JPH0459473A - ステアリングホイールにおけるパツドの取付構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、自動車等に装着されるステアリングホイー
ルのパッドの取付構造に関し、詳しくは、裏面に衝撃エ
ネルギー吸収体・ホーン金具等の取付金具が固定されて
いるパッドの取付構造に関する。

〈従来の技術〉 従来、裏面に？＃撃エネルギー吸収体等の取付金具が固
定されているパッドをステアリングホイール本体に取り
付ける場合には、実開昭６２−１９４１７７号公報に記
載されているものが知られている。

この公報記載の取付構造では、衝撃エネルギー吸収体が
、それぞれ板金製として、変形時に衝撃エネルギーを吸
収する断面略逆Ｕ字形の変形部と、この変形部に固着さ
れる略四絢枠状のベース部と、から構成されるとともに
、ベース部に複数の硬買合成樹脂製の係止脚がねじ止め
されている。

一方、ステアリングホイール本体には、ステアリングホ
イールの芯金を構成するボスプレートに係止脚に対応す
る係止孔が形成されている。

そして、各係止脚をそれぞれの係止孔へ挿入させてそれ
らの周縁に係止させることにより、パッドをステアリン
グホイール本体に取り付けている〈発明が解決しようと
する課題〉 しかし、従来のパッドの取付構造では、衝撃エネルギー
吸収体のベース部にそれぞれねし止めして係止脚を設け
ていることから、衝撃エネルギー吸収体を備えたパッド
をステアリングホイール本体に取り付ける構造において
、部品点数が多く必要となって、取付工数が増加するこ
ととなっていた。

この発明は、上述の課題を解決するものであり、衝撃エ
ネルギー吸収体等の取付金具を備えたパッドをステアリ
ングホイール本体に取り付ける際の部品点数を低減させ
、取付工数を低減させることができるステアリングホイ
ールにおけるパッドの取付構造を提供することを目的と
する。

く課題を解決するための手段〉 この発明に係るパッドの取付構造は、取付金具を裏面に
固定させたパッドをステアリングホイール本体に取り付
ける構造であって、 前記取付金具の下部に係止孔が形成され、前記ステアリ
ングホイール本体に配設されている合成樹脂部位に、前
記係止孔に挿入されて前記係止孔周縁を係止可能な係止
脚が一体成形されて形成されていることを特徴とする。

〈発明の作用・効果〉 この発明に係るパッドの取付構造では、衝撃エネルギー
吸収体等の取付金具の下部に係止孔が形成され、ステア
リングホイール本体の合成樹脂部位に、この部位と一体
成形され、取付金具の係止孔に挿入されてその周縁を係
止する係止脚が形成されている。

そのため、係止脚が、ステアリングホイール本体の合成
樹脂部位において、一体的に形成されており、その合成
樹脂部位の成形時に容易に同時に形成で艶るため、従来
のような係止脚を配設するためのねじが不要となり、従
来のねじ止め作業が不要となる。

一方、取付金具に形成される係止孔は、従来のステアリ
ングホイール本体側に形成する場合と同様に設ければ良
いことから、従来の構造に比べて係止孔の加工工数を増
加させる虞れが無い。

したがって、この発明に係るパッドの取付構造では、ね
し止め作業が全く不要となるため、取付金具を備えたパ
ッドをステアリングホイール本体に取り付ける際の部品
点数を低減させ、取付工数を低減させることができる。

〈実施例〉 以下、この発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

実施例のステアリングホイールＷは、第２図に示すよう
に、ボス部Ｂと、ボス部Ｂから延びる二本のスポーク部
Ｓと、スポーク部Ｓに連結される円環状のリング部Ｒと
、を備え、ボス部Ｂの上部にホーンパッド１０が配設さ
れている。

なお、ホーンパッド１０を取り付けるステアリングホイ
ール本体１とは、ホーンパッド１ｏ以外のステアリング
ホイールＷの部位を指し、実施例の場合、ボス１、ボス
プレート２、スポーク部芯金４、リング部芯金５、スポ
ーク部芯金４の一部とリング部芯金５とを覆う被覆層６
、及びスポーク部芯金４にねじ９止めされる硬質合成樹
脂製のロアカバー７を備えて構成されている（第１・４
・９図参照）。

ホーンパッド１０は、パッド本体１１と、取付金具とし
ての衝撃エネルギー吸収体２ｏと、ホーンスイッチ機構
３ｏと、を備えて構成されている（第１・２・５・６図
参照）。

パッド本体１１は、形状保持性を有する硬質合成樹脂製
のインサート１２と、インサート１２を被覆する軟質合
成樹脂製の被覆層１８と、から構成されている。

インサート１２には、それぞれ所定位置に、ポーンスイ
ッチ機構３０の二つの可動コンタクトプレート３１を固
定するための複数の突起部１５が形成されているととも
に、可動コンタクトプレート３１の接点部３１ａを支持
する複数の支持［１６が形成されている（第２・５図参
照）、また、インサート１２の所定位置には、衝撃エネ
ルギー吸収体２０と連結されるように、それぞれ鍔部１
３ａを備えた二つの係止脚１３（第６図参照）と、取付
孔１４ｇを備えた一つの取付ボス１４（第１図参照）と
が形成されている。

