JPH0664708A - スタッカクレーン - Google Patents

スタッカクレーン

Info

Publication number
JPH0664708A
JPH0664708A JP23892992A JP23892992A JPH0664708A JP H0664708 A JPH0664708 A JP H0664708A JP 23892992 A JP23892992 A JP 23892992A JP 23892992 A JP23892992 A JP 23892992A JP H0664708 A JPH0664708 A JP H0664708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
pallet
horizontal
traverser
rack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23892992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisao Hasegawa
久雄 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
EIKOU SEISAKUSHO KK
Original Assignee
EIKOU SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by EIKOU SEISAKUSHO KK filed Critical EIKOU SEISAKUSHO KK
Priority to JP23892992A priority Critical patent/JPH0664708A/ja
Publication of JPH0664708A publication Critical patent/JPH0664708A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 無駄時間をなくし、作業能率を向上させる。 【構成】 ラックに沿い走行可能なクレーンフレーム6
に昇降フレーム13を設け、該昇降フレーム13に、ク
レーンフレーム6の走行方向D1に対し直交する方向へ
水平移動し得る水平移動フレームと、該水平移動フレー
ムと同一方向へ移動し得ると共にパレット66を棚内へ
送り込み或いは棚外へ引き出し得る回動自在な係合片5
5,56を備えたトラバーサ28と、トラバーサ28に
より引き込まれたパレット66を上下2段に搭載し得る
上パレット案内レール25b及び下パレット案内レール
25dを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パレット上に載置した
車両等の荷をラックの棚に対して出し入れするためのス
タッカクレーンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両等の荷を保管するために従来からラ
ック設備が使用されており、ラック設備におけるラック
の棚に荷を出し入れするためにはスタッカクレーンが用
いられる。
【0003】而して、上述のラック設備は、一般に、図
19に示される如く、夫々車両等の荷が載置されるパレ
ットaを格納可能な棚bを上下方向に複数段且つ奥行き
方向に複数列備えたラックcを、左右方向に所要間隔を
あけて対向配置し、該ラックc間に、奥行き方向に走行
可能なスタッカクレーンdを配設して構成されている。
【0004】前記スタッカクレーンdは、床部並びに天
井部に奥行き方向に延びるよう敷設された走行レール並
びに上部ガイドレール(図示せず)に沿って、クレーン
フレームeを走行可能に配設し、該クレーンフレームe
にリフタfを昇降可能に設け、該リフタfに、左右両側
方に伸縮自在で且つ前記パレットaを支持し得るフォー
クgを搭載して構成されている。
【0005】図19に示される如きラック設備を例えば
駐車設備として使用する場合、荷としての車両の入庫時
には、スタッカクレーンdのクレーンフレームeを走行
させると共にリフタfを昇降せしめて、該リフタfを空
いている棚bの位置まで移動させ、フォークgを伸縮さ
せて前記棚bのパレットaをリフタf上に引き込んだ
後、前記クレーンフレームeを走行させると共にリフタ
fを昇降せしめて、該リフタfを図示していない入出庫
口に移動させ、フォークgを伸長させてパレットaを入
出庫口側に張り出させ、該パレットa上に車両を載置す
る。
【0006】パレットa上に車両を載置したら、フォー
クgを収縮させて車両を載置したパレットaをリフタf
上に引き込み、再び前記クレーンフレームeを走行させ
ると共にリフタfを昇降せしめて、該リフタfを前記棚
bの位置まで移動させ、フォークgを伸縮させて前記車
