JPH0446417A - 温度補償装置 - Google Patents

温度補償装置

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JPH0446417A
JPH0446417A JP2156292A JP15629290A JPH0446417A JP H0446417 A JPH0446417 A JP H0446417A JP 2156292 A JP2156292 A JP 2156292A JP 15629290 A JP15629290 A JP 15629290A JP H0446417 A JPH0446417 A JP H0446417A
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JP
Japan
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temperature
signal
gain
temperature compensation
phase
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JP2156292A
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English (en)
Inventor
Yasuo Nagaishi
長石 康男
Tomonori Shiomi
智則 塩見
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、温度により利得及び位相が変化する、例えば
受信装置等の温度補償対象装置の利得及び位相を温度補
償するための温度補償装置に関するものである。
従来の技術 近年の電子機器の高性能化に伴い、その温度特性にも厳
しい性能が求められており、上記受信装置においても例
外ではない。従来の温度補償においてはアナログ回路に
よる補償が行われており、従来の温度補償装置を受信装
置に適用した例を第6図に示す。
この温度補償袋f109は、受信装置105の出力側に
、受信装置105の出力信号の移相量を変える移相器1
06と、受信装置F105の出力信号を減衰又は増幅す
る可変利得器107を備え、受信装置105の周りに設
けた温度センサ101にて測定された温度信号を、直流
オフセ・ント値及び利得を可変できるように構成した増
幅装置102と、直流オフセット値及び位相を可変でき
るように構成した増幅装置103へ与え、両増幅装置1
02.103にて増幅された信号にて前記可変利得器1
07の利得や移相器106の移相量を調整するように構
成されている。なお、図中104は受信装置105の入
力端子であり、108は受信袋f105の出力端子であ
る。
ところで、上記利得を調整するための増幅装置102に
おける直流オフセット値と利得の調整については、受信
装置105の利得が、例えば第7図の直線201に示す
ように温度に対してほぼ直線的に変動する場合、温度補
償装置109全体の温度に対する利得の変化が、直線2
01とは逆の傾きを持つ直線202になるようにしてい
る。具体的には、受信装置105を使用する温度範囲に
おいて全ての温度で、受信装置105の利得と、温度補
償装置109全体の利得との比が、一定の利得値に一致
するようにしている。よって、受信装置105の利得変
動を補償でき、入力端子104と出力端子108間の利
得を直線203に示すように温度に対して不変となし得
る。
また、位相を調整するための増幅装置103における直
流オフセット値と位相の調整については、受信装置10
5の位相が、例えば第8図の直線204に示すように温
度に対してほぼ直線的に変動する場合、温度補償装置1
09全体の温度に対する位相の変化が、直線204とは
逆の傾きを持つ直線205になるようにしている。具体
的には、受信袋W105を使用する温度範囲において全
ての温度で、受信装置105の位相と、温度補償装置1
09全体の位相との比が、一定の位相値に一致するよう
にしている。よって、受信装置105の位相変動を補償
でき、入力端子104と出力端子108間の位相を直線
206に示すように温度に対して不変となし得る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、従来の場合には、温度補償装置109全
体の温度に対する利得変化や位相変化の設定に際し、受
信装置105の温度に対する利得変動、温度センサ10
1の温度に対する出力電圧、移相器106の変換位相特
性、及び可変利得器107の変換利得特性をあらかしめ
