JPH05162320A - インクジェット記録装置および該インクジェット記録装置における記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方法 - Google Patents

インクジェット記録装置および該インクジェット記録装置における記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方法

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JPH05162320A
JPH05162320A JP33076091A JP33076091A JPH05162320A JP H05162320 A JPH05162320 A JP H05162320A JP 33076091 A JP33076091 A JP 33076091A JP 33076091 A JP33076091 A JP 33076091A JP H05162320 A JPH05162320 A JP H05162320A
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Hideki Yamaguchi
秀樹 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャップ部材による記録ヘッドのキャッピン
グの密閉性を向上するとともに、キャッピング当接面に
傷を付けない。 【構成】 先ず、ワイパー11の第1のワイパー部11
Aが吐出形成面1Aに対向する位置にワイパーレバー1
2を回動させた後、記録ヘッド1よりインクを第1のワ
イパー部11Aに向けて吐出させて付着させる。これと
同様に、第2のワイパー部11Bにもインクを付着させ
る。インクでそれぞれ湿潤した第1のワイパー部11A
および第2のワイパー部11Bで記録ヘッド1の吐出形
成面1Aおよびキャッピング当接面およびキャップ部材
7のキャッピング当接面をそれぞれワイピングしてクリ
ーニングする。こののち、キャップ部材7によって記録
ヘッド1の吐出形成面1Aを密閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被記録媒体にインクを
吐出口から吐出することにより記録を行う記録ヘッド
と、該記録ヘッドに当接してその吐出口形成面を密閉す
るためのキャップ部材と、前記記録ヘッドをクリーニン
グするためのワイパーとを備えたインクジェット記録装
置および該インクジェット記録装置における記録ヘッド
およびキャップ部材のクリーニング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】紙やOHP用シート等の被記録媒体に記
録を行う記録装置は、種々の記録方式による記録ヘッド
を搭載した形態で提案されている。すなわち、この記録
ヘッドには、ワイヤドット方式、感熱方式、熱転写方式
あるいはインクジェット記録方式のものがあり、これら
の中でもインクジェット記録方式の記録ヘッドを搭載し
た記録装置は、被記録媒体にインクを吐出することによ
り記録を行うものなので、ライニングコストが安い上、
静かな記録方法として注目されている。
【0003】このインクジェット記録装置において、記
録ヘッドには、インクが吐出される複数個の微細な吐出
口と、各吐出口が配列されて開口する面である吐出口形
成面とが形成されている。前記各吐出口に紙屑やほこり
等の塵埃や増粘したインクが付着したり、記録ヘッド内
のインクに気泡が混入したりすると、各吐出口が目詰り
し、インクの吐出が不安定になるばかりか、吐出不良が
発生する。そこで、吐出安定化や吐出正常化を図るため
に、ヘッド回復装置が提案されている。
【0004】このヘッド回復装置は、図14および図1
5に示すように、記録ヘッド100に対して前進および
後退する弾性材料で形成されたキャップ部材101と、
このキャップ部材101が前進したときに記録ヘッド1
00の前面を圧接し、キャップ部材101と記録ヘッド
100とで形成された空間ひいては吐出口形成面を密閉
状態にするキャッピング機構と、前記キャップ部材10
1に吸引チューブ103を介して接続された負圧発生源
102と、該負圧発生源102を作動させるためのポン
プ機構等を有している。
【0005】記録装置の不使用時や記録中断時には、記
録ヘッド100の吐出口形成面はキャップ部材101に
より密閉状態にあり、各吐出口の乾燥および各吐出口へ
の塵埃の付着が防止される。
【0006】記録時にインクの吐出不良が発生した場合
には、キャップ部材101を吐出口形成面に対向させた
状態で記録ヘッド100内のインクに圧力を加えて各吐
出口から強制的にインクを排出させたり、記録ヘッド1
00の吐出口形成面をキャップ部材101で覆い該キャ
ップ部材101の内部を負圧発生源102により負圧に
して各吐出口から強制的にインクを排出させたり、ま
た、キャップ部材101を吐出口形成面に対向させた状
態で記録ヘッド100の各吐出口から記録時と同様にイ
ンクを吐出させたりすることにより、前記塵埃、増粘し
たインク、気泡等の吐出不良原因を除去する吐出回復処
理が行われる。
【0007】また、記録中に記録ヘッド100の前面に
付着する紙屑や塵埃を除去するために、ゴム等の弾性材
料よりなるワイパーを前記前面に摺接させてクリーニン
