JPH0498406A - 無人搬送車の走行制御装置 - Google Patents

無人搬送車の走行制御装置

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JPH0498406A
JPH0498406A JP2213538A JP21353890A JPH0498406A JP H0498406 A JPH0498406 A JP H0498406A JP 2213538 A JP2213538 A JP 2213538A JP 21353890 A JP21353890 A JP 21353890A JP H0498406 A JPH0498406 A JP H0498406A
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Tetsuo Shimada
哲男 島田
Kimihiko Okano
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は各種工場内もしくは物流倉庫内を複数台の無人
搬送車を自動的に走行させて物品等を搬送するようにし
たシステムにおける各無人搬送車の障害物検出装置に関
するものである。
従来の技術 一般に流れ作業を利用して大量連続生産が行われている
各種工場もしくは物流の激しい倉庫等では、省力化の観
点から部品の供給とか製品の搬送手段として多数の無人
搬送車を利用している。
上記無人搬送車を採用するに際して、工場とか倉庫もし
くは物流センター内での敷地を有効に利用するために無
人搬送車の走行ルートの占める面積は出来るだけ小さく
することが望ましい。従って工場内に設定した無人搬送
車の走行ルートが交差もしくは合流したり、複数の走行
ルートが接近したりする地点が存在することが避けられ
ないのが通例である。
このような合流・接近地点(以下合流地点と略称する)
では、先ず先着の無人搬送車を走行させ、後着の無人搬
送車は先着した無人搬送車が通過するまで合流地点の手
前で停止させておき、先着の無人搬送車が通過後に後着
の無人搬送車を発進させるようにした手段が知られてい
る(例えば特公昭62−33611号公報もしくは特開
平1−130208号公報を参照)。
後続の無人搬送車が先着の無人搬送車を検知する手段と
して、予め個々の無人搬送車のフロント側に超音波や赤
外線、もしくは光等を発する障害物検出センサを装着し
ておき、この障害物検出センサから発せられた超音波と
か赤外線等の検出波が障害物に衝突して反射したことを
検知するようにした手段が一般に用いられている。
発明か解決しようとする課題 しかしながらこのような従来の無人搬送車の障害物検出
手段の場合、合流地点で2台の無人搬送車から発せられ
る障害物検出センサの検出波が相互干渉することに起因
して、無人搬送車の運行が停止してしまうことがあると
いう課題があった。
即ち、第8図に示したように、第1の無人搬送車1と第
2の無人搬送車2とがそれぞれ走行誘導ライン5.7に
沿って走行しながら合流地点3内に進入した際に、先着
した第1の無人搬送車1のフロント側に装着された障害
物検出センサ1g。
1bから発せられた検出波と、後着して停止している第
2の無人搬送車2のフロント側に装着された障害物検出
センサ2a、2bから発せられた検出波とが相互干渉し
てともに相手側に検出されてしまい、その結果停止する
必要のない第1の搬送車1までが停止して物品等の搬送
がストップしてしまうという事態が生ずる。このような
検出波の相互干渉現象は、各センサla、lb及び2a
2bの持つ障害物検出距離よりも長い距離でも発生する
ため、各無人搬送車の走行ルートを決定する上での大き
な問題点ともなっている。
上記相互干渉は、第1の無人搬送車1と第2の無人搬送
車2とが略正面がら対面した際に特に発生し易いもので
あるが、第9図に示したように第1の無人搬送車1と第
2の無人搬送車2とが正対せず、相互にすれ違う場合に
も発生することがある。
そこで本発明はこのような従来の無人搬送車の障害物検
