JPH05175435A - 半導体装置の製造方法及び半導体装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法及び半導体装置

Info

Publication number
JPH05175435A
JPH05175435A JP34417991A JP34417991A JPH05175435A JP H05175435 A JPH05175435 A JP H05175435A JP 34417991 A JP34417991 A JP 34417991A JP 34417991 A JP34417991 A JP 34417991A JP H05175435 A JPH05175435 A JP H05175435A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating film
base
film
emitter
bipolar transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP34417991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Yoshimura
鉄夫 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP34417991A priority Critical patent/JPH05175435A/ja
Publication of JPH05175435A publication Critical patent/JPH05175435A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の製造方法及び半導体装置に関
し,バイポーラCMOSのバイポーラトランジスタの高
速化,面積縮小化を目的とする。 【構成】 バイポーラトランジスタ領域のベース領域に
反対導電型ベース8を形成し,全面にゲート絶縁膜10を
形成した後その上に第1の導電膜を堆積し, それをパタ
ーニングしてバイポーラトランジスタ領域にエミッタ引
出し電極16形成しかつMOSトランジスタ領域にゲート
電極15を形成し, バイポーラトランジスタ領域のゲート
絶縁膜10を除去しかつMOSトランジスタ領域を絶縁膜
19で覆った後,全面に一導電型不純物を含む第2の導電
膜22を形成し,それを異方的にエッチングしてエミッタ
引出し電極16側面上及びゲート電極15側面の絶縁膜19上
に導電膜側壁24を形成し, エミッタ引出し電極16側面の
導電膜側壁24から一導電型不純物をベース8に拡散させ
てエミッタ30を形成するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法及
び半導体装置に係り,特に,バイポーラCMOSの製造
方法及びバイポーラCMOSに関する。
【0002】近年のLSIcの高速化,高密度化の要求
はバイポーラCMOS LSIcにおいても高まってき
ている。バイポーラCMOS LSIcにおける高速
化,高密度化実現のためには,駆動能力が高く素子面積
の大きなバイポーラトランジスタの部分の面積を縮小す
る必要がある。
【0003】
【従来の技術】図6(a), (b)はバイポーラCMOSの従
来例を示す平面図とA−A断面図である。図中,1はp
型Si基板,2はn+ 型埋込み層,3はp+ 型埋込み
層,4はエピタキシャル層,5はnウエル,6はpウエ
ル,7はフィールド絶縁膜,8は内部ベース,9はチャ
ネルストッパ層,10はゲート絶縁膜, 11はコレクタコン
タクト, 15はゲート電極, 20, 21は低不純物濃度領域,
25, 26はソース・ドレイン, 27は絶縁膜, 28は外部ベー
ス, 30はエミッタ, 31はコレクタ電極配線, 32はベース
電極配線, 33, 34はソース・ドレイン電極配線, 41は絶
縁膜側壁, 42はエミッタ電極, 43はエミッタ電極配線を
表す。
【0004】このバイポーラCMOSにおけるバイポー
ラトランジスタの高速化と面積縮小化を図るためには,
エミッタ30の周りの寄生容量や寄生抵抗を削減する必要
がある。そのためには,エミッタ30からベース電極配線
32までの外部ベース領域(図中bで示す)の距離を縮小
することが有効であるため,フォトリソグラフィー技術
の限界まで縮小が図られてきた。
【0005】ところが,従来構造においては,電極配線
の面積がトランジスタの大部分を占めているため,特に
エミッタ電極配線43とベース電極配線32の距離(図中a
で示す)を狭めることは非常に困難になっていた。
【0006】このことは,エミッタからベース電極まで
の外部ベース領域の縮小化を妨げ,結果としてバイポー
