JPH0532685Y2 - - Google Patents

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JPH0532685Y2
JPH0532685Y2 JP1986044567U JP4456786U JPH0532685Y2 JP H0532685 Y2 JPH0532685 Y2 JP H0532685Y2 JP 1986044567 U JP1986044567 U JP 1986044567U JP 4456786 U JP4456786 U JP 4456786U JP H0532685 Y2 JPH0532685 Y2 JP H0532685Y2
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turntable
lubricating oil
pinion
rotating body
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内歯車装置の潤滑油供給機構に関
し、特に油圧パワーシヨベルやトラツククレーン
等における全旋回式のターンテーブル駆動用内歯
車装置に潤滑油を供給するための機構に関する。
〔従来の技術〕
一般に、油圧パワーシヨベルやトラツククレー
ン等に用いられる全旋回式のターンテーブル駆動
用内歯車装置としては、第3図に示すようなもの
があり、円板状のターンテーブル13の下面周縁
部に旋回軸受9が配設されるとともに、円板状の
台座14の上面周縁部に内歯車11が配設され
て、ターンテーブル13は、旋回軸受9の内周と
内歯車11の外周との間に介装されるボールベア
リング12により台座14上において旋回可能に
支持されている。
また、ターンテーブル13と台座14との間に
は、ピニオン10が、ターンテーブル13に軸1
5を介し回転可能に取り付けられるとともに、内
歯車11と噛み合うように設けられている。
そして、このピニオン10は、軸15を介し
て、ターンテーブル13上にそなえられた図示し
ない駆動機構により回転駆動され、ターンテーブ
ル13および同ターンテーブル13上に設けられ
た図示しない旋回体が台座14に対して相対的に
回動できるようになつている。
上述のような全旋回式のターンテーブル駆動用
内歯車装置の潤滑油供給機構としては、従来、第
4図あるいは第5図に示すようなものがある。
第4図に示す第1の従来例では、ターンテーブ
ル13に穴17aを穿設し、同穴17aを開閉す
るための点検用フタ17が設けられている。
そして、内歯車11にグリース等の潤滑油を供
給する場合には、定期的に点検用フタ17を開放
してあるいはハケを用いて内歯車11の歯面に塗
着するのである。
なお、図中の符号16はグリース受けを示して
いる。
また、第5図に示す第2の従来例では、ターン
テーブル13上において内歯車11の歯の上方部
分にグリースニツプル18が設けられている。
したがつて、このグリースニツプル18にグリ
ース等の潤滑油を流し、内歯車11の端面付近に
潤滑油を滴下することにより、潤滑油供給作業が
行なわれるのである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述の第1の従来例としてのタ
ーンテーブル駆動用内歯車装置の潤滑油供給機構
では、内歯車11にグリース等の潤滑油を供給す
る場合、その都度点検用フタ17を開放して潤滑
油供給作業を行なうため、同作業に手間がかかる
ほか、この作業を行なう間に、ターンテーブル1
3と台座14との間に異物が侵入し、内歯車装置
が破損する恐れがある。
また、上述の第2の従来例としてのターンテー
ブル駆動用内歯車装置の潤滑油供給機構では、内
歯車11の歯面に直接潤滑油を塗布できず、内歯
車11の端面付近に滴下された潤滑油は、内歯車
11とピニオン10との噛み合いによつて、同潤
滑油が滴下された位置から内歯車11の歯面全体
に拡散・塗布されるので、歯面の潤滑にはムラが
生じるという問題点がある。
本考案は、これらの問題点の解決をはかろうと
するもので、ターンテーブルで蔽われた内歯車装
置の歯車の歯面に潤滑油をムラなく容易かつ確実
に供給できるようにした、ターンテーブル駆動用
内歯車装置の潤滑油供給機構を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案のテーンテーブル駆動用内歯
車装置の潤滑油供給機構は、台座の上面周縁部に
配設された内歯車と、同内歯車に噛み合うピニオ
ンと、同ピニオンの軸を回動可能に支持して上記
内歯車の外周に沿い旋回しうるターンテーブル
と、上記ピニオンの駆動機構とをそなえ、上記ピ
ニオンまたは内歯車に噛み合う歯形部をそなえた
潤滑油供給専用の回転体が上記ターンテーブルに
取付軸を介し支持されて、同取付軸の上記ターン
テーブル上側における上端面にグリースニツプル
が設けられるとともに、同グリースニツプルから
上記取付軸内を通り上記回転体の歯面に開口する