個別に測定する必要があると共に、その測定値に基づい
て直線202が直線201と符号が逆の傾きを持つ特性
になるように増幅装置102の直流オフセット値と利得
を調整し、また直線205が直線204と符号が逆の傾
きを持つ特性になるように増幅装置103の直流オフセ
ット値と利得を調整する必要があり、その調整に手間取
り不便であった。また、測定回数、調整箇所が増加する
こと、およびそれによりコストが増大することがあると
いう難点があった。
加えて、精度よい補償を行うためには、温度センサ10
1、増幅装置102,103、移相器106、可変利得
器107、受信装置105の各特性に線形性が要求され
、これを達成させるために各回路が複雑化し、また、各
特性の線形性からの誤差はそのまま温度補償の誤差とな
って現われるという問題点も有していた。
なお、このような問題は、上述した受信装置に限らず、
温度補償を必要とする他の電子機器においても同様に生
じている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、直流
オフセット値や利得の調整及び直流オフセット値や位相
の調整を不要にできると共に、測定回数、調整箇所の減
少化やコストの低廉化が図れ、しかも非線形特性でも高
精度に温度補償対象装置の利得及び位相を補償できる温
度補償装置を提供するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために、本発明は、温度により利得
及び位相が変化する温度補償対象装置の利得及び位相を
温度補償するための温度補償装置において、前記温度補
償対象装置が置かれる雰囲気温度を測定しその温度に対
応じたアナログ値を出力する温度センサと、温度センサ
から入力した信号をディジタル信号に変換し出力するA
/D変換器と、A/D変換器から入力した信号に基づい
て該当する温度補償用データを出力するメモリ装置と、
温度補償対象装置の入出力端子間に設けられ、メモリ装
置から入力した信号に基づいて、温度補償対象装置の利
得を温度補償する可変利得器と、温度補償対象装置の入
出力端子間に設けられ、メモリ装置から入力した信号に
基づいて、温度補償対象装置の位相を温度補償する可変
移相器とを具備することを特徴とする。
前記メモリ装置としては、温度補償対象装置の使用温度
の全範囲にわたりA/D変換器から出力される全ディジ
タル信号についての温度補償用データを格納部に有し、
A/D変換器からの入力信号に応じた温度補償用データ
を選択して出力するようにしてもよい。或いは、温度補
償対象装置の使用温度の全範囲にわたりA/D変換器か
ら出力される全ディジタル信号のうちの一部の代表信号
について温度補償用データを格納部に格納すると共に、
データ補間回路を備えた構成とし、このデータ補間回路
がA/D変換器からの温度信号を受けて温度補償用デー
タを補間し、前記温度信号についての温度補償用データ
を求めるようにしてもよい。
作用 本発明は上記した構成によって、温度センサにて測定さ
れた温度信号が、A/D変換器を介してメモリ装置へ与
えられると、メモリ装置が温度センサにて測定された温
度についての温度補償用データを出力し、このデータを
入力した可変利得器が温度補償対象装置の利得を温度補
償し、また、可変移相器が温度補償対象装置の位相を温
度補償することとなる。
また、メモリ装置が、その格納部に、温度補償対象装置
の使用温度の全範囲にわたりA/D変換器から出力され
る全ディジタル信号ついての温度補償用データを格納す
る場合には、A/D変換器から出力されたディジタル信
号に基づき温度補償用データを選択し出力する。又、デ
ータ補間回路を備えたものである場合、温度センサにて
測定された温度信号が、A/D変換器を介してデータ補
間回路に与えられると、データ補間回路が温度補償用デ
ータを補関し、温度センサにて測定された温度に関する
温度補償用データを求めて出力し、このデータを入力し
た可変利得器や可変移相器が温度補償対象装置の利得や
位相を温度補償する。
実施例 以下、本発明に係る温度補償装置について図面に基づき
説明する。
第1図は、本発明に係る温度補償装置を受信装置8に通
用した場合を示すブロック図である。この温度補償装置
10は、温度補償対象装置である受信袋W8の近傍に設
置され、受信装置8の周りの雰囲気温度を測定してその
温度に対応じたアナログ値を出力する温度センサ1と、
温度センサ1の出力を入力してディジタル値に変換し出
力するA/D変換器2と、A/D変換器2の出力に基づ
いて該当する温度補償用データを求めて出力するメモリ
