JPH052695Y2 - - Google Patents

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JPH052695Y2
JPH052695Y2 JP1984082962U JP8296284U JPH052695Y2 JP H052695 Y2 JPH052695 Y2 JP H052695Y2 JP 1984082962 U JP1984082962 U JP 1984082962U JP 8296284 U JP8296284 U JP 8296284U JP H052695 Y2 JPH052695 Y2 JP H052695Y2
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JP
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shaft
revolving
gear
pinion gear
swing
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JP1984082962U
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は旋回体の旋回軸潤滑装置、すなわち、
油圧シヨベル、クローラクレーン、トラツククレ
ーン等の旋回体の旋回軸潤滑装置に関する。
【従来の技術及び問題点】
従来のこの種旋回体の旋回軸潤滑装置は第1図
そして第5図及び第6図に示すように上部旋回式
掘削機、たとえば油圧シヨベル1の上部旋回体2
の下方に位置する旋回台14の下部に環状のアウ
タレース3を、また前記旋回台14の上部に旋回
ギアケース4を固設し、該旋回ギアケース4より
下方に突出した旋回軸を成すピニオンギア5と、
このピニオンギア5と噛合する内歯歯車7が、前
記アウタレース3内周に回転滑動球17を介して
内嵌された下部走行体10上の環状のインナレー
ス6の内周に刻設され、この内歯歯車7とピニオ
ンギア5下方で前記インナレース6の底部を被蓋
して形成するグリスバス8から成り、このグリス
バス8内に給脂管9を介して旋回台14上よりグ
リスを供給することによつて前記互いに噛合する
ピニオンギア5およびインナレース6の内歯歯車
7を潤滑するよう構成されている。この場合ピニ
オンギア5の潤滑はグリスバス8内のグリスで所
期の効果を得られるが、上述のようにグリスバス
8を不可欠とし、コストアツプにつながるもので
あつた。 また第6図に示すような油圧モータ11を備え
る減速機12を、旋回台14上に有し、グリスバ
ス8を持たない旋回体にあつては、減速機12に
潤滑油を供給する給油孔13とは別経路の給脂管
9を、減速機12内のベアリング、オイルシール
(図示せず)を避けて、旋回軸を成すピニオンギ
ア5近傍のインナレース6上部に開口している
が、ピニオンギア5とインナレース6の内歯歯車
7の噛合面に確実に給脂できずピニオンギア5と
内歯歯車7との異状摩耗を充分防止できなかつ
た。 本考案はかような従来の潤滑装置における問題
点ないしは欠点を解消すべく開発されたもので、
その目的とするところは、一の給脂経路から成る
極めて簡単な構成により旋回軸のベアリング等を
潤滑し、且つ、旋回軸の軸頭面全体に連通する前
記中空部を介して旋回軸を潤滑すると共にピニオ
ンギアおよびインナレース内周の内歯歯車の噛合
面に対してピニオンギアの歯面から給脂すること
によつて、前記噛合面への給脂を確実に行うとと
もにグリスバスを省略可能にし、又、ピニオンギ
アへの特別な給脂経路の形成を不要にすることも
できる旋回体の旋回軸潤滑装置を提供することに
ある。
【問題点を解決するための手段】
本考案においては、上記目的を達成するため
に、下部走行体上の環状のインナレースに外嵌し
て旋回滑動自在なアウタレースを固設した上部旋
回体と、前記インナレース内周に刻設された内歯
歯車と、該内歯歯車に噛合回転するピニオンギア
を備える旋回軸と、前記上部旋回体上に固設され
前記旋回軸を回転自在に軸承する旋回ギアケース
または減速機とから成る旋回体において、前記旋
回ギアケースの外壁に設けた給脂孔に連通する中
空部に臨み前記旋回軸を軸承するベアリングを設
け、前記中空部に前記旋回軸の軸頭面に連通し、
且つ、前記旋回軸内に、一端が前記軸頭面に開口
し、他端が前記ピニオンギアの噛合面に開口する
給脂経路を穿設形成したことを特徴とする。
【作用】
グリスは、前記中空部から成るグリス溜りに給
脂孔から供給され、旋回軸のベアリング等を潤滑
し、且つ、旋回軸の軸頭面に連通する前記中空部
を介して旋回軸を潤滑すると共に、ピニオンギア
がインナレース内周上の内歯歯車に噛合回転する
ことにより、両者の噛合面に満遍無く給脂し該部
を確実に潤滑する。
【実施例】
以下本考案の詳細を第2図から第4図に示す実
施例にもとずき説明する(尚、前述のものと同一
の構成部材については同一の符号を用いている)。 第2図は本考案の実施例を示すもので、図に於
て4は旋回ギアケースで上部旋回体2下部に位置
する旋回台14に固設され、上部に油圧モータ1
1を備えている。 該油圧モータ11の回転軸29と前記旋回ギア
ケース4より下方に突出した旋回軸15とを間〓
22を介してカツプリング20でスプライン結合
し、油圧モータ11によりカツプリング20及び
旋回軸15をベアリング16により回転自在に支
持する。また前記旋回軸15先端にピニオンギア
5を形成し、このピニオンギア5をインナレース
6内周に刻設した内歯歯車7に噛合せしめてい
る。また前記インナレース6は回転滑動球17を
介して上部旋回体2下方に固設されたアウタレー
ス3に対して相互に回転自在に設けられているの
で前記内歯歯車7に噛合する旋回軸の回転によ
り、アウタレース3とインナレース6の一方に結
合した上部旋回体が旋回する。 18は給脂孔で、旋回ギアケース4の外壁に穿
設されており、この給脂孔18より旋回ギアケー
ス4内のグリス溜を成す中空部19にグリスを供
給する。またカツプリング20でスプライン結合
した油圧モータ11の回転軸29の軸底面と旋回
軸15の軸頭面全体とを間〓22を介して前記中
