JPH086742Y2 - 段ボール箱用緩衝材 - Google Patents

段ボール箱用緩衝材

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JPH086742Y2
JPH086742Y2 JP3630990U JP3630990U JPH086742Y2 JP H086742 Y2 JPH086742 Y2 JP H086742Y2 JP 3630990 U JP3630990 U JP 3630990U JP 3630990 U JP3630990 U JP 3630990U JP H086742 Y2 JPH086742 Y2 JP H086742Y2
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JP
Japan
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box
connecting pieces
inclined surface
cushioning material
sheet material
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純 前田
兼三 久布白
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三菱化学ビーエーエスエフ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、段ボール箱の内面に添装して、収容された
物品を保護するために用いる段ボール箱用緩衝材に関す
る。
〔従来の技術〕
段ボール箱の使用においては、緩衝材として発泡した
押出しストランドやチップまたはウレタンスポンジシー
トを箱と収容された物品との間に介在させ、収容物品を
外部からの衝撃から保護している。
緩衝材がウレタンスポンジシートでは耐水性が乏し
く、また、梱包時や輸送時等に位置ずれを起こし易く、
収容物品の保護に支障を来す問題がある。一方、チップ
やストランドは輸送後の処理が問題である。
そこで、本考案者等は上記の問題を解決すると同時
に、箱の気密性を保持して収容物品を保護する上に有効
であり、また、取扱い上便利であるように、先に3個の
連結片が一体に連結された長方形のシート材を、例えば
ポリスチレンやポリプロピレン、ポリエチレン樹脂等の
独立気泡の発泡体シートにより成形し、上記各連結片の
周縁を45°に傾斜した傾斜面部に形成すると共に、これ
ら連結片の隣り合った連結片同士の相対向した接続傾斜
面部の谷部をヒンジ部に形成した段ボール箱用緩衝材を
提案した(実開平2−16772号)。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、かかる考案の緩衝材の傾斜面と平担面によ
り形成される台形状の空間部を有効に利用することを課
題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案においては、緩衝材の前記台形状空間部を蓄冷
材、鮮度保持材、臭い吸着材等の収納空間として利用す
べく、緩衝材の3個の連結片の少なくとも一片に通気用
の孔を設けた。
即ち、本考案は3個の連結片が一体に連結された長方
形のシート材を独立気泡の樹脂発泡体により成形し、上
記各連結片の周縁を45°に傾斜した傾斜面部に形成する
と共に、これら連結片の隣り合った連結片同士の相対向
した接続傾斜面部の谷部をヒンジ部に形成して成り、か
つ、3個の連結片の少なくとも1片には、通気用の孔が
設けられていることを特徴とする段ボール箱用緩衝材を
提供するものである。
〔作用〕
シート材は、連結片相互をヒンジ部で折り曲げること
によって門形状に形成される。この門形状に形成された
シート材を2個用い、先ず、シート材の通気用の孔が穿
たれている連結片の裏側台形状空間に蓄冷材または鮮度
保持材、エチレン吸収材、臭い吸着材(脱臭剤)等を装
着して、次いで、まず、一方のシート材を箱の内壁面の
3面に添接し、次に、物品を箱に収容した後で他方のシ
ート材を箱の内壁面の残る3面に添接して、両シート材
を箱に収容すると、箱の内壁面と収容物品との間に内箱
状に形成されたシート材による緩衝材層が形成され、こ
の緩衝材層によって収容物品を蓄冷材等と隔離でき、収
納物品を凍害より防ぐことができ、内容物を良好に保護
できる。そして、内箱状に形成されたシート材は、該シ
ート材を構成する各連結片が箱の内壁面にそれぞれ当接
して位置ずれを起こす心配がなく、また、各連結片の周
縁に形成された傾斜面部によって箱の内壁面と各連結片
