JPH05154918A - 基板にフィルムをラミネートする方法およびラミネータ - Google Patents

基板にフィルムをラミネートする方法およびラミネータ

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JPH05154918A
JPH05154918A JP31943291A JP31943291A JPH05154918A JP H05154918 A JPH05154918 A JP H05154918A JP 31943291 A JP31943291 A JP 31943291A JP 31943291 A JP31943291 A JP 31943291A JP H05154918 A JPH05154918 A JP H05154918A
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JP
Japan
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substrate
film
laminating
end portion
laminator
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Application number
JP31943291A
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English (en)
Inventor
Eiichi Miyake
栄一 三宅
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HAKUTOU KK
Hakuto Co Ltd
San Ei Giken Inc
Original Assignee
HAKUTOU KK
Hakuto Co Ltd
San Ei Giken Inc
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Publication date
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    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/18Handling of layers or the laminate
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B38/00Ancillary operations in connection with laminating processes
    • B32B38/18Handling of layers or the laminate
    • B32B38/1825Handling of layers or the laminate characterised by the control or constructional features of devices for tensioning, stretching or registration
    • B32B38/1833Positioning, e.g. registration or centering
    • B32B38/1841Positioning, e.g. registration or centering during laying up
    • B32B38/185Positioning, e.g. registration or centering during laying up combined with the cutting of one or more layers

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  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄くてフレキシブルな基板の片面のみにフィ
ルムをラミネートする。 【構成】 一対のラミネートロール17の手前の位置ま
で基板11を搬送してそこで停止させる。基板11の前
端部分の一方の側面を吸着ブロック61に吸着させて平
面状態に保持する。基板11の前端部分の他方の側面に
フィルム39を仮付けする。仮付け終了後、一対のラミ
ネートロール17間に基板11を送り込み、基板11に
フィルムをラミネートする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性ドライフィルム