グするクリーニング機構を備えたヘッド回復装置もあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、記録ヘッドをキャップ部材でキャッピングす
るときに、記録ヘッドおよびキャップ部材のそれぞれの
キャッピング当接面(シール面)が乾燥状態にあるた
め、以下に記載するような問題点がある。
【0009】(1)先ず、図14および図15に示した
ように、記録ヘッド100およびキャップ部材101の
それぞれのキャッピング当接面に付着した紙屑や塵埃1
04が、インクとともに乾燥して前記キャッピング当接
面に固着してしまい、記録ヘッド100のキャッピング
当接面をワイパーで単にワイピングするだけでは、該ワ
イピングによる拭き取り力より前記紙屑や塵埃104の
固着力が大きい場合、前記紙屑や塵埃104の除去が確
実には行われず、前記紙屑や塵埃104がキャッピング
当接面(シール面)に付着した状態で記録ヘッド100
がキャップ部材101によりキャッピングされることに
なる。その結果、図15に示すように、キャッピング状
態でキャップ部材101と記録ヘッド100との間に隙
間105が発生し、十分な密閉状態が得られず、記録ヘ
ッド100の各吐出口が乾燥したり、また、記録ヘッド
100からインクを吸引するために、負圧発生源102
を作動させたときに、隙間105からキャップ部材10
1内に空気が流入し、記録ヘッド100からのインク吸
引が十分に行われず吐出の正常化が図れない。
【0010】(2)乾燥したワイパーにより記録ヘッド
100の乾燥したキャッピング当接面をワイピングする
ことで、互いに付着していたインクや塵埃等の固型物が
こすりつけられることになり、記録ヘッド100の吐出
口形成面に傷が付いたり、撥水面がはがれ、インク吐出
性能に悪影響を及ぼすことになる。
【0011】(3)記録ヘッド100およびキャップ部
材101のキャッピング当接面には、ミクロ的に見れば
凹凸があり、部品公差が積み重なったり、キャッピング
当接面に傷等が付いたりして、あるいは近年の記録ヘッ
ドの構成上、記録ヘッドのキャッピング当接面が、平坦
でなく溝や斜面を有する場合、キャッピングの密閉性は
著しく低下することになる。
【0012】本発明は、上記従来技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、キャップ部材による記録ヘ
ッドのキャッピングの密閉性が大幅に向上するととも
に、ワイパーによるキャッピング当接面のクリーニング
の際、前記キャッピング当接面(シール面)に傷が付か
ないインクジェット記録装置および該インクジェット記
録装置における記録ヘッドおよびキャップ部材のクリー
ニング方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のインクジェット記録装置は、被記録媒体にイ
ンクを吐出口から吐出することにより記録を行う記録ヘ
ッドと、該記録ヘッドに当接してその吐出口形成面を密
閉するためのキャップ部材と、前記記録ヘッドおよび前
記キャップ部材のそれぞれのキャッピング当接面をクリ
ーニングするための第1のワイパー部および第2のワイ
パー部を備え、かつ前記それぞれのキャッピング当接面
に摺接してほぼ同時にクリーニングすることにより、前
記それぞれのキャッピング当接面の少なくとも一方のキ
ャッピング当接面を湿潤させるためのワイパーとを備え
ている。
【0014】また、他の本発明は、被記録媒体にインク
を吐出口から吐出することにより記録を行う記録ヘッド
と、該記録ヘッドに当接してその吐出口形成面を密閉す
るためのキャップ部材と、前記記録ヘッドおよび前記キ
ャップ部材のそれぞれのキャッピング当接面をクリーニ
ングするための第1のワイパー部および第2のワイパー
部を備え、かつ前記それぞれのキャッピング当接面に摺
接してほぼ同時にクリーニングするためのワイパーとを
備えたインクジェット記録装置における記録ヘッドおよ
びキャップ部材のクリーニング方法であって、前記キャ
ップ部材によって前記記録ヘッドの吐出口形成面を密閉
する前に、前記ワイパーによって前記それぞれのキャッ
ピング当接面をクリーニングすることにより、前記それ
ぞれのキャッピング当接面の少なくとも一方のキャッピ
ング当接面を湿潤させることを特徴とする。
【0015】そして、記録ヘッドよりインクをワイパー
の第1のワイパー部および第2のワイパー部の少なくと
も一方に向けて吐出させた後、前記ワイパーにより前記
記録ヘッドおよびキャップ部材のそれぞれのキャッピン
グ当接面をクリーニングするものや、記録ヘッドよりイ
ンクをキャップ部材のキャッピング当接面に向けて吐出
させた後、ワイパーにより前記記録ヘッドおよびキャッ
プ部材のそれぞれのキャッピング当接面をクリーニング
するものや、さらには、ワイパーの第1のワイパー部お
よび第2のワイパー部の少なくとも一方に不揮発性の溶
剤を付着させた後、前記ワイパーにより前記記録ヘッド
およびキャップ部材のそれぞれのキャッピング当接面を
クリーニングするものとすることができる。
【0016】さらに、記録ヘッドは、被記録媒体の記録
領域の全幅にわたって吐出口が形成されているフルライ
ンタイプのものであるものや、熱エネルギーを利用して
インクを吐出するものであって、該熱エネルギーを発生
するための電気熱変換体を備えたものとすることができ
る。
【0017】
【作用】上記のとおり構成された請求項1および2に記
載の発明では、記録ヘッドおよびキャップ部材のそれぞ
れのキャッピング当接面(シール面)の少なくとも一方
