JPH05178471A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH05178471A
JPH05178471A JP34662691A JP34662691A JPH05178471A JP H05178471 A JPH05178471 A JP H05178471A JP 34662691 A JP34662691 A JP 34662691A JP 34662691 A JP34662691 A JP 34662691A JP H05178471 A JPH05178471 A JP H05178471A
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roller
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JP34662691A
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Hideki Arimoto
英樹 有本
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Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙の枚数に関係なく用紙をフィードローラ
に一定の力で押圧でき、一度に多量の用紙を収納できる
給紙装置を提供する。 【構成】 密着された多数の用紙Pを立姿勢で収納する
ホッパ本体61を、ベースプレート62上に上面開口の枠形
に設ける。ホッパ本体61内に底板となる斜板63を傾斜状
に設ける。この斜板63の下降側に位置する側板64に、用
紙Pを一枚ずつホッパ本体61内から送出すフィードロー
ラ41を設け、フィードモータ41a により駆動する。ホッ
パ本体61内の用紙Pをフィードローラ41側へ押圧するた
めに、前記斜板63の上昇側から下降側にわたって重錘71
を自重により移動自在に設ける。重錘71は、下部に設け
られたローラ73,76によりスライドレール72に沿って円
滑に自由落下する。重錘71の前面に用紙Pに当接する押
圧板77を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給紙機構を備えた事務
機械全般に使用される給紙装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、手形、小切手等の帳票類発行処
理業務で使用される印字装置では、帳票類の用紙を収納
するホッパからプリンタに対して用紙を1枚ずつ紙送り
しなければならない。
【0003】この種のホッパでは、密着された多数の用
紙を立姿勢で収納するホッパ本体と、このホッパ本体内
の用紙を側方へ押圧する手段と、その押圧を受ける側に
配置され用紙を一枚ずつホッパ本体内から送出すフィー
ドローラとを有する給紙機構が採用されている。
【0004】従来、前記ホッパ本体内の用紙をフィード
ローラ側へ押圧する手段としては、スプリングによって
用紙側へ弾力的に附勢されるプレスローラが一般的に使
用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記スプリングによる
プレスローラの押圧力は、ホッパ本体内にある用紙の厚
みによって変化する。すなわち、用紙が多量であればそ
の分、スプリングの変形量が大きいのでその押圧力も大
きく、また用紙が少量になればスプリングの変形量が小
さくなるのでその押圧力も小さくなる。このように、ホ
ッパ本体内にある用紙の厚みによって用紙をフィードロ
ーラ側へ押圧する力が変化し、一定の押圧力を確保でき
ないので、従来の給紙機構では一度にホッパ本体内に収
納できる用紙枚数が限られている。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、用紙の枚数に関係なくフィードローラに対する一
定の押圧力を確保でき、一度に多量の用紙を収納するこ
とが可能の給紙装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
密着された多数の用紙を立姿勢で収納するホッパ本体
と、このホッパ本体内の用紙を側方へ押圧する手段と、
その押圧を受ける側に配置され用紙を一枚ずつホッパ本
体内から送出すフィードローラとを有する給紙装置にお
いて、前記フィードローラが位置する側を下降側とする
とともに反対側を上昇側とするように用紙の下側にて傾
斜状に設けられた斜板と、この斜板の上昇側から下降側
にわたって自重により移動自在に設けられ、用紙をフィ
ードローラ側に押圧する重錘とを具備した給紙装置であ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の給