ラCMOS ICsの高速化と高密度化を阻害してい
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題に
鑑み,バイポーラCMOSの製造工程を複雑にすること
なしに,バイポーラCMOSの高速化と高密度化を実現
できる製造方法及びそれによって実現する半導体装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】図1(a), (b)は第1の実
施例を示す平面図と断面図,図2(a), (b)は第2の実施
例を示す平面図と断面図,図3(a) 〜(c) は実施例を示
す工程順断面図(その1),図4(d) 〜(f) は実施例を
示す工程順断面図(その2)である。
【0009】上記課題は,バイポーラトランジスタとM
OSトランジスタを含む半導体装置の製造において,表
面が一導電型のコレクタ5となる半導体基体にフィール
ド絶縁膜7を形成してバイポーラトランジスタ領域とM
OSトランジスタ領域を区画する工程と,該バイポーラ
トランジスタ領域のベース領域に反対導電型のベース8
を形成する工程と,全面にゲート絶縁膜10を形成した後
その上に第1の導電膜12, 13を堆積し, 該第1の導電膜
12, 13をパターニングして該バイポーラトランジスタ領
域にエミッタ引出し電極16及び該MOSトランジスタ領
域にゲート電極15を形成する工程と,該バイポーラトラ
ンジスタ領域の該ゲート絶縁膜10を除去しかつ該MOS
トランジスタ領域を絶縁膜19で覆う工程と, 全面に一導
電型不純物を含む第2の導電膜22を形成した後それを異
方的にエッチングして該エミッタ引出し電極16側面上及
び該ゲート電極15側面の絶縁膜19上に導電膜側壁24を形
成する工程と, 該エミッタ引出し電極16側面の導電膜側
壁24から一導電型不純物を該ベース8に拡散させてエミ
ッタ30を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法
によって解決される。
【0010】また,前記の工程に加えて,全面に絶縁膜
27を形成した後,該バイポーラトランジスタのベース領
域に開孔29を形成し,該開孔29から反対導電型の不純物
を該ベース8に導入して,外部ベース28を形成する工程
を有する半導体装置の製造方法によって解決される。
【0011】また,前記開孔29を該エミッタ引出し電極
16の両側に形成する半導体装置の製造方法によって解決
される。また,バイポーラトランジスタとMOSトラン
ジスタを含む半導体装置であって,該バイポーラトラン
ジスタは,半導体基体の厚さ方向に順に配置されたコレ
クタ5及びベース8と, 該ベース8上に絶縁膜10を介し
て配置されたエミッタ引出し電極16と, 該エミッタ引出
し電極16側面に形成された導電膜側壁24と, 該ベース8
内に形成され,該導電膜側壁24に接続するエミッタ30と
を有し,該MOSトランジスタは,半導体基体上にゲー
ト絶縁膜10を介して配置されたゲート電極15と,該ゲー
ト電極15側面に絶縁膜を介して形成された導電膜側壁24
とを有する半導体装置によって解決される。
【0012】また,バイポーラトランジスタとMOSト
ランジスタを含む半導体装置であって,該バイポーラト
ランジスタは,半導体基体の厚さ方向に順に配置された
コレクタ5及びベース8と, 該ベース8上に絶縁膜10を
介して配置されたエミッタ引出し電極16と, 該エミッタ
引出し電極16側面に形成された導電膜側壁24と, 該ベー
ス8内に形成され,該導電膜側壁24に接続するエミッタ
30と,ベース領域周辺の該フィールド絶縁膜7下に形成
され,該コレクタ5と反対の導電型のチャネルストッパ
層9とを有し,該MOSトランジスタは,半導体基体上
にゲート絶縁膜10を介して配置されたゲート電極15と,
該ゲート電極15側面に絶縁膜を介して形成された導電膜
側壁24とを有する半導体装置によって解決される。
【0013】また,前記MOSトランジスタは相補型M
OSトランジスタであり,前記バイポーラトランジスタ
はnpn型トランジスタである半導体装置によって解決
される。
【0014】
【作用】本発明ではバイポーラトランジスタとMOSト
ランジスタは部分的に同じ構造を有している。即ち,M
OSトランジスタのゲート電極15に当たる部分をバイポ
ーラトランジスタのエミッタ引出し電極16にし,エミッ
タ引出し電極16側面に形成された導電膜側壁24とゲート
電極15側面に絶縁膜を介して形成された導電膜側壁24を
有している。
【0015】エミッタ引出し電極16側面に形成された導
電膜側壁24から一導電型不純物をベース8に拡散させて
エミッタ30を形成することができる。また,ゲート電極
15側面に絶縁膜を介して形成された導電膜側壁24はLD
D構造のソース・ドレインの形成を可能とする。
