JPH0510243Y2 - - Google Patents

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JPH0510243Y2
JPH0510243Y2 JP10777585U JP10777585U JPH0510243Y2 JP H0510243 Y2 JPH0510243 Y2 JP H0510243Y2 JP 10777585 U JP10777585 U JP 10777585U JP 10777585 U JP10777585 U JP 10777585U JP H0510243 Y2 JPH0510243 Y2 JP H0510243Y2
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JP
Japan
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magnetic head
magnetic
shield case
externally induced
noise
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はオーデイオ機器に用いる磁気ヘツドに
関する。
〔従来の技術〕
第5図ないし第7図はオーデイオ製品、例えば
テープレコーダの録音再生用に用いられる従来の
磁気ヘツドを示し、第5図は斜視図で、図におい
て、1はシールドケースで、このシールドケース
1は磁性材料により角柱状に形成され、磁気テー
プ摺接面に角状の窓部2が穿設されている。第6
図は断面図で、図において、3は磁性材料から成
るほぼコ字状に形成された一対の磁気コア、4は
ボビンで、このボビン4は合成樹脂等により両端
部に端子5を埋設した鍔部4aを設けて角筒状に
形成され、胴部4bにはコイル6が巻回されてい
る。このボビン4に前記磁気コア3の後端部3a
の一部を挿入し、両磁気コア3を突き合わせて一
体化し、磁気コア3の先端部にはフロントギヤツ
プ7を形成し、磁気コア3、ボビン4等から成る
組立体を構成している。その後、前記組立体を前
記シールドケース1内に挿入し、樹脂を注入して
乾燥し、磁気テープ摺接面を研摩して磁気ヘツド
を完成している。
以上のように、従来の磁気ヘツドはフロントギ
ヤツプ7をセンタにして、磁気コア3、コイル6
等の全ての構成部品が左右対称になつていること
から、磁気ヘツドの前方または後方からの外部誘
導磁界は左右の磁気コア3,3に均等に流れて打
ち消され、第7図に示すように、フロントギヤツ
プ7側、および後部ギヤツプ(図示せず)側から
の外部誘導ノイズの影響を少なくしている。した
がつて、図に示すように磁気ヘツド8に対してノ
イズ発生源9が斜め横にある場合は外部誘導ノイ
ズの影響は大きくなる構造となつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のように、従来の磁気ヘツドはフロントギ
ヤツプ7側、および後部ギヤツプ(図示せず)側
からの外部誘導ノイズの影響が最も少なくなる。
しかし、磁気ヘツドをテープレコーダ等に組み込
んだ場合、磁気ヘツドの前方はカセツト挿入口で
あり、通常、ノイズ発生源となるモータ等は、磁
気ヘツド8の斜め方向に設けられている。したが
つて、外部誘導ノイズの影響が大きい条件下で磁
気ヘツド8を取り付けることになり、外部誘導ノ
イズの影響を強く受けるという問題点があつた。
本考案の目的は、テープレコーダ等のノイズ発
生源が磁気ヘツドのフロントギヤツプに対して斜
め方向に取り付けられる場合において、磁気ヘツ
ドに外部誘導ノイズの影響を少なくすることにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記のような問題点を解決するために、本考案
の磁気ヘツドではシールドケースの媒体摺接面の
一部に凸部を設けて左右非対称とし、この凸部を
ノイズ発生方向に対応させた。
〔作用〕
本考案の磁気ヘツドでは、外部誘導ノイズの指
向性がノイズ発生源方向に変り、ノイズ発生源方
向からの外部誘導磁界の影響が減少する。
〔実施例〕
以下に本考案の詳細を図示した実施例により説
明する。
第1図ないし第4図は本考案の磁気ヘツドの一
実施例を示し、第1図は斜視図である。図におい
て、11はシールドケースで、このシールドケー
ス11は磁性材料により角柱状に形成され、上面
の磁気テープ摺接面に正方形状の窓部12と、金
型のノツチを調整してシールドケース1の加工時
に一体形成されたクサビ状の凸部13とが設けら
れている。
第2図は断面図で、図において、14は合成樹
脂等により角筒状に形成されたボビンで、両端部
に棒状の端子15を埋設した鍔部14aを有して
いる。またボビン14の胴部14bにはコイル1
6が巻回されている。このボビン14に磁性材料
にてほぼコ字状に形成された一対の磁気コア17
の後端部17aの一部を鍔部14aから挿入し、
後部ギヤツプ(図示せず)とフロントギヤツプ1
8とを形成して組立体を構成している。この組立
体を前記シールドケース11の窓部12に磁気コ
ア17のフロントギヤツプ18を露出させて挿入
した後に、樹脂を注入している。
次いで、第3図に示すように、磁気ヘツドのフ
ロントギヤツプ18に対してA−A′線に沿つて
非対称となるように磁気テープ摺接面を研摩して
磁気ヘツドを形成している。
なお、シールドケース11の磁気テープ摺接面
に設ける凸部13は、フロントギヤツプ18に対
して必要に応じて左右どちらに形成してもよい。
第4図は本考案の磁気ヘツドの外部誘導磁界の
指向性を示し、19は磁気ヘツドで、シールドケ
ース11の凸部13を設けた方向またはその反対
方向からの外部誘導磁界の影響が最小となつてい
る。これは、凸部13を設けることによりシール
ドケース11が左右非対称となり、かつ、凸部1
3側のシールド効果が増すためである。したがつ
て、この磁気ヘツドをテープレコーダ等に組み込
んだ場合、第4図に示すように、シールドケース
11の凸部13方向にあるノイズ発生源20の外
部誘導ノイズの影響を少なくすることができる。
なお、前記凸部13の形成位置またはその突出
量を変えることにより、外部誘導磁界の指向性を
任意に変更することができる。
〔考案の効果〕
上記のように、本考案の磁気ヘツドによれば、
シールドケースの媒体摺接面の一部に凸部を設け
て左右非対称とし、この凸部をノイズ発生源方向
に対応させたことから、外部誘導磁界の指向性を
変えることができ、外部誘導ノイズの影響の少な
い磁気ヘツドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す磁気ヘツドの
斜視図、第2図は第1図に示した磁気ヘツドの断
面図、第3図は第1図に示した磁気ヘツドの研摩
位置を示す断面図、第4図は第1図に示した磁気
ヘツドの外部誘導磁界の指向性を示す図、第5図
は従来の磁気ヘツドの斜視図、第6図は第5図に
示した磁気ヘツドの断面図、第7図は第5図に示
した磁気ヘツドの外部誘導磁界の指向性を示す図
である。 図において、11……シールドケース、12…
…窓部、14……ボビン、15……端子、16…
…コイル、17……磁気コア、18……フロント
ギヤツプ、19……磁気ヘツド、20……ノイズ
発生源である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一対のほぼコ字状のコアにコイルを装着し、こ
    のコアをシールドケースに収納して成る磁気ヘツ
    ドにおいて、 前記シールドケースの媒体摺接面の一部に凸部
    を設けて左右非対称とし、この凸部をノイズ発生
    源方向に対応させたことを特徴とする磁気ヘツ
    ド。
JP10777585U 1985-07-15 1985-07-15 Expired - Lifetime JPH0510243Y2 (ja)

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JP10777585U JPH0510243Y2 (ja) 1985-07-15 1985-07-15

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JPS6218811U JPS6218811U (ja) 1987-02-04
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