装置3と、メモリ装置3の出力を入力してアナログ値に
変換し出力するD/A変換器51及びD/A変換器51
の出力により減衰量を可変できる可変減衰器52からな
る可変利得器5と、メモリ装置3の出力を入力してアナ
ログ値に変換し出力するD/A変換器61及びD/A変
換器61の出力により移相量を可変できる移相器62か
らなる可変移相器6とを備えており、移相器62と可変
減衰器52は、受信装置8の出力側にこの順序で設けら
れている。なお、図中7.9は、受信装置8の入力端子
、出力端子である。
前記温度センサ1は、例えばサーミスタ温度センサ等か
らなり、その雰囲気温度に対応じた電圧信号等のアナロ
グ値をA/D変換器2へ出力する。
このA/D変換器2は、例えば逐次比較形A/D変換器
等からなり、温度センサ1から入力したアナログ信号を
ディジタル値に変換し、これをメモリ装f3に出力する
。なお、A/D変換器2は、上記逐次比較形A/D変換
器に限らず、他の回路構成のものを使用してもよい。
メモリ装置3は、アドレス毎に対応じたデータを格納す
るデータ格納部32と、データ補間回路31とを有し、
そのデータ格納部32には、受信装置8を使用する環境
温度の全範囲にわたって、A/D変換器2から出力され
る全ディジタル信号のうちの一部である代表温度につい
ての温度補償用データが格納されている。この温度補償
用データとしては、例えば動作温度が−40“0〜16
0°Cの場合、−40°C,−20℃、0°Cl2O°
C140℃、60’C(7)6点程度について格納して
おくとよい。
そして、データ補間回路31は、A/D変換器2から入
力したディジタル信号に基づいて後述する補間処理を行
って、該当する温度についての温度補償用データを求め
て可変利得器5と可変移相器6に出力する。
可変移相器6に備わったD/A変換器61は、例えば並
列形D/A変換器等からなり、メモリ装置3から出力さ
れた温度補償用データ(ディジタル信号)を入力すると
、これを電圧信号等のアナログ値に変換して移相器62
へ出力する。なお、D/A変換器61は、上記並列形D
/A変換器に限らず、他の回路構成のものを使用しても
よい。
上記移相器62は、例えば第2図に示すように、演算増
幅器Eを用いた回路からなり、演算増幅器Eとアース間
に設けたコンデンサC0の値を可変容量ダイオードC8
により制御するように構成されている。なお、C2は制
御電圧V、をカットするコンデンサ容量である。この回
路構成の場合、C1とC1の合成容量がc、−CI /
 (c+ 十c、)で表され、制御電圧VCを変えるこ
とにより移相器62の移相量が調整される。よって、受
信装置8からの出力信号の移相量を調整することができ
る。このとき、C2とC3の合成容量がC2・C:I 
/ (C2+C3) =C,÷[1+(CZ÷C2)〕
として表されるので、C2としては、可変容量ダイオー
ドC3に比べ大きな値のものを使用し、C2の影響を無
視できるようにしておくのがよい。なお、移相器62と
しては、他の回路構成のものを使用してもよい。
一方、可変利得器5に備わったD/A変換器51は、例
えば並列形D/A変換器等からなり、メモリ装置3から
出力された温度補償用データ(ディジタル信号)を入力
すると、これを電圧信号等のアナログ値に変換して可変
減衰器52へ出力する。なお、D/A変換器51は、上
記並列形D/A変換器に限らず、他の回路構成のものを
使用してもよい。
上記可変減衰器52は、例えば第3図に示すように構成
したPINアッテネータ等を使用してい名。このPIN
アンテネータは、制御電圧■5を変化させると、PIN
ダイオードD1、抵抗R1を通して流れるり、の順方向
のバイアス電流IFIが変化し、これによりPINダイ
オードD、の高周波抵抗r0も変化してb点の電位■5
が変化するようになしであると共に、この変化により、
固定の電圧V ccが印加されるPINダイオードD2
D3を流れる順方向バイアス電流IF2が変化して、P
INダイオードDz、D=の高周波抵抗rdl  rd
’Jも変化するように構成され、入出力インピーダンス
を一定に保持した状態で減衰量を変えることができるよ
うになっている。よって、制御電圧■、にD/A変換器
51からの出力信号を用いると、受信装置8からの出力
信号の利得を調整することができる。なお、可変減衰器
52としては、減衰させることが可能な上記PINアッ
テネータに限らず、減衰又は増幅させることが可能な他
の回路構成のものを使用してもよい。
ところで、上記温度補償用データは、次のようにして設
定している。第4図に示すように、前記メモリ装置f3
の代わりに、温度補償用データを作成する制御装置13
