JPH052435Y2 - - Google Patents

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JPH052435Y2
JPH052435Y2 JP1986189194U JP18919486U JPH052435Y2 JP H052435 Y2 JPH052435 Y2 JP H052435Y2 JP 1986189194 U JP1986189194 U JP 1986189194U JP 18919486 U JP18919486 U JP 18919486U JP H052435 Y2 JPH052435 Y2 JP H052435Y2
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side plate
pieces
piece
sheet material
plate pieces
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案はアイスクリームやケーキ等の販売に用
いる包装容器に関する。
【従来の技術】
底板の各辺に側板片が、これら側板片のうちの
相対向した一方の組の側板片に蓋板片が、また相
対向した他方の組の側板片に折込み片がそれぞれ
ヒンジ部を介して連設されているシート材を用
い、このシート材を各ヒンジ部により折り曲げて
箱状に組立てることができる包装箱は従来周知で
あつて、上記シート材は内面がワツクスコートさ
れた板紙を素材としたものが一般に用いられてい
る。
【考案が解決しようとする問題点】
上記周知の組立て包装箱は断熱性が悪く、被収
容物を所要の低温下に保持するときはドライアイ
ス等の保冷剤を用いる必要があり、また、被収容
物を衝撃から保護する保護機能や耐荷重性の面で
改良の余地があつた。
【問題点を解決するための手段】
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、その目的は下げ手付きケース体内に挿着され
る組立て箱体の構成材であるシート材を、板紙層
の内面に発泡合成樹脂層を積層した積層材によつ
て形成し、このシート材には、蓋板を含めた箱の
内面に相当する部分の発泡合成樹脂層を膨出させ
ることによつて膨出部を設け、この膨出部の内面
と板紙層との間に空気室を形成すると共に、シー
ト材を箱状に組立てたときには直交状態に隣り合
つた膨出部の縁辺同士が密接できるようにして、
被包装物に対する保護機能、即ち、緩衝性、断熱
性及び耐荷重性等が向上し、かつ、持ち運びに便
利であるように改良した包装容器を提供すること
にある。 しかして、本考案の上記目的は四角形である底
板の各辺に側板片を、これら側板片のうちの相対
向した一方の組の側板片にはその上側辺に相対向
した先端部側が互いに重ね合いできる大きさに形
成された蓋板片を、また相対向した他方の組の側
板片にはその上側辺に上面折込み片をそれぞれヒ
ンジ部を介して連設する一方、隣り合つた側板片
の側辺間に二つ折り自在である内側折込み片をヒ
ンジ部を介して連設したシート材を板紙層の片面
に発泡合成樹脂層が積層接着されている積層材に
より形成し、このシート材の底板、側板片、蓋板
片、上面折込み片、及び内側折込み片上には、内
側折込み片が二つ折りされて重なり合う側板片の
部分及び該部分と接合する内側折込み片の片側部
分を除いて、シート材の発泡合成樹脂層を膨出さ
せて形成した膨出部をそれぞれ設け、これら膨出
部のうちの隣り合つた膨出部は相対向した緑辺同
士が上記シート材を箱状に組立てたときに互いに
密接できるように形成し、かつ、上記各膨出部の
内面と板紙層との間に空気室がぞれぞれ形成され
ている組立て箱体が、この組立て箱体の組立て物
と対応した形状の筒状に形成されている下げ手付
きケース体内に挿着されて成る包装容器により達
成される。
【実施例】
以下に、本考案の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。 先ず、組立て箱体について説明すると、該箱体
の構成材であるシート材1は四角形(図示の場合
は長方形)である底板11と、この底板11の各
辺にヒンジ部12を介して連設した各側板片13
〜16と、これら側板片のうちの相対向した一方
の組の側板片13,15の上側辺にヒンジ部17
を介して連設され相対向した先端部が互いに重ね
合いできる大きさに形成された蓋板片18,19
と、相対向した他方の組の側板片14,16の上
側辺にヒンジ部21を介して連設された上面折込
み片22,23を備えており、また、上記各側板
片の隣り合つた側板片13と14,14と15,
15と16,16と13の側片間には二つ折り自
在である内側折込み片24〜27がヒンジ部28
を介して連設されている。蓋板片18,19はほ
ぼ台形形状であり、また上面折込み片22,23
はほぼ三角形形状であつて、シート材1の輪郭は
ほぼ正方形である。なお、29は内側折込み片2
4〜27を二つ折りするために設けたヒンジ部、
31は切欠き部である。 上記構成のシート材1は、第2図及び第4図に
示す如く板紙層1aの片面に接着剤層1cによつ
て発泡合成樹脂層1bを積層した積層材により形
成され、その積層接着時において、発泡合成樹脂
層1bと接着剤層1cには底板11、側板片13
〜16、蓋板片18,19、上面折込み片22,
23、内側折込み片24〜27上に、内側折込み
片24〜27が二つ折りされて重なり合う側板片
13,15の部分13a,15aと該部分13
a,15aに対向した内側折り込み片24〜27
の片側部分24a〜27aを除いて、シート材1
の周縁1a及び各ヒンジ部12,17,21,2
8から若干離間させた状態で真空成形法によりそ
れぞれ膨出部2を設け、これら膨出部2の内面と
板紙層1aとの間に空気室3をそれぞれ形成す
る。 そして、各膨出部2のうちの隣り合つた膨出部
2,2、即ち、底板11上の膨出部2と各側板片
13〜16上の膨出2、相対向した一方の組の側
板片13,15上の膨出部2と蓋板片18,19
上の膨出部2、相対向した他方の組の側板片1
4,16上の膨出部2と上面折り込片22,23
上の膨出部2及び内側折り込片24〜27上の膨
出部2は、それらの相対向した縁辺2a同士が上
記シート材1を組立てたときに互いに密接できる
ように形成されており(第4図参照)、特に底板
1上の膨出部2は複数個に仕切られている(図示
の場合は4個)。一方、上記のように構成されて
