JPH049215Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、自動車の荷物室等に設けられるシー
ト格納装置に関する。

（従来の技術） 従来のシート格納装置としては、例えば、実開
昭50−20322号公報に記載されたものが知られて
いる。

この従来のシート格納装置は、車体の荷物室の
床面に、シートクツシヨンとシートバツクとを備
えた折り畳み可能なシートが設けられ、 床面下の格納部に、２本のレバーがそれぞれ一
端を第１支軸で軸支されて設けられ、 該レバーの他端は、床面下に位置される格納位
置から床面上に位置される使用位置まで前記第１
支軸を中心とした回動により移動可能であると共
に、第２支軸を介して前記シートクツシヨンに連
結され、 前記第１，第２支軸を中心とした回動により前
記シート及びレバーが前記格納部に格納可能に設
けられたものであつた。

従つて、シートを第１支軸及び第２支軸を中心
に回動させ、かつ、レバーを第１支軸を中心に回
動させることにより、シートを格納部に格納させ
たり、床面上の使用位置に移動させたりすること
ができるものであつた。

また、実開昭56−127144号公報には、車体フロ
アの一部を段下げし、その段下げ部に後部シート
を折畳み収容し、かつシートバツク背面と車体フ
ロアとが同一平面となるように構成されたものが
記載されている。

（考案が解決しようとする問題点） しかしながら、前記のような従来のシート格納
装置にあつては、シートを回動させる際に、シー
トの回動中心である第２支軸が、第１支軸を中心
に回動してしまうために、回動軸心位置が定まら
ず操作が難しいという問題点があり、例えば、シ
ートの回動軸心が移動しないように、シートをレ
バーと一直線となるように引張り、その引張り状
態のままで、シートとレバーとを同時に固定軸で
ある第１支軸を中心に回動させるというようなち
よつとした要領を必要とするもので、さらに、レ
バーが２本設けてある従来装置では、両レバーの
回動を同調させないとシートが両支軸に対して傾
斜することとなり、回動がスムーズに行かないと
いう問題点もあつた。

また、第２の従来例では、シートが車体フロア
の段下部に格納されるため、車体フロアに格納部
を形成しなければならず、車体の製造工程が複雑
となりコストが増加するという問題があり、シー
トが単に回転して格納されているため、車体フロ
アと触れ合つて傷がつくという欠点もある。

（問題点を解決するための手段） 本考案は、上述のような従来の問題点を解決す
ることを目的とするもので、この目的を達成する
ために本考案のシート格納装置では、シートクツ
シヨン上にシートバツクを折り重ね可能なシート
が、車体の床面に載置可能に設けられ、該シート
が載置される床面の側部に該シートを格納可能な
格納部が形成され、前記格納部内に、一端を第１
支軸により軸支されて、他端が格納部内に配置さ
れた第１の位置から他端が格納部外に配置された
第２の位置まで回動可能なレバーが設けられ、該
レバーの他端に、シートクツシヨンの側部が第２
支軸により軸支されて、レバーの前記第２の位置
でシートクツシヨンが前記床面上に載置されるま
で回動可能であると共に、レバーの前記第１の位
置でシート全体が前記格納部内に格納されるまで
回動可能に形成され、前記レバーに、該レバーを
前記第２の位置方向へ回動付勢する付勢部材が設
けられると共に、前記レバーを第１の位置に配置
したときにロツク状態となつて前記付勢部材によ
るレバーの回動を規制するロツク機構が設けら
れ、前記シートの第２支軸軸支側とは反対側の側
部にガイドピンが設けられ、前記格納部の底部に
は、前記シートを格納部側へ回動させたとき前記
ガイドピンと重なる位置にスライドガイドが設け
られ、該スライドガイドには、前記レバーを第２
の位置に配置した状態で、第２支軸によりシート
を格納部側へ回動させたとき、シートが格納部の
底部に当接する前に前記ガイドピンが係合し、こ
の状態から前記レバーを第１の位置方向へ回動さ
せたのに伴なうシートと格納部との相対変位の際
にガイドピンをスライドガイドするガイド面と、
該ガイド面に連続して形成され、レバーを第１の
位置まで移動させてロツク機構をロツク状態とし
たときに、ガイドピンと係合してガイドピンの上
方への移動を規制するガイド溝とが形成されてい
る手段とした。