両を載置したパレットaをリフタf上から前記棚bへ格
納する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
如きラック設備においては、スタッカクレーンdは、空
いている棚bのパレットaを一旦取りに行き、入出庫口
でパレットa上に車両を載置した後、再び棚bの位置ま
で移動しなければならないため、時間的な無駄が多く、
作業能率が悪いという問題を有していた。
【0008】本発明は、斯かる実情に鑑み、荷の入庫に
要する時間を短縮化し得、作業能率の向上を図り得るス
タッカクレーンを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ラックに沿っ
て走行し得るクレーンフレームに昇降フレームを設け、
該昇降フレームに、クレーンフレームの走行方向に対し
直交する方向へ水平移動し得る水平移動フレームと、該
水平移動フレームと同一方向へ移動し得ると共にパレッ
トをラックの棚内へ送り込み或いは棚外へ引き出すため
の移送手段を有するトラバーサと、トラバーサの移送手
段により引き込まれたパレットを支持する上下2段のパ
レット案内レールを備えて成るものである。
【0010】又、本発明は、ラックに近接して配置した
固定のクレーンフレームに昇降フレームを設け、該昇降
フレームに、ラックに対して水平移動し得る水平移動フ
レームと、該水平移動フレームと同一方向へ移動し得る
と共にパレットをラックの棚内へ送り込み或いは棚外へ
引き出すための移送手段を有するトラバーサと、トラバ
ーサの移送手段により引き込まれたパレットを支持する
上下2段のパレット案内レールを備えて成るものであ
る。
【0011】更に、本発明は、ラックに沿って走行し得
るクレーンフレームに、昇降はしないがクレーンフレー
ムの走行方向に対し直交する方向へ水平移動し得る水平
移動フレームと、該水平移動フレームと同一方向へ移動
し得ると共にパレットをラックの棚内へ送り込み或いは
棚外へ引き出すための移送手段を有するトラバーサと、
トラバーサの移送手段により引き込まれたパレットを支
持する上下2段のパレット案内レールを備えて成るもの
である。
【0012】
【作用】クレーンフレームはラックに沿い走行し、昇降
フレームは昇降し、水平移動フレーム及びトラバーサは
クレーンフレームの走行方向と直交する方向へ移動する
ことにより、入出庫作業が行われるが、パレットは上下
2段に搭載することができるため、荷を搭載したパレッ
トを棚へ送り込んだ後にわざわざ他所へ空のパレットを
取りに行く必要がなくなり、時間の無駄が解消される。
【0013】又クレーンフレームがラックに近接して固
定されている場合には、昇降フレームが所定高さへ昇降
し、水平移動フレーム及びトラバーサはラックに対して
移動することにより、入出庫作業が行われ、走行し得る
クレーンフレームに昇降しない水平移動フレームを設け
た場合には、移動フレーム及びトラバーサはラックに対
して直交する方向へ移動することにより、入出庫作業が
行われるが、これらの場合も空のパレットを棚へ送り込
んだ後にわざわざ他所へパレットを取りに行く必要がな
く、時間の無駄が解消される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照しつ
つ説明する。
【0015】図1〜図18は本発明のスタッカクレーン
の一実施例を示す。
【0016】図18において、1は左右両側に適宜の間
隔を置いて配置されたラックであり、該ラック1は、車
両等の荷2を格納するために、上下方向へ複数段に重ね
られ且つ奥行き方向に複数列に並べられた複数の棚3を
備えている。
【0017】左右のラック1上端の対向する縁部には、
ラック1に沿って奥行き方向へ延びるレール4が敷設さ
れ、レール4には、スタッカクレーン5がレール4に沿
って走行し得るよう吊下げられている。
【0018】スタッカクレーン5の詳細は、図1〜図1
7に示されている。
【0019】図1〜図3に示すように、スタッカクレー
ン5はクレーンフレーム6を備えている。該クレーンフ
レーム6は、図1に示すように、スタッカクレーン5の
走行方向D1所要の間隔を置いて配置された昇降ガイド
用の垂直フレーム6aと、該両垂直フレーム6aの上端
にレール4の幅方向へ延びるよう取り付けられた水平フ
レーム6b,6b’と、スタッカクレーン5の走行方向
1へ延び且つ前記両水平フレーム6b,6b’を連結
するための水平フレーム6cと、水平フレーム6cと平
行に配設され且つ前記両垂直フレーム6aの下端同士を
連結する水平フレーム6dとを備えている。而して、ク
レーンフレーム6は、図1に示すように正面から見ると
垂直フレーム6a、水平フレーム6b,6b’,6c,
6dにより窓枠状に形成され、図2に示すように側面か
