JPH05186014A - 基板搬送装置および基板搬送方法 - Google Patents

基板搬送装置および基板搬送方法

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JPH05186014A
JPH05186014A JP4004841A JP484192A JPH05186014A JP H05186014 A JPH05186014 A JP H05186014A JP 4004841 A JP4004841 A JP 4004841A JP 484192 A JP484192 A JP 484192A JP H05186014 A JPH05186014 A JP H05186014A
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JP
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substrate
supply
processing apparatus
storage
guide
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JP4004841A
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English (en)
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Tadaaki Sugioka
忠明 杉岡
Takeshi Matsumoto
松本  剛
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 搬送工程を簡素化し、マガジンラックの必要
個数を減らして作業環境の整理と製品のコストダウンを
図る。 【構成】 加工前基板10aの供給と加工後基板10b
の収納動作において、加工前基板10aが収容されたマ
ガジン18aと加工後基板10bが収容されたマガジン
18bとを一時貯留するためのストッカ21やこれら各
マガジン13を上昇させるピッチ型エレベータ22を加
工処理装置1の一方側方に設けて共用とし、加工前基板
10aが取出された同一マガジンラック13に加工後基
板10bを返還収容するようにした基板搬送装置とこの
装置を利用する基板搬送方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品として用いら
れる基板の生産工程における基板搬送装置および、基板
搬送方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品として用いられる各種基板は、
その組立て、半田付け、洗浄および検査等の加工や処理
を行う加工処理作業において、基板を収容して加工処理
装置に送給し、また加工処理された基板を受取って収容
する容器としていわゆるマガジンラックが使用される。
そして従来は、図8に示すように、加工処理装置1の上
流側(図8の左側)に基板供給装置2が、また下流側
(図8の右側)に基板収納装置6が設けられる。基板供
給装置2として供給側専用の供給ストッカ3と昇降テー
ブル4と供給ガイド5とが設けられ、基板収納装置6
は、収納側専用の収納ストッカ7と昇降テーブル8と収
納ガイド9とを含む。
【0003】このような従来の配列によると、供給側に
おいて、加工前基板10aがマガジンラック13に満杯
状態とされ、供給ストッカ3の実マガジン供給域に移載
された実マガジン18は、供給側昇降テーブル4上に移
載され、この供給側昇降テーブル4を上下動させながら
実マガジン18内の加工前基板10aを1個ずつ供給ガ
イド5を経て加工処理装置1内に送入する。内部の基板
10aが払出された空マガジン19は、供給側昇降テー
ブル4を上昇させて、供給ストッカ3上に移載される。
【0004】一方、加工処理が終わり、加工処理装置1
から送出された加工後基板10bは収納ガイド9を経て
収納側の空のマガジンラック13内に、上部段または下
部段から1個ずつ収容されてゆく。この基板の収容に先
立ち、収納側昇降テーブル8は、収納ストッカ7の頂面
と面一になるまで上昇し、収納ストッカ7上の空マガジ
ン19を受取った後、前記収納ガイド9からの加工後基
板10bを受取ることができる位置まで下降している。
加工後基板10bで満たされた実マガジン18は収納ス
トッカ7の実マガジン収納域に移載される。
【0005】なお、前記供給側において、加工前基板1
0aの全部が払出されて空となったマガジン19は、昇
降テーブル4が供給ストッカ3の頂面と面一になる位置
