JPH05131953A - 自動車の車体構造 - Google Patents

自動車の車体構造

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JPH05131953A
JPH05131953A JP3323651A JP32365191A JPH05131953A JP H05131953 A JPH05131953 A JP H05131953A JP 3323651 A JP3323651 A JP 3323651A JP 32365191 A JP32365191 A JP 32365191A JP H05131953 A JPH05131953 A JP H05131953A
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JP
Japan
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floor panel
pillar
pair
roof
body structure
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JP3323651A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nishiyama
篤 西山
Masayuki Takamitsu
雅幸 高光
Yoshio Fujii
義雄 藤井
Ryuji Matsumura
隆二 松村
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/02Side panels

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成でピラーとシャーシフレームとの結
合剛性を高め、ピラーの振動に起因する車室騒音を低減
し且つ側突時における車室に対する安全性を高め得るよ
うな自動車の車体構造を提供する。 【構成】センタピラー20の下端部に対応するフロアパ
ネル15の下面とサイドシル11の内端部とに結合され
たマウントブラケット30を設けるとともに、このマウ
ントブラケット30の位置においてフロアパネル15の
上面にフロアパネル15と閉断面構造を形成するシート
取付けブラケット50設け、シャーシフレームのサイド
フレーム2にマウントブラケット30に対応する支持ブ
ラケット40を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車の車体構造に関
し、特にボディ本体をシャーシフレームに結合したシャ
ーシフレーム付き自動車の車体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフロードカーとして、ボディ本
体をシャーシフレームに結合したシャーシフレーム付き
自動車が種々開発され商品化されている。前記シャーシ
フレーム付き自動車のボディ本体は、モノコック構造の
自動車のボディ本体と同様に、前後方向に延びる閉断面
状の左右1対のサイドシルと、左右両端部が左右のサイ
ドシルの上端近傍部に夫々結合されたフロアパネルと、
左右のサイドシルに夫々立設して結合された閉断面状の
左右1対のピラーなどを備え、ボディ本体は、その左右
両側部の下部に前後方向に適当間隔毎に夫々設けた複数
のマウントブラケットとシャーシフレームに設けた複数
の支持ブラケットを介してシャーシフレームに結合され
ている。通常、左右のピラーの上端部は、ルーフパネル
の左右両端の1対のルーフサイドレールに夫々結合され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のシャーシフ
レーム付きの自動車においては、マウントブラケットは
ピラーから離隔した位置に設けられ、ピラーの下端部と
シャーシフレームとは直接的に結合されていないので、
ピラーとシャーシフレームとの結合剛性は低く、そのた
め、ドア開閉時の衝撃力や走行時にサスペンションやエ
ンジンから伝達される振動入力により、ピラーが微振動
を起こし、ピラーの振動に起因して車室騒音が発生する
という問題がある。また、側突時の衝撃荷重が非常に大
きい場合には、ピラーが変形することも考えられるた
