JPH05178515A - 用紙回収装置 - Google Patents

用紙回収装置

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JPH05178515A
JPH05178515A JP34662491A JP34662491A JPH05178515A JP H05178515 A JPH05178515 A JP H05178515A JP 34662491 A JP34662491 A JP 34662491A JP 34662491 A JP34662491 A JP 34662491A JP H05178515 A JPH05178515 A JP H05178515A
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JP
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JP34662491A
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English (en)
Inventor
Hideki Arimoto
英樹 有本
Akihiro Suzuki
昭浩 鈴木
Koichi Matsumoto
高一 松本
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Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 適正用紙の中から不良と判断された用紙のみ
を自動的に選別する。 【構成】 用紙搬送ラインライン22,23,25,31,34の
最後部を2箇所で分岐して、2本の適正用紙回収ライン
37と1本の不良用紙回収ライン37a とを形成する。その
各分岐部に3本の回収ライン37,37a を択一的に選択す
る回収側ゲート38,38a を設ける。各回収ライン37,37
a の先端に、適正な印字がなされた用紙を回収する二つ
のスタッカ39と、適正な印字がなされていない不良用紙
を回収するリジェクトスタッカ39a とを設ける。バーコ
ードリーダ24、用紙長センサ45、ダブルフィードセンサ
46等により用紙が適正でないと判断されると、その不良
用紙と対応するタイミングでゲート38,38a がスプリン
グリターン動作する。不良用紙は、ゲート38,38a によ
り選択された不良用紙回収ライン37a を経て、リジェク
トスタッカ39a に飛込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙搬送ラインを備え
た事務機全般に利用できる用紙回収装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば手形、小切手等の帳票類に所定要
件を印字する印字装置においては、用紙を1枚ずつ搬送
する用紙搬送ラインの最後部に用紙収納スタッカを配置
し、順次搬送されてきた用紙を1枚ずつ回収するように
している。
【0003】従来は、適正な印字がなされた適正用紙
も、適正な印字がなされていない不良用紙も、ともに同
一の用紙収納スタッカに回収するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため従来は、印字
された用紙の良・不良を選別する必要があり、収納完了
した時点でオペレータがスタッカ内から取出した用紙を
一通り見直して選別するか、または用紙回収を常に監視
して回収中に不良用紙を抜取る等の作業を行っている
が、作業効率、確実性および人員削減の観点から問題が
ある。
【0005】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、適正用紙の中から不良と判断された用紙のみを自
動的に選別して回収できる用紙回収装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、用紙を1枚ず
つ搬送する用紙搬送ラインの最後部に設けられた用紙回
収装置において、前記用紙搬送ラインで適正であると判
断された用紙を適正用紙回収ラインを経て回収する適正
用紙収納スタッカと、前記用紙搬送ラインで適正でない
と判断された用紙を不良用紙回収ラインを経て回収する