空部19と連通するようカツプリング20に連通
孔21を設け、該連通孔21を介して旋回ギアケ
ース4内のベアリング16およびカツプリング2
0の内周面にグリスを供給する公知の旋回ギアケ
ース用グリス給脂経路を構成している。 本考案の実施例はこの公知の給脂経路を成す前
記間〓22に一端が開口し、他端が旋回軸15の
長手方向で中心線上に穿設形成した通路23を介
してピニオンギア5の歯元に開口する複数の給脂
路24を設けたもので、図示の実施例では、ピニ
オンギア5の直径方向で十字状を成す4本の給脂
路24を設けこの4本の給脂路24の交叉部を前
記旋回軸15の長手方向中心線上に穿設した通路
23に連通するよう設けてある。 本考案は、以上実施例について説明した構成か
ら成り、第2図において、グリスは旋回ギアケー
ス4の給脂孔18より、グリス溜りを成す中空部
19に供給され、旋回ギアケース4内のベアリン
グ16等を潤滑し、且つ、連通孔21および旋回
軸15の軸頭面全体に臨む間〓22を介して旋回
軸15およびカツプリング20間を潤滑すると共
に、通路23からピニオンギア5の複数の給脂路
24へ送られ、第3図及び第4図に示すように、
ピニオンギア5の歯元から押し出されインナレー
ス6の内歯歯車7と前記ピニオンギア5の噛合面
に給脂され該部を確実に潤滑する。
【考案の効果】
本考案は以上のように、下部走行体上の環状の
インナレースに外嵌して旋回滑動自在なアウタレ
ースを固設した上部旋回体と、前記インナレース
内周に刻設された内歯歯車と、該内歯歯車に噛合
回転するピニオンギアを備える旋回軸と、前記上
部旋回体上に固設され前記旋回軸を回転自在に軸
承する旋回ギアケースまたは減速機とから成る旋
回体において、前記旋回ギアケースの外壁に形成
した給脂孔に連通する中空部に臨み前記旋回区を
軸承するベアリングを設け、且つ、前記中空部に
前記旋回軸の軸頭面を連通すると共に、前記旋回
軸内に、一端が前記軸頭面に開口し、他端が前記
ピニオンギアの噛合面に開口する給脂経路を穿設
形成したから、中空部から成るグリス溜りに供給
された潤滑油が旋回軸のベアリングなどを潤滑
し、且つ、旋回軸の軸頭面に連通する中空部を介
して旋回軸を潤滑すると共に、ピニオンギアがイ
ンナレース内周上の内歯歯車に噛合回転すること
により、両者の噛合面に満遍無く給脂し該部を確
実に潤滑することができるのでオイル又はグリス
バスを設ける必要が無く、また、旋回ギアケース
をグリスで潤滑する旋回体において、既設の旋回
軸と油圧モータを結合するカツプリング内に設け
られた給脂経路たる間〓に通路を介してピニオン
ギアの噛合面へ至る給脂路を連通するだけで、ピ
ニオンギアへの給脂を確実に行うことが出来、一
の給脂経路のみで足り該部への専用の給脂経路を
設ける必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は本考案の実施例を示すもの
で、第1図は従来と同様の上部旋回式掘削機の1
例たる油圧シヨベルを示し、第2図は、本考案の
実施例を示す断面図、第3図および第4図は本考
案によるピニオンギア(および内歯歯車)への給
脂状態を示すものである。第5図および第6図は
それぞれ従来の潤滑装置を示すものである。 2……上部旋回体、3……アウタレース、4…
…旋回ギアケース、5……ピニオンギア、6……
インナレース、7……内歯歯車、8……グリスバ
ス、10……下部走行体、11……油圧モータ、
13……給油孔、15……旋回軸、16……ベア
リング、17……回転滑動球、18……給脂孔、
19……中空部(グリス溜)、20……カツプリ
ング、21……連通孔、22……間〓、23……
通路、24……給脂路、29……回転軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下部走行体上の環状のインナレースに外嵌し
    て旋回滑動自在なアウタレースを固設した上部
    旋回体と、前記インナレース内周に刻設された
    内歯歯車と、該内歯歯車に噛合回転するピニオ
    ンギアを備える旋回軸と、前記上部旋回体上に
    固設され前記旋回軸を回転自在に軸承する旋回
    ギアケースまたは減速機とから成る旋回体にお
    いて、 前記旋回ギアケースの外壁に形成した給脂孔
    に連通する中空部に臨み、前記旋回軸を軸承す
    るベアリングを設け、且つ、前記中空部に前記
    旋回軸の軸頭面を連通すると共に、前記旋回軸
    内に、一端が前記軸頭面に開口し、他端が前記
    ピニオンギアの噛合面に開口する給脂経路を穿
    設形成したことを特徴とする旋回体の旋回軸潤
    滑装置。 (2) 旋回軸の中心線上に形成した通路をピニオン
    ギアの軸直角断面に形成した十字状の給脂路の
    交叉部に連通した実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の旋回体の旋回軸潤滑装置。 (3) ピニオンギアの歯元に前記給脂経路の他端を
    複数開口した実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の旋回体の旋回軸潤滑装置。
JP8296284U 1984-06-06 1984-06-06 旋回体の旋回軸潤滑装置 Granted JPS60195352U (ja)

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JPS60195352U JPS60195352U (ja) 1985-12-26
JPH052695Y2 true JPH052695Y2 (ja) 1993-01-22

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JPS5567262U (ja) * 1978-10-31 1980-05-09

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JPS60195352U (ja) 1985-12-26

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