まで上昇し、該供給ストッカ上に移載される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の装
置および搬送方法では、加工処理装置の上流側および下
流側にそれぞれ略同形のストッカ、昇降テーブルおよび
ガイドを配置しなければならず、それにともない収容基
板幅を同一に調整したマガジンラックを上流側、下流側
に準備しておかねばならない。そのため、多くの同一規
格のマガジンラックを必要とし、経費がかかる。
【0007】また基板供給装置側、基板収納装置側のい
ずれにおいても空マガジンを回収処理しなければならな
いので、管理が煩雑で搬送工程も複雑であり、そのうえ
広い据付けスペースを必要とするなどの問題が避けられ
ない。
【0008】本発明は上記問題を解消し、工程を簡素化
するとともに少ないマガジンラックで足り、かつ狭い据
付面積にでも設置可能な基板搬送装置および基板搬送方
法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、基板の加工処理装置と、基板供給収納装置と
を組合わせた基板搬送装置であって、前記基板供給収納
装置は、加工処理装置の一方側方に設けられ、複数の基
板が収容されたマガジンを一時貯留する供給収納ストッ
カと、該ストッカに隣接し、加工処理装置側に設けられ
るピッチ型エレベータと、該ピッチ型エレベータと加工
処理装置との間に設けられる供給ガイドおよび収納ガイ
ドとを含み、供給収納ストッカは、下部を加工前基板入
の実マガジンの供給域、上部を加工後基板入の実マガジ
ンの収納域とされ、加工処理装置は、内部搬送手段を備
え、この内部搬送手段に対応して一方側面の下部および
上部に、それぞれ基板入口および基板出口が形成されて
おり、前記供給ガイドおよび収納ガイドは、加工処理装
置の前記基板入口および基板出口にそれぞれ対向して固
定配置されることを特徴とする基板搬送装置である。
【0010】また本発明は、基板の加工処理装置と、基
板供給収納装置とを組合わせた基板搬送装置であって、
前記基板供給収納装置は、加工処理装置の一方側方に設
けられ、複数の基板が収容されるマガジンを一時貯留す
る供給収納ストッカと、該ストッカに隣接し、加工処理
装置側に設けられるピッチ型エレベータと、該ピッチ型
エレベータと加工処理装置との間に設けられる供給ガイ
ドと、加工処理装置の他方側方、上方および一方側方に
わたって設けられる返還収納手段とを含み、供給収納ス
トッカは、下部を加工前基板入の実マガジンの供給域、
上部を加工後基板入の実マガジンの収納域とされ、加工
処理装置は、内部搬送手段を備え、この内部搬送手段に
対応して、一方側面に加工前基板の基板入口が、また他
方側面に加工後基板の基板出口が形成され、供給ガイド
は、加工処理装置の基板入口に対向して固定配置され、
返還収納手段は、基板出口に対応して加工処理装置の他
方側方に配置され、昇降可能な第1収納ガイドと、加工
処理装置の一方側方で前記供給ガイドの上方に配置され
昇降可能な第2収納ガイドと、加工処理装置の上方に配
置され、前記第1および第2収納ガイドの上昇時にこれ
ら両ガイドと連接するリターンコンベアとから成ること
を特徴とする基板搬送装置である。
【0011】さらに本発明は、複数の加工前基板が収容
された実マガジンが、加工処理装置の一方側方に配置さ
れる供給収納ストッカの供給域から、ピッチ型エレベー
タ上へ移載され、前記実マガジンから基板を1個ずつ取
出し、基板入口から加工処理装置に供給して加工を施
し、加工後基板は、加工処理装置の一方側において、前
記加工前基板が取出されたピッチ型エレベータ上の元の
マガジンラックに返還収容され、この加工後基板入の実
マガジンは、前記ピッチ型エレベータによって持ち上げ
られ、再び元の供給収納ストッカの収納域に移載される
ようにしたことを特徴とする基板搬送方法である。
【0012】
【作用】本発明に従えば、加工前基板は、マガジンラッ
クに収容された状態で、それが乗載される供給収納スト
ッカの供給域からピッチ型エレベータ上に移載され、該
ピッチ型エレベータを所定ピッチずつ上昇させながら1
個ずつ供給ガイドを経て基板入口から加工処理装置内に
送入され、加工が施される。
【0013】加工後の基板は、基板出口から送出され、
加工処理装置の一方側において収納ガイドまたは第2収
納ガイドを経て元のマガジンラック内へ返還収容され、
この加工後基板入の実マガジンは前記供給収納ストッカ
の収納域へ移載される。
【0014】
【実施例】図1は、本発明の基板搬送装置の一実施例の
側面図であり、図2は、その拡大側面図である。この実
施例において従来の構成に類似し、対応する部分には同
一の参照符を付す。基板搬送装置は、基板の組立て、半
田付け、洗浄および検査などを行うための加工処理装置
