JPH05180128A - スタータオルタネータ - Google Patents

スタータオルタネータ

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JPH05180128A
JPH05180128A JP57292A JP57292A JPH05180128A JP H05180128 A JPH05180128 A JP H05180128A JP 57292 A JP57292 A JP 57292A JP 57292 A JP57292 A JP 57292A JP H05180128 A JPH05180128 A JP H05180128A
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JP
Japan
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power generation
engine
sleeve
mesh
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP57292A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Innami
敏之 印南
Naoyuki Tanaka
直行 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ピニオン軸1には、エンジン始動用のピニオン
ギヤ2,発電用のプーリ3a、及びスリーブ4,噛み合
い歯車7,同期リング8によって構成されるシンクロメ
ッシュ機構が配置されている。またスリーブ4は、ピニ
オン軸1とスプライン6によって締結されており、軸方
向に動くことが可能となっている。また噛み合い歯車に
はプーリ3aが締結され、スリーブ4と噛み合い歯車7
とが噛み合っていないときには、プーリ3aは自由に回
転できる構造となっている。 【効果】スタータオルタネータに速比切り替え機構を設
けているため、始動と発電に必要な回転数,トルクを与
えることが可能となり、電動発電機は小型軽量となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの始動、発電
を行うスタータオルタネータに係り、特に、始動時と発
電時とで、別々のトルク,回転数をエンジンのクランク
軸、もしくは、電動発電機の回転子に与えることを可能
としたスタータオルタネータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンの始動にはスタータを、
発電にはオルタネータを、と言う様に別々の補機を設け
ていたが、最近ではエンジンスペースの縮小化,重量の
軽減化のため、スタータとオルタネータを一体化しよう
とする動きがある。スタータとオルタネータを一体化し
た例は、マツダの論文(自動車技術会 前刷集8921
989−10)で紹介されている。このシステムは、エ
ンジンのフライホイール部に同期機を用いた電動発電機
を配置し、クランク軸と同期機の回転子を直結した方式
である。始動時には電動発電機に電気を流してモータと
して使用し、回転子の出力であるエンジンのクランク軸
を直接クランキングする。また、エンジンがかかるとク
ランク軸からの出力によって、電動発電機の回転子は直
接駆動され、発電を行うようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術は、スタータ
とオルタネータを一体化してエンジンスペースの縮小化
と重量の軽減を図ろうとしている。しかし、回転子がク
ランク軸に直結された電動発電機を用いてエンジンの始
動トルクを発生しようとすると、電動発電機である同期
機の外形寸法および重量は大きなものとなり、車両への
搭載は困難となる。また、始動トルクを発生させ得る同
期機を発電機として用いると、発電容量は従来のオルタ
ネータと比較して、オーバースペックとなる。このよう
に、スタータオルタネータでの課題は、エンジンの始動
トルクを発生させ得る容量を確保しながら、一体化した
長所である小型軽量化を実現することにある。
【0004】本発明の目的は、従来のスタータ性能と従
来のオルタネータ性能を満足し、且つ、小型軽量のスタ
ータオルタネータを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の問題は、エンジン
の始動に必要なトルクを電動発電機である同期機のみで
発生させようとしたために生じる。従来のスタータで
は、モータからの出力を減速し、トルクを増大させてエ
ンジンを始動させているため、モータは小型軽量となっ
ている。そこで、軽量小型のスタータオルタネータを実
現するには、エンジン始動時には、電動発電機からの出
力を減速機を介して減速し、トルクを増大させる必要が
ある。また、エンジン始動後の発電に必要な回転数は始
動時とは異なっているため、始動に用いる減速機を発電
時に用いることはできない。そこで、スタータとオルタ
ネータの性能を両立するためには、少なくとも二つの速
比の切り替えを行う機構が必要となる。
【0006】そこで本発明の一実施例では、ピニオン軸
とクランク軸との間に、二つの減速機(増速機)を設
け、その速比の切り替えを行う機構を配している。この
速比切り替え機構を設けることによって、エンジンの始
動時には、電動発電機の出力を減速し、トルクを増加さ
せてエンジンを始動させる。また、エンジンが始動した
後、速比切り替え機構は、始動時と速比を切り替え、ク
ランク軸からの出力は、始動時とは異なった速比で電動
発電機内の回転子を駆動し発電を行う。
【0007】
【作用】上記のような構造を用いることにより、始動時
と発電時で、異なったトルク,回転数をクランク軸、も