のキャッピング当接面を湿潤状態にし、キャップ部材に
より記録ヘッドの吐出口形成面をキャッピングすること
により、 何らかの要因で前記一方のキャッピング当接面に乾
燥固着した塵埃や紙屑を、湿潤、溶解しつつあるいは湿
潤溶解してからワイパーでワイピングすることで、確実
に除去される。
【0018】 キャッピング当接面(シール面)を潤
滑にかつ低抵抗にてワイピング可能となり、キャッピン
グ当接面および吐出口形成面に傷が付かない。
【0019】 キャッピング時にキャッピング当接面
(シール面)の凹凸に水分が入り込むため、前記キャッ
ピングの密閉性が大幅に向上する。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)先ず、インクジェット記録装置の構成に
ついて説明する。
【0021】図1および図2に示すように、記録ヘッド
1は、2本のガイド軸8A,8Bに摺動自在なキャリッ
ジ2に搭載され、プラテン3Aに支持される被記録媒体
としての記録紙3Bに記録を行う。この記録ヘッド1
は、キャリッジ2上の図示しない制御基板に電気的に接
続され、さらにケーブル(不図示)を介して記録装置本
体内部の制御回路(不図示)に電気的に接続されてい
る。また、記録ヘッド1は、インクを吐出する機能を有
するインクジェットヘッドエレメントと、該インクジェ
ットヘッドエレメントにインクを供給するためのインク
タンクとが一体になったものであって、前記制御回路か
らの信号に基づいて、列状に配列された複数個の吐出口
(不図示)からインクを前記記録紙3Bに吐出するもの
である。
【0022】ここで、記録ヘッド1の詳細について説明
する。
【0023】図3に示すように、記録ヘッド1には、列
状に設けられた複数個の吐出口1Bから記録液を吐出さ
せるために、印加電圧が供給される熱エネルギーを発生
させる電気熱変換体1Cが各液路毎に配設されている。
そして駆動信号を印加することによって、前記電気熱変
換体1Cに熱エネルギーを発生せしめて膜沸騰を生じイ
ンク液路内に気泡を形成し、この気泡の成長によって前
記吐出口1Bからインク滴を吐出させる。
【0024】再び、図1および図2において、記録ヘッ
ド1を密閉し得る弾性材料で形成されたキャップ部材7
は、シリコンゴム、塩素化ブチルゴムその他弾性を有す
る適宜な材料で形成される。このキャップ部材7は、ベ
ース14にガイドされるキャップホルダー9に固定され
ている。上述のキャップホルダー9の一側面には突起1
0が一体的に設けられ、この突起10の先端部は後述す
る歯車16の溝に挿入されている。歯車16は図示しな
いモータの出力軸と連結された位置決めカム17を一体
的に備えている。ピストン5Aを備えた吸引ポンプ5
は、吸引チューブ4を介しキャップ部材7に連通し、前
記ピストン5Aがポンプレバー6で押圧されると動作す
るものである。ばね15は、キャップホルダー9の軸に
取付けられており、キャップ部材7を前方に押すように
付勢している。
【0025】記録装置本体に内蔵されているマイクロプ
ロセッサなどの制御装置の指示によるモータ(図示せ
ず)の回転と共に歯車16が回転し、キャップ部材7を
内包したキャップホルダー9を前後移動させ、ホームポ
ジションに位置するキャリッジ2の記録ヘッド1にキャ
ップ部材7を圧接および離間させる。キャップ部材7の
開閉状態は歯車16の位置決めカム17によって不図示
の接点のキャップ接点をオン,オフさせることにより検
知でき、その結果は前述した制御装置に入力される。吸
引ポンプ5のオン,オフの検出はポンプレバー6の一端
部で前記接点のポンプ接点を開閉して行う。
【0026】キャップ部材7の記録ヘッド1への密閉力
(シール力)は、ばね15によりベース14にガイドさ
れたキャップホルダー9の前進力により生じる。記録ヘ
ッド1とベース14は一定の位置関係で設置されている
ので密閉力は一定となり、該密閉力は300g程度が好
ましい。
【0027】次に、ヘッド回復装置の詳細について説明
する。
【0028】キャップ部材7内にはインク吸収体(不図
示)が収容されており、該インク吸収体は吸引チューブ
4により吸引ポンプ5に連通されている。これにより、
キャップ部材7により記録ヘッド1の吐出口形成面1A
を密封した状態で吸引ポンプ5を起動すると、記録ヘッ
ド1のノズルからのインクがインク吸収体(不図示)に
吸収され、またノズルおよびインク室内の空気は前記イ
ンク吸収体および吸引チューブ4を介してキャップ部材
7外に排出される。
【0029】ベース14の上部には軸13が固定されて
おり、この軸13には側方視湾曲した形状を有するワイ
パーセットレバー29の一端が回動自在に支持されてい
る。このワイパーセットレバー29は、モータ(不図
示)の駆動力で回転されるカム(不図示)によって軸1
3を支点として回動され、後述するワイパーレバー12
を待機位置等の所定位置に保持するものである。ワイパ
ーセットレバー29の他端には溝29Aが形成され、さ
らに該溝29Aよりも軸13側の部位側面には円柱状の
突起29Bが一体的に突設されている。
【0030】ワイパーレバー12は、上述したワイパー
セットレバー29とほぼ同形状となっており、その一端
が軸13に回動自在に支持されている。このワイパーレ
バー12の他端部には後述するワイパー11の支軸28
が回転自在に支持されている。
【0031】ワイパー11は、支軸28と、記録ヘッド
1およびキャップ部材7をそれぞれほぼ同時にワイピン
