JPH0472960B2 - - Google Patents
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- JPH0472960B2 JPH0472960B2 JP60257882A JP25788285A JPH0472960B2 JP H0472960 B2 JPH0472960 B2 JP H0472960B2 JP 60257882 A JP60257882 A JP 60257882A JP 25788285 A JP25788285 A JP 25788285A JP H0472960 B2 JPH0472960 B2 JP H0472960B2
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/46—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements with organic materials
- C04B41/48—Macromolecular compounds
- C04B41/4853—Epoxides
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B13/00—Dowels or other devices fastened in walls or the like by inserting them in holes made therein for that purpose
- F16B13/14—Non-metallic plugs or sleeves; Use of liquid, loose solid or kneadable material therefor
- F16B13/141—Fixing plugs in holes by the use of settable material
- F16B13/143—Fixing plugs in holes by the use of settable material using frangible cartridges or capsules containing the setting components
- F16B13/144—Fixing plugs in holes by the use of settable material using frangible cartridges or capsules containing the setting components characterised by the shape or configuration or material of the frangible cartridges or capsules
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B2111/00—Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
- C04B2111/00474—Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
- C04B2111/00482—Coating or impregnation materials
- C04B2111/00543—Coating or impregnation materials for wet surfaces
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、樹脂,硬化剤および充填材よりほぼ
なる多成分系硬化物質により受け部材の孔内にア
ンカーロツドを固定するための、複数の室を有す
る破壊可能なパトローネに関し、特に前記孔内へ
の挿入方向における後部領域に充填材を、また残
部領域には樹脂および充填材をそれぞれ収めてな
るパトローネに係るものである。
なる多成分系硬化物質により受け部材の孔内にア
ンカーロツドを固定するための、複数の室を有す
る破壊可能なパトローネに関し、特に前記孔内へ
の挿入方向における後部領域に充填材を、また残
部領域には樹脂および充填材をそれぞれ収めてな
るパトローネに係るものである。
(従来の技術)
硬化性物質を用いての固定は、拡開圧力を作用
させる必要がなく、静的および動的負荷特性にす
ぐれ、化学的安定性も良好であるため今日では広
く実用に供されるに至つている。かかる固定構造
を実現するにあたつては、多くの場合に負荷を直
ちに作用させることができず、壁または天井に対
する固定時には硬化前の硬化性物質が受孔から流
出する傾向がある等の欠点が指摘されている。か
かる欠点を解決するため、粘性が高く、流動性の
低い樹脂を使用する提案がなされている。しか
