JP2001201524A - 電気信号の比率測定装置、電気素子測定装置、電気素子測定装置の校正方法及び電気信号の比率測定方法 - Google Patents

電気信号の比率測定装置、電気素子測定装置、電気素子測定装置の校正方法及び電気信号の比率測定方法

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JP2001201524A
JP2001201524A JP2000012174A JP2000012174A JP2001201524A JP 2001201524 A JP2001201524 A JP 2001201524A JP 2000012174 A JP2000012174 A JP 2000012174A JP 2000012174 A JP2000012174 A JP 2000012174A JP 2001201524 A JP2001201524 A JP 2001201524A
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JP
Japan
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ratio
electric signal
measured
measuring
signal
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Toshiyuki Yagi
利幸 矢木
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Agilent Technologies Japan Ltd
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R27/00Arrangements for measuring resistance, reactance, impedance, or electric characteristics derived therefrom
    • G01R27/28Measuring attenuation, gain, phase shift or derived characteristics of electric four pole networks, i.e. two-port networks; Measuring transient response

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Abstract

(57)【要約】 【課題】被測定回路に対する影響が小さく安定度が高い
比率計と素子測定装置である。 【解決手段】スイッチ手段(9)により二つの入力信号
を切り替え、スイッチを第1、第2の状態に保ちつつ、
二つの測定手段(14,20,22,24;14a、2
0a,22a,24a)により互いに異なる入力を測定し
て測定値の比率を求める。得られた第1、第2の状態で
の2つの比率から該比率と双一次式をなす前記入力信号
に関連する被測定比率が得られる。この比率計に前置回
路を接続すれば正確に校正され、かつ安定どの高い電気
素子測定がおこなえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は概して電気測定器に
関し、特に電気信号の比率を求める装置と該装置を用い
た測定器に関するものである
【0002】
【従来の技術】回路網解析装置、回路素子測定装置、伝
送量測定装置あるいは位相・振幅測定装置など、2つの
電気信号の比率を測定する技術を用いる用途は多い。特
に電気信号が交流信号である場合は該比率はベクトル比
率である。
【0003】従来、比率の測定確度が低くともよい場合
は二つの被測定電気信号がそれぞれ別々の測定手段で測
定され、得られた測定値から比率が求められている。多
くの回路網解析装置(例えば、アジレント・テクノロジ
ー株式会社(東京)が販売するAgilent 8751A)は
この方法を用いている。ところが、測定手段の変換係
数、すなわち被測定量と測定値の比(一般には複素数で
ある。)は二つの測定手段の特性の違いにより一般的に
は理論値と一致しない。被測定電気信号の周波数が高く
なるとその誤差は大きくなり易い。
【0004】測定手段が線形であるとすれば、この誤差
を取り除く一つの方法に校正がある。電圧比を校正する
場合一般的に行われる方法の一つは、一つの信号源の出
力を抵抗型分配器で二つに分割しそれぞれの出力を測定
手段の入力として測定しその測定値を基準とする方法で
ある。しかしこの二つの測定手段をもつ方法では、それ
ぞれの構成部品の特性の違いにより校正後プラスマイナ
ス10度以上の温度変化に対して、測定値の振幅として
0.05%、位相に対して0.03度というような安定
度を維持するのは困難である。
