JPH05282616A - 磁気記録再生素子およびこれを用いた記録装置 - Google Patents
磁気記録再生素子およびこれを用いた記録装置Info
- Publication number
- JPH05282616A JPH05282616A JP7692692A JP7692692A JPH05282616A JP H05282616 A JPH05282616 A JP H05282616A JP 7692692 A JP7692692 A JP 7692692A JP 7692692 A JP7692692 A JP 7692692A JP H05282616 A JPH05282616 A JP H05282616A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録再生装置において、製造コストを上
昇させず、形状効果特性を劣化させないで、外部誘導ノ
イズを改善することを目的とする。 【構成】 窓幅Ｗを３±１mmとしたシールドケース１１
と、磁気テープ１２との接触角θ1 を２０度以下に形成
した斜面Ａ1 を有する磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれ
とを具備してなる構成。
昇させず、形状効果特性を劣化させないで、外部誘導ノ
イズを改善することを目的とする。 【構成】 窓幅Ｗを３±１mmとしたシールドケース１１
と、磁気テープ１２との接触角θ1 を２０度以下に形成
した斜面Ａ1 を有する磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれ
とを具備してなる構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は磁気記録再生素子およ
びこれを用いた記録装置、特に磁気媒体に情報を記録し
たり再生したりする磁気記録再生装置の電磁変換素子に
関するものである。
びこれを用いた記録装置、特に磁気媒体に情報を記録し
たり再生したりする磁気記録再生装置の電磁変換素子に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は従来例の電磁変換素子、特に外部
誘導ノイズ改善ヘッド（以下磁気ヘッドという）の窓幅
を小さくした状態を示す側断面図、図４は従来例の窓幅
が大きい状態を示す斜視図である。
誘導ノイズ改善ヘッド（以下磁気ヘッドという）の窓幅
を小さくした状態を示す側断面図、図４は従来例の窓幅
が大きい状態を示す斜視図である。
【０００３】図３において、１０ａ，１０ｂはそれぞれ
電磁変換用の磁気コア、１１はケース窓幅Ｗを小さくし
た磁気シールドケース、１２は磁気テープ、１３ａ，１
３ｂはそれぞれ磁気コア１０ａ，１０ｂのそれぞれを保
持するコアホルダ、１４は電磁変換用コイル線、θ2 は
磁気テープ１２と磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれの接
触角である。
電磁変換用の磁気コア、１１はケース窓幅Ｗを小さくし
た磁気シールドケース、１２は磁気テープ、１３ａ，１
３ｂはそれぞれ磁気コア１０ａ，１０ｂのそれぞれを保
持するコアホルダ、１４は電磁変換用コイル線、θ2 は
磁気テープ１２と磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれの接
触角である。
【０００４】図４において、１は磁気ヘッド、２は磁気
テープをガイドするテープガイド、３はヘッドを取付け
するヘッド取付足、４は磁気コア、５は遮断板、６は凹
溝、７はシールド板（後述）、Ｗはシールドケース窓幅
（後述）である。
テープをガイドするテープガイド、３はヘッドを取付け
するヘッド取付足、４は磁気コア、５は遮断板、６は凹
溝、７はシールド板（後述）、Ｗはシールドケース窓幅
（後述）である。
【０００５】従来、図４の従来例に示すように、磁気シ
ールドケースの窓幅Ｗは約５mmであり、磁気テープ走行
面はＲ形状やハイパブリック形状に構成されており、外
部誘導ノイズを改善するためにヘッド外周又はヘッド端
子露出面にシールド板７を配設していた。
ールドケースの窓幅Ｗは約５mmであり、磁気テープ走行
面はＲ形状やハイパブリック形状に構成されており、外
部誘導ノイズを改善するためにヘッド外周又はヘッド端
子露出面にシールド板７を配設していた。
【０００６】この外部誘導ノイズを改善するために、図
３に示すようにシールドケースの窓幅Ｗを小さくすると
磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれのシールドケース窓１
１と対向する斜面Ａ1 が急になり、磁気コアと磁気テー
プの接触角θ2 が大きくなる。
３に示すようにシールドケースの窓幅Ｗを小さくすると
磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれのシールドケース窓１
１と対向する斜面Ａ1 が急になり、磁気コアと磁気テー
