JPH05241730A - マウス制御方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マウスを利用した入力制御方式において、画
面上離れた位置に配置されている領域間で頻繁にマウス
カーソルを移動して操作する場合の操作性を向上させ
る。 【構成】 マウスによって操作を行う各操作領域２，３
毎にマウスカーソル４，５を設け、現在のマウス操作が
これらの複数のマウスカーソル４，５のどれに対応する
かを指定する切替えキー８と、この切替えキー８の状態
により、マウスの操作状態を読みとり必要な動作を行な
う機能を切替えるカーソル切替え検出部１０とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータシステム
における入力手段に関し、特にマウスを使用した入力の
方式に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、マウスを使用した入力制御方式で
は、マウスの指示ポイントを示すマウスカーソルが表示
装置の画面上で一つしか表示されていなかった。

【０００３】このため、図形等の入力を行なう際に描画
する図形のメニューを選択する等の指示と、描画位置の
指示とを一つのマウスカーソルで行なわなければなら
ず、その度にメニュー領域と描画領域の間でマウスを移
動して指示を行なわなければならず、操作性が良くない
という欠点があった。

【０００４】特に、メニューは画面の周辺部に配置され
ることが多く、頻繁にメニューを選択しなければならな
い場合に操作性が極めて悪くなっていた。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上記のように従来技術
では、マウスの指示座標を示すマウスカーソルを一つの
み使用し、全ての指示を一つのマウスカーソルで指定さ
せているためメニューの選択，描画位置の指定といった
異なる種類の指示を使い分けるためには、マウスを大き
く移動させなければならないといった問題点を有してい
る。

【０００６】本発明の目的は、操作性を向上させたマウ
ス制御方式を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係るマウス制御方式は、コンピュータにお
けるマウスを使用した入力制御方式において、マウスの
動きに応じて画面上に指示ポイントを表示するマウスカ
ーソルを複数と、現在のマウス操作が複数あるマウスカ
ーソルのどれに対応するかを切替えるスイッチと、前記
切替えスイッチの指示を読みとる手段と、その指示にし
たがいマウスの移動とマウスに付属するマウスボタンの
押下状態をマウスカーソルに対応する機能に伝達する手
段と、各機能単位に独立にマウスによる指示を実行する
手段とを有するものである。

【０００８】

【作用】画面上に複数のマウスカーソルを設け、この複
数のマウスカーソルの切替えスイッチを設ける。この切
替えスイッチの指示を読みとることにより、現在のマウ
スの操作がどのマウスカーソルに対応するかを判断し、
対応する機能ブロックにマウスの操作を伝達することに
より、各機能ブロックが独立した専用のマウス操作を可
能とする。これにより、マウスカーソルを画面上で大き
く移動することなく操作が可能となり、大幅に操作性が
向上する。

【０００９】

【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図１は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。

【００１０】図１において、図形処理画面１は、各種の
図面を作成するプログラムの表示画面である。

【００１１】描画領域２は、実際の図面を作成するため
に利用者が図形を書き込む領域である。

【００１２】メニュー領域３は、描く図形の種類を指示
したり、図形の移動，削除等の動作を指定するための各
種メニューが表示されているメニュー領域である。

【００１３】描画用マウスカーソル４は、利用者が描画
領域２内における図形描画位置を指示するために使用す
る。

【００１４】メニュー選択用マウスカーソル５は、メニ
ュー領域３内の各種メニューを選択するために使用す
る。

【００１５】マウス７は、利用者が上記描画用マウスカ
ーソル４、あるいはメニュー選択用マウスカーソル５の
移動及びマウスに付属のボタンを押下することにより動
作を指示するために使用する。

【００１６】キーボード６には、マウスカーソルの切替
えを指示するための切替えキー８が設けられている。

【００１７】マウス動作検出部９は、マウス７の動き、
及びこれに付属しているボタンの押下状態を検出する。

【００１８】カーソル切替え検出部１０は、切替えキー
８の押下状態を検出し、利用者が操作したいマウスカー
ソルがどれかを検出する。

【００１９】描画処理部１１は、描画用マウスカーソル
４を制御すると共に、利用者の指示に従った図形の描画
処理を行なう。

【００２０】メニュー選択処理部１２は、メニュー選択
用マウスカーソルの制御を行なうと共に、利用者の選択
したメニューに応じた処理を行なう。

【００２１】利用者は、描画領域２に図形を描画する場
合は、切替えキー８を押下しない状態でマウス７を操作
する。このマウス操作は、マウス動作検出部９により検
出され、カーソル切替え検出部１０により伝えられる。

【００２２】カーソル切替え検出部１０では、切替えキ
ー８の非押下を検出し、マウス動作検出部９からの情報
を、描画処理部１１に伝えることにより、利用者の指定
した図形の描画動作を行なう。

【００２３】次に、、利用者がメニューを選択したい場
合は、切替えキー８を押しながらマウス７を操作する。
この場合は、マウス動作検出部９の出力は、カーソル切
替え検出部１０によって、メニュー選択処理部１２に伝
えられ、メニュー選択に関する処理が行なわれる。

【００２４】

【発明の効果】以上説明したように本発明では、描画指
示用マウスカーソルと、メニュー選択用マウスカーソル
とを有し、これを切替えキーの操作により切替えながら
使用することにより迅速な操作を行なうことを可能とす
るものである。

【００２５】つまり、描画領域とメニュー領域の間でマ
ウスカーソルを毎回移動させることがなく、図形の描
画、メニューの選択を行なうことができるという効果を
有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。

【符号の説明】

１ 図形処理画面 ２ 描画領域 ３ メニュー領域 ４ 描画用マウスカーソル ５ メニュー選択用マウスカーソル ６ キーボード ７ マウス ８ 切替えキー ９ マウス動作検出部 １０ カーソル切替え検出部 １１ 描画処理部 １２ メニュー選択処理部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータにおけるマウスを使用した
   入力制御方式において、 マウスの動きに応じて画面上に指示ポイントを表示する
   マウスカーソルを複数と、現在のマウス操作が複数ある
   マウスカーソルのどれに対応するかを切替えるスイッチ
   と、 前記切替えスイッチの指示を読みとる手段と、 その指示にしたがいマウスの移動とマウスに付属するマ
   ウスボタンの押下状態をマウスカーソルに対応する機能
   に伝達する手段と、 各機能単位に独立にマウスによる指示を実行する手段と
   を有することを特徴とするマウス制御方式。