JPH04336706A - 温度補償装置 - Google Patents

温度補償装置

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JPH04336706A
JPH04336706A JP10780491A JP10780491A JPH04336706A JP H04336706 A JPH04336706 A JP H04336706A JP 10780491 A JP10780491 A JP 10780491A JP 10780491 A JP10780491 A JP 10780491A JP H04336706 A JPH04336706 A JP H04336706A
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JP
Japan
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temperature
temperature compensation
signal
converter
gain
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Application number
JP10780491A
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English (en)
Inventor
Yasuo Nagaishi
長石 康男
Tomonori Shiomi
智則 塩見
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度により利得が変化
する、例えば受信装置等の温度補償対象装置の利得を温
度補償するための温度補償装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の電子機器の高性能化に伴い、その
利得の温度特性にも厳しい性能が求められており、上記
受信装置においても例外ではない。
【0003】従来の温度補償においてはアナログ回路に
よる補償が行なわれていたため、その性能には限界があ
り、補償精度も悪いものであった。これを改良するため
、アナログ回路による温度補償に代えてデジタル回路に
よる温度補償を導入することにより、無調整で非線形特
性でも高精度に利得を補償できる温度補償装置をすでに
提案している。
【0004】以下、図面を参照しながら従来のアナログ
回路による温度補償装置を受信装置に適用した例、およ
びすでに提案した上述のデジタル回路による温度補償装
置を受信装置に適用した例について説明する。
【0005】図5は、上述した従来のアナログ回路によ
る温度補償装置の適用例のブロック図である。この温度
補償装置109は、受信装置107の出力側に受信装置
107の出力信号を減衰または増幅する可変利得器10
5を備え、受信装置107の周りに設けた温度センサ1
01にて測定された温度信号を、直流オフセット値と利
得を可変できるように構成した増幅装置104へ与え、
この増幅装置104にて増幅された信号にて前記可変利
得器105の利得を調整するように構成されている。な
お、図中106は受信装置107の入力端子であり、1
08は受信装置107の出力端子である。
【0006】ところで、前記増幅装置104における直
流オフセット値と利得の調整については、受信装置10
7の利得が、例えば図6の直線201に示すように温度
に対してほぼ直線的に変動する場合、温度補償装置10
9全体の温度に対する利得の変化が、直線201とは逆
の傾きを持つ直線202になるようにしている。具体的
には、受信装置107を使用する全ての温度範囲におい
て、受信装置107の利得と温度補償装置109全体の
利得との比が一定の値に一致するようにしている。よっ
て、受信装置107の利得変動を補償でき、入力端子1
06と出力端子108間の利得を直線203に示すよう
に温度に対して不変とすることができる。
【0007】しかしながら上記のような構成では、温度
補償装置109の温度に対する利得変化の設定に際し、
受信装置107の温度に対する利得変動、温度センサ1
01の温度に対する出力電圧特性、および可変利得器1
05の変換利得特性をあらかじめ個別に測定する必要が
あると共に、その測定値に基づいて直線202が直線2
01と符号が逆の傾きを持つ特性になるように増幅装置
104の直流オフセット値と利得を調整する必要があり
、測定回数、調整箇所の増加およびそれによるコストの
増大という課題を有していた。加えて、精度よい補償を
行なうためには、温度センサ101、増幅装置104、