との間に空気室が形成され、断熱体の向上を図ることが
できると同時に、門形状に形成されたシート材同士の接
合部が密接し、段ボール箱が補強される。また段ボール
箱の内面に発泡シートを貼合せることにより、更に断熱
は、耐水性を付与することもできる。
〔実施例〕
シート材1は密度が0.1g/cm3のポリスチレン発泡体製
であって、ヒンジ部2,3により直角に折り曲げ自在に連
結された3個の連結片4,5,6から成り、全体が長方形を
呈するように、例えば真空成形法を用いて一体に形成さ
れている。各連結片4〜6の周縁は45°に傾斜した傾斜
面部7,8,9に形成されており、この傾斜面部7〜9の存
在によって、各連結片4〜6には外面側が面一である凹
み部11,12,13が設けられている。そして、隣り合った連
結片4と5及び連結片5と6の相対向した部分の接続傾
斜面部7aと8a及び接続傾斜面部8aと9aの谷部を上記ヒン
ジ部2,3に形成したもので、連結片4,5,6のいずれか、ま
たは複数に直径10mmの通気用の孔14,14,14・・・が多数
設けられたものである。
以上の構成によれば、シート材1はヒンジ部2,3によ
り直角に折り曲げて門形状に形成できる。
したがって、第3図に示すように門形状に折り曲げた
シート材1を2個用いれば、段ボール箱に対し、該箱の
各内壁面に各連結片4〜6がそれぞれ当接して内箱状態
に添装される緩衝材を構成できる。そして、シート材1
の各連結片4〜6には凹み部11〜13を設けたので、この
シート材1をダンボール箱15内に添装(第4図参照)す
ると、該箱の各内壁面と各連結片4〜6との間には凹み
部11〜13によって蓄冷剤、エチレン吸着剤、脱臭剤等を
収納できる空気室がそれぞれ形成されることになるし、
また、2個のシート材1の各接合部は45°に傾斜した傾
斜面部7〜9によって密接する。なお、真空成形部分
は、箱に収容する物品に合わせて凹凸状に成形し物品を
動かないようにすることも可能である。
〔考案の効果〕
本考案は上記の如くであって、発泡シート材を折り曲
げて門形状に形成し、この折り曲げたシート材を2個用
いることによって段ボール箱の内壁面に添装できる内箱
状の緩衝材を構成できるため、本緩衝材の添装状態は安
定して位置ずれを起こす心配がなく、収容物品を外部の
衝撃から有効に保護できることは勿論のこと、物品収容
作業の面でも支障をきたす心配がない。そして、各連設
片の周縁を45°に傾斜した傾斜面部に形成したので、各
連結片を箱の各内壁面に当接させると該両者の間に空気
室がそれぞれ形成され、シート材が独立気泡(独立気泡
率が65%以上)の樹脂発泡体製であることと相俟って断
熱性は一段と向上し、また、箱内に添装されたシート材
同士の接合部は傾斜面部により密接し、段ボール箱を補
強できる。
又、収納物品と蓄冷剤、エチレン吸収剤等の食品鮮度
保持材とは緩衝材により隔たれるので、凍害、変質より
免れることができる。更にまた、本緩衝材は常時は扁平
化できると共に、樹脂発泡体シート製による耐水性及び
計量性に富んでいるため、保管や輸送時には至極便利で
あり、かつ、真空成形法等を利用して安価に製造できる
点と相俟って、その実用的価値は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は平面図、
第2図は第1図A−A線断面図、第3図は起立状態の斜
視図、第4図は箱内に添装した使用状態を示す斜視図で
ある。 図中、1はシート材、2,3はヒンジ部、4,5,6は連結片、
7,8,9は傾斜面部、7a,8a,9aは接続傾斜面部、14は通気
用の孔である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】3個の連結片が一体に連結された長方形の
    シート材を独立気泡の樹脂発泡体により成形し、上記各
    連結片の周縁を45°に傾斜した傾斜面部に形成すると共
    に、これら連結片の隣り合った連結片同士の相対向した
    接続傾斜面部の谷部をヒンジ部に形成して成り、かつ、
    3個の連結片の少なくとも一片には、通気用の孔が設け
    られていることを特徴とする段ボール箱用緩衝材。
JP3630990U 1990-04-04 1990-04-04 段ボール箱用緩衝材 Expired - Fee Related JPH086742Y2 (ja)

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JPH03126819U JPH03126819U (ja) 1991-12-20
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