を基板の片面のみにラミネートするためのラミネート方
法および該方法に用いるためのラミネータに関する。本
発明は、特に薄い基板の片面へフィルムをラミネートす
る場合に適している。
【0002】
【従来の技術】プリント基板に、感光性ドライフィルム
の連続ウエブから切断されたフィルムシートをラミネー
トする方法およびそれに用いるラミネータは、例えば特
公昭62−49169号公報に開示されている。従来、
この種のラミネータは、例えばガラスエポキシ銅張板の
ような比較的厚みも剛性もあるプリント基板を対象とし
ていた。
【0003】また、プリント基板へのフィルムのラミネ
ートは、従来は一般的には基板の両面に同時に行われて
いた。まず、プリント基板が一対のラミネートロールの
手前の位置まで搬送されてそこで停止される。フィルム
供給装置から供給されたフィルムの先端部分を支持した
上下それぞれの仮付けブロックが基板に近づき、基板の
前端部分を押圧してそこにフィルムの先端部分を仮付け
する。それから基板は仮付けされたフィルムとともに一
対のラミネートロール間に送られ、所定長さに切断され
たフィルムシートを両面にラミネートされる。
【0004】基板の前端に仮付けされたフィルムには張
力が作用しており、この張力は基板をフィルム供給装置
の方へ曲げようとする傾向がある。しかしながら、基板
の両面にフィルムが仮付けされた場合、上下のフィルム
にそれぞれ作用する張力はほぼバランスし、基板に大き
な曲げは生じない。
【0005】しかしながら近年、プリント基板において
は高密度化とともに軽量化が進み、その厚みは急速に薄
くなる傾向にある。例えばポリイミド銅張板のように特
に柔軟性の高いフレキシブル基板の場合、その薄い基板
の表面に感光性ドライフィルムをラミネートすることは
非常に難しい。
【0006】また、フレキシブル基板には、フィルムを
両面にラミネートするものと片面のみにラミネートする
ものがある。基板の両面に同時にフィルムをラミネート
する場合には、前述したように、上下のフィルムにそれ
ぞれ作用する張力をほぼバランスさせることにより、基
板に大きな曲げは生じないようにすることができる。し
かしながら、基板の片面のみにフィルムをラミネートす
る場合には、基板の片側にのみフィルムの張力が作用す
るので、薄いフレキシブル基板は容易に曲がってしま
う。特に、薄いフレキシブル基板の中でも、銅張りが両
面にではなく、片面にのみなされているものは、フィル
ムの小さな張力によっても容易に曲がってしまうので、
従来のラミネータではラミネートすることが不可能であ
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、非常に曲がり易い、薄いフレキシブル基板であって
も、その片面にのみフィルムをラミネートできる方法お
よび該方法に用いるラミネータを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、ラミネータで基板にフィルムをラ
ミネートする方法において、ラミネータの一対のラミネ
ートロールの手前の位置まで基板を搬送してそこで停止
させる段階と、停止した該基板の前端部分の一方の側面
を吸着ブロックにより吸着して平面状態に保持する段階
と、吸着保持された基板の前端部分の他方の側面にフィ
ルムの先端部分を仮付けする段階と、フィルムの仮付け
終了後、前記一対のラミネートロールの間に基板を送り
込む段階と、前記一対のラミネートロールによって基板
の前記他方の側面に所定長さのフィルムをラミネートす
る段階と、からなるラミネート方法が提供される。
【0009】フィルムの仮付けが終了した後、前記吸着
ブロックに基板の前端部分を吸着させたまま該吸着ブロ
ックを前進させて前記一対のラミネートロールに近接し
た位置とし、それから前記一対のラミネートロールの間
に基板を送り込むようにしてもよい。
【0010】前記フィルムは、少なくとも基板に仮付け
されてから前記ラミネートロールによって基板上にラミ
ネートされ始めるまでの間は、わずかな張力のみをかけ
られた状態となるように調節されることが望ましい。
【0011】フィルムの仮付け終了後、前記一対のラミ
ネートロールの間に基板を送り込む際に、前記吸着ブロ
ックによる吸着力を減じるようにしてもよい。
【0012】前記一対のラミネートロール間に送り込む
前に基板をあらかじめ加熱しておいてもよい。
【0013】基板への前記フィルムの仮付けは、該フィ
ルムの先端部分を支持し且つ基板の前記他方の側面側に
位置する仮付けブロックを接近させて基板の前端部分の
前記他方の側面に押し付けることにより行い、このフィ
ルム仮付け作業と同時に、フィルムを支持せず且つ基板