グするための、前記支軸28に180度の間隔をおいて
一体的に固着された第1のワイパー部11Aおよび第2
のワイパー部11Bと、支軸28の第1のワイパー部1
1A側の部位に一体的に突設されたレバー部11Cとか
ら構成されている。ワイパー11のレバー部11Cはワ
イパーセットレバー29の前記溝29Aに挿入されて係
合されており、また、前記第1のワイパー部11Aおよ
び第2のワイパー部11Bは同一材料でそれぞれ形成さ
れ、具体的にはウレタンゴムやシリコンゴム等の適宜な
材料で形成されている。また、ワイパーレバー12の、
ワイパー11が設けられた前記他端部よりも軸13側の
部位には長孔12Aが形成され、該長孔12Aには、上
述したワイパーセットレバー29の突起29Bが挿入さ
れ、該突起29Bが長孔12Aの上端あるいは下端に当
接して係合されている状態では、ワイパーセットレバー
29の回動に追従してワイパーレバー12も軸13を支
点として回動する。
【0032】ワイパー11の回転位置は、ワイパー11
とワイパーレバー12の前記他端部とがほぼ平行になる
待機位置(図2,4,5および6参照)と、ワイパー1
1とワイパーレバー12の前記他端部とがほぼ直交する
クリーニング位置(図7および8参照)とがあり、各位
置への設定は、ワイパーセットレバー29により行なわ
れる。すなわち、図2,4,5および6に示すように、
ワイパーセットレバー29の突起29Bがワイパーレバ
ー12の長孔12Aの上端に当接している状態では、ワ
イパーセットレバー29の溝29Aに係合されたレバー
部11Cが押上げられ、ワイパー11はワイパーレバー
12の前記他端部とほぼ平行になって待機位置にある。
一方、この状態から図7および8に示すように、ワイパ
ーセットレバー29が図示反時計回り方向に微小角度だ
け回動すると、ワイパーセットレバー29の溝29Aに
係合されたレバー部11Cが押下げられることで、ワイ
パー11は図示矢印方向に約90度だけ回転し、ワイパ
ーレバー12の前記他端部とほぼ直交するクリーニング
位置に達する。記録ヘッド1の前方には、第1および第
2のワイパー部11A、11Bに付着した塵埃やインク
等を拭き払うための2つのブレード18、19が配設さ
れている。
【0033】次に、本実施例のインクジェット記録装置
における記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング
方法について説明する。
【0034】図2に示したように、記録ヘッド1がキャ
ップ部材7でキャッピングされている状態で、CPU
(不図示)からキャップ部材7移動用の前記モータ(不
図示)の駆動回路にワイピング信号が入力されると、図
4に示すように、キャップ部材7を内包したキャップホ
ルダー9がばね15の弾発力に対抗して後退する。この
とき、ワイパー11は待機位置にある。
【0035】ワイパーセットレバー29駆動用の前記モ
ータ(不図示)によりワイパーセットレバー29が図示
時計回り方向に所定角度だけ回動されることで、ワイパ
ーセットレバー29の突起29Bに係合されたワイパー
レバー12も回動し、ワイパー11は矢印A方向すなわ
ち斜め上方へ移動し、図5に示すように、第1のワイパ
ー部11Aが記録ヘッド1の吐出口形成面1Aに対向す
る位置に停止される。ついで、記録ヘッド1よりインク
を所定量吐出させることにより、該インクを第1のワイ
パー部11Aに付着させ、先ず、第1のワイパー部11
Aがインクで湿潤される。ついで、図6に示すように、
第2のワイパー部11Bが記録ヘッド1の吐出口形成面
1Aに対向するまで、ワイパーセットレバー29ひいて
はワイパーレバー12が図示時計回り方向に回動された
後、再び、記録ヘッド1より所定量のインクが吐出され
ることにより、第2のワイパー部11Bがインクで湿潤
される。
【0036】こののち、図7に示すように、さらにワイ
パーセットレバー29ひいてはワイパーレバー12が図
示時計回り方向にある角度だけ回動されることで、ワイ
パー11が記録ヘッド1およびキャップ部材7の上方部
位間に移動される。ここで、前記ワイパーセットレバー
29のみは、その突起29Bがワイパーレバー12の長
孔12Aの下端に当接するまで所定の微小角度だけ逆回
転させることで、ワイパーセットレバー29の溝29A
によってワイパー11のレバー部11Cが押し下げら
れ、ワイパー11が矢印で示すように図示反時計回り方
向に90度だけ回転されてクリーニング位置に保持され
る。このとき、第1のワイパー部11Aおよび第2のワ
イパー部11Bは記録ヘッド1およびキャップ部材7側
へそれぞれ突出している。
【0037】この状態で、図8に示すように、ワイパー
セットレバー29ひいてはワイパーレバー12が図示反
時計回り方向に移動されると、ワイパー11は矢印B方
向すなわち斜め下方に移動し、この際、インクによりそ
れぞれ湿潤した第1のワイパー部11Aおよび第2のワ
イパー部11Bがたわみながら記録ヘッド1の吐出口形
成面1Aやキャッピング当接面およびキャップ部材7の
キャッピング当接面に摺接して、それぞれクリーニング
する。このとき、予めインクでそれぞれ湿潤した第1の
ワイパー部11Aおよび第2のワイパー部11Bによ
り、記録ヘッド1の吐出口形成面1Aやキャッピング当
接面およびキャップ部材7のキャッピング当接面が湿潤
されると同時に、記録ヘッド1の吐出口形成面1Aやキ
ャッピング当接面およびキャップ部材7のキャッピング
当接面(シール面)に付着していた塵埃や紙屑を湿り気
を与えつつ除去してクリーニングすることが可能とな
る。
【0038】該クリーニング後、第1のワイパー部11
Aおよび第2のワイパー部11Bはさらに矢印B方向に
移動することで、ブレード18,19にそれぞれ当接
し、ブレード18,19により第1のワイパー部11A
および第2のワイパー部11B上の塵埃やインク等がか
き取られた後に、ワイパーレバー12は待機位置に戻
る。さらに、ワイパーセットレバー29のリセットがか
かり、すなわち、ワイパーセットレバー29が図示時計
回り方向に前記微小角度だけ回動することにより、ワイ
パーセットレバー29の溝29Bによってワイパー11
のレバー部11Cが押上げられ、ワイパー11は図示時
計回り方向に90度だけ回転して待機位置に戻る(図4
参照)。
【0039】記録ヘッド1およびキャップ部材7のそれ
ぞれのキャッピング当接面が湿潤状態にあり、キャップ
部材7を内包したキャップホルダー9を前進させてキャ
ップ部材7の先端が記録ヘッド1に当接して若干変形す
るように押圧する。すると、ばね15が圧縮されている
ので、その反発力によりキャップ部材7は記録ヘッド1
に圧接され、吐出口形成面1Aを密閉する。
【0040】上記のとおり構成された本実施例では、記
録ヘッド1の吐出口形成面1Aとキャッピング当接面
(シール面)およびキャップ部材7のキャッピング当接
面を、インクでそれぞれ湿潤状態(濡れた状態)にし、
キャップ部材7により記録ヘッド1の吐出口形成面1A
をキャッピングすることにより、 何らかの要因で記録ヘッド1の吐出口形成面1Aと
キャッピング当接面およびキャップ部材7のキャッピン
グ当接面に乾燥固着した塵埃や紙屑を、湿潤、溶解しつ
つワイパー11でワイピングすることで確実に除去され
る。
【0041】 キャッピング当接面(シール面)を潤
滑にかつ低抵抗にてワイピング可能となり、キャッピン
グ当接面、吐出口形成面1Aに傷が付かない。
【0042】 キャッピング時に、キャッピング当接
面(シール面)の凹凸にインクが入り込むため、前記キ
ャッピングの密閉性が大幅に向上する。
【0043】本実施例において、吐出口形成面1Aやキ
ャッピング当接面(シール面)になんらかの要因で乾燥
しインクで強固に固着してしまった塵埃や紙屑は、前述
の図4〜図8の動作を繰り返すことにより、確実に湿り
気を与え、固着したインクを溶解し、ワイピングにより
確実に、除去可能となる。
【0044】また、本実施例では、第1および第2のワ
イパー部11A、11Bの両方をインクで湿潤させ、記
録ヘッド1のキャッピング当接面およびキャップ部材7
のキャッピング当接面の両方を湿潤状態にしたが、これ
に限られず、第1および第2のワイパー部11A、11
Bの一方のみをインクで湿潤させ、片側のキャッピング
当接面のみを湿潤させてもよい。 (第2実施例)第2実施例のインクジェット記録装置に
おける記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方
法は、記録ヘッドから吐出するインクを直接キャップ部
材のキャッピング当接面(シール面)に付着させて湿潤
させるものであり、以下詳述する。
【0045】図9に示すように、符号Xで示す位置はキ
ャリッジ2のホームポジションすなわち記録ヘッド1が
キャップ部材7に対向する位置を示しており、キャリッ
ジ2が符号Xの位置にある状態で、ワイパーレバー12
駆動用のモータ(不図示)の駆動回路にワイピング信号
が入力されると、図10に示すように、キャリッジ2
が、キャップ部材7のキャッピング当接面の一部を構成
するリブ24の左リブ前面25(図12参照)に記録ヘ
ッド1の吐出口が対向する位置Yまで移動させる。この
状態で、記録ヘッド1よりある一定量のインクを吐出す
ると、前記左リブ前面25(図12参照)の中央部にイ
ンクが付着し湿潤状態になる。
【0046】次に、図11に示すように、キャリッジ2
が、キャップ部材7の右リブ前面26(図12参照)に
記録ヘッド1の吐出口が対向する位置Zに移動し、同様
に記録ヘッド1よりある一定量のインクを吐出すると、
前記右リブ前面26の中央部が湿潤状態になる。この状
態で、図4,図7および図8に示したように、第1実施
例と同様に記録ヘッド1の吐出口形成面1Aやキャッピ
ング当接面およびキャップ部材7のキャッピング当接面
をワイピングすることで、キャップ部材7のキャッピン
グ当接面を一様に湿潤状態にしつつクリーニングする。
こののち、記録ヘッド1をキャップ部材7でキャッピン
グする。
【0047】なお、キャップ部材7の両側の後方にイン
ク吸収体22,23(図9参照)をそれぞれ設けること
で、キャップ部材7のリブ24(図12参照)からあふ
れたインクは回収される。
【0048】本実施例では、キャップ部材7のリブ前面
すなわちキャッピング当接面(シール面)に直接インク
を吐出することで確実にキャッピング当接面(シール
面)を湿潤状態(濡れた状態)にすることが可能とな
り、さらに、湿潤に要するインク量を減らすことも可能
になった。
【0049】また、本実施例において、キャップ部材7
のリブ前面にインクを吐出させた後、図4,図5,図7
および図8にそれぞれ示した動作を順次行うことによ
り、第1のワイパー部11Aをインクで湿潤させ、この
のち、記録ヘッド1の吐出口形成面1Aやキャッピング
当接面およびキャップ部材7のキャッピング当接面をワ
イピングすることで、記録ヘッド1のキャッピング当接
面および吐出口形成面1Aおよびキャップ部材7のキャ