可変利得器105、受信装置107の各特性に線形性が
要求され、これを達成させるために各回路が複雑化し、
また、各特性の線形性からの誤差はそのまま温度補償の
誤差となって現われるという課題も有していた。
【0008】これらの課題を解決するため、上述したと
おりアナログ回路による温度補償に代えてデジタル回路
による温度補償を導入することにより、無調整で非線形
特性でも高精度に利得を補償できる温度補償装置をすで
に提案している。
【0009】図7は、このデジタル回路による温度補償
装置を受信装置307に適用した例のブロック図である
。この温度補償装置309は、温度補償対象装置である
受信装置307の近傍に設置され、受信装置307の周
りの雰囲気温度を測定してその温度に対応したアナログ
値を出力する温度センサ301と、温度センサ301の
出力を入力してデジタル値に変換し出力するA/D変換
器302と、A/D変換器302の出力に基づいて該当
する温度補償用データを出力するメモリ装置304と、
メモリ装置304の出力を入力してアナログ値に変換し
出力するD/A変換器351およびD/A変換器351
の出力により減衰量を可変できる可変減衰器352から
なる可変利得器305を備えており、可変減衰器352
は受信装置307の出力側に設けられている。なお、図
中306、308は、それぞれ受信装置307の入力端
子、出力端子である。また、メモリ装置304は、アド
レス毎に対応したデータを格納するデータ格納部342
と、データ補間回路341とを有し、そのデータ格納部
342には、受信装置307を使用する環境温度の全範
囲にわたって、A/D変換器302から出力される全デ
ジタル信号の内の一部である代表温度についての温度補
償データが格納されている。この温度補償データは、図
6の直線202の関係を満たすものであり、例えば動作
温度が−40℃〜+60℃の場合、−40℃、−20℃
、0℃、20℃、40℃、60℃の6点程度について格
納しておく。そして、データ補間回路341は、A/D
変換器302から入力したデジタル信号に基づいて後述
する補間処理を行なって、該当する温度についての温度
補償データを求めて可変利得器305に出力する。
【0010】このようにして構成された温度補償装置3
09の動作を説明する。入力端子306から受信装置3
07へ所定の信号が入力されているとき、温度センサ3
01は、受信装置307の近傍の雰囲気温度を測定し、
その測定信号をA/D変換器302へ与えてデジタル値
に変換して、その信号をメモリ装置304のデータ補間
回路341に入力する。データ補間回路341は、A/
D変換器302から信号が与えられると、与えられた信
号に基づきメモリ装置304のデータ格納部342に格
納してある代表的な温度補償用データのうちから、例え
ば2つ読みだして直線補間処理を行なう。具体的には、
温度センサ301で測定した温度tが、データ格納部3
42に格納してある代表温度T1 ≦t<T2 の範囲
にあるとし、各代表温度T1 、T2 における温度補
償用データがそれぞれK1 、K2 であるとすると、
温度tにおける温度補償用データkを(数1)にて求め
る。
【0011】
【数1】   k=K1 +(t−T1 )*(K2 −K1 )
/(T2 −T1 )  このようにして求めた温度補
償用データkは、可変利得器305のD/A変換器35
1へ与えられ、ここでアナログ値に変換され、可変減衰
器352はそのアナログ値に変換された温度補償用デー
タに基づき減衰量を決定し、受信装置307からの出力
信号を減衰させる。よって、受信装置307が温度変化
により利得の変動が生じても、受信装置307の入力端
子306と出力端子308の間での利得の温度変動を補
償できる。この温度センサ301による雰囲気温度の測
定から、可変減衰器352の減衰量決定までの一連の温
度補償動作は、雰囲気温度の変化よりも十分速い周期で
繰り返し行なわれる。これにより、受信装置307の利
得が温度により変動しても、受信装置307から出力さ
れた信号を、利得変動が起きなかった状態のものとする
ことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この提
案した温度補償装置においても、受信装置307の帯域
が広く、周波数特性を持つ場合、通過させる信号をチャ
ネル選択などにより帯域の一部を通過させる様なときに
、通過させる信号の周波数により利得変動が生じると言
う課題を有している。
【0013】なお、このような課題は、上述した受信装
置に限らず、温度補償を必要とする他の電子機器におい
ても同様に生じている。