を設け、この制御装置13を除く温度補償装置10の各
機器と受信装置8を、恒温槽20内に収納して一定温度
に保持する。温度としては、上述した一40°C、−2
0’C、O’C,20°C540°C160°Cのうち
の一つとするとよい。そして、一定温度になると、受信
装置8に位相と電力が規定値に定めである信号を信号源
21にて与え、出力端子9からの出力電力を、電力(パ
ワー)を検出するパワーメータ22で読みとり、その電
圧信号を制御装置13へ入力する。
そして、制御装置13は、可変減衰器52の減衰量を決
めるための温度補償制御信号のレベルを変化させて、可
変利得器5へ与え、パワーメータ22からの出力電力と
、信号源21での入力電力との比率、つまり入力端子7
から出力端子9までの利得が、第7図の直線203上に
合致する状態になった時点で、制御装置13はその温度
補償制御信号を温度補償用データとし、また、そのデー
タのアドレス用信号として、温度センサ1から出力され
A/D変換器2でディジタル量に変換された温度信号を
保存する。
一方、出力端子9からの出力信号の位相と、信号源21
にて発する信号の位相との差を、位相差測定器23で読
みとり、その差に関する信号を制御装置13へ入力する
。そして、制御装置13は、位相差を無くするべく、移
相器62の移相量を決めるための温度補償制御信号のレ
ベルを変化させて、可変移相器6へ与え、位相差測定器
23からの出力信号の位相と、信号源21における出力
信号の位相との比率、つまり入力端子7から出力端子9
までの位相が、第8図の直線206上に合致する状態と
する。そして、その状態になった時点で、制御装置13
はその温度補償制御信号を温度補償用データとし、また
、そのデータのアドレス用信号として、温度センサ1か
ら出力されA/D変換器2でディジタル量に変換された
温度信号を保存する。
上述した操作を、上記−40°C,−20℃、O”C,
20“C240’C,60’Cのうちの他のすべての温
度について行い、各温度における温度補償用データを作
成する。そして、このデータを、例えばROMライター
等を用いてメモリ装置3に記憶させ、その後、制御装置
13の代わりにメモリ装置3を取付け、第1図に示す回
路構成としである。なお、このようにすると、前記メモ
リ装置に設定する温度補償用制御データを1回の測定で
作成することができ、従来例に比較して測定回数を大幅
に削減することが出来る。
次に、このようにして構成された温度補償装置10によ
る温度補償内容について説明する。入力端子7から受信
装置8へ所定の信号が入力されているとき、温度センサ
1は、受信装置8の近傍の雰囲気温度を測定し、その測
定信号をA/D変換器2へ与えてディジタル値に変換し
て、その信号をメモリ装W3のデータ補間回路31に入
力する。
データ補間回路31は、A/D変換器2から信号が与え
られると、与えられた信号に基づきメモリ装置3のデー
タ格納部32に格納しである代表的な温度補償用データ
のうちから、例えば2つ読出して直線補間処理を行う。
具体的には、温度センサlで測定した温度tが、メモリ
装置32に格納しである代表温度T1≦t<T2の範囲
にあるとし、各代表温度TI、T2に於ける利得に関す
る温度補償用データがそれぞれに、 、K、であるとす
ると、温度りに於ける利得に関する温度補償用データk
を下式にて求め、 k =に+ + (t  T+ )  (K2  K+
 ) /(T2−T、) また、各代表温度T1、T2に於ける位相に関する温度
補償用データがそれぞれL=、Lzであるとすると、温
度11こ於ける位相に関する温度補償用データrを下式
にて求める。
1−L+ + (t  T+ )(L2 1−+ )/
(T2−T+ ) このようにして求めた温度補償用データにとlは、可変
利得器5のD/A変換器51と可変移相器6のD/A変
換器61へ与えられ、ここでアナログ値に変換され、移
相器62はそのアナログ値に変換された温度補償用デー
タに基づき移相量を決定し、受信装置8からの出力信号
をその移相量で移相させ、また、可変減衰器52はアナ
ログ値に変換された温度補償用データに基づき減衰量を
決定し、移相器62からの出力信号をその減衰量で減衰
させる。よって、受信袋W8が温度変化により利得の変
動を生じても、受信装置8の入力端子7と出力端子90
間での利得及び位相の温度変動を補償できる。
しかる後、受信装置8の周りの雰囲気温度が変化すると
、温度センサ1はその温度を測定する。
これにより、上述した温度補償が同様に行われる。
このことは、温度が変わる都度、上記温度補償制御が繰
り返し行われる。これにより、受信袋W8の利得や位相