油穴が設けられたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案のターンテーブル駆動用内歯車装
置の潤滑油供給機構では、回転体の取付軸に形成
された給油孔に潤滑油が供給され、同潤滑油は油
通路を経由して上記回転体の歯面に流出する。
そして、内歯車装置の作動時に、上記回転体の
歯面に流出した潤滑油が、上記内歯車装置の互い
に噛み合う歯面をムラ無く潤滑する。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の実施例について説明
すると、第1図は本考案の第1実施例としてのタ
ーンテーブル駆動用内歯車装置の潤滑油供給機構
の横断面図であり、第2図は本考案の第2実施例
としてのターンテーブル駆動用内歯車装置の潤滑
油供給機構の横断面図であり、これらの図中にお
いて既述の符号は従来のものとほぼ同様の部分を
示す。
第1図に示すように、本考案の第1実施例とし
てのターンテーブル駆動用内歯車装置の潤滑油供
給機構も、円板状のターンテーブル13の下面周
縁部に旋回軸受9が配設されるとともに、円板状
の台座14の上面周縁部に内歯車11が配設され
て、ターンテーブル13は、旋回軸受9の内周と
内歯車11の外周との間に介装されるボールベア
リング12により台座14上において旋回可能に
支持されている。
また、ターンテーブル13と台座14との間に
は、ピニオン10が、ターンテーブル13に軸1
5を介し回転可能に取り付けられるとともに、内
歯車11と噛み合うように設けられている。
そして、このピニオン10は、軸15を介し
て、ターンテーブル13上にそなえられた図示し
ない駆動機構により回転駆動され、ターンテーブ
ル13および同ターンテーブル13上に設けられ
た図示しない旋回体が台座14に対して相対的に
回動できるようになつている。
さらに、ピニオン10と噛み合う歯形部をそな
えた潤滑油供給専用の回転体1が、取付軸として
のシヤフト2を介しターンテーブル13の下面に
回転可能に装着されている。
また、シヤフト2の上端部は、ターンテーブル
13を貫通し同ターンテーブル13上にナツト4
により固定されるとともに、シヤフト2とターン
テーブル13との間にはOリング3が介装されて
いる。
そして、シヤフト2には、その中心軸に沿つて
給油孔としての油穴6が形成され、シヤフト2の
頂部には、油穴6に連通するようにグリースニツ
プル5がそなえられている。
さらに、油穴6は、シヤフト2の外周と回転体
1の内周との間に設けられた油溜7と連通するよ
うに、シヤフト2の半径方向に沿つて形成される
給油孔としての油穴6aに接続されている。
一方、回転体1には、油溜7から回転体1の歯
面へ連通する油通路としての油穴8が放射状に形
成されている。
回転体1は回転力を伝達するためのものではな
く、ただ内歯車装置のピニオン10と噛み合つて
遊転するだけであり、歯車としての精度や強度は
要求されない。したがつて、本実施例の回転体1
の材料としては、鋳鉄、アルミニユウム等の鋳物
あるいは合成樹脂等が用いられる。
本考案の第1実施例としてのターンテーブル駆
動用内歯車装置の潤滑油供給機構は上述のように
構成されており、同機構が適用される内歯車装置
も従来と同様に駆動される。つまり、図示しない
駆動機構により軸15を介してピニオン10に回
転駆動力が伝達されると、ピニオン10の回動と
ともに、ピニオン10は内歯車11の歯面と係合
しながら転動し、その結果、ターンテーブル13
および同ターンテーブル13上に設けられた図示
しない旋回体が台座14に対して相対的に回動す
る。
また、ピニオン10の回動に伴い、ピニオン1
0と噛み合う回転体1もシヤフト2の周りを遊転
する。
そして、その際にグリースニツプル5からグリ
ース等の潤滑油を注入すると、この潤滑油は、油
穴6を経由して油溜7に供給され、さらに回転体
1の回転に伴う遠心力の作用により、油穴8を経
由して回転体1の歯面に流出する。
このようにして回転体1の歯面に流出した潤滑
油は、前述した内歯車装置の駆動とともにピニオ
ン10の歯面および内歯車11の歯面に付着し
て、内歯車装置の各歯車が潤滑される。
このように、本考案の第1実施例としてのにタ
ーンテーブル駆動用内歯車装置の潤滑油供給機構
よれば、ターンテーブル13の上面に設けられた
グリースニツプル5を通じ簡便に潤滑油を注入し
ながら、しかも内歯車装置のピニオン10の歯面
および内歯車11の歯面にムラなく円滑にかつ確
実に潤滑油を供給しうるのである。
第2図に示すように、本考案の第2実施例とし
ての歯車装置用潤滑油供給機構も第1実施例とほ
ぼ同様の構成を有するが、この第2実施例では、
回転体1が内歯車装置の内歯車11と噛み合うよ
うに設けられて構成される。
上述の構成により、本考案の第2実施例として
のターンテーブル駆動用内歯車装置の潤滑油供給
機構によつても、第1実施例と同様の作用効果が
得られるのである。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のターンテーブル
