JPH05178519A - 用紙収納方法およびその装置 - Google Patents

用紙収納方法およびその装置

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JPH05178519A
JPH05178519A JP34662591A JP34662591A JPH05178519A JP H05178519 A JPH05178519 A JP H05178519A JP 34662591 A JP34662591 A JP 34662591A JP 34662591 A JP34662591 A JP 34662591A JP H05178519 A JPH05178519 A JP H05178519A
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JP
Japan
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paper
sheet
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sheets
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Application number
JP34662591A
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English (en)
Inventor
Hideki Arimoto
英樹 有本
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Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納器本体内に整頓収納できる用紙枚数を飛
躍的に向上させる。 【構成】 受け板昇降機構64により受け板63を上昇す
る。センサS2により受け板63の下端を検出したら、受け
板63の上昇を停止してから僅かに下降させる。収納器本
体61の上側まで順次搬送されてきた用紙Pを用紙投入部
62へ投下し、用紙投入ガイド62b の案内で印字面が下側
を向くように傾斜状の受け板63上に積層する。センサS2
が積層用紙量を検出したら、受け板昇降機構64により受
け板63を僅かに下降させる動作を数十回繰返し、積層用
紙の上側に用紙の整頓収納に適する空間を常に確保す
る。一定枚数の用紙収納によりセンサS3が受け板63の下
端を検出したら、受け板昇降機構64を逆転駆動し、用紙
Pの最上部がセンサS1により検出されるまで受け板63を
底上げ動作し、収納器本体61を持運ぶ際の用紙Pの自由
な動きを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙を扱う事務機全般
に使用できる用紙収納方法および用紙収納装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、従来の手形、小切手等の帳票類
発行処理業務で使用される印字装置において、要件印字
した用紙を回収して収納する場合は、収納器本体の内部
に用紙搬入ローラと、このローラ側にスプリングにより
押圧される受け板とを設けた用紙収納装置(一般的にス
タッカと呼ばれている)が使用されている。
【0003】前記スプリングは、用紙搬入ローラにより
用紙を強制的に収納器本体内に搬入するために、受け板
を通じて用紙と前記ローラとの間に接触抵抗を与えるも
のであるが、用紙が用紙搬入ローラと受け板との間で蓄
積されるにしたがって、受け板が用紙搬入ローラから後
退してスプリングが徐々に圧縮される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来のスタ
ッカは、所定量の用紙が用紙搬入ローラと受け板との間
で蓄積されると、前記スプリングの反発力も限界に達
し、用紙搬入ローラと用紙との接触圧が大きすぎて、そ
の間に次の用紙を挿入することができない。すなわち、
スプリングの能力により用紙収納枚数が制限を受ける問
題がある。また、スプリングによる接触圧に抗して用紙
を挿入するので、前に挿入した用紙と次に挿入する用紙