衝撃エネルギー吸収体２０は、それぞれ板金製として、
断面略逆Ｕ字形とする変形部２１と、略四角枠状のベー
ス部２６から構成されている（第１〜３図参照）。

変形部２１は、上壁部２２と、上壁部２２の前部の三箇
所の縁から下方へ延びる側壁部２３と、上壁部２２の後
部の三箇所の縁から下方へ延びる側壁部２４と、を備え
て構成され、各側壁部２３・２４の下端が屈曲されてベ
ース部２６に固着されている。

また、土壁部２２には、所定位置にパッド本体１１を取
り付けるための一つの取付孔２２ａと一つの係止孔２２
ｂとを備えている。さらに、土壁部２２には、かしめ用
突起２２ｃに係止される二つの板ばね３４が固定されて
いる。

ベース部２６には、所定の三箇所に係止孔２７が形成さ
れ、後部中央下面にばね鋼からなる係止爪２ａ（ｉ４・
７・８図参照）が固着されでいるこれらの係止孔２７や
係止爪２８は、ホーンパッド１ｏをステアリングホイー
ル本体１に取り付ける際に使用するものである。

ホーンスイッチ機構３０は、パッド本体１１に固定され
る二つの板金製の可動コンタクトプレート３１と、ｉ撃
エネルギー吸収体２ｏの土壁部２２によって構成される
固定コンタクトプレート３３と、可動コンタクトプレー
ト３１側を固定コンタクトプレート３３から離隔させる
ための固定コンタクトプレート３３に固定された二つの
板ばね３４と、から構成されている（第２・５・６図参
照）。

各可動コンタクトプレート３１は、両端部付近に下方へ
突出するように屈曲する接点部３１ａを備え、また、パ
ッド本体１１へ取り付けるための一つの取付孔３１ｂを
備えて、連結されるリード線３２により、ホーン作動回
路の正極側に接続されるものである。そして、パッド本
体１１への取り付けは、パッド本体１１のインサート１
２の各突起部１５を対応する取付孔３１ｂに挿入させ、
各突起部１５の先端を熱により押し潰すことにより行な
われている。

各板ばね３４は、第３・６図に示すように、それぞれ、
固定部３４ａと、固定部３４ａの両側から斜め上方へ延
びる弾性部３４ｂと、を備えている。そして、各弾性部
３４ｂの固定部３４ａ近傍に貫通孔３４ｃが形成され、
各貫通孔３４ｃに固定コンタクトプレート３３のかしめ
用突起２２ｃを挿入させて折曲させることにより、固定
部３４ａの周縁がかしめ用突起２２ｃに係止され、各板
ばね３４が固定コンタクトプレート３３に固定されてい
る。そして、固定コンタクトプレート３３に、可動コン
タクトプレート３１を配置させたパッド本体１１を取り
付ける際には、各板ばね３４の弾性部３４ｂの先端が、
パッド本体１１のインサート１２の平坦部１７に当接し
、各板ばね３４の付勢力により、可動コンタクトプレー
ト３１が固定コンタクトプレート３３から離隔するよう
に付勢されることとなる。

なお、衝撃エネルギー吸収体２０の固定コンタクトプレ
ート３３（土壁部２２）に可動コンタクトプレート３１
を配置させたパッド本体１１を取り付ける際には、パッ
ド本体１１の各係止脚１３の鍔部１３ａを土壁部２２の
各係止孔２２ｂ周縁に係止させるとともに、土壁部２２
の取付孔２２ａに略円筒状の鍔付スペーサ１９を挿入し
、そのスペーサ１９を経てインサート１２の取付ボス１
４の取付孔１４ａにねじ２９を螺着させることにより、
パッド本体１１を固定コンタクトプレート３３に取り付
ける（：＠ｌ　・２・６図参照）。ちなみに、各係止孔
２２ｂの周縁に係止脚１３の鍔部１３ａを係止させる際
には、各係止孔２２ｂに係止脚１３を挿入させた後、パ
ッド本体１１を後方側（′ｔＳ２図の紙面上の下縁側）
へスライドさせて行なう。

なお、衝撃エネルギー吸収体２ｏにおける変形部２１の
土壁部２２である固定コンタクトプレート３３は、変形
部２１の側壁部２４、ベース部２６、係止爪２８、後述
する係止部材３８、ボスプレート３、及びボス２を経て
、ホーン作動回路の負極側に接続されることとなる。

方、ステアリングホイール本体１側には、第１・４・７
図に示すように、合成樹脂部位としてのロアカバー７の
所定位置に、衝撃エネルギー吸収体２０のベース部２６
の各係止孔２７に対応して、係止脚８が形成されている
。これらの係止脚８は、軸部８ｂ先端に、スリット８Ｃ
を設けられて縮径可能な頭部８ａが形成されている。ま
た、ロアカバー７には、係止脚８の周囲の所定位置に、
ホーンパッド１０の取付時にホーンパッド１０を所定以
上降下させないように、、？＃撃エネルギー吸収体２０
のベース部２６下面に当接する支持突起７ａ・８ｄが形
成さｔている。

