JPH05188956A - 自動演奏機能付電子楽器 - Google Patents

自動演奏機能付電子楽器

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JPH05188956A
JPH05188956A JP4001631A JP163192A JPH05188956A JP H05188956 A JPH05188956 A JP H05188956A JP 4001631 A JP4001631 A JP 4001631A JP 163192 A JP163192 A JP 163192A JP H05188956 A JPH05188956 A JP H05188956A
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automatic performance
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/36Accompaniment arrangements
    • G10H1/361Recording/reproducing of accompaniment for use with an external source, e.g. karaoke systems

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】自動演奏機能付電子楽器でマイナスワンの機能
を操作性よく有効に利用する。 【構成】演奏情報メモリ4に自動演奏の演奏データを記
憶する。鍵盤2の右鍵域2Rを演奏データのメロディパ
ートに、左鍵域2Lを演奏データのオブリガードパート
に対応させる。ソング選択スイッチ31による自動演奏
のソングの選択、スタート/ストップスイッチ32によ
る自動演奏の開始、マイナスワンスイッチ33によるマ
イナスワンモードの設定をCPU1で制御する。鍵盤2
における演奏はそのまま発音し、マイナスワンモードで
自動演奏中には、右鍵域2Rの操作時にメロディパート
を消音し、左鍵域2Lの操作時にオブリガードパートを
消音する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鍵盤等の演奏用操作子
の操作による楽音を発生するとともにメモリに記憶した
演奏データに基づいて複数パートからなる楽曲について
の自動演奏を行なう自動演奏機能付電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電子楽器において、楽曲
の複数パートのうち1つのパートの楽音を消音して自動
演奏を行い、演奏者が発音される他のパートの自動演奏
に合わせて、消音しているパートについてのマニュアル
演奏を行なえるようにしたものがある。こうすることに
よって、機械的になりがちな自動演奏がより人間味を持
つようになる。また、特定のパートを練習する場合に
も、自分が本当にそのパートを暗譜できたか確認できる
ので、好都合である。
【0003】このように、自動演奏の複数パートのうち
所望のパートを消音する技術はマイナスワン演奏、ある
いはマイナスプレイと称され、例えば、特開平1−32
1480号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子楽器によれば、機能選択スイッチによってマイナス
ワン演奏をするかどうかを選択的に切り換えるようにし
ているので、マイナスワン演奏を行なっているとき消音
されるパートは常に消音状態になる。それゆえ、マイナ
スワン演奏を用いてそのパートを練習する場合などで、
暗譜が不完全なためにそのパートの忘れてしまった部分
を聴きたい場合には、マニュアル演奏に引き続いてすぐ
に機能選択スイッチを操作しなければならないなど、操
作性の点で問題がある。
【0005】本発明は、鍵盤等の演奏用操作子で演奏で
きるとともに複数パートからなる楽曲の自動演奏を行な
える自動演奏機能付電子楽器において、マイナスワンの
機能を操作性よく有効に利用できるようにすることを課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになした本発明の自動演奏機能付電子楽器は、演奏情
