JPH0455203A

JPH0455203A - スタッカクレーン

Info

Publication number: JPH0455203A
Application number: JP16106390A
Authority: JP
Inventors: Kouichi Toumatsu; 東末　公一
Original assignee: Murata Machinery Ltd
Current assignee: Murata Machinery Ltd
Priority date: 1990-06-19
Filing date: 1990-06-19
Publication date: 1992-02-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はスタッカクレーンに関する。

特に、パレットを収納する棚のコンパクト化を図ること
のできるスタッカクレーンに関するものである。

（従来の技術）第１４図に一般的なスタッカクレーンを示す。

同図において、１は走行レール、２はガイドレール、３
はこれら走行レール１とガイドレール２に沿って走行す
る走行機体である。

走行機体３は、走行レール１上を走行する下部フレーム
４と、この下部フレーム４に立設されたフロントマスト
５及びリアマスト６と、これらマスト５．６の上部にプ
レート７を介して溶接等で固定され、ガイドレール２に
沿って移動する上部フレーム８と、前記両マスト５，６
に沿って昇降する昇降台９とを備えている。

１０は下部フレーム４に搭載された走行装置、１１は昇
降装置、１２は制御装置である。

昇降装置１１には、先端が昇降フレーム９に連結された
２本のチェーン１３．１４の巻取機構があり、この巻取
機構によるチエーン１３．１４の巻取又は送り出しによ
り、昇降フレーム９が昇降するようになっている。

２本のチェーンのうち、一方のチェーン１３は、上部フ
レーム８にシャフト８ａで回転可能に設けられたアイド
ラ８ｂにより案内されており、もう一方のチェーン１４
は、前記アイドラ８ｂ及び同様にして設けられたアイド
ラ８ｃにより案内されている。

このようなスタッカクレーンは、走行レールｌとガイド
レール２に沿って走行し、昇降フレーム９を昇降させ、
スライドフォーク９ａを用いて荷を出し入れし、倉庫等
の棚に有る荷を搬送する。

（発明が解決しようとする課題）上述した従来のスタッカクレーンには、次のような問題
点があった。

倉庫等の棚に収納する荷の出し入れは、昇降台に設けら
れたスライドフォークを用いて行なっていた。これによ
り、棚にはスライドフォーク挿入用のスペースを設けな
ければならなかった。このため、棚の高さが高くなり、
クレーンが大型化するという問題があった。

本発明の目的は、以上のような従来の問題点を解決し、
スライドフォークを用いることなく荷を出し入れするこ
とができ棚をコンパクト化することができるスタッカク
レーンを提供することにある。

（課題を解決するための手段）上記目的を達成するために本発明は、左右一対のマスト
と、これらのマストに沿って昇降する昇降台と、前記マ
ストの下部フレームに設けた荷載置手段とを備えたスタ
ッカクレーンであって、パレットを引っ掛けて出し入れ
するドロアーを前記昇降台に設け、このドロアーは前記
昇降台を下部フレーム上に下降させたときに、前記荷載
置手段の載置面より下方に位置する構成とした。

（作用効果）本発明は、上記の構成としたので次のような作用効果を
奏する。

すなわち、昇降台にはドロアーが設けであるので、ドロ
アーをパレットに引っ掛けることによりパレットを出し
入れすることができる。

パレットの出し入れに際して、昇降台を下部フレーム上
に下降させると、昇降台のドロアーが荷載置手段の載置
面より下方に位置するので、ドロアーに引っ掛けられて
いた昇降台上のパレットが荷載置手段上に移載されると
ともに、ドロアーの引っ掛かりが外れる。

このように、昇降台上にパレットを引き出した後、昇降
台を下部フレーム上に下降させるだけで、昇降台上のパ
レットを下部フレームの荷載置手段に移載することがで
きるので、移載後はパレットの下方を潜って上記ドロア
ーを反対位置に転送でき、そして昇降台を再び上昇させ
ればドロアーは引出し作用から押込み作用に転じて棚あ
るいはステーション等にパレットを搬出できる。

以上のように本発明によれば、スライドフォークを用い
ることな（パレットを出し入れすることができ、スライ
ドフォーク挿入用のスペースを排除すことにより棚の各
段を近接することができ、棚のコンパクト化を図ること
ができるという効果がある。

（実施例）以下、図示の実施例について説明する。

第１図は本発明に係るスタッカクレーンの正面図、第２
図は同じく左側面図、第３図は同じく平面図、第４図は
昇降台のドロア一部を示す昇降台の拡大縦断面図、第５
図は第４図のＡ−Ａ線断面図である。

これらの図面において、第１４図に示したもに相当する
部分には同一の符号を付しである。

本実施例のスタッカクレーンは、フロン！・マスト５お
よびリアマスト６に沿って昇降する昇降台１５と、この
昇降台１５の上面左右に設けられた一対のドロア一部２
０゜２０と、下部フレーム４上に設けられた荷載置手段３０
とを備えている。