【0005】この測定手段間の変換係数の差を極力小さ
くしかつ安定にする方法の極限として、同じ測定手段を
時分割で使用する方法が使用されている。例えば、回路
素子測定装置の一つであるインピーダンス測定装置(例
えば、アジレント・テクノロジー株式会社のAgilent4
294A)では、測定値の振幅(絶対値)に対し0.0
5%、位相に対し0.03度以下の安定度が要求されて
いるためこの時分割の方法がとられている。
【0006】図1に示す従来技術による比率計は入力信
号を時分割多重するためのスイッチ手段9と該スイッチ
手段の出力側に縦続された終端抵抗16と測定手段10
0と制御計算装置30とから構成される。スイッチ手段
9は入力端子2,4に接続された入力スイッチ6,8と
節点10,12を含む結線から成る。節点10は測定手
段100の入力端子でもある。節点12には終端抵抗1
6が接続されている。被測定素子に流れる電流に対応す
る電圧Uは入力端子2に導入される。一方被測定素子に
印加される電圧に対応する電圧Vは入力端子4に導入さ
れる。
【0007】第1の時間区間では入力スイッチ6,8は
(実線のスイッチ・リードが示すように)入力端子2,
4がそれぞれ測定装置14、終端抵抗16に排他的に接
続される第1の状態となる。そこで測定装置14は電圧
Uを測定してメモリ22に測定値uを格納する。入力端子
4は終端抵抗16で終端される。
【0008】次の第2の時間区間では(点線のスイッチ
・リードが示すように)入力スイッチ6,8は入力端子
4,2がそれぞれ測定装置14、終端抵抗16に排他的
に接続される第2の状態となる。そこで測定装置14は
電圧Vを測定してメモリ24に測定値vを格納する。入力
端子2は終端抵抗16で終端される。制御計算装置30
は入力スイッチ6,8、出力スイッチ20、その他の部
分の動作タイミングをとり、また、メモリ22,24に
アクセスして測定値u,vを入力してそれらの比率v/uを
計算する。該比率を校正時に求めた補正式ににより求め
る電圧比をを算出する。
【0009】この場合測定手段100の変換係数が温度
などで変化して、例えばu,vがku,kvになっても、(kv)/
(ku)=v/uとなり測定される比率は変化しない。この測定
方法で正しく校正及び測定が行れる為には、測定装置1
4の入力抵抗(一般にはインピーダンスであるが、説明
のためには抵抗でも差し支えない。)の抵抗値R1と終端
抵抗16の抵抗値R2が等しいとの仮定が正しくなければ
ならない。
【0010】ところが、電圧U,Vの周波数が高くなる
と、R1とR2を広い周波数範囲で同じ値に保つのが困難
となり、スイッチの状態により入力端子2又は4から比
率測定手段100側を見た入力インピーダンスが相異な
る値をとる場合が生じてしまう。そのため、スイッチの
状態に応じて電圧U,Vの発生源が変化してしまいV/Uその
ものも変化してしまう。
【0011】入力端子2,4のそれぞれの前に減衰器を
挿入して前記入力インピーダンスのスイッチの接続状態
に依存した上記変化を減殺する方法も講じられている。
しかし、この方法には、測定手段100に入力される電
圧U,Vが減衰しそれらの信号対雑音比が低下し、従って
測定精度の低下という不都合な効果を招き易い。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、入力
インピーダンスに差が存在しても不必要な減衰器を必要
とせず正しく校正され、電気信号の比率を安定に測定す
る装置と方法である。本発明の他の目的は、それら高安
定な比率測定を応用した電気素子測定器と電気素子測定
方法である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の電気
信号の比率測定装置は、第1の電気信号を受信する第1
の入力端子と、第2の電気信号を受信する第2の入力端
子と、第1、第2の出力端子とを備え、第1の入力端子
と第1の出力端子が接続され第2の入力端子と第2の出
力端子とが接続される第1の状態と、第1の入力端子と
第2の出力端子が接続され第2の入力端子と第1の出力
端子とが接続される第2の状態とを有するスイッチ手
段;前記第1の出力端子に接続された第1の受信端子を
有し、該第1の出力端子から受信した電気信号を測定す
るための第1の測定手段;前記第2の出力端子に接続さ
れた第2の受信端子を有し、該第2の出力端子から受信
した電気信号を測定するための第2の測定手段;及び、
前記スイッチ手段と前記第1、第2の測定手段とに接続
され、前記スイッチ手段が前記第1、第2の状態のそれ
ぞれにおける前記第1、第2の測定手段のそれぞれの前
記電気信号の測定値を受信して、前記第1の測定手段の
前記電気信号の測定値に対する前記第2の測定手段の前
記電気信号の測定値の比率の前記第1、第2の状態での
値から、該比率と双一次式をなす前記第1、第2の電気
信号に関連する被測定比率を算出するための制御計算手