【0014】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、直流オフセット値や利得の調整を不要にでき、
しかも非線形特性でも高精度に利得を補償できる特徴に
加えて、装置に周波数特性を持つ場合でも使用する周波
数による利得変動を高精度に補償を行なう温度補償装置
を提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、温度により利得が変動する温度補償対象
装置の雰囲気温度を測定しその温度に対応したアナログ
信号を出力する温度センサと、前記温度センサから入力
した信号をデジタル信号に変換し出力するA/D変換器
と、前記温度補償対象装置の使用周波数領域を設定する
周波数設定部と、前記A/D変換器から入力した信号と
前記周波数設定部で設定された使用周波数領域に基づい
て該当する温度補償用データを出力するメモリ装置と、
前記温度補償対象装置の入出力間に設けられ、前記メモ
リ装置から入力した信号に基づいて前記温度補償対象装
置の利得を温度補償する可変利得器とを具備することを
特徴とする。
【0016】前記メモリ装置は、前記周波数設定部で設
定された使用周波数領域で、前記温度補償対象装置の使
用温度の全範囲にわたり前記A/D変換器から出力され
る全デジタル信号についての温度補償用データを格納部
に有し、前記A/D変換器からの入力信号に応じた温度
補償用データを選択して出力するようにしてもよい。 
 あるいは、前記温度補償対象装置の使用周波数の全領
域にわたり、温度補償対象装置の使用温度の全範囲に渡
る前記A/D変換器から出力される全デジタル信号の内
の一部である代表信号についての温度補償用データを格
納部に格納してあると共に、データ補間回路を備えてお
り、このデータ補間回路が前記A/D変換器からの温度
信号に基づき、その温度を範囲内とする2つの代表温度
に関する温度補償データを定めて補間し、前記温度信号
についての温度補償用データを求めるようにしてもよい
【0017】また、前記温度補償対象装置の使用周波数
の全領域にわたり、前記周波数設定部で設定される全周
波数領域内の一部である代表周波数についての温度補償
用データを格納部に格納してあると共に、データ補間回
路を備えており、このデータ補間回路が前記周波数設定
部からの周波数信号に基づき、その周波数を範囲内とす
る2つの代表周波数に関する温度補償データを定めて補
間し、前記温度信号についての温度補償用データを求め
るようにしてもよい。
【0018】
【作用】本発明は、上記した構成によって、温度センサ
にて測定された温度信号がA/D変換器を介し、また、
使用する周波数領域が周波数設定部を介してメモリ装置
に与えられると、メモリ装置が温度及び周波数に応じた
温度補償用データを出力し、このデータを入力した可変
利得器が温度補償対象装置の利得を温度補償することに
なる。
【0019】また、メモリ装置が、その格納部に、周波
数設定部で設定された使用周波数領域毎に、温度補償対
象装置の使用温度の全範囲にわたり、A/D変換器から
出力される全デジタル信号についての温度補償データを
格納する場合には、A/D変換器から出力されたデジタ
ル信号に基づき温度補償用データを選択し出力する。ま
た、データ補間回路を備えたものである場合、温度セン
サにて測定された温度信号がA/D変換器を介してデー
タ補間回路に与えられると、データ補間回路が、格納さ
れている温度補償用データを補間することにより、温度
センサにて測定された温度に関する温度補償用データを
求めて出力し、このデータを入力した可変利得器が温度
補償対象装置の利得変動を温度補償する。
【0020】
【実施例】以下、本発明にかかわる温度補償装置につい
て図面に基づき説明する。
【0021】図1は、本発明にかかわる温度補償装置を
受信装置7に適用した場合を示すブロック図である。こ
の温度補償装置9は、温度補償対象装置である受信装置
7の近傍に設置され、受信装置7の周りの雰囲気温度を
測定してその温度に対応したアナログ値を出力する温度
センサ1と、温度センサ1の出力を入力してデジタル値
に変換し出力するA/D変換器2と、受信装置7の使用
する周波数領域を設定する周波数設定部3と、A/D変
換器2と周波数設定部3から入力した信号に基づいて該
当する温度補償用データを出力するメモリ装置4と、メ
モリ装置4の出力を入力してアナログ値に変換し出力す
るD/A変換器51およびD/A変換器51の出力によ
り減衰量を可変できる可変減衰器52からなる可変利得
器5を備えており、可変減衰器52は、受信装置7の出
力側に設けられている。なお、図中6、8は、それぞれ
受信装置7の入力端子、出力端子である。
【0022】前記温度センサ1は、例えばサーミスタ温
