JP2003188029A - ドラム型コア - Google Patents

ドラム型コア

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JP2003188029A JP2001389282A JP2001389282A JP2003188029A JP 2003188029 A JP2003188029 A JP 2003188029A JP 2001389282 A JP2001389282 A JP 2001389282A JP 2001389282 A JP2001389282 A JP 2001389282A JP 2003188029 A JP2003188029 A JP 2003188029A
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俊則 岡本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型、高電圧の使用に耐えるドラム型コアを提
供する。 【解決手段】それぞれ異なる材料で形成されている、コ
イル2を卷回するコイル支持軸1cの一方の端にフラン
ジ1が一体的に形成されたコイル支持軸―フランジA
と、嵌合孔3bを備えた他方のフランジ3から形成さ
れ、嵌合孔3bにコイル支持軸1cの他方の端1dが嵌
入される。コイル支持軸―フランジAは透磁率と飽和磁
束密度が他方のフランジ3よりも高く、他方のフランジ
3は表面電気抵抗が前記コイル支持軸―フランジAより
も高い。コイル支持軸―フランジAの面1aを除く各面
には、耐熱性のエポキシ系樹脂5が塗布されている。孔
3c、3dには耐熱性のエポキシ系樹脂等が塗布され、
そこにはコイル2の一方の端2aと他方の端2bが他方
のフランジ3の外側を通り、それぞれ卷回されている端
子ピン4a、4bが立設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波コイルなど
に用いるドラム型コアに関し、更に詳しくは、その巻芯
部にボビンを用いなくても絶縁性を高め、コイル線材の
損傷を防止できるようにしたドラム型コアに関する。
【0002】
【従来の技術】中央の小径巻芯部の両端に大径のフラン
ジ部を設けたフェライト・ドラム型コアは従来周知であ
り、その中央巻芯部に線材が巻装されて高周波変成器や
高周波コイル等に広く使用されている。従来のドラム型
コアは、通常、中央の巻芯部と両端に位置するフランジ
部とが連続一体化された構造であった。
【0003】このような形状のドラム型コアは、プレス
成型機では直接成型できないため、まずフェライト円柱
体を成型し、次いでその中央部を芯無研削装置などを用
いて外周研削することによって製作している。使用する
砥石車の形状の制限を受け、ドラム型コアのフランジ部
内側端縁は断面ほぼ直角の形状をなしていた。
【0004】中央の小径巻芯部に施した巻線の線材端末
はそのまま引き出され、磁心やベース部材に取り付けら
れている端子ピンなどに絡げて半田付け接続されること
が多い。従来のドラム型コアでは、フランジ部内側端縁
の角部に、巻線した線材端末が当接して絶縁被膜に傷が
付いたり剥離が生じたりする虞れがあった。
【0005】特に磁心材料としてマンガン−亜鉛系の材
料を用いた場合には、その表面抵抗が非常に小さいため
線材に僅かでも傷が付くと短絡事故が生じてしまう。マ
ンガン−亜鉛系フェライトは従来高周波領域で用いられ
ていたニッケル−亜鉛系フェライトにない独特の電気的
特性を有しており、それを利用しようとすると上記のよ
うな絶縁性の悪い点が大きな問題となる。
【0006】電気絶縁性を改善するために磁心の表面に
ワニス処理などを施すこともなされてきたが、フランジ
の角部にはワニスが付着し難く、絶縁処理が不完全とな
るため前記のような短絡事故の発生を完全に防止できな
かった。上記のような従来技術の欠点を解消し、マンガ
ン−亜鉛系フェライトのような表面電気抵抗の小さい材
質の磁心を用いても線材の絶縁不良が生じないようにし
たドラム型コアとして、実公平6−35445号公報に
開示されているドラム型コアがある。
【0007】前記実公平6−35445号公報に開示さ
れているドラム型コアでは、特にマンガン−亜鉛系フェ
ライトのように表面電気抵抗の低い材質を用いた場合に
有効である。係る発明では、巻線は樹脂ボビン上に施さ
れ、その端末は樹脂ボビンのフランジ部分の折り曲げ延
長部に沿って引き出される。通常は外部の端子ピンなど
に絡げて半田付け接続される。
【0008】図9、図10は、前記従来のドラム型コア
の一実施例を示す分解斜視図と断面図である。このドラ
ム型コアは、小径巻芯部110の一端に円板状の大径フ
ランジ部112が連続一体的に形成された片フランジ型