し、かかる樹脂は混合時に多大な力を必要とす
る。さらに粘性がある限度を超えると樹脂の受孔
に対する十分な接触が不可能となる。すなわち受
孔の内壁に存在する粉じんが流動性の低い樹脂と
結合されなくなるので、分離層が形成されること
になり、その結果として固定力が低下する。
させる必要がなく、静的および動的負荷特性にす
ぐれ、化学的安定性も良好であるため今日では広
く実用に供されるに至つている。かかる固定構造
を実現するにあたつては、多くの場合に負荷を直
ちに作用させることができず、壁または天井に対
する固定時には硬化前の硬化性物質が受孔から流
出する傾向がある等の欠点が指摘されている。か
かる欠点を解決するため、粘性が高く、流動性の
低い樹脂を使用する提案がなされている。しか
し、かかる樹脂は混合時に多大な力を必要とす
る。さらに粘性がある限度を超えると樹脂の受孔
に対する十分な接触が不可能となる。すなわち受
孔の内壁に存在する粉じんが流動性の低い樹脂と
結合されなくなるので、分離層が形成されること
になり、その結果として固定力が低下する。
既知の固定用パトローネにおいて、受孔からの
樹脂の流出を防止するため、パトローネの挿入方
向における後端領域に充填材および硬化剤をほぼ
全断面積を占めるように配置することも提案され
ている。かかるパトローネを受孔内に挿入するに
際して、パトローネの後部領域は受孔の開口分近
傍に位置することになる。受孔内でパトローネを
破壊すると硬化剤および充填材の硬化が後端側か
ら開始する。完全に、または部分的に硬化した樹
脂がプラグとして作用し、未だ硬化していない樹
脂が受孔の前側領域から流出するのを防止する。
樹脂の流出を防止するため、パトローネの挿入方
向における後端領域に充填材および硬化剤をほぼ
全断面積を占めるように配置することも提案され
ている。かかるパトローネを受孔内に挿入するに
際して、パトローネの後部領域は受孔の開口分近
傍に位置することになる。受孔内でパトローネを
破壊すると硬化剤および充填材の硬化が後端側か
ら開始する。完全に、または部分的に硬化した樹
脂がプラグとして作用し、未だ硬化していない樹
脂が受孔の前側領域から流出するのを防止する。
硬化剤をもつぱら後端領域のみに配置する場合
には固定操作の間に硬化剤を樹脂中に十分に分散
させることができない。その結果、受孔の前側領
域、すなわち内方領域における硬化には長時間を
要し、場合によつては十分な硬化が行なわれず、
所望の固定性能を実現することが不可能となる。
には固定操作の間に硬化剤を樹脂中に十分に分散
させることができない。その結果、受孔の前側領
域、すなわち内方領域における硬化には長時間を
要し、場合によつては十分な硬化が行なわれず、
所望の固定性能を実現することが不可能となる。
(発明の目的)
本発明の目的は、粘性の低い樹脂を使用するこ
とができ、樹脂を短時間で完全に硬化させるのみ
ならず固定操作の前後にわたり樹脂の流出を的確
に阻止することのできる複数の室を有するパトロ
ーネを提案するにある。
とができ、樹脂を短時間で完全に硬化させるのみ
ならず固定操作の前後にわたり樹脂の流出を的確
に阻止することのできる複数の室を有するパトロ
ーネを提案するにある。
(目的を達成するための構成)
この目的を達成するため本発明は、硬化剤の少
なくとも一部を、樹脂および充填剤を収めたパト
ローネの残部の領域内に配置したことを特徴とす
るものである。
なくとも一部を、樹脂および充填剤を収めたパト
ローネの残部の領域内に配置したことを特徴とす
るものである。
(発明の効果)
本発明における硬化剤の配置態様によれば、よ
り少量の混合物質しか用いない場合でも硬化剤を
樹脂中に均一に分散させることができ、樹脂を短
時間で確実に硬化させることが可能となる。同時
にパトローネの後端領域における充填材がこれと
接触する樹脂と結合して樹脂の流出を防止する。
り少量の混合物質しか用いない場合でも硬化剤を
樹脂中に均一に分散させることができ、樹脂を短
時間で確実に硬化させることが可能となる。同時
にパトローネの後端領域における充填材がこれと
接触する樹脂と結合して樹脂の流出を防止する。
硬化剤による樹脂の早期の硬化を防止するた
め、残部の領域内に硬化剤の少なくとも1つの室
を収めるのが望ましい。かかる室は、例えばガラ
ス等の破壊可能な材料よりなるカプセルとして形
成することができる。勿論、硬化剤を収めた複数
のカプセルを樹脂中に分散配置する構成としても
よい。
め、残部の領域内に硬化剤の少なくとも1つの室
を収めるのが望ましい。かかる室は、例えばガラ
ス等の破壊可能な材料よりなるカプセルとして形
成することができる。勿論、硬化剤を収めた複数
のカプセルを樹脂中に分散配置する構成としても
よい。
固定操作に際してはパトローネがその内部に収
められている室と共に破壊され、各成分が相互に
混合する。