紙装置において、フィードローラによりホッパ本体から
送出される用紙の出口部に、用紙送り方向とは逆方向に
回転して用紙のフィードローラ作用面と反対側の面に抵
抗を与えるダブルフィード防止ローラが設けられたもの
である。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の給紙装置において、連動される複数のフィードロ
ーラが用紙送り方向に配置されたものである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項2記載の給
紙装置において、ダブルフィード防止ローラが用紙面に
対し進退調整可能に設けられたものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明は、斜板に沿って自重で下
降側へ移動する重錘により用紙をフィードローラ側に押
圧し、フィードローラと用紙との間に一定の接触抵抗を
確保し、フィードローラにより用紙を一枚ずつホッパ本
体内から送出す。重錘の自重による押圧力は常に一定で
あり、変化しない。
【0012】請求項2記載の発明は、フィードローラに
より用紙の一側面に送り力を作用させるとともに、用紙
の反対側の面に逆回転のダブルフィード防止ローラによ
り軽い抵抗を与えることにより、重複して送出されよう
とする2枚の用紙のうちダブルフィード防止ローラ側の
用紙を係止して、2枚の用紙を分離する。
【0013】請求項3記載の発明は、送り方向サイズの
異なる用紙であっても連動される複数のフィードローラ
によって確実に送出す。
【0014】請求項4記載の発明は、用紙の厚みに応じ
てダブルフィード防止ローラを進退調整する。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に示される実施例を参照
して詳細に説明する。
【0016】図4は、本発明に係る給紙装置を装着した
印字装置の一実施例を示す平面図である。なお各部は中
央演算処理装置(CPU)によって制御される。
【0017】先ず、この印字装置の概要を説明すると、
用紙搬送ラインの最初の部分に、帳票類(手形、小切手
等)の用紙を種別(本紙、表紙、受取紙、裏表紙、仕切
紙等)ごとに収容するとともにこの用紙を用紙搬送ライ
ンに指定された順番で順次送出す複数のホッパ(例えば
二つの本紙用ホッパ21a 、表紙用ホッパ21b 、受取紙用
ホッパ21c 、裏表紙用ホッパ21d 、仕切紙用ホッパ21e
)が設置されている。本紙用ホッパ21a は1000×2枚
を収容でき、他のホッパは500 枚を収容できる。このホ
ッパ21a 〜21e に設けられた具体的な給紙装置は後で図
1乃至図3を参照しながら詳述する。
【0018】この各ホッパ21a 〜21e から引出された複
数の用紙搬送ライン22は1本化され、この1本化された
用紙搬送ライン23に対向してバーコードリーダ24が設け
られ、さらに、この用紙搬送ライン23が複数のプリンタ
搬入ライン25に分岐され、その各分岐部にプリンタ搬入
ライン25を選択するための供給側ゲート26が設けられ、
そして、各プリンタ搬入ライン25の先端に、用紙に所定
要件を印字するための複数のプリンタ27が設けられてい
る。
【0019】用紙搬送ラインは、平行に設けられた一対
のガイドプレートと、このガイドプレート内に挿入され
た後述する多数のローラとにより構成されている。
【0020】さらに、前記各プリンタ27から引出された
複数のプリンタ搬出ライン31は1本化され、シャッタ32
を経て磁気印刷機(MICRエンコーダ)33に接続され
ている。以下、この磁気印刷機33をMICRという。さ
らに、このMICR33の搬出側の用紙搬送ライン34にも
シャッタ35が設けられ、このシャッタ35を経た用紙搬送
ラインは複数のスタッカ回収ライン37,37a に分岐さ
れ、その分岐部にスタッカ回収ライン37,37a を選択す
るための回収側ゲート38,38a が設けられ、そして、各
スタッカ回収ライン37,37a の先端に、適正の印字済用
紙を収納する複数のスタッカ39および不適正の用紙を収
納するリジェクトスタッカ39a が設けられている。
【0021】次に、前記各ホッパ21a 〜21e では、内部
に収納された多数の用紙が押圧される一側に、ホッパ内
の用紙を1枚ずつ送出すフィードローラ41が設けられて
いる。この各ホッパ21a 〜21e のフィードローラ41はそ
れぞれフィードモータ41a により駆動され、用紙を一枚
ずつ送出す。さらに、ホッパ内の用紙の有無はエンプテ
ィセンサ42(反射型フォトセンサ)により検出する。さ
らに、用紙の重複送りを防止するために用紙送り方向と
は逆方向に回転して用紙の一側に軽い抵抗を与えるダブ