報を入力するための演奏用操作子と、前記演奏用操作子
が操作されたかどうかを判定する判定手段と、前記演奏
用操作子からの演奏情報に応じた楽音を発生する楽音発
生手段と、複数のパートからなる自動演奏情報に基づい
て自動演奏の楽音を発生する自動演奏手段と、前記複数
パートからなる自動演奏情報のうちのいずれかのパート
と前記演奏用操作子とを対応付ける対応付け手段と、前
記判定手段によって前記演奏用操作子が操作されたと判
定されたときは前記複数のパートのうち前記対応付け手
段によって前記演奏用操作子に対応付けられたパートに
ついての自動演奏の楽音発生を禁止するマイナス制御手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の自動演奏機能付電子楽器において、鍵
盤等の演奏用操作子から演奏情報が入力されると、楽音
発生手段はこの演奏情報に応じた楽音を発生する。ま
た、自動演奏手段は複数のパートからなる自動演奏情報
に基づいて自動演奏の楽音を発生する。
【0008】このとき、マイナス制御手段は、演奏用操
作子が操作されたときは自動演奏情報の複数のパートの
うち操作が検出された演奏用操作子に対応付けられたパ
ートについての自動演奏の楽音発生を禁止する。
【0009】
【実施例】図1は本発明実施例の電子楽器のブロック図
であり、この電子楽器はCPU1によって制御され、鍵
盤2とパネルスイッチ3の操作により鍵盤演奏と自動演
奏が行なわれる。また、自動演奏の楽曲は複数パートで
構成されており、メロディとオブリガードのパートにつ
いてのマイナスワン機能を備えている。
【0010】鍵イベント検出回路2aは、鍵盤2におけ
るキーイベントを検出し、キーイベントのあった鍵に対
応するキーコードを押鍵を示すキーオン信号または離鍵
を示すキーオフ信号とともに出力する。なお、マイナス
ワン機能において鍵盤2の右鍵域2Rと左鍵域2Lは区
別される。
【0011】パネルスイッチ3は、複数の自動演奏の曲
(ソング)を選択するためのソング選択スイッチ31、
自動演奏のスタートとストップを指示するスタート/ス
トップスイッチ32、マイナスワンモードを選択するた
めのマイナスワンスイッチ33および図示しないその他
のスイッチを備えており、スイッチイベント検出回路3
aはパネルスイッチ3におけるスイッチ操作のイベント
を検出し、検出されたスイッチに対応する信号を発生す
る。
【0012】演奏情報メモリ4には、自動演奏および自
動伴奏を行うための各種データが記憶されている。この
内自動伴奏データエリアには、各ソング毎にベース演奏
パターンやコードバッキングパターン等の自動伴奏パタ
ーンが記憶されており、ソングの進行に伴って繰り返し
読み出される。
【0013】コードシーケンスデータエリアには、各ソ
ングについて1曲を通してのコード進行が記憶されてお
り、ソングの進行に合わせて読み出される。読み出され
たコードに対応する自動伴奏パターンを選択すること
で、自動演奏を行うようにしている。このような方式の
自動演奏をコードシーケンサー方式と呼んでいる。
【0014】演奏データエリアには、メロディパートや
オブリガードパート、曲によってはベースパート等繰り
返し演奏でないパートについての1曲を通してのノート
シーケンスデータが記憶されており、ソングの進行に伴
って読み出される。なお、後述するフローチャートで
は、簡単のため、メロディパートとオブリガードパート
のみがノートシーケンスデータとして記憶されている場
合について記す。
【0015】図2はノートシーケンスデータの記録フォ
ーマットを示す図である。各ソング(ソング1,ソング
2,…)の演奏データは、メロディパートとオブリガー
ドパートに対応するトラック(トラック1,トラック
2)でそれぞれ構成されており、各トラックにはノート
オン/ノートオフのイベントに対応するノートデータと
各イベント間の時間間隔を示すインターバルデータが記
録されている。
【0016】また、ノートデータは、ノートデータであ
ることを示す識別コードとキーオンまたはキーオフを示
すイベントEVTおよびイベントに対応するキーコード
KCで構成され、さらに、インターバルデータは、イン
ターバルデータであることを示す識別コードとテンポク
ロックのクロック数で表した時間TMのデータで構成さ