められている室と共に破壊され、各成分が相互に
混合する。
全固定領域にわたり樹脂と硬化剤との混合比を
可能なかぎり均一化するため、硬化剤を収めた室
を残部の領域のほぼ全長にわたつて延在させて配
置するのが望ましい。かかる構成により樹脂と硬
化剤との混合比は樹脂を収めた残部領域の全長に
わたりほぼ一定とすることができる。すなわち当
該領域においても樹脂を完全に硬化させることが
可能となる。
可能なかぎり均一化するため、硬化剤を収めた室
を残部の領域のほぼ全長にわたつて延在させて配
置するのが望ましい。かかる構成により樹脂と硬
化剤との混合比は樹脂を収めた残部領域の全長に
わたりほぼ一定とすることができる。すなわち当
該領域においても樹脂を完全に硬化させることが
可能となる。
本発明によるパトローネの固定操作に際し、樹
脂の一部は、ほぼ全断面積にわたつて充填材を配
置した後部領域に向けて流れる。この領域におい
て硬化を短時間で完了させて未だ硬化していない
樹脂の流出を阻止するため、硬化剤の一部を、充
填材を収めたパトローネの後部領域内に配置する
のが望ましい。硬化剤の当該部分は、例えば充填
材の表面上に、または充填材の間に配置すること
ができる。充填材を硬化剤で被覆することによ
り、いかなる場合でも硬化剤の均一な分散状態を
確保することが可能となる。
脂の一部は、ほぼ全断面積にわたつて充填材を配
置した後部領域に向けて流れる。この領域におい
て硬化を短時間で完了させて未だ硬化していない
樹脂の流出を阻止するため、硬化剤の一部を、充
填材を収めたパトローネの後部領域内に配置する
のが望ましい。硬化剤の当該部分は、例えば充填
材の表面上に、または充填材の間に配置すること
ができる。充填材を硬化剤で被覆することによ
り、いかなる場合でも硬化剤の均一な分散状態を
確保することが可能となる。
充填材は、受孔とアンカーロツドとの間の環状
スペースを充満するのに必要とされる樹脂および
硬化剤の量を減少させてコストを低減することを
目的としている。この充填材は、圧縮およびせん
断強度を向上する機能をも発揮するものである。
本発明によるパトローネにおいて、充填材は、未
だ硬化していない樹脂の受孔からの流出を防止す
ることをも目的とするものである。このような目
的・機能は、充填材の表面を硬化剤で被覆するこ
とにより達成することができる。本発明の好適な
実施態様においては、さらに、パトローネの後部
領域における充填材の容積を残部領域における充
填材の容積より大きく設定する。充填材の配置密
度は、例えば充填材の粒径を異ならしめることに
よつて相違させることができる。
スペースを充満するのに必要とされる樹脂および
硬化剤の量を減少させてコストを低減することを
目的としている。この充填材は、圧縮およびせん
断強度を向上する機能をも発揮するものである。
本発明によるパトローネにおいて、充填材は、未
だ硬化していない樹脂の受孔からの流出を防止す
ることをも目的とするものである。このような目
的・機能は、充填材の表面を硬化剤で被覆するこ
とにより達成することができる。本発明の好適な
実施態様においては、さらに、パトローネの後部
領域における充填材の容積を残部領域における充
填材の容積より大きく設定する。充填材の配置密
度は、例えば充填材の粒径を異ならしめることに
よつて相違させることができる。
最大固定強度を得るためには充填材を樹脂中に
均一に分散させることが不可欠である。したがつ
て、パトローネの姿勢いかんによつて充填材が移
動したり、樹脂の各部において充填材の密度が相
違する配置は採用すべきではない。樹脂内で充填
材料を常に均一に分散させ、その密度変化を防止
するために、樹脂を収めた残部領域の充填材を外
部に対して開放した中空スペースを有する中空体
として形成するのが有利である。充填材を中空体
として形成することにより、充填材はその外面で
相互に接触するので、相対位置関係に変動を生じ
ることはない。
均一に分散させることが不可欠である。したがつ
て、パトローネの姿勢いかんによつて充填材が移
動したり、樹脂の各部において充填材の密度が相
違する配置は採用すべきではない。樹脂内で充填
材料を常に均一に分散させ、その密度変化を防止
するために、樹脂を収めた残部領域の充填材を外
部に対して開放した中空スペースを有する中空体
として形成するのが有利である。充填材を中空体
として形成することにより、充填材はその外面で
相互に接触するので、相対位置関係に変動を生じ
ることはない。
アンカーロツドの固定時においても樹脂の流出
は防止すべきである。そのためには、中空体を毛
細管として形成するのが望ましい。このような毛
細管は、既知の毛細管作用に基づいて樹脂の大部
分と結合する。毛細管は、中空体を例えば貫通孔
を有する真珠状に形成することによつて実現する
ことができる。
は防止すべきである。そのためには、中空体を毛