不良用紙収納スタッカと、前記用紙搬送ラインでの判断
により作動され前記適正用紙回収ラインおよび不良用紙
回収ラインを択一的に選択するゲートとにより構成され
る用紙回収装置である。
【0007】
【作用】本発明は、用紙搬送ライン中の用紙が不良であ
ると判断されると、その用紙に対応するタイミングで用
紙搬送ラインが不良用紙回収ラインに連通するようにゲ
ートが作用し、不良用紙のみが不良用紙収納スタッカに
回収される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図面に示される実施例を参照
して詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の用紙回収装置を装着した
印字装置の概要を示す平面図である。先ず、この印字装
置を全体的に説明する。なお、各部は中央演算処理装置
(CPU)によって制御される。
【0010】用紙搬送ラインの最初の部分に、帳票類
(手形、小切手等)の用紙を種別(本紙、表紙、受取
紙、裏表紙、仕切紙等)ごとに収納するとともにこの用
紙を用紙搬送ラインに指定された順番で順次送出す複数
のホッパ(例えば二つの本紙用ホッパ21a 、表紙用ホッ
パ21b 、受取紙用ホッパ21c 、裏表紙用ホッパ21d 、仕
切紙用ホッパ21e )が設置されている。本紙用ホッパ21
a は1000×2枚を収容でき、他のホッパは500 枚を収容
できる。
【0011】この各ホッパ21a 〜21e から引出された複
数の用紙搬送ライン22が1本化されて用紙チェックライ
ン23が形成され、この用紙チェックライン23に対向し
て、用紙に付けられたバーコードを読取って用紙の種別
をチェックするバーコードリーダ24が設けられ、さら
に、この用紙チェックライン23が複数のプリンタ搬入ラ
イン25に分岐され、その各分岐部にプリンタ搬入ライン
25を選択するための供給側ゲート26が設けられ、そし
て、各プリンタ搬入ライン25の先端に、前記バーコード
リーダ24により適正と判定された用紙のみに所定要件を
印字するための複数のプリンタ27が設けられている。
【0012】用紙搬送ラインは、平行に設けられた一対
のガイドプレートと、このガイドプレート内に挿入され
た後述する多数のローラとにより構成されている。
【0013】さらに、前記各プリンタ27から引出された
複数のプリンタ搬出ライン31は1本化され、シャッタ32
を経て磁気印刷機(MICRエンコーダ)33に接続され
ている。以下、この磁気印刷機33をMICRという。さ
らに、このMICR33の搬出側の用紙搬送ライン34にも
シャッタ35が設けられている。
【0014】そして、以上の各ライン22,23,25,31,
34で構成される用紙搬送ラインの最後部に、以下に示す
用紙回収装置が接続されている。
【0015】この用紙回収装置は、2本の適正用紙回収
ライン37と1本の不良用紙回収ライン37a とが2箇所で
の分岐により形成され、その各分岐部に3本の回収ライ
ン37,37a を択一的に選択する回収側ゲート38,38a が
設けられ、そして、各回収ライン37,37a の先端に、適
正な印字がなされた適正用紙を回収する二つの適正用紙
収納スタッカ(以下、この適正用紙収納スタッカは単に
スタッカ39という)と、適正な印字がなされていない不
良用紙を回収する不良用紙収納スタッカ(以下、この不
良用紙収納スタッカはリジェクトスタッカ39a という)
とが設けられている。
【0016】次に、前記の各部を説明すると、前記各ホ
ッパ21a 〜21e では、内部に収納された多数の用紙が押
圧される一側に、ホッパ内の用紙を1枚ずつ送出すフィ
ードローラ41が設けられている。この各ホッパ21a 〜21
e のフィードローラ41はそれぞれフィードモータ41a に
より駆動され、用紙を一枚ずつ送出す。さらに、ホッパ
内の用紙の有無はエンプティセンサ42(反射型フォトセ
ンサ)により検出する。さらに、用紙の二重送りを防止
するために用紙送り方向とは逆方向に回転して用紙の一
側に軽い抵抗を与えるダブルフィード防止ローラ43がホ
ッパ出口部に設けられ、リバースモータ43a により逆回
転されている。
【0017】前記用紙搬送ライン22には、共通のモータ