段を備えている。
【0014】上記の構成により、比率測定においてスイ
ッチ手段が一定の状態を保つので被測定比率を発生する
被測定比率の発生源に対する測定中の影響がなく、ま
た、第1、第2の測定手段の変換係数(あるいは利得す
なわち受信電気信号に対する測定値の比)のドリフト等
による変化の影響を受けない被測定比率の正確な算出が
可能となる。
【0015】本発明に係る第2の電気信号の比率測定装
置は、本発明に係る第1の電気信号の比率測定装置の構
成において、前記電気信号の測定値の比率の前記第1、
第2の状態での値の相乗平均を前記被測定比率とするよ
うにしたものである。
【0016】被測定比率が第1、第2の電気信号の比率
である場合は、このように計算を簡易化できるので、測
定速度、コストの点で有利である。
【0017】本発明に係る第3の電気信号の比率測定装
置は、本発明に係る第2の電気信号の比率測定装置の構
成において、前記電気信号の測定値の比率の前記第1、
第2の状態での値の相加平均を前記被測定比率とするよ
うにしたものである。
【0018】このように構成したため、前記電気信号の
測定値の比率の前記第1、第2の状態での値定値の比率
の前記第1、第2の状態での値の差が比較的小さい場合
は相加平均を前記被測定比率とすることで、さらに簡易
な計算手段で被測定比率の計算を済ますことができる。
【0019】本発明に係る第4の電気信号の比率測定装
置は、本発明に係る第1の電気信号の比率測定装置の構
成において、前記第1、第2の電気信号が交流信号であ
って、前記被測定比率がベクトル比率としたものであ
る。
【0020】このように構成したので、交流信号のベク
トル比率として、一方の電気信号に対する他方の電気信
号の相対振幅と位相差及びそれらに関連した値が容易に
もとめられる。そして、それらの値を用いる多くの用
途、たとえば回路網解析装置、回路素子測定装置、伝送
量測定装置、位相・振幅測定装置、物理量測定装置など
に正確な値を提供できるので有益である。
【0021】本発明に係る第5の電気信号の比率測定装
置は、本発明に係る第4の電気信号の比率測定装置の構
成において、前記被測定比率が電気素子のインミタンス
であることを特徴とするものである。
【0022】このように構成したので、電気素子の測定
が校正を含めて正確におこなえるので、インピーダンス
測定装置や回路網解析装置の確度、安定度を向上させる
ことができる。
【0023】本発明に係る第6の電気信号の比率測定装
置は、本発明に係る第4、第5の電気信号の比率測定装
置のいずれかの構成において、前記第1、第2の測定手
段が前記測定を行なう前に前記電気信号をヘテロダイン
検波する構成であって、該検波に用いる局部信号を発生
するための局部発振器手段をさらに備える。
【0024】このように構成したので、被測定比率の測
定誤差をほとんど増加させずに測定される電気信号の周
波数帯域幅や周波数上限を格段に広げることができる。
【0025】本発明に係る第7の電気信号の比率測定装
置は、本発明に係る第1〜第5の電気信号の比率測定装
置のいずれかの構成において、前記第1、第2の電気信
号の少なくとも一方は減衰器を介して前記スイッチ手段
が受信するようにしたものである。
【0026】このように構成したので、被測定比率の発
生源に対する測定中の影響がさらに逓減される。
【0027】本発明に係る第1の電気素子測定装置は、
前記第5、第6の電気信号の比率測定装置;原電気信号
を発生するための原信号源;原信号源に接続され原電気
信号を入力して励起信号と前記第1の電気信号とに分割
するための電力分割手段;及び、前記励起信号で励起さ
れる方向性電橋であって、該方向性電橋の一辺に被測定
素子を接続するための測定端子を備え、その出力端子よ
り該方向性電橋の検出信号を前記第2の電気信号として
出力するための電橋手段を備え、前記被測定比率が前記
被測定素子のインミタンスに関する値を有する。
【0028】このように構成したことにより、被測定素
子を流れる電流でなく方向性電橋の検出信号を測定する
ので、より広帯域、高周波におけるインミタンスを測定
することができる。
【0029】本発明に係る第1の電気素子測定装置の校
正方法は、前記第1の電気素子測定装置を校正する方法
であって、前記スイッチ手段を前記第1の状態に維持し
つつ、前記被測定素子を3個の相異なる既知インピーダ
ンスで順次置き換えて、該既知インピーダンスに応じる
前記第1、第2の測定値に比率により前記双一次式の第
一の定数群を決定するステップ;及び、前記スイッチ手
段を前記第1の状態に維持しつつ、前記被測定素子を3
個の相異なる既知インピーダンスで順次置き換えて、該
既知インピーダンスに応じる前記第1、第2の測定値に
比率により前記双一次式の第一の定数群を決定するステ
ップを備える。
【0030】このような方法によって校正するので、ス