また、棚５０に収納するパレット６０としては、第９図
に示すように、パレット６０の両側に案内ローラ６１を
備え、パレット６０の前部６２と後部６３とにそれぞれ
フック部６４．６４が設けられたものを使用する。そし
て、パレット６０は、第１０図に示すように、棚５０に
設けられた案内レール５１に支持されて収納されるとと
もに、案内ローラ６１の回動により棚５０との間で出し
入れ可能な構成となっている。

昇降台１５の上面左右には、第４，５図に示すように、
一対の断面コ字状のレール１６．１６が設けられている
。ドロア一部２０．２０は、これらのレール１６．１６
に案内されて昇降台１５上を進退動するようになってい
る。

レール１６．１６の両端の内側には、パレット６０を受
けて案内するフリーローラ１７がそれぞれ回転自在に配
置されている。

ドロア一部２０は、ドロアー本体２１と、このドロアー
本体２１を進退動させる進退動手段２５とからなってい
る。

ドロアー本体２１の上部前後には、上方へ突出する爪２
２．２２が設けられている。この爪２２．２２は、パレ
ット６０のフック部６４．６４に係合可能な形状に形成
されている。

ドロアー本体２１の内側部２１ａの前後には、昇降台１
５のレール１６の溝１６ａに係合して、ドロアー本体２
１を案内するカムフォロアー２３．２３が回転自在に設
けられている。

また、ドロアー本体２１の外側部２１ｂの前後には、チ
ェーンラッチ２４．２４が設けられている。

進退動手段２５は、第６図に示すように、駆動モータ２
６と、駆動モータ２６に接続した変速機２６ａと、この
変速機２６ａの出力軸に取り付けられた駆動スプロケッ
ト２７と、この駆動スプロケット２７により回転するチェ
ーン２８と、チェーン２８を支持する従動スプロケット
２７ａ、２７ｂとからなっている。なお、２９は調整ユ
ニットであり、チェーン２８のゆるみ等を調整できるよ
うになっている。

２８ａはチェーン２８を上方に支持するチェーンガイド
である。このチェーンガイド２８ａにより支持されたチ
ェーン２８には、上述したドロアー本体２１のチェーン
ラッチ２４が係合している。

これにより、進退動手段２５の駆動モータ２６を作動さ
せると、変速機２６ａ、駆動スプロケット２７によりチ
ェーン２８が回転し、その回転方向に従って、ドロアー
本体２１が第４図中矢印Ｘ方向に進退動するようになっ
ている。

この駆動モータ２６の作動によるドロアー本体２１の進
退動は、昇降台１５の昇降制御とともに制御装置１２に
よって行なわれる。

荷載置手段３０は、第１．３図に示すように、下部フレ
ーム４の左右に一対設けられており、駆動モータ３１と
、この駆動モーフ３１により回転するチェーン３２．３
２と、これらのチェーン３２．３２を駆動するスプロケ
ット３３．３３とからなっている。

このような構成よりなる荷載置手段３０は、昇降台１５を下部フレーム４に下降させたとき
に、荷載置手段３０の載置面３０ａが昇降台１５の上面
部１５ａより上方に位置するようになっており、その結
果、昇降台１５のドロア一部２０が荷載置手段３０の載
置面３０ａより下方に位置するようになっている。

次に、上述した構成よりなるスタッカクレーンの作用を
説明する。

第１１図は棚５０から昇降台１５に引き出したパレット
６０を荷載置手段３０によりステーションＳ等に移載す
る場合の説明図である。なお、この場合、荷載置手段３
０の端部には、第１１図（ｇ）、（ｈ）に示すように、
パレット６０を係止する上下動可能なパレット係止部７
０を設けておく。　棚５０から昇降台１５にパレット６
０を引き出す場合には、次のように行なう。なお、第１
１図（ａ）〜（ｊ）は、次の各符号（ａ）〜（ｊ）に対
応する。

（ａ）昇降台１５をパレット６０が収納されているラッ
クのところまで昇降動させる。そして、昇降台１５のド
ロアー本体２１の爪２２が、パレット６０のフック部６
４に係合可能な位置まできたところで、昇降台１５を停
止させる。

（ｂ）そして、昇降台１５の進退動手段２５により、ド
ロアー本体２１を棚５０側に移動させる。

（ｃ）その後、昇降台１５を少し上動させ、昇降台１５
のドロアー本体２１の爪２２をパレット６０のフック部
６４に係合させる。

（ｄ）進退動手段２５により、ドロアー本体２１を棚５
０とは反対の方向に移動させる。

（ｅ）これにより、パレット６０は、棚５０のラックか
ら引き出され、昇降台１５のフリーローラ１７上にドロ
アー本体２１の爪２２に係合したままの状態で支持され
る。

（ｆ）パレット６０を支持した昇降台１５を下部フレー
ム４上に下降させる。これにより、昇降台１５に支持さ
れていたパレット６０が下部フレーム４の荷載置手段３
０に受渡される。これとともに、ドロアー本体２１が荷
載置手段３０の載置面３０ａよりも下方となり、ドロア
ー本体２１の爪２２とパレット６０のフック部６４との
係合が外れる。