との強い接触摩擦により用紙の印字面が汚れやすい問題
もある。
【0005】さらに、従来のスタッカは、前記収納器本
体に用紙搬入ローラを駆動するための動力源が取付けら
れているので、この動力源の重量、電気配線等に因り収
納器本体を印字装置から取外して持運ぶことができなか
った。このため収納器本体内に回収された用紙のみを収
納器本体内から取出して持運ばなければならないので、
その取出し時、運搬中等において用紙の順番等に狂いが
生ずる等のトラブル発生のおそれがあった。
【0006】また、従来のスタッカは、用紙搬入ローラ
により用紙を強制的に収納器本体内に搬入するので、用
紙の前後間サイズの変更に容易に対応できず、用紙サイ
ズの変更に対応する複数種のスタッカを準備しておかざ
るを得なかった。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、収納器本体内に積層して整頓収納される用紙収納
枚数を飛躍的に向上できる用紙収納方法および用紙収納
装置を提供するとともに、用紙収納装置を用紙収納状態
で持運ぶことが可能のポータブルタイプとすることがで
き、さらに1台でサイズの異なる用紙にも対応できるよ
うにすることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、順次搬送されてきた多数の用紙を積層して収納す
る用紙収納方法において、収納器本体の内部にて用紙投
入部の下側に用紙の整頓収納に適する空間を介して受け
板を待機させ、この受け板上に前記用紙投入部から投下
された用紙を積層し、用紙の厚みが整頓収納の限界に達
したら、前記受け板を用紙整頓収納可能の範囲内で一定
量下降する下降動作を繰返し行い、受け板が下降限界ま
で達したら、用紙収納を停止するとともに受け板を上昇
させて用紙最上面を用紙投入部まで上昇させる用紙収納
方法である。
【0009】請求項2に記載された発明は、順次搬送さ
れてきた多数の用紙を積層して収納する用紙収納装置に
おいて、上部に用紙投入部を設けた箱形の収納器本体
と、この収納器本体の内部に設けられ、前記用紙投入部
から投下された用紙を受ける受け板と、前記収納器本体
の内部に設けられ、前記受け板を昇降制御する受け板昇
降機構とによって構成された用紙収納装置である。
【0010】請求項3に記載された発明は、請求項2の
受け板昇降機構が外部動力源から駆動力を取入れるため
の動力取入部を収納器本体の切欠き部に臨ませてなる用
紙収納装置である。
【0011】請求項4に記載された発明は、請求項2ま
たは3の用紙収納装置において、用紙投入部から受け板
上に投下される用紙の一端を案内する一側の用紙端ガイ
ドに対し、用紙の他端を案内する他側の用紙端ガイドが
間隔調整可能に設けられた用紙収納装置である。
【0012】
【作用】請求項1に記載された発明は、収納器本体の用
紙投入部から投下され受け板上で積層された用紙量に応
じて受け板を繰返し下降させ、用紙投入部と受け板との
間に用紙の整頓収納に適する空間を常に確保する。そし
て、用紙の収納を完了した時点で、受け板を上昇して用
紙最上面と用紙投入部との間の遊び空間をなくし、用紙
の自由な動きを規制する。
【0013】請求項2に記載された発明は、用紙の整頓
収納に適する空間を常に確保するために受け板昇降機構
により受け板を徐々に下降しながら、上部の用紙投入部
から投下された用紙を受け板上に順次積層収納する。
【0014】請求項3に記載された発明は、用紙の収納
が完了したら、外部動力源と収納器本体とを動力取入部
にて分離し、用紙収納状態のまま収納器本体を取付位置
から取外して運搬する。
【0015】請求項4に記載された発明は、用紙投入部
から投下されて収納器本体内で自重落下する用紙を両側
の用紙端ガイドにより受け板まで案内する。用紙端ガイ
ド間隔を調整することにより用紙サイズの変更に対応す
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に示される実施例を参照
して詳細に説明する。
【0017】図6は、本発明の用紙収納装置(スタッ
カ)を装着した印字装置の一実施例を示す平面図であ
る。先ず、この印字装置の概要を説明する。なお、各部
