JP2922817B2 - 旋回装置 - Google Patents

旋回装置

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JP2922817B2
JP2922817B2 JP6473995A JP6473995A JP2922817B2 JP 2922817 B2 JP2922817 B2 JP 2922817B2 JP 6473995 A JP6473995 A JP 6473995A JP 6473995 A JP6473995 A JP 6473995A JP 2922817 B2 JP2922817 B2 JP 2922817B2
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信夫 鵜沢
忍 山本
猛 栗原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば油圧ショベル,
油圧クレーン等の建設機械に設けられ、該建設機械の下
部走行体上で上部旋回体を旋回させるのに用いて好適な
旋回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル,油圧クレーン等の建設機
械は、通常、路面を走行するための下部走行体と作業装
置等が設けられた上部旋回体とから大略構成され、該上
部旋回体は下部走行体との間に設けられた旋回装置を作
動させることにより、下部走行体上で旋回動作を行うよ
うになっている。
【0003】そこで、図7および図8に、従来技術によ
る旋回装置を油圧ショベルに用いた場合を例に挙げて述
べる。
【0004】図中、1は下部走行体、2は該下部走行体
1上に旋回可能に搭載された上部旋回体を示し、該上部
旋回体2は、旋回フレーム3を有し、該旋回フレーム3
上には機械室4,運転室5,カウンタウエイト6等が設
けられている。7は旋回フレーム3に俯仰動可能に取付
けられた作業装置を示し、該作業装置により土砂の掘削
作業等を行うようになっている。
【0005】8は旋回フレーム3上に設けられた旋回装
置を示し、該旋回装置8には図8に示すように、外部か
ら圧油が供給されることにより出力軸9Aを回転駆動す
る回転源としての油圧モータ9が設けられ、該旋回装置
8は油圧モータ9の回転を下部走行体1に伝達し、旋回
フレーム3等を下部走行体1に対して旋回させるもので
ある。
【0006】10は旋回装置8の本体を構成するハウジ
ングを示し、該ハウジング10は、上端側に小径フラン
ジ部11Aが形成されると共に下端側に大径フランジ部
11Bが形成され、大径フランジ部11Bが旋回フレー
ム3に固着されたハウジング本体11と、ハウジング本
体11の小径フランジ部11A上に設けられ、内周側に
内歯車12Aが形成されたリングギヤ12と、リングギ
ヤ12の上側に設けられ、上端側に油圧モータ9が取付
けられたカバー13とから構成されている。ここで、ハ
ウジング本体11は、その内周上側に後述の上側軸受2
7が取付けられる取付段部11Cが形成され、内周下側
に下側軸受29が取付けられる取付段部11Dが形成さ
れ、さらに、該各取付段部11Cと11Dとの間には、
オイルシール30が取付けられる取付段部11Eが形成
されている。
【0007】14はカバー13の下側に位置してハウジ
ング10内に配設され、リングギヤ12と共に減速機構
を構成する減速歯車機構を示し、該減速歯車機構14
は、後述する1段目の遊星歯車機構15と2段目の遊星
歯車機構20とからなり、該各遊星歯車機構15,20
によって2段減速を行うようになっている。
【0008】15は1段目の遊星歯車機構で、該遊星歯
車機構15は、油圧モータ9の出力軸9Aにスプライン
結合された太陽歯車16と、該太陽歯車16とリングギ
ヤ12の内歯車12Aとに噛合し、太陽歯車16の周囲
を自転しつつ公転する複数の遊星歯車17,17,…
(1個のみ図示)と、該各遊星歯車17をピン18を介
して回転自在に支持し、該各遊星歯車17の公転を後述
する太陽歯車21に伝達するキャリア19とから構成さ
れている。
【0009】20は1段目の遊星歯車機構14の下側に
位置する2段目の遊星歯車機構で、該遊星歯車機構20
は、前記キャリア19の内歯車に噛合する太陽歯車21
と、該太陽歯車21とリングギヤ12の内歯車12Aと
に噛合し、太陽歯車21の周囲を自転しつつ公転する複
数の遊星歯車22,22,…(1個のみ図示)と、該各