【0016】また,エミッタ引出し電極16はゲート電極
15と同一の工程で形成することができ,さらにエミッタ
引出し電極16側面上に形成する導電膜側壁24とゲート電
極15側面の絶縁膜19上に形成する導電膜側壁24も同一工
程で形成できるから,工程が複雑になることがない。
【0017】また,全面に絶縁膜27を形成した後,バイ
ポーラトランジスタのベース領域に開孔29を形成し,開
孔29から反対導電型の不純物をベース8に導入して,外
部ベース28を形成する。開孔29は後で埋め込んでベース
電極を形成するが,エミッタとベース電極の距離はベー
ス電極がエミッタ引出し電極16の導電膜側壁24と接触し
ない限り狭めることが可能であるから,エミッタからベ
ース電極までの距離を従来に比べて大幅に縮小すること
ができる。
【0018】また,開孔29から不純物を導入することに
より,外部ベース28をベース電極と自己整合的に形成す
ることができる。また,開孔29をエミッタ引出し電極16
の両側に形成することにより,開孔29を埋め込んで形成
するベース電極につづくベース抵抗を低減することがで
きる。
【0019】また,ベース領域周辺のフィールド絶縁膜
7下にコレクタ5と反対導電型のチャネルストッパ層9
を形成することにより,バイポーラトランジスタのコレ
クタ−エミッタ間の短絡及びリークを防止することがで
きる。
【0020】
【実施例】図1(a), (b)は第1の実施例を示す平面図と
A−A断面図で,1はp型Si基板,2はn+ 型埋込み
層,3はp+ 型埋込み層,4はエピタキシャル層,5は
nウエル,6はpウエル,7はフィールド絶縁膜,8は
内部ベース,9はチャネルストッパ層,10はゲート絶縁
膜, 11はコレクタコンタクト, 15はゲート電極, 16はエ
ミッタ引出し電極, 20, 21は低不純物濃度領域, 24は導
電膜側壁, 25, 26はソース・ドレイン, 27は絶縁膜, 28
は外部ベース, 30はエミッタ, 31はコレクタ電極配線,
32はベース電極配線, 33, 34はソース・ドレイン配線を
表す。
【0021】これはnpnトランジスタと相補型MOS
トランジスタからなる半導体装置であって,npnトラ
ンジスタは,半導体基体の厚さ方向に順に配置されたコ
レクタ5,内部ベース8,エミッタ30と, 内部ベース8
上に絶縁膜10を介して配置されたエミッタ引出し電極16
と, エミッタ引出し電極16側面に形成された導電膜側壁
24と, 内部ベース8内に形成され,導電膜側壁24に接続
するエミッタ30とを有し,相補型MOSトランジスタ
は,半導体基体上にゲート絶縁膜10を介して配置された
ゲート電極15と,該ゲート電極15側面に絶縁膜を介して
形成された導電膜側壁24とを有している。
【0022】エミッタ引出し電極16のコンタクト窓は図
示されていないが,例えばエミッタ引出し電極16をフィ
ールド絶縁膜上まで引き出してそこにコンタクト窓を形
成することができる。したがって,絶縁膜27上でのエミ
ッタ電極配線とベース電極配線の短絡は考慮する必要は
なく, ベース電極配線のコンタクト窓が導電膜側壁24に
接触しない限りベース領域の幅を狭めることができる。
【0023】エミッタ引出し電極16はゲート電極15は同
一工程で形成することができる。また,エミッタ引出し
電極16側面上の導電膜側壁24とゲート電極15と絶縁膜を
介して形成される導電膜側壁24も同一工程で形成するこ
とができる。
【0024】図2(a), (b)は第2の実施例を示す平面図
とA−A断面図であり,符号は図1と共通である。第2
の実施例はベース電極のコンタクト窓をエミッタ引出し
電極16の片側に形成した例である。
【0025】第2の実施例は第1の実施例に比べてベー
ス領域の幅をさらに狭めることができる利点がある。こ
れに対して,第1の実施例は第2の実施例に比べて,ベ
ース抵抗が半減するという利点がある。
【0026】図3(a) 〜(c) は実施例を示す工程順断面
図(その1),図4(d) 〜(f) は実施例を示す工程順断
面図(その2)で,前述の第1の実施例(図1)の構造
を実現する工程を示すものである。以下,これらの図を
参照しながら実施例の工程について説明する。
【0027】図3(a) 参照 例えば,p型で比抵抗が10Ωcm,結晶方位(100)
のSi基板1にn+ 型埋込み層2,p+ 型埋込み層3を
形成する。n+ 型埋込み層2のシート抵抗は例えば25
Ω/□,p+ 型埋込み層3のシート抵抗は例えば35Ω
/□である。
【0028】次に,全面にn- 型のエピタキシャル層4
を例えば1μmの厚さに成長させた後,マスクを用いて
不純物をイオン注入し,n+ 型埋込み層2上のエピタキ
シャル層4にnウエル5,p+ 型埋込み層3上のエピタ
キシャル層4にpウエル6を形成する。nウエル5のド