細管として形成するのが望ましい。このような毛
細管は、既知の毛細管作用に基づいて樹脂の大部
分と結合する。毛細管は、中空体を例えば貫通孔
を有する真珠状に形成することによつて実現する
ことができる。
(実施例)
以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。
る。
第1図に示すパトローネは外側ケース1および
その内部に配置された内側ケース2よりなるもの
である。内側ケース2は後部領域において外側ケ
ース1の全断面積を占める頭部2aを、また残部
領域においては頭部2aに対して断面積の小さな
ネツク部2bを有している。頭部2aおよびネツ
ク部2bの間に分離層3を配置する。頭部2a内
に充填材4を収める。ネツク部2b内には硬化剤
5を収める。ネツク部2bを包囲する外側ケース
1の残部領域内には樹脂6およびその内部に均等
に分散された充填材7を収める。この充填材7は
中空体として形成し、樹脂6に対してその占有容
積を大とする。固定に際してパトローネは、その
前端8から受孔内に挿入する。したがつて頭部2
aが受孔の開口部近傍に配置され、固定時に先に
破壊される。樹脂6は硬化剤5との混合により、
並びに頭部2a内に収められていた充填材4によ
つて、受孔からの流出を阻止される。
その内部に配置された内側ケース2よりなるもの
である。内側ケース2は後部領域において外側ケ
ース1の全断面積を占める頭部2aを、また残部
領域においては頭部2aに対して断面積の小さな
ネツク部2bを有している。頭部2aおよびネツ
ク部2bの間に分離層3を配置する。頭部2a内
に充填材4を収める。ネツク部2b内には硬化剤
5を収める。ネツク部2bを包囲する外側ケース
1の残部領域内には樹脂6およびその内部に均等
に分散された充填材7を収める。この充填材7は
中空体として形成し、樹脂6に対してその占有容
積を大とする。固定に際してパトローネは、その
前端8から受孔内に挿入する。したがつて頭部2
aが受孔の開口部近傍に配置され、固定時に先に
破壊される。樹脂6は硬化剤5との混合により、
並びに頭部2a内に収められていた充填材4によ
つて、受孔からの流出を阻止される。
第2図に示すパトローネは第1図の実施例と機
能的に対応するものである。このパトローネは外
側ケース11内に硬化剤パトローネ12と後端領
域に位置する充填材パトローネ13とを具えてい
る。外側ケース11はプラグ状に形成された充填
材パトローネ13によつて封止する。この封止を
行なうため、外側ケース11と充填材パトローネ
13とに相互に密接させることのできるテーパ状
封止面を形成しても良い。充填材パトローネ13
内には充填材14をほぼ完全に充填する。硬化剤
パトローネ12内に粒状硬化剤15を収める。硬
化剤パトローネ12を包囲するスペースには樹脂
16および充填材7を充填する。充填材17も中
空体として形成し、その外形形状をもつて前記ス
ペースを完全に充満させるので、充填材17は樹
脂16内で常に均一分散状態に保たれる。樹脂1
6の大部分は充填材17の中空スペース内に含ま
れる。第2図は受け物質19の孔18内に挿入さ
れたパトローネを図示しないアンカーロツドの駆
動によつて破壊する前の状態を表わしている。本
実施例においても、パトローネの破壊に際して硬
化前の樹脂16の孔18からの流出が充填材14
によつて阻止される。
能的に対応するものである。このパトローネは外
側ケース11内に硬化剤パトローネ12と後端領
域に位置する充填材パトローネ13とを具えてい
る。外側ケース11はプラグ状に形成された充填
材パトローネ13によつて封止する。この封止を
行なうため、外側ケース11と充填材パトローネ
13とに相互に密接させることのできるテーパ状
封止面を形成しても良い。充填材パトローネ13
内には充填材14をほぼ完全に充填する。硬化剤
パトローネ12内に粒状硬化剤15を収める。硬
化剤パトローネ12を包囲するスペースには樹脂
16および充填材7を充填する。充填材17も中
空体として形成し、その外形形状をもつて前記ス
ペースを完全に充満させるので、充填材17は樹
脂16内で常に均一分散状態に保たれる。樹脂1
6の大部分は充填材17の中空スペース内に含ま
れる。第2図は受け物質19の孔18内に挿入さ
れたパトローネを図示しないアンカーロツドの駆
動によつて破壊する前の状態を表わしている。本
実施例においても、パトローネの破壊に際して硬
化前の樹脂16の孔18からの流出が充填材14
によつて阻止される。
第3図〜第7図は樹脂中に配置される充填材の
種々の実施例を示すものである。第3図の実施例
では充填材を小管21として形成する。この小管
21の直径を十分に小さく設定することにより、
その内部に含まれる樹脂の流出を阻止する毛細管
作用が得られる。
種々の実施例を示すものである。第3図の実施例