度センサなどからなり、その雰囲気温度に対応した電圧
信号等のアナログ値をA/D変換器2へ出力する。この
A/D変換器2は、例えば逐次比較型A/D変換器など
からなり、温度センサ1から入力したアナログ信号をデ
ジタル値に変換し、これをメモリ装置4に出力する。周
波数設定部3は、例えばDIPスイッチなどで使用する
周波数領域を設定し、これをメモリ装置4に出力を行な
うものである。メモリ装置4は、アドレス毎に対応した
データを格納するデータ格納部42と、データ補間回路
41とを有し、そのデータ格納部42には、受信装置7
を使用する環境温度の全範囲にわたって、A/D変換器
2から出力される全デジタル信号のうちの一部である代
表温度についての温度補償用データが格納されている。 受信装置7の温度及び周波数に対する利得の変動を図2
の特性曲線71a、71b、・・・とし、利得の温度補
償を行なうことにより入力端子6と出力端子8の間の利
得を温度に対して一定な同図の直線73にするには、温
度補償装置9全体の温度に対する利得の変化を、特性曲
線71a、71b、・・・を直線73に対して線対称に
折り返した特性曲線72a、72b、・・・とする。デ
ータ格納部42に格納するこの温度補償用データは、可
変利得器5の温度に対する利得の変化を特性曲線72a
、72b、・・・とするものであり、例えば動作温度が
−40℃〜+60℃、使用する周波数領域がf1〜f2
の場合、(図3)に示すように、温度では−40℃、−
20℃、0℃、20℃、40℃、60℃の6点程度につ
いて、又周波数についてはf11、f12、f13、・
・・、f1nのn点について格納しておくとよい。そし
て、データ補間回路41はA/D変換器2及び周波数設
定部3から入力したデジタル信号に基づいて後述する補
間処理を行なって、使用周波数領域における該当する温
度についての温度補償データを求めて可変利得器5に出
力する。 D/A変換器51は、例えば並列型D/A変換器などか
らなり、メモリ装置4から出力された温度補償データを
入力すると、これを電圧信号等のアナログ値に変換して
、可変減衰器52へ出力する。この可変減衰器52は、
例えば、周知のPINダイオードを用いたπ形アッテネ
ータで構成でき、D/A変換器51からの出力信号を制
御信号に用いることにより受信装置7からの出力信号の
利得を調整できる。
【0023】次に、このようにして構成された温度補償
装置9による温度補償内容について説明する。温度セン
サ1は受信装置7の近傍の雰囲気温度を測定し、その測
定信号をA/D変換器2へ与えてデジタル値に変換する
。周波数設定部3は受信装置7の通過帯域の中で使用す
る周波数領域f1kを規定する。これら両信号はメモリ
装置4のデータ補間回路41に入力される。データ補間
回路41は、周波数設定部3で指定された周波数領域f
1kに基づきメモリ装置4のデータ格納部42に格納し
てある当該周波数の温度補償用データ42aを選択し、
A/D変換器2から与えられた信号に基づき、そのデー
タ格納部42aに格納してある代表的な温度補償用デー
タのうちから、例えば2つ読みだして直線補間処理を行
なう。具体的には、温度センサ1で測定した温度tが、
データ格納部42aに格納してある代表温度T1 ≦t
<T2 の範囲にあるとし、各代表温度T1 、T2 
における温度補償用データがそれぞれK1 、K2 で
あるとすると、温度tにおける温度補償用データkを(
数2)にて求める。
【0024】
【数2】   k=K1 +(t−T1 )*(K2 −K1 )
/(T2 −T1 )  このようにして求めた温度補
償用データkは、可変利得器5のD/A変換器51へ与
えられ、ここでアナログ値に変換され、可変減衰器52
はそのアナログ値に変換された温度補償用データに基づ
き減衰量を決定し、受信装置7からの出力信号をその減
衰量で減衰させる。よって、受信装置7が温度変化によ
り利得の変動を生じても、受信装置7の入力端子6と出
力端子8の間での利得の温度変動を補償できる。しかる
後、受信装置7の周りの雰囲気温度が変化すると、温度
センサ1はその温度を測定する。これにより上述した温
度補償が同様に行なわれる。温度が変わる都度、この温
度補償が繰り返し行なわれ、これにより、受信装置7の
利得が温度により変化しても、受信装置7から出力され
た信号を利得変化が起きなかった状態のものとすること
ができる。
【0025】なお、前記温度センサ1は、前記サーミス
タ温度センサに限るものではなく、他のものを使用して
もよい。また、前記A/D変換器も、前記逐次比較型A
/D変換器に限るものではなく、他のものを使用しても
よい。また、前記D/A変換器も、前記並列型D/A変
換器に限るものではなく、他の回路構成のものを使用し