ーズ量は例えば1×1013cm-2,pウエル6のドーズ量
は例えば1×1013cm-2である。
【0029】次に,エピタキシャル層4の表面に,例え
ばLOCOS法により,厚さが例えば 0.6μmのSiO
2 膜のフィールド絶縁膜7を形成し,素子分離を行う。
この時,フィールド絶縁膜7の下のpウエル6及びバイ
ポーラトランジスタのベース領域8の外周のフィールド
絶縁膜下のnウエル5にフィールド絶縁膜7を形成する
のと同時工程でp型チャネルストッパ層9を形成する。
バイポーラトランジスタのベース領域8の外周のフィー
ルド絶縁膜下のp型チャネルストッパ層9は,コレクタ
−エミッタ間の短絡及びリークを防止するために設け
る。
【0030】フィールド絶縁膜7に囲まれた素子領域
に,例えば厚さ 200ÅのSiO2 のゲート絶縁膜10を形
成した後, バイポーラトランジスタのコレクタ電極領域
にコンタクト抵抗を下げるため,例えばりん(P)を加
速エネルギー70keV,ドーズ量5×1015cm-2でイオン
注入し,コレクタコンタクト11を形成する。
【0031】さらに,ベース領域に例えばホウ素(B)
を加速エネルギー10keV,ドーズ量3×1013cm-2でイ
オン注入し,内部ベース8を形成する。 図3(b) 参照 全面にCVD法により厚さ1250ÅのポリSi膜12, 厚さ
1250Åの例えばタングステンシリサイド膜13を順次成長
する。タングステンシリサイドに替えて,モリブデンシ
リサイド,チタンシリサイド等の高融点金属シリサイド
または高融点金属を使用することもできる。また,ポリ
Si膜だけの形成でもよいが,その場合は膜厚を2500Å
とする。
【0032】次に, ポリSi膜12, タングステンシリサ
イド膜13の抵抗を下げるため,全面に,例えばりん
(P)を加速エネルギー50keV, ドーズ量7×1015
cm-2でイオン注入する。ポリSi膜だけの場合は,加速
エネルギー40keV, ドーズ量7×1015cm-2でイオン
注入する。次に,全面に例えばCVD法により厚さが例
えば 300ÅのSiO2 膜14を成長する。
【0033】図3(c) 参照 ゲート絶縁膜10, ポリSi膜12,タングステンシリサイ
ド膜13,SiO2 膜14を,例えばRIE法のような異方
性エッチングによりパターニングし,ゲート電極15及び
エミッタ引き出し電極16を形成する。
【0034】次に,全面に例えばCVD法により厚さ 5
00Åのシリコン窒化膜17を成長し,内部ベース8及びエ
ミッタ引出し電極16の部分を除いた領域のシリコン窒化
膜を例えばRIE法により除去する。次に,シリコン窒
化膜17で覆われていない素子領域であるコレクタ電極領
域,ソース・ドレイン領域18,及びゲート電極15の側面
に,熱酸化により例えば 800℃で厚さ 200Åの酸化膜19
を形成する。
【0035】次に,nウエル5のソース・ドレイン領域
18に例えばホウ素(B)を加速エネルギー15keV, ド
ーズ量1×1013cm-2でイオン注入し,低濃度不純物領
域20を形成する。同様に,pウエル5のソース・ドレイ
ン領域18に例えばりん(P)を加速エネルギー50keV,
ドーズ量1×1013cm-2でイオン注入し,低濃度不純
物領域21を形成する。
【0036】図4(d) 参照 シリコン窒化膜17を煮沸リン酸液で除去した後,CVD
法により全面に厚さが1500ÅのポリSi膜22を成長させ
る。次に,全面に例えばヒ素(As)を加速エネルギー
40keV, ドーズ量1×1016cm-2でイオン注入する。
【0037】図4(e) 参照 ポリSi膜22を例えばRIE法による異方性エッチング
を行うことにより,ゲート電極15及びエミッタ引出し電
極16の側面に導電膜側壁24を形成する。
【0038】次に,nウエル5のソース・ドレイン領域
18に導電膜側壁24をマスクにして例えばホウ素(B)を
加速エネルギー15keV, ドーズ量1×1015cm-2でイ
オン注入し,ソース・ドレイン25を形成する。同様に,
導電膜側壁24をマスクにしてpウエル5のソース・ドレ
イン領域18に,例えばヒ素(As)を加速エネルギー7
0keV, ドーズ量4×1015cm-2でイオン注入し,ソー
ス・ドレイン26を形成する。
【0039】全面にパッシベーション用のSiO2 膜27
を例えばCVD法により3000Åの厚さに成長させる。外
部ベース28形成のために,SiO2 膜27に開孔29を形成
する。次いで,開孔29から例えばホウ素(B)を加速エ
ネルギー30keV,ドーズ量3×1015cm-2でイオン注入
し,外部ベース28を形成する。
【0040】次に,短時間の加熱法,例えばラピッドサ
ーマルアニール(RTA)により,1050℃, 30秒のア
ニールを行うことにより導電膜側壁24からヒ素を内部ベ
ース8に拡散させ, エミッタ30を形成する。この時,