れている。
【0017】さらに、これらの演奏データの読み出しに
は各トラック毎に読出しポインタが用いられ、ノートデ
ータ単位およびインターバルデータ単位で読み出す毎に
読出しポインタが更新される。
【0018】プログラムメモリ5には、図3〜図11に
フローチャートを示した制御プログラムが記憶されてお
り、CPU1は、このプログラムメモリ5の制御プログ
ラムに基づいてワーキングメモリ6に設定した各種レジ
スタやフラグを使用しながら制御を行なう。
【0019】テンポクロック発生回路7は、CPU1に
よって設定されるテンポ値に応じたタイミングで8分の
1拍(1拍は4分音符1個)毎にテンポクロックを発生
し、CPU1はこのテンポクロックにより割込み処理を
行なって自動演奏の発音制御を行なう。
【0020】音源(TG)8は複数の発音チャンネルを
有しており、CPU1は音源8のチャンネル割り当て等
を行なって発音すべき楽音のデータをこの割当てチャン
ネルに出力することにより発音制御を行なう。
【0021】そして、音源8は、CPU1から入力され
るデータに応じて図示しない楽音波形メモリから所定音
色の波形データを読出して入力データに応じた音高の楽
音信号をサウンドシステム(SS)9に出力し、サウン
ドシステム9はD/A変換や増幅等を行なって楽音を発
音する。
【0022】なお、この実施例では、自動演奏のソング
の種類すなわちソング番号に応じて4/4拍子と3/4
拍子の演奏パターンが設定されており、ソング番号SN
GをインデックスとするフラグBT(SNG)に応じて
1小節のクロック数が設定される。
【0023】図3は制御プログラムのメインルーチン、
図4〜図11はサブルーチンおよび割込み処理ルーチン
を示すフローチャートでり、各フローチャートに基づい
て動作を説明する。
【0024】なお、以下の説明および各フローチャート
において、制御に用いられる各レジスタおよびフラグを
下記のラベルで表記し、各レジスタおよびフラグとそれ
らの内容は特に断らない限り同一のラベルで表す。
【0025】RUN :自動演奏のスタート/ストッ
プを示すランフラグ MUT :マイナスワン機能の選択状態を示すフラグ INT0 :メロディのインターバルデータの時間TM
のカウンタ INT1 :オブリガードのインターバルデータの時間
TMのカウンタ CLK :自動演奏のテンポクロックを小節単位でカ
ウントするカウンタ SNG :自動演奏のソング番号を保持するレジスタ BT(k):ソング番号kのソングの拍子を記憶してい
るフラグ
【0026】先ず、電源の投入等によってCPU1が図
3のメインルーチンの処理を開始すると、ステップS1
で、各フラグおよびレジスタのリセットやテンポのプリ
セット値をテンポクロック発生回路7に設定する等の初
期設定を行なう。
【0027】次に、ステップS2で鍵盤2におけるキー
イベントの有無を判定し、キーイベントが無ければステ
ップS4に進み、キーイベントが有ればステップS3で
図4のキーイベント処理を行なってステップS4に進
む。
【0028】ステップS4では、スタート/ストップス
イッチ32のオンイベントの有無を判定し、オンイベン
トが無ければステップS6に進み、オンイベントが有れ
ばステップS5で図5のスタート/ストップ処理を行な
ってステップS6に進む。
【0029】ステップS6では、ソング選択スイッチ3
1におけるオンイベントの有無を判定し、オンイベント
が無ければステップS8に進み、オンイベントが有れば
ステップS7で図6のソング処理を行なってステップS
8に進む。
【0030】さらに、ステップS8では、マイナスワン
スイッチ33におけるオンイベントの有無を判定し、オ
ンイベントが無ければそのままステップS2以降の処理
を行い、オンイベントが有ればステップS9で図7のマ
イナスワン処理を行なってステップS2以降の処理を繰
り返す。
【0031】図4のキーイベント処理では、先ずステッ
プS31で鍵盤2における押鍵または離鍵に対応して発
音処理または消音処理を行なって、ステップS32で
「RUN=1かつMUT=1」の条件を満足するか否か
の判定を行なう。
【0032】ここで、フラグRUNは、後述説明するス
タート/ストップ処理により自動演奏のスタート状態で
