JPH0523911Y2 - - Google Patents

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JPH0523911Y2
JPH0523911Y2 JP1987150296U JP15029687U JPH0523911Y2 JP H0523911 Y2 JPH0523911 Y2 JP H0523911Y2 JP 1987150296 U JP1987150296 U JP 1987150296U JP 15029687 U JP15029687 U JP 15029687U JP H0523911 Y2 JPH0523911 Y2 JP H0523911Y2
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rod
boss
boss portion
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slit
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JP1987150296U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は部材の取付構造に関し、さらに詳しく
は、例えば燃料パイプやブレーキパイプ等の配管
用グロメツトを自動車のボデーに取付ける場合の
ように、所定の用途を有する部材を自動車等のボ
デーに取付けるための取付構造に関する。
(従来の技術) 従来、上記のような部材の取付けにあたつて
は、例えば第6図に示すように、パイプ保持部1
を備えた配管用のグロメツト2にボス部3を設
け、このボス部3にグロメツト支持用のフランジ
4を備えた合成樹脂製の筒状のクリツプ5を内挿
したもとで、クリツプ5を自動車のボデー6から
突出したスタツドボルト7に嵌合させ、クリツプ
5の内周部に設けた径方向の突条8をスタツドボ
ルト7のねじ溝にかみ合わせることにより、グロ
メツト2をボデー6に取付けていた(実開昭60−
73987号公報参照)。
しかし上記の従来技術では、グロメツト2をボ
ス部3に内挿する工程と、クリツプ5をスタツド
ボルト7に嵌合させる工程との2工程が必要であ
り、しかもクリツプ5をスタツドボルト7に嵌合
させる際には突条8による抵抗を伴うのでクリツ
プ5を相当に強い力で叩き込んだりねじ込んだり
しなければならないという作業性の悪さがあつ
た。
そこで本考案の課題は前述した不都合を解決せ
んとしたものであり、単一の工程で、しかも楽
に、自動車等のボデーへ取付け得るようにした、
配管用グロメツト等の部材の取付構造を提供する
ことにある。
また、本考案の他の課題は、取付した部材を一
旦取外したい場合には容易に取外し得る、部材の
取付構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 上記課題を解決するための技術的手段は、自動
車等のボデーへ取付ける、弾性的に変形可能な合
成樹脂からなる部材にボス部を設け、このボス部
をボデーから突出した棒状体に嵌合することによ
り前記部材をボデーに取外し可能に取付ける取付
構造であつて、 前記ボス部は棒状体の挿入側の基端部において
支持板を介して部材と一体的に形成するととも
に、前記支持板及び前記ボス部にはボス孔の半径
方向を向き該ボス孔に向かいかつボス孔の所定深
さ位置まで切込んだ剛性調整のための副スリツト
を設け、かつ前記副スリツトと異なる方向の前記
ボス部の周壁部位には軸方向沿いの主スリツトを
設けて、この主スリツトにより分割されたボス部
の周壁が弾性的に外側へ拡開し得るようにし、 また前記棒状体の先端には該先端側が細くなつ
た円錐状をなしかつ径方向外向きに膨出したヘツ
ドを設けるとともに、ボス部における前記の分割
された周壁部の内周には棒状体のヘツド先端部外
周に対し隙間を有して係合される棒状体抜け止め
用のストツパを径方向内向きに膨出させたことを
特徴とする。
上記の技術的手段において、自動車等のボデー
へ取付ける部材とは、配管用グロメツトに限ら
ず、ワイヤハーネス保持具、ウインドモールの保
持具等の各種の部材を含む。
棒状体とは、丸棒状のものに限らず、断面が三
角形や四角形等を示す角棒状のものでも良い。
ボス部は部材の形状や機能等に応じてその適当
な部位に設けられるものであり、部材の中央部に
設けられるとは限らない。また、ボス部の形状も
円筒状あるいは角筒状のものがあり得る。
ボス部は部材に1個又は2個以上設けられる。
ボス部が2個以上設けられる場合には、これに対
応しボデーから突出される棒状体も同じ位置関係
のもとに2個以上設けられる。
