JPH04366234A - 建設機械用旋回装置 - Google Patents

建設機械用旋回装置

Info

Publication number
JPH04366234A
JPH04366234A JP16933691A JP16933691A JPH04366234A JP H04366234 A JPH04366234 A JP H04366234A JP 16933691 A JP16933691 A JP 16933691A JP 16933691 A JP16933691 A JP 16933691A JP H04366234 A JPH04366234 A JP H04366234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grease
pinion
gear
casing
spacer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16933691A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Yamamoto
忍 山本
Nobuo Uzawa
信夫 鵜沢
Akihiro Tanaka
章弘 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP16933691A priority Critical patent/JPH04366234A/ja
Publication of JPH04366234A publication Critical patent/JPH04366234A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Gear Transmission (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械の下部走行体
上で上部旋回体を旋回させるのに用いて好適な建設機械
用旋回装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2ないし図4に従来技術の旋回装置が
設けられた建設機械として油圧ショベルを例に挙げて示
す。
【0003】図において、1は下部走行体、2は後述す
る旋回モータ装置10を含んで構成される旋回装置で、
該旋回装置2は下部走行体1上で上部旋回体3を旋回可
能に支承し、該上部旋回体3には運転室4等が配設され
ている。また、該上部旋回体3の前部には、先端にバケ
ット5Aを有する作業装置5が設けられている。
【0004】そして、前記旋回装置2は図3および図4
に示すように構成されている。図において、6は内周に
内歯歯車6Aが形成された内輪で、該内輪6は前記下部
走行体1を構成するトラックフレームの一部をなす丸胴
1Aにボルト1Bで固着されている。
【0005】7は鋼球8を介して前記内輪6に回動自在
に嵌着された外輪で、該外輪7は前記上部旋回体3を構
成する旋回フレーム3Aにボルト3Bで固着されており
、該外輪7は前記内輪6、鋼球8と共に旋回輪9を構成
している。
【0006】10は前記上部旋回体3を下部走行体1に
対して旋回駆動させる旋回駆動機構としての旋回モータ
装置で、該旋回モータ装置10は、旋回モータ部11と
、該旋回モータ部11が一体的に固着されると共に、ボ
ルト12によって旋回フレーム3Aに固着されるケーシ
ング本体13Aおよび該ケーシング本体13Aの下端に
取り付けられる環状のカバー13Bからなり、内部に減
速装置(図示せず)を内蔵した減速装置用ケーシング1
3と、該ケーシング13から下方に延設された出力軸1
4と、該出力軸14の先端に設けられ、前記内輪6の内
歯歯車6Aと噛合する外歯車15Aを有するピニオン1
5と、前記ケーシング13との間で出力軸14を軸支す
べく、アウタレース16Aがケーシング本体13A側に
嵌着され、インナレース16Bが出力軸14に嵌着され
たベアリング16とから大略構成されている。なお、実
施例では減速装置用ケーシング13のケーシング本体1
3Aは上,下の2部材から構成されているが、単一のケ
ーシング本体としてもよい。
【0007】ここで、前記ケーシング13内には、前記
減速装置が設けられ、該減速装置によって旋回モータ部
11の回転が減速されて出力軸14から出力されるよう
になっている。そして、前記ベアリング16のアウタレ
ース16Aはケーシング本体13Aとカバー13Bとの
内周側に固定支持され、該カバー13Bはボルト17に
よってケーシング本体13Aに締着されている。また、
ピニオン15の外歯車15Aは図3に示す如く、その歯
底径がD1となり、歯先径がD2(D2>D1)となっ
ている。
【0008】18は前記ベアリング16のインナレース
16Bとピニオン15との間に挿嵌して設けられたスペ
−サを示し、該スペ−サ18は環状に形成され、該スペ