ら見ると垂直フレーム6a、水平フレーム6b,6b’
によりT形状に形成され、図3に示すように平面的に見
ると水平フレーム6b,6b’,6cによりH形状に形
成されている。
【0020】クレーンフレーム6の水平フレーム6b幅
方向両側には、スタッカクレーン5の先行時に前記レー
ル4上を転動し得るようにした駆動車輪7が取り付けら
れ、左右の駆動車輪7は水平軸8により連結されてい
る。又水平フレーム6b上には、走行用減速電動機9が
搭載され、走行用減速電動機9の出力軸に取り付けたス
プロケット10と水平軸8に取り付けたスプロケット
(図示せず)には、無端状のチェーン(図示せず)が掛
け渡され、走行用減速電動機9を駆動することにより、
駆動車輪7を駆動し得るようになっている。
【0021】クレーンフレーム6の水平フレーム6b’
幅方向両側には、スタッカクレーン5の走行時に前記レ
ール4上を転動し得るようにした従動車輪11が取り付
けられている。
【0022】クレーンフレーム6には、昇降フレーム1
3が配設されている。該昇降フレーム13は、前後の垂
直フレーム6aの近傍に各垂直フレーム6aに沿って配
設された垂直部材13aと、前後の垂直部材13aの上
端同士及び下端同士を連絡する水平部材13bとを備え
ており、図1に示すように正面から見ると窓枠状に形成
され、スタッカクレーン5の垂直フレーム6aに沿い昇
降し得るようになっている。
【0023】クレーンフレーム6の水平フレーム6cに
は、昇降用減速電動機14及び該昇降用減速電動機14
により駆動し得るようにした昇降用ウインチドラム15
が搭載され、該昇降用ウインチドラム15に巻き取られ
ている2本の昇降用ワイヤロープ16,17のうち一方
の昇降用ワイヤロープ16は、水平フレーム6b側へ向
い、水平フレーム6b上に取り付けられているロープシ
ーブ18に巻き掛けられたうえ垂直下方へ向い、昇降フ
レーム13の垂直部材13a上端近傍に取り付けられて
いるロープシーブ19に巻き掛けられて上方へ向い、そ
の端部は、水平フレーム6bの下端に図示してないねじ
軸を介して固定されている。
【0024】又他方の昇降用ワイヤロープ17は、水平
フレーム6b’側へ向い、水平フレーム6b’上に取り
付けられているロープシーブ20に巻き掛けられたうえ
下方へ垂下し、昇降フレーム13の垂直部材13a上端
近傍に取り付けられているロープシーブ21に巻き掛け
られて上方へ向い、その端部は水平フレーム6b’の下
端にねじ軸22を介して固定されている。
【0025】昇降フレーム13の垂直部材13a上下部
には、昇降フレーム13が昇降する際にクレーンフレー
ム6の垂直フレーム6aに沿い転動し得るようにした水
平なガイドローラ23,24が互いに位相を90度ずら
して取り付けられている。
【0026】昇降フレーム13の下部の水平部材13b
上には、図4、図5、図6に詳しく示す如く水平案内フ
レーム25が配設されている。而して、該水平案内フレ
ーム25は、昇降フレーム13の各垂直部材13aに近
接して配設されたスタッカクレーンの走行方向D1に対
して直交する方向(移動方向)D2へ延びる左右一対の
上水平部材25aと該上水平部材25aのウェッジ部に
取り付けられ且つ上水平部材25aに沿って延びる断面
形状がアングル状の左右一対の上パレット案内レール2
5bと、上水平部材25aの下方に所要の間隔を隔てて
配設され且つ上水平部材25aと平行に延びる左右一対
の下水平部材25cと、下水平部材25cのウェッジ部
に取り付けられ且つ下水平部材25cに沿って延びる断
面形状がアングル状の左右一対の下パレット案内レール
25dと、上水平部材25aと下水平部材25cを連結
するよう、上、下水平部材25a,25cの長手方向へ
所要の間隔で取り付けられた垂直部材25eとを備え、
下水平部材25cが昇降フレーム13の下側の水平部材
13bに載置、固定されることにより水平案内フレーム
25が昇降フレーム13に固定、支持されており、各垂
直部材25eには、図7に拡大して示すように回転軸線
がスタッカクレーンの走行方向D1と平行に延びる複数
のガイドローラ26が回転自在に取り付けられている。
【0027】水平案内フレーム25に取り付けられたガ
イドローラ26には、スタッカクレーンの走行方向D1
に対して移動方向D2へ移動し得るようにした水平移動
フレーム27が取り付けられている。すなわち、水平移
動フレーム27は、断面形状が図7に示すごとくエ形状
で且つ移動方向D2へ延びる左右一対の水平部材27a
と、該左右の水平部材27a同士を接続する水平部材2
7bとを備え、水平部材27aの外側の溝に前記ガイド
ローラ26が嵌合し、水平部材27a,27b間には、
水平移動フレーム27と同一方向へ移動し得るようにし
たトラバーサ28が格納されている。
【0028】トラバーサ28は、スタッカクレーンの走