ボス部には副スリツト及び主スリツトが各1個
又は2個以上設けられる。特に、主スリツトによ
り分割されたボス部の周壁がより容易に拡開する
ようにするためには、主スリツトを2個以上、ボ
ス部の周方向の等間隔位置に設けることが望まし
い。
(作用) ボス部をその基端側から棒状体に嵌合すること
により、部材のボデーへの取付けを完了する。
この嵌合操作において、棒状体のヘツドがボス
部の内周に挿入されてボス部のストツパに当つた
とき、ヘツドの挿入力によつてストツパが押され
るため、このストツパを膨出させたボス部の周壁
が弾性的に外側へ拡開してヘツドの通過を許す。
副スリツトはボス部基部側の剛性を調整し、主ス
リツトは分割したボス部16の各周壁を外壁へ弾
性的拡開可能にする。そしてヘツドがストツパを
経過した後は拡開していた周壁が弾性的に元の状
態に戻り、ストツパがヘツドに係合して棒状体の
抜け止め作用を行なう。抜け止め状となつた棒状
体のヘツド先端側外周には、取外し用の治具を挿
入する隙間が形成される。
(実施例) 次に本考案の一実施例を第1図〜第5図に基づ
いて説明する。
配管用のグロメツト10は合成樹脂材料を用い
て一体的に形成されたものであり、中央部に形成
された方形のボツクス体11と、このボツクス体
11の両側に形成され、第3図に示すように燃料
パイプやブレーキパイプ等のパイプ12をクラン
プ可能なパイプ保持部13とからなつている。
ボツクス体11は、第1図および第3図に示す
ように、上部が支持板14によつて閉じられ、下
部が開口されるとともに型抜き孔15を備えた中
空の箱体である。そしてこの中空部には、上端が
支持板14と一体的に形成された円筒状のボス部
16がボツクス体11の内周壁部と一定の間隔を
保つようにして、下向きに設けられている。
ボス部16は自動車等のボデー17から突出さ
れた棒状体18と嵌合されることによりグロメツ
ト10をボデー17へ取付けるためのものであ
り、そのために棒状体18とボス部16とは次の
ように構成されている。
即ち、第3図に示すように、棒状体18は先端
側が細いネツク19とされた軸部20と、ネツク
19の先端に段部21を介して一体的に形成され
た、径方向へ膨出するヘツド22とからなつてい
る。そしてヘツド22は先端側が細くなつた円錐
状に形成されている。
一方、ボス部16の周壁には、第2図に示すよ
うにボス部16の先端(下端)部から切込まれた
4個の主スリツト23と、第1図および第3図に
示すようにボス部16の基端(上端)部と一体と
なつた支持板14からボス部16の上下方向の中
央部まで切込まれた4個の副スリツト24とが、
それぞれボス部16の周方向の等間隔位置に設け
られている。ただし、主スリツト23と副スリツ
ト24とはボス部16の周方向に45°の角度差を
もつて、互い違いとなるように形成されている。
主スリツト23と副スリツト24によつて、ボス
部16の周壁の剛性が調整されることにより、各
分割されたボス部16周壁部分は弾性的変形能力
を増大させ得る。
次にボス部16の内周部を構成するボス孔25
は前記の棒状体18と雌雄型の関係にある形状と
されている。即ち、ボス部16の周壁の内周には
棒状体18のネツク19に対応する形状にストツ
パ26が内向きに膨出されることによつて、ネツ
ク19が嵌合される小径の絞り部27が設けら
れ、かつこの絞り部27より下部側が棒状体18
の段部21と係合する段部28を介して大径のヘ
ツド収容部29とされている。ヘツド収容部29
は円筒状であるため、周面が円錐状とされたヘツ
ド22と嵌合されたとき、第5図に示すように両
者間にクサビ形の隙間30が環状に残るようにな
つている。
本実施例は以上のように構成されたものであ
り、次の作用、効果を有する。
即ち、予めパイプ保持部13によつてパイプ1
2をクランプしたグロメツト10をボデー17へ
取付ける作業は、ボス部16のボス孔25を棒状
体18に嵌合させるだけの単一の工程により完了
するので、作業性が良い。
また、このような作業において、棒状体18の
ヘツド22をボス孔25に挿入するに際し、挿入
初期は副スリツト24による作用を受け、挿入後
期は主スリツト23による作用を受ける。挿入の
際、小径の絞り部27において若干の抵抗がある
が、ヘツド22の挿入力によつてストツパ26が
径方向外向きに押されるため、第4図に示すよう
に主スリツト23により4分割されたボス部16
の周壁がそれぞれ外側へ弾性的に拡開する。そし
てこのことにより上記の絞り部27における抵抗
は余り大きなものとはならないので、僅かな挿入
力でもつてヘツド22の挿入を行なうことができ
る。本実施例はかかる点においても作業性が良
い。そして、前記したように、4分割されたボス