−サ18の上面側には油溜め18Aが、内周側にはOリ
ング19が装着されるOリング用溝18Bがそれぞれ凹
環状に形成されている。また、該スペ−サ18にはピニ
オン15との当接面18C側で、かつ、内周側にテーパ
部18Dが形成され、該テーパ部18Dはピニオン15
と出力軸14との角隅部に形成された丸み部との干渉を
避け、もって該スペ−サ18の当接面18Cとピニオン
15とを密着させている。これにより、該スペ−サ18
はピニオン15とインナレース16Bとを軸方向に位置
決めさせ、該スペ−サ18の外周面18Eは後述するシ
ール部材22のリップ部22Bと摺接するようになって
いる。
【0009】20は前記内輪6の内歯歯車6Aとピニオ
ン15の外歯車15Aとの噛合部Aにグリース21を供
給するためのグリースバスで、該グリースバス20は噛
合部Aを囲むように前記旋回輪9の内周側に凹環状に設
けられている。
【0010】22は、ケーシング13内で減速装置等を
潤滑するギアオイルがグリースバス20側に漏洩するの
を防止するためのシール部材で、該シール部材22は、
前記カバー13B側に固定支持される断面「L」字状の
環状支持部22Aと、該環状支持部22の先端側に一体
的に設けられた2又状のリップ部22Bとからなるリッ
プシールとして構成されている。
【0011】そして、該シール部材22は、リップ部2
2Bを内側に向けた状態でカバー13Bのシール挿入段
部13B1 内に圧入され、リップ部22Bが前記スペ
−サ18の外周面18Eに摺接することで油溜め18A
側のギアオイルがグリースバス20側へ漏洩するのを防
止すると共に、油溜め18A内へのダスト,グリース等
の侵入を防止し、ケーシング本体13Aに固着されたカ
バー13Bと、出力軸14と一体に回転するスペ−サ1
8との間を液密にシールしている。
【0012】なお、23はギアオイルのレベルを測定す
るため、前記ケーシング13内に連通して設けられたオ
イルレベルゲージである。
【0013】従来技術の油圧ショベルは上述の如く構成
されており、上部旋回体3を旋回させる場合には、旋回
モータ部11を回転駆動し、減速装置で減速された出力
軸14の回転により、ピニオン15が、丸胴1Aに固着
された内輪6の内歯歯車6Aと噛合した状態で回転して
、内輪6の内周に沿って自転しつつ公転する。この結果
、旋回フレーム3Aに固定され、ベアリング16を介し
て出力軸14を支持しているケーシング13が旋回フレ
ーム3Aと一緒に旋回することにより、上部旋回体3の
旋回動作が行われる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術にあっては、内輪6の内歯歯車6Aとピニオン1
5の外歯車15Aとの噛合部Aでこれらが互いに噛み合
うときに、これらの間に溜ったグリース21が上方へ噴
出するように押上げられるが、この押上げられたグリー
ス21はシール部材22のリップ部22Bを押し開いて
、ケーシング13内に侵入することがある。
【0015】ここで、ケーシング13内には減速装置用
のギアオイルが充填されており、グリース21がケーシ
ング13側に侵入すると、このグリース21がギアオイ
ルに混入してギアオイルを汚し、粘度を変えるなど、性
状を劣化させて減速装置を故障させる原因となり、また
、グリース21の侵入によって溢れたギアオイルがオイ
ルレベルゲージ23のゲージ穴(図示せず)からケーシ
ング13の外側に噴出する等の問題がある。
【0016】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
なされたもので、本発明は、グリースバス内のグリース
がケーシング側に侵入するのを防止できるようにした建
設機械用旋回装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明が採用する構成の特徴は、スぺーサには、
ピニオンとの当接面側に位置して該ピニオンの歯底径よ
りも大きく、歯先径よりも小さく形成され、グリースバ
スからのグリースを一時的に溜めるグリース溜め空間を
設けたことにある。
【0018】
【作用】上記構成により、内輪側の内歯歯車とピニオン
との噛合部から上方へ押上げられたグリースはスぺーサ
のグリース溜め空間内に一時的に溜められ、内輪側の内
歯歯車とピニオンとの噛合部を潤滑しつつ、この噛合部
を介してグリースバス内に戻される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて説明
する。なお、本実施例では従来技術と同一の構成要素に
同一符号を付しその説明を省略する。
【0020】図中、31は本実施例で用いるスぺーサを
示し、該スぺーサ31は従来技術のスペ−サ18とほぼ
同様に環状に形成され、油溜め31AおよびOリング用
溝31Bが設けられているものの、該実施例のスペ−サ
31はピニオン15との当接面31C側に位置して出力
軸14を取囲むグリース溜め空間31Dが形成されてい