イッチ手段の状態を変えずに前記被測定素子を3個の相
異なる既知インピーダンスで順次置き換えておこなう3
点校正が実施されるので校正精度が上がる。
【0031】本発明に係る第1の電気信号の比率測定方
法は、第1の電気信号を受信する第1の入力端子と、第
2の電気信号を受信する第2の入力端子と、第1、第2
の出力端子とを備え、第1の入力端子と第1の出力端子
が接続され第2の入力端子と第2の出力端子とが接続さ
れる第1の状態と、第1の入力端子と第2の出力端子が
接続され第2の入力端子と第1の出力端子とが接続され
る第2の状態とを有するスイッチ手段の第1、第2の出
力端子にそれぞれ結合された第1、第2の測定手段のそ
れぞれに互いに排他的に入力される第1、第2の電気信
号の比率と双一次式をなす被測定比率を測定するための
測定方法であり、前記スイッチ手段を第1の状態として
前記第1の電気信号に係る第1の受信電気信号を前記第
1の測定手段で測定して第1の測定値を与え、前記第2
の電気信号に係る第2の受信電気信号を前記第2の測定
手段で測定して第2の測定値を与えるステップ;前記ス
イッチ手段を第2の状態として、前記第1の電気信号に
係る第3の受信電気信号を前記第2の測定手段で測定し
て第3の測定値を与え、前記第2の電気信号に係る第4
の受信電気信号を前記第1の測定手段で測定して第4の
測定値を与えるステップ;及び、前記第1、第2の測定
値の比率と前記第3、第4の測定値の比率に応じて前記
被測定比率を計算するステップとを備える。
【0032】このような方法をとるので、比率測定にお
いてスイッチ手段が一定の状態を保つので被測定比率を
発生する被測定比率の発生源に対する測定中の影響がな
く、また、第1、第2の測定手段の変換係数(あるいは
利得すなわち受信電気信号に対する測定値の比)のドリ
フト等による変化の影響を受けない被測定比率の正確な
算出が可能となる。
【0033】本発明に係るその他の態様とそ効果は本明
細書の以下の説明から容易に理解できるであろう。
【0034】
【発明の実施の形態】図2には本発明の好適実施例の一
つのブロック図が示されている。図1におけるのと機能
等価な構成要素には同じ参照番号が付されている。ま
た、参照番号の尾部がaである参照番号(例えば14a)
を有する構成要素は、該尾部aを欠く参照番号(例えば
14)を有する構成要素と機能等価でもある。
【0035】図2に示す本発明の電気信号の比率測定装
置あるいは比率計200は、電圧あるいは電流であって
よい第1、第2の電気信号U,V(以下本発明の説明を簡
明にするため信号U,Vと称する)がそれぞれ入力される
入力端子2,4をそなえる。入力された電気信号は測定
装置14,メモリ22,24から成る第1の測定手段と
測定装置14aとメモリ22a、24aら成る第2の測
定手段で測定される。第1,第2の測定手段は好もしく
は実質的に等価な構成である。次ぎに、制御計算装置4
0が測定手段からの測定値を受信して信号U,Vの値U,Vの
比率V/Uやそれに係る値を算出、伝送あるいは表示す
る。比率V/Uやそれに係る値とは、比率V/Uの測定値と該
測定値の関数である値である。
【0036】電気信号U,Vは、一般的には直流と交流
の重畳した信号でもよい。比率は、たとえば、実効値の
比率や振幅(絶対値)の比率、ベクトル比率、それら異
なる測定値の組み合わせ、例えば信号Uの実効値と信号
Vの絶対値の比率であってもよい。
【0037】図1と図2を相互比較すれば明らかなよう
に、図1において終端抵抗16を第2の測定手段で置き
換えて、制御計算装置30を該置き換えに適合する制御
計算装置40とすることにより比率計200が得られて
いる。比率計200の説明においては、測定装置14,
14aのそれぞれの入力インピーダンスZ1,Z2がスイッ
チ手段の終端素子として機能している。入力インピーダ
ンスZ1,Z2は広帯域測定において素子値が一定である抵
抗性であることが望ましいが必ずしも同一の値である必
要はない。電気信号U,Vは、一般的には直流と交流の
重畳した信号でもよい。
【0038】信号U,Vは入力端子2,4で受信されて、
スイッチ手段9のスイッチ6,8に結合される。節点1
0,12はスイッチ手段9の出力端子10,12と後続
信号測定装置14,14aの受信端子を兼ねる。スイッ
チ6は,信号Uを測定装置14と測定装置14aのいず
れかに導入する。一方スイッチ8は,信号Vを測定装置
14と測定装置14aのいずれかに導入する。信号Uが
測定装置14に導入されているとき信号Vは測定装置1
4aに導入され、信号Uが測定装置14aに導入されて
いるときは信号Vは測定装置14に導入される。
【0039】スイッチ手段9は手動結線により実現する
こともできるが、好ましくは、スイッチ6,8を機械式
スイッチあるいは半導体スイッチとし、それぞれが制御
計算装置40により電気的に設定されるのが好ましい。
半導体スイッチを用いればスイッチ手段9を集積化する
