JPH051685Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH051685Y2
JPH051685Y2 JP13203687U JP13203687U JPH051685Y2 JP H051685 Y2 JPH051685 Y2 JP H051685Y2 JP 13203687 U JP13203687 U JP 13203687U JP 13203687 U JP13203687 U JP 13203687U JP H051685 Y2 JPH051685 Y2 JP H051685Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clip
rod
protrusion
boss
grommet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13203687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6436709U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13203687U priority Critical patent/JPH051685Y2/ja
Publication of JPS6436709U publication Critical patent/JPS6436709U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH051685Y2 publication Critical patent/JPH051685Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Insertion Pins And Rivets (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は部材の取付構造に関し、さらに詳しく
は、例えば燃料パイプやブレーキパイプ等の配管
用グロメツトを自動車の車体に取付ける場合のよ
うに、一定の用途を有する部材を自動車等のボデ
ー側に取付けるための構造に関する。
(従来の技術) 従来のこのような取付構造の代表的なものとし
て、第5図に示すようなスタツドボルト係合方式
がある。即ち、パイプ保持部3を備えた配管用グ
ロメツト4にボス5を設け、このボス5に合成樹
脂製の筒状のクリツプ6を内挿してその抜止め用
フランジ9をボス5の開口部に係合したもとで、
ボデー1に固定したスタツドボルト2をクリツプ
6の内周部に圧入していた。そして以上の操作に
よりクリツプ6の内周側に設けた係止爪7と軸方
向の複数の突条8とをスタツドボルト2のねじ溝
に噛み込ませ、こうしてスタツドボルト2に固定
されたクリツプ6を介してグロメツト4をボデー
1側へ取付けるようになつていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、このようなスタツドボルト係合方式で
は、クリツプ6をスタツドボルト2に圧入する際
に相当に強い力で叩き込むか、あるいはスタツド
ボルト2に対してねじ込むという面倒な作業が必
要であつた。しかも、一旦取付けたグロメツト4
を、後にパイプの取替え等のために取外したい場
合にも、クリツプ6をスタツドボルト2のねじ溝
沿いに回転させながら取外さねばならず、作業性
が悪かつた。
そこで本考案は、配管用グロメツト等の部材を
自動車等のボデー側から突出した棒状体を介して
ボデー側へ簡単、迅速に取付け、取外し得るよう
にすることを、その解決すべき技術的課題とす
る。
(問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するための手段は、所定の用途
を有する部材に取付用のボス部を設け、ボデー側
から突出した棒状体をクリツプを介して前記ボス
部に内挿することにより部材をボデー側に取付け
る方式の取付構造であつて、合成樹脂製の前記ク
リツプは棒状体の外径とボス部の内径とにそれぞ
れ略一致する内径と外径とを備えた筒体とし、ま
たその周壁の一部を径方向への弾性変形可能な舌
片としてその内側面と外側面とにそれぞれ突起を
設け、かつ棒状体の周面には前記舌片の内側突起
が嵌合する凹部を、またボス部の周壁には前記舌
片の外側突起が嵌入する窓状の開口部を設けたこ
とである。
(作用) 部材のボス部にクリツプを内挿し、さらにクリ
ツプに棒状体を内挿することにより部材の取付け
を行なう。このとき、クリツプの舌片の外側面の
突起がボス部の窓状の開口部に嵌入することによ
りクリツプとボス部との間の抜止め作用を行な
い、また舌片の内側面の突起が棒状体の凹部に嵌
合してクリツプと棒状体との間の抜止め作用を行
なう。
(実施例) 次に本考案の一実施例を第1図〜第4図に基づ
いて説明する。
本実施例における取付用部材は合成樹脂材料を
用いて一体的に成型された配管用グロメツト10
である。グロメツト10の中央部には、円形の縦
孔11を備えたボス部12が設けられ、かつボス
部12の前後側(第1図における手前側と奥行
側)の周壁には窓状の開口部13が設けられてい
る。またボス部12の両側には、それぞれ適当な
径のパイプ体をクランプし得るパイプ保持部14
が形成されている。
次に円筒スリーブ状のクリツプ15も合成樹脂
製の一体成型品であり、その筒状本体の外径は前
記縦孔11と略一致している。クリツプ15の周
壁の下部側は下端からの縦向きの切込みによつて
コレツト状に4分割されている。そして分割され
た各周壁部分のうち、対向する2つの周壁部分を
以下の構成を有する組付用の舌片16としてい
る。
即ち、各舌片16の基端側は、舌片16に径方
向への弾性変形能を与えるための薄肉部17とさ
れている。また、舌片16の先端部には、その内
側面沿いに断面円弧状の突起18が内向きに突出
され、またその外側面沿いに断面角形の突起19
が外向きに突出されている。突起19は前記開口
部13に嵌入し得る大きさに形成されており、か
つその上側の段部20は傾斜状に形成されてい
る。
一方、クリツプ15の上端側には前記縦孔11