MOSトランジスタの導電膜側壁24からは,ヒ素は酸化
膜19にブロックされてソース・ドレイン25, 26に拡散し
ない。
【0041】図4(f) 参照 SiO2 膜27にコレクタコンタクト11,エミッタ引出し
電極16,ゲート電極15,ソース・ドレイン25, 26を露出
するコンタクト窓を形成する。エミッタ引出し電極16及
びゲート電極15のコンタクト窓は図4(f) に示されてい
ない場所に形成される。
【0042】全面に導電膜として例えばアルミニウム膜
をスパッタ法で形成し,このアルミニウム膜をパターニ
ングしてコレクタ電極配線31, ベース電極配線32, ソー
ス・ドレイン電極配線33, 34を形成する。
【0043】本実施例ではエミッタ引出し電極16の両側
にベース電極を設けている。これはベース電極を片側に
設けるよりもベース抵抗を低減する上で有利である。し
かもベース電極配線はエミッタ引出し電極16を覆うよう
な形状に形成すれば,バイポーラトランジスタの面積を
拡大させずに済む。
【0044】このようにして,npn型トランジスタと
相補型MOSトランジスタを有する半導体装置が形成で
きた。図5(cc), (dd)は実施例の工程の別法を示す工程
順断面図である。
【0045】図5(cc)参照 図3(a), (b)の工程を行った後,ゲート絶縁膜10, ポリ
Si膜12,タングステンシリサイド膜13,SiO2 膜14
を,例えばRIE法のような異方性エッチングによりパ
ターニングし,ゲート電極15及びエミッタ引き出し電極
16を形成する。
【0046】次に,全面に例えばCVD法により厚さ 3
00ÅのSiO2 膜23を成長させ,内部ベース8及びエミ
ッタ引出し電極16の部分だけSiO2 膜23を例えばフッ
酸水溶液による等方性エッチングにより除去する。
【0047】次に,nウエル5のソース・ドレイン領域
18に例えばホウ素(B)を加速エネルギー15keV, ド
ーズ量1×1013cm-2でイオン注入し,低濃度不純物領
域20を形成する。同様に,pウエル5のソース・ドレイ
ン領域18に例えばりん(P)を加速エネルギー50keV,
ドーズ量1×1013cm-2でイオン注入し,低濃度不純
物領域21を形成する。
【0048】図5(dd)参照 CVD法により全面に厚さが1500ÅのポリSi膜22を成
長させる。次に,全面に例えばヒ素(As)を加速エネ
ルギー40keV, ドーズ量1×1016cm-2でイオン注入
する。
【0049】つづいて,図4(e), (f)の工程を行い,n
pn型トランジスタと相補型MOSトランジスタを有す
る半導体装置を形成する。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように,本発明によれば,
エミッタとベース電極の距離はベース電極のコンタクト
窓(開孔29)とエミッタ引き出し電極の導電膜側壁24が
接触しない限り狭めることが可能であるから,エミッタ
からベース電極までの距離を従来に比べて大幅に縮小す
ることができる。それゆえ,バイポーラトランジスタの
高速化,面積縮小化が可能となり,バイポーラCMOS
LSIcの性能向上に大きく寄与する。
【0051】また,エミッタ引出し電極16はゲート電極
15と同一の工程で形成することができ,さらにエミッタ
引出し電極16側面上に形成する導電膜側壁24とゲート電
極15側面の絶縁膜上に形成する導電膜側壁24も同一工程
で形成できるから,工程が複雑になることがない。
【0052】また,ベース領域周辺のフィールド絶縁膜
7下のチャネルストッパ層9が形成されているので,バ
イポーラトランジスタのコレクタ−エミッタ間の短絡及
びリークを防止することができ,しかも,このチャネル
ストッパ層9は相補型MOSトランジスタのチャネルス
トッパ層9と同時に形成することができるから,工程の
増加することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a), (b)は第1の実施例を示す平面図と断面図
である。
【図2】(a), (b)は第2の実施例を示す平面図と断面図
である。
【図3】(a) 〜(c) は実施例を示す工程順断面図(その
1)である。
【図4】(d) 〜(f) は実施例を示す工程順断面図(その
2)である。
【図5】(cc), (dd)は実施例の別法を示す工程順断面図
である。
【図6】(a), (b)は従来例を示す平面図と断面図であ
る。
【符号の説明】