駆動用内歯車装置の潤滑油供給機構によれば、次
のような効果ないし利点が得られる。
(1) ターンテーブルの上面に設けられたグリース
ニツプルを通じ簡便に潤滑油を供給しながら、
しかも潤滑油供給専用の回転体の取付軸内を通
り同歯車の歯面に開口する油穴を経由して、タ
ーンテーブル駆動用内歯車装置のピニオンおよ
び内歯車の歯面にムラ無く潤滑油を供給するこ
とができる。
(2) 潤滑油供給専用の回転体は単に遊転するだけ
なので、同回転体に形成される歯形部は、歯車
としての精度や強度を要求されない利点があ
る。
(3) 従来困難とされていたターンテーブル駆動用
内歯車装置へのムラの無い潤滑油供給が、簡素
な構造によつて実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例としてのターンテ
ーブル駆動用内歯車装置の潤滑油供給機構の横断
面図であり、第2図は本考案の第2実施例として
のターンテーブル駆動用内歯車装置の潤滑油供給
機構の横断面図であり、第3図は一般的な全旋回
式の内歯車装置を示す横断面図であり、第4図は
第1の従来例としてのターンテーブル駆動用内歯
車装置の潤滑油供給機構を示す横断面図であり、
第5図は第2の従来例としてのターンテーブル駆
動用内歯車装置の潤滑油供給機構を示す横断面図
である。 1……回転体、2……取付軸としてのシヤフ
ト、3……Oリング、4……ナツト、5……グリ
ースニツプル、6,6a……給油孔としての油
穴、7……油溜、8……油通路としての油穴、9
……旋回軸受、10……ピニオン、11……内歯
車、12……ボールベアリング、13……ターン
テーブル、14……台座、15……軸、16……
グリース受け。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台座の上面周縁部に配設された内歯車と、同内
    歯車に噛み合うピニオンと、同ピニオンの軸を回
    転可能に支持して上記内歯車の外周に沿い旋回し
    うるターンテーブルと、上記ピニオンの駆動機構
    とをそなえ、上記ピニオンまたは内歯車に噛み合
    う歯形部をそなえた潤滑油供給専用の回転体が上
    記ターンテーブルに取付軸を介し支持されて、同
    取付軸の上記ターンテーブル上側における上端面
    にグリースニツプルが設けられるとともに、同グ
    リースニツプルから上記取付軸内を通り上記回転
    体の歯面に開口する油穴が設けられたことを特徴
    とする、ターンテーブル駆動用内歯車装置の潤滑
    油供給機構。
JP1986044567U 1986-03-26 1986-03-26 Expired - Lifetime JPH0532685Y2 (ja)

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JP1986044567U JPH0532685Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JP1986044567U JPH0532685Y2 (ja) 1986-03-26 1986-03-26

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JPS62156661U JPS62156661U (ja) 1987-10-05
JPH0532685Y2 true JPH0532685Y2 (ja) 1993-08-20

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202006011330U1 (de) * 2006-05-16 2006-09-28 Lincoln Gmbh & Co. Kg Schmiereinrichtung mit Schmierritzel

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS594854B2 (ja) * 1977-12-06 1984-02-01 三菱電機株式会社 絶縁膜の膜質評価法

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JPS594854U (ja) * 1982-07-02 1984-01-12 三菱重工業株式会社 遊星歯車装置

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JPS594854B2 (ja) * 1977-12-06 1984-02-01 三菱電機株式会社 絶縁膜の膜質評価法

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JPS62156661U (ja) 1987-10-05

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