磁心114と、その巻芯部110に嵌装される特殊形状
の樹脂ボビン116と、前記巻芯部110の他端に嵌合
固定される他方のフランジ118とから構成される。
【0009】片フランジ型磁心114及び他方のフラン
ジ118は、例えばマンガン−亜鉛系フェライトの焼結
体である。これら片フランジ型磁心114及び他方のフ
ランジ118は、従来技術と異なり、プレス成型機によ
って容易に所定の最終製品形状に圧縮成型される。従っ
て外周研削工程は不要となる。
【0010】樹脂ボビン116は、極く薄肉の合成樹脂
で一体成型されたものである。その両フランジ部分11
6aは外径が前記片フランジ型磁心114のフランジ部
112の外径、あるいは他方のフランジ118の外径に
ほぼ一致するか、もしくはそれよりもやや大きめの形状
である。
【0011】そして、両フランジ部分116aの外周縁
に連続するように円環状の折り曲げ延長部116bを一
体的に外向きに形成し、該折り曲げ延長部116bが前
記片フランジ型磁心114のフランジ部内側端縁角部、
および他方のフランジ118の端縁角部を覆うようにし
てある。
【0012】樹脂ボビン116に巻線20を卷回した後
に前記巻芯部110に樹脂ボビン116を嵌装した後、
他方のフランジ118を嵌め込み接着剤などを用いて固
定すればドラム型コアが得られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】係る方法では、巻線を
行なう部分及び巻線端末を引き出す部分を樹脂ボビンで
覆うことで磁心がマンガン−亜鉛系フェライトのように
表面電気抵抗が小さい材質であっても絶縁不良の発生を
防止している。しかし、一方樹脂ボビンが必要になり、
コストの増加と共に、樹脂ボビンが占めるスペースにコ
イルを卷回できない。この結果、スペース効率が減少
し、特に、小型のドラム型コアには不適当である。
【0014】本発明は係る問題を解決して、小型のドラ
ム型コアにも適用できるうえに、高電圧での使用に耐え
るドラム型コアを提供することを目的としてなされたも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために請求項1記載のドラム型コアでは、コイルを
卷回するコイル支持軸の両端におけるフランジの一方が
前記コイル支持軸の一方の端に一体的に形成された構造
のコイル支持軸―フランジと、他方のフランジの嵌合孔
に前記コイル支持軸の他方の端が嵌入されるドラム型コ
アにおいて、前記コイル支持軸―フランジと他方のフラ
ンジとを異なる材料で形成したことを特徴とする。
【0016】請求項2記載のドラム型コアでは、前記コ
イル支持軸―フランジは、透磁率と飽和磁束密度が前記
他方のフランジよりも高く、前記他方のフランジは表面
電気抵抗が前記コイル支持軸―フランジよりも高いこと
を特徴とする。
【0017】請求項3記載のドラム型コアでは、前記コ
イル支持軸―フランジはマンガン−亜鉛系フェライトか
らなり、前記他方のフランジはニッケル−亜鉛系又はマ
グネシウム−亜鉛系フェライトからなることを特徴とす
る。
【0018】請求項4記載のドラム型コアでは、前記コ
イル支持軸―フランジは、前記コイル支持軸の一方の端
に一体的に形成されたフランジの外面を除く各面にエポ
キシ樹脂が塗布されていることを特徴とする。
【0019】請求項5記載のドラム型コアでは、他方の
フランジ側にコイル端子を設けてなることを特徴とす
る。
【0020】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3は、本発明の実
施の形態におけるドラム型コアのそれぞれ斜視図、組み
立て図、断面図である。以下各図を用いて本発明につい
て説明する。
【0021】コイル2を卷回するコイル支持軸1cの一
方の端にフランジ1が一体的に形成された構造のコイル
支持軸―フランジAと、嵌合孔3bを備えた他方のフラ
ンジ3を有し、該フランジ3の嵌合孔3bに前記コイル
支持軸1cの他方の端1dが嵌入されてドラム型コアが
構成される。
【0022】前記フランジ3の嵌合孔3bが形成されて
いる側3aと反対側の面3eには端子ピン4a、4bが
立設される孔3c、3dが形成されている。
【0023】コイル支持軸―フランジAと他方のフラン
ジ3とは、それぞれ異なる材料で形成されていて、前記
コイル支持軸―フランジAは透磁率と飽和磁束密度が前
記他方のフランジ3よりも高く、他方のフランジ3は表
面電気抵抗が前記コイル支持軸―フランジAよりも高
い。
【0024】前記コイル支持軸―フランジAは、例えば
透磁率が略2000、飽和磁束密度が略500mTのマ
ンガン−亜鉛系フェライト、前記他方のフランジ3は、
例えば透磁率が略400乃至600、飽和磁束密度が略