ルフィード防止ローラ43がホッパ出口部に設けられ、リ
バースモータ43a により逆回転されている。
【0022】前記用紙搬送ライン22には、共通のモータ
11a により回転伝達機構12a を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13a と、各ホッパ21a 〜21e からの用紙送
出を確認してジャム(JAM)状態の有無を検出する多数の
ジャムセンサ44(反射型フォトセンサ)とが設けられて
いる。前記用紙搬送ローラ13a は常時正転駆動される一
側のローラとこれに対向する他側のローラとの間に用紙
を挟んで搬送する。
【0023】前記ジャム状態とは、用紙が搬送ライン内
でくしゃくしゃとなって紙詰りを起した異常状態であ
り、前記フィードモータ41a が起動して所定時間経過し
ても対応するジャムセンサ44が用紙を感知しない場合
は、そのジャムセンサ44の手前の送出し部分で用紙が紙
詰りを起していることを検出できる。各ジャムセンサ44
間での用紙通過時間をチェックすれば、各ジャムセンサ
44間でのジャム検出も行える。
【0024】各ジャムセンサ44は、各ホッパ21a 〜21e
に対応して設けられ、用紙を検出したら対応するホッパ
のフィードモータ41a を停止させて、対応するフィード
ローラ41による用紙送出しを停止させる働きもある。す
なわち、ホッパ21a 〜21e の一つからフィードローラ41
により送出された用紙を対応ジャムセンサ44が検出した
ら、このジャムセンサ44により対応するホッパのフィー
ドモータ41a を停止させる。このとき、ジャムセンサ44
より手前に位置する常時回転の用紙搬送ローラ13a が用
紙を挟んでいるので、このローラ13a により用紙の搬送
が支障なく継続される。
【0025】前記1本化された用紙搬送ライン23には、
前記バーコードリーダ24とともに、前後の用紙が一部重
合した形で搬送される用紙長さの異常を、用紙検出時間
と用紙移動速度とにより検出するための用紙長センサ45
(反射型フォトセンサ)と、2枚の用紙が完全に重なっ
た状態で搬送される用紙厚みの異常を、重複送りされた
厚みの用紙と係合して回動する可動部材を介して検出す
るダブルフィードセンサ46(反射型フォト・マイクロセ
ンサ)と、用紙の端部を検出してバーコードリーダ24を
作動させるバーコードセンサ47(反射型フォトセンサ)
と、用紙の有無からジャム状態を検出するジャムセンサ
48(反射型フォトセンサ)とが設けられている。
【0026】前記バーコードリーダ24は、帳票類の用紙
に付けられているバーコードから用紙の種別やサイズ等
を読取り、ホッパ21a 〜21e から取出された用紙が指令
通りの適正なものであるか否か等をチェックする。
【0027】前記バーコードリーダ24より用紙送出側に
用紙送り制御ローラ49が設けられている。この用紙送り
制御ローラ49は、プリンタ27から用紙送出し命令がある
まで用紙をバーコードリーダ位置に停止しておくもので
あり、モータ49a により駆動される。
【0028】前記複数のプリンタ搬入ライン25には、共
通のモータ11b により回転伝達機構12b を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13b が設けられている。
【0029】前記プリンタ搬入ライン25の分岐部に設け
られた前記供給側ゲート26は、図示しないロータリソレ
ノイドにより回動される支軸51に取付けられた切換羽根
であり、この切換羽根の先端が一方のプリンタ搬入ライ
ンを閉じるとともに他方のプリンタ搬入ラインを開く。
【0030】前記複数のプリンタ27は、それぞれ用紙の
要件印字面に対向して用紙との関係で相対的に二次元的
に移動される図示しない印字ヘッド(ワイヤドットプリ
ンタヘッド)を内部に備えている。
【0031】前記複数のプリンタ搬出ライン31には、共
通のモータ11c により回転伝達機構12c を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13c が設けられている。
【0032】前記MICR33の搬入側に設けられたシャ
ッタ32は、ソレノイドにより進退駆動され、前記MIC
R33の磁気印刷時に用紙搬送ラインから後退して用紙を
MICR33へ送込み、それ以外の時は用紙搬送ライン内
へ突出して用紙を係止する。このシャッタ32の手前およ
びMICR33の搬出側には、用紙を検出してシャッタ32
を開けるための用紙検出センサ52,53(反射型フォトセ
ンサ)がそれぞれ設けられている。手前の用紙検出セン
サ52が用紙を検出するとともに、搬出側の用紙検出セン
サ53がMICR33内からの用紙搬出を検出したら、前記
シャッタ32を開いて前記センサ52で検出された用紙をM
