JPH0513016U - インダクター - Google Patents

インダクター

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JPH0513016U
JPH0513016U JP6722591U JP6722591U JPH0513016U JP H0513016 U JPH0513016 U JP H0513016U JP 6722591 U JP6722591 U JP 6722591U JP 6722591 U JP6722591 U JP 6722591U JP H0513016 U JPH0513016 U JP H0513016U
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JP
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outer shell
core
coil
inner core
inductor
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JP6722591U
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English (en)
Inventor
範貞 有澤
正人 伊藤
茂 飯塚
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Toho Zinc Co Ltd
Original Assignee
Toho Zinc Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型にして且つ取扱性が良く、比較的大電流
が流せて、より安価なインダクターを提供すること。 【構成】 絶縁被覆された偏平導電線をその幅広平面が
巻回軸に対してほゞ直角になるようにスパイラル状に巻
回し、中心に貫通穴42を形成して成るコイル40と、
この貫通穴42に挿嵌された磁性圧粉成形体である内部
コア44と、この内部コア44を挿嵌した前記コイル4
0を収容している略箱形の磁性圧粉成形体である外殻コ
ア46とを備えている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は電子回路等に用いられるインダクター、特にポット形インダクターに 関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来のポット形インダクターの一例の分解斜視図である。同図に示すよ うに、このインダクターは、コイル部10と、コイル部10の中心に挿嵌された 内部コア部20と、コイル部10及び内部コア部20を収容している外部コア部 30とからなる。
【0003】 コイル部10はボビン状の枠体12と、枠体12に巻回された導電線14とか らなる。枠体12は、円筒状の巻回部12aと、巻回部12aの両端に同軸に形 成された一対の略円板状の鍔部12b,12cとからなる。枠体12の中心には 巻回部12a及び鍔部12b,12cを貫通する貫通穴12dが同軸に形成され ている。一方(同図では上部)の鍔部12bには導電線14の両端部14a,1 4bを引き出して支持する一対の引出部16a,16bが形成されている。巻回 部12aと鍔部12b,12cはプラスチックにより一体に形成されている。導 電線14は絶縁被覆された断面円形の細い導電線からなる。
【0004】 内部コア部20は、中空部12dに挿嵌するボス部22と、ボス部22の一方 (同図では上側)の端部に同軸に設けられた蓋部24とからなる。蓋部24には 引出部16a,16bが嵌合する一対の切欠部24a,24bが形成されている 。ボス部22と蓋部24とは磁性圧粉成形体として一体に成形されている。外部 コア部30は内側に中空部32を形成した有底円筒形状の磁性圧粉成形体である 。中空部32は内部コイル部10及び内部コア部20を収容することのできる大 きさをしている。
【0005】 以上説明した内部コイル部10、内部コア部20及び外部コア部30は次のよ うにして組み立てられる。すなわち、外部コア30内に熱硬化性樹脂を予め充填 し、この外部コア30内に内部コア部20を嵌合したコイル部10を挿入し、そ の後これらを加熱する。外部コア30内の熱硬化性樹脂はこの加熱で硬化し、内 部コイル部10、内部コア部20及び外部コア部30は硬化した熱硬化性樹脂に より外部コア30内において一体的に固定される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、最近の電気機器、電子機器及びその部品に対する要求は、おしなべ て、軽薄短小にして且つ高性能、大容量そしてより安価にという傾向にある。当 然、ポット形インダクターに対する要求も全く同様のものがあり、小型にして且 つ高性能、比較的大電流が流せて、より安価にとの要求がある。