る。
【0021】ここで、グリース溜め空間31Dはスペ−
サ31の当接面31C側から内周側を軸方向にくり抜く
ようにして形成され、該グリース溜め空間31Dの周壁
面31Eはピニオン15の歯底径D1よりも大きく、歯
先径D2よりも小さく形成されている。そして、該スペ
−サ31は、ベアリング16のインナレース16Bとピ
ニオン15との間に嵌合され、出力軸14と一体に回転
する。
【0022】本実施例による油圧ショベル用旋回装置は
以上のように構成され、その基本的な作動については従
来技術によるものと格別差異はない。
【0023】然して、上部旋回体3を下部走行体1に対
して旋回させるべく、旋回モータ部11を回転駆動させ
、出力軸14先端のピニオン15を、その外歯車15A
と内輪6の内歯歯車6Aとを噛合した状態で回転させる
と、内歯歯車6Aと外歯車15Aとの噛合部Aで、これ
らが互いに噛み合うときにこれらの間に溜ったグリース
21は上方へ押上げられる。
【0024】ところが、押上げられたグリース21は、
ピニオン15の外歯車15Aと内歯歯車6Aとの間から
スペ−サ31のグリース溜め空間31D内に流入し、径
方向向きの流れがグリース溜め空間31Dの周壁面31
Eによりさえぎられるため、シール部材22のリップ部
22Bを押し開いて、グリース21が減速装置のケーシ
ング13内に侵入するのを防止できる。
【0025】そして、旋回モータ部11を停止して出力
軸14の回転が停止すると、グリース溜め空間31D内
に留まったグリース21は、ピニオン15の外歯車15
Aと内歯歯車6Aとの間の隙間を介して両者の歯面を潤
滑しつつ、グリース溜め空間31Dからグリースバス2
0内に戻される。
【0026】従って、本実施例によれば、グリース21
がケーシング13側に侵入し、減速装置側のギアオイル
を汚して性状を劣化させたり、ギアオイルをケーシング
13内から溢れさせてオイルレベルゲージ23のゲージ
穴から噴出させるといった問題を解消することができる
【0027】また、内輪6の内歯歯車6Aとピニオン1
5の外歯車15Aとの噛合部Aで上方へ押上げられたグ
リース21はグリース溜め空間31D内に一時的に溜め
られ、やがてグリースバス20に戻されるため、内輪6
の上側等に溜って潤滑に寄与しないグリース21をなく
すことができ、グリース21による潤滑を有効に行わせ
ることができる。
【0028】なお、前記実施例では、建設機械として油
圧ショベルを例に説明したが、これに限らず、例えば油
圧クレーン等の旋回装置を有する建設機械であれば、前
記実施例と同様の作用、効果を奏することができる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明によれば、ス
ぺーサに、ピニオンとの当接面側に位置して該ピニオン
の歯底径よりも大きく、歯先径よりも小さく形成され、
グリースバスからのグリースを一時的に溜めるグリース
溜め空間を設けたから、出力軸を回転させ、内輪の内歯
歯車とピニオンとが噛合することでグリースバス内から
上方へ押上げられたグリースを、該グリース溜め空間内
に一時的に溜めることができ、グリースが押し上げられ
る勢いを減じることによってグリースがケーシング内に
侵入するのを防止できる。また、一旦グリース溜め空間
内に溜まったグリースを内輪の内歯歯車とピニオンとの
噛合部を介してグリースバス内に戻すことができ、両者
の噛合部を常に潤滑状態におくことができる。従って、
噛合部から押上げられるグリースがケーシング内に侵入
して発生する弊害を解消することができると共に、一旦
押上げられたグリースを活用して潤滑を有効に行わせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による旋回装置の要部を拡大し
て示す縦断面図である。
【図2】従来技術による油圧ショベルを示す全体図であ
る。
【図3】図2に示す旋回装置の拡大縦断面図である。
【図4】図3中の要部拡大図である。
【符号の説明】
1  下部走行体 2  旋回装置 3  上部旋回体 6  内輪 6A  内歯歯車 9  旋回輪 10  旋回モータ装置(旋回駆動機構)13  ケー
シング 14  出力軸 15  ピニオン 16  ベアリング 16B  インナレース 20  グリースバス 21  グリース 31  スペ−サ 31D  グリース溜め空間 A  噛合部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下部走行体と上部旋回体との間に設け
    られ、内輪側の内周に内歯歯車が形成された旋回輪と、
    前記上部旋回体側に取付けられ、出力軸の先端側に前記
    内歯歯車と噛合するピニオンが一体に設けられた旋回駆
    動機構と、該旋回駆動機構のピニオンと内歯歯車との噛
    合部を囲むように、前記下部走行体側に設けられたグリ
    ースバスとを備え、前記旋回駆動機構には、前記出力軸