出装置が有している課題を解消して、複数台の無人搬送
車が接近・合流地点で前記した障害物検出センサの相互
干渉に起因して走行が停止することがなく、各無人搬送
車を接近・合流地点でもスムーズに走行させることがで
きる走行制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
課題を解決するための手段 本発明は上記の目的を達成するために、超音波等の検出
波を発する障害物検出センサが装着された複数台の無人
搬送車を、各搬送車に装備された走行駆動源の作用に基
ついて予め設定された走行誘導ラインに沿って走行させ
るようにした無人搬送車走行システムにおいて、先ず請
求項1により、走行誘導ラインの接近・合流地点の近傍
部位に、各無人搬送車の通過を検出する検出手段を配設
する一方、上記接近・合流地点に先着した搬送車の通過
が検出手段によって検出された際には、この検出信号に
基づいて、接近・合流地点に後着した搬送車の走行を一
時停止するとともに、該後着搬送車の障害物検出センサ
から発せられる検出波を一定時間停止する制御手段を備
えた構成にしてあり、請求項2により、上記走行誘導ラ
インの接近・合流地点の近傍部位に、通電により誘導電
流を発生する複数個のブロッキングゾーンを設定し、各
搬送車に該搬送車がブロッキングゾーンに達したことを
検出する検出手段と、この検出手段から得られる信号に
基づいて搬送車の走行を一時停止するとともに該搬送車
から発生する検出波を一定時間停止する制御手段を備え
た無人搬送車の走行制御装置の構成にしである。請求項
3により、接近・合流地点へ後着した搬送車に備えられ
た制御手段により、障害物検出センサへの電源ラインを
遮断して、該搬送車から発生する検出波を一定時間停止
した構成にしである。
更に請求項4により、予め各無人搬送車に優先順位を付
しておき、各無人搬送車の障害物検出センサ間で相互干
渉が発生した際には、優先順位の高い搬送車は減速して
走行を継続する一方、優先順位の低い搬送車の走行を一
時停止し、更に該優先順位の低い搬送車の障害物検出セ
ンサから発せられる検出波を一定時間停止する制御手段
を備えた無人搬送車の走行制御装置の構成にしである。
作用 かかる請求項1.2の構成によれば、走行誘導ラインの
接近・合流地点に先着した搬送車の通過が検出手段によ
って検出されると、この検出信号に基づいて接近・合流
地点に後着した搬送車の走行が一時停止され、且つ該後
着の搬送車の障害物検出センサからの検出波の発生が一
定時間停止されるので、検出波の相互干渉に起因して先
着の無人搬送車の走行が停止されることがなくなり、各
無人搬送車を接近・合流地点でもスムーズに走行させる
ことができる。
又、請求項3により、接近・合流地点へ後着した搬送車
に備えられた制御手段によって後着搬送車の障害物検出
センサへの電源ラインを遮断したことにより、省電力化
をはかることが可能となる。
更に請求項4により、予め各無人搬送車に優先順位を付
したことによって、各無人搬送車の障害物検出センサの
検出波間で相互干渉が発生した際には、優先順位の高い
搬送車は減速して走行を継続する一方、優先順位の低い
搬送車は走行を一時停止して、且つこの搬送車の障害物
検出センサがら発せられる検出波を一定時間停止するこ
とができるので、請求項1と同様に検出波の相互干渉に
起因して先着の無人搬送車の走行が停止されることかな
くなり、各無人搬送車を接近・合流地点でもスムーズに
走行させることができる。
実施例 以下図面に基づいて本発明にかかる無人搬送車の障害物
検出装置の各種実施例を、前記従来の構成と同一の構成
部分に同一の符号を付して詳述する。
第1図は本発明の第1実施例を示す概要図であり、図中
の1は第1の無人搬送車であって、この第1の無人搬送
車1は、搬送車内に装備された走行駆動源の作用に基づ
いて走行誘導ライン5に沿って矢印A方向に走行する。
2は第2の無人搬送車であって、この第2の無人搬送車
2は同様に走行誘導ライン7に沿って矢印B方向に走行
する。