め、車室に対する安全性を高める上でも、ピラーとシャ
ーシフレームとの結合剛性を高めることが望ましい。
【0004】本発明の目的は、簡単な構成でピラーとシ
ャーシフレームとの結合剛性を高め、ピラーの振動に起
因する車室騒音を低減し且つ側突時における車室に対す
る安全性を高め得るような自動車の車体構造を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る自動車の
車体構造は、前後方向に延びる閉断面状の左右1対のサ
イドシルと、左右両端部が左右のサイドシルの上端近傍
部に夫々結合されたフロアパネルと、左右のサイドシル
に夫々立設して結合された閉断面状の左右1対のピラー
とを備えたボディ本体を、その下部に設けた複数のマウ
ントブラケットとシャーシフレームに設けた複数の支持
ブラケットを介して結合したシャーシフレーム付き自動
車の車体構造において、前記ピラーの下端部に対応する
フロアパネルの下面とサイドシルの内端部とに結合され
た左右1対のマウントブラケットを設け、これら1対の
マウントブラケットに対応する左右1対の支持ブラケッ
トを設けたものである。
【0006】請求項2に係る自動車の車体構造は、請求
項1に記載の自動車の車体構造において、前記ピラーの
下端部に対応するマウントブラケットの位置においてフ
ロアパネルと閉断面構造を形成する支持部材をフロアパ
ネル上面と、サイドシル又はピラー下端部内壁面の少な
くとも一方に結合したものである。
【0007】請求項3に係る自動車の車体構造は、請求
項2に記載の自動車の車体構造において、前記支持部材
を、フロアパネル上に車幅方向に設けられたクロスメン
バで構成したものである。
【0008】請求項4に係る自動車の車体構造は、請求
項2に記載の自動車の車体構造において、前記支持部材
に座席シートを取付ける為のシート取付け部を設けたも
のである。
【0009】請求項5に係る自動車の車体構造は、請求
項3に記載の自動車の車体構造において、前記左右のピ
ラーの上端部は、ルーフパネルの左右両端の1対のルー
フサイドレールに夫々結合され、左右1対のピラーの上
端部に対応する位置においてルーフパネルに左右1対の
ルーフサイドレール間に亙るルーフクロスメンバを設け
たものである。
【0010】
【作用】請求項1に係る自動車の車体構造においては、
左右のピラーの下端部は、ピラーの下端部に対応するフ
ロアパネルの下面とサイドシルの内端部とに結合された
マウントブラケットと、マウントブラケットに対応する
支持ブラケットを介してシャーシフレームに結合され
る。このようにピラーの下端部に対応させてマウントブ
ラケットを設けたので、マウントブラケットを有効活用
してピラーの下端部とシャーシフレームとの結合剛性を
高めることが出来る。従って、ドア開閉時の衝撃力や走
行時にサスペンションやエンジンから伝達される振動入
力により、ピラーが微振動を起こしにくくなり、ピラー
の振動に起因する車室騒音を低減することが出来る。ま
た、側突時の衝撃荷重が非常に大きい場合でも、ピラー
が変形するのを防止することが出来、車室に対する安全
性を高めることが出来る。
【0011】請求項2に係る自動車の車体構造において
は、基本的に請求項1と同様の作用が得られる。加え
て、ピラーの下端部に対応するマウントブラケットの位
置においてフロアパネルと閉断面構造を形成する支持部
材をフロアパネル上面と、サイドシル又はピラー下端部
内壁面の少なくとも一方に結合したので、ピラーの下端
部とフロアパネルとマウントブラケットとの結合剛性を
高めることが出来、ピラーの下端部とシャーシフレーム
との結合剛性を更に高めることが出来る。従って、振動
入力によるピラーの微振動が防止され車室騒音を更に低
減出来るとともに、側突時における車室に対する安全性
を更に高めることが出来る。
【0012】請求項3に係る自動車の車体構造において
は、基本的に請求項2と同様の作用が得られる。加え
て、支持部材を、フロアパネル上に車幅方向に設けられ
たクロスメンバで構成したので、クロスメンバを有効活
用してピラーの下端部とフロアパネルとマウントブラケ
ットとの結合剛性を高めることが出来、また、ボディ本
体の曲げ剛性と捩り剛性を高めることが出来る。
【0013】請求項4に係る自動車の車体構造において
は、基本的に請求項2と同様の作用が得られる。加え