遊星歯車22をピン23を介して回転自在に支持し、該
各遊星歯車22の公転を後述するピニオンシャフト25
に伝達するキャリア24とから構成されている。
【0010】25はハウジング本体11内に上側軸受2
7および下側軸受29を介して回転可能に支持された出
力軸としてのピニオンシャフトを示し、該ピニオンシャ
フト25は上側が小径部25Aとなり、下側が大径部2
5Bとなる段付円柱状に形成されている。また、ピニオ
ンシャフト25の上端側外周にはスプライン25Cが形
成され、該スプライン25Cは上述のキャリア24とス
プライン結合している。
【0011】26はピニオンシャフト25の下端側に設
けられたピニオンを示し、該ピニオン26はハウジング
本体11内から旋回フレーム3の下面側に突出し、後述
の旋回輪32を構成する内輪33の内歯33Aと噛合す
るようになっている。
【0012】27はハウジング本体11とピニオンシャ
フト25の小径部25Aとの間に設けられた上側軸受を
示し、該上側軸受27は、ハウジング本体11の取付段
部11Cに嵌合した外輪と、ピニオンシャフト25の小
径部25Aに嵌合した内輪と、該内輪と外輪との間に配
設された複数の円すいころとからなる円すいころ軸受が
用いられている。
【0013】28は遊星歯車機構20のキャリア24と
上側軸受27との間に位置してピニオンシャフト25の
小径部25Aに嵌合した環状の抜止めリングで、該抜止
めリング28は、ピニオンシャフト25の軸方向におけ
る上側軸受27の位置決めを行うものである。
【0014】29は上側軸受27の下側に位置してハウ
ジング本体11とピニオンシャフト25の大径部25B
との間に設けられた下側軸受を示し、該下側軸受29
は、ハウジング本体11の取付段部11Dに嵌合した外
輪と、ピニオンシャフト25の大径部25Bに嵌合した
内輪と、該内輪と外輪との間に配設された複数の円すい
ころとからなる円すいころ軸受が用いられている。
【0015】30はハウジング本体11内で上側軸受2
7と下側軸受29との間に形成された空間部31に設け
られたオイルシールで、該オイルシール30は、上述の
各遊星歯車機構15,20および上側軸受27を潤滑す
る潤滑油と、下側軸受29を潤滑する後述のグリースと
を隔絶するためのもので、その外周側が取付段部11E
に固着され、内周側がピニオンシャフト25の大径部2
5Bに適度な弾性をもって液密に摺接するようになって
いる。
【0016】32は旋回フレーム3の下面側に設けられ
た旋回輪で、該旋回輪32は、下部走行体1の中央部に
設けられた丸胴1A上に配設された内輪33と、旋回フ
レーム3の下面側に固着された外輪34と、該外輪34
と内輪33との間に配設され、外輪34と内輪33とを
円滑に相対回転(旋回)させる多数の鋼球35(1個の
み図示)とから構成され、内輪33の内歯33Aには上
述のピニオン26が噛合している。
【0017】従って、油圧モータ9のトルクは減速歯車
機構14を介してピニオンシャフト25,ピニオン26
に伝達され、該ピニオン26は内歯33Aと噛合した状
態で内輪33の内周に沿って自転しつつ公転する。そし
て、この公転力がハウジング10等を介して旋回フレー
ム3に伝達されることにより、旋回フレーム3が旋回輪
32を介して下部走行体1上で旋回動作を行う。
【0018】36はピニオン26と下側軸受29との間
に位置してピニオンシャフト25の大径部25Bに嵌合
した円筒状の仕切部材を示し、該仕切部材36の上端側
には拡径部36Aが形成され、該拡径部36Aの外周縁
部とハウジング本体11の下端側内周面との間には微小
な隙間が形成されるようになっている。そして、該仕切
部材36の拡径部36Aは、下側軸受29の上,下に位
置してハウジング本体11の空間部31内に形成された
上側グリース溜室37と下側グリース溜室38とに充填
されたグリースを保持する役目を果たしている。
【0019】39は旋回輪32の内周側に設けられたグ
リースバスを示し、該グリースバス39は丸胴1Aの内
周面に全周に亘って凹環状に配設されている。そして、
該グリースバス39内にはグリース等のゲル状の潤滑剤
が充填され、このグリースによりピニオン26と内輪3
3の内歯33Aとの噛合部が常時潤滑されるようになっ
ている。
【0020】従来技術による旋回装置8は上述の如き構
成を有するもので、油圧モータ9に外部から圧油が供給
されると出力軸9Aが回転し、この回転は1段目の遊星