行方向D1へ延びるトラバーサフレーム28aと、トラ
バーサフレーム28aの長手方向両端部に取り付けたト
ラバーサ台車28bとを備え、該トラバーサ台車28b
の左右両側部には、回転軸線がスタッカクレーンの走行
方向D1と平行に延びる複数の回転自在なガイドローラ
29が取り付けられ、該ガイドローラ29が水平移動フ
レーム27における水平部材27aの内側の溝に転動自
在に嵌合されることにより、トラバーサ28は水平移動
フレーム27に支持されている。
【0029】水平案内フレーム25の下面には、スタッ
カクレーンの走行方向D1へ延びる水平軸30が回転自
在に支持され、該水平軸30に取り付けたスプロケット
31と、水平案内フレーム25の上面に搭載した水平移
動用減速電動機32に取り付けたスプロケット33とに
は、無端状のチェーン34が掛け渡されている。
【0030】水平案内フレーム25における下水平部材
25cの移動方向D2の前後端部には、前記スプロケッ
ト31と平行に回転自在なスプロケット35,36が取
り付けられ(図8参照)、水平移動フレーム27におけ
る水平部材27aの長手方向略中間部近傍下面には、図
9及び図10に拡大して示すように、左右夫々2個のチ
ェーン固定ブロック37が固着され、図6及び図17に
示す如く、スプロケット35,36に巻き掛けられると
共にスプロケット35,36間に掛け渡されたチェーン
39は、その下部移動部を水平軸30に取り付けたスプ
ロケット40に巻き掛けられ、その上部移動部の両端部
を、図9、図10に拡大して示すように、夫々ねじ軸3
8を介して各チェーン固定ブロック37に固定されてい
る。
【0031】図6及び図17に示すように、水平移動フ
レーム27における水平部材27aの移動方向D2前後
端部には、スプロケット35,36と平行にスプロケッ
ト41,42が回転自在に取り付けられ、水平案内フレ
ーム25における上水平部材25aの長手方向略中間部
近傍上面には、図10に拡大して示すように、左右夫々
2個のチェーン固定ブロック43,44が固着され、図
6及び図17に示す如く、スプロケット41,42に巻
き掛けられたチェーン45,46は水平移動フレーム2
7の移動方向へ延び、その一端部をねじ軸47,48を
介してチェーン固定ブロック43,44に固定され、他
端部をトラバーサ28のトラバーサ台車28bにチェー
ン固定ブロック49,50を介して固定されており、水
平移動フレーム27が距離Lだけ移動した場合には、ト
ラバーサ28は2Lの距離だけ移動し得るようになって
いる。
【0032】図11及び図12に示すように、トラバー
サ28におけるトラバーサフレーム28aの長手方向へ
所要の間隔で、回転軸線がトラバーサ28の移動方向D
2と平行な2本の水平軸51,52にはボス53,54
が外嵌され、ボス53,54の外周には、水平軸51,
52の径方向へ突出する係合片55,56が取り付けら
れている。
【0033】トラバーサフレーム28aに搭載した回動
用減速電動機57の出力軸に取り付けたスプロケット5
8と前記水平軸51に取り付けたスプロケット59に
は、無端状のチェーン60が掛け渡され、水平軸51に
取り付けたスプロケット61と水平軸52に取り付けた
スプロケット62には無端状のチェーン63が掛け渡さ
れている。
【0034】トラバーサフレーム28aには、水平軸5
1の近傍に位置するようリミットスイッチ64,65が
配設されており、係合片55が回動した際にボス53の
カム部によりその向きを検出し得るようになっている。
【0035】なお、図1中、66は昇降フレーム13に
取り付けられた水平案内フレーム25の上、下パレット
案内レール25b,25dに引き込まれたガイドローラ
67付のパレット、図2中68は水平案内フレーム25
の補強ブレースである。
【0036】上述のスタッカクレーン5によりラック1
の棚3に対し荷2の出し入れを行う場合、例えばラック
1に設けた入出庫口から荷2をスタッカクレーン5に搭
載し、搬送のうえラック1の所定の棚3に保管する場合
には次のような手順で操作を行う。
【0037】すなわち、水平案内フレーム25の上パレ
ット案内レール25bにはパレット66を引き込まず、
空の状態とし、トラバーサ28に取り付けてある係合片
55,56を垂直下向きにして空のパレット66に上面
から係合させた状態で該空のパレット66を水平案内フ
レーム25の下パレット案内レール25dに予め引き込
んでおき、水平移動フレーム27やトラバーサ28を水
平案内フレーム25からラック1側に突出しないよう位
置させ、走行用減速電動機9を駆動することにより水平
軸8を介して駆動車輪7を駆動する。このため、スタッ
カクレーン5はレール4に沿いラック1の入出庫口側へ
走行する。又この走行の際、昇降フレーム13がクレー