300乃至350mTと、それぞれ小さく、表面電気抵
抗が略108Ωcmと高いニッケル−亜鉛系又はマグネ
シウム−亜鉛系フェライトである。
【0025】前記コイル支持軸―フランジAは、前記コ
イル支持軸1cの一方の端に一体的に形成された前記フ
ランジ1の外側の面1aを除く各面には絶縁耐圧を増加
するために耐熱性のエポキシ系樹脂5が10乃至100
μmの厚さで塗布されている。該厚さはエポキシ系樹脂
5の種類、絶縁耐圧の大きさなどにより適宜決定され
る。
【0026】エポキシ系樹脂5が塗布されているコイル
支持軸―フランジAのコイル支持軸1cにコイル2が卷
回される。他方のフランジ3の嵌合孔3bには、コイル
2が卷回されたコイル支持軸1cの他方の端1dが嵌入
されている。
【0027】前記フランジ3の嵌合孔3bが形成されて
いる側3aと反対側の面3eに形成された孔3c、3d
には耐熱性のエポキシ系樹脂等が接着剤として塗布さ
れ、端子ピン4a、4bがそれぞれ立設されている。コ
イル2の一方の端2aと他方の端2bは他方のフランジ
3の外側を通り、端子ピン4a、4bに、それぞれ卷回
されている。
【0028】図4は、図2におけるコイル支持軸―フラ
ンジAと他方のフランジ3の断面図である。フランジ3
の嵌合孔3bは、底部7を有し、該底部7と嵌合孔3b
の側壁には耐熱性のエポキシ系樹脂10が塗布されてい
る。係る耐熱性のエポキシ系樹脂10は、絶縁耐圧を増
加するために塗布された耐熱性のエポキシ系樹脂5と同
一の材料でよい。
【0029】この結果、コイル支持軸―フランジAは表
面電気抵抗が小さい材質であっても高耐圧化が可能とな
る。又、コイルを巻くボビンが必要でなく、透磁率と飽
和磁束密度が大きいので小型化に適していると共に、コ
ストの低減が図れる。
【0030】又、他方のフランジ3は、高抵抗なので絶
縁耐圧を増加するための耐熱性のエポキシ系樹脂5が必
要でなく、接着剤で簡単に一体化されて、ドラム型コア
が形成される。
【0031】図5、図6、図7は、本発明の他の実施形
態を示す図である。図5、図6、図7において、エポキ
シ系樹脂5が塗布されている前記コイル支持軸―フラン
ジA、他方のフランジ3の嵌合孔3b、用いるエポキシ
系樹脂5、接着剤10は同一であり説明を省略する。
【0032】図5は、他方のフランジ3に端子板4c、
4dを接着剤6で接着した実施形態である。前記コイル
2の一方の端2aと他方の端2bは他方のフランジ3の
外側を通り、他方のフランジ3の外面3eに接着された
端子板4c、4dに、それぞれ卷回されている。
【0033】この結果、他方のフランジ3を形成する金
型は、孔3c、3dを設ける必要がなくなり金型のコス
トが低減すると共にドラム型コアの高さが低くなり、表
面実装型のドラムコアが得られる。。
【0034】図6は、他方のフランジ3の周縁3fから
直接コイルを引き出した実施形態である。周縁3fには
接着剤6が塗布されていてコイル2a、2bの端が固定
される。
【0035】係る実施形態は、コイル2が太い場合に有
効であって、この結果、端子ピン4a、4bが不要にな
り、コストの低減に寄与する。
【0036】図7は、前記ドラム型コアの他方のフラン
ジ3を収納する、例えばプラスチックからなるベース9
を用いた実施形態である。前記ベース9には、該ベース
9を図示していない基板に固定するべース9周囲に設け
られた、例えば4脚の脚(8a、8bのみ図示)と、他
方のフランジ3を収納する底部16の形成された凹部1
5が具備されていて、その底部には端子ピン4a、4b
が立設されている。
【0037】通常、コイル支持軸―フランジAと他方の
フランジ3を接合した後コイルが巻回されるが、コイル
支持軸―フランジAのコイル支持軸1cにあらかじめ巻
回しておいたコイル2をはめた後で前記コイル支持軸1
cの先端1dを他方のフランジ3嵌合孔3bと接着する
ことも工程を分離でき、効率をあげるために有効であ
る。前記コイル2の一方の端2aと他方の端2bは他方
のフランジ3とベース9の外側を通り、底部に形成され
た端子ピン4a、4bに、それぞれ卷回されている。
【0038】この結果、コイルのはんだ付け部とコア部
がベースを介して離れているので、コイルのはんだ付け
時に直接コアが熱衝撃を受けない為、特に大型のドラム
コアではこのベースタイプが有効である。
【0039】このように、本発明のドラム型コアによれ
ば他方のフランジを表面電気抵抗が高い材料で構成する
ことにより、他方のフランジ側にコイル端子を設けても
絶縁不良の心配がない。
【0040】図8は、前記コイル支持軸―フランジAの
製造方法を説明する図である。一定速度で回転可能なサ
ンプル支持台12の上に前記コイル支持軸―フランジA
におけるフランジ1の外側の面1aを下にして載せる。