は中央演算処理装置(CPU)によって制御される。
【0018】用紙搬送ラインの最初の部分に、帳票類
(手形、小切手等)の用紙を種別(本紙、表紙、受取
紙、裏表紙、仕切紙等)ごとに収納するとともにこの用
紙を用紙搬送ラインに指定された順番で順次送出す複数
のホッパ(例えば二つの本紙用ホッパ21a 、表紙用ホッ
パ21b 、受取紙用ホッパ21c 、裏表紙用ホッパ21d 、仕
切紙用ホッパ21e )が設置されている。本紙用ホッパ21
a は1000×2枚を収容でき、他のホッパは500 枚を収容
できる。
【0019】この各ホッパ21a 〜21e から引出された複
数の用紙搬送ライン22が1本化されて用紙チェックライ
ン23が形成され、この用紙チェックライン23に対向し
て、用紙に付けられたバーコードを読取って用紙の種別
をチェックするバーコードリーダ24が設けられ、さら
に、この用紙チェックライン23が複数のプリンタ搬入ラ
イン25に分岐され、その各分岐部にプリンタ搬入ライン
25を選択するための供給側ゲート26が設けられ、そし
て、各プリンタ搬入ライン25の先端に、前記バーコード
リーダ24により適正と判定された用紙のみに所定要件を
印字するための複数のプリンタ27が設けられている。
【0020】用紙搬送ラインは、平行に設けられた一対
のガイドプレートと、このガイドプレート内に挿入され
た後述する多数のローラとにより構成されている。
【0021】さらに、前記各プリンタ27から引出された
複数のプリンタ搬出ライン31は1本化され、シャッタ32
を経て磁気印刷機(MICRエンコーダ)33に接続され
ている。以下、この磁気印刷機33をMICRという。さ
らに、このMICR33の搬出側の用紙搬送ライン34にも
シャッタ35が設けられ、このシャッタ35を経た用紙搬送
ラインは複数のスタッカ回収ライン37,37a に分岐さ
れ、その分岐部にスタッカ回収ライン37,37a を選択す
るための回収側ゲート38,38a が設けられ、そして、各
スタッカ回収ライン37,37a の先端に、適正の印字済用
紙を収納する複数の用紙収納装置(以下、スタッカとい
う)39および不適正の用紙を収納するリジェクトスタッ
カ39a が設けられている。
【0022】次に、前記各ホッパ21a 〜21e では、内部
に収納された多数の用紙が押圧される一側に、ホッパ内
の用紙を1枚ずつ送出すフィードローラ41が設けられて
いる。この各ホッパ21a 〜21e のフィードローラ41はそ
れぞれフィードモータ41a により駆動され、用紙を一枚
ずつ送出す。さらに、ホッパ内の用紙の有無はエンプテ
ィセンサ42(反射型フォトセンサ)により検出する。さ
らに、用紙の二重送りを防止するために用紙送り方向と
は逆方向に回転して用紙の一側に軽い抵抗を与えるダブ
ルフィード防止ローラ43がホッパ出口部に設けられ、リ
バースモータ43a により逆回転されている。
【0023】前記用紙搬送ライン22には、共通のモータ
11a により回転伝達機構12a を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13a と、各ホッパ21a 〜21e からの用紙送
出を確認してジャム(JAM)状態の有無を検出する多数の
ジャムセンサ44(反射型フォトセンサ)とが設けられて
いる。前記用紙搬送ローラ13a は常時正転駆動される一
側のローラとこれに対向する他側のローラとの間に用紙
を挟んで搬送する。
【0024】前記ジャム状態とは、用紙が搬送ライン内
でくしゃくしゃとなって紙詰りを起した異常状態であ
り、前記フィードモータ41a が起動して所定時間経過し
ても対応するジャムセンサ44が用紙を感知しない場合
は、そのジャムセンサ44の手前の送出し部分で用紙が紙
詰りを起していることを検出できる。各ジャムセンサ44
間での用紙通過時間をチェックすれば、各ジャムセンサ
44間でのジャム検出も行える。
【0025】各ジャムセンサ44は、各ホッパ21a 〜21e
に対応して設けられ、用紙を検出したら対応するホッパ
のフィードモータ41a を停止させて、対応するフィード
ローラ41による用紙送出しを停止させる働きもある。
【0026】そして、ホッパ21a 〜21e の一つからフィ
ードローラ41により送出された用紙を対応ジャムセンサ