プの接触角θ2 が大きくなる。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、前記従
来例では、外部誘導ノイズ特性を改善するためになされ
た図４のシールド板の配設のために部品点数が増え、部
品費，組立費等のコストアップにつながるという課題が
あった。次に外部誘導ノイズを改善するためにシールド
ケースの窓幅Ｗを小さくすると、図３に示すように磁気
コア１０ａ，１０ｂのケース窓と対向する斜面Ａ2 の角
度が急になるため、磁気コアと磁気テープとの接触角θ
2 が大きくなり、形状効果が悪くなってしまうという課
題があった。
来例では、外部誘導ノイズ特性を改善するためになされ
た図４のシールド板の配設のために部品点数が増え、部
品費，組立費等のコストアップにつながるという課題が
あった。次に外部誘導ノイズを改善するためにシールド
ケースの窓幅Ｗを小さくすると、図３に示すように磁気
コア１０ａ，１０ｂのケース窓と対向する斜面Ａ2 の角
度が急になるため、磁気コアと磁気テープとの接触角θ
2 が大きくなり、形状効果が悪くなってしまうという課
題があった。
【０００８】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、製造コストを上昇させず、形状効
果特性を劣化させないで、外部誘導ノイズを改善するこ
とを目的とする。
めになされたもので、製造コストを上昇させず、形状効
果特性を劣化させないで、外部誘導ノイズを改善するこ
とを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の請
求項１においては、窓幅を３±１mmとしたシールドケー
スと、磁気テープとの接触角を２０度以下に形成した斜
面を有する磁気コアと、を具備して成る磁気記録再生素
子により、前記課題を解決し、前記目的を達成しようと
するものである。
求項１においては、窓幅を３±１mmとしたシールドケー
スと、磁気テープとの接触角を２０度以下に形成した斜
面を有する磁気コアと、を具備して成る磁気記録再生素
子により、前記課題を解決し、前記目的を達成しようと
するものである。
【００１０】また、この発明の請求項２においては、請
求項１記載の磁気記録再生素子を用いて成る記録装置に
より、前記課題を解決し、前記目的を達成しようとする
ものである。
求項１記載の磁気記録再生素子を用いて成る記録装置に
より、前記課題を解決し、前記目的を達成しようとする
ものである。
【００１１】
【作用】この発明の磁気記録再生素子はシールドケース
の窓幅を３±１mmとし、磁気コアと磁気テープとの接触
角を２０度以下に形成した斜面を有することにより、形
状効果（以下コンターという）を小さくする（図５参
照）。
の窓幅を３±１mmとし、磁気コアと磁気テープとの接触
角を２０度以下に形成した斜面を有することにより、形
状効果（以下コンターという）を小さくする（図５参
照）。
【００１２】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
【００１３】図１はこの発明の一実施例である磁気記録
再生素子の側断面図、図２はこの実施例の磁気記録再生
素子を示す図であり、（ａ）は側面図、（ｂ）は正面図
である。図５は磁気記録再生素子のケース窓幅およびコ
ンターと誘導ノイズの関係を示すグラフである。
再生素子の側断面図、図２はこの実施例の磁気記録再生
素子を示す図であり、（ａ）は側面図、（ｂ）は正面図
である。図５は磁気記録再生素子のケース窓幅およびコ
ンターと誘導ノイズの関係を示すグラフである。
【００１４】図中、前記従来例の符号と同一符号は同一
又は相当部分を示し、一部重複して説明する。
又は相当部分を示し、一部重複して説明する。
【００１５】図１において、１１はケース窓幅Ｗを３±
１mmの範囲にした磁気シールドケース、１０ａ，１０ｂ
それぞれは電磁変換用の磁気コア、１２は磁気テープ、
１３ａ，１３ｂそれぞれは磁気コアを保持するコアホル
ダ、１４は電磁変換用コイル線である。θ1 は磁気テー
プ１２と磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれとの接触角で
あり、磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれの頂部を前記接
触角θ1 が２０度以下になるようにした斜面である。
１mmの範囲にした磁気シールドケース、１０ａ，１０ｂ
それぞれは電磁変換用の磁気コア、１２は磁気テープ、
１３ａ，１３ｂそれぞれは磁気コアを保持するコアホル
ダ、１４は電磁変換用コイル線である。θ1 は磁気テー
プ１２と磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれとの接触角で
あり、磁気コア１０ａ，１０ｂそれぞれの頂部を前記接
触角θ1 が２０度以下になるようにした斜面である。
【００１６】次に、この実施例で動作した場合の磁気記