の前記一方の側面側に位置する押圧ブロックを接近させ
て前記吸着ブロックの背面に押し付けることにより、基
板に対して作用する力をバランスさせるようにしてもよ
い。
【0014】また、本発明によれば、一対のラミネート
ロールと、該ラミネートロールを通して基板を搬送する
ための搬送手段と、フィルム供給手段と、前記ラミネー
トロールの手前の位置で基板の前端部分の片面に前記フ
ィルム供給手段からのフィルムの先端部分を仮付けする
ためのフィルム仮付け手段と、を備えてなる、基板にフ
ィルムをラミネートするためのラミネータにおいて、前
記フィルムを基板に仮付けする位置にて該基板の前端部
分の前記片面とは反対側の面を吸着してこれを保持可能
な平坦面を有する吸着ブロックをさらに含むことを特徴
とするラミネータが提供される。
【0015】前記吸着ブロックは、基板の前端部分を吸
着したまま該基板と同速度で前記ラミネートロールに近
接した位置まで移動可能なものとすることができる。
【0016】前記フィルム供給手段は、フィルムの張力
を調整する手段を有していることが望ましい。
【0017】前記一対のラミネートロールの手前の位置
には、基板を加熱するための加熱手段を設けてもよい。
【0018】前記加熱手段は、前記吸着ブロックに設け
てもよい。
【0019】
【実施例】図1は本発明によるラミネータの概略側断面
図である。ラミネータは、上下一対のラミネートロール
17と、該ラミネートロール17を通して基板11を搬
送するための搬送手段を構成するコンベアローラ46
と、基板11の前端部分の上面にフィルム39の先端部
分を仮付けするためのフィルム仮付け手段を構成する仮
付けブロック14とを含む。
【0020】仮付けブロック14は、真空引き通路を形
成すべく中空になっており、そのフィルム吸着面には多
数の孔70が設けられている。仮付けブロック14の中
空内部は真空源(図示せず)に連結しており、フィルム
仮付け時に矢印56のように真空引きすることにより、
フィルム先端部分を仮付けブロック14の吸着面に吸着
保持することができる。
【0021】カッターバックアップ15およびフィルム
ガイド16もまた、仮付けブロック14と同様の孔およ
び真空引き通路を備えた真空吸引機構を有しており、真
空源(図示せず)に連結している。
【0022】カッターバックアップ15は、基板11に
ラミネート中のフィルム39を所定の長さに切断するた
めに水平方向移動するロータリーカッター(図示せず)
の刃の先端を自身の横溝内に受ける。このとき、矢印5
7のように真空引きすることにより、フィルム39はカ
ッターバックアップ15上に吸着保持され、カッターに
より確実に切断される。
【0023】フィルムガイド16は、ラミネート中のフ
ィルムカットシートの後端部が基板11の上に垂れない
よう、矢印58のように真空引きすることにより該フィ
ルムカットシートの後端部を吸着保持する。
【0024】フィルム39を基板11に仮付けする位置
にて基板11の前端部分の下面を吸着してこれを保持す
るための吸着ブロックは符号61で示される。吸着ブロ
ック61の中空内部は真空源(図示せず)に連結されて
おり、基板11の幅長さに広がる平坦な吸着面には多数
の孔62が設けられている。吸着面上に基板11の前端
部分が乗っている状態で矢印60のように真空引きする
ことにより、該前端部分を吸着して平面状態に保持する
ことができる。真空引きの強さを変化させることによ
り、基板を吸着保持する力を加減することができる。
【0025】吸着ブロック61は、水平方向に移動可能
なピンチロールユニット9の前端に取り付けられてい
る。したがって、吸着ブロック61はピンチロールユニ
ット9とともに水平方向に移動可能である。
【0026】ピンチロールユニット9は、ピンチロール
43、板状ガイド44およびフレーム81からなる。ピ
ンチロール43は、基板を搬送するためのローラ46の
うちラミネートロール17に最も近い位置に設けられた
ローラ46と、ラミネートロール17との間の基板搬送
路中に、上下2本ずつ配置される。場合によっては、こ
のピンチロール43は上下1本ずつでもよいし、3本ず
つ以上でもよい。さらに該ピンチロール43の前方(図
1で右方)には板状ガイド44が配置される。このガイ
ド44は、フィルム39の後端部を案内する役割を果た
すとともに、基板11の浮き上がりを防止する。ピンチ
ロール43および板状ガイド44は、それぞれ基板11
およびフィルム39の幅を越えて延び、両端において1
つのフレーム81に装着されている。一方、フレーム8
1の両側上部は、一対のガイドブロック40に滑動可能
に案内された一対の支持棒41の先端に取り付けられ、