ンフレーム6に対して下限近傍の所定位置にない場合に
は、昇降用減速電動機14を駆動して昇降用ウインチド
ラム15を回転させ、昇降用ワイヤロープ16,17を
繰り出して昇降フレーム13を所定位置まで下降させて
おく。
【0038】スタッカクレーン5が入出庫口の前で停止
したら、水平移動用減速電動機32を駆動する。そうす
ると、スプロケット33、チェーン34、スプロケット
31、水平軸30、スプロケット40を介してスプロケ
ット35,36間に掛け渡されているチェーン39が駆
動されるため、チェーン39により引張られて水平移動
フレーム27が、スタッカクレーン5の走行方向D1
対し直交する方向D2へ移動し前進する。又水平移動フ
レーム27の移動により、トラバーサ28はチェーン4
5或いは46により引張られ、水平移動フレーム27と
同一の方向へ、水平移動フレーム27の移動距離の2倍
だけ移動する。すなわち、トラバーサ28は水平移動フ
レーム27と同一方向へ水平移動フレーム27の移動速
度の2倍の速度で移動する(図17参照)。このため、
空のパレット66はトラバーサ28に設けてある係合片
55,56により押され、ガイドローラ67が下パレッ
ト案内レール25dを転動することによりラック1の入
出庫口にある棚3へと送り込まれる。
【0039】トラバーサ28により空のパレット66が
入出庫口の棚3へ送り込まれたら、回動用減速電動機5
7を駆動する。そうすると、スプロケット58、チェー
ン60、スプロケット59を介して水平軸51が回動
し、水平軸51の回動により垂直下向きの係合片55は
回動してパレット66の上面から外れ、水平向きにな
り、又水平軸51の回動により、スプロケット61、チ
ェーン63、スプロケット62を介して水平軸52が回
動し、水平軸52の回動により垂直下向きの係合片56
は回動してパレット66の上面から外れ、水平向きにな
る。
【0040】係合片55,56が水平になったら、水平
移動用減速電動機32を逆転させてチェーン39を前述
した方向とは逆方向へ移動させる。そうすると、水平移
動フレーム27はチェーン39により引張られて後退
し、水平案内フレーム25のもとの位置へ戻り、又トラ
バーサ28はチェーン46により引張られて後退し、水
平案内フレーム25のもとの位置へ戻る。この場合、ト
ラバーサ28の後退距離は水平移動フレーム27の後退
距離の2倍となる。
【0041】水平移動フレーム27及びトラバーサ28
が水平案内フレーム25のもとの位置へ戻ったら、昇降
用減速電動機14を駆動して昇降用ワイヤロープ16,
17を若干繰出し、昇降フレーム13を、水平移動フレ
ーム27及びトラバーサ28がパレット66の下面に位
置することで更に下降させる。
【0042】昇降フレーム13が所定位置まで下降した
ら、再び水平移動用減速電動機32を駆動して水平移動
フレーム27を前進させると共に水平移動フレーム27
によりトラバーサ28を前進させ、水平移動フレーム2
7及びトラバーサ28を入出庫口に置かれて荷2が搭載
されているパレット66の下面に送り込み、回動用減速
電動機57を駆動する。このため、水平軸51,52が
回動して係合片55,56も回動し、垂直上向きとなっ
て荷2の搭載されているパレット66の下面に係合す
る。
【0043】係合片55,56が荷2の搭載されている
パレット66の下面に係合したら、水平移動用減速電動
機32を駆動して水平移動フレーム27を後退させると
共に水平移動フレーム27によりトラバーサ28を後退
させ、水平移動フレーム27及びトラバーサ28を水平
案内フレーム25のもとの位置まで戻す。このため、荷
2の搭載されているパレット66は、係合片55,56
により引張られて入出庫口の棚3から水平案内フレーム
25の上パレット案内レール25bの所定位置へ引き込
まれる。
【0044】荷2の搭載されたパレット66が水平案内
フレーム25における上パレット案内レール25bの所
定位置へ引き込まれたら、走行用減速電動機9を駆動し
てスタッカクレーン5を荷2を保管する棚3のある列ま
でレール4に沿い移動させ、昇降用減速電動機14を駆
動して昇降フレーム13を荷2を保管する棚3のある段
まで上昇させる。
【0045】又、荷2を保管すべき棚3に空のパレット
66がある場合は、昇降フレーム13を若干上方位置に
停止させた状態で回動用減速電動機57を駆動して係合
片55,56を垂直上向き状態から水平位置まで回動さ
せ、パレット66の下面から外し、水平移動用減速電動
機32を駆動して水平移動フレーム27及びトラバーサ
28を棚3へ向って所定位置まで前進させる。このた
め、荷2を搭載したパレット66はスタッカクレーン5
の水平案内フレーム25における上パレット案内レール
25bに保持されたままの状態で、水平移動フレーム2
7及びトラバーサ28のみが棚3内の空のパレット66