従つて、本考案のシート格納装置では、シート
を格納部から床面上に移動させる際には、次のよ
うな手順で行なう。

まず、ロツク機構によるレバーの回動規制を解
除して、付勢部材による付勢力によりレバーを第
１支軸を中心に第１の位置から第２の位置方向へ
回動させる。

次に、シートを持ち上げるようにして第２支軸
を中心に回動させ、シートクツシヨンを車体の床
面に載置させる。この状態でシートバツクを引き
起してシートが着座可能となる。

尚、付勢部材の付勢力が強い場合には、ロツク
機構による回動規制を解除したときにレバーが一
気に第２の位置まで回動され、また、シートの重
量によりレバーが第２の位置の手前までしか回動
されなかつた場合でも、その後、上述のようにシ
ートを持ち上げたときに第２の位置まで回動され
る。

次に、格納手順について説明する。

まず、シートクツシヨン上にシートバツクを折
り畳んでから、シートを第２支軸を中心に格納部
側へ回動させる。そして、シートが格納部の底部
に当接する前に、シートに設けられたガイドピン
がスライドガイドのガイド面と係合する。

このとき、レバーは付勢部材により第２の位置
方向に付勢されているため、レバーは第１の位置
方向へは殆ど回動することはなく、したがつて、
第２の支軸の位置は安定しており、シートは、第
２の位置のレバーの第２支軸を中心として回動す
ることで、ガイドピンがガイド面にスムーズに係
合する。ちなみに、レバーに付勢部材が設けられ
ていない場合、シートを格納部方向へ移動させる
と、シートが第２支軸を中心に回動すると同時に
レバーが第１支軸を中心に回動するもので、この
ようにシートが２つの軸を中心とした回動を伴な
つて移動することになると、ガイドピンをガイド
面に当接させるのが難かしくなる。

上述のようにしてシートのガイドピンをスライ
ドガイドのガイド面に係合させたら、レバーを付
勢部材の付勢力に抗して第１の位置方向へ第１支
軸を中心に回動させると、それに伴なう第２支軸
の移動に伴なつてシートが変位し、シートに設け
られたガイドピンがスライドガイドのガイド面に
沿つてスライドする。そして、レバーが第１の位
置に達してロツク機構がロツク状態となつたとき
に、ガイドピンは、ガイド溝の位置に達し、ガイ
ド溝と係合して上方移動を規制される。

これによりシートの格納を終えるもので、この
格納状態でシートは、レバーに軸支された方の側
部をロツク機構により回動規制され、それとは反
対側の側部を上方移動規制された状態となる。

（実施例） 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。

尚、この実施例を述べるにあたり、座席として
運転席だけが設けられた、荷物運搬専用の自動車
を例にとる。

まず、第１図〜第４図に示す実施例の構成につ
いて説明する。

Ａは本考案一実施例のシート格納装置であつ
て、荷室１０１の延長フロア１０２に設けられ、
補助シート（シート）１０と、格納部３０と、レ
バー４０と、ロアシヤフト（第１支軸）５０と、
アツパシヤフト（第２支軸）６０と、スプリング
（付勢部材）７０と、ロツク機構８０と、を備え
ている。

尚、前記延長フロア１０２は、車体１００の荷
台フロア１０３から前方は延長して設けられたも
のである。

また、延長フロア１０２の前方の座席フロア１
０４上の右側には運転席１０５が設けられ、後方
両側にはホイルハウス１０６，１０６が突設され
ている。

前記補助シート１０は、通常は格納されて使用
されないもので、この補助シート１０は、前記延
長フロア１０２に設けられ、シートクツシヨン１
１とシートバツク１２とを備え、折り畳み可能に
形成されている。

前記シートバツク１２は、シートクツシヨン１
１を支持するシートクツシヨンフレーム１１０に
シートバツク１２を支持するシートバツクフレー
ム１２０がヒンジ１３，１３により回動可能に設
けられている。