フレーム81は該支持棒41によって支持されている。
該支持棒41の後端は、一対のエアーシリンダ装置42
のロッドに連結されている。したがって、ピンチロール
43および板状ガイド44は、吸着ブロック61ととも
に、エアーシリンダ装置42の作動によってフレーム8
1とともに前後に移動可能な構造となっている。
【0027】モータ(図示せず)によって駆動されるロ
ーラ46の軸端に取り付けたスプロケット59は、アイ
ドラーとしてのスプロケット47、50、51の回りに
掛け回されたチェーン52と係合している。一方、下側
のピンチロール43の軸端に設けたスプロケット49、
48もチェーン52に係合している。したがって、ロー
ラ46が回転駆動されているとき、静止状態にあるピン
チロールユニット9におけるピンチロール43も、チェ
ーン52、スプロケット49、48を介してローラ46
と同じ周速度で回転駆動されるようになっている。
【0028】基板11は次のようにしてフィルムをラミ
ネートされる。コンベアローラ46で送られてきた基板
11は、その前端部分が吸着ブロック61上に乗る位置
で停止される。基板11の停止はローラ46の停止によ
って行われる。吸着ブロック61に対して真空引きが行
われ、基板11の前端部分は吸着ブロック61の吸着面
上に吸着保持される。次いで、フィルム先端部を吸着保
持した仮付けブロック14が経路80に沿って基板11
に接近し、該基板11にフィルム39の先端部分が仮付
けされる(図2を参照)。基板11の両面にフィルムを
ラミネートする形式のラミネータには、基板11の下方
にも仮付けブロック14aが配置されているので、この
仮付けブロック14aを押圧ブロックとして利用しても
よい。この場合、仮付けブロック14による仮付け作業
と同時に、フィルムを支持していない下方の仮付けブロ
ック14aを上昇させて吸着ブロック61の下面に押し
付ける。こうすることにより、基板11に対して上下方
向に作用する力をバランスさせることができるので、吸
着ブロック61を頑丈に取り付けなくともよい。
【0029】仮付け終了後、仮付けブロック14は経路
80に沿って基板11から離反し、図2に示す二点鎖線
位置へ戻る。このとき、基板11の前端部分はフィルム
39の張力の作用を受け、上方に曲げられる傾向にあ
る。しかしながら、基板11の前端部分は吸着ブロック
61によって吸着保持されているので、平面状態を維持
することができる。
【0030】フィルム先端が仮付けされた基板11は再
びコンベアローラ46の作動によって搬送され始める。
同時に、この搬送速度(ローラ46の周速度)とほぼ同
じ速度で、吸着ブロック61が取り付けられたピンチロ
ールユニット9がエアーシリンダ装置42の作用により
前進せしめられ、図3に示す位置で停止される。この位
置では、吸着ブロック61によって吸着保持された基板
11の前端部分がラミネートロール17に近接した状態
にあり、板状ガイド44はフィルムガイド16に近接し
た状態にある。
【0031】このピンチロールユニット9の移動中、ピ
ンチロール43は、チェーン52の動きによって回転し
ようとする傾向と、基板11に当接した状態で前進せし
められるためにそれとは逆の方向に回転しようとする傾
向とが相殺され、回転しないで基板11の先端部分を挟
持したまま、図3の位置まで移動することになる。この
移動中、基板11の前端部分は吸着ブロック61に吸着
保持されたままなので、フィルム39の張力の作用を受
けたとしても、平面状態を維持することができる。
【0032】ピンチロールユニット9の停止後、ピンチ
ロール43は再びローラ46と同じ周速度で回転し始
め、それによって基板11は一対のラミネートロール1
7間に送り込まれる。このとき、吸着ブロック61の吸
着面は、基板11の送り案内面として作用する。基板1
1の送りをスムーズに行うため、このときの吸着ブロッ
ク61に対する真空引きの強さを弱くしてもよい。
【0033】基板11の前端部分とフィルム39の先端
部分とがラミネートロール17に挟持された後は、吸着
ブロック61による吸引作用を停止してもよい。
【0034】基板11の後端が吸着ブロック61を通過
すると、ピンチロールユニット9は吸着ブロック61と
ともにエアーシリンダ装置42の作用により後退せしめ
られ、図1および図2に示す位置まで戻される。あるい
はまた、基板11の前端部分がラミネートロール17に
挟持された時点で、ピンチロールユニット9を吸着ブロ
ック61とともに後退させてもよい。
【0035】このように、ラミネートロール17に挟持
される直前まで基板11の前端部分を吸着ブロック61
によって吸着保持することにより、薄くてフレキシブル