しくは電動発電機の回転子に与えることができる。この
ため、スタータ性能とオルタネータ性能を満足した小型
軽量のスタータオルタネータを実現できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明によるスタータオルタネータの
一実施例について説明する。
【0009】図1は、本実施例における、スタータオル
タネータの速比切り替え機構である。ピニオン軸1に
は、エンジン始動用のピニオンギヤ2,発電用プーリ3
a、及びすでに公知の技術であるシンクロメッシュ機構
が配置されている。ピニオンギヤ2とスリーブ4の間に
はローラ5が存在しており、ピニオンギヤ2にかかる逆
向きのトルクを吸収するための一方向クラッチの役割を
果たしている。このため、スリーブ4とピニオンギヤ2
は、軸方向及び正回転時には一体となり移動,回転し、
逆回転のトルクがかけられた時のみ、ピニオンギヤ2は
空転する。またスリーブ4は、ピニオン軸1とスプライ
ン6によって回転方向には締結されながら軸方向に移動
できるようになっている。スリーブ4と噛み合い歯車7
の間には同期リング8が存在しており、シンクロメッシ
ュ機構を構成している。噛み合い歯車7には発電用プー
リ3aが締結されており、スリーブ4と噛み合い歯車7
とが噛み合っていないとき、発電用プーリ3aはピニオ
ン軸1の回転とは無関係に自由に回転できる。また、ス
リーブ4と噛み合い歯車7が噛み合っているときは、発
電用プーリ3aとピニオン軸1は締結されており、同じ
回転数で回転する。
【0010】図2は、本実施例における、スタータオル
タネータの電気回路を示している。
【0011】本実施例の電動発電機は三相星型結線され
たコイル9a,9b,9cを主電機子とし固定するとと
もに、外周部に配置されたコイル10を界磁回転子とし
ている。また、界磁回転子であるコイル10には、一定
電圧が供給されている。主電機子に対する回転子の位置
は、回転子位置検出装置11により検出され、コントロ
ーラ12に入力されている。
【0012】始動と発電の切り替えは、スタータスイッ
チ13によって行う。スタータスイッチ13がオンにな
ると、バッテリ14からソレノイド15に電気が流れ、
プランジャ16を吸引する。プランジャ16が完全に吸
引されるとプランジャ16の終端部が接点17と接し、
コントローラ12に信号が入力される。コントローラ1
2に前述の信号が入力されると、始動モードとなり、コ
ントローラ12は、回転子位置検出装置11によって得
られた回転子の極性に応じて、インバータ回路18に三
種の位相のオン−オフ信号を出力する。インバータ回路
18は、コントローラ12からの信号に応じて、回転子
のコイル9a,9b,9cに流れる電流を制御して回転
子を回転させる。また、スタータスイッチ13がオフに
なると、コントローラ12は、発電モードとなり、回転
子が回転すると、回転子のコイル9a,9b,9cに電
気が流れ、バッテリ14を充電する。
【0013】本実施例のシステムは、図1で説明された
速比切り替え機構と、図2で説明された電動発電機19
とマグネットスイッチ20とで構成される。システム全
体は、図3に示されている。
【0014】次に、本実施例の動作について説明する。
【0015】図3は、エンジン始動時における速比切り
替え機構の状態を示した図である。始動時、スタータス
イッチ13がオンになると、マグネットスイッチ20内
のソレノイド15に電気が流れ、プランジャ16は、ば
ね21に逆らって、シフトレバー22の上端部を図中左
に押し出す。シフトレバー22は、スリーブ4を軸方向
に移動させる構造となっているため、シフトレバー22
の下端部は、スリーブ4を図中右に移動させてピニオン
ギヤ2をエンジン23のクランク軸24に締結されてい
るリングギヤ25と噛み合わせる。この時点で、発電用
プーリ3a、及び噛み合い歯車7は、ピニオン軸1とは
締結されておらず、自由に回転することができる。ピニ
オンギヤ2とリングギヤ25が噛み合った後、マグネッ
トスイッチ20内の接点17が引き込まれたプランジャ
16によりオンになる。接点17がオンの信号がコント
ローラ12に入ると前述したように、コントローラ12
から三種の位相のオン−オフ信号がインバータ回路18
に出力され電動発電機19はモータとなり、ピニオン軸
1を回転させる。トルクの流れは、ピニオン軸1からス
プライン6によって結合されたスリーブ4を介してピニ
オンギヤ2に送られ、リングギヤ25を介してエンジン
23のクランク軸24に送られる。また、電動発電機1
9からの出力は、ピニオンギヤ2とリングギヤ25の間
で減速され、増大されたトルクによってクランク軸24
を駆動し、エンジン23を始動させる。エンジン23の
クランク軸24が回転すると、クランク軸24に締結さ
れたプーリ3bは回転し、ベルト26を通して発電用プ
ーリ3aを回転させる。しかしこの時点では、スリーブ
4は噛み合い歯車7と切り放されているので、プーリ3
aは自由に回転でき、ピニオン軸1とのトルクのやりと
りをしない。
【0016】図4は、エンジン停止時、および発電時の
上記速比切り替え機構の状態を示した図である。
【0017】エンジン停止時には、スタータスイッチ1
3はオフになっており、マグネットスイッチ20内のプ
ランジャ16は、ばね21の力によってシフトレバー2
2上端部を図中右側に引っ張っている。そのためシフト
レバー22下端部は、スリーブ4を図中左側に押し出
し、噛み合い歯車7と噛み合わせる。その時点では、ピ
ニオンギヤ2はリングギヤ25とは噛み合っていない。
【0018】その後、スタータスイッチをオンにして、
前述した始動モードにより、エンジンの始動が行われ
る。
【0019】エンジン23が始動し、スタータスイッチ
13が再びオフとなると、本実施例のシステムは、発電