は“1”、ストップ状態では“0”に設定され、また、
フラグMUTは、マイナスワン処理によりマイナスワン
モードの選択で“1”、マイナスワンモードの解除で
“0”に設定される。
【0033】そこで、ステップS32で、条件を満足し
なければ自動演奏中のマイナスワンモードでないのでメ
インルーチンに復帰し、条件を満足すれば自動演奏中の
マイナスワンモードであるのでステップS33に進む。
【0034】ステップS33では、右鍵域2Rにおける
キーイベントであるか否かを判定し、右鍵域2Rのキー
イベントであればステップS34で音源8における自動
演奏のメロディ用チャンネルの消音処理を行なってメイ
ンルーチンに復帰し、左鍵域2Lのキーイベントであれ
ばステップS35で音源8における自動演奏のオブリガ
ード用チャンネルの消音処理を行なってメインルーチン
に復帰する。ここで、消音処理とは、キーオフ信号を送
り、かつ、フォーシングダンプ処理を行うことを示す。
【0035】以上のキーイベント処理により、自動演奏
を行なってマイナスワンモードが選択されていれば、鍵
盤2による鍵盤演奏を行うと、その演奏の楽音が発音さ
れるとともに、右鍵域2Rで演奏したときは自動演奏の
メロディパートに発音中の音があればその音が消音さ
れ、左鍵域2Lで演奏したときはオブリガードパートに
発音中の音があればその音が消音される。
【0036】図5のスタート/ストップ処理では、ステ
ップS51でフラグRUNを反転してステップS52で
RUN=1であるか否かの判定を行い、RUN=1でな
ければ(RUN=0)、自動演奏状態でストップが指示
されたことになるので、ステップS53で音源8の自動
演奏用チャンネルを消音状態にしてメインルーチンに復
帰する。
【0037】一方、ステップS52の判定でRUN=1
であれば、自動演奏のスタートが指示されたことになる
ので、現在選択されているソングのメロディトラックと
オブリガードトラックの各演奏データの先頭に読出しポ
インタをセットし、ステップS55でカウンタIN
0 ,INT1 およびカウンタCLKを“0”にリセッ
トしてメインルーチンに復帰する。このRUN=1に反
転されることによって、テンポクロック割込み処理によ
り自動演奏が開始される。
【0038】図6のソング処理は、ソング選択スイッチ
31によりソングが選択された時に開始され、ステップ
S71でその選択されたソングのソング番号をレジスタ
SNGに記憶し、ステップS72で音源8の自動演奏用
チャンネルの消音処理を行なう。なお、このステップS
72の処理は、それまでに発音されていた自動演奏を停
止するためのものである。
【0039】次に、ステップS73で、選択されたソン
グのメロディトラックとオブリガードトラックの先頭に
読出しポインタをセットし、ステップS74で自動伴奏
パターンをSNGに応じて変更し、ステップS75でカ
ウンタINT0 ,INT1 およびカウンタCLKを
“0”にリセットしてメインルーチンに復帰する。
【0040】図7のマイナスワン処理では、ステップS
91でフラグMUTを反転してステップS92でMUT
=1であるか否かの判定を行い、MUT=1でなければ
(MUT=0)、マイナスワンモードの解除が指示され
たことになるので、そのままメインルーチンに復帰す
る。
【0041】ステップS92の判定でMUT=1であれ
ば、マイナスワンモードが指示されたことになるので、
ステップS93でRUN=1であるか否かの判定を行
い、RUN=1でなければ、自動演奏モード以外のマイ
ナスワンモードは無効であるのでそのままメインルーチ
ンに復帰する。
【0042】ステップS93でRUN=1であれば、自
動演奏モードでマイナスワンモードが指定されたことに
なるので、ステップS94では選択されたソングSNG
に応じて右鍵域にメロディ用の音色がセットされ、音域
もそれに合わせてセットされる。また左鍵域にも同様に
オブリガード用の音色と音域がセットされる。
【0043】次に、ステップS95でキーオン中の鍵が
有るか否かを判定し、キーオン中の鍵がなければメイン
ルーチンに復帰し、キーオン中の鍵があればステップS
96で右鍵域であるか否かを判定する。
【0044】ステップS96で右鍵域であればステップ
S97で音源8のメロディ用チャンネルの消音処理を行