な基板であっても、仮付けされたフィルムの張力の作用
に抗して、その片面のみにフィルムを確実にラミネート
することができる。
【0036】薄くてフレキシブルな基板の片面にのみフ
ィルムをラミネートする場合に、フィルムの張力を受け
て基板が曲がるのを防止するには、フィルムの張力自体
を小さくすることも有効である。図4は、フィルム張力
調整手段を有するフィルム供給装置1を示す側面図であ
る。
【0037】フィルム供給装置1は、ユニットとして、
ラミネータ本体2のフレーム3に装架されている。フィ
ルム供給装置1は、感光性ドライフィルム39を軸周囲
に巻き付けた状態で有しているドライフィルムロール5
と、ドライフィルム39から剥がされた保護フィルム6
を巻き取るための保護フィルム巻き取りロール7と、ド
ライフィルムロール5から引き出されたドライフィルム
39を挟持する一対のガイドロール8と、これらのロー
ルの軸29、10、21を両側で回転可能に保持してい
る一体の軸受部材12とを備えている。
【0038】軸受部材12は、一対の軸受板13(図4
では一方のみを図示)と、これらの軸受板13間を連結
する連結棒24、25とから構成されている。軸受板1
3にはスロット26、27が形成されており、これらの
スロット26、27内にそれぞれドライフィルムロール
5および保護フィルム巻き取りロール7の軸29、10
の端部が保持されている。なお、このスロット開口部に
各ロール軸離脱防止のためストッパー(図示せず)を設
けてもよい。
【0039】ドライフィルムロール5から引き出された
ドライフィルム39は、ガイドロール8間を抜けたとこ
ろで保護フィルム6を剥がされ、保護フィルム6は保護
フィルム巻き取りロール7へと導かれ、残りのドライフ
ィルム39’はラミネータの仮付け部材(図示せず)へ
と導かれる。
【0040】ドライフィルムロール5は、保護フィルム
巻き取りロール7と外周面どうしで接触してこれを支持
する形をとっており、該接触により相互のロール間に回
転を伝達できるようになっている。
【0041】軸受板13の外面の下部には横方向に延び
る突起18が形成されており、この突起18が、ラミネ
ータ本体へのフィルム供給装置1の取り付け部となって
いる。一方、ラミネータ本体2のフレーム3の上端に
は、断面がL字形をして横方向に延びる押さえ部材19
が固定配置されており、この押さえ部材19とフレーム
3の上端との間に溝が画成されている。フィルム供給装
置1をラミネータ本体3に装架するときには、軸受板1
3の突起18をこの溝内にスライドさせながら挿入し、
押さえ部材19に設けたねじ20を締めて固定する。フ
ィルム供給装置1を取り外すときにはこれと逆の作業を
行う。なお、突起18や押さえ部材19は、片側のもの
についてのみ図示してあるが、反対側においても同様に
設けられている。
【0042】ガイドロール8には、フィルム張力調整手
段となるモータ30が連結されている。このモータ30
によってガイドロール8の駆動を制御することにより、
基板11に仮付けされたフィルム39の張力を減ずるよ
う調整することができる。
【0043】このように、吸着ブロックとフィルム張力
調整手段とを併せ設けることにより、薄くてフレキシブ
ルな基板の片面のみへのフィルムラミネートは容易かつ
確実に行うことができる。
【0044】フィルムを仮付けする位置とラミネートロ
ールとの間に無視できないほどの距離があり、仮付け終
了後にそのままの位置から吸着ブロックを越えて基板を
送り出すと基板が片持り梁状態となってフィルムの張力
により曲がる危険性がある場合には、前述した実施例の
ように、仮付け終了後に、吸着ブロックに基板の前端部
分を吸着させたまま吸着ブロックを前進させてラミネー
トロールに近接した位置とする方法をとるほか、ラミネ
ートロールの方が移動して基板に接近するようにしても
よい。また、吸着ブロックを前進させる際、その速度は
コンベアローラによる基板の送り速度とほぼ同速度とし
てもよいし、それより速い速度としてもよい。
【0045】図示実施例は、基板の両面にフィルムをラ
ミネートするためのラミネータに吸着ブロックを取り付
け、片面のみにラミネートできるようにしたものである
ため、フィルムを支持しない下方の仮付けブロックを押
圧ブロックとして利用している。しかしながら、最初か
ら片面のみをラミネートするための専用機を構成するの
であれば、下方の仮付けブロックを、真空吸引機構を有
しない押圧ブロックに置き換えることができる。
【0046】また、図示実施例では基板を水平方向に搬
送しながらラミネートを行う型のラミネータを示した
が、本発明は、基板を垂直方向に又は斜め方向に搬送し
ながらラミネートを行う型のラミネータにも適用でき