ICR33内へ搬入する。
【0033】前記用紙搬送ライン34には、共通のモータ
11d により回転伝達機構12d を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13d が設けられている。
【0034】この用紙搬送ライン34に設けられたシャッ
タ35は、ソレノイドにより進退駆動され、スタッカ回収
ライン37,37a でジャム状態が発生した時に用紙搬送ラ
イン内へ突出して用紙を係止し、それ以外のときは、手
前に設けられた用紙検出センサ54(反射型フォトセン
サ)での用紙検出により用紙搬送ラインから後退し、前
記スタッカ39,39a へ用紙を搬送する。
【0035】前記スタッカ回収ライン37,37a には、共
通のモータ11e により回転伝達機構12e を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13e が設けられている。
【0036】前記回収側ゲート38,38a は、図示しない
ロータリソレノイドにより回動される支軸に取付けられ
た切換羽根であり、この切換羽根の先端が一方のスタッ
カ回収ラインを閉じるとともに他方のスタッカ回収ライ
ンを開く。
【0037】適正用紙を順番通り収納する前記スタッカ
39に対し、その入口部より手前で発生した用紙ジャム状
態を検出するためのジャムセンサ55(反射型フォトセン
サ)と、一定量の用紙(最後は裏表紙)がスタッカに収
納完了したことを検出する収納完了検出センサ56(反射
型フォトセンサ)と、装置本体に対し着脱自在に設けら
れたスタッカ39の装着状態を固定するロック57と、スタ
ッカ39に設定された収納用紙長さを検出する複数のセン
サ58と、スタッカ39が装置本体にセットされているか否
かを検出するセンサ59とが設けられている。
【0038】一方のスタッカ39の用紙満杯状態が前記収
納完了検出センサ56により検出されたら、自動的に前記
回収側ゲート38が切換えられ、一方のスタッカ39から他
方のスタッカ39へと用紙の搬入が切換えられる。収納完
了側のスタッカ39はロック57を解除して装置本体から取
外し、内部に収納されている用紙を収納順をくずさずに
取出すようにする。
【0039】不適正な用紙を収納する前記リジェクトス
タッカ39a も、その入口部より手前で発生した用紙ジャ
ム状態を検出するためのジャムセンサ55a (反射型フォ
トセンサ)を備えている。
【0040】各用紙搬送ライン22,25,31,34,37に設
けられたローラ13a ,13b ,13c ,13d ,13e の駆動モ
ータ11a ,11b ,11c ,11d ,11e は、各種ジャムセン
サにより用紙のジャム状態が検出された場合や、図示し
ないドアオープン検出センサにより装置ドアの開状態が
検出された場合に停止される。
【0041】以上のような構成において、この印字装置
は、図示しない中央演算処理装置(CPU)からの指令
により、決められた順番で複数のホッパ21a 〜21e から
指定種別の用紙が1枚ずつ送出され、1本化された搬送
ライン23でバーコードリーダ24およびその近傍の各種検
出センサにより用紙の種別、サイズ、厚み等がチェック
される。そして、CPUからの指令と適合する適正な用
紙は、印字すべきプリンタ27が用紙受入状態にある時の
み起動する用紙送り制御ローラ49によって、複数の供給
側ゲート26により選択されたプリンタ搬入ライン25を通
って、順番通りに選択されたプリンタ27に搬入され、こ
のプリンタ27内で用紙の指定されたX−Y座標に所定要
件が印字される。
【0042】さらに、このプリンタ27から印字済用紙が
プリンタへの搬入順序を守りながら搬出され、MICR
33が用紙受入状態にある時はシャッタ32が開いて、用紙
がMICR33に搬入され、ここで磁気印刷される。さら
に、スタッカ回収ライン37およびスタッカ39が用紙受入
状態にある時はシャッタ35が開いて、用紙が回収側ゲー
ト38により選択されたスタッカ39に搬入され、このスタ
ッカ39内に順序よく収納される。収納完了検出センサ56
により一方のスタッカで用紙収納完了状態が検出された
ら、回収側ゲート38が切換えられ、他方のスタッカでの
用紙回収が開始される。
【0043】バーコードリーダ24等によるチェックによ
り適正でないと判断された用紙は、プリンタ27、MIC
R33等を素通りさせ、ゲート38,38a の組合せにより選
択された回収ライン37a を経てリジェクトスタッカ39a
に収納する。
【0044】次に、図1乃至図3を参照して前記ホッパ
21a 〜21e に設けられた給紙装置について説明する。
【0045】図1に示されるように密着された多数の用
紙Pを立姿勢で収納するホッパ本体61が、ベースプレー