部16の各周壁がそれぞれ副スリツト24により
基部の剛性を調整され、周壁の外側への拡開に追
従して基部が変形するようになつているので、ヘ
ツド22の挿入力を一層軽減することができる。
このようにして絞り部27を通過したヘツド2
2は、第5図のようにヘツド収容部29に収ま
る。またこのとき、4分割されたボス部16の各
周壁は弾性的に元の閉じた状態に戻るので、絞り
部27が棒状体18のネツク19に嵌合して、段
部21,28が相互に係合する。これにより、棒
状体18はボス部16から抜けなくなるので、グ
ロメツト10がボデー17から脱落するおそれが
ない。
また、配管の修正等のためにグロメツト10を
ボデー17から一旦取外したい場合には、前記の
ようにヘツド22とヘツド収容部29との間に環
状に残されたクサビ形の隙間30に円筒状の治具
31を圧入すれば良い(第5図参照)。これによ
りボス部16の周壁が第4図に示すような外側へ
開いた状態となるため、段部21,28の係合状
態は解かれ、ボス部16から棒状体18を抜くこ
とができる。
(考案の効果) 本考案は、ボス部を棒状体の挿入側の基端部に
おいて支持板を介して部材と一体的に形成すると
ともに、前記支持板及び前記ボス部にはボス孔の
半径方向を向き該ボス孔に向かいかつボス孔の所
定深さ位置まで切込んだ剛性調整のための副スリ
ツトを設け、かつ前記副スリツトと異なる方向の
前記ボス部の周壁部位には軸方向沿いの主スリツ
トを設けて、この主スリツトにより分割されたボ
ス部の周壁が弾性的に外側へ拡開し得るようにし
たことにより、配管用グロメツト等の部材を自動
車等のボデーへ取付けるにあたり、部材に設けた
ボス部をボデーから突出した棒状体に嵌合すると
いう単一の工程で作業を完了でき、しかも従来の
スタツドボルトに嵌合させる取付構造のものに比
べて、僅かな力で嵌合することができる。
以上の点から、作業性が向上する。
また、本考案においては、棒状体の先端は該先
端側が細くなつた円錐状をなしかつ径方向外向き
に膨出したヘツドを設けるとともに、ボス部にお
ける前記の分割された周壁部の内周には棒状体の
ヘツド先端部外周に対し隙間を有して係合される
棒状体抜け止め用のストツパを径方向内向きに膨
出させたので、部材の取付後に修正等のために部
材をボデーから取外したい場合は、ヘツド外周の
隙間に円筒状の治具を圧入することで、ボデーか
ら部材を容易に外すことができて都合がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る配管用グロメ
ツトの斜視図、第2図は同配管用グロメツトの底
面の要部を示す図、第3図は第1図のA−A断面
図とともにその取付用の棒状体を示す図、第4図
および第5図は同実施例における配管用グロメツ
トの取付作業をそれぞれ説明する要部断面図、第
6図は従来例を示す要部切欠図である。 10……グロメツト、11……ボツクス体、1
3……パイプ保持部、16……ボス部、17……
ボデー、18……棒状体、22……ヘツド、23
……主スリツト、24……副スリツト、25……
ボス孔、26……ストツパ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車等のボデーへ取付ける、弾性的に変形可
    能な合成樹脂からなる部材にボス部を設け、この
    ボス部をボデーから突出した棒状体に嵌合するこ
    とにより前記部材をボデーに取外し可能に取付け
    る取付構造であつて、 前記ボス部は棒状体の挿入側の基端部において
    支持板を介して部材と一体的に形成するととも
    に、前記支持板及び前記ボス部にはボス孔の半径
    方向を向き該ボス孔に向かいかつボス孔の所定深
    さ位置まで切込んだ剛性調整のための副スリツト
    を設け、かつ前記副スリツトと異なる方向の前記
    ボス部の周壁部位には軸方向沿いの主スリツトを
    設けて、この主スリツトにより分割されたボス部
    の周壁が弾性的に外側へ拡開し得るようにし、 また前記棒状体の先端には該先端側が細くなつ
    た円錐状をなしかつ径方向外向きに膨出したヘツ
    ドを設けるとともに、ボス部における前記の分割
    された周壁部の内周には棒状体のヘツド先端部外
    周に対し隙間を有して係合される棒状体抜け止め
    用のストツパを径方向内向きに膨出させたことを
    特徴とする部材の取付構造。
JP1987150296U 1987-09-30 1987-09-30 Expired - Lifetime JPH0523911Y2 (ja)

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