【0007】 しかし、従来のポット形インダクターは、コイル部10に巻回する導電線14 として断面円形の導電線を用いていたので、隣り合う導電線14の間に隙間が形 成されて、導電線14をある程度以上には密に巻回できず、巻回軸の長手方向の 長さを短くするのに限界があり、小型化に限界があった。 また、従来のポット形インダクターは、その外殻コア30が円柱状になってい たので転がり易く、何かに衝突したりまたは作業台等から落下して無用な衝撃を 受け、目に見えない欠陥を生じさせる虞れがあり、取扱いの点で問題があった。 また、従来のポット形インダクターは、導電線14を巻回するために軸となる プラスチック製の枠体(ボビン)12が必要であるが、この枠体12はコストの かかる射出成形で製造しなければならないので、コストダウンに限界があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案に係るインダクターは、絶縁被覆された偏平 導電線をその幅広平面が巻回軸に対してほゞ直角になるようにスパイラル状に巻 回し、中心に貫通穴を形成して成るコイルと、この貫通穴に挿嵌された磁性圧粉 成形体から成る内部コアと、この内部コアを挿嵌した前記コイルを収容している 略箱形の磁性圧粉成形体から成る外殻コアとを備えている。
【0009】 ここで、偏平導電線は平角線とも呼ばれ、偏平な帯状の導電線をいう。この偏 平導電線はスプリングマシン等を応用することによりその幅広平面が巻回軸に対 してほゞ直角になるようにスパイラル状に巻回してコイルとすることができる。 なお、外殻コアの形状は後述する第一、第二実施例の箱形形状に限定されるもの ではなく、転がり難い形状であればこれ以外の箱形形状であってもよい。
【0010】 また、前記外殻コアと前記内部コアとは、後述する第一実施例に示されている ように、夫々独立に成形されたものでもよいが、前記外殻コアが一対の外殻コア 片から成り、前記内部コアがこの外殻コア片の何れかと一体に成形されていても よい。また、後述する第二実施例に示されているように、前記外殻コアが一対の 外殻コア片から成り、前記内部コアが一対の内部コア片から成り、前記内部コア 片と前記外殻コア片が一体に成形されていてもよい。
【0011】
【作用】
本考案においては、絶縁被覆された偏平導電線をその幅広平面が巻回軸に対し てほゞ直角になるようにスパイラル状に巻回してコイルを形成しているので、隣 り合う偏平導電線の間が密着して隙間が形成されず、従って導電線が密に巻回さ れる。 また、本考案においては、偏平導電線をスプリングマシン等を用いて巻回させ ることができるので、導電線の巻回が機械化、自動化される。 また、本考案においては、スプリングマシン等によりスプリング製造の方式で 偏平導電線を巻回するので、導電線を巻き付けるための軸、すなわち従来のイン ダクターで用いられているようなプラスチック製のボビンが使用されない。 更に、本考案においては、外殻コアの形状を略箱形としたので、インダクター がどの方向に倒れても転動しない。
【0012】
【実施例】 図1は本考案の第一実施例に係るインダクターの分解斜視図、図2は本考案の 第一実施例に係るインダクターの外観を示す斜視図である。 これらの図において、40は偏平な導電線をその幅広平面が巻回軸の軸線に対 してほゞ直角になるようにスパイラル状に巻回して形成したコイルである。コイ ル40の中心には貫通穴42が前記巻回軸と同軸に形成されている。コイル40 の両端部40a,40bは真直ぐに且つ相互に平行に所定方向を向いて形成され ている。44は磁性圧粉成形体からなる円柱状のコアであり、コア44は貫通穴 42と略同一の直径及び長さを有し、コイル40の貫通穴42内に挿嵌されてい る。
【0013】 46は偏平な略箱形の外殻コアであり、外殻コア46は磁性圧粉成形体である 。外殻コア46の上部は開口して開口部46aとなり、下部の両角部は傾斜部4 6b,46cとなっている。コイル40とコア44は外殻コア46内に収容され ている。48a,48bはドーナツ状をしている一対のプラスチック製の絶縁板 であり、50はリボン状をしているプラスチック製の絶縁板である。51は円筒 状に丸めた絶縁紙である。コイル40の両端面(図1では左右の面)は絶縁板4 8a,48bによって外殻コア46から絶縁され、コイル40の外周面は絶縁板 50によって外殻コア46から絶縁されている。また、コイル40の内周面は絶 縁紙51によってコア44から絶縁されている。
【0014】 52は外殻コア46の開口部46aと同一形状のプラスチック製の蓋であり、 蓋52は外殻コア46の開口部44aに取り付けられている。蓋52の一方の対 角線上の対向する角部近傍には一対の角穴52a,52bが形成されている。角 穴52a,52bはコイル40の端部の断面と同一形状、すなわち狭幅の長方形 をしており、角穴52a,52bからはコイル40の端部40a,40bが蓋5 2の表側(図1、図2では上側)に突出させられている。