の開口部に係合し得る外向きのフランジ21が形
成されている。
次に、自動車等のボデー側から下向きに突出さ
れた棒状体であるスタツト22の径は前記クリツ
プ15の内径と略一致している。そしてスタツト
22の所定部には前記クリツプ15の舌片16に
おける内向きの突起18が嵌合し得る断面円弧状
の溝23が全周にわたつて形成されている。
以上のように構成されたボス部12、クリツプ
15、スタツト22により、グロメツト10は次
のようにしてボデー側に取付けられる。
まず、予め燃料パイプやブレーキパイプ(図示
省略)をクランプさせたグロメツト10に、第2
図のようにクリツプ15が組付けられる。即ち、
適当な治具を用いるか、あるいは手指の操作で第
2図の想像線で示すように対の舌片16を内側へ
弾性変形させ、縦孔11の開口部へ内挿する。そ
してそのままクリツプ15を押込むと、舌片16
の外側面の突起19がボス部12の開口部13に
達してこれに嵌入する。従つて、第2図の実線で
示すように舌片16が弾性的に元の形状に復帰
し、突起19の抜止め作用によりクリツプ15の
組付けがなされる。
次に、第3図のように、グロメツト10に組付
けられたクリツプ15の内周にスタツト22が挿
入される。この場合、スタツト22の先端が内向
きの突起18の部位まで達したとき、スタツト2
2の押圧力により舌片16が外側へ弾性変形して
開口部13へ逃げる。このため、突起18はスタ
ツト22の挿入に干渉しない。そしてスタツト2
2の溝23が突起18の部位まで達すると、舌片
16が弾性的に元の形状に復帰することによつて
突起18が溝23に嵌合し、この突起18の抜止
め作用によつてスタツト22への組付けがなされ
る。
以上のように、ボス部12にクリツプ15を内
挿した後、このクリツプ15にスタツト22を挿
入すればグロメツト10のボデー側への取付けが
完了するので、その作業を簡易、迅速に行ない得
る。
そして第3図において、パイプをクランプした
グロメツト10の重量が舌片16の傾斜状段部2
0に負荷することにより、舌片16が内向きの付
勢力を受け、これにより突起18が溝23に強く
嵌合するので、グロメツト10が自然状態におい
てスタツト22から脱落するおそれがない。この
ような作用は、段部20が傾斜状に形成されてい
なくても期待できる。
また、スタツト22がボデー側から横向き、あ
るいは上向きに突出している場合でも、グロメツ
ト10に作用する抜け方向の力によつて前記と同
様に突起18の抜止め作用が強くなるので、グロ
メツト10は脱落しない。従つて、従来のスタツ
ドボルト係合方式の取付構造と差のない取付けの
確実性が得られる。なお、クリツプ15のフラン
ジ21に沿いに第3図の想像線で示すようなスカ
ート状のスペーサ24を突出させ、このスペーサ
24の付勢力により段部20が常にボス部12の
押圧力を受けるようにしても良い。
次に、パイプの取替え等のためにグロメツト1
0をスタツト22より一旦取外したいときは、グ
ロメツト10を下方より支持しつつ、ドライバ等
を用いてクリツプ15のフランジ21を下方へ押
せば良い。この操作により、第4図に示すよう
に、舌片16は外側へ弾性変形して開口部13へ
逃げることが可能となる。従つてクリツプ15に
加えられる下方への押圧力により、舌片16の上
記弾性変形を伴つて、断面円弧状の突起18と溝
23との嵌合が外れ、グロメツト10はクリツプ
15とともにスタツト22から抜ける。
以上のように、グロメツト10の取外し作業も
簡単、迅速に行ない得る。
本考案の他の実施例として、スタツトの周面と
クリツプの舌片の内側面とにそれぞれ球面状の凹
部と突起とを設けても良い。この場合、これらの
凹部と突起はグロメツトの抜止め作用の他に、グ
ロメツトの水平面上での取付け方向を決める作用
がある。
なお、本考案は自動車等のボデー側へ取付ける
ための一定の用途を有する部材の一般的な取付構
造として適用し得るものである。ボス部は部材の
中央に設けられるとは限らない。部材に複数のボ
ス部を設けて複数のスタツトに取付けるようにし
ても良い。
(考案の効果) 本考案により、部材のボデー側への取付けと、
ボデー側からの取外しとを簡単かつ迅速に行なう
ことができる。しかも取付けの確実さを維持でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2
図はグロメツトへのクリツプの組付状態を示す縦
断面図、第3図はグロメツトのボデー側への取付
状態を示す縦断面図、第4図はグロメツトのボデ
ー側からの取外し状態を示す縦断面図、第5図は
従来例を示す一部切欠き側面図である。 10……グロメツト、12……ボス部、13…
…開口部、15……クリツプ、16……舌片、1
8,19……突起、22……スタツト、23……
溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所定の用途を有する部材に取付用のボス部を
    設け、ボデー側から突出した棒状体をクリツプ
    を介して前記ボス部に内挿することにより部材
    をボデー側に取付ける方式の取付構造であつ
    て、 合成樹脂製の前記クリツプは棒状体の外径と
    ボス部の内径とにそれぞれ略一致する内径と外
    径とを備えた筒体とし、またその周壁の一部を
    径方向への弾性変形可能な舌片としてその内側
    面と外側面とにそれぞれ突起を設け、 かつ棒状体の周面には前記舌片の内側突起が
    嵌合する凹部を、またボス部の周壁には前記舌
    片の外側突起が嵌入する窓状の開口部を設けた
    ことを特徴とする部材の取付構造。 (2) 前記棒状体の凹部が棒状体の全周にわたり溝
    状に設けられていることを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項記載の部材の取付構造。
JP13203687U 1987-08-29 1987-08-29 Expired - Lifetime JPH051685Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13203687U JPH051685Y2 (ja) 1987-08-29 1987-08-29