なお、ステアリングホイール本体１には、第４・７・８
図に示すように、ボスプレート３の後部中央に、ホーン
パッド１０の取付後の外れ防止のために、ベース部２６
下面に固着された係止爪２８を抜は不能に係止する略半
円筒形状の係止部材３８がねじ３９止めされている。こ
の係止部材３８の係止爪２８を係止する態様は、係止部
材３８の側面の三箇所に係止孔３８ａ・３８ａが形成さ
れ、これらの係止孔３８ａ・３８ａの周縁に係止爪２８
の逆止爪部２８ａが係止されることによって行なわれる
。

したがって、実施例において、パッド本体１１衝撃工ネ
ルギー吸収体２０、及びホーンスイッチ機構３０を組み
付けたホーンパット１０をステアリングホイール本体１
に取り付ける場合には、衝撃エネルギー吸収体２０のベ
ース部２６の各係止孔２７ヘロアカバー７の各係止脚８
を挿入させるよう、かつ、ベース部２６の係止爪２８を
ボスプレート３にねじ３９止めされた係止部材３８に外
装するよう、ホーンパッド１０をステアリングホイール
本体１に対して上方から下方へ押し下げれば、各係止脚
８の頭部８ａが係止孔２７の周縁を係止し、また、係止
爪２８が係止部材３８に抜は不能に係止され、ホーンパ
ッド１０がステアリングホイール本体１に対して取り付
けられることとなる。

そして、実施例では、係止脚８が、ステアリングホイー
ル本体ｌの硬賀合成樹脂製のロアカバー７に一体的に形
成されており、そのロアカバー７の成形時に容易に同時
に形成できるため、従来のように係止脚をねし止めする
必要が無く、ねじ止め作業が不要となる。

一方、衝撃エネルギー吸収体２０に形成される係止孔２
７は、実施例の場合、板金製のベース部２６に形成され
ており、ベース部２６をプレス加工して形成する際、容
易に同時に形成することができ、従来のようなステアリ
ングホイール本体のボスプレートに穴明は加工によって
形成する係止孔に比べて、容易に形成することができる
。

したがって、実施例のパッド１０の取付構造では、ねじ
止め作業が全く不要となるため、衝撃エネルギー吸収体
２０を備えたパッド１０をステアリングホイール本体１
に取り付ける際の部品点数を低減させ、取付工数を低減
させることができる。なお、ホーンパッド１０の外れ防
止のための構造、すなわち、係止爪２８や係止部材３８
は、従来と同様な構成であり、上述の効果を減するもの
では無い。

なお、実施例では、係止脚８を形成するステアリングホ
イール本体１の合成樹脂部位として、ロアカバー７を例
示したが、勿論、係止脚が形成される部位はロアカバー
７に限定されるものでは無く、例えば、ボスプレート２
若しくはスポーク部芯金４に、それらの外周部位を覆う
合成樹脂部位が形成される場合には、それらの部位に形
成しても良い。

また、実施例では、取付金具として衝撃エネルギー吸収
体２０を示したが、他に、ホーンスイッチの固定コンタ
クトプレート等のホーン金具を使用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例を示す断面図であり、第
２図のＩ−Ｉ部位の部分省略断面図、第２図は、同実施
例のステアリングホイールの平面図、 第３図は、同実施例に使用する衝撃エネルギー吸収体の
平面図、 第４図は、同実施例のステアリングホイール本体の平面
図、 第５図は、第２図のＶ−Ｖ部位における、同実施例に使
用するホーンパッドの部分省略断面図、第６図は、第２
図のｖｒ−ｖ＋部位における、同実施例に使用するホー
ンパッドの部分省略断面図、第７図は、第４図の■−■
部位の部分断面図、第８図は、第４図の■−■部位の部
分断面図、第９図は、第４図のＩＸ−ＩＸ部位の部分断
面図である。 １・・・ステアリングホイール本体、 ７・・・（合成樹脂部位）ロアカバー ８・・・係止脚、 １０・・・ホーンパッド、 ２０・・・（取付金具）衝撃エネルギー吸収体、２７・
・・係止孔、 Ｗ・・・ステアリングホイール。 特　　許　　出　　願　　人 豊田合成株式会社 、−−→−−１ しＦ　−二（５１ 第 図 第 図 第 図 第 図 ２゜ 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 取付金具裏面に固定させたパッドをステアリングホィー
   ル本体に取り付ける構造であつて、前記取付金具の下部
   に係止孔が形成され、 前記ステアリングホィール本体に配設されている合成樹
   脂部位に、前記係止孔に挿入されて前記係止孔周縁を係
   止可能な係止脚が一体成形されて形成されていることを
   特徴とするステアリングホィールにおけるパッドの取付
   構造。