44が検出したら、このジャムセンサ44によりフィードモ
ータ41a を停止させるが、このとき、ジャムセンサ44よ
り手前に位置する常時回転の用紙搬送ローラ13a が用紙
を挟んでいるので、このローラ13a により用紙の搬送が
支障なく継続される。前記フィードモータ41a が停止さ
れてから、順番にしたがって別のホッパのフィードモー
タ41a が起動されて次の用紙がホッパから取出される。
【0027】前記1本化された用紙チェックライン23に
は、前記バーコードリーダ24だけでなく、前後の用紙が
一部重複した形で連続的に搬送される用紙長さ異常を、
用紙搬送速度と同期して発生されるパルスの数から検出
するための用紙長センサ45(反射型フォトセンサ)と、
2枚の用紙が完全に重なった状態で搬送される用紙厚み
異常を、二重送りされた厚みの用紙と係合して回動する
可動部材を介して検出するダブルフィードセンサ46(反
射型フォトセンサ)と、用紙の端部を検出してバーコー
ドリーダ24を作動させるバーコードセンサ47(反射型フ
ォトセンサ)と、用紙の有無からジャム状態を検出する
ジャムセンサ48(反射型フォトセンサ)とが設けられて
いる。
【0028】前記バーコードリーダ24は、帳票類の用紙
に付けられているバーコードから用紙の種別やサイズ等
を読取り、ホッパ21a 〜21e から取出された用紙がオペ
レータにより設定されたオフィスコンピュータ(CP
U)による印字指令と合致する種別の適正用紙であるか
否か等をチェックする。
【0029】前記バーコードリーダ24より用紙送出側に
用紙送り制御ローラ49が設けられている。この用紙送り
制御ローラ49は、プリンタ27から用紙送出し命令がある
まで用紙をバーコードリーダ位置に停止しておくもので
あり、モータ49a により駆動される。
【0030】前記複数のプリンタ搬入ライン25には、共
通のモータ11b により回転伝達機構12b を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13b が設けられている。
【0031】前記プリンタ搬入ライン25の分岐部に設け
られた前記供給側ゲート26は、図示しないロータリソレ
ノイドにより回動される支軸51に取付けられた切換羽根
であり、この切換羽根の先端が一方のプリンタ搬入ライ
ンを閉じるとともに他方のプリンタ搬入ラインを開く。
【0032】前記複数のプリンタ27は、それぞれ用紙の
要件印字面に対向して用紙との関係で相対的に二次元的
に移動される図示しない印字ヘッド(ワイヤドットプリ
ンタヘッド)を内部に備えている。
【0033】前記複数のプリンタ搬出ライン31には、共
通のモータ11c により回転伝達機構12c を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13c が設けられている。
【0034】前記MICR33の搬入側に設けられたシャ
ッタ32は、ソレノイドにより進退駆動され、前記MIC
R33の磁気印刷時に用紙搬送ラインから後退して用紙を
MICR33へ送込み、それ以外の時は用紙搬送ライン内
へ突出して用紙を係止する。このシャッタ32の手前およ
びMICR33の搬出側には、用紙を検出してシャッタ32
を開けるための用紙検出センサ52,53(反射型フォトセ
ンサ)がそれぞれ設けられている。手前の用紙検出セン
サ52が用紙を検出するとともに、搬出側の用紙検出セン
サ53がMICR33内からの用紙搬出を検出したら、前記
シャッタ32を開いて前記センサ52で検出された用紙をM
ICR33内へ搬入する。
【0035】前記用紙搬送ライン34には、共通のモータ
11d により回転伝達機構12d を介し駆動される多数の用
紙搬送ローラ13d が設けられている。
【0036】この用紙搬送ライン34に設けられたシャッ
タ35は、ソレノイドにより進退駆動され、スタッカ回収
ライン37,37a でジャム状態が発生した時に用紙搬送ラ
イン内へ突出したまま用紙を係止し、それ以外のとき
は、手前に設けられた用紙検出センサ54(反射型フォト
センサ)での用紙検出により用紙搬送ラインから後退
し、前記スタッカ39,39a へ用紙を搬送する。
【0037】前記スタッカ回収ライン37,37a には、共