1は半導体基板でありSi基板であってp型Si基板 2は埋め込み層であってn+ 型埋め込み層 3は埋め込み層であってp+ 型埋め込み層 4はエピタキシャル層であってn- 型エピタキシャル層 5はnウエル 6はpウエル 7はフィールド絶縁膜 8はベースであって内部ベース 9はチャネルストッパ層 10は絶縁膜であってゲート絶縁膜 11はコレクタコンタクト 12は導電膜であってポリSi膜 13は導電膜であってシリサイド膜 14は絶縁膜であってSiO2 膜 15はゲート電極 16はエミッタ引出し電極 17はシリコン窒化膜 18はソース・ドレイン領域 19は絶縁膜であって酸化膜 20, 21は低不純物濃度領域 22は導電膜であってポリSi膜 23は絶縁膜であって酸化膜 24は導電膜側壁 25, 26はソース・ドレイン 27は絶縁膜であってSiO2 膜 28はベースであって外部ベース 29は開孔であってベース電極窓 30はエミッタ 31は電極配線であってコレクタ電極配線 32は電極配線であってベース電極配線 33, 34は電極配線であってソース・ドレイン電極配線 41は絶縁膜側壁 42はエミッタ電極 43は電極配線であってエミッタ電極配線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バイポーラトランジスタとMOSトラン
    ジスタを含む半導体装置の製造において, 表面が一導電型のコレクタ(5) となる半導体基体にフィ
    ールド絶縁膜(7) を形成してバイポーラトランジスタ領
    域とMOSトランジスタ領域を区画する工程と,該バイ
    ポーラトランジスタ領域のベース領域に反対導電型のベ
    ース(8) を形成する工程と, 全面にゲート絶縁膜(10)を形成した後その上に第1の導
    電膜(12, 13)を堆積し, 該第1の導電膜(12, 13)をパタ
    ーニングして該バイポーラトランジスタ領域にエミッタ
    引出し電極(16)及び該MOSトランジスタ領域にゲート
    電極(15)を形成する工程と, 該バイポーラトランジスタ領域の該ゲート絶縁膜(10)を
    除去しかつ該MOSトランジスタ領域を絶縁膜(19)で覆
    う工程と, 全面に一導電型不純物を含む第2の導電膜(22)を形成し
    た後それを異方的にエッチングして該エミッタ引出し電
    極(16)側面上及び該ゲート電極(15)側面の絶縁膜(19)上
    に導電膜側壁(24)を形成する工程と, 該エミッタ引出し電極(16)側面の導電膜側壁(24)から一
    導電型不純物を該ベース(8) に拡散させてエミッタ(30)
    を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の工程に加えて, 全面に絶縁膜(27)を形成した後,該絶縁膜(27)のベース
    領域に開孔(29)を形成し,該開孔(29)から反対導電型の
    不純物を前記ベース(8) に導入して,外部ベース(28)を
    形成する工程を有することを特徴とする半導体装置の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 該開孔(29)を前記エミッタ引出し電極(1
    6)の両側に形成することを特徴とする請求項2記載の半
    導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 バイポーラトランジスタとMOSトラン
    ジスタを含む半導体装置であって,該バイポーラトラン
    ジスタは, 半導体基体の厚さ方向に順に配置されたコレクタ(5) 及
    びベース(8) と, 該ベース(8) 上に絶縁膜(10)を介して配置されたエミッ
    タ引出し電極(16)と, 該エミッタ引出し電極(16)側面に形成された導電膜側壁
    (24)と, 該ベース(8) 内に形成され,該導電膜側壁(24)に接続す
    るエミッタ(30)とを有し,該MOSトランジスタは, 半導体基体上にゲート絶縁膜(10)を介して配置されたゲ
    ート電極(15)と, 該ゲート電極(15)側面に絶縁膜を介して形成された導電
    膜側壁(24)とを有することを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 バイポーラトランジスタとMOSトラン
    ジスタを含む半導体装置であって,該バイポーラトラン
    ジスタは, 半導体基体の厚さ方向に順に配置されたコレクタ(5) 及
    びベース(8) と, 該ベース(8) 上に絶縁膜(10)を介して配置されたエミッ
    タ引出し電極(16)と, 該エミッタ引出し電極(16)側面に形成された導電膜側壁
    (24)と, 該ベース(8) 内に形成され,該導電膜側壁(24)に接続す
    るエミッタ(30)と, ベース領域周辺の該フィールド絶縁膜(7) 下に形成さ
    れ,該コレクタ(5) と反対の導電型のチャネルストッパ
    層(9) とを有し,該MOSトランジスタは, 半導体基体上にゲート絶縁膜(10)を介して配置されたゲ