（ｇ）その後、荷載置手段３０の駆動モータ３１を駆動
させてチェーン３２を回転させ、ステーションＳ側にパ
レット６０を移動さぜ１する。これとともに、昇降台１５の進退動手段２５によっ
て、ドロアー本体２１を棚５０側に移動させる。

（ｈ）ステーションＳ側に移動したパレット６０は、荷
載置手段３０のパレット係止部７０に当接して位置決め
される。ドロアー本体２１は、ドロアー本体２１の爪２
２がパレット６０の後部６３のフック部６４の下方に位
置したところで停止する。

（ｉ）次に、昇降台１５を少し上昇させると、ドロアー
本体２１の爪２２がパレット６０のフック部６４に係合
する。

（Ｊ）そして、進退動手段２５により、ドロアー本体２
１をステーションＳ側に移動させる。これにより、パレ
ット６０はステーションＳ側に移動してラック内に収納
される。

以上のようにして、棚５０から引き出されたパレット６
０は、昇降台１５を経た後、荷載置手段３０を介してス
テーションＳに移載される。

次に、ステーションＳから棚５０へのパレット６０の移
載を説明する。なお、第１１図（ｋ）〜（ｒ）は、次の
各符号（ｋ）〜（ｒ）に対応する。

（ｋ）まず、昇降台１５を下部フレーム４上に下降させ
ておいてから、進退動手段２５によりドロアー本体２１
をステーションＳ側に移動させる。

（１）次に、昇降台１５を少し上昇させると、ドロアー
本体２１の爪２２がパレット６０のフック部６４に係合
する。

（ｍ）そして、進退動手段２５により、ドロアー本体２
１を棚５０側に移動させる。これにより、パレット６０
は、ステーションＳから引き出され、昇降台１５のフリ
ーローラ１７上にドロアー本体２１の爪２２に係合した
ままの状態で支持される。

（ｎ）パレット６０を支持した昇降台１５を下部フレー
ム４上に下降させる。これにより、昇降台１５に支持さ
れていたパレット６０が下部フレーム４の荷載置手段３
０に受渡される。これとともに、ドロアー本体２１が荷
載置手段３０の載置面３０ａよりも下方となり、ドロア
ー本体２１の爪２２とパレット６０のフック部６４との
係合が外れる。

（ｏ）その後、荷載置手段３０の駆動モータ３１を駆動
させてチェーン３２を回転させ、棚５０側にパレット６
０を移動させる。これとともに、昇降台１５の進退動手
段２５によって、ドロアー本体２１をステーションＳ側
に移動させる。

（ｐ）棚５０側に移動したパレット６０は、荷載置手段
３０のパレット係止部７０に当接して停止する。この状
態で、ステーションＳ側に移動したドロアー本体２１の
爪２２が、パレット６０の前部６２のフック部６４の下方
に位置することとなる。（ｑ）次に、昇降台１５を少し
上昇させると、ドロアー本体２１の爪２２がパレット６
０のフック部６４に係合する。その後、昇降台１５を所
定の棚の位置まで上昇させる。（ｒ）そして、進退動手
段２５により、ドロアー本体２１を棚５０側に移動させ
る。これにより、パレット６０は棚５０側に移動してラ
ック内に収納される。その後、昇降台１５を少し下降さ
せて、ドロアー本体２１の爪２２とパレット６０のフッ
ク部６４との係合を解除する。そして、進退動手段２５
により、ドロアー本体２１を棚５０と反対の方向に移動
させる。

以上のようにして、ステーションＳから弓き出されたパ
レット６０は、昇降台１５を経た後、荷載置手段３０を
介して棚５０に移載される。

第１２図はクレーンとクレーンとの片側に設けられた棚
５０との間におけるパレット６０の出し入れを示す説明
図である。

棚５０から昇降台１５にパレット６０を引き出す動作は
、第１１図（ａ）〜（ｅ）に示すように、前述した第１
１図の（ａ）〜（ｅ）と同様にして行なわれるので、そ
の説明は省略し、以降の動作について説明する。

なお、第１２図（ｆ）〜（ｈ）は、次の各符号（ｆ）〜
（ｈ）に対応する。

（ｆ）空いているラックの所まで昇降台１５を昇降動さ
せ、進退動手段２５により、ドロアー本体２１を棚５０
の方向へ移動させる。これにより、ドロアー本体２１の
爪２２に係合しているパレット６０が棚５０側に移動し
て、ラック内にパレット６０が収納される。