いる組立て箱体の組立て物を挿着して格納できる
ケース体50(第5図参照)は、該組立て物と対
応した形状の筒形に形成されていて、その上面部
には下げ手51が設けられている。 以上のように構成されている包装容器によれ
ば、組立て箱体の構成材であるシート材1は、発
泡合成樹脂層1b側を内面として、各ヒンジ部1
2,17,21,28,29の部分で折曲げ、第
3図に示す状態から第5図に示す如く箱状に組立
てると、相対向した一方の組の側板片13,15
に二つ折りされた内側折込み片24〜27が、蓋
板片18,19に上面折込み片22,23がそれ
ぞれ内接して重合し、かつ、蓋板片18と19の
先端部側が重合した状態の箱を形成できる。よつ
て、この箱の組立て物は、該組立て物内に商品を
収容した後で、第5図に示すごとくケース体50
に挿入して格納され、包装物に構成されて販売に
供することができる。この場合、箱の組立て物
は、蓋板片18と19の重合部分にシール40を
貼り付けてもよい。また、第6図に示すごとく蓋
板片18に嵌合用の切欠き32を、他方の蓋板片
19には上記切欠き32に嵌合する舌片33をそ
れぞれ設け、箱組立て時にシールを用いないで蓋
板片18と19を仮止めしてもよい。更に、蓋板
片18,19が連設されている側板片13,15
と内側折込み片24〜27とが接合する部分13
a,15aと片側部分24a〜27aは板紙層1
aだけで形成してもよく、これによつて該部分の
折込み操作が非常に容易となる。 なお、板紙層1aとしてはパルプを素材とした
アート紙やボール紙、または発泡シートを基材と
して表面に板紙層を有する複合シート等の肉厚が
0.2〜3mmの平板状のシート状物が、発泡合成樹
脂層1bとしてはポリスチレンペーパー、架橋発
泡ポリエチレン、発泡ポリエチレン等の発泡シー
トが、また接着剤層1b用の接着剤としてはエチ
レン・酢酸ビニル共重合体、低密度ポリエチレ
ン、サーリン(デユポン社の登録商標)等の融点
が70〜123℃の熱可塑性樹脂であつて、その肉厚
が3〜100ミクロンのエチレン系重合体フイルム
やアクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂エマルジヨ
ン等が用いられる。
【考案の効果】
本考案は上記の如くであつて、組立て箱体は各
ヒンジ部によつて組立てが容易にできることは勿
論のこと、シート材の発泡合成樹脂層と箱内壁面
のほぼ全域(80%以上、好ましくは90%以上)に
亘つて膨出した空気室によつて被収容物を衝撃か
ら有効に保護でき、断熱性に優れていて保冷機能
がある。そして、組立て時には直交状態に隣り合
つた膨出部の縁辺同士が互いに密接するため、箱
全体として耐荷重性が向上して保形性に優れてお
り、また、組立て箱体の組立て物は下げ手付きケ
ース体内に挿着して格納され、下げ手付き包装容
器として構成されるため、この包装容器による包
装物は外観上の体裁が良好であり、持ち運びにも
至極便利であつて、その実用的価値は極めて多大
である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
展開図、第2図は第1図A−A線断面図、第3図
は組立て操作時の中間段階を示す斜視図、第4図
は組立て状態の要部断面図、第5図は組立て状態
の斜視図、第6図は他の態様を示す展開図であ
る。 図中、1はシート材、1aは板紙層、1bは発
泡合成樹脂層、2は膨出部、2aは縁辺、3は空
気室、11は底板、12はヒンジ部、13,1
4,15,16は側板片、17はヒンジ部、1
8,19は蓋板片、21はヒンジ部、22,23
は上面折込み片、24〜27は内側折込み片、2
8,29はヒンジ部、50はケース体、51は下
げ手である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 四角形である底板の各辺に側板片を、これら側
    板片のうちの相対向した一方の組の側板片にはそ
    の上側辺に相対向した先端部側が互いに重ね合い
    できる大きさに形成された蓋板片を、また相対向
    した他方の組の側板片にはその上側辺に上面折込
    み片をそれぞれヒンジ部を介して連設する一方、
    隣り合つた側板片の側辺間に二つ折り自在である
    内側折込み片をヒンジ部を介して連設したシート
    材を板紙層の片面に発泡合成樹脂層が積層接着さ
    れている積層材により形成し、このシート材の底
    板、側板片、蓋板片、上面折込み片、及び内側折
    込み片上には、内側折込み片が二つ折りされて重
    なり合う側板片の部分及び該部分と接合する内側
    折込み片の片側部分を除いて、シート材の発泡合
    成樹脂層を膨出させて形成した膨出部をそれぞれ
    設け、これら膨出部のうちの隣り合つた膨出部は
    相対向した縁辺同士が上記シート材を箱状に組立
    てたときに互いに密接できるように形成し、か
    つ、上記各膨出部の内面と板紙層との間に空気室
    がそれぞれ形成されている組立て箱体が、この組
    立て箱体の組立て物と対応した形状の筒状に形成
    されている下げ手付きケース体内に挿着されて成
    ることを特徴とする包装容器。
JP1986189194U 1986-12-10 1986-12-10 Expired - Lifetime JPH052435Y2 (ja)

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JPS6394119U JPS6394119U (ja) 1988-06-17
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6328629B2 (ja) * 1978-05-30 1988-06-09 Daio Denshi Kk

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0439139Y2 (ja) * 1986-08-11 1992-09-14

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6328629B2 (ja) * 1978-05-30 1988-06-09 Daio Denshi Kk

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