て、支持部材に座席シートを取付ける為のシート取付け
部を設けたので、座席シートの支持剛性を高めることが
出来、衝突時における乗員の2次衝突に対する安全性を
高めることが出来る。
【0014】請求項5に係る自動車の車体構造において
は、基本的に請求項3と同様の作用が得られる。加え
て、左右のピラーの上端部は、ルーフパネルの左右両端
の1対のルーフサイドレールに夫々結合され、左右1対
のピラーの上端部に対応する位置においてルーフパネル
に左右1対のルーフサイドレール間に亙るルーフクロス
メンバを設けたので、ボディ本体を一周する強度部材を
設定したことになり、左右のピラー、クロスメンバ及び
ルーフクロスメンバが車室空間を前後に分割する節とし
て作用し、これによりボディ本体の曲げ剛性と捩り剛性
を著しく高めることが出来るとともに、ピラーの上端部
とルーフパネルとの結合剛性を高めることが出来る。従
って、ピラーの振動に起因する車室騒音を更に低減する
ことが出来、また、側突時における車室に対する安全性
を更に高めることが出来る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば作用の項で説明したよう
に次のような効果が得られる。請求項1に係る自動車の
車体構造によれば、ピラーの下端部に対応させてマウン
トブラケットを設けたので、マウントブラケットを有効
活用してピラーの下端部とシャーシフレームとの結合剛
性を高めることが出来る。従って、ドア開閉時の衝撃力
や走行時にサスペンションやエンジンから伝達される振
動入力により、ピラーが微振動を起こしにくくなり、ピ
ラーの振動に起因する車室騒音を低減することが出来
る。また、側突時の衝撃荷重が非常に大きい場合でも、
ピラーが変形するのを防止することが出来、車室に対す
る安全性を高めることが出来る。
【0016】請求項2に係る自動車の車体構造によれ
ば、基本的に請求項1と同様の効果が得られる。加え
て、ピラーの下端部に対応するマウントブラケットの位
置においてフロアパネルと閉断面構造を形成する支持部
材を設けたので、ピラーの下端部とフロアパネルとマウ
ントブラケットとの結合剛性を高めることが出来、ピラ
ーの下端部とシャーシフレームとの結合剛性を更に高め
ることが出来る。従って、振動入力によるピラーの微振
動が防止され車室騒音を更に低減出来るとともに、側突
時における車室に対する安全性を更に高めることが出来
る。
【0017】請求項3に係る自動車の車体構造によれ
ば、基本的に請求項2と同様の効果が得られる。加え
て、支持部材を、フロアパネル上に車幅方向に設けられ
たクロスメンバで構成したので、クロスメンバを有効活
用してピラーの下端部とフロアパネルとマウントブラケ
ットとの結合剛性を高めることが出来、また、ボディ本
体の曲げ剛性と捩り剛性を高めることが出来る。
【0018】請求項4に係る自動車の車体構造によれ
ば、基本的に請求項2と同様の効果が得られる。加え
て、支持部材に座席シートを取付ける為のシート取付け
部を設けたので、座席シートの支持剛性を高めることが
出来、衝突時における乗員の2次衝突に対する安全性を
高めることが出来る。
【0019】請求項5に係る自動車の車体構造によれ
ば、基本的に請求項3と同様の効果が得られる。加え
て、左右1対のピラーの上端部に対応する位置において
ルーフパネルに左右1対のルーフサイドレール間に亙る
ルーフクロスメンバを設けたので、ボディ本体を一周す
る強度部材を設定したことになり、左右のピラーとクロ
スメンバとルーフクロスメンバが車室空間を前後に分割
する節として作用し、これによりボディ本体の曲げ剛性
と捩り剛性を著しく高めることが出来るとともに、ピラ
ーの上端部とルーフパネルとの結合剛性を高めることが
出来る。従って、ピラーの振動に起因する車室騒音を更
に低減することが出来、また、側突時における車室に対
する安全性を更に高めることが出来る。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面に基いて
説明する。本実施例は、シャーシフレーム付きの自動車
の車体構造に本発明を適用したものである。尚、車体の
前後左右を基準に前後左右を定義して説明する。図1に
示すように、自動車のボディ本体10の下側にはシャー
シフレーム1が設けられ、シャーシフレーム1の左右両