こともできる。
【0040】制御計算装置40は、このましくは比率計
200が必要な測定手順を実行するためのプログラムを
内蔵した一つあるいは複数の計算機に基ずく装置であ
り、図示しない通信線路を介してスイッチ手段9、測定
装置14,14a、出力スイッチ20.20aに接続さ
れている。また、該装置40はメモリ22,22a,2
4,24aとも図示のように結合されており,これらメ
モリへのデータ(測定値)の格納や、格納されたデータ
の消去、読み出しを制御し、これらメモリとデータの授
受をおこなう。該装置40はそれらデータに所定の演算
を施して所望の結果を得る。さらに、必要に応じて、演
算結果に応じて測定手順や比率計200の構成を変える
ようにしてもよい。
【0041】さらに、好ましくは比率計200の外部と
のデータ授受を行なうことができるように入出力インタ
ーフェースを備え、外部回路の制御、同期や外部からの
指令の受信を行なえるようにされる。さらに、装置40
を外部の計算機装置、例えばサーバに接続することによ
り、演算の一部を外部の計算機装置で行なうなどの測定
手順の分散実行を行なえるようにしてもよい。制御計算
装置40のその他の機能、性能については、以下の説明
から容易に推察できる。
【0042】以下において、測定手順は、それを実行す
る時間区間を便宜上第1の時間区間とそれに続く第2の
時間区間に分けて説明する。以下の説明から明らかなよ
うに、第1,第2の時間区間は、順序が逆でも良いし、そ
れら両時間区間が連続していなくとも差し支えない。
【0043】第1の時間区間では、制御計算装置40の
制御の基に次ぎのような動作がおこなわれる。スイッチ
手段9の入力スイッチ6,8は(実線のスイッチ・リー
ドが示すように)入力端子2,4がそれぞれ測定装置1
4、測定装置14aに排他的に接続される第1の状態と
なる。また、測定装置14、14aのそれぞれの出力端
子18,18aに接続された出力スイッチ20,20a
は(実線のスイッチ・リードが示すように)メモリ2
2,22aに測定装置14、14aの測定値をそれぞれ
格納するように設定される。測定装置14は電圧Uを測
定してメモリ22に測定値u1を格納する。測定装置14
aは電圧Vを測定してメモリ22aに測定値v1を格納す
る。測定値u1、v1は一般に複素数である。
【0044】次の第2の時間区間では入力スイッチ6,
8は(点線のスイッチ・リードが示すように)入力端子
4,2がそれぞれ測定装置14、測定装置14aに排他
的に接続される第2の状態となる。また、測定装置1
4、14aのそれぞれの出力端子18,18aに接続さ
れた出力スイッチ20,20aは(点線のスイッチ・リ
ードが示すように)メモリ24,24aに測定装置1
4、14aの測定値をそれぞれ格納するように設定され
る。測定装置14は電圧Vを測定してメモリ24に測定
値v2を納する。測定装置14aは電圧Uを測定してメ
モリ24aに測定値u2を格納する。測定値u2、v2は一般
に複素数である。
【0045】被測定比率V/U=Rの測定値rは、スイッチ
手段が第1,第2の状態での比率の測定値v1/u1=r1,v2/
u2=r2を測定してから、それらの相乗平均である√(r1
×r2)として与えられる。比率の測定値rは制御計算装
置40により求められる。まず、第1の状態のままで比
率r1が正しい比率r0を得るように校正する。そのときた
とえば、v1=v10,u1=u10とする。つぎに、第2の状態と
しそのままで比率r2が正しい比率r0を得るように校正す
る。そのときたとえば、v2=v20,u2=u20とする。もちろ
ん、r=√(r1×r2)=√(r0×r0)=r0となる。
【0046】このような校正は、物理的に構成部品の特
性値を変化させるか、制御計算装置40に補正係数を記
憶するか、あるいはその両者によって行なえる。制御計
算装置40に補正係数を記憶する方法は、構成部品の特
性値を変化させる方法に比べ比率計の確度に経時変化が
なく廉価であるばあいが多い。第2の状態を最初に校正
してもよい。
【0047】経時変化や温度などの環境の変化により第
1,第2の測定手段の変換係数(入力と測定値の比率)
が変化するとr1やr2はもはや校正時のように正しい値を
示さない。第1,第2の測定手段の変換係数がa1,a2倍さ
れたと仮定すると、v1=a2×v10,u1=a1×u10、v2=a1×v
20,u2=a2×u20となりr1=(a2/a1)×r0、r2=(a1/a
2)×r0となってしまう。
【0048】ところが、本発明ではr=√(r1×r2)であ
るので、r=√((a2/a1)×r0×(a1/a2)×r0)=r0
と正しい比率がもとめられることになる。r1とr2がほと
んど等しい場合は相乗平均√(r1×r2)を相加平均(r1
+r2)/2で近似してもよい。一例では、(a2/a1)は
振幅の変化をm、位相の変化をpとすると(1+m)(1+