（ｇ）その後、昇降台１５を少し下降させてドロアー本
体２１の爪２２とパレット６０のフック部６４との係合
を解除する。

（ｈ）そして、進退動手段２５により、ドロアー本体２
１を棚５０と反対の方向に移動させる。

以上のようにして、クレーンとクレーンの片側に設けら
れた棚５０との間におけるパレッド６０の出し入れを行
なうことができる。

第１３図はクレーンの両側に棚５０゜５１を配置し、昇降台１５を介して棚５０から棚５１へ
とパレット６０を移載する場合の説明図である。なお、
昇降台１５には、第１１図（ｇ）、（ｈ）に示したのと
同様に、上下動可能なパレット係止部７０が設けられて
いる。

棚５０から昇降台１５にパレット６０を弓き出す動作お
よび昇降台１５から棚５１に収納する動作は、第１１図
の（ａ）〜（ｅ）および第１２図の（ｆ）〜（ｈ）に示
したのと同様にして行なわれるので、その説明は省略す
る。なお、第１３図（ａ）〜（ｄ）は、次の各符号（ａ
）〜（ｄ）に対応する。

（ａ）棚５０からパレット６０を引き出した後、パレッ
ト６０を支持した昇降台１５を下部フレーム４上に下降
させる。

これにより、昇降台１５に支持されていたパレット６０
が下部フレーム４の荷載置手段３０に移載される。これ
とともに、ドロアー本体２１が荷載置手段３０の載置面
３０ａよりも下方となり、ドロアー本体２１の爪２２と
パレット６０のフック部６４との係合が外れる。ここで
、昇降台１５のパレット係上部７０はあらかじめ上動さ
せておく。

そこで、荷載置手段３０を作動させパレット６０を左方
に移動する。パレット６０の停止位置は、係止部７０で
位置決めされる。

（ｂ）次に、進退動手段２５により、ドロアー本体２１
を図中矢印Ｘ方向に移動させる。このときパレット６０
は（ａ）で説明したように、位置決めされているので、
ドロアー本体２１は、ドロアー本体２１の爪２２がパレ
ット６０の後部６３のフック部６４の下方に位置したと
ころで停止する。

（ｃ）その後、昇降台１５を上昇させると、ドロアー本
体２１の爪２２が、パレット６０のフック部６４に係合
する。その後、昇降台１５を棚５１の所定の段まで移動
させ、進退動手段２５によりドロアー本体２１を棚５１
側へ移動する。

（ｄ）そして、昇降台１５を少し下降させた後、ドロア
ー本体２１を、昇降台１５側に戻す。

以上のようにして、昇降台１５を介して棚５０から棚５
１ヘパレッド６０が移載される。

以上のように本実施例によれば、スライドフォークを用
いることなくパレット６０を出し入れすることができ、
従来必要であったスライドフォーク挿入用のスペースを
排除すことにより棚５０の各段を接近させることができ
、棚全体のコンパクト化を図ることができる。

さらに、パレット６０は昇降台１５の片側のみでなく両
側に出し入れすることができるので、クレーンの両側に
棚を設けることが可能である。

以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範
囲内において適宜変形実施可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るスタッカクレーンのチェーンの正
面図、第２図は同じく左側面図、第３図は同じく平面図
、第４図は昇降台のドロア一部を示す昇降台の拡大縦断
面図、第５図は第４図のＡ−Ａ線断面図、第６図（ａ）
、（ｂ）はドロアーの駆動部分の構成を示す正面図、側
面図、第７図は第５図のＢ−Ｂ線断面図、第８図は第５
図のＣ−Ｃ線断面図、第９図はパレットの斜視図、第１
０図はパレットを棚に支持したときの要部拡大図、第１
１図（ａ）〜（ｒ）、第１２図（ａ）〜（ｈ）および第
１３図（ａ）〜（ｄ）はスタッカクレーンの作用説明図
、第１４図は従来の一般的なスタッカクレーンの構成図
である。３．４・・・マスト、１５・・・昇降台、２１・・・ド
ロア本体、２２・・・爪、２５・・・進退動手段、３０
・・・荷載置手段、５０・・・棚、６０・・・パレット
、Ｓ・・・ステーション。

Claims

【特許請求の範囲】

左右一対のマストと、これらのマストに沿って昇降する
昇降台と、前記マストの下部フレームに設けた荷載置手
段とを備えたスタッカクレーンであって、パレットを引
っ掛けて出し入れするドロアーを前記昇降台に設け、こ
のドロアーは前記昇降台を下部フレーム上に下降させた
ときに、前記荷載置手段の載置面より下方に位置するこ
とを特徴とするスタッカクレーン。