1と、この加工処理装置1の一方側方に組合せ設置され
た基板供給収納装置20とを有する。
【0015】図3は、本発明にかかる加工処理装置の側
面図である。図に示すように加工処理装置1は、一方側
面(図3の左側面)の下部に、加工前基板10aが送入
されるための基板入口11が、また一方側面の上部に加
工後基板10bが送出される基板出口12が形成され
る。加工処理装置1内には、前記基板入口11に向く供
給コンベア26、該供給コンベア26の下流側に連設さ
れるメインコンベア27、さらにメインコンベア27の
下流側に設けられるリフタ(図示せず)付の正逆回転コ
ンベア28、および前記供給コンベア26とメインコン
ベア27の上方に平行して設置され、基板出口12に向
くリターンコンベア29とから成る内部搬送手段25が
設けられる。
【0016】また、加工処理装置1内には、前記基板の
組立てなどを行うための図示外の加工処理手段が設けら
れ、前記メインコンベア27は加工処理を行うにあたっ
て基板を保持する。正逆回転コンベア28はメインコン
ベア27から加工後基板10bを受取り、リターンコン
ベア29の位置まで上昇し、逆回転してリターンコンベ
ア29に加工後基板10bを送給する。内部搬送手段2
5の各コンベアは、いずれも基板幅に合わせて幅が調整
可能とされる。実施例によると、供給コンベア26とリ
ターンコンベア29との高さの差hは50mmとなって
おり、これに対応して前記基板入口11と基板出口12
とが構成される。
【0017】リターンコンベア29の上方で基板出口1
2の付近には、基板返還プッシャ35が配設される。こ
の基板返還プッシャ35は、水平方向に作動するピスト
ンシリンダ機構36と、そのピストン棒37の先端部に
枢支されるフック38とから成る。フック38は、加工
後基板10bの進行方向に沿って軽く揺動自在とされる
が、反対方向に対しては揺動しない。したがって、フッ
ク38は、加工後基板10bがリターンコンベア29に
乗載されて進行するときには、該基板10bに押されて
揺動し、上方に退避して基板10bの通過を許すが、ピ
ストン棒37が基板出口12に向いて作動される際は、
前記基板10bを収納ガイド24を経てピッチ型エレベ
ータ22上のマガジンラック13の空所へ押出される。
【0018】基板供給収納装置20は、複数の基板10
が収容されて満杯となったマガジン18を一時貯留する
供給収納ストッカ21と、該ストッカ21に隣接して、
加工処理装置1側に設けられるピッチ型エレベータ22
と、該ピッチ型エレベータ22と加工処理装置1との間
に固定設置される供給ガイド23および収納ガイド24
とを有する。
【0019】供給収納ストッカ21は、下部を、加工前
基板10aが収容された実マガジン18aが乗載される
供給域21aとし、上部を、加工後基板10bが収容さ
れた実マガジン18bが乗載される収納域21bとして
いる。これら供給域21aへの前記実マガジン18aの
移載および収納域21bから前記実マガジン18bの移
載は別途搬送手段によるが、手作業でもよい。
【0020】供給収納ストッカ21の供給域21aおよ
び収納域21bの底部には、それぞれの実マガジン18
a,18bを次の工程へ移載し易い位置まで運ぶための
導電性プラスチックチエンによるマガジン搬送コンベア
30a,30bが設置されている。また、供給域21a
の上部には、ピッチ型エレベータ22上に移載された実
マガジン18a内の加工前基板10aを1枚ずつ供給ガ
イド24上に払出すため、ピストン棒33を水平方向に
往復動させるピストンシリンダ機構32を利用した基板
払出しプッシャ31と、ピッチ型エレベータ22上で、
加工後基板10bが収容される実マガジン18bを供給
収納ストッカ21の収納域21bに引込むためのマガジ
ン引込みプッシャ39とが装架される。
【0021】図4は、図2の左側から見たピッチ型エレ
ベータ22の正面図であり、図5は図4の切断面線V−
Vから見た平面図である。これらの図に示すように、ピ
ッチ型エレベータ22は、駆動用モータ22aの回転
を、モータプーリ22b、ベルト22c、ドライビング
プーリ22dを介してリフト手段34に伝達するように
形成される。このリフト手段34は、四隅角の上部およ
び下部に設けられ、実マガジン18a,18bの進行方
向に沿う軸線l(図5参照)に平行な回転軸線を有する
上下部のスプロケット54,55と、同一鉛直線上にあ
る上部および下部のスプロケット54,55に噛合うエ
ンドレスの4本のチエン56と、前記実マガジン18
a,18bの進行方向に沿う軸線lを挟んで対向し、か
つ前後(図5の上下)のチエン56,56にわたって固
着される複数のL形ガイド57とを有する。L形ガイド
57は、L形に一体形成された自由片57aと固定片5