第1の無人搬送車1のフロント側には障害物検出センサ
Ia、Ibが装着されており、第2の無人搬送車2のフ
ロント側には障害物検出センサ2a、  2bが装着さ
れている。これら障害物検出センサla、lb及び2a
、2bは、超音波や赤外線もしくは光等の検出波を発し
て、この検出波が障害物に衝突して反射したことを検知
するようにしたセンサである。
3は両走行誘導ライン5.7の合流地点であり、この合
流地点3内にある走行誘導ライン5の近傍部位には、第
1の無人搬送車1の通過検出手段としての第1の近接ス
イッチ9が配設されており、更に合流地点3の外側に位
置する走行誘導ライン5の近接部位に第2の近接スイッ
チ11が配設されている。 又、前記合流地点3内にあ
る走行誘導ライン7の近傍部位には、第2の無人搬送車
2の通過検出手段としての第3の近接スイッチ13が配
設されており、更に合流地点3の外側に位置する走行誘
導ライン7の近接部位に第4の近接スイッチ15が配設
されている。
上記第1及び第2の近接スイッチ9.11によって第1
の無人搬送車1の通過が検出され、第3及び第4の検出
スイッチ13.15によって第2の無人搬送車2の通過
が検出される。
17は地上側の制御ユニットであって、前記各近接スイ
ッチ9,11,13.15から導出された信号セイン9
a、Ila、13a、15aが該地上側の制御ユニット
17に入力されている。
一方、19a、19bは走行誘導ライン5上に設定され
たブロッキングゾーンであり、19C119dは走行誘
導ライン7上に設定されたブロッキングゾーンである。
そして制御ユニット17から出力された制御ライン21
g、21bが上記ブロッキングゾーン19a、19bに
接続され、制御ユニット17から出力された制御ライン
21 C。
21dがブロッキングゾーン19c、19dに接続され
ている。
更に第1の無人搬送車1には、ブロッキングゾーン検出
用コイルICが配設されており、第2の無人搬送車2に
は、同様なブロッキングゾーン検出用コイル2Cが配設
されている。
第2図は無人搬送車の一例として、上記第2の無人搬送
車2の具体的な構成を示す概要図である。
図中の23は搬送車側の制御ユニットであり、この制御
ユニット23と前記障害物検出センサ2a、2bとは、
電源ライン25,25、接地ライン27.27及び受信
ライン29.29とによって接続されており、更に該制
御ユニット23から出力された制御ライン31が走行駆
動源としての走行モータ33に接続されている。又、ブ
ロッキングゾーン検出用コイル2Cから導出された信号
ライン35か制御ユニット23に入力されている。
かかる第1実施例の作用を以下に説明する。
今、第1の無人搬送車1と第2の無人搬送車2とがそれ
ぞれ第1図に示す走行誘導ライン5及び走行誘導ライン
7に沿って走行しており、且つ第1の無人搬送車1の方
が先に合流地点3内に進入した場合を想定する。すると
先ず第1の近接スイッチ9によって第1の無人搬送車1
の通過が検出され、信号ライン9aを介して地上側の制
御ユニット17に検出信号が入力される。
制御ユニット17は、第1の近接スイッチ9からの入力
信号に基づいて、直ちに制御ライン21a、21dを介
してブロッキングゾーン19a。
19dに誘導電流を流すための制御信号を出力する。こ
の状態のまま第1の無人搬送車lは走行誘導ライン5に
沿って走行が継続されるが、次に第2の無人搬送車2が
ブロッキングゾーン19dに達すると、該第2の無人搬
送車2上に配設されたブロッキングゾーン検出用コイル
2cによって該ブロッキングゾーン19d内に流れてい
る誘導電流が検出され、第2図に示した信号ライン35
を介して搬送車側の制御ユニット23に検出信号が入力
される。
すると制御ユニット23は、ブロッキングゾーン検出用
コイル2cからの入力信号に基づいて、直ちに制御ライ
ン31を介して走行モータ33の駆動を停止する信号を
出力するとともに、電源ライン25.25を遮断して障
害物検出センサ2a。
2bからの検出波の発生を停止する。
従って第1の無人搬送車1は、第2の無人搬送車2の障