ッピング当接面をそれぞれ一様に湿潤状態にしつつクリ
ーニングしてもよい。 (第3実施例)本実施例のインクジェット記録装置にお
ける記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方法
では、キャップ部材7のキャッピング当接面の湿潤に記
録ヘッド1のインクを使用せず、不揮発性の溶剤を使用
するものであり、以下詳述する。
【0050】図13に示すように、符号27は不揮発性
のグリセリン等の溶剤を含んだスポンジを示しており、
このスポンジ27は、ワイパーレバー12が待機位置に
あるときにキャップ部材7のキャッピング当接面をワイ
ピングするための第2のワイパー部11Bが湾曲してス
ポンジ27に接触する位置に設けられている。
【0051】第2のワイパー部11Bが不揮発性の溶剤
で常に湿潤状態にあり、図4,図7および図8に示すよ
うに、記録ヘッド1の吐出口形成面1Aやキャッピング
当接面およびキャップ部材7のキャッピング当接面を第
1および第2のワイパー部11A,11Bでそれぞれワ
イピングすることにより、キャップ部材7を湿潤状態に
することが可能となる。こののち、記録ヘッド1をキャ
ップ部材7でキャッピングする。
【0052】本実施例では、記録ヘッドの印字用のイン
クをキャップ部材7のキャッピング当接面の湿潤に使用
しないため記録ヘッドの印字可能文字数が向上した。
【0053】本実施例において、図13に示した状態か
ら、図4,図5,図7および図8にそれぞれ示した動作
を順次行うことにより、第1のワイパー部11Aをイン
クで湿潤させ、こののち、記録ヘッド1の吐出口形成面
1Aやキャッピング当接面およびキャップ部材7のキャ
ッピング当接面をワイピングしてもよい。
【0054】上述した第2および第3実施例において
も、数回のクリーニングを繰返してもよい。
【0055】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インクと吐出するために利用されるエネルギと
して熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体
やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインク
の状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、インクジェ
ット記録装置において、優れた効果をもたらすものであ
る。
【0056】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
に印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、
結果的に個の駆動信号に一対一対応し液体(インク)内
の気泡を形成できるので有効である。この気泡の成長、
収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐出さ
せて、少なくとの一つの滴を形成する。この駆動信号を
パルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行な
われるので、特に応答性の優れた液体(インク)の吐出
が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信号
としては、米国特許第4463359号明細書、同第4
345262号明細書に記載されているようなものが適
している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する発
明の米国特許第4313124号明細書に記載されてい
る条件を採用すると、さらに優れた記録を行なうことが
できる。
【0057】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。
【0058】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによって、その長さを満
たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッドとして
の構成のいずれかでもよいが、本発明は、上述した効果
を一層有効に発揮することができる。
【0059】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0060】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての加圧手段、電気熱変換体あるいは
これとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによ
る予備加熱手段等を行なうことも安定した記録を行なう
ために有効である。
【0061】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
もよいが、異なる色の複色カラー又は、混色によるフル
カラーの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極め
て有効である。
【0062】以上説明した本発明実施例においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであって、室温で軟化もしくは液体あるい
は、上述のインクジェットではインク自体を30℃以上
