JPH0326033Y2 - - Google Patents

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JPH0326033Y2
JPH0326033Y2 JP1986038661U JP3866186U JPH0326033Y2 JP H0326033 Y2 JPH0326033 Y2 JP H0326033Y2 JP 1986038661 U JP1986038661 U JP 1986038661U JP 3866186 U JP3866186 U JP 3866186U JP H0326033 Y2 JPH0326033 Y2 JP H0326033Y2
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hook
seat
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upper arm
vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用折畳み式シート、例えばバン
型自動車における後部シートのように折畳み可能
なシートのヒンジ装置、詳しくはシートを車両フ
ロアに係止するシートロツク機構に関するもので
ある。
(従来の技術) 従来の車両用折畳み式シートには、例えば特公
昭60−58048号公報に記載されたものがある。こ
のシートは、第7図に示すように、シートバツク
70が軸71を中心にシートボトム(シートクツ
シヨンに相当する。)72に前傾され、さらにそ
の状態のまま、車両フロア73上の軸74を中心
に前方(図示左方)へ回動されることにより、二
点鎖線で図示したように折畳まれる。そして同シ
ートは、シートボトム72の下側に配置された操
作レバー75の操作により、シートボトムロツク
(シートを車両フロア73に係止するシートロツ
ク機構に相当する。)をロツク解除すると同時に、
ヒンジ装置76側の連動部材77を介して同ヒン
ジ装置76内のシートバツクロツク機構のロツク
解除が果たされるようになつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記した従来の折畳み式シート
にあつては、操作レバー77を主体とするシート
ロツク機構がヒンジ装置76とは別個に、シート
ボトム72の下側に配置されているため、とくに
シート折畳み時には操作レバー77がシートボト
ム72の下面から後方(詳しくは荷室側)に突出
することになつた(第7図二点鎖線参照)。
このため、荷室への荷物の積載時に、シートロ
ツク機構の操作レバー75が邪魔になり、同荷室
を有効に利用することができないと共に、荷物の
積載時及び輸送時に同荷物が操作レバー77と干
渉して、その荷物が破損されるおそれがあつた。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ための本考案は、シートクツシヨン側のロアアー
ムと、シートバツク側のアツパアームとを連結軸
にて回動可能に連結し、前記アツパアームには下
端に鉤部を有するフツクの上端を枢支ピンにて回
動可能に懸吊し、前記ロアアームには前記フツク
のほぼ中間部両側に位置する一対のガイド部を配
置し、前記アツパアームの回動に連動して、前記
フツクが一対のガイド部にて揺動案内されること
により、同フツクの鉤部が車両フロア側のストラ
イカに対し係脱されることを構成の要旨とするも
のである。
(作用) 上記した手段によれば、シートの格納及び使用
にあたつて、シートバツクが傾倒及び起立される
に伴うアツパアームの回動に連動して、フツクが
ロアアーム側の一対のガイド部にて揺動案内され
ることにより、フツクの鉤部が車両フロア側のス
トライカに対し係脱され、シートロツク及びその
解除が果たされる。
またシートロツク及びその解除を果たすフツク
を主体とするシートロツク側がヒンジ装置に組込
まれていることから、とくにシート折畳み時のシ
ートクツシヨンの底面から突出物がほとんど無い
ものが得られる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図〜第6図にし
たがつて説明する。なお本例の車両用折畳み式シ
ートは、バン型車両の車室内後部に後部シートと
して配置されるものである。
まず、折畳み式シートの概要について、同シー
トを車室後方から見た略体斜視図で示した第6図
を参照して述べる。このシートは、シートクツシ
ヨン1の後端部にシートバツク2の下端部が左右
のヒンジ装置H,H1を介して連結されている。
前記シートクツシヨン1の下面には底面フレーム
3が取着されており、同フレーム3の左右の前脚
4(図では片方のみ示されている。)が車両フロ
ア5上の各ブラケツト6にそれぞれ軸7を介して
回動可能に連結されている。
この折畳み式シートは、第6図に実線で示され
た着座状態から格納状態に折畳むときには、シー
トクツシヨン1上にシートバツク2をヒンジ装置
H,H1を介して前方(車両前方を指す。)へ傾
倒させて二つ折りし、さらに二つ折り状態のま
ま、車両フロア5上の軸7を中心に前方へ回動す
ることにより折畳まれる(第6図二点鎖線参照)。
なお、同シートを格納状態から着座状態に戻すと
きには、上記の逆順を行えばよい。
次に、前記折畳みシートを前記車両フロア5の
後部のホイールハウス5a上に係止(シートロツ
ク)する機能を具備する左側のヒンジ装置Hにつ
いて詳述する。なお説明あたつては、ヒンジ装置
Hの着座状態を斜視図で示した第1図、同側面図