てもよい。また、前記可変減衰器も、前記PINダイオ
ードを用いたπ形アッテネータに限らず、減衰または増
幅させることが可能な他の回路構成のものを使用しても
よい。また、上記実施例では、動作温度が−40℃〜+
60℃の場合、−40℃、−20℃、0℃、20℃、4
0℃、60℃の6点程度について温度補償用データを格
納するようにしているが、これに限るものではなく、温
度補償対象装置の利得温度特性に応じて、温度間隔を増
減してもよい。また、上記実施例では、使用する周波数
領域がf1〜f2の場合、f11、f12、f13、・
・・、f1NのN点程度について温度補償用データを格
納するようにしているが、これに限るものではなく、温
度補償対象装置の周波数特性に応じて、周波数間隔を増
減してもよい。また、上述した補間処理に前後各1点を
使用する直線補間を用いたが、補間処理はこれに限るも
のではなく、温度センサや可変利得器などの非線形特性
を補償するための非線形補間を用いてもよい。また、上
記実施例では、周波数設定部3で設定された周波数領域
から、メモリ装置4のデータ格納部42に格納してある
当該周波数の温度補償用データ42aを選択し、そこに
格納してある代表的な温度補償用データから、例えば2
つ読みだして補間処理を行なう様にしているがこれに限
るものではなく、使用周波数がメモリ装置に格納されて
いない場合は当該周波数近辺の温度補償用データ42a
、42bを選択し、そこに格納してある代表的な温度補
償用データから、例えば2つずつ読みだして補間処理を
行なう様にしてもよい。具体的には、温度センサ1で測
定した温度tが、代表温度T1 ≦t<T2 の範囲で
及び使用周波数fが代表周波数F1 ≦f<F2の範囲
にあるとし、代表周波数F1とF2の温度補償用データ
のそれぞれに於て各代表温度T1 、T2 における温
度補償用データがそれぞれK(F1、1)、K(F1、
2)、K(F2、1)、K(F2、2)であるとすると
、温度tにおける温度補償用データkを(数3)にて求
めることができる。
【0026】
【数3】   kF1=K(F1、1) +         (t−T1 )*(K(F1、2) 
− K(F1、1) )/(T2 −T1 )  kF
2=K(F2、1) +         (t−T1 )*(K(F2、2) 
− K(F2、1) )/(T2 −T1 )  k 
 =kF1 +         (k−kF1 )*(kF2 − k
F1 )/(kF2 −kF1 )  図4は、本発明
の他の実施例を示すブロック図である。
【0027】この実施例においては、図1の構成と異な
りメモリ装置4が、データ格納部のみを備え、上記デー
タ補間回路41を備えないものとしてある。このメモリ
装置4には、受信装置7の使用温度の全範囲、例えば、
−40℃〜+60℃の全範囲にわたりA/D変換器2か
ら出力される全デジタル信号について、使用周波数毎に
全ての温度補償用データが格納されている。この温度補
償用データは、可変利得器5の温度に対する利得の変化
を図2に示した特性曲線72a、72b、・・・とする
ものである。かかるメモリ装置4が、A/D変換器2か
ら出力されたデジタル信号及び周波数設定部3で設定さ
れた使用周波数領域を入力すると、その信号をアドレス
として該当する温度補償用データを選択して可変利得器
5へ出力し、可変利得器5はこれにより温度補償を行な
う。しかる後、温度が変化すると温度センサ1の出力値
がそれに従って変化し、メモリ装置4により最適な可変
利得器5の利得を決定する。これを繰り返すことにより
、受信装置7の利得の温度変動が常時補償される。
【0028】なお、図1、図4に示す実施例において可
変利得器5にD/A変換器51を設けるようにしている
が、可変利得器5をデジタル信号にて動作させるように
構成した場合は、D/A変換器51を省略してもよい。 また、周波数設定部3にDIPスイッチなどを使用して
周波数領域を設定しているがこれに限るものではなく、
外部装置で設定された周波数情報を入力するための入力
ポートであってもよい。そして、また、上記実施例では
受信装置の出力側で温度補償を行なうようにしているが
、本発明はこれに限らず、受信装置の入力側で温度補償
を行なうようにしても実施できる。さらに、上記実施例
では受信装置の温度補償を行なう場合を例に上げている
が、本発明はこれに限らず、温度補償を必要とする他の
電子機器にも同様に適用できることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】以上にように本発明は、温度センサにて
測定された温度信号がA/D変換器を介し、また、使用
する周波数領域が周波数設定部を介してメモリ装置に与