い、右鍵域でなければステップS98で左鍵域であるか
否かを判定する。ステップS98で左鍵域でなければそ
のままメインルーチンに復帰し、左鍵域であればステッ
プS99で音源8のオブリガード用チャンネルの消音処
理を行なってメインルーチンに復帰する。
【0045】以上のマイナスワン処理により、マイナス
ワンスイッチ33を操作する毎にマイナスワンモードの
選択と解除が行なわれる。また、自動演奏中に押鍵した
状態でマイナスモードを選択したときは押鍵中の鍵に応
じて自動演奏のメロディまたはオブリガードのパートが
消音される。
【0046】図8のテンポクロック割込み処理は、テン
ポクロック発生回路8からのテンポクロックにより1/
8拍毎に起動され、先ず、ステップS11でRUN=1
であるか否かを判定する。
【0047】RUN=1でなければ元のルーチンに復帰
し、RUN=1であれば、ステップS12でコードシー
ケンスデータから演奏中のソング番号SNGの現在のタ
イミングに応じた和音を読み出し、ステップS13でソ
ング番号SNGに対応する伴奏データから現在のタイミ
ングに応じて発音データを読み出して音源8に出力し、
ステップS14に進む。なお、発音データは、リズム音
(打楽器音)以外は前記読み出された和音に応じて音高
変換を行った上で出力する。
【0048】次に、ステップS14でメロディトラック
番号を示す“0”を変数iにセットしてステップS15
で図9の再生処理を行い、ステップS16でオブリガー
ドトラック番号を示す“1”を変数iにセットしてステ
ップS17で再び図9の再生処理を行なう。そして、ス
テップS18で図11のカウント処理を行なって元のル
ーチンに復帰する。
【0049】以上のテンポクロック割込み処理により、
ステップS12およびステップS13でソングに応じた
自動伴奏が行なわれ、ステップS15およびステップS
16の各再生処理により、メロディとオブリガードの各
パートについての処理が次のように行なわれる。
【0050】図9の再生処理では、ステップS21で、
変数iに対応するトラック(すなわちメロディパートま
たはオブリガードパート)について、演奏データが終了
であるか否かを判定する。
【0051】演奏データが終了であればそのままテンポ
クロック割込み処理に復帰し、演奏データが終了でなけ
ればステップS22でカウンタINTi =0であるか否
かを判定し、INTi =0でなければステップS23で
INTi をデクリメントしてテンポクロック割込み処理
に復帰する。
【0052】ステップS22でINTi =0であれば、
ステップS24で変数iに対応するトラックの読み出し
ポインタが示す演奏データを読み出し、ステップS25
で、読み出した識別コードがノートデータであるか否か
を判定する。
【0053】識別コードがノートデータであればステッ
プS26で図10のノート処理を行なってステップS2
8に進み、識別コードがノートデータでなければインタ
ーバルデータであるので時間TMをカウンタINTi
セットしてステップS28に進む。そして、ステップS
28では、演奏データの読み出しポインタを進め、ステ
ップS21からの処理を繰り返す。
【0054】以上の再生処理により、変数iに応じたメ
ロディパートおよびオブリガードパートについて、時間
TMが示すイベント間の期間であればINTi により時
間TMを計時し、時間TMが経過するとステップS26
で次のようにノート処理が行なわれる。
【0055】図10のノート処理では、ステップS41
でノートデータのイベントEVTがキーオンを示すオン
コードであるか否かを判定し、オンコードでなければキ
ーオフであるのでステップS42でキーオフ信号を音源
8の対応するパートのチャンネルに出力して再生処理に
復帰する。
【0056】また、イベントEVTがオンコードであれ
ばステップS43でMUT=1であるか否かを判定し、
MUT=1でなければステップS47に進み、MUT=
1であればステップS44でi=0であるか否かすなわ
ち現在の処理がメロディについての処理であるか否かを
判定する。
【0057】ステップS44でi=0であればメロディ
についての処理であるのでステップS45で右鍵域にキ
ーオン中の鍵が有るか否かを判定して、右鍵域にキーオ
ン中の鍵があればメロディについての発音処理を行なわ