通のモータ11e により回転伝達機構12e を介し駆動され
る多数の用紙搬送ローラ13e が設けられている。
【0038】前記回収側ゲート38,38a は、図示しない
ロータリソレノイドにより回動される支軸に取付けられ
た切換羽根であり、この切換羽根の先端が一方のスタッ
カ回収ラインを閉じるとともに他方のスタッカ回収ライ
ンを開く。
【0039】適正用紙を順番通り収納する前記スタッカ
39に対し、その入口部より手前で発生した用紙ジャム状
態を検出するためのジャムセンサ55(反射型フォトセン
サ)と、一定量の用紙(最後は裏表紙)がスタッカに収
納完了したことを検出する収納完了検出センサ56(反射
型フォトセンサ)と、印字装置本体に対し着脱自在に設
けられたスタッカ39の装着状態を固定するロック57と、
スタッカ39に設定された収納用紙長さを検出する複数の
センサ58と、スタッカ39が印字装置本体にセットされて
いるか否かを検出するセンサ59とが設けられている。
【0040】一方のスタッカ39の用紙満杯状態が前記収
納完了検出センサ56により検出されたら、自動的に前記
回収側ゲート38が切換えられ、一方のスタッカ39から他
方のスタッカ39へと用紙の搬入が切換えられる。収納完
了側のスタッカ39はロック57を解除して印字装置本体か
ら取外し、内部に収納されている用紙を収納順をくずさ
ずに取出すようにする。
【0041】不適正な用紙を収納する前記リジェクトス
タッカ39a も、その入口部より手前で発生した用紙ジャ
ム状態を検出するためのジャムセンサ55a (反射型フォ
トセンサ)を備えている。
【0042】各用紙搬送ライン22,25,31,34,37に設
けられたローラ13a ,13b ,13c ,13d ,13e の駆動モ
ータ11a ,11b ,11c ,11d ,11e は、各種ジャムセン
サにより用紙のジャム状態が検出された場合や、図示し
ないドアオープン検出センサにより装置ドアの開状態が
検出された場合に停止される。
【0043】以上のような構成において、この印字装置
は、図示しない中央演算処理装置(CPU)からの指令
により、決められた順番で複数のホッパ21a 〜21e から
指定された種別の用紙が1枚ずつ送出され、1本化され
た用紙チェックライン23でバーコードリーダ24およびそ
の近傍の各種検出センサにより用紙の種別、サイズ、厚
み等がチェックされる。そして、CPUからの印字指令
と適合する適正な用紙は、印字すべきプリンタ27が用紙
受入状態にある時のみ起動する用紙送り制御ローラ49に
よって、複数の供給側ゲート26により選択されたプリン
タ搬入ライン25を通って、順番通りに選択されたプリン
タ27に搬入され、このプリンタ27内で用紙の指定された
X−Y座標に所定要件が印字される。
【0044】さらに、このプリンタ27から印字済用紙が
プリンタへの搬入順序を守りながら搬出され、MICR
33が用紙受入状態にある時はシャッタ32が開いて、用紙
がMICR33に搬入され、ここで磁気印刷される。さら
に、スタッカ回収ライン37およびスタッカ39が用紙受入
状態にある時はシャッタ35が開いて、用紙が回収側ゲー
ト38により選択されたスタッカ39に搬入され、このスタ
ッカ39内に順序よく収納される。収納完了検出センサ56
により一方のスタッカで用紙収納完了状態が検出された
ら、回収側ゲート38が切換えられ、他方のスタッカでの
用紙収納が開始される。
【0045】各部のジャムセンサ44,48,55,55a によ
り用紙のジャム状態が検出され、用紙の搬送が停止され
たら、図示しない装置ドアを開けて、その用紙を搬送ラ
インから取外す。また、搬送ラインで搬送可能であるが
バーコードリーダ24等によるチェックにより適正でない
と判断された用紙は、プリンタ27およびMICR33にて
印刷を行うことなくこれらを素通りさせ、ゲート38,38
a の組合せにより選択された回収ライン37a を経てリジ
ェクトスタッカ39a に収納する。
【0046】以上で印字装置の全体的説明を終了し、次
に、図1乃至図5を参照して用紙収納装置(スタッカ3
9)を詳細に説明する。
【0047】図1は、搬送されてきた多数の用紙Pを順
次整頓収納する用紙収納装置を示し、箱形の収納器本体