前記シートクツシヨン１１は、シートパネル１
４に裏面に覆われ、かつ、前記アツパシヤフト６
０が挿通されるアーム１５，１５がシートクツシ
ヨンフレーム１１０に固定されて設けられてお
り、シート固定装置２０により延長フロア１０２
上に固定可能となつている。

尚、前記シート固定装置２０は、前記シートパ
ネル１４に固着されたコの字形にストライカ２１
と、床面下に設けられ、ストライカ２１が係合さ
れるロツクデバイス２２と、ロツクデバイス２２
に設けられ、ストライカ２１の係合を外すロツク
解除レバー２３と、を備え、 ストライカ２１とロツクデバイス２２との係合
により前記補助シート１０を延長フロア１０２に
固定させるものである。

前記格納部３０は、補助シート１０を折り畳み
状態で格納するもので、この格納部３０は、運転
席１０５後部位置の延長フロア１０２に凹設さ
れ、その深さは、前記補助シート１０を折り畳ん
だときの補助シート１０の厚さより深く形成され
ている。

また、この格納部３０は、蓋３１のヒンジ３
２，３２を中心とした回動により開閉可能に形成
され、かつ、底面の左前部にブラケツト取付部３
４が凹設されている。

尚、蓋３１は、ストツバ３６により延長フロア
１０２の床面と同一平面となるように閉じられ
る。

前記レバー４０は、補助シート１０を格納部３
０に取付けると共に、補助シート１０の回動軸で
あるアツパシヤフト６０を延長フロア１０２より
も下に移動させるもので、このレバー４０は、ロ
アスリーブ４１、アツパスリーブ４２、ブツシユ
４３、連結レバー４４，４４を備え、ロアスリー
ブ４１、アツパスリーブ４２とを連結レバー４
４，４４で連結して一体に形成されている。

また、このレバー４０は、その一端部のロアス
リーブ４１にロアシヤフト５０を挿通させると共
に、そのロアシヤフト５０を前記ブラケツト取付
部３４に固定されたブラケツト３５に軸支させる
ことで、格納部３０に対してロアシヤフト５０を
中心に回動可能に設けられている。

また、連結レバー４４，４４の長さは、レバー
４０の回動がストツパとして格納部３０の車幅方
向中央部分の上縁のストツパ縁３３に当たつて規
制され、かつ、そのときにアツパスリーブ４２が
延長フロア１０２上に位置される長さに形成され
ている。

尚、第１図及び第５図に示すようにレバー４０
の回動がストツパ縁３３により規制されている位
置を使用位置（請求の範囲の第２の位置に相当）
とする。

また、前記レバー４０はスプリング７０によつ
て使用位置側に回動付勢されている。

また、ロアスリーブ４１とアツパスリーブ４２
との両端にはブシユ４３が装置されている。

前記アツパシヤフト６０は、補助シート１０を
格納させる際の補助シート１０の回動中心となる
もので、このアツパシヤフト６０は、前記レバー
４０のアツパスリーブ４２とアーム１５とに挿通
させることで、レバー４０と補助シート１０とを
連結させている。

前記ロツク機構８０は、レバー４０とブラケツ
ト３５との間に設けられ、前記補助シート１０及
びレバー４０とが完全に床下に格納されたときの
レバー４０の位置（この位置を本実施例では格納
位置ということにし、請求の範囲の第１の位置に
相当する）で、スプリング７０によるレバー４０
の回動を規制するもので、このロツク機構８０
は、前記レバー４０のロアスリーブ４１に取付片
８１０により固定されたストライカ８１と、前記
ブラケツト３５に設けられ、ストライカ８１が係
合されるロツクデバイス８２と、ロツクデバイス
８２に設けられ、ストライカ８１の係合を外すロ
ツク解除レバー８３と、を備え、ストライカ８１
とロツクデバイス８２との係合によりレバー４０
の回動を格納位置で規制するものである。