害物検出センサ2a、2bの検出波による相互干渉の影
響を受けることなく走行誘導ライン5に沿って走行を継
続して、そのまま第2の近接スイッチ11のある位置ま
で達する。
次に第1の無人搬送車1が第2の近接スイッチ11の近
傍を通過したことが検出されると、該第2の近傍スイッ
チ11から信号ラインllaを介して地上側の制御ユニ
ット17に検出信号が入力される。するとこの制御ユニ
ット17は、第2の近接スイッチ11からの人力信号に
基づいて、直ちに制御ライン21a、21dを介してプ
ロツキングゾーン19119dに通電していた誘導電流
を停止するための制御信号を出力する。
すると第2の無人搬送車2のブロッキングゾーン検出用
コイル2Cによりブロワキングゾーン19dに流れてい
た誘導電流が停止されたことが検出され、制御ライン3
5を介して搬送車側の制御ユニット23に検出信号が入
力される。
制御ユニット23は、ブロッキングゾーン検出用コイル
2Cからの入力信号に基づいて、直ちに制御ライン31
を介して走行モータ33の駆動を再開する信号を出力す
るとともに、電源ライン25.25を接続して障害物検
出センサ2a、  2bからの検出波の発生を開始する
。従って第2の無人搬送車2は走行誘導ライン7に沿っ
てB方向へ走行することができる。
尚、上記の作用説明において、第2の無人搬送車2がブ
ロッキングゾーン19dで停止している際にブロッキン
グゾーン19aにも誘導電流が流れているので、第1の
無人搬送車1の走行誘導ライン5に沿って後続の無人搬
送車が走行してきた場合でも、この後続車は前記した動
作原理に基づいてブロッキングゾーン19aで待機して
おり、従って第2の無人搬送車2が第1の無人搬送車1
の後続車に先を越される惧れかない。
上記の説明は、第1の無人搬送車1の方が先に合流地点
3内に進入した場合を想定しているが、第2の無人搬送
車2の方が先に合流地点3内に進入した場合には、前記
とは逆に先ず第3の近接スイッチ13によって第2の無
人搬送車2の通過が検出され、地上側の制御ユニット1
7から制御ライン21b、21cを介してブロッキング
ゾーン19b、19cに誘導電流を流すための制御信号
を出力され、以下前記説明と同様に第2の無人搬送車2
が走行誘導ライン7に沿って第4の近接スイッチ15に
達するまで第1の無人搬送車1はブロッキングゾーン1
9bで停止しており、第2の無人搬送車2が第4の近接
スイッチ15を通過した際に第1の無人搬送車1の走行
モータが始動して走行を再開する(基本的な動作は前記
説明と同一であるため、詳細な動作説明の重複を避ける
)。
上記第1実施例では、後着の搬送車の走行を一時停止す
る手段として各ブロッキングゾーン19a、19b、1
9c、19dに誘導電流を流す手段を開示したが、この
ような手段に代えて光学的テープとか磁気テープ等を利
用することもできる。
更に各無人搬送車1,2の通過を検出する手段として複
数個の近接スイッチ9. 11. 13. 15を用い
たが、他の機械的もしくは光学的手段を用いることも可
能である。又、無人搬送車1.2を停止させるために地
上側の制御ユニット17から無線で停止信号を発信する
ようにしても良い。
第3図は上記した地上側の制御ユニット17の制御例を
示すアルゴリズムであり、第4図は搬送車側の制御ユニ
ット23の制御例を示すアルゴリズムである。何れのア
ルゴリズムにあっても制御ユニット17.23を構成す
るマイクロコンピュータの一定周期毎に制御がスタート
する。
先ず第3図によれば、ステップ101で制御がスタート
した後、ステップ102で第1の近接スイッチ9から制
御ユニット17へ検出信号が入力されたか否かが判断さ
れ、YES、即ち検出信号が入力された場合にはステッ
プ107へ進み、No1即ち検出信号が入力されない場
合にはステップ103へ進む。
次段のステップ103では、第3の近接スイッチ13か
ら検出信号が入力されたか否かが判断され、YES、即
ち検出信号が入力された場合にはステップ104へ進み
、No1即ち検出信号が入力されない場合にはステップ