ト62上に上面開口の枠形に設けられている。さらに、ホ
ッパ本体61の底板となる斜板63が図において左側を下降
側とするとともに右側を上昇側とするように傾斜状に設
けられている。
【0046】この斜板63の下降側に位置する側板64に、
用紙Pを一枚ずつホッパ本体61内から送出す前記フィー
ドローラ41が設けられ、このフィードローラ41の一部が
側板64の開口を経て内部に嵌入されている。このフィー
ドローラ41は、周面に用紙との接触抵抗を確保するため
の縦溝を有し、ベースプレート62の下面に取付けられた
前記フィードモータ41a によりプーリ65、ベルト66およ
びプーリ67を経て正転駆動され、ホッパ本体内から用紙
を1枚ずつ送出すものである。
【0047】さらに、ホッパ本体61内の用紙Pをフィー
ドローラ41側へ押圧する手段として、前記斜板63の上昇
側から下降側にわたって重錘71が自重により移動自在に
設けられている。この重錘71の下部には、斜板63上に設
けられた一対のスライドレール72にそれぞれ嵌合して転
動するローラ73と、斜板63に穿孔された長穴74(図2)
を通して斜板下に挿入した取付部材75に軸支され斜板下
面で転動する一対のローラ76とが取付けられ、スライド
レール72に沿った円滑な自由落下移動が確保されてい
る。重錘71の前面には用紙Pに当接する押圧板77が設け
られている。
【0048】図2に示されるように、ベースプレート62
上に取付けられた前板81の左側部に、前記フィードロー
ラ41によりホッパ本体内から送出される用紙の出口部82
が設けられ、この出口部82を介して、用紙送り方向83と
は逆方向に回転する前記ダブルフィード防止ローラ43
と、用紙送り方向に正転駆動されるレシーブローラ84と
が設けられている。前記ダブルフィード防止ローラ43
は、用紙のフィードローラ作用面と反対側の面に軽い抵
抗を与える。
【0049】前記ダブルフィード防止ローラ43は、軸85
を支点に回動可能の調整板86により軸受支持され、この
調整板86は、ベースプレート62上に固定した取付板87と
の間に張設したコイルスプリング88により弾力的に引張
られるとともに、取付板87に螺合した調整ねじ89の先端
により係止されている。
【0050】この調整ねじ89により調整板86の角度を調
整することにより、ダブルフィード防止ローラ43が用紙
面に対し進退調整され、ダブルフィード防止ローラ43と
レシーブローラ84との間の用紙排出間隙が用紙の厚みに
応じて調整される。
【0051】図3に示されるように、前記フィードロー
ラ41は用紙送り方向に二つ配置され、この二つのフィー
ドローラ41が、前記フィードモータ41a により駆動され
るプーリ91、ベルト92およびプーリ93を経て紙送り方向
に連動される。
【0052】前記ダブルフィード防止ローラ43およびレ
シーブローラ84は、ともに図3に示されるように櫛形に
形成されており、両ローラ43,84の複数の凸輪部が前記
前板81および側板64と一体形成された櫛形ガイド94を通
して用紙出口部82にて対向されている。この形状のロー
ラ43,84は、用紙との接触面積が少なく、フィードロー
ラ41に比べ用紙との接触抵抗も比較的少ないため、用紙
をソフトに扱うことができる。
【0053】一方、ローラ回転方向は、図3に示される
ように前記ダブルフィード防止ローラ43が、ベースプレ
ート62の下面に取付けられたリバースモータ43a により
プーリ95、ベルト96およびプーリ97を経て逆転駆動され
るのに対し、前記レシーブローラ84は、前記フィードロ
ーラ41の駆動ベルト66からプーリ98を経て取出した回転
によりフィードローラ41と等速度で同一方向に正転駆動
される。このフィードローラ41およびレシーブローラ84
は、ワンウェイクラッチにより逆転防止されている。
【0054】前記エンプティセンサ42(反射型フォトセ
ンサ)は、前記側板64に取付けられ、この側板64に開口
された穴99からホッパ本体内の用紙の有無を監視してい
る。
【0055】このように構成された給紙装置において、
図1に示されるように斜板63に沿って自重で下降側へ移
動する重錘71により用紙Pをフィードローラ41側に押圧
し、フィードローラ41と用紙との間に一定の接触抵抗を
確保し、フィードローラ41と接触する用紙を一枚ずつホ
ッパ本体内から送出す。重錘71の自重による押圧力は、
重錘71がどの位置にあっても変化せず常に一定である。
【0056】また、静電気等により2枚の用紙が重複し
て連れ出されようとすると、前記フィードローラ41と接
触する側の用紙には送出し方向の力が強力に作用される
が、逆回転のダブルフィード防止ローラ43と接触する側
の用紙には送出しに抵抗する力が作用され、このローラ
43により係止されるので、このダブルフィード防止ロー