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13203687U JPH051685Y2 (ja) 1987-08-29 1987-08-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6436709U JPS6436709U (ja) 1989-03-06
JPH051685Y2 true JPH051685Y2 (ja) 1993-01-18

Family

ID=31388638

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13203687U Expired - Lifetime JPH051685Y2 (ja) 1987-08-29 1987-08-29

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH051685Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2566017Y2 (ja) * 1991-05-14 1998-03-25 ポップリベット・ファスナー株式会社 電線等の保持具
JP5729225B2 (ja) * 2011-09-08 2015-06-03 住友電装株式会社 クランプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6436709U (ja) 1989-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4540103A (en) Cap with a valve unit
US4422222A (en) Fastening structure
JP4215496B2 (ja) シート状部材の保持具
JPH11303936A (ja) 防振保持具
JPH0511368Y2 (ja)
US5765959A (en) Supporting structure for a rotation member
US3018535A (en) Closure member
US2571394A (en) Mounting for fastening members and the like
US3379090A (en) Clip for securing an article to an apertured support
JPH051685Y2 (ja)
JPH0236806B2 (ja)
US3675958A (en) Sheet metal panel fastener
JPS58106212A (ja) パネル縁に取付ける固定装置
JPS603374Y2 (ja) 保持用クリツプ
JPH0523911Y2 (ja)
JPH0353046Y2 (ja)
JPH04110210U (ja) 箱状物の取付け構造
JP3410871B2 (ja) 固定具
JPH0329974Y2 (ja)
JPH0519672Y2 (ja)
JPH0342296Y2 (ja)
JP3417029B2 (ja) 配管用クリップ装置
JPH0579027U (ja) ナットカバー
JPH0333559Y2 (ja)
JPS6326573Y2 (ja)