が温度により変化しても、受信装置8から出力された信
号を、利得変化や位相変化が起きなかった状態のものと
することができる。
なお、上記実施例では動作温度が一40″C〜+60°
Cの場合、−40°C、−20°C10°C220°C
,40”C,60°Cの6点程度について温度補償用デ
ータを格納するようにしているが、動作温度としては上
記範囲を越えた範囲の場合には、それに応じた温度範囲
で温度補償用データを作成する必要がある。また、20
°Cおきに温度補償用データを作成する必要はなく、恒
温槽にて温度を正確にコントロールできる温度ピッチ、
例えば5℃ピッチ程度又はそれ以下で温度補償用データ
を作成するのが、より高精度で制御できるので好ましい
第4図は本発明の他の実施例を示すブロック図である。
この実施例においては、第1図の構成と異なりメモリ装
置3がデータ格納部だけを備え、上記データ補間回路3
1を備えないものとしである。このメモリ装置3には、
受信装置8の使用温度の全範囲、例えば−40°C〜÷
60°Cの全範囲にわたりA/D変換器2から出力され
る全ディジタル信号についての温度補償用データが記憶
されている。このデータの作成は、次のようにして行う
とよい。
上述した制御装置13へ温度センサ1から人力される温
度信号をアドレスtとして用いると共に、上述した代表
温度をtI+  tZ・・・jfl−+、j、。
(n:正の整数)とし、そのときの利得に関する温度補
償用データをに、、に、・・・k、l−+ 、に、、と
すると、この測定値に基づき図示しないコンピュータに
より、A/D変換器2がら出力されるディジタル信号の
ピッチル毎に、前記アドレスもと利得に関する温度補償
用データkを下式により算出する。
t、<tel、の場合: に=kj十1XA A= (k、−+  kJ)/ (tj*I   t=
 )但し、jは1≦j≦n−1の範囲にある正の整数、
iはt、〜Lj++の間におけるピッチル毎のアドレス
tの順位である。
なお、tがt1以下又はt。以上の場合には、次のよう
に行う。
1+ ≧もの場合: に=に、−1XB B= (kz −に+ )/(tz−t、)L7≦tの
場合: に=に、l +1XC C= (k、、−に、l  )/ (tn −t、−1
)また、位相に関する温度補償用データについては、代
表温度1..12・・・1.、−、.1.、のときの位
相に関する温度補償用データを!1 1z・・・1II
−It  lnとすると、この測定値に基づき図示しな
いコンピュータにより、A/D変換器2がら出力される
ディジタル信号のピッチル毎に、アト1/スtと位相に
関する温度補償用データlを下式により算出する。
1、<1<1.の場合: e=lJ+ i XD D−(f、。+−fJ)/ (t、、+−tJ)L1≧
tの場合: e=1!、、 −i XE E−(pz −e+ )/ (tz −t、+ )L、
l≦Lの場合: R=e、+1XF F−(2、ln−+ ) / (L n   L n−
1)このようにして求めた利得と位相に関する温度補償
用データとアドレスは、上述したROMライター等を用
いてメモリ装置3に記憶させである。
かかるメモリ装置3がA/D変換器2から出力されたデ
ィジタル信号を入力すると、その信号をアドレスとして
利得と位相の該当する温度補償用データを選択して可変
利得器5と可変移相器6へ出力し、可変利得器5と可変
移相器6はこれにより温度補償を行う。
しかる後、温度が変化すると温度センサ1はその温度を
測定する。これにより、温度補償が同様に行われる。こ
のことは、温度が変化する都度、繰り返し行われ、受信
装置8の利得と位相の温度変動が常時補償される。
なお、上述した補間処理に前後各1点を使用する線形補
間を用いたが、補間処理はこれに限るものではなく、温
度センサ、可変利得器、可変移相器などの非線形特性を
補償するための非線形補間を用いてもよい。
また、第1図、第5図に示す実施例において可変利得器
5にD/A変換器51を設けるようにしているが、可変
利得器5をディジタル信号にて動作させるように構成し
た場合は、D/A変換器51を省略してもよい。又、可
変移相器6についても同様であり、可変移相器6をディ
ジタル信号にて動作させるように構成した場合は、D/
A変換器61を省略してもよい。
そして、また、上記実施例では受信装置8の出力側に、
可変移相器6と可変利得器5をこの順に配設しているが
、本発明はこれに限らず、配設順序を逆にしても実施で
きる。
更に、上記実施例では受信装置の出力側で温度補償を行
うようにしているが、本発明はこれに限らず、受信装置
の入力側で温度補償を行うようにしても実施できる。こ