の上面に送り込まれる。
【0046】水平移動フレーム27及びトラバーサ28
が棚3の空のパレット66の上面に送り込まれたら、回
動用減速電動機57を駆動して係合片55,56を垂直
下向きにして空のパレット66の上面に係合させ、水平
移動用減速電動機32を駆動して水平移動フレーム27
及びトラバーサ28を水平案内フレーム25の所定位置
まで戻す。このため、空のパレット66は、係合片5
5,56により引張られてスタッカクレーン5における
水平案内フレーム25の下パレット案内レール25dに
引き込まれる。
【0047】空のパレット66が下パレット案内レール
25dに引き込まれたら、回動用減速電動機57を駆動
して係合片55,56を垂直下向きから垂直上向きに回
動させる。これによって、係合片55,56は下パレッ
ト案内レール25d上からのパレット66の上面から外
れて上パレット案内レール25b上の荷2が搭載された
パレット66の下面に係合する。又これらの操作と平行
して或いはこれらの操作の終了後に、昇降用減速電動機
14を駆動し、荷2の搭載されたパレット66を棚3内
に送り込めるよう、昇降フレーム13を更に下降させ
る。
【0048】昇降フレーム13が所定の高さに位置した
ら、水平移動用減速電動機32を駆動して水平移動フレ
ーム27及びトラバーサ28を棚3内に前進させる。こ
のため水平案内フレーム25の上パレット案内レール2
5b上に保持されている荷2の搭載されたパレット66
は上パレット案内レール25b上をガイドローラ67が
転動することにより前進し、棚3に設けたレールに送り
込まれる。
【0049】荷2の搭載されたパレット66が棚3に送
り込まれたら、回動用減速電動機57により垂直上向き
の係合片55,56を回動させてパレット66の下面か
ら外し、水平状態にし、水平移動用減速電動機32を駆
動して水平移動フレーム27及びトラバーサ28を水平
案内フレーム25上の所定位置へ戻し、回動用減速電動
機57を駆動して係合片55,56を下向きにし、下パ
レット案内レール25dに搭載されているパレット66
の上面に係合させる。
【0050】係合片55,56が下パレット案内レール
25dにある空のパレット66の上面に係合したら、昇
降用減速電動機14を駆動して昇降フレーム13を下降
若しくは上昇させると共に走行用減速電動機9を駆動し
てスタッカクレーン5をレール4に沿い走行させ、水平
案内フレーム25の下パレット案内レール25dに搭載
されている空のパレット66をラック1の入出庫口まで
搬送し、前述した手順により空のパレット66を入出庫
口に送り込み、以後は前述した手順を繰り返す。
【0051】ラック1の棚3に保管されている荷2を出
庫する場合の手順は入庫する場合の手順と略逆の手順と
なるだけであるため、詳細な説明は省略する。
【0052】上述の説明では、荷2が搭載されたパレッ
ト66を棚3に格納する場合、先ず棚3にある空のパレ
ット66を係合片55,56により下パレット案内レー
ル25dに引き込んだ後、係合片55,56を下向きか
ら上向きにして荷2を搭載したパレット66を棚3へ押
し込んでいるが、次のように操作しても良い。
【0053】すなわち、先ず棚3にある空のパレット6
6を係合片55,56により下パレット案内レール25
dに引き込んだら、係合片55,56をいったん水平に
してトラバーサ28を所定の位置に戻し、次いで昇降フ
レーム13をパレット66の1段分だけ下降させた後ト
ラバーサ28を水平移動し、しかる後荷2が搭載された
パレット66の下面に係合片55,56を上向きにして
係合させ、トラバーサ28を棚3へ向って前進させるこ
とにより荷2を棚3に格納するようにしても良い。
【0054】なお、本発明の実施例においては、ラック
に沿って走行するクレーンフレームに昇降フレームを設
ける場合について説明したが、クレーンフレームは固定
として昇降フレームを設けるようにしても、或いは走行
し得るクレーンフレームに昇降しない水平移動フレーム
を設けるようにしても良いこと、パレットの棚への送り
込み或いは棚からの取り出しを係合片を用いて行う場合
について説明したが、クランプ装置によりパレットをク
ランプすることにより棚への出し入れを行うようにする
こともできること、パレットの棚に対する出し入れは、
チェーンコンベアにより行うようにしても良いこと、ス
タッカクレーンはラック上部に設けたレールに沿い走行
するようにしているが、地上面に敷設したレール上を走
行するようにしても実施可能なこと、荷を保管すべき棚
に空のラックがない場合は、水平案内フレームの部分が
入出庫口から荷を保管すべき棚まで移動する中途部にお
いて適宜空のパレットを取り込むようにすることもでき
ること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更を加え得ること、等は勿論である。