ないで再生処理に復帰し、右鍵域にキーオン中の鍵が無
ければステップS47に進む。
【0058】一方、ステップS44でi=0でなければ
オブリガードについての処理であるのでステップS46
で左鍵域にキーオン中の鍵が有るか否かを判定して、左
鍵域にキーオン中の鍵があればオブリガードについての
発音処理を行なわないで再生処理に復帰し、左鍵域にキ
ーオン中の鍵が無ければステップS47に進む。
【0059】ステップS47では、キーオン信号、演奏
データとして読み出したキーコードKCを音源8の対応
するパートのチャンネルに出力して発音処理を行い、再
生処理に復帰する。
【0060】このようにして、ステップS45,ステッ
プS46でキーオン中の場合のみ、ステップS47を行
わずに再生処理に復帰するので、マイナスワンのマニュ
アル演奏中は、該当パートの発音が行われない。
【0061】図11のカウント処理では、ステップS6
1でカウンタCLKをインクリメントして、ステップS
62でフラグBT(SNG)により現在のソング番号に
対応する拍子を判定し、BT(SNG)=1であれば3
/4拍子であるので、ステップS64でCLK=24
(3/4拍子の1小節分のクロック数)であるか否かの
判定を行ない、BT(SNG)=0であれば4/4拍子
であるので、ステップS63でCLK=32(4/4拍
子の1小節分のクロック数)であるか否かの判定を行な
う。
【0062】ステップS63またはステップS64で各
拍子にCLKが現在の拍子に応じた1小節分のクロック
数であれば、ステップS65でCLKを“0”にリセッ
トしてステップS66以降の処理を行い、1小節分のク
ロック数でなければそのままテンポクロック割込み処理
に復帰する。
【0063】ステップS66では、メロディの演奏デー
タが終了であるか否かを判定し、終了でなければステッ
プS68に進み、終了であればステップS67でメロデ
ィについての読出しポインタをトラックの先頭に戻して
ステップS68に進む。
【0064】また、ステップS68ではオブリガードの
演奏データが終了であるか否かを判定し、終了でなけれ
ばテンポクロック割込み処理に復帰し、終了であればス
テップS69でオブリガードについての読出しポインタ
をトラックの先頭に戻してテンポクロック割込み処理に
復帰する。
【0065】以上の各処理により、マイナスワンスイッ
チ33を操作すると自動演奏のときにマイナスワン機能
が得られ、鍵盤2を操作していないときはメロディのパ
ートもオブリガードのパートも含めて自動演奏が行なわ
れ、右鍵域が操作されたときは自動演奏によるメロディ
のパートが発音されずに右鍵域における押鍵による発音
が行なわれ、左鍵域が操作されたときは自動演奏による
オブリガードのパートが発音されずに左鍵域における押
鍵による発音が行なわれる。
【0066】したがって、自動演奏のマイナスワンモー
ドで鍵盤演奏を行なうと演奏者が弾いているパートの自
動演奏音が消音されてその他のパートを伴奏として鍵盤
演奏を行なうことができ、鍵盤の操作をやめると鍵盤に
対応するパートが他のパートとともに自動演奏されるの
で、鍵盤操作に応じて自動的にマイナスワンの機能が切
り換わることになり、練習を行なうときに、特に暗譜が
不完全なときに便利である。
【0067】また、一般に、楽曲ではメロディの方がオ
ブリガードより際立たせるために、メロディはオブリガ
ードより音域が高いことが多い。
【0068】そこで、上記の実施例のように、鍵盤の高
音域となる右鍵域をメロディパートに、低音域となる左
鍵域をオブリガードパートにそれぞれ対応させると、マ
イナスワンによって消音したいパートがそのパートを演
奏するのに適した操作子(左鍵域と右鍵域)にそれぞれ
対応するようになる。
【0069】このため、所望のパートに応じた操作子を
操作するだけで、マイナスワンによって消音したいパー
トが自動的に選択されることになり、選択スイッチの操
作など特別な操作を必要としない。
【0070】また、メロディとオブリガードのパートの
検出方法は、鍵盤の鍵域分割によるものに限らず、MI
DI(Musical Instrument Digital Interface)チャン
ネルの異なる2種類の操作子をMIDIチャンネルで区
別するなど、他の方法でもより。