102に戻って同様な動作が繰り返される。
上記ステップ107では、ブロッキングゾーン19a、
19dに通電してこのブロッキングゾーン19a、19
dに誘導電流を流し、次段のステップ108で第2の近
接スイッチ11から制御ユニット17へ検出信号が入力
されたか否かが判断され、YES、即ち検出信号が入力
された場合にはステップ106へ進み、No、即ち検出
信号が入力されない場合にはこのステップ108が繰り
返される。
一方、ステップ104では、ブロッキングゾーン19b
、19cに通電してこのブロッキングゾーン19b、1
9cに誘導電流を流し、次段のステツブ105で第4の
近接スイッチ15から制御ユニット17へ検出信号が入
力されたか否かが判断され、YES、即ち検出信号が入
力された場合にはステップ106へ進み、NO1即ち検
出信号が入力されない場合にはこのステップ105が繰
り返される。
ステップ106では各ブロッキングゾーン19a19b
、19c、19dへの通電を解除してステップ102へ
戻り、以下同様な制御が繰り返される。
次に第4図により搬送車側の制御ユニット23の制御例
を説明する。
ステップ201で制御がスタートした後、ステップ20
2で該無人搬送車が通過するブロッキングゾーンに通電
されているか否かが判断され、YES、即ち通電されて
いる場合にはステップ203へ進み、NO9即ち通電さ
れていない場合にはステップ205へ進む。ステップ2
03では無人搬送車の走行モータの駆動を停止した後、
該無人搬送車に装着された障害物検出センサへの電源ラ
インを遮断してステップ204へ進む。又、ステップ2
05では無人搬送車の走行を継続して再度ステップ20
2に戻る。
一方、ステップ204では各ブロッキングゾーン19a
、19b、19c、19dへの通電が解除されたか否か
が判断されてNO,即ち通電が解除されていない場合に
はステップ204が繰り返され、YES、即ち通電が解
除されている場合には、ステップ205へ進んで無人搬
送車の走行を継続し、以下ステップ202へ戻って以下
同様な制御が繰り返される。
第5図は本発明の第2実施例を示す概要図であり、前記
の第9図に示したように第1の無人搬送車1と第2の無
人搬送車2とが相互にすれ違う場合の例を示している。
本実施例では、予め無人搬送車1.2間に優先順位を付
しておき、両搬送車1,2の障害物検出センサ間で前記
した相互干渉が発生した際には、優先順位の高い搬送車
は減速して走行を継続する一方、優先順位の低い搬送車
が一時停止して、定時間後に発進するようにしたことが
特徴となっている。
図示例では第1の無人搬送車1の優先順位か高くなるよ
うに設定してあり、両搬送車1,2が走行誘導ライン5
,7に沿って走行しながらすれ違う際に、障害物検出セ
ンサla、lbと障害物検出センサ2a、2bとの間で
相互干渉が生じると、第2の無人搬送車2に配備された
制御ユニット23(第2図参照)が直ちに制御ライン3
1を介して走行モータ33の駆動を停止する信号を出力
するとともに、電源ライン25.25を遮断して障害物
検出センサ2a、2bからの検出波の発生を停止する。
そのため第2の無人搬送車2は第5図に示した位置で一
時停止しており、一定の時間1例えば第1の無人搬送車
1が通過するのに要する時間が経過すると、制御ユニッ
ト23が障害物検出センサ2a、2bへの電源ライン2
5.25を接続し、検出波の相互干渉が発生していない
ことが確認された後、制御ライン31を介して走行モー
タ33の駆動を再開する信号を出力する。
又、第1の無人搬送車1が減速した際に上記相互干渉が
継続している場合には、第1の無人搬送車1も一時停止
し、第2の無人搬送車2が通過して該相互干渉がなくな
った際に再発進するように制御することもできる。
各無人搬送車の優先順位の付は方は、工場内での作業性
を考慮して適宜選択することが可能であり、例えば予め
各搬送車側に固有の優先順位を設定するか、もしくは走
行誘導ラインによって優先順位を決定することができる
更にすれ違う無人搬送車が3台以上ある場合には、各無