歯車機構15の太陽歯車16から各遊星歯車17に伝え
られ、該各遊星歯車17はリングギヤ12の内周を自転
しつつ公転し、この公転はキャリア19を介して2段目
の遊星歯車機構20の太陽歯車21に伝達される。そし
て、太陽歯車21の回転により各遊星歯車22がリング
ギア12の内周を自転しつつ公転し、この公転がキャリ
ア24からスプライン25Cを介してピニオンシャフト
25に伝わる。このように、油圧モータ9の回転は遊星
歯車機構15,20からなる減速歯車機構14で2段減
速され、高トルクの回転となってピニオンシャフト25
に伝えられる。
【0021】そして、ピニオンシャフト25が回転する
ことにより、ピニオン26は旋回輪32の内周を自転し
つつ公転し、この公転がピニオンシャフト25からハウ
ジング本体11を介して旋回フレーム3に伝達され、上
部旋回体2は下部走行体1上で旋回動作を行う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
従来技術による旋回装置8では、オイルシール30によ
ってハウジング本体11内に封止された潤滑油により、
減速歯車機構14を構成する各歯車の噛合部と上側軸受
27とに対する潤滑が行われ、ピニオン26と内輪33
の内歯33Aとの噛合部に対する潤滑はグリースバス3
9内に充填されたグリースによって行われ、さらに、下
側軸受29に対する潤滑はハウジング本体11の空間部
31内において下側軸受29の上,下に形成された上側
グリース溜室37と下側グリース溜室38とに充填され
たグリースによって行われるようになっている。
【0023】しかし、旋回装置8の作動時において下側
軸受29がピニオンシャフト25と共に回転すると、上
側グリース溜室37内に充填されたグリースは下側軸受
29の各円すいころに沿って下側グリース溜室38内に
流入して徐々に減少し、かつ、下側グリース溜室38内
に充填されたグリースも仕切部材36の拡径部36Aと
ハウジング本体11の下端側内周面との間に形成された
微小な隙間から外部に漏洩してしまう。
【0024】然るに、旋回装置8に対するグリースの充
填や交換は、通常、油圧ショベルに対するオーバホール
時まで行われないから、上述の如く上側グリース溜室3
7,下側グリース溜室38に充填されたグリースが徐々
に減少し下側軸受29に対する適正な潤滑が行われなく
なると、ピニオンシャフト25の円滑な回転が阻害され
てしまい、旋回装置8の安定した作動を長期に亘って補
償できなくなるという問題が生じる。
【0025】本発明は上述の如き従来技術の問題に鑑み
なされたもので、軸受に対する潤滑を常時適正に行うこ
とにより回転軸を円滑に回転させ、安定した作動を長期
に亘って補償できる旋回装置を提供することを目的とす
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、下端側が上部旋回体に取付けられ、上
端側に回転源が設けられたハウジングと、該ハウジング
内に設けられ、前記回転源の回転を減速する減速機構
と、前記ハウジング内から下向きに突出し、該減速機構
よって減速された回転を出力する出力軸と、該出力軸の
下端側に設けられ、下部走行体に対して上部旋回体を旋
回可能に支持する旋回輪と噛合するピニオンと、前記ハ
ウジング内で前記出力軸を回転可能に軸支するため上,
下に離間して前記ハウジングと出力軸との間に設けられ
た上側,下側の軸受と、前記ハウジング内で前記減速機
構を潤滑する潤滑油と前記ピニオンと旋回輪との噛合部
を潤滑するグリースとを隔絶するため、前記上側軸受と
下側軸受との間の空間部に位置して設けられたオイルシ
ールとからなる旋回装置に適用される。
【0027】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記ハウジングの下端側には、前記ピニオンと
旋回輪との噛合部から押出されたグリースを前記下側軸
受とオイルシールとの間に画成されたグリース溜室に導
入するグリース導入通路を設けたことにある。
【0028】この場合、請求項2の発明のように、前記
グリース導入通路は、前記ピニオンと旋回輪との噛合部
近傍に位置して少なくとも1個設ければよい。
【0029】また、請求項3の発明のように、前記ハウ
ジングの下端側には、前記ピニオンと旋回輪との噛合部
から押出されたグリースを受承して前記グリース導入通
路に案内するグリース受部を設けるのが望ましい。