側部にはボディ本体10の前端部から後端部に亙って延
びる左右1対のサイドフレーム2が設けられ、ボディ本
体10の左右両側部の下部には5つのマウントブラケッ
ト30が車幅方向内方側へ突出状に設けられ、左右のサ
イドフレーム2にはマウントブラケット30に夫々対応
する5つの支持ブラケット40が車幅方向外方側へ突出
状に夫々設けられ、後述するように、ボディ本体10
は、マウントブラケット30を対応する支持ブラケット
40にクッション部材45(図3参照)を介して結合す
ることにより、シャーシフレーム1に弾性支持されてい
る。
【0021】次に、ボディ本体10の左右のセンターピ
ラー20の下端部周辺の構造について詳細に説明する。
尚、構造は左右対称なので右側のセンターピラー20の
下端部周辺の構造について説明する。図2・図3に示す
ように、ボディ本体10の右側部の下部には、シャーシ
フレーム1のサイドフレーム2の外側方に配置されるサ
イドシル11が設けられ、サイドシル11は、サイドシ
ルインナ12とサイドシルアウタ13とで閉断面状に形
成され、フロアパネル15は、その右端部に設けられた
フランジ部15bでサイドシルインナ12の上端近傍部
に結合されている。サイドシル11には、センタピラー
インナ21とセンタピラーアウタ22とで閉断面状に形
成されたセンタピラー20が立設され、センタピラーイ
ンナ21には、センタピラーアウタ22より下方に延び
る延長部21aが形成され、延長部21aは、サイドシ
ルインナ12とサイドシルアウタ13の間に配設されて
サイドシル11の上下の結合フランジ部11aに結合さ
れ、一方、センタピラーアウタ22の下端はサイドシル
アウタ13に結合されている。このように、センタピラ
ーインナ21の延長部21aをサイドシル11に結合す
ることにより閉断面構造が形成されている。
【0022】センタピラー20の下端部に対応するフロ
アパネル15の下側にはマウントブラケット30が設け
られ、このマウントブラケット30に対応させてシャー
シフレーム1のサイドフレーム2には支持ブラケット4
0が設けられ、センタピラー20の下端部に対応するマ
ウントブラケット30の位置においてフロアパネル15
の上側にはシート取付けブラケット50(これが支持部
材に相当する)が設けられている。図4に示すように、
センタピラー20の下端部に対応させて設けられたマウ
ントブラケット30は、前後1対の縦壁部31と、ボル
ト孔32aを有する上壁部32と、前後の縦壁部31の
外端部に夫々形成されたフランジ部31aと、上壁部3
2の外端部に形成されたフランジ部32bとで構成さ
れ、マウントブラケット30は、その上壁部32をフロ
アパネル15の下面に当接させて配設されるとともに、
その前後のフランジ部31aはサイドシルインナ12に
結合され、フランジ部32bはフロアパネル15のフラ
ンジ部15bに結合されている。尚、図3に示すよう
に、フロアパネル15には、マウントブラケット30の
ボルト孔32aに対応するボルト孔15aが形成される
とともに、ボルト孔15aに対応させてナット18が固
着されている。
【0023】図3に示すように、マウントブラケット3
0に対応する支持ブラケット40は、前後1対の縦壁部
41と、マウントブラケット30のボルト孔32aに対
応するボルト孔42aを有する上壁部42と、前後の縦
壁部41の内端部に夫々形成されたフランジ部41aと
で構成され、前後の縦壁部41間の間隔は、マウントブ
ラケット30の前後の縦壁部31間の間隔より小さくな
っており、支持ブラケット40は、その前後のフランジ
部41aでサイドフレーム2に結合されている。また、
支持ブラケット40の上壁部42の上面と下面には、ボ
ルト孔42aに対応するボルト挿通孔45aを有するゴ
ム製のクッション部材45が夫々固着され、下側のクッ
ション部材45の下端には、板部材46を介してボルト
挿通孔45aに対応させてナット48が固着されてい
る。
【0024】図3に示すように、シート取付けブラケッ
ト50は、下端及び外端が開放の箱状のブラケット本体
51と、ブラケット本体51の下端周縁部と外端周縁部
に夫々形成されたフランジ部51a・51bを有し、ブ
ラケット本体51の上壁部52の前部には、フロアパネ
ル15のボルト孔15aに対応するボルト孔52aが形