モードとなる。マグネットスイッチ20内のプランジャ
16は、ばね21の力によって図中右側に再び引き戻さ
れる。そのため、シフトレバー22はスリーブ4を図中
左側に移動させる。スリーブ4が図中左へ移動すると、
ピニオンギヤ2はリングギヤ25から抜け、スリーブ4
は噛み合い歯車7と噛み合おうとする。この時点では、
エンジン23は既に始動しており、クランク軸24に直
結されたプーリ3bは回転している。そのため、ベルト
26でつながれている発電用プーリ3aとスリーブ4と
の間に回転差が生じる。そこで、シンクロメッシュ機構
を用い、スリーブ4と噛み合い歯車7とをスムースに噛
み合わせ、発電用プーリ3aとピニオン軸1とを連結し
ている。トルクの流れは、エンジン23のクランク軸2
4直結のプーリ3bからベルト26,発電用プーリ3
a,噛み合い歯車7,スリーブ4,ピニオン軸1に伝わ
る。このとき、ピニオンギヤ2は発電用プーリ3aと同
じ回転数で回転しているが、リングギヤ25からは切り
放されているので、トルクはエンジン23に戻らない。
ピニオン軸1が回転することにより、電動発電機19は
発電機としての機能を行い電気を発電する。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、スタータオルタネータ
に速比切り替え機構を設けているため、始動と発電に必
要な回転数,トルクを与えることが可能となっている。
そのため、電動発電機は小型軽量となる。また、始動モ
ードから発電モードに移行する際、シンクロメッシュ機
構を用いて切り替えを行うため、衝撃が少なく、静かな
切り替えを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスタータオルタネータの速比切り
替え機構の一実施例の断面図。
【図2】本発明によるスタータオルタネータの電気回路
の一実施例を示す回路図。
【図3】本発明によるスタータオルタネータの一実施例
であるシステムの始動時の状態を示す系統図。
【図4】本発明によるスタータオルタネータの一実施例
であるシステムの停止時および発電時の状態を示す系統
図。
【符号の説明】
1…ピニオン軸、2…ピニオンギヤ、3a,3b…プー
リ、4,7,8…シンクロメッシュ機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチのオン−オフにより、電動発電機
    をモータとして用い、ピニオンギヤをエンジンのリング
    ギヤに噛み合わせてエンジンを始動する機能と、電動発
    電機を発電機として用い、エンジンのクランク軸からの
    回転によって発電する機能と兼ね備えたシステムにおい
    て、始動時と発電時に速比を切り替える機構を有するこ
    とを特徴とするスタータオルタネータ。
JP57292A 1992-01-07 1992-01-07 スタータオルタネータ Pending JPH05180128A (ja)

Priority Applications (1)

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JP57292A JPH05180128A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 スタータオルタネータ

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JP57292A JPH05180128A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 スタータオルタネータ

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Publication Number Publication Date
JPH05180128A true JPH05180128A (ja) 1993-07-20

Family

ID=11477431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57292A Pending JPH05180128A (ja) 1992-01-07 1992-01-07 スタータオルタネータ

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JP (1) JPH05180128A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015086720A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 株式会社デンソー システム、及びシステムの制御装置
JP2015094253A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 株式会社デンソー エンジンの始動装置
JP2015224563A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 株式会社デンソー エンジン始動装置の制御装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015086720A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 株式会社デンソー システム、及びシステムの制御装置
JP2015094253A (ja) * 2013-11-11 2015-05-18 株式会社デンソー エンジンの始動装置
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