70℃以下の範囲内で温度調節を行なってインクの粘性
を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一般的
であるから、使用記録信号付与時にインクを液状をなす
ものであればよい。加えて、積極的に熱エネルギーによ
る昇温をインクの固形状態から液体状態への態変化のエ
ネルギーとして使用せしめることで防止するか又は、イ
ンクの蒸発防止を目的として放置状態で固化するインク
を用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの記録信
号に応じた付与によってインクが液化してインク液状と
して吐出するものや記録媒体に到達する時点ではすでに
固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによって初
めて液化する性質のインク使用も本発明には適用可能で
ある。このような場合インクは、特開昭54−5684
7号公報あるいは特開昭60−71260号公報に記載
されるような、多孔質シート凹部又は貫通孔に液状又は
固形物として保持された状態で、電気熱変換体に対して
対向するような形態としてもよい。本発明においては、
上述した各インクに対して最も有効なものは、上述した
膜沸騰方式を実行するものである。
【0063】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、例えば単色のインクに対応して1個の
みが設けられたもののほか、記録色や濃度を異にする複
数のインクに対応して複数個設けられるものであっても
よい。
【0064】さらに加えて、本発明のインクジェット記
録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器
の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ等の
組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するフ
ァクシミリ装置の形態をとるものであってもよい。
【0065】
【発明の効果】本発明は、以上説明したとおり構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0066】請求項1,2および3に記載の発明では、
記録ヘッドおよびキャップ部材のそれぞれキャッピング
当接面の少なくとも一方のキャッピング当接面(シール
面)を湿潤させた後、キャップ部材で記録ヘッドをキャ
ッピングすることで、キャッピング当接面に存在する微
細な凹凸に水分等が入り込み、キャッピングによる密閉
性を大幅に向上することができた。
【0067】また、キャッピング当接面を湿潤状態ある
いは湿潤させつつワイピングするため、キャッピング当
接面に傷が付かない。
【0068】さらに、キャッピング当接面に乾燥して固
着した紙屑や塵埃等の固型物を、湿潤、溶解してワイピ
ングすることにより、確実に除去可能となった。
【0069】請求項4に記載の発明では、上記効果の
他、キャップ部材のキャッピング当接面(シール面)に
直接インクを吐出することで確実にキャッピング当接面
を湿潤状態(濡れた状態)にすることが可能となり、さ
らに、湿潤に要するインク量を減らすことも可能となっ
た。
【0070】請求項5に記載の発明では、上記効果の
他、記録ヘッドの印字用のインクをキャッピング当接面
の湿潤に使用したいため、記録ヘッドの印字可能文字数
ひいてはランニングコストが向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置における記録
ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方法の第1実
施例に係るインクジェット記録装置の概略上面図であ
る。
【図2】図1の概略側面図である。
【図3】図1および図2に示した記録ヘッドの概略斜視
図である。
【図4】第1実施例のインクジェット記録装置における
記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方法を説
明するための図で、ワイパーレバーが待機位置にある状
態を示している。
【図5】図4と同様な図で、記録ヘッドよりワイパーの
第1のワイパー部に向けてインクが吐出されている状態
を示している。
【図6】図4と同様な図で、記録ヘッドよりワイパーの
第2のワイパー部に向けてインクが吐出されている状態
を示している。
【図7】図4と同様な図で、ワイパーが90度だけ回転
してクリーニング位置にある状態を示している。
【図8】図4と同様な図で、ワイパーによって記録ヘッ
ドおよびキャップ部材がクリーニングされている状態を
示している。
【図9】第2実施例のインクジェット記録装置における
記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方法を説
明するための図で、キャリッジがホームポジションにあ
る状態を示している。
【図10】図9と同様な図で、記録ヘッドの吐出口形成
面がキャップ部材の左側のリブ前面に対向している状態
を示している。
【図11】図9と同様な図で、記録ヘッドの吐出口形成
面がキャップ部材の右側のリブ前面に対向している状態
を示している。
【図12】図9,図10および図11等に示したキャッ
プ部材の正面図である。