前記コイル支持軸―フランジAの上方には絶縁耐圧を増
加するために耐熱性のエポキシ系樹脂5を噴霧塗布する
噴霧器13が設けられている。
【0041】エポキシ系樹脂5は噴霧可能なように適宜
希釈されていて、噴霧器13から前記希釈液14をコイ
ル支持軸―フランジAの上方から噴霧し、前記希釈液1
4が10乃至100μmの厚さで塗布された時に噴霧が
停止される。噴霧時間はエポキシ系樹脂5の種類、希釈
率、絶縁耐圧の大きさなどにより適宜決定される。
【0042】エポキシ系樹脂5の噴霧後、乾燥してから
前記コイル支持軸―フランジAをサンプル支持台12か
ら外す。該サンプル支持台12は、回転以外に水平移動
であってもよく、係る場合には噴霧器13は、そこから
噴霧される前記希釈液14がコイル支持軸―フランジA
に一様に噴霧されるように配設する。
【0043】
【発明の効果】本発明のドラム型コアによれば、コイル
支持軸―フランジと他方のフランジを分割構造としたこ
とにより、金型による成形加工が可能でフランジ内面を
平滑になすことができ、この結果、巻線時リード線の被
覆に傷をつけることがなく、絶縁不良をなくすことがで
きる。
【0044】又、コイル支持軸―フランジと他方のフラ
ンジをそれぞれ異なる材料で形成し、前記コイル支持軸
―フランジは透磁率と飽和磁束密度が前記他方のフラン
ジよりも高く、前記他方のフランジは表面電気抵抗が前
記コイル支持軸―フランジよりも高く、前記コイル支持
軸―フランジには、前記コイル支持軸の一方の端に一体
的に形成されたフランジの外面を除く各面にエポキシ樹
脂が塗布されていることにより、コイルを卷回するボビ
ンの必要がない、小型、高耐圧のドラム型コアを実現で
きる。
【0045】さらに他方のフランジを表面電気抵抗が高
い材料で構成することにより、他方のフランジ側にコイ
ル端子を設けても絶縁不良の心配がないドラム型コアを
提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるドラム型コアの斜
視図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるドラム型コアの組
み立て図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるドラム型コアの断
面図である。
【図4】図2における前記コイル支持軸―フランジと他
方のフランジの断面図である。
【図5】他方のフランジに端子板を接着剤で接着した実
施形態である。
【図6】他方のフランジの孔に巻線コイルの両端を貫通
させた実施形態である。
【図7】他方のフランジに端子ピンを立設する孔を設け
ず、前記ドラム型コアの他方のフランジを収納するベー
スを用いた実施形態である。
【図8】前記コイル支持軸―フランジの製造方法を説明
する図である。
【図9】従来のドラム型コアの分解斜視図である。
【図10】従来のドラム型コアの断面図である。
【符号の説明】
1、3 フランジ 1c コイル支持軸 2 コイル 2a、2b コイル端 3b 嵌合孔 3c、3d 孔 4a、4b 端子ピン 5、10 エポキシ系樹脂 7 底部 9 べース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルを卷回するコイル支持軸の両端にお
    けるフランジの一方が前記コイル支持軸の一方の端に一
    体的に形成された構造のコイル支持軸―フランジと、他
    方のフランジの嵌合孔に前記コイル支持軸の他方の端が
    嵌入されるドラム型コアにおいて、前記コイル支持軸―
    フランジと他方のフランジとを異なる材料で形成したこ
    とを特徴とするドラム型コア。
  2. 【請求項2】前記コイル支持軸―フランジは、透磁率と
    飽和磁束密度が前記他方のフランジよりも高く、前記他
    方のフランジは表面電気抵抗が前記コイル支持軸―フラ
    ンジよりも高いことを特徴とする請求項1に記載のドラ
    ム型コア。
  3. 【請求項3】前記コイル支持軸―フランジはマンガン−
    亜鉛系フェライトからなり、前記他方のフランジはニッ
    ケル−亜鉛系又はマグネシウム−亜鉛系フェライトから
    なることを特徴とする請求項1又は2に記載のドラム型
    コア。
  4. 【請求項4】前記コイル支持軸―フランジは、前記コイ
    ル支持軸の一方の端に一体的に形成されたフランジの外
    面を除く各面にエポキシ樹脂が塗布されていることを特
    徴とする請求項1に記載のドラム型コア。
  5. 【請求項5】他方のフランジ側にコイル端子を設けてな
    る請求項1に記載のドラム型コア。
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