j×p)と近似できる。メモリ22,24,22a,24
aに格納されるデータは測定値そのものとして説明した
が、測定値に所望の演算を施した結果であってもよい。
たとえば、反射係数からインピーダンスの変換、測定値
の所定個数の平均値等が含まれる。
【0049】多くの市販電気素子測定装置に見られるよ
うに、前記電気信号V,Uが被測定素子に印加される電圧
と被測定素子を流れる電流に対応する場合は、それら電
気信号の比率はインピーダンスあるいはアドミッタンス
(総称してインミタンス)であり、周知の校正の後、測
定値の比率から直接それらインミタンスが計算される。
一方、本発明を使用し、高周波広帯域の用途で特に有利
な電気素子測定装置の例について以下に詳述する。
【0050】図3に描画された前置回路300は図2の
比率計200と組み合わせて被測定素子60の反射係数
やインミタンス等を測定する電子素子測定装置を構成す
るための周知の前置回路(あるいはトランスデューサ)
である。以下本発明を理解するうえで必要な範囲で動作
について述べる。信号源70からの測定用電気信号は電
力分割手段(パワースプリッタ)58に入力される。パ
ワースプリッタ58は測定用電気信号を比率計200の
入力端子2に接続された出力端子54に電圧Uとして導
入し、また方向性電橋(ディレクショナル・ブリッジ;
以下ブリッジとも称する。)56に励起信号として導入
する。
【0051】励起信号で励起される方向性電橋56の一
辺に被測定素子60を接続し、該方向性電橋56の検出
信号を電圧Vとして比率計200の入力端子4に接続さ
れる出力端子52に導入する。比率計200が与える電
圧比率から被測定素子の反射係数が求められる。必要な
測定値がインピーダンスである場合は周知の変換式を使
い該反射係数から求められる。r=(Zx-Z0)/(Zx+Z0)
=V/Uから,Zx=Z0×(1+r)/(1−r)とZxすなわち被測定
素子60のインピーダンスがもとまる。Z0は特性インピ
ーダンスで例えば50Ωや75Ωなどである。
【0052】被測定素子60を接続する前に、スイッチ
手段9の設定を変えずに第一の状態で、3つの既知のイ
ンピーダンス、例えば値が0Ω、0S、50Ωの基準抵抗を
被測定素子60の代わりに順次接続して周知の3点校正
を行う。3点校正は、回路網解析装置のワンポート校正
としても周知の方法である。
【0053】同じ校正をスイッチ手段9の設定を変えて
第二の状態でおこなう。この時Z1とZ2が異なっていて
も校正中にスイッチ手段の設定が変化しないので、測定
状態の変化が起こらず正しく校正が行われる。その後被
測定素子を接続して第一の状態及び第二の状態のそれぞ
れで反射係数の測定を行う。電圧比の測定と同様に校正
直後は二つの該測定値は一致している。校正後の温度変
化による測定系の特性変化は二つの該測定値に誤差を発
生させるが、電圧比測定と同様に二つの該測定値に起こ
る変化を算出することにより正しい値が求めらる。
【0054】図2に示す比率計200に図3に示す前置
回路300を組み合わせた上記電気素子測定装置では被
測定素子60のインピーダンスZxがZx=(A×r+B)/
(C×r+1)と表せることは当業者に周知である。ま
た、定数A,B,Cは上記3点校正により決定されることも
周知であるので、説明は省略する。スイッチ手段9が第
1、第2の状態で3点校正がなされると、その時点では 式(1):Zx=(A1×r1+B1)/(C1×r1+1) =(A2×r2+B2)/(C2×r2+1) なる関係がある。ここで、(r1、A1、B1、C1)はス
イッチ手段9が第1の状態での(r、A、B、C)の値で
あり、(r2、A2、B2、C2)はスイッチ手段9が第2の
状態での(r、A、B、C)の値である。
【0055】従って、上記関係はr1とr2の関係式に翻訳
され、r1について解けば、 式(2):r1=(A3×r2+B3)/(C3×r2+1) を得ることができる。ここで、A3=(A2−B1×C2)/
(A1−B2×C1),B3=(B2−B1)/(A1−B2×C1)、C3
=(A1×C2−A2×C1)/(A1−B2×C1)である。次に、
温度変化等により、測定手段の変換係数が変化しr1が
(a2/a1)×r1=r11に変化し、r2は(a1/a2)×r2=r21
となってしまう。従って、これらr11やr21を式(1)に
代入しても、(a2/a1)が1でないかぎりZxを得ること
はできない。しかしながら、式(2)は同じ被測定素子
を測定しているかぎりなり立っているから、r1=r11/
(a2/a1)、r2=(a2/a1)×r21を式(2)に代入して
(a1/a2)に関する次の式(3)を得る。 式(3):r11/(a2/a1)=(A3×r21×(a2/a1)+B
3)/(C3×r21×(a2/a1)+1)。
【0056】式(3)は(a2/a1)に関する2次式であ
り、(a2/a1)について解き、(a2/a1)が1に近い値を