61の上部に用紙投入部62が設けられ、この収納器本体61
の内部に前記用紙投入部62から投下された用紙Pを受け
る傾斜状の受け板(シェルフ)63と、この受け板63を上
下動させる受け板昇降機構64とが設けられている。前記
受け板63の下降側端と対向する収納器本体61の内側面に
は用紙係止部68が設けられている。また、用紙投入部62
の下端部から斜め下方へ、積層用紙の最上面を係止する
用紙押え板69が前記受け板63と同一傾斜角で設けられて
いる。
【0048】収納器本体61の外部には、外部動力源を正
転、停止または逆転して受け板昇降機構64を制御する上
昇限界センサS1、用紙監視センサS2および下降限界セン
サS3がそれぞれ設けられている。この各センサは収納器
本体61に設けられた孔を通して内部を監視する反射型フ
ォトセンサである。
【0049】前記収納器本体61の上部には図示しない取
手が設けられている。
【0050】図2に示されるように、前記受け板昇降機
構64は、収納器本体61の上下部に取付けられた軸受部65
により一対のスクリュー66が回転自在に保持され、この
スクリュー66に、前記傾斜受け板63の下面に取付けられ
た雌ねじ部67が螺合されている。
【0051】さらに、この受け板昇降機構64は、図示し
ない外部動力源(モータ)により駆動される外部ギア71
と噛合して外部動力源から駆動力を取入れるための動力
取入部としての内部ギア72が、収納器本体61の切欠き部
73に臨むように、収納器本体内に回転自在に軸受された
ウォーム軸74に一体に嵌着されている。
【0052】そして、このウォーム軸74に一体に嵌着さ
れたウォーム75と、一方のスクリュー66に一体に嵌着さ
れたウォームホイール76とが噛合され、一方のスクリュ
ーと他方のスクリューとの間に、回転を伝達するための
タイミングプーリ77、タイミングベルト78およびテンシ
ョンプーリ79からなる連動手段が設けられている。
【0053】前記スクリュー66は、図1に示されるよう
に前記受け板63と上部軸受部65との間に設けられた蛇腹
81によりカバーされているから、このスクリュー66の潤
滑油が用紙Pを汚すことを防止できる。
【0054】図2および図3に示されるように、収納器
本体61の一側部には用紙取出用の横蓋82が開閉可能に嵌
着され、この横蓋82の内側面に、用紙投入部62から受け
板63上に投下される用紙Pの一端を案内する一側の用紙
端ガイド83が固定されている。この一側の用紙端ガイド
83に対向して用紙Pの他端を案内する他側の用紙端ガイ
ド84が、前記受け板63に開口された穴85のなかで移動可
能に配置されている。
【0055】この移動可能の用紙端ガイド84は、図3の
上部断面図に示されるように収納器本体61の上部に取付
板86により横設された上部ガイドロッド87と、図4の下
部断面図に示されるように収納器本体61の下部に同様の
取付板88により横設された下部ガイドロッド89とに摺動
自在に嵌合されている。そして、この上下に位置するガ
イドロッド87,89の案内で、前記横蓋82の用紙端ガイド
83に対し反対側の用紙端ガイド84が間隔調整可能となっ
ている。
【0056】図4に示されるように、移動調整される側
の用紙端ガイド84の下部には、取付板91によりレバー取
付バー92が一体に設けられ、このバー92の先端部にピン
93によりレバー94が上下方向へ回動自在に取付けられて
いる。
【0057】そして、図5に示されるように、前記バー
92の先端部に板ばね95が取付けられ、この板ばね95の先
端部によりレバー94が下方へ弾力的に押圧されている。
このレバー94の下側では、収納器本体61に開口されたレ
バー操作窓96の下側縁に沿って取付板97を介しレバー位
置決め板98が固定されている。この位置決め板98の上端
には図4に示されるように複数の凹溝99が設けられてい
る。
【0058】したがって、その凹溝99の一つを選択し
て、図5に示されるように板ばね95により下方へ押圧さ
れたレバー94の周溝部100 を嵌着すれば、その位置にレ
バー94を位置決めして前記用紙端ガイド84の調整位置を
固定できる。用紙端ガイド84の位置を変えるときは、板
ばね95に抗してレバー94を上げることにより凹溝99との