の場合にも、可変移相器6と可変利得器5の配設順序に
ついては前後を問わない。
そして1、更に、上記実施例では受信装置の温度補償を
行う場合を例に挙げているが、本発明はこれに限らず、
温度補償を必要とする他の電子機器にも同様に適用でき
ることは勿論である。
発明の効果 以上詳述した如く本発明による場合には、メモリ装置に
より利得及び位相に関する温度補償用データを求め、こ
のデータに基づき温度補償対象装置の利得及び位相を温
度補償するので、従来行っていた直流オフセット値や利
得の調整及び直流オフセット値や位相の調整を不要にで
きると共に、測定回数、調整箇所の減少化やコストの低
廉化が図れ、しかも温度センサの検出温度特性、可変利
得器の利得、可変移相器の移相量に非線形特性があって
も、メモリ装置には非線形性の温度補償用データを格納
しておけばよいので、精度のよい温度補償を行うことが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る温度補償装置の一実施例を示すブ
ロック図、第2図はその装置に備わった移相器を示す構
成図、第3図はその装置に備わった可変減衰器を示す構
成図、第4図はその温度補償装置に設定する温度補償用
データを作成する際の回路を示すブロック図、第5図は
本発明の他の実施例を示すブロック図、第6図は従来の
温度補償装置のブロック図、第7図は第6図の装置の温
度利得特性図、第8図は第6図の装置の温度位相特性図
である。 1・・・温度センサ、2・・・A/D変換器、3・・・
メモリ装置、31・・・データ補間回路、32・・・デ
ータ格納部、5・・・可変利得器、51・・・D/A変
換器、52・・・可変減衰器、6・・・可変移相器、6
1・・・D/A変換器、62・・・移相器、7・・・入
力端子、8・・・受信装置、9・・・出力端子、10・
・・温度補償装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)温度により利得及び位相が変化する温度補償対象
    装置の利得及び位相を温度補償するための温度補償装置
    において、 前記温度補償対象装置が置かれる雰囲気温度を測定しそ
    の温度に対応したアナログ値を出力する温度センサと、 温度センサから入力した信号をディジタル信号に変換し
    出力するA/D変換器と、 A/D変換器から入力した信号に基づいて該当する温度
    補償用データを出力するメモリ装置と、温度補償対象装
    置の入出力端子間に設けられ、メモリ装置から入力した
    信号に基づいて、温度補償対象装置の利得を温度補償す
    る可変利得器と、温度補償対象装置の入出力端子間に設
    けられ、メモリ装置から入力した信号に基づいて、温度
    補償対象装置の位相を温度補償する可変移相器とを具備
    することを特徴とする温度補償装置。
  2. (2)前記メモリ装置は、温度補償対象装置の使用温度
    の全範囲にわたりA/D変換器から出力される全ディジ
    タル信号についての温度補償用データを格納部に有し、
    A/D変換器からの入力信号に応じた温度補償用データ
    を選択して出力することを特徴とする請求項1記載の温
    度補償装置。
  3. (3)前記メモリ装置は、温度補償対象装置の使用温度
    の全範囲にわたりA/D変換器から出力される全ディジ
    タル信号のうちの一部である代表信号についての温度補
    償用データを格納部に格納していると共に、データ補間
    回路を備えており、このデータ補間回路がA/D変換器
    からの温度信号に基づき、その温度を範囲内とする2つ
    の代表温度に関する温度補償用データを定めて補間し、
    前記温度信号についての温度補償用データを求めるよう
    にしたことを特徴とする請求項1記載の温度補償装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6064655A (en) * 1994-09-16 2000-05-16 Ionica International Limited Method and apparatus for temperature compensation in a time division multiplex receiver
CN108649922A (zh) * 2018-05-30 2018-10-12 南京国博电子有限公司 一种温度补偿型移相器

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