で示した第2図、同分解斜視図で示した第3図に
基づいて進めることにする。
ヒンジ装置Hは、前記シートクツシヨン1の後
部側面に適宜固定されるロアアーム8と、前記シ
ートバツク2の下部側面に適宜固定されるアツパ
アーム9とからなる。
ロアアーム8は略三角板状に形成され、またア
ツパアーム9は長細板状に形成されると共にその
下端部が円形状に形成され、同下端周縁に円弧面
11を有している。そしてロアアーム8の外側の
頂部にアツパアーム9の下端部が連結軸10にて
回動可能に連結されている。なお両アーム8,9
間には連結軸10に嵌挿したリング状のスペーサ
12が介在されている。
ロアアーム8の外側の後端部(2図において右
端部)にはストツパピン13が突設され、またア
ツパアーム9の下端部(詳しくは前記円弧面11
の後端部)には同ストツパピン13に衝合する段
付状のストツパ部14が形成されている。従つ
て、ストツパピン13にストツパ部14が衝合す
ることにより、アツパアーム9の回動(第2図に
おいて時計回り方向の回動)が阻止され、同アー
ム2が所定の起立位置(着座位置)に保持され
る。
アツパアーム9の円弧面11の後端部には、ほ
ぼ半円形状の係合溝15が前記ストツパ部14の
前側に隣接して形成されている。
前記ロアアーム8の外側のほぼ中央部には、操
作レバー16の中央部が支軸17により回動可能
に支持されている。操作レバー16には、その前
端部(第2図において左端部)につまみ18が取
着されると共に、その後端部に前記アツパアーム
9の係合溝15に係合可能な係合突起19が上方
に向けて突出されている。
操作レバー16には、コイルスプリング20の
一端が前記支軸17とつまみ18との間に位置し
て掛着されている。コイルスプリング20は、そ
の他端をロアアーム8の外側に突出された突出ピ
ン21に掛着することにより、縦状に張設されて
いる。このコイルスプリング20の弾性によつ
て、操作レバー16が常には第2図において反時
計回り方向へ付勢されており、同レバー16の係
合突起19が前記係合溝15に係入されることに
よつて、ロアアーム8に対しアツパアーム9が起
立状態にロツクされている。
さらに前記アツパアーム9の外側には、前記係
合溝15の前方に隣接する枢支ピン22が突出さ
れていて、同ピン22にて長細板状をしたフツク
23の上端が回動可能に支持されている。しかし
て枢支ピン22は、前記連結軸10の軸線に直交
する鉛直線Lよりも前方に位置されている。
前記フツク23の下端には、鉤部24が後方に
向けてやや上向きとなるように突出されている。
フツク23の鉤部24は、フツク23のほぼ垂下
状態において前記車両フロア5上(詳しくはホイ
ールハウス5a上)のストライカ25に掛止され
ている。なおストライカ25は、前記鉛直線L上
に配置されている。
前記ロアアーム8の外側には、前記フツク23
の中間部両側に位置する前後一対のガイドピン2
6,26が突出されている。ガイドピン26,2
6は、アツパアーム9の回動に伴う前記フツク2
3の揺動案内を果たす。
なお右側のヒンジ装置H1は、前記左側のヒン
ジ装置Hから操作レバー16を主体とするシート
バツクロツク機構、及びフツク23を主体とする
シートロツク機構(ストライカ25を含む。)が
排除されたものであるから、その説明については
省略する。
上記した車両用折畳み式シートのヒンジ装置H
において、第1図及び第2図に示された着座状態
から格納状態に折畳む場合は、まず操作レバー1
6のつまみ18をコイルスプリング20の弾性に
抗して引上げ、同レバー16を支軸17を中心に
第2図において時計回り方向に回動させることに
より、アツパアーム9の係合溝15に対する同レ
バー16の係合突起19の係合を解除する(第2
図二点鎖線参照)。
この状態で、シートバツク2を前方へ傾倒させ
る。すると、それに伴つてアツパアーム9が連結
軸10を中心として第2図において反時計回り方
向へ回動される。
このアツパアーム9の回動により、枢支ピン2
2の軸線が連結軸10の鉛直線L上に位置するま
では、フツク23の上端が枢支ピン22と共に後
方へ移動するに伴つて、同フツク23がガイドピ
ン26,26にて揺動案内されつつ僅かに下降す
るとともに、同フツク23はアツパアーム9に対
して枢支ピン22を中心に僅かに第2図において
時計回り方向に回動する。さらに、続いてフツク
23の上端が枢支ピン22と共に後方へ移動する
に伴つて、同フツク23がガイドピン26,26
にて揺動案内されつつ上昇していくとともに、同
フツク23はアツパアーム9に対して枢支ピン2
2を中心に第2図において反時計回り方向に回動
する。
上記したアツパアーム9の回動に伴うフツク2
3の揺動によつて、フツク23の鉤部24は車両
フロア5上のストライカ25に対し下降しながら
前方へ移動して同ストライカ25に対する係合を
解除したのち、上昇しながら後方へ円弧を描きな
がら移動して後側のガイドピン26に係合する
(第4図参照)。なお、枢支ピン22の移動に伴う
フツク23の鉤部24の移動経過を第5図に示し
た。すなわち枢支ピン22が移動軌跡a〜eに移
動すると、鉤部24は移動軌跡A〜Eのように移
動していくことになる。
このため、フツク23はロアアーム9の外側に
ほとんど納まり、ヒンジ装置H内に引込まれた状
態になるため、シートクツシヨン1の底面には何
ら突出物が存在しないことになる。
このようにして、シートバツク2がシートクツ
シヨン1上に傾倒され、二つ折り状態とされる。
なお前記操作レバー16に対する引上げ力は、ア