係合を解除し、このレバー94を横移動させて他の凹溝99
に嵌着する。
【0059】図1に戻って、前記用紙投入部62では、可
動側の用紙端ガイド84の上部に取付板62a により用紙投
入ガイド62b が一体的に取付けられているので、用紙端
ガイド84とともにこの用紙投入ガイド62b も移動調整さ
れる。固定側の用紙端ガイド83の上部にも、同様の用紙
投入ガイド(図示せず)が対向して一体的に取付けられ
ている。
【0060】次に、このスタッカ39の作用を説明する。
【0061】空のスタッカ39を取付位置にセットする前
は受け板63が下降した状態にあるが、このスタッカ39を
取付位置にセットすると、それをセンサ59(図6)が感
知して外部動力源が作動し、受け板昇降機構64により受
け板63が上昇する。そして、センサS2により受け板63の
上昇限界位置が検出されると、受け板63の上昇が停止さ
れるとともに外部動力源がタイマにより設定された一定
時間だけ逆転駆動されて、受け板63は僅かに下降して待
機する。このようにして、用紙Pの収納が開始されるに
当たり、用紙投入部62の下端部と受け板63との間に整頓
収納に適する用紙収納空間が確保される。
【0062】収納器本体61の上側まで順次搬送されてき
た各用紙Pは、用紙投入部62へ投下され、用紙投入ガイ
ド62b の案内で、印字面が下側を向くように傾斜状の受
け板63上に整頓積層される。
【0063】その積層用紙量が増して、積層用紙群の最
上部がセンサS2により検出されたら、受け板昇降機構64
が前記タイマ設定時間だけ駆動されて、受け板63が再び
僅かなストロークだけ下降され、停止される。
【0064】このセンサS2の用紙検出による受け板下降
動作が数十回繰返し行われ、用紙投入部62の下端部と積
層用紙の最上面との間に用紙Pの整頓収納に適する空間
が常に確保される。
【0065】一定枚数(例えば2000枚)の用紙Pの
収納が完了され、その厚みが整頓収納の限界に達した
ら、実線で示された下降限界位置にある受け板63の下部
端面がセンサS3により検出されて受け板昇降機構64が逆
転駆動され、受け板63を上昇させる底上げ動作が開始さ
れる。
【0066】そして、積層用紙Pの最上部がセンサS1に
より検出されるまで上昇され、前記底上げ動作が停止さ
れる。この底上げにより、積層用紙の最上面が用紙押え
板69により係止され、用紙最上面と用紙投入部62の下端
部との間に用紙遊び空間がなくなるので、収納器本体61
を持運ぶ際の用紙Pの自由な動きを規制でき、運搬中の
用紙の乱れを防止できる。
【0067】そして、この用紙Pの収納が完了した収納
器本体61を取付位置から取外して用紙収納状態のまま用
紙取出場所へ運搬する。その収納器本体61の取外し時
に、外部ギア71に対する内部ギア72の噛合を解除するた
めに、収納器本体61を外部ギア71から遠ざける方向へず
らして両ギア71,72を分離する。
【0068】両側の用紙端ガイド83,84は、用紙投入部
62から投下されて収納器本体61内で自重落下する用紙P
を受け板63まで案内する。用紙サイズが変更されたら、
前記レバー94により可動側の用紙端ガイド84を移動調整
することにより、両側の用紙端ガイド83,84の間隔を調
整する。これにより1台のスタッカ39で複数の用紙サイ
ズに対応できる。
【0069】以上の図1乃至図4に示された構造のスタ
ッカでは約2000枚の用紙P(手形、小切手類)を整
頓収納できる。従来の印字装置に使用されている同規模
のスプリング内蔵型スタッカでは1000枚程度の用紙
収納が限界であった。
【0070】なお、以上の実施例では、帳票類の要件印
字に使用される印字装置を例にあげて説明したが、本発
明の用紙収納装置は、印字装置に用途を限定されるもの
ではなく、製本作業等のように多数の用紙Pを整頓収納
する必要のある事務機全般に使用でき、効果が大きい。
【0071】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、収納器本体の
用紙投入部から投下され受け板上で積層された用紙量に
応じて受け板を繰返し下降させ、用紙投入部と受け板と
の間に用紙の整頓収納に適する空間を常に確保できるか
ら、整頓収納される用紙収納枚数を従来よりも飛躍的に