7bとから成り、前記軸線lを挟む左右(図5の左右)
チエンの対向面側において、L形直角面が互いに対向
し、自由片57aを下方にし、チエンの長手方向にマガ
ジンラック13の高さよりも大きい一定間隔をおき、固
定片57bの外側面がチエン56に接する姿勢で固定さ
れる。また、左右チエンは、同速で、かつ所定のピッチ
ずつ間欠的に上昇する方向へ駆動されるが、この駆動
は、前記ドライビングプーリ22dを介し図示外の間欠
駆動機構によって与えられる。
【0022】このように、ピッチ型エレベータ22は、
リフト手段34の左右のL形ガイド57の自由片57a
でマガジンラック13の両側底部を引掛けて持ち上げる
ようチエン56が一定方向に回転駆動され、かつL形ガ
イド57はチエン56のまわりの長手方向に一定間隔を
おいて複数組設けられている。このピッチ型エレベータ
22によると、従来技術で示した昇降テーブル4,8を
用いる場合に生ずる昇降テーブルの復帰時間が不用とな
り、昇降テーブルより構造が簡単で、しかも作業性が高
い。
【0023】供給ガイド23および収納ガイド24は、
加工処理装置1の基板入口11および基板出口12に対
向してそれぞれ配設され、キャリーベルト23a,24
aを備えている。
【0024】次に図6に示す斜視図に従ってマガジンラ
ックを説明する。マガジンラック13は、実施例による
と、横幅W=400mm、奥行L=460mm、高さH
=568mmの立方体状とされ、頂板13aと底板13
bとを四方の支柱13cで固定し、横幅方向一方側(図
6の右側)に固定みぞ板14が、他方側(図の左側)に
可動みぞ板15が直立状に設けられる。
【0025】これら両みぞ板14,15には、互いの対
向面に、水平方向に沿う対称のみぞ14a,15aが形
成される。これらのみぞ14a,15aは、たとえば上
下方向に10mmピッチとされ、上下に50段設けられ
る。これらの対向する2つのみぞ14a,15a間に
は、それぞれ基板が1個ずつ収容可能であり、したがっ
て1個のマガジンラック13には最高で50個の基板が
収容されることになる。前記可動みぞ板15は収容され
る基板の幅に合わせて固定みぞ板14との間隔が調整可
能とされる。すなわち、前記頂板13aおよび底板13
bには、横幅方向に沿う平行な2条ずつのスリットガイ
ド16が設けられ、このガイド16と固定手段17とに
よって可動みぞ板15が固着可能とされる。
【0026】前記固定手段17は、頂板13a、底板1
3bの外面に当接配置される座板17aと、この座板1
7aを経て前記スリットガイド16を挿通し、可動みぞ
板15の頂部および底部に螺合するスライド螺子17b
とから成り、このスライド螺子17bを締めつけること
によって、可動みぞ板15と座板17aとの間に頂板1
3aや底板13bを挟圧して可動みぞ板15を固定する
ことができる。固定みぞ板14と可動みぞ板15との好
ましい可変間隔は、90〜330mmとされる。
【0027】この一実施例に示す基板搬送装置による
と、供給収納ストッカ21は加工処理装置1の一方側方
に設けられるので、加工前基板10aが供給される側
と、加工後基板10bが収納される側とは同一側に定め
られ、一体となった供給収納ストッカ21が利用でき、
ピッチ型エレベータ22も供給用および収納用として共
用できる。したがって、上記基板搬送装置を利用する場
合、加工前の基板10aは、マガジンラック13に収容
されて加工処理装置1の一方側方に配置される供給収納
ストッカ21の供給域21aに乗載される。この加工前
基板10aが詰った実マガジン18aは、供給側マガジ
ン搬送コンベア30aが駆動されて、ピッチ型エレベー
タ22の駆動経路上に搬送される。この実マガジン18
aは、その左右両側底部を、駆動中のピッチ型エレベー
タ22のチエン56に固定されるL形ガイド57の自由
片57aで掬い上げられ、円滑にピッチ型エレベータ2
2への移載が行なわれる。
【0028】このように実マガジン18aがピッチ型エ
レベータ22上に正しく乗載されると、図2に示すよう
に、前記ピッチ型エレベータ22の作動によって実マガ
ジン18aを、マガジンラック13のみぞ板14,15
のみぞの所定ッチずつ間欠的に上昇させ、最上部の加工
前基板10aを基板払出しプッシャ31のピストン棒3
3に対向させたのち、該基板払出しプッシャ31を作動
させ、前記最上部の基板10aを供給ガイド23を経て
加工処理装置1の供給コンベア26上に送入する。
【0029】最上部の基板10aが送入されるとピッチ
型エレベータ22は、再び基板の収容間隙に応じて所定
ピッチ分だけ回転し、次の上部の基板10aを前記と同
様にして供給コンベア26上に送入する。このように実
マガジン18a内の加工前基板10aは上部から下部へ