録再生素子のケース窓幅とコンター（形状効果）と誘導
ノイズの関係について図５を用いて説明する。
録再生素子のケース窓幅とコンター（形状効果）と誘導
ノイズの関係について図５を用いて説明する。
【００１７】図５において、Ｂ1 は誘導ノイズ（ｄＢ
v ，斜面有無共）の特性曲線、Ｂ2 は従来例の斜面無し
のときの特性曲線、Ｂ3 は斜面有りのときの特性曲線図
である。
v ，斜面有無共）の特性曲線、Ｂ2 は従来例の斜面無し
のときの特性曲線、Ｂ3 は斜面有りのときの特性曲線図
である。
【００１８】図５からもわかるように、誘導ノイズは窓
幅に比例し、コンター（形状効果）は窓幅に反比例して
いる。さらに、テープとコアとの接触角を小さくするよ
うな斜面がある場合、ケース窓幅が２〜４mmの範囲内
で、コンターを１／２〜１／５に小さくすることができ
る。
幅に比例し、コンター（形状効果）は窓幅に反比例して
いる。さらに、テープとコアとの接触角を小さくするよ
うな斜面がある場合、ケース窓幅が２〜４mmの範囲内
で、コンターを１／２〜１／５に小さくすることができ
る。
【００１９】なお、形状効果を改善するための溝は、磁
気ヘッド摺動面をＲ加工した後にトラック幅方向に加工
してもよいが、磁気コアのみ凹形状になっていればよい
ので、磁気コア単体で初期に同一溝形状になるような形
に加工しておいてもよい。
気ヘッド摺動面をＲ加工した後にトラック幅方向に加工
してもよいが、磁気コアのみ凹形状になっていればよい
ので、磁気コア単体で初期に同一溝形状になるような形
に加工しておいてもよい。
【００２０】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、磁
気ヘッドのシールドケースの窓幅を小さくし、かつ磁気
コアのテープとの接触角を小さくするような斜面をテー
プ出入側に設けることにより、製造コストを上げず、形
状効果特性を劣化させないで、外部誘導ノイズを改善す
ることができる。
気ヘッドのシールドケースの窓幅を小さくし、かつ磁気
コアのテープとの接触角を小さくするような斜面をテー
プ出入側に設けることにより、製造コストを上げず、形
状効果特性を劣化させないで、外部誘導ノイズを改善す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 この発明の一実施例における磁気記録再生素
子の側断面図
子の側断面図
【図２】 この実施例の磁気記録再生素子の外観を示す
図
図
【図３】 従来例の磁気記録再生素子の窓幅を小さくし
た状態を示す側断面図
た状態を示す側断面図
【図４】 従来例の窓幅の大きい状態を示す斜視図
【図５】 磁気記録再生素子の窓幅およびコンターと誘
導ノイズの関係を示すグラフ
導ノイズの関係を示すグラフ
１１ シールドケース １２ 磁気テープ １３ａ，１３ｂ 磁気コアホルダ １４ コイル線 θ1 ，θ2 接触角 Ａ1 ，Ａ2 斜面
Claims (2)
- 【請求項１】 窓幅を３±１mmとしたシールドケース
と、磁気テープとの接触角を２０度以下に形成した斜面
を有する磁気コアと、を具備して成ることを特徴とする
磁気記録再生素子。 - 【請求項２】 請求項１記載の磁気記録再生素子を用い
て成ることを特徴とする記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7692692A JPH05282616A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 磁気記録再生素子およびこれを用いた記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7692692A JPH05282616A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 磁気記録再生素子およびこれを用いた記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05282616A true JPH05282616A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13619327
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7692692A Withdrawn JPH05282616A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 磁気記録再生素子およびこれを用いた記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05282616A (ja) |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP7692692A patent/JPH05282616A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990608 |