【0055】
【発明の効果】本発明のスタッカクレーンによれば、請
求項1、2、3の何れにおいてもパレット案内レールを
上下に設け、夫々にパレットを搭載し得るようにしてい
るため同時に2枚のパレットを積み込むことができ、従
って荷の搭載されたパレットを棚に収納して後、いちい
ち別の場所へ空のパレットを取りにいく必要がなく、そ
の結果、時間の無駄がなくなり、作業能率が向上すると
いう優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタッカクレーンの一実施例の正面図
である。
【図2】図1のII−II方向矢視図である。
【図3】図1のIII−III方向矢視図である。
【図4】本発明のスタッカクレーンに適用する昇降フレ
ームに取付けた水平案内フレーム及び水平移動フレーム
の部分の正面図である。
【図5】図4のV−V方向矢視図である。
【図6】図4のVI−VI方向矢視図である。
【図7】図5のVII−VII方向矢視図である。
【図8】図6のVIII−VIII方向矢視図である。
【図9】水平移動フレーム及びトラバーサを走行させる
ためのチェーンを連結するねじ軸の部分の拡大図であ
る。
【図10】図9のX−X方向矢視図である。
【図11】本発明のスタッカクレーンに適用するトラバ
ーサの正面図である。
【図12】図11のXII−XII方向矢視図である。
【図13】図11のXIII−XIII方向矢視図であ
る。
【図14】図12のXIV部拡大横断面図である。
【図15】図14のXV−XV方向矢視図である。
【図16】図11のXVI−XVI方向矢視図である。
【図17】本発明のスタッカクレーンにおける水平移動
フレーム及びトラバーサを移動させる機構の原理を説明
するための側面図である。
【図18】本発明のスタッカクレーンが適用されるラッ
ク設備の側面図である。
【図19】従来のスタッカクレーンが適用されるラック
設備の斜視図である。
【符号の説明】
1 ラック 3 棚 6 クレーンフレーム 13 昇降フレーム 25b 上パレット案内レール(パレット案内レ
ール) 25d 下パレット案内レール(パレット案内レ
ール) 27 水平移動フレーム 28 トラバーサ 55,56 係合片(移送手段) 66 パレット D1 走行方向

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラックに沿って走行し得るクレーンフレ
    ームに昇降フレームを設け、該昇降フレームに、クレー
    ンフレームの走行方向に対し直交する方向へ水平移動し
    得る水平移動フレームと、該水平移動フレームと同一方
    向へ移動し得ると共にパレットをラックの棚内へ送り込
    み或いは棚外へ引き出すための移送手段を有するトラバ
    ーサと、トラバーサの移送手段により引き込まれたパレ
    ットを支持する上下2段のパレット案内レールを備えて
    成ることを特徴とするスタッカクレーン。
  2. 【請求項2】 ラックに近接して配置した固定のクレー
    ンフレームに昇降フレームを設け、該昇降フレームに、
    ラックに対して水平移動し得る水平移動フレームと、該
    水平移動フレームと同一方向へ移動し得ると共にパレッ
    トをラックの棚内へ送り込み或いは棚外へ引き出すため
    の移送手段を有するトラバーサと、トラバーサの移送手
    段により引き込まれたパレットを支持する上下2段のパ
    レット案内レールを備えて成ることを特徴とするスタッ
    カクレーン。
  3. 【請求項3】 ラックに沿って走行し得るクレーンフレ
    ームに、昇降はしないがクレーンフレームの走行方向に
    対し直交する方向へ水平移動し得る水平移動フレーム
    と、該水平移動フレームと同一方向へ移動し得ると共に
    パレットをラックの棚内へ送り込み或いは棚外へ引き出
    すための移送手段を有するトラバーサと、トラバーサの
    移送手段により引き込まれたパレットを支持する上下2
    段のパレット案内レールを備えて成ることを特徴とする
    スタッカクレーン。
JP23892992A 1992-08-14 1992-08-14 スタッカクレーン Pending JPH0664708A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23892992A JPH0664708A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 スタッカクレーン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23892992A JPH0664708A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 スタッカクレーン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0664708A true JPH0664708A (ja) 1994-03-08