人搬送車に優先順位がっけ難い場合があるが、例えば第
5図に示した走行誘導ライン7の適宜位置に予めステー
ション37.39を設けておき、この区間内を無人搬送
車が通過中であることが該ステーション37.39によ
って検出された場合には、この搬送車の優先順位を対向
する搬送車よりも低いものと判断するようにして制御す
れば良い。
第6図は第2実施例における前記第1の搬送車1の制御
例を示すアルゴリズムであり、第7図は第2の搬送車2
の制御例を示すアルゴリズムである。何れのアルゴリズ
ムにあっても搬送車側の制御ユニット23を構成するマ
イクロコンピュータの一定周期毎に制御がスタートする
先ず第6図によれば、ステップ301で制御がスタート
した後、ステップ302で第1の無人搬送車1に配備さ
れた障害物検出センサla、lbが障害物を検出したか
否かが判断され、YES、即ち検出信号が入力された場
合にはステップ303へ進み、NO1即ち検出信号が入
力されない場合にはステップ306へ進んで第1の無人
搬送車1の走行が継続される。そしてステップ302へ
戻って同一の操作が繰り返される。
ステップ303では第1の無人搬送車1に減速する信号
を伝達し、次段のステップ304で再度障害物検出セン
サla、lbが障害物を検出したか否かが判断され、Y
ES、即ち検出信号が入力された場合にはステップ30
5へ進み、NO1即ち検出信号が入力されない場合には
ステップ306へ進む。
次にステップ305では第1の無人搬送車1の走行を停
止し、しかる後、ステップ304に戻って同一の操作が
繰り返される。
一方、第7図によれば、ステップ401で制御がスター
トした後、ステップ402で第2の無人搬送車2に配備
された障害物検出センサ2a、  2bが障害物を検出
したか否かが判断され、YES、即ち検出信号が入力さ
れた場合にはステップ403へ進み、NO1即ち検出信
号が入力されない場合にはステップ405へ進んで第2
の無人搬送車2の走行が継続される。そしてステップ4
02へ戻って同一の操作が繰り返される。
ステップ403では第2の無人搬送車1の走行を停止す
るとともに障害物検出センサ2a、2bへの電源を遮断
する信号を出力し、次段のステップ404で上記第2の
無人搬送車2の走行停止と電源遮断状態を一定時間継続
した後、ステップ402に戻って同一の操作が継続され
る。
発明の効果 以上詳細に説明した如く、本発明にかかる無人搬送車の
走行制御装置によれば、走行誘導ラインの接近・合流地
点に先着した搬送車の通過が検出手段によって検出され
ると、この検出信号に基づいて接近・合流地点に後着し
た搬送車の走行が一時停止され、且つ該後着の搬送車の
障害物検出センサからの検出波の発生が一定時間停止さ
れるので、各無人搬送車に装着された障害物検出センサ
から発せられる検出波の相互干渉に起因して先着の無人
搬送車の走行が停止されるという事態が防止されて、し
かも各無人搬送車を接近・合流地点でもスムーズに走行
させることができて、作業能率が向上するという効果が
得られる。
又、予め各無人搬送車に優先順位を付したことにより、
各無人搬送車の障害物検出センサ間で相互干渉が発生し
た際にあっても優先順位の高い搬送車は減速して走行を
継続する一方、優先順位の低い搬送車は走行を一時停止
するとともに該搬送車から発生する検出波を一定時間停
止することができるので、検出波の相互干渉に起因する
先着無人搬送車の走行が停止されることがなく、各無人
搬送車のスムーズな走行がはかれるという効果がある。
更に接近・合流地点へ後着した搬送車に備えられた制御
手段によって後着搬送車の障害物検出センサへの電源ラ
インを遮断したことにより、省電力化をはかれるという
効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる無人搬送車の走行制御装置の第
1実施例を示す概要図、第2図は無人搬送車の構成例を
示す概略平面図、第3図、第4図は上記第1実施例の制
御の一例を示すアルゴリズム、第5図は本発明の第2実