11a により回転伝達機構12a を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13a と、各ホッパ21a 〜21e からの用紙送
出を確認してジャム(JAM)状態の有無を検出する多数の
ジャムセンサ44(反射型フォトセンサ)とが設けられて
いる。前記用紙搬送ローラ13a は常時正転駆動される一
側のローラとこれに対向する他側のローラとの間に用紙
を挟んで搬送する。
【0018】前記ジャム状態とは、用紙が搬送ライン内
で紙詰りを起こす等の円滑に搬送されない異常状態であ
り、前記フィードモータ41a が起動して所定時間経過し
ても対応するジャムセンサ44が用紙を感知しない等の場
合は、そのジャムセンサ44の手前の送出し部分で用紙が
紙詰りを起している等を検出できる。各ジャムセンサ44
間での用紙通過時間をチェックすれば、各ジャムセンサ
44間でのジャム検出も行える。
【0019】各ホッパ21a 〜21e に対応して設けられた
各ジャムセンサ44は、前記異常検出機能だけでなく、用
紙を検出したら対応する各ホッパ21a 〜21e のフィード
モータ41a を停止させて、対応するフィードローラ41に
よる用紙送出しを停止させる働きもある。
【0020】そして、ホッパ21a 〜21e の一つからフィ
ードローラ41により送出された用紙を対応ジャムセンサ
44が検出したら、このジャムセンサ44によりフィードモ
ータ41a を停止させるが、このとき、ジャムセンサ44よ
り手前に位置する常時回転の用紙搬送ローラ13a が用紙
を挟んでいるので、このローラ13a により用紙の搬送が
支障なく継続される。前記フィードモータ41a が停止さ
れてから、順番にしたがって別のホッパのフィードモー
タ41a が起動されて次の用紙がホッパから取出される。
【0021】前記1本化された用紙チェックライン23に
は、前記バーコードリーダ24だけでなく、前後の用紙が
一部重複した形で連続的に搬送される用紙長さ異常を、
用紙搬送速度と同期して発生されるパルスの数から検出
するための用紙長センサ45(反射型フォトセンサ)と、
2枚の用紙が完全に重なった状態で搬送される用紙厚み
異常を、二重送りされた厚みの用紙と係合して回動する
可動部材を介して検出するダブルフィードセンサ46(反
射型フォトセンサ)と、用紙の端部を検出してバーコー
ドリーダ24を作動させるバーコードセンサ47(反射型フ
ォトセンサ)と、用紙の有無からジャム状態を検出する
ジャムセンサ48(反射型フォトセンサ)とが設けられて
いる。
【0022】前記バーコードリーダ24は、帳票類の用紙
に付けられているバーコードから用紙の種別やサイズ等
を読取り、ホッパ21a 〜21e から取出された用紙がオペ
レータにより設定されたオフィスコンピュータ(CP
U)による印字指令と合致する種別の適正用紙であるか
否か等をチェックする。
【0023】前記バーコードリーダ24より用紙送出側に
用紙送り制御ローラ49が設けられている。この用紙送り
制御ローラ49は、プリンタ27から用紙送出し命令がある
まで用紙をバーコードリーダ位置に停止しておくもので
あり、モータ49a により駆動される。
【0024】前記複数のプリンタ搬入ライン25には、共
通のモータ11b により回転伝達機構12b を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13b が設けられている。
【0025】前記プリンタ搬入ライン25の分岐部に設け
られた前記供給側ゲート26は、図示しないロータリソレ
ノイドにより回動される支軸51に取付けられた切換羽根
であり、この切換羽根の先端が一方のプリンタ搬入ライ
ンを閉じるとともに他方のプリンタ搬入ラインを開く。
【0026】前記複数のプリンタ27は、それぞれ用紙の
要件印字面に対向して用紙との関係で相対的に二次元的
に移動される図示しない印字ヘッド(ワイヤドットプリ
ンタヘッド)を内部に備えている。
【0027】前記複数のプリンタ搬出ライン31には、共
通のモータ11c により回転伝達機構12c を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13c が設けられている。
【0028】前記MICR33の搬入側に設けられたシャ
ッタ32は、ソレノイドにより進退駆動され、前記MIC
R33の磁気印刷時に用紙搬送ラインから後退して用紙を