尚、図中９２はスライドガイドであつて、前記
格納部３０の底面に固定されている。このスライ
ドガイド９２には、第５図に示すように、前記レ
バー４０を使用位置に配置した状態で、補助シー
ト１０を格納部３０側へ回動させたときに、ガイ
ドピン９１と係合し、かつ、この状態から前記レ
バー４０を格納位置方向へ回動させたのに伴なう
補助シート１０と格納部３０との相対変位の際に
ガイドピン９１をスライドガイドするガイド面９
２１と、該ガイド面９２１に連続して形成され、
レバー４０を格納位置まで移動させてロツク機構
８０をロツク状態としたときに、ガイドピン９１
と係合してガイドピン９１の上下方向へ移動を規
制するガイド溝９２０とが形成されている。

このガイドピン９１とスライドガイド９２と
は、補助シート１０を格納及び格納部３０から取
り出す際に、ガイドピン９１の掛止によりシート
バツク１２を格納部３０の底面より上部に位置さ
せて、シートバツク１２の裏面と格納部３０の底
面とが擦れ合わないようににするものである。

また、図中９９は収納部であつて、延長フロア
１０２と座席フロア１０４との間の左側に形成さ
れており、荷物運搬用の手押し車や工具等が収納
されるものである。

次に、実施例の作用について説明する。

補助シート１０は、使用状態では、シートクツ
シヨン１１の裏面のストライカ２１がロツクデバ
イス２２に係合されて、延長フロア１０２に固定
されている。

補助シート１０は格納部３０に格納させる場
合。

まず、シートバツク１２をヒンジ１３により前
方に回動させて補助シート１０を折り畳み、ま
た、ロツク解除レバー２３を操作してストライカ
２１をロツクデバイス２２より外す。

次に、補助シート１０を、ガイドピン９１がス
ライドガイド９２のガイド面９２１に係合するま
で、アツパシヤフト６０を中心に右方へ回動させ
る。

その際に、レバー４０はスプリング７０の付勢
力によつてストツパ縁３３に当接された使用位置
のままで回動しない。

そして、ガイドピン９１の係合状態で、補助シ
ート１０を格納部３０内に押し込むと、補助シー
ト１０は、ガイドピン９１がガイド面９２１に沿
つてスライドしてガイド溝９２０に達する。これ
により、シートバツク１２の裏面と格納部３０の
底面とが擦れ合うことなく格納され、さらに、こ
の状態で上下方向に移動を規制される。

また補助シート１０の格納に連動して、レバー
４０も、ロアシヤフト５０を中心にスプリング７
０の付勢力に抗してレバー４０の上端部が使用位
置から格納位置へと回動され、格納部３０内に格
納される。

そして、第４図に示すように、レバー４０に設
けたストライカ８１がロツクデバイス８２に係合
されて、レバー４０が回動規制されたロツク状態
となる。また、このレバー４０の回動規制および
前述のガイドピン９の係合により、補助シート１
０も固定され、この後、蓋３１を閉めて格納を終
える。

尚、このレバー４０及び補助シート１０の格納
状態では、レバー４０が床面上に突出されず、ま
た、蓋３１がストツパ３６により床面３と同一面
上に位置されることで、荷室１０１に平らな床面
が得られるものである。

次に、補助シート１０を格納状態から使用状態
へ戻す場合。

まず、蓋３１を開け、ロツク解除レバー８３を
操作してストライカ８１をロツクデバイス８２か
ら外す。

すると、レバー４０はスプリング７０の付勢力
によりストツパ縁３３に当接する使用位置までロ
アシヤフト５０を中心に上方へ回動される。

そして、第５図で示すように、レバー４０の回
動がストツパ縁３３で規制される使用位置となつ
て、レバー４０の上縁部のアツパシヤフト６０が
床上に位置されたら、補助シート１０を持ち上げ
てアツパシヤフト６０を中心に上方へ回動させ
る。

この時、アツパシヤフト６０は、レバー４０が
スプリング７０により上方へ回動付勢されている
ことで使用位置に規制され、補助シート１０の回
動中に移動されない。

その後、補助シート１０を延長フロア１０２に
設置させると、ストライカ２１が自動的にロツク
デバイス２２に係合されて、補助シート１０は、
シート側ロツク機構２０で延長フロア１０２に固
定される。