    をケーシング内で回転自在に支持するベアリングと、該
    ベアリングのインナレースを前記ピニオンとの間で位置
    決めする環状のスぺーサとを設けてなる建設機械用旋回
    装置において、前記スぺーサには、前記ピニオンとの当
    接面側に位置して該ピニオンの歯底径よりも大きく、歯
    先径よりも小さく形成され、前記グリースバスからのグ
    リースを一時的に溜めるグリース溜め空間を設けたこと
    を特徴とする建設機械用旋回装置。
JP16933691A 1991-06-14 1991-06-14 建設機械用旋回装置 Pending JPH04366234A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16933691A JPH04366234A (ja) 1991-06-14 1991-06-14 建設機械用旋回装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16933691A JPH04366234A (ja) 1991-06-14 1991-06-14 建設機械用旋回装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04366234A true JPH04366234A (ja) 1992-12-18

Family

ID=15884671

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16933691A Pending JPH04366234A (ja) 1991-06-14 1991-06-14 建設機械用旋回装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04366234A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3055687A1 (fr) * 2016-09-07 2018-03-09 Thales Mecanisme a lubrification par barbotage comprenant un engrenage de transmission
JP2020051588A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 コベルコ建機株式会社 旋回歯車の潤滑剤循環構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3055687A1 (fr) * 2016-09-07 2018-03-09 Thales Mecanisme a lubrification par barbotage comprenant un engrenage de transmission
EP3293437A1 (fr) * 2016-09-07 2018-03-14 Thales Mécanisme à lubrification par barbotage comprenant un engrenage de transmission
JP2020051588A (ja) * 2018-09-28 2020-04-02 コベルコ建機株式会社 旋回歯車の潤滑剤循環構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5496767B2 (ja) 建設機械の旋回装置
JP3719582B2 (ja) 終減速装置の潤滑構造
JPH04366234A (ja) 建設機械用旋回装置
JPH09144854A (ja) 減速装置
JP4583913B2 (ja) ローラミル用減速機の潤滑装置
JP3760110B2 (ja) 建設機械の旋回装置
JP2010013805A (ja) 建設機械の旋回装置
JP2007002981A (ja) 減速装置
JP4912631B2 (ja) 動力伝達装置及びそれを備えた建設機械
JP2938786B2 (ja) 旋回装置
JP2003042265A (ja) 歯車装置
JPH11350531A (ja) 建設機械の旋回装置
JP2922817B2 (ja) 旋回装置
JP3525285B2 (ja) 縦形遊星歯車減速装置
JPH10306466A (ja) 旋回式建設機械
JPH0720202Y2 (ja) 旋回式建設機械
JP3645485B2 (ja) 旋回軸受
JPH052695Y2 (ja)
JPS6337496Y2 (ja)
JP4136619B2 (ja) 旋回軸受
JPH0571138A (ja) 作業機械の旋回装置のシール構造
JP2001208176A (ja) 歯車装置
JPH0338233Y2 (ja)
JPH09316930A (ja) 建設機械用旋回装置
JPS592332Y2 (ja) 旋回体の旋回軸受装置