MICR33へ送込み、それ以外の時は用紙搬送ライン内
へ突出して用紙を係止する。このシャッタ32の手前およ
びMICR33の搬出側には、用紙を検出してシャッタ32
を開けるための用紙検出センサ52,53(反射型フォトセ
ンサ)がそれぞれ設けられている。手前の用紙検出セン
サ52が用紙を検出するとともに、搬出側の用紙検出セン
サ53がMICR33内からの用紙搬出を検出したら、前記
シャッタ32を開いて前記センサ52で検出された用紙をM
ICR33内へ搬入する。
【0029】前記用紙搬送ライン34には、共通のモータ
11d により回転伝達機構12d を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13d が設けられている。
【0030】この用紙搬送ライン34に設けられたシャッ
タ35は、ソレノイドにより進退駆動され、用紙回収ライ
ン37,37a でジャム状態が発生した時に用紙搬送ライン
内へ突出したまま用紙を係止し、それ以外のときは、手
前に設けられた用紙検出センサ54(反射型フォトセン
サ)での用紙検出により用紙搬送ラインから後退し、前
記スタッカ39,39a へ用紙を搬送する。
【0031】前記用紙回収ライン37,37a には、共通の
モータ11e により回転伝達機構12eを介し駆動される多
数の用紙搬送ローラ13e が設けられている。
【0032】前記回収側ゲート38,38a は、それぞれ図
示しないロータリソレノイドにより回動される支軸に取
付けられた切換羽根であり、この切換羽根の先端が一方
の用紙回収ラインを閉じるとともに他方の用紙回収ライ
ンを開く。
【0033】この回収側ゲート38,38a は、前記ロータ
リソレノイドに通電しないときは、スプリングにより適
正用紙回収ライン37を遮断する状態(図1に示された状
態)にある。すなわち、ゲート故障時にリジェクトスタ
ッカ39a への用紙回収が優先されるようにする。したが
って、右側のスタッカ39へ適正用紙を回収するときは、
その都度ゲート38が作動され、中央のスタッカ39へ適正
用紙を回収するときは、その都度ゲート38a が作動され
る。
【0034】適正用紙を順番通り収納する前記スタッカ
39に対し、その入口部より手前で発生した用紙ジャム状
態を検出するためのジャムセンサ55(反射型フォトセン
サ)と、一定量の用紙(最後は裏表紙)がスタッカに収
納完了したことを検出する収納完了検出センサ56(反射
型フォトセンサ)と、印字装置本体に対し着脱自在に設
けられたスタッカ39の装着状態を固定するロック57と、
スタッカ39に設定された収納用紙長さを検出する複数の
センサ58と、スタッカ39が印字装置本体にセットされて
いるか否かを検出するセンサ59とが設けられている。
【0035】一方のスタッカ39の用紙満杯状態が前記収
納完了検出センサ56により検出されたら、前記回収側ゲ
ート38,38a の作動が自動的に切換えられ、一方のスタ
ッカ39から他方のスタッカ39へと適正用紙の搬入が切換
えられる。収納完了側のスタッカ39はロック57を解除し
て印字装置本体から取外し、内部に収納されている適正
用紙を収納順をくずさずに取出すようにする。
【0036】不適正な用紙を収納する前記リジェクトス
タッカ39a も、その入口部より手前で発生した用紙ジャ
ム状態を検出するためのジャムセンサ55a (反射型フォ
トセンサ)を備えている。
【0037】各々のライン22,25,31,34,37に設けら
れたローラ13a ,13b ,13c ,13d,13e の駆動モータ1
1a ,11b ,11c ,11d ,11e は、各種ジャムセンサ4
4,48,55,55a により紙詰り状態が検出された場合
や、図示しないドアオープン検出センサにより装置ドア
の開状態が検出された場合に停止される。
【0038】以上のような構成において、この印字装置
は、図示しない中央演算処理装置(CPU)からの指令
により、決められた順番で複数のホッパ21a 〜21e から
指定された種別の用紙が1枚ずつ送出され、1本化され
た用紙チェックライン23でバーコードリーダ24およびそ
の近傍の各種検出センサにより用紙の種別、サイズ、厚
み等がチェックされる。そして、CPUからの印字指令
と適合する適正な用紙は、印字すべきプリンタ27が用紙