向上できる。さらに、用紙は自重で受け板上に積層され
るから印字面が汚れにくい利点もある。また、用紙収納
完了とともに受け板を上昇して用紙最上面と用紙投入部
との間の遊び空間をなくしたから、用紙の自由な動きを
規制することができ、収納器本体内に用紙を収納したま
ま持運んでもその運搬中に用紙の積層状態に狂いが生じ
ない。そして、これらの効果により用紙を扱う者の作業
効率を向上できる利点もある。
【0072】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
にかかる用紙収納方法を実施する用紙収納装置を提供で
きる。
【0073】請求項3の発明によれば、外部動力源と収
納器本体とを動力取入部にて分離できるようにしたか
ら、収納器本体に動力源を設ける必要がなく、動力源の
重量、電気配線等の影響を受けることなく、用紙収納完
了の収納器本体を取付位置から取外して用紙収納状態の
まま持運ぶことが可能のポータブルタイプのカートリッ
ジスタッカを提供できる。
【0074】請求項4の発明によれば、用紙を用紙投入
部から投下して自重で収納する構造に加え、間隔調整可
能に設けられた両側の用紙端ガイドにより用紙の両端を
案内するようにしたから、用紙端ガイド間の調整のみで
一つの用紙収納装置によりサイズの異なる様々な用紙に
対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙収納装置の一実施例を示す断面図
である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図である。
【図5】図4のV−V線断面図である。
【図6】本発明の用紙収納装置を使用した印字装置の一
例を示す平面図である。
【符号の説明】
61 収納器本体 62 用紙投入部 63 受け板 64 受け板昇降機構 72 動力取入部としてのギア 73 切欠き部 83,84 用紙端ガイド P 用紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次搬送されてきた多数の用紙を積層し
    て収納する用紙収納方法において、 収納器本体の内部にて用紙投入部の下側に用紙の整頓収
    納に適する空間を介して受け板を待機させ、この受け板
    上に前記用紙投入部から投下された用紙を積層し、 用紙の厚みが整頓収納の限界に達したら、前記受け板を
    用紙整頓収納可能の範囲内で一定量下降する下降動作を
    繰返し行い、 受け板が下降限界まで達したら、用紙収納を停止すると
    ともに受け板を上昇させて用紙最上面を用紙投入部まで
    上昇させることを特徴とする用紙収納方法。
  2. 【請求項2】 順次搬送されてきた多数の用紙を積層し
    て収納する用紙収納装置において、 上部に用紙投入部を設けた箱形の収納器本体と、 この収納器本体の内部に設けられ、前記用紙投入部から
    投下された用紙を受ける受け板と、 前記収納器本体の内部に設けられ、前記受け板を昇降制
    御する受け板昇降機構とを具備したことを特徴とする用
    紙収納装置。
  3. 【請求項3】 受け板昇降機構は、外部動力源から駆動
    力を取入れるための動力取入部を収納器本体の切欠き部
    に臨ませてなることを特徴とする請求項2記載の用紙収
    納装置。
  4. 【請求項4】 用紙投入部から受け板上に投下される用
    紙の一端を案内する一側の用紙端ガイドに対し、用紙の
    他端を案内する他側の用紙端ガイドが間隔調整可能に設
    けられたことを特徴とする請求項2または3記載の用紙
    収納装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013118003A (ja) * 2013-03-08 2013-06-13 Oki Electric Ind Co Ltd 紙幣集積機構、及び、紙幣入出金装置
CN107610325A (zh) * 2017-10-11 2018-01-19 深圳怡化电脑股份有限公司 票据收纳装置以及自助金融设备

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