【0030】さらに、請求項4の発明のように、前記グ
リース受部は前記ハウジングの下端側を前記旋回輪側に
延在させることにより、前記ハウジングに一体形成する
ことができる。
【0031】さらにまた、請求項5の発明のように、前
記グリース受部の内周側には、前記グリース導入通路に
導入されるべきグリースを保持するグリース保持板を設
けるのが望ましい。
【0032】
【作用】請求項1の構成によれば、回転源の回転が減速
機構を介して出力軸に伝達され、出力軸の下端側に設け
たピニオンが旋回輪に噛合して旋回輪を回転させること
により、下部旋回体に対して上部旋回体が旋回動作を行
う。このとき、ピニオンと旋回輪との噛合部を潤滑する
グリースは、ピニオンと旋回輪との噛合によって押出さ
れ、ハウジングの下端側に設けられたグリース導入通路
を介して、ハウジング内において下側軸受とオイルシー
ルとの間に画成されたグリース溜室内に導入されるか
ら、該グリース溜室内に導入されたグリースによって下
側軸受に対する潤滑を常時適正に行うことができる。
【0033】そして、請求項2の構成によれば、ピニオ
ンと旋回輪との噛合によって押出されたグリースは、当
該ピニオンと旋回輪との噛合部近傍に位置して少なくと
も1個設けられたグリース導入通路を介してグリース溜
室内に導入され、下側軸受に対する潤滑を行う。
【0034】また、請求項3の構成によれば、ピニオン
と旋回輪との噛合によって押出されたグリースは、ハウ
ジングの下端側に設けられたグリース受部によってグリ
ース導入通路に案内され、確実にグリース導入通路を介
してグリース溜室内に導入される。
【0035】さらに、請求項4の構成によれば、ピニオ
ンと旋回輪との噛合によって押出されたグリースは、ハ
ウジングの下端側に一体形成されたグリース受部によっ
てグリース導入通路に案内される。
【0036】さらにまた、請求項5の構成によれば、ピ
ニオンと旋回輪との噛合によって押出されたグリース
は、その多くがグリース受部の内周側に設けられたグリ
ース保持板により保持された後、グリース受部によって
グリース導入通路に案内され、該グリース導入通路を介
してグリース溜室内に導入されるから、グリースによる
下側軸受に対する潤滑を効率良く行うことができる。
【0037】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図6に基
づいて説明する。なお、本実施例では上述した従来技術
と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省
略する。
【0038】まず、図1ないし図3は本発明の第1の実
施例を示している。
【0039】図中、41は従来技術によるハウジング1
0を構成するハウジング本体11に代えて、本実施例に
適用されるハウジング本体を示し、該ハウジング本体4
1は従来技術で述べたハウジング本体11とほぼ同様
に、上,下両端側にそれぞれ形成された小径フランジ部
41A,大径フランジ部41Bと、上側軸受27の外輪
が嵌合する取付段部41Cと、下側軸受29の外輪が嵌
合する取付段部41Dと、オイルシール30の外周側が
固着された取付段部41Eとから大略構成されているも
のの、該ハウジング本体41の下端側に後述のグリース
導入通路42,グリース受部43等が形成されている点
で従来技術とは異なっている。
【0040】42はハウジング本体41の下端側に形成
されたグリース導入通路で、該グリース導入通路42
は、旋回輪32を構成する内輪33の内歯33Aとピニ
オン26との噛合部の略真上に配設されている。そし
て、グリース導入通路42の下端側は内輪33の内歯3
3Aとピニオン26との噛合部近傍に開口し、上端側は
下側軸受29とオイルシール30との間に画成された上
側グリース溜室37に開口している。従って、内輪33
の内歯33Aとピニオン26との噛合部近傍と上側グリ
ース溜室37とは、グリース導入通路42を介して常時
連通し、グリースバス39内に保持されたグリースは、
内輪33の内歯33Aとピニオン26との噛合によって
ピニオン26の上方に押出され、グリース導入通路42
を介して上側グリース溜室37内に導入されるようにな
っている。
【0041】43はハウジング本体41の下端側に一体
形成されたグリース受部を示し、該グリース受部43は
図2および図3に示すように、ハウジング本体41の下
端側におけるグリース導入通路42が形成された部位