えられると、メモリ装置が温度及び周波数に応じた温度
補償用データを出力し、このデータを入力した可変利得
器が温度補償対象装置の利得を温度補償することになる
。また、温度センサ、可変利得器等の利得に非線形特性
があってもメモリ装置により両者の間に容易に非線形性
を与えることが可能であり、精度のよい温度補償を行な
うことができる。また、温度補償用データを測定するだ
けで、従来では必要であった直流オフセット値と利得の
調整を不要にでき、更に、メモリ装置にデータ補間回路
を付加した構成をとることにより、メモリ装置の容量を
小さくできるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る温度補償装置の一実施例を示すブ
ロック図
【図2】受信装置、可変利得器の温度利得−周波数特性
【図3】周波数毎の温度補償用データを示す図
【図4】
本発明の他の実施例を示すブロック図
【図5】従来の温
度補償装置のブロック図
【図6】受信装置、可変利得器
の温度利得特性図
【図7】先に提案した温度補償装置の
ブロック図
【符号の説明】
1  温度センサ 2  A/D変換器 3  周波数設定部 4  メモリ装置 41  データ補間回路 42  データ格納部 5  可変利得器 51  D/A変換器 52  可変減衰器 7  受信装置 71  受信装置の温度利得特性 72  温度補償装置の温度利得特性 73  受信装置の温度補償後の特性

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】温度により利得が変動する温度補償対象装
    置の雰囲気温度を測定しその温度に対応したアナログ信
    号を出力する温度センサと、前記温度センサから入力し
    た信号をデジタル信号に変換し出力するA/D変換器と
    、前記温度補償対象装置の使用周波数領域を設定する周
    波数設定部と、前記A/D変換器から入力した信号と前
    記周波数設定部で設定された使用周波数領域に基づいて
    該当する温度補償用データを出力するメモリ装置と、前
    記温度補償対象装置の入出力間に設けられ、前記メモリ
    装置から入力した信号に基づいて前記温度補償対象装置
    の利得を温度補償する可変利得器とを具備することを特
    徴とする温度補償装置。
  2. 【請求項2】メモリ装置は、周波数設定部で設定された
    使用周波数領域で、温度補償対象装置の使用温度の全範
    囲にわたりA/D変換器から出力される全デジタル信号
    についての温度補償用データを格納部に有し、前記A/
    D変換器からの入力信号に応じた温度補償用データを選
    択して出力することを特徴とする請求項1記載の温度補
    償装置。
  3. 【請求項3】メモリ装置は、温度補償対象装置の使用周
    波数の全領域にわたり、温度補償対象装置の使用温度の
    全範囲に渡るA/D変換器から出力される全デジタル信
    号の内の一部である代表信号についての温度補償用デー
    タを格納部に格納してあると共に、データ補間回路を備
    えており、このデータ補間回路が前記A/D変換器から
    の温度信号に基づき、その温度を範囲内とする2つの代
    表温度に関する温度補償データを定めて補間し、前記温
    度信号についての温度補償用データを求めるようにした
    ことを特徴とする請求項1記載の温度補償装置。
  4. 【請求項4】メモリ装置は、温度補償対象装置の使用周
    波数の全領域にわたり、周波数設定部で設定される全周
    波数領域内の一部である代表周波数についての温度補償
    用データを格納部に格納してあると共に、データ補間回
    路を備えており、このデータ補間回路が前記周波数設定
    部からの周波数信号に基づき、その周波数を範囲内とす
    る2つの代表周波数に関する温度補償データを定めて補
    間し、前記温度信号についての温度補償用データを求め
    るようにしたことを特徴とする請求項1記載の温度補償
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006270276A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Nec Corp 無線端末及びそれに用いるapc制御方法
JP2012231491A (ja) * 2002-03-28 2012-11-22 Qualcomm Inc 通信装置のための利得制御

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