【0071】また、鍵盤演奏が行なわれないときのその
パートについての自動伴奏の発音開始や、鍵盤演奏を行
なったときのマイナスワンによるパートの消音について
は、それぞれフェードおよびフェードアウトとなるよう
に音量を調節するように制御してもよい。
【0072】さらに、自動演奏に合わせてマイナスワン
のマニュアル演奏が続いているときは、マイナスワン該
当パートの発音タイミングに待ち時間を設けると、マニ
ュアル演奏が少々遅れても該当パートの発音が行われず
に済む。その場合、鍵盤演奏が所定時間以上途切れたと
きはその後待ち時間を設けずに自動演奏を行なうとよ
い。
【0073】以上の実施例では、演奏データとしてRO
Mに記憶されているものを例に説明したが、演奏データ
をRAMに記憶して自動演奏を行なうような場合にも本
発明を適用することができる。
【0074】また、上記の実施例では、鍵盤式電子楽器
の他に、他の演奏用操作子を用いる電子楽器において演
奏用操作子の操作に応じてマイナスワンの機能を切り換
えるようにすることもできる。なお、各処理ルーチン
で、右鍵域をメロディチャンネルに、左鍵域をオブリガ
ードチャンネルに固定的に対応させたが、これに限ら
ず、鍵域と音源チャンネルの対応を自由に設定できるよ
うに構成してもよい。この場合、対応関係を記憶させる
ルーチンと、それを参照するステップを盛り込めばよ
い。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、鍵
盤等の演奏用操作子で演奏できるともに複数パートから
なる楽曲の自動演奏を行なえる自動演奏機能付電子楽器
において、演奏用操作子の操作が検出されたときは、自
動演奏情報の複数のパートのうち演奏用操作子に対応付
けられたパートについての自動演奏の楽音発生を禁止す
るようにしたので、演奏用操作子の操作によりこの演奏
用操作子に対応するパートについてのマイナスワンの機
能が得られるので、練習するときに便利であるなど、マ
イナスワンの機能を操作性よく有効に利用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の自動演奏機能付電子楽器のブロ
ック図である。
【図2】実施例における演奏データの記録フォーマット
を示す図である。
【図3】実施例における制御のメインルーチンのフロー
チャートである。
【図4】実施例におけるキーイベント処理のフローチャ
ートである。
【図5】実施例におけるスタート/ストップ処理のフロ
ーチャートである。
【図6】実施例におけるソング処理のフローチャートで
ある。
【図7】実施例におけるマイナスワン処理のフローチャ
ートである。
【図8】実施例におけるテンポクロック割込み処理のフ
ローチャートである。
【図9】実施例における再生処理のフローチャートであ
る。
【図10】実施例におけるノート処理のフローチャート
である。
【図11】実施例におけるカウント処理のフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…CPU、2…鍵盤、2R…右鍵域、2L…左鍵域、
3…パネルスイッチ、31…ソング選択スイッチ、32
…スタート/ストップスイッチ、33…マイナスワンス
イッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報を入力するための演奏用操作子
    と、 前記演奏用操作子が操作されたかどうかを判定する判定
    手段と、 前記演奏用操作子からの演奏情報に応じた楽音を発生す
    る楽音発生手段と、 複数のパートからなる自動演奏情報に基づいて自動演奏
    の楽音を発生する自動演奏手段と、 前記複数パートからなる自動演奏情報のうちのいずれか
    のパートと前記演奏用操作子とを対応付ける対応付け手
    段と、 前記判定手段によって前記演奏用操作子が操作されたと
    判定されたときは前記複数のパートのうち前記対応付け
    手段によって前記演奏用操作子に対応付けられたパート
    についての自動演奏の楽音発生を禁止するマイナス制御
    手段と、を備えたことを特徴とする自動演奏機能付電子
    楽器。
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