そして、シートバツク１２を起立回動させ使用
状態にするものである。

また、延長フロア１０２の下部は、その前方に
座席が無い車幅方向左側に収納部９９が設けられ
ているため、収納部９９への物の出し入れが行い
易い。

また、補助シート１０も使用位置では前方に障
害物の無い左側に位置されるために、座り易い。

以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。

例えば、付勢部材はスプリング以外にもゴム等
の弾性材やガスステー等のように封入された気体
や液体を用いた伸縮部材等を用いてもよい。

また、実施例では、格納部を延長フロアに形成
させたが、例えば運転席の側部を格納部として用
い、そこに補助シートを格納させる等他の位置に
設けてもよい。

また、レバーに設けられた連結レバーは一枚だ
け設けてもよいし、レバー自体は複数個設けても
よい。

（考案の効果） 以上、説明したように、本考案のシート格納装
置では、レバーに使用位置方向へ回動付勢する付
勢部材を設けると共に、該付勢部材によるレバー
の回動を格納位置で規制するロツク機構を設けた
手段としたことで、シートを格納部から取り出す
際に、付勢部材の付勢力によりレバーを回動させ
てシートの回動中心である第２支軸を床面上に位
置させることができると共に、シートの回動中に
第２支軸が床面下へ移動するのを付勢部材により
規制することができるために、シートの回動操作
中に第２支軸が移動することがなくなり、シート
の回動操作性が非常に良いという効果が得られ
る。

また、レバーを複数設けた場合でも付勢部材に
より、両レバーの第２支軸を同軸上に位置させる
ことができ、回動操作性の良いものとすることが
できる。

また、補助シートを格納させる際には、ガイド
ピンとスライドガイドでシートバツクの裏面と格
納部の底面とが擦れ合わないようにすることがで
きるために、摩擦力によるシートバツクの破損を
防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案実施例のシート格納装置を示す
全体斜視図、第２図は実施例装置の要部を示す斜
視図、第３図は実施例装置を示す斜視図、第４図
及び第５図は実施例装置の作動を示す断面図であ
る。 １０……補助シート（シート）、１１……シー
トクツシヨン、１２……シートバツク、３０……
格納部、４０……レバー、５０……ロアシヤフト
（第１支軸）、６０……アツパシヤフト（第２支
軸）、７０……スプリング（付勢部材）、８０……
ロツク機構、１００……車体、１０２……延長フ
ロア（床面）。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 シートクツシヨン上にシートバツクを折り重ね
   可能なシートが、車体の床面に載置可能に設けら
   れ、 該シートが載置される床面の側部に該シートを
   格納可能な格納部が形成され、 前記格納部内に、一端を第１支軸により軸支さ
   れて、他端が格納部内に配置された第１の位置か
   ら他端が格納部外に配置された第２の位置まで回
   動可能なレバーが設けられ、 該レバーの他端に、シートクツシヨンの側部が
   第２支軸により軸支されて、レバーの前記第２の
   位置でシートクツシヨンが前記床面上に載置され
   るまで回動可能であると共に、レバーの前記第１
   の位置でシート全体が前記格納部内に格納される
   まで回動可能に形成され、 前記レバーに、該レバーを前記第２の位置方向
   へ回動付勢する付勢部材が設けられると共に、前
   記レバーを第１の位置に配置したときにロツク状
   態となつて前記付勢部材によるレバーの回動を規
   制するロツク機構が設けられ、 前記シートの第２支軸軸支側とは反対側の側部
   にガイドピンが設けられ、 前記格納部の底部には、前記シートを格納部側
   へ回動させたとき前記ガイドピンと重なる位置に
   スライドガイドが設けられ、 該スライドガイドには、前記レバーを第２の位
   置に配置した状態で、第２支軸によりシートを格
   納部側へ回動させたとき、シートが格納部の底部
   に当接する前に前記ガイドピンと係合し、この状
   態から前記レバーを第１の位置方向へ回動させた
   のに伴なうシートと格納部との相対変位の際にガ
   イドピンをスライドガイドするガイド面と、該ガ
   イド面に連続して形成され、レバーを第１の位置
   まで移動させてロツク機構をロツク状態としたと
   きに、ガイドピンと係合してガイドピンの上方へ
   の移動を規制するガイド溝とが形成されているこ
   とを特徴とするシート格納装置。