Family

ID=17037379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23892992A Pending JPH0664708A (ja) 1992-08-14 1992-08-14 スタッカクレーン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0664708A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH094261A (ja) * 1995-06-15 1997-01-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 機械式駐車装置
JP2019508341A (ja) * 2016-01-26 2019-03-28 アウトストア・テクノロジー・エーエスAutostore Technology As 遠隔操作搬送器
CN112723250A (zh) * 2020-12-31 2021-04-30 无锡中鼎集成技术有限公司 一种输送线上货物与托盘组合的合盘机构

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6088097A (ja) * 1983-10-21 1985-05-17 積水化学工業株式会社 起泡性液体洗浄剤組成物
JPS62120488A (ja) * 1985-11-20 1987-06-01 Mitsubishi Electric Corp 物品の洗浄方法とその装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6088097A (ja) * 1983-10-21 1985-05-17 積水化学工業株式会社 起泡性液体洗浄剤組成物
JPS62120488A (ja) * 1985-11-20 1987-06-01 Mitsubishi Electric Corp 物品の洗浄方法とその装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH094261A (ja) * 1995-06-15 1997-01-07 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 機械式駐車装置
JP2019508341A (ja) * 2016-01-26 2019-03-28 アウトストア・テクノロジー・エーエスAutostore Technology As 遠隔操作搬送器
CN112723250A (zh) * 2020-12-31 2021-04-30 无锡中鼎集成技术有限公司 一种输送线上货物与托盘组合的合盘机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08277648A (ja) 格納システム
KR100310446B1 (ko) 입체주차설비
JPH0664708A (ja) スタッカクレーン
JP2566530B2 (ja) コンテナ格納装置
JP3216400B2 (ja) 立体駐車装置
JPS63272704A (ja) 立体収納庫
JPS61111296A (ja) ロ−ル移送装置
JP2973817B2 (ja) 自動倉庫用の出し入れ装置
JPH083367Y2 (ja) 立体自動倉庫
JP4828691B2 (ja) 荷の移載装置
JPH082616A (ja) 自動倉庫
JPS63154502A (ja) 立体物品格納装置
JP4065633B2 (ja) 機械式駐車装置
JP4335792B2 (ja) 機械式駐車装置
JP2001019115A (ja) スタッカークレーン
JP3046163U (ja) 物品収納棚
JPH1179409A (ja) コンテナターミナル
JP4258059B2 (ja) 倉庫設備における入出庫台車装置
JP3657829B2 (ja) 平面往復式駐車装置及びその入出庫方法
JP2649183B2 (ja) エレベータ式立体駐車装置
JPH0543014A (ja) ラツク設備
JPH10266800A (ja) 資材ストック装置及び資材搬送方法
JPH09240812A (ja) 物品保管装置
JPH03172207A (ja) スタッカクレーン
JPH1037511A (ja) コンテナ用シャーシ貯蔵装置