ツパアーム9の回動直後以降に解除すれば、コイ
ルスプリング20の弾性により同レバーの係合突
起19がアツパアーム9の円弧面11上に当接さ
れ、同突起19がアツパアーム9の回動に伴つて
同円弧面11上を相対的に摺動しうるため、何ら
支障は生じない(第4図参照)。
その後、シートは二つ折り状態のまま、車両フ
ロア5上の軸7を中心に前方(図示左方)へ回動
されることにより、第6図に二点鎖線で示した格
納状態に折畳まれる。
この格納状態(シート折畳み状態)では、シー
トクツシヨン1の底面には何ら突出物が存在しな
いことから、車両の荷室を有効に使用することが
できると共に、荷物の積載時及び輸送時に生じる
荷物の破損を解消するこができる。
また上記のように格納された折畳みシートを着
座状態に戻すときには、上記の逆順を行えばよ
い。すなわち折畳みシートを車両フロア5上の軸
7を中心に後方へ回動させた後、シートバツク2
を起立させる。
そうすると、アツパアーム9の回動に伴つてフ
ツク23が前記と反対の移動軌跡を描きながら移
動され、同フツク23の鉤部24が車両フロア5
上のストライカ25に確実に係合され、シートロ
ツクが果たされる。この係合と同時に、操作レバ
ー16の係合突起19がアツパアーム9の係合溝
15に係合される。これによつて、シートバツク
2が所定の起立状態にロツクされる。
また上記のヒンジ装置Hによれば、アツパアー
ム9の回動を利用して、フツク23を移動させ、
このフツク23をガイドピン26,26にて揺動
案内させることによつて、同フツク23の鉤部2
4を車両フロア5上のストライカ25に係脱させ
ることから、フツク23を所定の移動軌跡に沿つ
て確実に移動させることができ、ストライカ25
に対する鉤部24の係脱を確実に果たし得る。
またフツク23の鉤部24の移動軌跡を略し字
状に設定することができ、折返し状の鉤部24と
なし得るため、ストライカ25に対するシートロ
ツクを確実に果たすことができる。よつてロツク
状態のフツク23が何等かの外力を受けることが
あつても、そのロツク状態を確実に保持すること
が可能である。
(考案の効果) すなわち本考案によれば、シートの格納及び使
用にあたつて、シートバツクが傾倒及び起立され
るに伴うアツパアームの回動に連動して、フツク
がロアアーム側の一対のガイド部にて揺動案内さ
れることにより、フツクの鉤部が車両フロア側の
ストライカに対し係脱され、シートロツク及びそ
の解除が果たされるものであるから、シートバツ
クの傾倒及び起立の動作に連動してシートロツク
及びその解除を果たすことができる。
またシートロツク及びその解除を果たすフツク
を主体とするシートロツク機構がヒンジ装置に組
込まれていることから、とくにシート折畳み時の
シートクツシヨンの底面から突出物がほとんど無
いものが得られることから、従来のものと異な
り、車両の荷室を有効に使用することができると
共に、荷物の積載時及び輸送時に生じる荷物の破
損を解消することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案の一実施例を示すもの
で、第1図は車両用折畳みシートのヒンジ装置の
斜視図、第2図は同側面図、第3図は同分解斜視
図、第4図はヒンジ装置の折畳み状態の側面図、
第5図は同装置の要部作動説明図、第6図は車室
内後方から見た折畳みシートの略体斜視図、第7
図は従来の折畳みシートを示す側面図である。 5……車両フロア、8……ロアアーム、9……
アツパアーム、10……連結軸、22……枢支ピ
ン、23……フツク、24……鉤部、25……ス
トライカ、26……ガイドピン(ガイド部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シートクツシヨン側のロアアームと、シートバ
    ツク側のアツパアームとを連結軸にて回動可能に
    連結し、前記アツパアームには下端に鉤部を有す
    るフツクの上端を枢支ピンにて回動可能に懸吊
    し、前記ロアアームには前記フツクのほぼ中間部
    両側に位置する一対のガイド部を配置し、前記ア
    ツパアームの回動に連動して、前記フツクが一対
    のガイド部にて揺動案内されることにより、同フ
    ツクの鉤部が車両フロア側のストライカに対し係
    脱されることを特徴とする車両用折畳み式シート
    のヒンジ装置。
JP1986038661U 1986-03-17 1986-03-17 Expired JPH0326033Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986038661U JPH0326033Y2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986038661U JPH0326033Y2 (ja) 1986-03-17 1986-03-17

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JPH0640517Y2 (ja) * 1987-06-05 1994-10-26 株式会社大井製作所 車両用シ−トのヒンジ装置
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CN102481871B (zh) * 2009-09-09 2014-06-04 本田技研工业株式会社 车辆用座椅的收纳装置

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