施例を示す概要図、第6図、第7図は上記第2実施例の
制御の一例を示すアルゴリズム、第8図、第9図は従来
の無人搬送車における検出波の干渉状態を示す概要図で
ある。 1・・・第1の搬送車、2・・・第2の搬送車、la、
lb、2a、2b−障害物検出センサ、lc、2c・・
ブロッキングゾーン検出用コイル、3・・・合流地点、
5.7・・走行誘導ライン、9・・・第1の近接スイッ
チ(通過検出手段)、11・・・第2の近接スイッチ、 13・・・第3の近接スイッチ、 15・・・第4の近接スイッチ、 17・・・(地上側の)制御ユニット、19a、19b
、19c、19d・・・ブo−)キングゾーン、 23・・・(搬送車側の)制御ユニット、33・・・走
行モータ。 2C・・・ブロッキングゾーン検出用コイル23・・・
制御ユニット(搬送車側) 33・・・走行モータ 第3図 第6図 第4図 第 図 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)超音波等の検出波を発する障害物検出センサが装
    着された複数台の無人搬送車を、各搬送車に装備された
    走行駆動源の作用に基づいて予め設定された走行誘導ラ
    インに沿って走行させるようにした無人搬送車走行シス
    テムにおいて、 走行誘導ラインの接近・合流地点の近傍部位に、各無人
    搬送車の通過を検出する検出手段を配設する一方、上記
    接近・合流地点に先着した搬送車の通過が検出手段によ
    って検出された際には、この検出信号に基づいて、接近
    ・合流地点に後着した搬送車の走行を一時停止するとと
    もに、該後着搬送車の障害物検出センサから発せられる
    検出波を一定時間停止する制御手段を備えて成ることを
    特徴とする無人搬送車の走行制御装置。
  2. (2)上記走行誘導ラインの接近・合流地点の近傍部位
    に、通電により誘導電流を発生する複数個のブロッキン
    グゾーンを設定し、各搬送車に該搬送車がブロッキング
    ゾーンに達したことを検出する検出手段と、この検出手
    段から得られる信号に基づいて搬送車の走行を一時停止
    するとともに該搬送車から発生する検出波を一定時間停
    止する制御手段を備えて成ることを特徴とする請求項1
    記載の無人搬送車の走行制御装置。
  3. (3)接近・合流地点へ後着した搬送車に備えられた制
    御手段により、障害物検出センサへの電源ラインを遮断
    して、該搬送車から発生する検出波を一定時間停止した
    ことを特徴とする請求項1,2記載の無人搬送車の走行
    制御装置。
  4. (4)超音波等の検出波を発する障害物検出センサが装
    着された複数台の無人搬送車を、各搬送車に装備された
    走行駆動源の作用に基づいて予め設定された走行誘導ラ
    インに沿って走行させるようにした無人搬送車走行シス
    テムにおいて、 予め各無人搬送車に優先順位を付しておき、各無人搬送
    車の障害物検出センサ間で相互干渉が発生した際には、
    優先順位の高い搬送車は減速して走行を継続する一方、
    優先順位の低い搬送車の走行を一時停止し、更に優先順
    位の低い搬送車の障害物検出センサから発せられる検出
    波を一定時間停止する制御手段を備えて成ることを特徴
    とする無人搬送車の走行制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000187513A (ja) * 1998-12-21 2000-07-04 Toshiba Corp 搬送システム
WO2011070868A1 (ja) * 2009-12-07 2011-06-16 国立大学法人東京大学 自動倉庫
JP2017142659A (ja) * 2016-02-10 2017-08-17 村田機械株式会社 自律移動体システム

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