と順次供給コンベア26上に送入される。
【0030】供給コンベア26上に送入された加工前基
板10aは、該コンベア26によって送られ、メインコ
ンベア27上に送給されて加工が施される。加工後基板
10bは搬送方向に沿って正転状態の正逆転コンベア2
8へ送給される。この正逆転コンベア28は、上方のリ
ターンコンベア29の高さまで上昇し、逆転し、乗載さ
れるている加工後基板10bを次のリターンコンベア2
9に移す。
【0031】リターンコンベア29上に送給された加工
後基板10bは、キャリーベルト24aが駆動される収
納ガイド24に至り、作動する基板返還プッシャ35の
フック38によって押出され、元のマガジンラックに返
還収容されることになる。いま、加工前基板10aが1
0mm間隔でマガジンラック13に収容されているもの
と仮定すると、上記のように作動するためには、ピッチ
型エレベータ22が10mmずつ間欠回転していること
になり、先に払出された基板は内部搬送手段25に仕掛
中ということになる。
【0032】加工が終り、加工処理装置1から収納ガイ
ド24上に送出された加工後基板10bは、マガジンラ
ック13に返還されるべく、ピッチ型エレベータ22に
よってマガジンラック13が持ち上げられ、この加工後
基板10bが、それが収容される空所に対向するに至る
と、基板返還プッシャ35が作動して、該基板10bを
マガジンラック13に押出す。このように、加工後基板
10bは順次上部から下部へと元のマガジンラック13
に収容される。
【0033】このようにして1つの実マガジン中の加工
前基板10aがすべて加工され、加工後基板10bとし
て元のマガジンラック13に返還収容されると、ピッチ
型エレベータ22がこの実マガジン18bを、供給収納
ストッカ21の収納域21bと同じ高さまで持ち上げ、
マガジン引込みプッシャ39を作動させて供給収納スト
ッカ21上に移載される。続いてマガジンコンベア30
bが駆動されて、この加工後基板入の実マガジン18b
は、供給収納ストッカ21の収納域21bの所定位置ま
で進んで一時貯留される。
【0034】図7は、本発明の他の実施例を示す側面図
である。この実施例は加工処理装置1内にリターンコン
ベアを設置できない場合に適用される。この実施例の基
板供給収納装置40では、供給収納ストッカ41、ピッ
チ型エレベータ42、供給ガイド43は前述の一実施例
と同様に、加工処理装置1の一方側方に設けられるが、
加工後基板10bの基板出口12は加工処理装置1の他
方側面に設けられ、内部搬送手段44は、大略水平方向
に配置されて基板出口12に向く供給コンベア45とメ
インコンベア46と送出コンベア47とを備える。
【0035】また返還収納手段48として、前記基板出
口12に対向して設けられ、昇降自在でかつ正逆回転す
る第1収納ガイド49と、前記供給ガイド43の上方に
設けられ、昇降自在な第2収納ガイド50と、加工処理
装置1の上方に設けられ、前記第1収納ガイド49およ
び第2収納ガイド50の上昇時にこれら両ガイドに連接
するように配置されるリターンコンベア51とを有す
る。
【0036】なお、他の実施例の基板搬送装置の場合に
は、加工後基板10bは、加工処理装置1の他方側方の
第1収納ガイド49へ送出され、第1収納ガイド49が
リターンコンベア51の高さまで上昇し、そのキャリー
ベルトが逆回転されることによってリターンコンベア5
1に給送され、さらに第2収納ガイド50に移される。
この加工後基板10bが乗載された第2収納ガイド50
は、供給ガイド43の上方たとえば50mmの位置まで
下降し、前実施例と同様に図示外の基板返還プッシャが
作動して加工後基板10bを元のマガジンラックに返還
収容する。
【0037】その他の作動態様は前記一実施例と同様で
ある。
【0038】前記一実施例に関して、内部搬送手段25
における供給コンベア26とリターンコンベア29との
高さの差hは、基板が収容されるマガジンラック13の
みぞ板14,15のみぞピッチによって定められ、ま
た、前記他の実施例の場合、マガジンラック13の空所
へ基板を返還収容するために下降したときの第2収納ガ
イド50と供給ガイド43との高低間隔も上記に準じて
定められ、さらに、内部搬送手段や返還収納手段におけ
るコンベアの走行スピードおよび基板加工のための所要
時間によっても適宜変更される。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、基板搬送のための基板
供給および基板収納は、加工処理装置の一方側方におい
て、共用の供給収納ストッカおよび共用のピッチ型エレ
ベータを利用してマガジンラックから加工前基板を取出
し、同一のマガジンラックへ加工後基板を返還するよう
