JP2552823Y2 - コモンモードチョークコイル - Google Patents
コモンモードチョークコイルInfo
- Publication number
- JP2552823Y2 JP2552823Y2 JP1991065836U JP6583691U JP2552823Y2 JP 2552823 Y2 JP2552823 Y2 JP 2552823Y2 JP 1991065836 U JP1991065836 U JP 1991065836U JP 6583691 U JP6583691 U JP 6583691U JP 2552823 Y2 JP2552823 Y2 JP 2552823Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- common mode
- mode choke
- winding
- coil
- holding portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電子装置に実装する閉
磁路コアを用いた電磁雑音防止用のコモンモードチヨー
クコイルに関する。
磁路コアを用いた電磁雑音防止用のコモンモードチヨー
クコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】電磁雑音防止用のコモンモードチョーク
コイル(以下コイルと称す)は、従来トロイダルコア
(以下コアと称す)を巻線間絶縁用中央仕切板を備えた
絶縁ケース(以下ケースと称す)に収納し、ケースの上
から2個の巻線を巻き回して巻線の4個の端部をコアの
軸方向と平行に同じ向きに引き出し、そのままコイルの
リード端子として配線基板に実装されていた。
コイル(以下コイルと称す)は、従来トロイダルコア
(以下コアと称す)を巻線間絶縁用中央仕切板を備えた
絶縁ケース(以下ケースと称す)に収納し、ケースの上
から2個の巻線を巻き回して巻線の4個の端部をコアの
軸方向と平行に同じ向きに引き出し、そのままコイルの
リード端子として配線基板に実装されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来のコイルは、巻線
の端部を所要の配列で引き出すことが難しく、配列が狂
い易く、また外形状のバラツキがあるので、自動装着機
を適用できない欠点があった。
の端部を所要の配列で引き出すことが難しく、配列が狂
い易く、また外形状のバラツキがあるので、自動装着機
を適用できない欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案のコモンモードチ
ョークコイルは、絶縁塗膜付のロ字形コアの対向辺に直
接巻線を施したコイル素子を上面開口の箱形絶縁容器に
収納してなり、絶縁容器には四隅の側壁にピン端子を上
下に貫設し、内底にコアの中央孔に挿通できる中央仕切
板を設け、絶縁樹脂をコアの中央孔に充填してコイルを
固定し、巻線の端部をピン端子の上端の狭持部に通して
半田付けで接続することを特徴とする。
ョークコイルは、絶縁塗膜付のロ字形コアの対向辺に直
接巻線を施したコイル素子を上面開口の箱形絶縁容器に
収納してなり、絶縁容器には四隅の側壁にピン端子を上
下に貫設し、内底にコアの中央孔に挿通できる中央仕切
板を設け、絶縁樹脂をコアの中央孔に充填してコイルを
固定し、巻線の端部をピン端子の上端の狭持部に通して
半田付けで接続することを特徴とする。
【0005】即ち本考案は、表面に絶縁処理を施したロ
字形コアの対向辺に巻線をそれぞれ巻き回したコイル素
子と、上面開口の箱形であってその四隅に上端部に狭持
部を形成したピン端子を上下に突出させて一体に設ける
と共に、収納凹部の内底に巻線間絶縁用中央仕切板を設
けた箱形絶縁容器とからなり、前記コイル素子を前記収
納凹部に収納し、絶縁樹脂を少なくとも前記ロ字形コア
の中央孔に充填して固着し、前記巻線の端部を前記狭持
部に接続してなることを特徴とするコモンモードチョー
クコイルである。
字形コアの対向辺に巻線をそれぞれ巻き回したコイル素
子と、上面開口の箱形であってその四隅に上端部に狭持
部を形成したピン端子を上下に突出させて一体に設ける
と共に、収納凹部の内底に巻線間絶縁用中央仕切板を設
けた箱形絶縁容器とからなり、前記コイル素子を前記収
納凹部に収納し、絶縁樹脂を少なくとも前記ロ字形コア
の中央孔に充填して固着し、前記巻線の端部を前記狭持
部に接続してなることを特徴とするコモンモードチョー
クコイルである。
【0006】
【作用】箱形絶縁容器は、所要の配列にリード端子を維
持し、コイルの整列、つかみ上げを可能にする。容器の
中央仕切板は巻線間を絶縁し、絶縁樹脂とでコイル素子
を容器に固定する。
持し、コイルの整列、つかみ上げを可能にする。容器の
中央仕切板は巻線間を絶縁し、絶縁樹脂とでコイル素子
を容器に固定する。
【0007】
【実施例】図1に本考案のコモンモードチョークコイル
の斜視図を示し、及び図2に本考案のコモンモードチョ
ークコイルの分解斜視図を示す。図1、図2において、
箱形絶縁容器1は、電気絶縁材で作られた上面開口で、
やや肉厚の側壁を有するものであり、収納凹部2の内底
の中央部に開口面までの高さに中央仕切板3を一体に設
け、さらに四隅に側壁を上下に貫いて基板実装面は径が
丸いピン端子4と上面の形状が平板状の狭持部5を一体
的に設けたものである。収納凹部2は、後述するコイル
素子6を収納できる深さであり、中央仕切板3はロ字形
コア7の中央孔に挿通できる寸法である。ピン端子4
は、棒状導体の上端部を平につぶしたもの、または短冊
状導体を中途から下部を円筒形に成形したもので、さら
に上端の板部分に、誇張して図示したように、巻線端部
挿通孔と上端面から挿通孔に至る上開きスリットとから
なる狭持部5を形成したものである。狭持部5は、実際
には挿通孔の直径が巻線材の直径とほぼ同じか僅かに大
きい寸法であり、スリットの最小幅が巻線機の直径より
僅かに小さい寸法に設定されている。
の斜視図を示し、及び図2に本考案のコモンモードチョ
ークコイルの分解斜視図を示す。図1、図2において、
箱形絶縁容器1は、電気絶縁材で作られた上面開口で、
やや肉厚の側壁を有するものであり、収納凹部2の内底
の中央部に開口面までの高さに中央仕切板3を一体に設
け、さらに四隅に側壁を上下に貫いて基板実装面は径が
丸いピン端子4と上面の形状が平板状の狭持部5を一体
的に設けたものである。収納凹部2は、後述するコイル
素子6を収納できる深さであり、中央仕切板3はロ字形
コア7の中央孔に挿通できる寸法である。ピン端子4