が、旋回輪32側(下方)に円弧状に突出するように形
成され、内輪33の内歯33Aとピニオン26との噛合
部を外周側から囲むようになっている。ここで、該グリ
ース受部43は、内輪33の内歯33Aとピニオン26
との噛合部を囲むことにより、内輪33の内歯33Aと
ピニオン26との噛合によって押出されたグリースをグ
リース導入通路42に案内する役目を果たしている。そ
して、グリース受部43の内側には、該グリース受部4
3の内周面と、内輪33,ピニオン26の上端面と、下
側軸受29とで囲まれるグリース溜空間44が形成され
ている。
【0042】本実施例による旋回装置は上述の如き構成
を有するもので、その基本的動作については従来技術に
よるものと格別差異はない。
【0043】然るに本実施例によれば、下側軸受29が
嵌合したハウジング本体41の下端側に、旋回輪32を
構成する内輪33の内歯33Aとピニオン26との噛合
部近傍と、下側軸受29の上方に位置してハウジング本
体41内に形成された上側グリース溜室37とを連通さ
せるグリース導入通路42を設ける構成としたから、以
下の如き作用効果を得ることができる。
【0044】即ち、旋回装置の作動時においてピニオン
シャフト25が回転すると、ピニオン26と内輪33の
内歯33Aとが噛合することにより、グリースバス39
内のグリースがピニオン26の上方に押出され、図2中
に矢印Fで示すようにグリース導入通路42を介して上
側グリース溜室37内に導入される。そして、上側グリ
ース溜室37内に導入されたグリースは、ピニオンシャ
フト25の周囲を自転しつつ公転する下側軸受29の各
円すいころに沿って下方に流れ、グリース溜空間44に
還流する。このように、旋回装置の作動時において、グ
リース溜空間44,グリース導入通路42,上側グリー
ス溜室37等からなる循環経路をグリースが循環するこ
とにより、下側軸受29に対する潤滑を常時適正に行う
ことができる。
【0045】また、ハウジング本体41の下端側にグリ
ース受部43を設けることにより、ピニオン26と内輪
33の内歯33Aとの噛合によりピニオン26の上方に
押出されたグリースは、該グリース受部43によって確
実にグリース導入通路42に案内されるから、グリース
導入通路42を介して上側グリース溜室37内に導入さ
れるグリースの量が増大し、下側軸受29に対する潤滑
を効率良く行うことができる。
【0046】さらに、グリース受部43の内側に形成さ
れたグリース溜空間44には、内輪33の内歯33Aと
ピニオン26との噛合により押出され、下側軸受29の
下端面等に衝突して飛散しようとするグリースの一部が
保持されるから、このグリース溜空間44に保持された
グリースによる下側軸受29に対する潤滑作用と、上述
の上側グリース溜室37に導入されたグリースによる下
側軸受29に対する潤滑作用との相乗効果により、下側
軸受29に対する潤滑を一層効率良く行うことができ
る。
【0047】さらにまた、本実施例によれば、従来技術
の旋回装置8に用いられた仕切部材36を不要とするこ
とにより、ピニオンシャフト25の大径部25Bの軸方
向寸法が短縮化し、下側軸受29がピニオン26の近傍
にてピニオンシャフト25を支持する構成となってい
る。これにより、旋回装置の小型軽量化を図ることがで
きる上に、ピニオン26と内輪33の内歯33Aとの噛
合によりピニオンシャフト25に対して内輪33から離
隔させる方向に作用する力(噛合い反力)を減少させる
ことができ、下側軸受29の寿命を延長できるという優
れた作用効果をも得ることができる。
【0048】次に、図4ないし図6は本発明による第2
の実施例を示している。なお、本実施例では上述した第
1の実施例と同一の構成要素には同一の符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0049】図中、51は本実施例によるハウジング本
体を示し、該ハウジング本体51は第1の実施例のハウ
ジング本体41と略同様に、小径フランジ部51A,大
径フランジ部51B,取付段部51C,51D,51E
等から大略構成されているものの、ハウジング本体51
の下端側には、その全周に亘って後述するグリース受部
52等が形成されている。
【0050】52はハウジング本体51の下端側に形成
されたグリース受部を示し、該グリース受部52は、下
側軸受29の外輪が嵌合するハウジング本体51の内周
壁が全周に亘ってピニオン26側(下方)に突出し、そ
の突出端が旋回輪32を構成する内輪33の内歯33A
とピニオン26との噛合部近傍まで延在するように形成
されている。
【0051】53はピニオンシャフト25に嵌合し、下
側軸受29の内輪とピニオン26との間に介在した略円
筒状のスペーサで、該スペーサ53はハウジング本体5
1の下端側内周に、後述のグリース保持板54を配設す
るためのスペースを確保するものである。
【0052】54はグリース受部52の内周側に配設さ
れ、内輪33の内歯33Aとピニオン26との噛合部か
ら押出されるグリースを保持するための環状のグリース
保持板で、該グリース保持板54は、ハウジング本体5
1の下端側内周に全周に亘って形成された環状係合溝5
1Fに外周側が係合した円板状の仕切板部54Aと、該
仕切板部54Aの内周側から縮径しつつピニオン26側
に延在し、ピニオン26のピッチ円周上に開口したグリ
ース流通部54Bとを有し、穴用止め輪55を介して環
状係合溝51Fに取付けられている。そして、該グリー
ス流通部54Bの開口端とピニオンシャフト25に嵌合
したスペーサ53との間には、隙間54Cが確保されて
いる。
【0053】56はグリース受部52の内周側に形成さ
れたグリース溜空間を示し、該グリース溜空間56は、
グリース受部52の内周面と、下側軸受29の下端面
と、スペーサ53と、グリース保持板54等とで囲まれ
た環状の空間として形成されている。そして、内輪33
の内歯33Aとピニオン26との噛合部から押出された
グリースは、隙間54Cを介してグリース溜空間56内
に導入され、グリース保持板54によって該グリース溜
空間56内に保持される。
【0054】57,57…はハウジング本体51の下端
側に設けられた複数のグリース導入通路で、該各グリー
ス導入通路57は図6中に示すように、下側軸受29の
外輪が嵌合したハウジング本体51の下端側内周に等間
隔をもって設けられ、その一部が内輪33の内歯33A
とピニオン26との噛合部近傍に、その他が内輪33の
内歯33Aとピニオン26との噛合部から離間した部位
(非噛合部)に配設されている。そして、各グリース導
入通路57の下端側はグリース溜空間56に開口し、上
端側は下側軸受29とオイルシール30との間に画成さ
れた上側グリース溜室37に開口している。
【0055】本実施例による旋回装置は上述の如き構成
を有するもので、その基本的動作については第1の実施
例によるものと格別差異はない。
【0056】然るに本実施例によれば、ハウジング本体
51の下端側に、その全周に亘ってグリース受部52を
設けると共に、該グリース受部52の内周側にグリース
保持板54を設け、かつ、ハウジング本体51の下端側
内周に、上側グリース溜室37とグリース溜空間56と
を連通させる複数のグリース導入通路57を設ける構成
としたから、以下の如き作用効果を得ることができる。
【0057】即ち、旋回装置の作動時においてピニオン
シャフト25が回転すると、ピニオン26と内輪33の
内歯33Aとの噛合によって押出されたグリースは、隙
間54Cからグリース溜空間56内に導入され、グリー
ス保持板54によって該グリース溜空間56内に保持さ
れる。このとき、グリース受部52およびグリース保持
板54は、ハウジング本体51の下端側に全周に亘って
設けられているから、ピニオン26と内輪33の内歯3
3Aとの噛合により押出されたグリースの大部分をグリ
ース溜空間56内に保持することができる。
【0058】このようにして、ピニオンシャフト25の
回転に伴うピニオン26と内輪33の内歯33Aとの噛
合によって順次グリース溜空間56内に導入されたグリ
ースは、図5中に矢印Gで示すように、ピニオン26と
内輪33の内歯33Aとの噛合部近傍に設けられたグリ
ース導入通路57を介して上側グリース溜室37内に導
入される。そして、上側グリース溜室37内に導入され
たグリースは、ピニオンシャフト25の周囲を自転しつ
つ公転する下側軸受29の各円すいころに沿って下方に
流れ、下側軸受29に対する潤滑を行いつつグリース溜
空間56内に還流する。
【0059】このとき、上側グリース溜室37から下側
軸受29を介してグリース溜空間56内に還流したグリ
ースの多くは、図5中に矢印Hで示すようにグリース保
持板54とスペーサ53との間の隙間54Cを介してグ
リースバス39内に排出されるが、グリース溜空間56
内に還流したグリースの一部は、図5中に矢印Iで示す