では充填材を小管21として形成する。この小管
21の直径を十分に小さく設定することにより、
その内部に含まれる樹脂の流出を阻止する毛細管
作用が得られる。
第4図に示す実施例では充填材をリブ付きスリ
ーブ22として形成し、例えば相互に交差する2
つの半径方向リブによつて外周管状部を支持する
ことにより変形に対して十分な強度をもたせる。
ーブ22として形成し、例えば相互に交差する2
つの半径方向リブによつて外周管状部を支持する
ことにより変形に対して十分な強度をもたせる。
第5図に示す実施例では充填材を、金属または
プラスチツク材料製の帯材または線材を巻回して
なるコイル23として形成する。
プラスチツク材料製の帯材または線材を巻回して
なるコイル23として形成する。
第6図に示す実施例では充填材を3角柱状体2
4として形成し、例えば所望のプロフイル形状に
押出成形した長尺物を適宜の長さに切断して製造
する。
4として形成し、例えば所望のプロフイル形状に
押出成形した長尺物を適宜の長さに切断して製造
する。
第7図に示す実施例では充填材を、樹脂内に均
一に分散させるのに特に好適な真珠形状体25と
して形成する。この真珠形状体25は例えばガラ
スまたはセラミツク製とする。
一に分散させるのに特に好適な真珠形状体25と
して形成する。この真珠形状体25は例えばガラ
スまたはセラミツク製とする。
第1図は本発明の一実施例によるパトローネの
縦断面図、第2図は他の実施例によるパトローネ
を受孔内に収めた状態で示す縦断面図、第3図〜
第7図は充填材の種々の実施例を示す斜視図であ
る。 2b,12……室、4,14……充填材、5,
15……硬化剤、6,16……樹脂、7,17…
…充填材。
縦断面図、第2図は他の実施例によるパトローネ
を受孔内に収めた状態で示す縦断面図、第3図〜
第7図は充填材の種々の実施例を示す斜視図であ
る。 2b,12……室、4,14……充填材、5,
15……硬化剤、6,16……樹脂、7,17…
…充填材。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 樹脂、硬化剤および充填材により主成分が構
成される多成分系硬化物質により受け部材の孔内
にアンカーロツドを固定するための、複数の室を
有する破壊可能なパトローネであつて、前記孔内
への挿入方向における後部領域に充填材を、また
残部領域には樹脂および充填材をそれぞれ収めて
なる破壊可能な固定用パトローネにおいて、 硬化剤5,15の少なくとも一部を、樹脂6,
16および充填剤7,17を収めたパトローネの
残部領域内に配置したことを特徴とする破壊可能
な固定用パトローネ。 2 特許請求の範囲第1項記載の破壊可能な固定
用パトローネにおいて、前記残部領域内に硬化剤
5,15の少なくとも1つの室2b,12を収め
たことを特徴とする破壊可能な固定用パトロー
ネ。 3 特許請求の範囲第2項記載の破壊可能な固定
用パトローネにおいて、硬化剤5,15を収めた
室2b,12を前記残部領域のほぼ全長にわたつ
て延在させて配置したことを特徴とする破壊可能
な固定用パトローネ。 4 特許請求の範囲第1項〜第3項のいずれか1
つに記載された破壊可能な固定用パトローネにお
いて、硬化剤の一部を、充填材4,14を収めた
パトローネの後部領域内に配置したことを特徴と
する破壊可能な固定用パトローネ。 5 特許請求の範囲第1項〜第4項のいずれか1
つに記載された破壊可能な固定用パトローネにお
いて、パトローネの後部領域における充填材4,
14の容積を残部領域における充填材の容積より
大きく設定したことを特徴とする破壊可能な固定
用パトローネ。 6 特許請求の範囲第1項〜第5項のいずれか1
つに記載された破壊可能な固定用パトローネにお
いて、樹脂6,16を収めた残部領域の充填材
7,17を外部に対して開放した中空スペースを
有する中空体として形成したことを特徴とする破
壊可能な固定用パトローネ。 7 特許請求の範囲第6項記載の破壊可能な固定
用パトローネにおいて、中空体を毛細管として形
成したことを特徴とする破壊可能な固定用パトロ
ーネ。 8 特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1
つに記載された破壊可能な固定用パトローネにお
いて、前記後部領域に充填剤および小量の硬化剤
を収めてなる破壊可能な固定用パトローネ。
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- 1985-11-12 US US06/797,432 patent/US4706806A/en not_active Expired - Fee Related
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