受入状態にある時のみ起動する用紙送り制御ローラ49に
よって、複数の供給側ゲート26により選択されたプリン
タ搬入ライン25を通って、順番通りに選択されたプリン
タ27に搬入され、このプリンタ27内で用紙の指定された
X−Y座標に所定要件が印字される。
【0039】さらに、このプリンタ27から印字済用紙が
プリンタへの搬入順序を守りながら搬出され、MICR
33が用紙受入状態にある時はシャッタ32が開いて、用紙
がMICR33に搬入され、ここで磁気印刷される。さら
に、適正用紙回収ライン37およびスタッカ39が用紙受入
状態にある時はシャッタ35が開いて、適正用紙が回収側
ゲート38または38a により選択されたスタッカ39に搬入
され、このスタッカ39内に順序よく収納される。回収側
ゲート38,38a は、用紙に対応するタイミングで作動し
て用紙搬送ライン34と適正用紙回収ライン37とを連通さ
せる。収納完了検出センサ56により一方のスタッカ39で
用紙収納完了状態が検出されたら、他方のスタッカ39で
の用紙収納が開始される。
【0040】一方、各搬送ラインで搬送可能であるが前
記バーコードリーダ24、用紙長センサ45、ダブルフィー
ドセンサ46等によるチェックにより適正でないと判断さ
れた不良用紙は、プリンタ27およびMICR33にて印刷
を行うことなくこれらを素通りさせ、その不良用紙に対
応するタイミングでスプリングリターン動作されたゲー
ト38,38a により選択された不良用紙回収ライン37a を
経て、リジェクトスタッカ39a に収納される。
【0041】以上で図1に示された印字装置の全体的説
明を終了する。
【0042】次に、図2乃至図5を参照して本発明の用
紙回収装置に使用されるスタッカ39またはリジェクトス
タッカ39a を詳細に説明する。このスタッカ39,39a
は、用紙送り機構を自装せず、かつ用紙を入れたまま持
運びできるカートリッジタイプのスタッカである。な
お、適正用紙を回収するスタッカ39および不良用紙を回
収するリジェクトスタッカ39a は、同一構造である。
【0043】図2に示されるように、スタッカ39または
リジェクトスタッカ39a の収納器本体61は、底背面板62
を中心に、一側の側板63、他側の側板64および取手65が
ビスによるねじ止めで一体的に構成されている。前記底
背面板62は、一枚の板金から折曲形成された底面部62a
、前面部62b および背面部62c からなる。底面部62aは
後方へ下降するように傾斜され、背面部62c は上昇する
にしたがって後退するように傾斜されている。前記取手
65は、両側の側板63,64の上部に一体形成された凸部65
a の間にねじ止めされている。
【0044】一側の側板63には、用紙Pを収納器本体61
内に1枚ずつ投入するための用紙投入口66が設けられて
いる。この用紙投入口66の上部の左側から内方へ、用紙
Pの比較的上部を投入動作に連係して押圧する用紙傾倒
ガイド67が設けられている。この用紙傾倒ガイド67は、
両側の側板63,64の上部間にねじ止めされた上板68の一
部に折曲形成され、用紙進入方向から見て右側へ傾斜す
るように設けられている。この用紙傾倒ガイド67の先端
にはさらに右側へ傾斜した突起板69が突設されている。
【0045】前記一側の側板63の内側面であって前記用
紙投入口66の下部の右側に、板ばね71の基端部がねじに
より取付けられ、この用紙投入口66の下部右側から内方
へ突設されている。この板ばね71は用紙Pの下部を用紙
傾倒ガイド67と逆側へ押圧して、用紙にひねりを加える
ものである。
【0046】前記両側の側板63,64の間に、投入時に傾
倒された用紙の上部を係止して過度の用紙反転を防止す
る反転防止ロッド72が、前記取手65と平行にねじ止めさ
れている。
【0047】図3に示されるように、前記板ばね71の先
端部71a は、用紙投入方向へ折曲され、前記用紙傾倒ガ
イド67の下側にオーバーラップするように挿入されてい
る。また、前記板ばね71が嵌合された用紙挿入凹部73を
有する用紙端ガイド74が、一側の側板63に沿って底背面
板62に固定されている。この用紙端ガイド74は、収納器
本体内の底面上に投入された用紙Pの後端を揃えるため
のものである。
【0048】図4に示されるように、前記底背面板の背
面部62c には複数のセンサ用窓81が設けられており、こ