ラ43にて2枚の用紙が確実に分離される。
【0057】このダブルフィード防止ローラ43は、前記
用紙分離作業中にリレー回路により1回転/分の低速で
逆転されるローラゴムであるから、単なる固定ゴムと違
ってローラゴムに片減りが生じない。
【0058】さらに、紙送り方向サイズの異なる用紙で
あっても二つのフィードローラ41によって確実に送出す
ことができ、また、ホッパ本体内に収納される用紙Pの
厚みが変更された場合は、その用紙厚に応じてダブルフ
ィード防止ローラ43を前記のように進退調整できるの
で、前記サイズおよび紙厚の異なる様々な用紙に対応で
きる。
【0059】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、斜板の上昇側
から下降側にわたって自重により移動自在に設けられた
重錘によって、用紙をフィードローラ側に押圧するよう
にしたから、用紙の枚数に関係なく用紙に常に等荷重の
プレッシャをかけ、フィードローラに用紙を常に一定の
力で押付けることができる。このため、一度に多量の用
紙を収納した場合も、少量の用紙を収納した場合も、フ
ィードローラによる紙送りを常に同一条件で確実に行う
ことができ、収納枚数によって特定の給紙装置を選択す
る必要がなく、また、紙を扱う事務機械全般に使用でき
る給紙装置として汎用性が高い。
【0060】請求項2の発明によれば、用紙のフィード
ローラ作用面と反対側の面に対して逆回転のダブルフィ
ード防止ローラが設けられたから、重複して送出されよ
うとする2枚の用紙のうちダブルフィード防止ローラ側
の用紙送出しに抵抗を与えて、2枚の用紙を確実に分離
でき、用紙を1枚ずつ供給できる信頼性の高い給紙装置
を提供できる。
【0061】請求項3の発明によれば、用紙送り方向に
配置された複数の連動フィードローラにより、送り方向
サイズの異なる用紙であっても確実に送出すことがで
き、用紙サイズに対応する特定の給紙装置を選択する必
要がない。この点でも汎用性がある。
【0062】請求項4の発明によれば、ダブルフィード
防止ローラが用紙面に対し進退調整可能に設けられたか
ら、この調整により用紙の厚みに対応でき、用紙厚に対
応する特定の給紙装置を選択する必要がない。この点で
も汎用性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置の一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】同上給紙装置の平面図である。
【図3】同上給紙装置の側面図である。
【図4】同上給紙装置を備えた印字装置全体の平面図で
ある。
【符号の説明】
P 用紙 41 フィードローラ 43 ダブルフィード防止ローラ 61 ホッパ本体 63 斜板 71 重錘 82 出口部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密着された多数の用紙を立姿勢で収納す
    るホッパ本体と、このホッパ本体内の用紙を側方へ押圧
    する手段と、その押圧を受ける側に配置され用紙を一枚
    ずつホッパ本体内から送出すフィードローラとを有する
    給紙装置において、 前記フィードローラが位置する側を下降側とするととも
    に反対側を上昇側とするように用紙の下側にて傾斜状に
    設けられた斜板と、 この斜板の上昇側から下降側にわたって自重により移動
    自在に設けられ、用紙をフィードローラ側に押圧する重
    錘とを具備したことを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 フィードローラによりホッパ本体から送
    出される用紙の出口部に、用紙送り方向とは逆方向に回
    転して用紙のフィードローラ作用面と反対側の面に抵抗
    を与えるダブルフィード防止ローラが設けられたことを
    特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 連動される複数のフィードローラが用紙
    送り方向に配置されたことを特徴とする請求項1または
    2記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 ダブルフィード防止ローラが用紙面に対
    し進退調整可能に設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の給紙装置。
JP34662691A 1991-12-27 1991-12-27 給紙装置 Pending JPH05178471A (ja)

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