とることにより適切解を選択すれば、それは次の式
(4)で表される。 式(4):(a2/a1)={−β+√(β×β−4×α×
γ)}/(2×α)、 ここで、α=A3×r21、β=B3−C3×r11×r21、γ=−r
11である。(a2/a1)が求められれば、、r1=r11/(a2
/a1)、r2=(a2/a1)×r21からr1、r2が求まりよっ
て、式(1)にそれらの値を代入してZxが正しくもとめ
られる。もし式(1)において、(A1×r1+B1)/(C
1×r1+1)と(A2×r2+B2)/(C2×r2+1)と
が異なる時は、その差から上記計算の誤差が推定できよ
う。
【0057】以上のように、被測定素子のインピーダン
スが、該被測定素子に印加される電圧信号と該被測定素
子を流れる電気信号の被測定比率であるベクトル比率で
あり、該ベクトル比率が測定値の比率と双一次式になる
場合でも測定手段の変換係数による誤差が除去されるこ
とがわかろう。上記において、A=1,B=C=0とすれば、A3=
1,B3=C3=0でもあり、β=0、α=r21、γ=−r11であ
るので、 式(5):(a2/a1)={−β+√(β×β−4×α×
γ)}/(2×α)={−0+√(0×0−4×r21×
(−r11))}/(2×r21)=√(r21×r11)/r21、 が成り立つ。すなわち、r1=r11/(a2/a1)=r11×r21
/√(r21×r11)=√(r21×r11)、またr2=(a2/a
1)×r21=√(r21×r11)/r21×r21=√(r21×r1
1)となる。したがって、第1、第2の状態での比率の相
乗平均として補正された比率が測定される。
【0058】図4は本発明の効果が特に大きい実質的に
同じ構成の測定装置14,14aの一実施例のブロック
図である。測定装置14のみ詳細なブロック図を示して
ある。入力端子10から入力された被測定信号は終端抵
抗141で入力端子が終端された増幅器142で増幅さ
れた後ミクサ143でヘテロダイン検波された後低域濾
波器144を経て中間周波数信号に変換される。
【0059】該中間周波数信号をA/D(アナログ・デ
ジタル)変換器145で標本化し、デジタル化した後を
デジタル化された信号値を測定値として出力する。ヘテ
ロダイン検波を行なうためのミクサ143のもう一方の
入力は局部発振器手段90から局部増幅器146を介し
て得られる局部信号である。局部信号と被測定信号は制
御計算装置40により関連ずけられており、中間周波数
信号とA/D変換器145の標本化信号も関連付けられ
ている。一例では中間周波数信号はその中間周波数の4
倍のレートで標本化される。
【0060】このような複雑な構成を採ると、一方の局
部増幅器146の位相特性が温度で変化するとそのまま
一方の測定手段の測定誤差を生じる。本発明は、二つの
測定手段を備えるのでこのような温度変化に対しても安
定に電気信号の比率を求めるようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による入力スイッチと単一測定手段と
を用いた電気信号の比率を測定する装置のブロック図で
ある。
【図2】本発明の好適実施例の比率計のブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施例の素子測定装置のための前置
回路の概略回路図である。
【図4】本発明の好適実施例の比率計の測定装置の一例
のブロック図である。
【符号の説明】
2,4:入力端子 6,8:入力スイッチ 9:スイッチ手段 10、12:出力端子 14,14a:測定装置 20,20a:出力スイッチ 22,24、22a,24a:メモリ 30,40:制御計算手段 200:電気信号の比率測定装置(比率計)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の電気信号を受信する第1の入力端子
    と、第2の電気信号を受信する第2の入力端子と、第
    1、第2の出力端子とを備え、第1の入力端子と第1の
    出力端子が接続され第2の入力端子と第2の出力端子と
    が接続される第1の状態と、第1の入力端子と第2の出
    力端子が接続され第2の入力端子と第1の出力端子とが
    接続される第2の状態とを有するスイッチ手段;前記第
    1の出力端子に接続された第1の受信端子を有し、該第
    1の出力端子から受信した電気信号を測定するための第
    1の測定手段;前記第2の出力端子に接続された第2の
    受信端子を有し、該第2の出力端子から受信した電気信
    号を測定するための第2の測定手段;及び前記スイッチ
    手段と前記第1、第2の測定手段とに接続され、前記ス
    イッチ手段が前記第1、第2の状態のそれぞれにおける
    前記第1、第2の測定手段のそれぞれの前記電気信号の
    測定値を受信して、前記第1の測定手段の前記電気信号