る。
【0047】吸着ブロックに対する真空引きの強さは、
仮付け開始からラミネートロールによるラミネート開始
に至るまでの間、適宜調節することができる。
【0048】フィルムを基板に熱圧着させるため、通
常、ラミネートロールは加熱されている。非常に薄い基
板が常温状態でラミネートロールに送り込まれると、急
激に伸びようとする。一方、ラミネートロールの挟持作
用によって、基板の横方向の伸びは抑制される。その結
果、非常に薄い基板はラミネートロールの箇所で縦じわ
を生じやすい。これを防ぐため、ラミネートロールに送
り込む前の基板をあらかじめ加熱して伸ばしておくこと
が望ましい。かかる加熱手段は、吸着ブロックに設けて
もよいし、仮付けブロックの近くの一対または複数対の
上下または下側のピンチロールに設けてもよいし、ある
いはラミネートロールの手前の位置に適当な基板加熱手
段を設けてもよい。
【0049】あるいはまた、ラミネートロールを常温状
態にしたままラミネートを行い、フィルムをラミネート
された基板を加熱手段で加熱した後、加熱したラミネー
トロールを用いてこれを再びラミネートするようにして
もよい。
【0050】
【発明の効果】本発明のラミネート方法によれば、基板
が薄く非常にフレキシブルなものであったとしても、基
板の片面のみにフィルムを仮付けしてからラミネートを
開始するに至るまでの間、フィルムが仮付けされた基板
の前端部分の、前記片面と反対側の面は吸着ブロック上
に吸着されて平面状態を保持されているので、基板の前
端部分は、片側のみからフィルムの張力を受けたとして
も、仮付けされたフィルムとともに確実に一対のラミネ
ートロール間に送り込むことができる。
【0051】フィルムを仮付けする位置とラミネートロ
ールとの間に無視できないほどの距離がある場合には、
仮付け終了後に、吸着ブロックに基板の前端部分を吸着
させたまま吸着ブロックを前進させてラミネートロール
に近接した位置とすることにより、この距離を埋めるこ
とができる。
【0052】少なくとも基板に仮付けされてからラミネ
ートロールによって基板上にラミネートされ始めるまで
の間のフィルムに、わずかな張力のみしか加わらないよ
うにすれば、フィルム張力の影響により基板が曲がる可
能性は一層小さくなる。また、吸着ブロックの吸着作用
も小さくてよい。
【0053】フィルムの仮付け終了後に一対のラミネー
トロール間に基板を送り込む際に、吸着ブロックによる
吸着力を適宜減じるようにすれば、よりスムーズに基板
送りをすることができる。
【0054】一対のラミネートロール間に送り込む前に
基板をあらかじめ加熱しておけば、基板はある程度あら
かじめ伸びることができるので、ラミネートロール間で
の急激な横方向への伸びとそれに対する抑制によって生
じるであろう縦方向のしわの発生を未然に防ぐことがで
きる。
【0055】基板へのフィルムの仮付けを、仮付けブロ
ックを基板の片面側から接近させて基板の前端部分の前
記片面に押し付けることにより行う場合、このフィルム
仮付け作業と同時に、フィルムを支持せず且つ基板の前
記片面側とは反対側に位置する押圧ブロック(仮付けブ
ロックでもよい)を接近させて、該反対側の面を吸着し
ている吸着ブロックの背面に押し付けることにより、基
板に対して作用する力をバランスさせるようにすれば、
吸着ブロックは大きな一方向の力を受けなくてすむの
で、それほど強固な構造にしなくてもよい。また、基板
の両面にフィルムをラミネートする形式の従来のラミネ
ータに吸着ブロックを取り付けるだけで、薄いフレキシ
ブルな基板の片面にフィルムをラミネートすることもで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラミネータの一実施例の側断面図
であり、基板にフィルムを仮付けする前の状態を示す。
【図2】本発明によるラミネータの一実施例の側断面図
であり、基板にフィルムを仮付けしている状態を示す。
【図3】本発明によるラミネータの一実施例の側断面図
であり、基板にフィルムを仮付けした後の状態を示す。
【図4】フィルム供給手段の側面図である。
【符号の説明】
1 フィルム供給手段、 11 基板、 14 フィル
ム仮付け手段(仮付けブロック)、 17 ラミネート
ロール、 30 フィルムの張力を調整する手段(モー
タ)、 46 搬送手段(コンベアローラ)、 61
吸着ブロック

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラミネータで基板にフィルムをラミネー
    トする方法において、 ラミネータの一対のラミネートロールの手前の位置まで