【0015】 蓋52の他方の対角線上の対向する角部近傍には一対の小さな穴52c,52 dが形成されている。54a,54bは電子回路へこのインダクターを取り付け るための取付補助ピンであり、取付補助ピン54a,54bは穴52c,52d を貫通して立設されている。56a,56bは直角に曲折された一対の小さな絶 縁紙片であり、絶縁紙片56a,56bはコイル40の両端部40a,40bを 外殻コア46から絶縁している。 なお、外殻コア46内の各部品は、従来技術におけると同様、熱硬化性樹脂に より外殻コア46内で一体化させられている。
【0016】 図3は本考案の第二実施例に係るインダクターの分解斜視図である。このイン ダクターは、前記した第一実施例に係るインダクターとその基本的な構成を同じ くしているが、内部コア44がその中心軸と直交する面で2分割されて内部コア 片58,58となり、外殻コア46が2分割されて外殻コア片60a,60bと なり、内部コア片58,58と外殻コア片60a,60bとが夫々一体に形成さ れている点で相違している。
【0017】
【考案の効果】
本考案においては、隣り合う偏平導電線の間に隙間が形成されずに完全に密着 し、導電線が密に巻回されるので、同一特性のものを得る場合にコイルの巻回軸 方向の長さを短くさせることができ、コイルを被覆する外殻コアをその分だけ小 さくさせることができ、従ってインダクターを小型化することができる。 また、本考案においては、コイルの製造を機械化、自動化することができるの で、コイルを大量に安価に製造することができ、従ってインダクターを安価に製 造することができる。 また、本考案においては、導電線を巻き付けるための軸を必要としないので、 従来のインダクターで用いられているようなプラスチック製のボビンを使用しな いですみ、その分のコストを掛けないですみ、従ってインダクターを安価に製造 することができる。 更に、本考案においては、インダクターがどの方向に倒れても転がらないので 、衝突や落下による不良の発生が皆無となり、インダクター自体及びこのインダ クターを使用した機器類の不良率の発生頻度を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一実施例に係るインダクターの分解
斜視図である。
【図2】本考案の第一実施例に係るインダクターの外観
を示す斜視図である。
【図3】本考案の第二実施例に係るインダクターの分解
斜視図である。
【図4】従来のポット形インダクターの一例の分解斜視
図である。
【符号の説明】
40 コイル 40a,40b 端部 42 貫通穴 44 コア 46 外殻コア 46a 開口部 46b,46c 傾斜部 48a,48b 絶縁板 50 絶縁板 51 絶縁紙 52 蓋 52a,52b 角穴 52c,52d 穴 54a,54b 取付補助ピン 56a,56b 絶縁紙片 58 内部コア片 60a,60b 外殻コア片

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁被覆された偏平導電線をその幅広平
    面が巻回軸に対してほゞ直角になるようにスパイラル状
    に巻回し、中心に貫通穴を形成して成るコイルと、この
    貫通穴に挿嵌された磁性圧粉成形体である内部コアと、
    この内部コアを挿嵌した前記コイルを収容している略箱
    形の磁性圧粉成形体である外殻コアとを備えていること
    を特徴とするインダクター。
  2. 【請求項2】 前記外殻コアと前記内部コアが夫々独立
    に形成されていることを特徴とする請求項1記載のイン
    ダクター。
  3. 【請求項3】 前記外殻コアが一対の外殻コア片から成
    り、前記内部コアがこの外殻コア片の何れかと一体に成
    形されていることを特徴とする請求項1記載のインダク
    ター。
  4. 【請求項4】 前記外殻コアが一対の外殻コア片から成
    り、前記内部コアが一対の内部コア片から成り、前記内
    部コア片と前記外殻コア片が一体に成形されていること
    を特徴とする請求項1記載のインダクター。
JP6722591U 1991-07-30 1991-07-30 インダクター Pending JPH0513016U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20000076821A (ko) * 1999-03-12 2000-12-26 무라타 야스타카 코일 및 표면 실장형 코일 부품
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