【図13】第3実施例のインクジェット記録装置におけ
る記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方法を
説明するための図で、ワイパーレバーが待機位置にある
状態を示している。
【図14】従来のクリーニング方法を説明するための図
で、ヘッド回復装置の概略斜視図である。
【図15】図14と同様な図で、記録ヘッドがキャップ
部材でキャッピングされている状態を示している。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 1A 吐出口形成面 1B 吐出口 1C 電気熱変換体 2 キャリッジ 3A プラテン 3B 記録紙(被記録媒体) 4 吸引チューブ 5 吸引ポンプ 5A ピストン 6 ポンプレバー 7 キャップ部材 8A,8B ガイド軸 9 キャップホルダー 10 突起(ピン) 11 ワイパー 11A 第1のワイパー部 11B 第2のワイパー部 11C レバー部 12 ワイパーレバー 12A 長孔 13 軸 14 ベース 15 ばね 16 歯車 17 位置決めカム 18,19 ブレード 20,21 インク 22,23 インク吸収体 24 リブ 25 左リブ前面 26 右リブ前面 27 スポンジ 28 支軸 29 ワイパーセットレバー 29A 溝 29B 突起

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録媒体にインクを吐出口から吐出す
    ることにより記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドに
    当接してその吐出口形成面を密閉するためのキャップ部
    材と、前記記録ヘッドおよび前記キャップ部材のそれぞ
    れのキャッピング当接面をクリーニングするための第1
    のワイパー部および第2のワイパー部を備え、かつ前記
    それぞれのキャッピング当接面に摺接してほぼ同時にク
    リーニングすることにより、前記それぞれのキャッピン
    グ当接面の少なくとも一方のキャッピング当接面を湿潤
    させるためのワイパーとを備えたインクジェット記録装
    置。
  2. 【請求項2】 被記録媒体にインクを吐出口から吐出す
    ることにより記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドに
    当接してその吐出口形成面を密閉するためのキャップ部
    材と、前記記録ヘッドおよび前記キャップ部材のそれぞ
    れのキャッピング当接面をクリーニングするための第1
    のワイパー部および第2のワイパー部を備え、かつ前記
    それぞれのキャッピング当接面に摺接してほぼ同時にク
    リーニングするためのワイパーとを備えたインクジェッ
    ト記録装置における記録ヘッドおよびキャップ部材のク
    リーニング方法であって、 前記キャップ部材によって前記記録ヘッドの吐出口形成
    面を密閉する前に、前記ワイパーによって前記それぞれ
    のキャッピング当接面をクリーニングすることにより、
    前記それぞれのキャッピング当接面の少なくとも一方の
    キャッピング当接面を湿潤させることを特徴とする、イ
    ンクジェット記録装置における記録ヘッドおよびキャッ
    プ部材のクリーニング方法。
  3. 【請求項3】 記録ヘッドよりインクをワイパーの第1
    のワイパー部および第2のワイパー部の少なくとも一方
    に向けて吐出させた後、前記ワイパーにより前記記録ヘ
    ッドおよびキャップ部材のそれぞれのキャッピング当接
    面をクリーニングする請求項2に記載のインクジェット
    記録装置における記録ヘッドおよびキャップ部材のクリ
    ーニング方法。
  4. 【請求項4】 記録ヘッドよりインクをキャップ部材の
    キャッピング当接面に向けて吐出させた後、ワイパーに
    より前記記録ヘッドおよびキャップ部材のそれぞれのキ
    ャッピング当接面をクリーニングする請求項2に記載の
    インクジェット記録装置における記録ヘッドおよびキャ
    ップ部材のクリーニング方法。
  5. 【請求項5】 ワイパーの第1のワイパー部および第2
    のワイパー部の少なくとも一方に不揮発性の溶剤を付着
    させた後、前記ワイパーにより前記記録ヘッドおよびキ
    ャップ部材のそれぞれのキャッピング当接面をクリーニ
    ングする請求項2に記載のインクジェット記録装置にお
    ける記録ヘッドおよびキャップ部材のクリーニング方
    法。
  6. 【請求項6】 記録ヘッドは、被記録媒体の記録領域の
    全幅にわたって吐出口が形成されているフルラインタイ
    プのものである請求項2,3,4および5のいずれか1
    項に記載のインクジェット記録装置における記録ヘッド
    およびキャップ部材のクリーニング方法。
  7. 【請求項7】 記録ヘッドは、熱エネルギーを利用して
    インクを吐出するものであって、該熱エネルギーを発生
    するための電気熱変換体を備えたものとした請求項2,
    3,4,5および6のいずれか1項に記載のインクジェ
    ット記録装置における記録ヘッドおよびキャップ部材の
    クリーニング方法。
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