ように、ピニオン26と内輪33の内歯33Aとの噛合
部から離間した部位に設けられたグリース導入通路57
を介して上側グリース溜室37内に導入され、再び下側
軸受29に対する潤滑に供される。このように、グリー
ス溜空間56,各グリース導入通路57,上側グリース
溜室37等からなるグリースの循環経路が形成され、当
該循環経路を流れるグリースによって下側軸受29に対
する潤滑を効率良く行うことができる。
【0060】上述の如く本実施例によれば、ハウジング
本体51の下端側全周に形成したグリース受部52と、
該グリース受部52の内周側に設けたグリース保持板5
4等とからグリース溜空間56を形成することにより、
該グリース溜空間56内にピニオン26と内輪33の内
歯33Aとの噛合によって押出されたグリースの大部分
を保持することができる。そして、グリース溜空間56
内に保持されたグリースは、各グリース導入通路57を
介して大量に上側グリース溜室37に導入されるから、
上側グリース溜室37内に導入されたグリースによる下
側軸受29に対する潤滑を一層効率良く行うことができ
る。
【0061】さらに、ピニオン26と内輪33の内歯3
3Aとの噛合部から離間した部位にもグリース導入通路
57を設けることにより、上側グリース溜室37からグ
リース溜空間56内に還流したグリースの一部を、該グ
リース導入通路57を介して上側グリース溜室37内に
導入させ、再び下側軸受に対する潤滑に供することがで
きるから、下側軸受29に対する潤滑をさらに効率良く
行うことができる。
【0062】なお、第1の実施例ではハウジング本体4
1の下端側にグリース受部43を一体形成した場合を例
に挙げ、第2の実施例ではハウジング本体51の下端側
にグリース受部52を一体形成した場合を例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限ることはなく、ハウジング
本体の下端側に別体のグリース受部を固定するようにし
てもよい。
【0063】また、前記各実施例では、2段減速の減速
歯車機構14を有する旋回装置を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、1段減速または3段以上の
多段減速の減速歯車機構を有する旋回装置に用いてもよ
い。
【0064】さらに、前記各実施例では、旋回装置を油
圧ショベルに用いた場合を例に挙げて説明したが、本発
明はこれに限らず、油圧クレーンその他の建設機械の旋
回装置としても用いることができる。
【0065】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、ハウジングの下端側にグリース導入通路を設け、ハ
ウジング内においてオイルシールと下側軸受との間に画
成されたグリース溜室と、ピニオンと旋回輪との噛合部
とを、該グリース導入通路を介して連通させるように構
成したから、ピニオンと旋回輪との噛合部から押出され
たグリースを、グリース導入通路を介して常時グリース
溜室内に導入することができる。従って、グリース溜室
内に導入されたグリースによって下側軸受に対する潤滑
が常時適正に行われるから、出力軸を常時円滑に回転さ
せることができ、安定した作動を長期に亘って補償する
ことができる。
【0066】そして、請求項2の発明によれば、グリー
ス導入通路をピニオンと旋回輪との噛合部近傍に設ける
ことにより、ピニオンと旋回輪との噛合部から押出され
たグリースを、確実にグリース導入通路を介してグリー
ス溜室に導入することができる。
【0067】また、請求項3の発明によれば、ピニオン
と旋回輪との噛合部から押出されるグリースを受承し、
当該グリースをグリース導入通路に案内するグリース受
部をハウジングの下端側に設けることにより、グリース
導入通路を介してグリース溜室内に導入されるグリース
の量が増大するから、グリース溜室内に導入されたグリ
ースによる下側軸受に対する潤滑を効率よく行うことが
できる。
【0068】さらに、請求項4の発明によれば、グリー
ス受部をハウジング本体の下端側に一体形成することに
より、ピニオンと旋回輪との噛合部に対するグリース受
部の位置決めを確実に行うことができる。
【0069】さらにまた、請求項5の発明によれば、グ
リース受部の内周側に、グリース導入通路に導入される
べきグリースを保持するグリース保持板を設けることに
より、ピニオンと旋回輪との噛合部から押出されるグリ