    ート電極(15)と, 該ゲート電極(15)側面に絶縁膜を介して形成された導電
    膜側壁(24)とを有することを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記MOSトランジスタは相補型MOS
    トランジスタであり,前記バイポーラトランジスタはn
    pn型トランジスタであることを特徴とする請求項5記
    載の半導体装置。
JP34417991A 1991-12-26 1991-12-26 半導体装置の製造方法及び半導体装置 Withdrawn JPH05175435A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34417991A JPH05175435A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 半導体装置の製造方法及び半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34417991A JPH05175435A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 半導体装置の製造方法及び半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05175435A true JPH05175435A (ja) 1993-07-13

Family

ID=18367242

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34417991A Withdrawn JPH05175435A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 半導体装置の製造方法及び半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05175435A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3307489B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3343968B2 (ja) バイポーラ型半導体装置およびその製造方法
JP2708027B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2587444B2 (ja) Cmos技術を用いたバイポーラ・トランジスタとその製造方法
JPH0557741B2 (ja)
JPH07106412A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2782781B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR100367951B1 (ko) 반도체 장치의 제조방법
JP2624948B2 (ja) Mos−fet製造方法
JPS61290761A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2633559B2 (ja) バイポーラ―cmos半導体装置の製造方法
JPH05175435A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP3248305B2 (ja) BiCMOS半導体装置の製造方法
JP3191091B2 (ja) 半導体デバイスの製造方法
JPH0878433A (ja) 半導体装置
JP2000315742A (ja) 半導体装置の製造方法
JP3584866B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2842075B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2712889B2 (ja) 半導体装置の製造方法
KR0154309B1 (ko) Npn 트랜지스터의 제조방법
JP3018477B2 (ja) バイポーラ型の半導体装置の製造方法
JPH11204540A (ja) 半導体装置の製造方法
JPH08162632A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2002110691A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH03142843A (ja) 半導体集積回路の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990311