の各々のセンサ用窓81に対応するように前記底背面板の
前面部62b および背面部62c にねじ孔82が穿孔され、こ
のねじ孔82に螺入されたねじ83により中仕切板84の取付
板部84a ,84b が固定されている。
【0049】そして、当該スタッカが印字装置本体にセ
ットされたときに、印字装置本体側に設けられた複数の
用紙長さ検出用センサ58(図1)の一つが前記センサ用
窓81を通して中仕切板84を検出するので、この中仕切板
84と前記用紙端ガイド74との間が取扱う用紙の長さに対
応しているか否かを確認できる。すなわち、このスタッ
カは用紙長さ認識機能を有する。
【0050】次に、当該スタッカ39,39a の作用を説明
する。
【0051】印字装置本体側に設けられた用紙搬送ロー
ラ13e (図1)により1枚ずつ搬送されてきた用紙P
は、図2の左側から用紙投入口66を経て収納器本体61内
に飛込む。その際に、用紙傾倒ガイド67により用紙の上
部が進入方向から見て右側へ押圧されるとともに、板ば
ね71により用紙の下部が進入方向から見て左側へ弾かれ
る。この用紙の上部と下部とに加えられた逆方向の力に
より、進入方向から見て用紙の右側面が下向きとなるよ
うに各用紙に強制的ひねりが与えられ、反転防止ロッド
72側へ確実に傾倒される。
【0052】一方、この用紙Pが投入口66から収納器本
体61内に進入している間は、図5に示されるように反転
防止ロッド72により前記傾倒された用紙Pa の上部が係
止されるから、過度の用紙反転が防止される。
【0053】そして、この用紙が収納器本体61内に完全
に投入されると、傾倒状態の用紙は自重落下しながら反
転防止ロッド72から外れてさらに転倒し、図5に示され
るように底背面板の底面部62a 上に整然と積層収納され
る。各用紙の左端(図5)は、板ばね71による左方への
弾き動作と底面部62a の傾斜とによって背面部62c に当
接し、この背面部62c により端揃えされる。
【0054】なお、以上の実施例では、帳票類の要件印
字に使用される印字装置を例にあげて説明したが、本発
明の用紙回収装置は、印字装置に用途を限定されるもの
ではない。用紙サイズ、腰の強さ等に応じて前記用紙傾
倒ガイド67の傾斜角、板ばね71の強さ等を変えることに
より、印字装置以外の事務機械全般においても、多数の
用紙を整頓収納する場合に効果的に使用できる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、適正用紙収納スタッカ
と不良用紙収納スタッカとこれらを選択するゲートとに
よって、適正用紙の中に混在する不良用紙を自動的に選
別して回収でき、従来の不良用紙の選別、抜取り作業に
必要であったオペレータが不要となり、作業効率を大幅
に改善できるとともに確実性も向上でき、また人員削減
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙回収装置を備えた印字装置の概要
を示す平面図である。
【図2】同上用紙回収装置における適正用紙収納および
不良用紙収納に共通のスタッカの一例を示す斜視図であ
る。
【図3】同上スタッカの平面図である。
【図4】同上スタッカの正面図である。
【図5】同上スタッカの側面図である。
【符号の説明】
P 用紙 22,23,25,31,34 用紙搬送ライン 37 適正用紙回収ライン 37a 不良用紙回収ライン 38,38a ゲート 39 適正用紙収納スタッカ 39a 不良用紙収納スタッカ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を1枚ずつ搬送する用紙搬送ライン
    の最後部に設けられた用紙回収装置において、 前記用紙搬送ラインにて適正であると判断された用紙を
    適正用紙回収ラインを経て回収する適正用紙収納スタッ
    カと、 前記用紙搬送ラインにて適正でないと判断された用紙を
    不良用紙回収ラインを経て回収する不良用紙収納スタッ
    カと、 前記用紙搬送ラインでの判断により作動され前記適正用
    紙回収ラインおよび不良用紙回収ラインを択一的に選択
    するゲートとを具備したことを特徴とする用紙回収装
    置。
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