ースの大部分をグリース保持板によって保持し、確実に
グリース導入通路を介してグリース溜室内に導入するこ
とができるから、グリース溜室内に導入されるグリース
の量が増大し、当該グリースによる下側軸受に対する潤
滑を一層効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による旋回装置を示す縦
断面図である。
【図2】図1中の下側軸受,グリース受部,グリース導
入通路等を拡大して示す一部破断の縦断面図である。
【図3】図2中の矢示III −III 方向からみた断面図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施例による旋回装置を示す縦
断面図である。
【図5】図4中の下側軸受,グリース受部,グリース導
入通路等を拡大して示す図2と同様位置の縦断面図であ
る。
【図6】図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図であ
る。
【図7】従来技術による油圧ショベルを示す外観図であ
る。
【図8】従来技術による旋回装置を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
9 油圧モータ(回転源) 10 ハウジング 14 減速歯車機構(減速機構) 25 ピニオンシャフト(出力軸) 26 ピニオン 27 上側軸受 29 下側軸受 30 オイルシール 31 空間部 32 旋回輪 37 上側グリース溜室(グリース溜室) 41,51 ハウジング本体 42,57 グリース導入通路 43,52 グリース受部 54 グリース保持板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井川 裕二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 エンジニアリング株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/12 E02F 9/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端側が上部旋回体に取付けられ、上端
    側に回転源が設けられたハウジングと、該ハウジング内
    に設けられ、前記回転源の回転を減速する減速機構と、
    前記ハウジング内から下向きに突出し、該減速機構によ
    って減速された回転を出力する出力軸と、該出力軸の下
    端側に設けられ、下部走行体に対して上部旋回体を旋回
    可能に支持する旋回輪と噛合するピニオンと、前記ハウ
    ジング内で前記出力軸を回転可能に軸支するため上,下
    に離間して前記ハウジングと出力軸との間に設けられた
    上側,下側の軸受と、前記ハウジング内で前記減速機構
    を潤滑する潤滑油と前記ピニオンと旋回輪との噛合部を
    潤滑するグリースとを隔絶するため、前記上側軸受と下
    側軸受との間の空間部に位置して設けられたオイルシー
    ルとからなる旋回装置において、 前記ハウジングの下端側には、前記ピニオンと旋回輪と
    の噛合部から押出されたグリースを前記下側軸受とオイ
    ルシールとの間に画成されたグリース溜室に導入するグ
    リース導入通路を設けたことを特徴とする旋回装置。
  2. 【請求項2】 前記グリース導入通路は、前記ピニオン
    と旋回輪との噛合部近傍に位置して少なくとも1個設け
    てなる請求項1に記載の旋回装置。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングの下端側には、前記ピニ
    オンと旋回輪との噛合部から押出されたグリースを受承
    して前記グリース導入通路に案内するグリース受部を設
    けてなる請求項1または2に記載の旋回装置。
  4. 【請求項4】 前記グリース受部は前記ハウジングの下
    端側を前記旋回輪側に延在させることにより、前記ハウ
    ジングに一体形成してなる請求項3に記載の旋回装置。
  5. 【請求項5】 前記グリース受部の内周側には、前記グ
    リース導入通路に導入されるべきグリースを保持するグ
    リース保持板を設けてなる請求項3または4に記載の旋
    回装置。
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