用し
グラビアそのほか任意の方法で印刷して形成す
る。この場合、ツヤ消し印刷層は、顔料を選択し
てタイルの色と異なる色または同色で濃度の異な
る色に着色してもよいし、顔料を使用せずに透明
にしてもよい。 石膏ボードは、建材の製造に常用されているも
のを使用すればよい。 タイル調化粧シートの石膏ボードへの貼り合せ
は、常用の接着剤を使用して実施すればよい。
【作用】
化粧シートのタイルに相当する部分を硬化型合
成樹脂の透明で光沢ある表面をもつてあらわし、
タイルの目地に相当する部分をツヤヤ消し印刷で
あらわすことにより、目地の部分がくぼんで見え
てタイルの感じがよく表現される。 表面を覆う透明な硬化型合成樹脂の層は、耐水
性などの表面物性を高めるとともに、タイル調化
粧シートを石膏ボードに貼り合わせる時の伸びを
最小限にする。
【実施例 1】 厚さ70μ、可塑剤10PHR、グロス値92(75°ガー
ドーナー光沢計により測定)の白色ポリ塩化ビニ
ルシート「W37710」(バンドー化学)上に、ウレ
タン系の透明な硬化型合成樹脂塗料(主剤100重
量部、硬化剤15重量部)を版深45μのグラビア版
を用いてグラビアコートした。 その上に黒色のツヤ消しインキ(主剤100重量
部、硬化剤15重量部)を用いて、タイルの目地に
相当する部分を格子状にグラビア印刷し、タイル
部分がツヤのある白色で目地部分が黒い凹部に見
える、タイル調化粧シートを得た。 このシートを石膏ボードに貼り合わせて、タイ
ル調石膏ボードを得た。
【実施例 2】 厚さ100μ、可塑剤8PHR、グロス値94の白色ポ
リ塩化ビニルシート「UT−8」(理研ビニル)
上に、ポリ塩化ビニルおよびアクリル樹脂をベヒ
クルとするインキを用いて、グラビア印刷により
タイル調の絵柄の印刷を行なつた。 その上に、ウレタン系の透明な硬化型合成樹脂
塗料(主剤100重量部、硬化剤15重量部)を版深
45μのグラビア版を用いてグラビアコートし、硬
化させた。 さらにその上に、茶色のツヤ消しインキ(主剤
100重量部、硬化剤15重量部)を用いて、タイル
の目地に相当する部分を格子状にグラビア印刷し
た。このようにして、タイルが凸部、目地が凹部
に見える、タイル調化粧シートを得た。 このシートを石膏ボードに貼り合わせて、タイ
ル調石膏ボードを得た。 考案の効果 本考案のタイル調石膏ボードは、従来の製品に
くらべると、目地の部分が凹部感を有し、従つて
タイル部分が凸部に感じられる、実際のタイルに
近い意匠性の高いものである。この石膏ボード
は、化粧シートが耐水性などの表面物性において
すぐれている。また、タイル模様のズレを最小限
に抑えることができ、日本の住居において標準的
な高さ8尺の壁面で、ズレは2mm以内である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のタイル調石膏ボードの基本
的な構成を示す、模式的な断面図である。第2図
は、変更態様の構成を示す、第1図と同様な断面
図である。 1……タイル調化粧シート、11……基材シー
ト、12……タイル調の絵柄の印刷層、13……
透明な硬化型合成樹脂の層、14……ツヤ消し印
刷層、2……石膏ボード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ポリ塩化ビニルの基材シート11上に透明な
    硬化型合成樹脂の層13を表面が光沢を有する
    ように設け、さらにタイル貼りの目地に相当す
    る部分にツヤ消し印刷層14を設けることによ
    りタイルを表現してなるタイル調化粧シート1
    を、石膏ボード2に貼り合わせて構成したタイ
    ル調石膏ボード。 (2) タイル調の絵柄の印刷層12を有する基材シ
    ート11を使用した実用新案登録請求の範囲第
    1項に記載のタイル調石膏ボード。 (3) ツヤ消し印刷層14が表現されたタイルの色
    と異なる色に着色されている実用新案登録請求
    の範囲第1項または第2項に記載のタイル調石
    膏ボード。 (4) ツヤ消し印刷層14が透明である実用新案登
    録請求の範囲第1項または第2項に記載のタイ
    ル調石膏ボード。
JP11031286U 1986-07-18 1986-07-18 Expired - Lifetime JPH0529294Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11031286U JPH0529294Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11031286U JPH0529294Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6317223U JPS6317223U (ja) 1988-02-04
JPH0529294Y2 true JPH0529294Y2 (ja) 1993-07-27

Family

ID=30989217

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11031286U Expired - Lifetime JPH0529294Y2 (ja) 1986-07-18 1986-07-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0529294Y2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07113258B2 (ja) * 1988-08-24 1995-12-06 大日本印刷株式会社 外装用化粧材およびその製造方法
JPH066916Y2 (ja) * 1988-10-28 1994-02-23 信越ポリマー株式会社 化粧石膏ボード
JP5933933B2 (ja) * 2011-05-25 2016-06-15 ケイミュー株式会社 外装材及びその設置構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6317223U (ja) 1988-02-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP4202149B1 (en) Decorative panel
JP3585235B2 (ja) 化粧シート
JPH0529294Y2 (ja)
JP3883606B2 (ja) 立体感に優れる無機質系化粧板
JPS5843271B2 (ja) 化粧材の製造方法
JP3016034B2 (ja) 化粧材シート及びその製造方法
JP3161053B2 (ja) クロス調化粧材
JP2613519B2 (ja) 表装材および模様の形成方法
JP3047120U (ja) 建築用パネル
JP3198952B2 (ja) 硬化性樹脂化粧板
JPH0120065B2 (ja)
JPH10180966A (ja) 化粧シート
JPS6346580Y2 (ja)
JPS6111178A (ja) 表面強化化粧材の製造法
JPS59230745A (ja) 装飾シ−ト
JP2501920Y2 (ja) ビニル製床材
JPS6310289Y2 (ja)
JP2999628B2 (ja) プラスチック化粧シート
JPS6219766Y2 (ja)
JP3193787B2 (ja) 化粧シート
JPS5923257B2 (ja) クロス調立体化粧板の製造方法
JPH106467A (ja) 凹凸模様形成化粧板及びその製造方法
JPS6241338Y2 (ja)
JP2626762B2 (ja) 着色塗装した硬化型樹脂化粧板の製造方法
JPS62267193A (ja) 絵柄に同調した凹凸部を有する化粧材の製造方法