成され、ブラケット本体51の上壁部52の後部には、
上方に突出状にシート取付け部55が形成され、シート
取付け部55にはシート支持部材56を取り付ける為の
ボルト孔55aが形成されている。シート取付けブラケ
ット50のフランジ部51aはフロアパネル15の上面
に結合され、フランジ部51bはサイドシルインナ12
に結合され、シート取付けブラケット50とフロアパネ
ル15とで閉断面構造が形成されている。
【0025】図3に示すように、センタピラー20の下
端部に対応するマウントブラケット30に、支持ブラケ
ット40が突入するように且つ上側のクッション部材4
5がマウントブラケット30の上壁部32の下面に当接
するように配設され、シート取付けブラケット50のボ
ルト孔52aから上下のクッション部材45にボルト5
8を挿通させるとともに、ボルト58を上下のナット1
8・48で締結することにより、マウントブラケット3
0と支持ブラケット40とはクッション部材45を介し
て結合されている。
【0026】次に、ボディ本体10の左右のセンターピ
ラー20の上端部周辺の構造について説明する。尚、構
造は左右対称なので右側のセンターピラー20の上端部
周辺の構造について説明する。図5・図6に示すよう
に、ボディ本体10の上端のルーフパネル60は、ルー
フパネル本体61とルーフパネル本体61の右端部に配
設されるルーフサイドレール62を備え、ルーフサイド
レール62は、ルーフサイドインナ63とルーフサイド
アウタ64とで閉断面状に形成され、図7に示すよう
に、センタピラー20の上端部はルーフサイドレール6
2に結合されている。ルーフパネル本体61のうちセン
タピラー20の上端部に対応する位置には、コ字型断面
のルーフクロスメンバ65が車幅方向に配設され、ルー
フクロスメンバ65の右端のフランジ部65aはルーフ
パネル本体61のフランジ部61aに結合され、ルーフ
パネル本体61とルーフクロスメンバ65とで閉断面構
造が形成されている。このように結合されたルーフパネ
ル本体61とルーフクロスメンバ65は、これらのフラ
ンジ部61a・65aにおいてルーフサイドレール62
の結合フランジ部62aに結合されている。尚、符号6
6は、シール部材が配設されるモヒカンレールであり、
符号67はルーフパネル本体61とルーフクロスメンバ
65の間に装着されたクッション部材である。
【0027】次に、前記自動車の車体構造の作用につい
て説明する。左右のセンタピラー20の下端部に対応す
る部分にマウントブラケット30とシート取付けブラケ
ット50とを設けるとともに、左右のセンタピラー20
の上端部に対応する位置においてルーフパネル60に左
右1対のルーフサイドレール62間に亙るルーフクロス
メンバ65を設けたので、センタピラー20とシャーシ
フレーム2及びルーフパネル60との結合剛性を大幅に
高めることが出来る。従って、ドア開閉時の衝撃入力や
走行時にサスペンションやエンジンから伝達される振動
入力により、センタピラー20が振動を起こすのを防止
することが出来、センタピラー20の振動に起因する車
室騒音を大幅に低減することが出来る。また、センタピ
ラー20とシャーシフレーム2及びルーフパネル60と
の結合剛性が高められることにより、側突時の衝撃荷重
が非常に大きい場合でも、センタピラー20が変形する
のを防止することが出来、車室に対する安全性を著しく
高めることが出来る。更に、シート取付けブラケット5
0にシート取付け部55を設け、座席シートをシート取
付け部55を介して取り付けることにより、座席シート
の支持剛性を高めることが出来、衝突時における乗員の
2次衝突に対する安全性を高めることが出来る。
【0028】次に、前記自動車の車体構造の変形例につ
いて説明する。尚、前記実施例と同様な部材には同様の
符号を付して説明する。図8に示すように、本変形例
は、シート取付けブラケット50に代えて、フロアパネ
ル15にクロスメンバー70を車幅方向に設けたもので
ある。クロスメンバー70は、その前後のフランジ部7
0aでフロアパネル15の上面に結合され、クロスメン
バ70とフロアパネル15とで閉断面構造が形成されて
いる。また、クロスメンバー70の上壁部71には、シ
ート取り付け部75が設けられている。このように、ク
ロスメンバ70を設けることにより、クロスメンバ70