    基板を搬送してそこで停止させる段階と、 停止した該基板の前端部分の一方の側面を吸着ブロック
    により吸着して平面状態に保持する段階と、 吸着保持された基板の前端部分の他方の側面にフィルム
    の先端部分を仮付けする段階と、 フィルムの仮付け終了後、前記一対のラミネートロール
    の間に基板を送り込む段階と、 前記一対のラミネートロールによって基板の前記他方の
    側面に所定長さのフィルムをラミネートする段階と、 からなるラミネート方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のラミネート方法におい
    て、フィルムの仮付けが終了した後、前記吸着ブロック
    に基板の前端部分を吸着させたまま該吸着ブロックを前
    進させて前記一対のラミネートロールに近接した位置と
    し、それから前記一対のラミネートロールの間に基板を
    送り込むことを特徴とするラミネート方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のラミネート方
    法において、前記フィルムは、少なくとも基板に仮付け
    されてから前記ラミネートロールによって基板上にラミ
    ネートされ始めるまでの間は、わずかな張力のみをかけ
    られた状態となるように調節されることを特徴とするラ
    ミネート方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のラ
    ミネート方法において、フィルムの仮付け終了後、前記
    一対のラミネートロールの間に基板を送り込む際に、前
    記吸着ブロックによる吸着力を減じることを特徴とする
    ラミネート方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のラ
    ミネート方法において、前記一対のラミネートロール間
    に送り込む前に基板をあらかじめ加熱しておくことを特
    徴とするラミネート方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のラ
    ミネート方法において、基板への前記フィルムの仮付け
    は、該フィルムの先端部分を支持し且つ基板の前記他方
    の側面側に位置する仮付けブロックを接近させて基板の
    前端部分の前記他方の側面に押し付けることにより行わ
    れ、このフィルム仮付け作業と同時に、フィルムを支持
    せず且つ基板の前記一方の側面側に位置する押圧ブロッ
    クを接近させて前記吸着ブロックの背面に押し付けるこ
    とにより、基板に対して作用する力をバランスさせるこ
    とを特徴とするラミネート方法。
  7. 【請求項7】 一対のラミネートロールと、 該ラミネートロールを通して基板を搬送するための搬送
    手段と、 フィルム供給手段と、 前記ラミネートロールの手前の位置で基板の前端部分の
    片面に前記フィルム供給手段からのフィルムの先端部分
    を仮付けするためのフィルム仮付け手段と、 を備えてなる、基板にフィルムをラミネートするための
    ラミネータにおいて、 前記フィルムを基板に仮付けする位置にて該基板の前端
    部分の前記片面とは反対側の面を吸着してこれを保持可
    能な平坦面を有する吸着ブロックをさらに含むことを特
    徴とするラミネータ。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のラミネータにおいて、
    前記吸着ブロックが、基板の前端部分を吸着したまま、
    前記ラミネートロールに近接した位置まで移動可能とな
    されていることを特徴とするラミネータ。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載のラミネータに
    おいて、前記フィルム供給手段が、フィルムの張力を調
    整する手段を有していることを特徴とするラミネータ。
  10. 【請求項10】 請求項7ないし9のいずれかに記載の
    ラミネータにおいて、前記一対のラミネートロールの手
    前の位置に、基板を加熱するための加熱手段が設けられ
    ていることを特徴とするラミネータ。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載のラミネータにおい
    て、前記加熱手段が前記吸着ブロックに設けられている
    ことを特徴とするラミネータ。
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