にしたので、工程および設備が極めて簡素化され、作業
性が向上し、マガジンラックも加工処理装置の一方側で
使用可能な数で足りることになり、作業現場の整理が良
好となり、狭いスペースで間に合い、経費節減にも大き
く役立つ。したがって、職場環境が向上し、製品単価の
低減が図れるなどの効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板搬送装置の一実施例の側面図であ
る。
【図2】図1の部分拡大側面図である。
【図3】図1の他の部分拡大側面図である。
【図4】ピッチ型エレベータの正面図である。
【図5】図4の切断面線V−Vから見た平面図である。
【図6】マガジンラックの斜視図である。
【図7】本発明の基板搬送装置の他の実施例の側面図で
ある。
【図8】従来の基板搬送装置の側面図である。
【符号の説明】
1 加工処理装置 10a 加工前基板 10b 加工後基板 11 基板入口 12 基板出口 13 マガジンラック 18a 加工前基板入実マガジン 18b 加工後基板入実マガジン 20,40 基板供給収納装置 21,41 供給収納ストッカ 22,42 ピッチ型エレベータ 23,43 供給ガイド 25 内部搬送手段 31 基板払出しプッシャ 34 リフト手段 35 基板返還プッシャ 48 返還収納手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の加工処理装置と、基板供給収納装
    置とを組合わせた基板搬送装置であって、 前記基板供給収納装置は、加工処理装置の一方側方に設
    けられ、複数の基板が収容されたマガジンを一時貯留す
    る供給収納ストッカと、該ストッカに隣接し、加工処理
    装置側に設けられるピッチ型エレベータと、該ピッチ型
    エレベータと加工処理装置との間に設けられる供給ガイ
    ドおよび収納ガイドとを含み、 供給収納ストッカは、下部を加工前基板入の実マガジン
    の供給域、上部を加工後基板入の実マガジンの収納域と
    され、 加工処理装置は、内部搬送手段を備え、この内部搬送手
    段に対応して一方側面の下部および上部に、それぞれ基
    板入口および基板出口が形成されており、 前記供給ガイドおよび収納ガイドは、加工処理装置の前
    記基板入口および基板出口にそれぞれ対向して固定配置
    されることを特徴とする基板搬送装置。
  2. 【請求項2】 基板の加工処理装置と、基板供給収納装
    置とを組合わせた基板搬送装置であって、 前記基板供給収納装置は、加工処理装置の一方側方に設
    けられ、複数の基板が収容されるマガジンを一時貯留す
    る供給収納ストッカと、該ストッカに隣接し、加工処理
    装置側に設けられるピッチ型エレベータと、該ピッチ型
    エレベータと加工処理装置との間に設けられる供給ガイ
    ドと、加工処理装置の他方側方、上方および一方側方に
    わたって設けられる返還収納手段とを含み、 供給収納ストッカは、下部を加工前基板入の実マガジン
    の供給域、上部を加工後基板入の実マガジンの収納域と
    され、 加工処理装置は、内部搬送手段を備え、この内部搬送手
    段に対応して、一方側面に加工前基板の基板入口が、ま
    た他方側面に加工後基板の基板出口が形成され、供給ガ
    イドは、加工処理装置の基板入口に対向して固定配置さ
    れ、 返還収納手段は、基板出口に対応して加工処理装置の他
    方側方に配置され、昇降可能な第1収納ガイドと、加工
    処理装置の一方側方で前記供給ガイドの上方に配置され
    昇降可能な第2収納ガイドと、加工処理装置の上方に配
    置され、前記第1および第2収納ガイドの上昇時にこれ
    ら両ガイドと連接するリターンコンベアとから成ること
    を特徴とする基板搬送装置。
  3. 【請求項3】 複数の加工前基板が収容された実マガジ
    ンが、加工処理装置の一方側方に配置される供給収納ス
    トッカの供給域から、ピッチ型エレベータ上へ移載さ
    れ、前記実マガジンから基板を1個ずつ取出し、基板入
    口から加工処理装置に供給して加工を施し、加工後基板
    は、加工処理装置の一方側において、前記加工前基板が
    取出された昇降テーブル上の元のマガジンラックに返還
    収容され、この加工後基板入の実マガジンは、前記ピッ
    チ型エレベータによって持ち上げられ、再び元の供給収
    納ストッカの収納域に移載されるようにしたことを特徴
    とする基板搬送方法。
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