を有効活用してセンタピラー20とシャーシフレーム2
との結合剛性を高めることが出来る。また、左右のセン
タピラー20とルーフクロスメンバ65とクロスメンバ
70とでボディ本体10を一周する強度部材が設定さ
れ、ボディ本体10の曲げ剛性と捩り剛性を著しく高め
ることが出来る。尚、シート取付けブラケット50又は
クロスメンバ70を、サイドシルインナ12を介さずに
センタピラー20の下端部内壁面に直接結合することも
有り得るし、センタピラー20の下端内壁面とサイドシ
ルインナ12の両方に結合することも有り得る。また、
前記車体構造はセンタピラー20に対応する車体の部分
に限らず、フロントピラーに対応する車体の部分に設け
ることも有り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】シャーシフレーム付き自動車の斜視図である。
【図2】センタピラーの下端部周辺の構造を示す斜視図
である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【図4】マウントブラケットの斜視図である。
【図5】センタピラーの上端部周辺の構造を示す斜視図
である。
【図6】図5の6矢視図である。
【図7】図5の7−7線断面図である。
【図8】変形例に係る車体構造を示す図2相当図であ
る。
【符号の説明】
1 シャーシフレーム 10 ボディ本体 11 サイドシル 15 フロアパネル 20 センタピラー 30 マウントブラケット 40 支持ブラケット 50 シート取付けブラケット 55 シート取付け部 60 ルーフパネル 62 ルーフサイドレール 65 ルーフクロスメンバ 70 クロスメンバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松村 隆二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に延びる閉断面状の左右1対の
    サイドシルと、左右両端部が左右のサイドシルの上端近
    傍部に夫々結合されたフロアパネルと、左右のサイドシ
    ルに夫々立設して結合された閉断面状の左右1対のピラ
    ーとを備えたボディ本体を、その下部に設けた複数のマ
    ウントブラケットとシャーシフレームに設けた複数の支
    持ブラケットを介して結合したシャーシフレーム付き自
    動車の車体構造において、 前記ピラーの下端部に対応するフロアパネルの下面とサ
    イドシルの内端部とに結合された左右1対のマウントブ
    ラケットを設け、これら1対のマウントブラケットに対
    応する左右1対の支持ブラケットを設けたことを特徴と
    する自動車の車体構造。
  2. 【請求項2】 前記ピラーの下端部に対応するマウント
    ブラケットの位置においてフロアパネルと閉断面構造を
    形成する支持部材をフロアパネル上面と、サイドシル又
    はピラー下端部内壁面の少なくとも一方に結合したこと
    を特徴とする請求項1に記載の自動車の車体構造。
  3. 【請求項3】 前記支持部材を、フロアパネル上に車幅
    方向に設けられたクロスメンバで構成したことを特徴と
    する請求項2に記載の自動車の車体構造。
  4. 【請求項4】 前記支持部材に座席シートを取付ける為
    のシート取付け部を設けたことを特徴とする請求項2に
    記載の自動車の車体構造。
  5. 【請求項5】 前記左右のピラーの上端部は、ルーフパ
    ネルの左右両端の1対のルーフサイドレールに夫々結合
    され、左右1対のピラーの上端部に対応する位置におい
    てルーフパネルに左右1対のルーフサイドレール間に亙
    るルーフクロスメンバを設けたことを特徴とする請求項
    3に記載の自動車の車体構造。
JP3323651A 1991-11-11 1991-11-11 自動車の車体構造 Pending JPH05131953A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3323651A JPH05131953A (ja) 1991-11-11 1991-11-11 自動車の車体構造
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