    の測定値に対する前記第2の測定手段の前記電気信号の
    測定値の比率の前記第1、第2の状態での値から、該比
    率と双一次式をなす前記第1、第2の電気信号に関連す
    る被測定比率を算出するための制御計算手段;を備えた
    電気信号の比率測定装置。
  2. 【請求項2】前記電気信号の測定値の比率の前記第1、
    第2の状態での値の相乗平均を前記被測定比率とするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の電気信号の比率測定装
    置。
  3. 【請求項3】前記電気信号の測定値の比率の前記第1、
    第2の状態での値の相加平均を前記被測定比率とするこ
    とを特徴とする請求項2に記載の電気信号の比率測定装
    置。
  4. 【請求項4】前記第1、第2の電気信号が交流信号であ
    って、前記被測定比率がベクトル比率であることを特徴
    とする請求項1に記載の電気信号の比率測定装置。
  5. 【請求項5】前記被測定比率が電気素子のインミタンス
    であることを特徴とする請求項4に記載の電気信号の比
    率測定装置。
  6. 【請求項6】前記第1、第2の測定手段が前記測定を行
    なう前に前記電気信号をヘテロダイン検波する構成であ
    って、該検波に用いる局部信号を発生するための局部発
    振器手段をさらに備えることを特徴とする請求項4ある
    いは請求項5のいすれかに記載の電気信号の比率測定装
    置。
  7. 【請求項7】前記第1、第2の電気信号の少なくとも一
    方は減衰器を介して前記スイッチ手段が受信するように
    した請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電気信号の
    比率測定装置。
  8. 【請求項8】請求項5〜請求項6のいずれかに記載の電
    気信号の比率測定装置;原電気信号を発生するための原
    信号源;原信号源に接続され原電気信号を入力して励起
    信号と前記第1の電気信号とに分割するための電力分割
    手段;及び前記励起信号で励起される方向性電橋であっ
    て、該方向性電橋の一辺に被測定素子を接続するための
    測定端子を備え、その出力端子より該方向性電橋の検出
    信号を前記第2の電気信号として出力するための電橋手
    段;を備え、前記被測定比率が前記被測定素子のインミ
    タンスに関する値を有することを特徴とする電気素子測
    定装置。
  9. 【請求項9】請求項8に記載の電気素子測定装置を校正
    する方法であって、 前記スイッチ手段を前記第1の状態に維持しつつ、前記
    被測定素子を3個の相異なる既知インピーダンスで順次
    置き換えて、該既知インピーダンスに応じる前記第1、
    第2の測定値に比率により前記双一次式の第一の定数群
    を決定するステップ;及び前記スイッチ手段を前記第1
    の状態に維持しつつ、前記被測定素子を3個の相異なる
    既知インピーダンスで順次置き換えて、該既知インピー
    ダンスに応じる前記第1、第2の測定値に比率により前
    記双一次式の第一の定数群を決定するステップを備える
    電気素子測定装置の校正方法。
  10. 【請求項10】第1の電気信号を受信する第1の入力端
    子と、第2の電気信号を受信する第2の入力端子と、第
    1、第2の出力端子とを備え、第1の入力端子と第1の
    出力端子が接続され第2の入力端子と第2の出力端子と
    が接続される第1の状態と、第1の入力端子と第2の出
    力端子が接続され第2の入力端子と第1の出力端子とが
    接続される第2の状態とを有するスイッチ手段の第1、
    第2の出力端子にそれぞれ結合された第1、第2の測定
    手段のそれぞれに互いに排他的に入力される第1、第2
    の電気信号の比率と双一次式をなす被測定比率を測定す
    るための測定方法であり、 前記第1の電気信号に係る第1の受信電気信号を前記第
    1の測定手段で測定して第1の測定値を与え、前記第2
    の電気信号に係る第2の受信電気信号を前記第2の測定
    手段で測定して第2の測定値を与えるステップ;前記第
    1の電気信号に係る第3の受信電気信号を前記第2の測
    定手段で測定して第3の測定値を与え、前記第2の電気
    信号に係る第4の受信電気信号を前記第1の測定手段で
    測定して第4の測定値を与えるステップ;前記第1、第
    2の測定値の比率と前記第3、第4の測定値の比率に応
    じて前記被測定比率を計算するステップ;とを備える電
    気信号の比率測定方法。
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