は、棒状導体の上端部を平につぶしたもの、または短冊
状導体を中途から下部を円筒形に成形したもので、さら
に上端の板部分に、誇張して図示したように、巻線端部
挿通孔と上端面から挿通孔に至る上開きスリットとから
なる狭持部5を形成したものである。狭持部5は、実際
には挿通孔の直径が巻線材の直径とほぼ同じか僅かに大
きい寸法であり、スリットの最小幅が巻線機の直径より
僅かに小さい寸法に設定されている。
【0008】コイル素子6は、絶縁塗膜を施したロ字形
コア7の対向する二辺に巻線8を、それぞれ巻き回した
コモンモードチョークである。巻線8の巻線部分がほぼ
直線状であり、しかもコアに巻線を施す時は中央仕切板
のない中央孔を通すので、トロイダルコアの場合に比べ
て巻回作業が容易である。
コア7の対向する二辺に巻線8を、それぞれ巻き回した
コモンモードチョークである。巻線8の巻線部分がほぼ
直線状であり、しかもコアに巻線を施す時は中央仕切板
のない中央孔を通すので、トロイダルコアの場合に比べ
て巻回作業が容易である。
【0009】箱形絶縁容器1の収納凹部2に、コア7の
中央孔に中央仕切板3を挿通してコイル素子6を収納
し、中央仕切板3の両側に絶縁樹脂(例えばシリコン樹
脂)9をほぼ一杯に充填し固化させてコイル素子6を絶
縁容器1に固定する(図1参照)。巻線8の端部をピン
端子4と一体の狭持部5に通して半田付を行い、コモン
モードチョークコイルが出来上がる。巻線材の絶縁皮膜
は半田付の際の熱で剥離するので、からげ作業なしで巻
線8の端部を狭持部5に導通接続できる。
中央孔に中央仕切板3を挿通してコイル素子6を収納
し、中央仕切板3の両側に絶縁樹脂(例えばシリコン樹
脂)9をほぼ一杯に充填し固化させてコイル素子6を絶
縁容器1に固定する(図1参照)。巻線8の端部をピン
端子4と一体の狭持部5に通して半田付を行い、コモン
モードチョークコイルが出来上がる。巻線材の絶縁皮膜
は半田付の際の熱で剥離するので、からげ作業なしで巻
線8の端部を狭持部5に導通接続できる。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば、ロ字形コアを用いるの
で、巻線の際は中央仕切板なしで作業が出来、従来より
巻回作業が容易で巻回作業の工数が少なくてすみ、ピン
端子を貫設した絶縁容器を用いるので、外形状とリード
端子の配列が常に一定に決められるので、したがって自
動化比率を高くできて生産性が良く、自動装着機に対応
できる優れたコモンモードチョークコイルを提供でき
る。
で、巻線の際は中央仕切板なしで作業が出来、従来より
巻回作業が容易で巻回作業の工数が少なくてすみ、ピン
端子を貫設した絶縁容器を用いるので、外形状とリード
端子の配列が常に一定に決められるので、したがって自
動化比率を高くできて生産性が良く、自動装着機に対応
できる優れたコモンモードチョークコイルを提供でき
る。
【図1】本考案によるコモンモードチョークコイルの一
実施例を示す外観図。
実施例を示す外観図。
【図2】本考案によるコモンモードチョークコイルの分
解斜視図。
解斜視図。
1 (箱形)絶縁容器 2 収納凹部 3 中央仕切板 4 ピン端子 5 狭持部 6 コイル素子 7 (ロ字形)コア 8 巻線 9 絶縁樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】 表面に絶縁処理を施したロ字形コアの対
向辺に巻線をそれぞれ巻き回したコイル素子と、上面開
口の箱形であってその四隅に上端部に狭持部を形成した
ピン端子を上下に突出させて一体に設けると共に、収納
凹部の内底に巻線間絶縁用中央仕切板を設けた箱形絶縁
容器とからなり、前記コイル素子を前記収納凹部に収納
し、絶縁樹脂を少なくとも前記ロ字形コアの中央孔に充
填して固着し、前記巻線の端部を前記狭持部に接続して
なることを特徴とするコモンモードチョークコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991065836U JP2552823Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | コモンモードチョークコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991065836U JP2552823Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | コモンモードチョークコイル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511424U JPH0511424U (ja) | 1993-02-12 |
JP2552823Y2 true JP2552823Y2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=13298506
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991065836U Expired - Lifetime JP2552823Y2 (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | コモンモードチョークコイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2552823Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7326979B2 (ja) * | 2018-12-21 | 2023-08-16 | スミダコーポレーション株式会社 | コイル部品 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6032736Y2 (ja) * | 1979-05-24 | 1985-09-30 | 日本電気株式会社 | 端子板塔載型変成器 |
JP3038605U (ja) * | 1996-12-10 | 1997-06-24 | 博俊 樋口 | 弾力性のある敷き床 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP1991065836U patent/JP2552823Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0511424U (ja) | 1993-02-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |