JPH0443334B2 - - Google Patents

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JPH0443334B2
JPH0443334B2 JP683586A JP683586A JPH0443334B2 JP H0443334 B2 JPH0443334 B2 JP H0443334B2 JP 683586 A JP683586 A JP 683586A JP 683586 A JP683586 A JP 683586A JP H0443334 B2 JPH0443334 B2 JP H0443334B2
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JP
Japan
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substrates
spacer
substrate
disk
manufacturing
Prior art date
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Expired
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JP683586A
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English (en)
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JPS62164240A (ja
Inventor
Yasuyoshi Matsumoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、レーザ光などの光学的手段によつて
情報の書き込み読み出しが行われる情報記録基板
の製造方法に関し、特にエアーサンドイツチ型の
デイスク基板の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に光デイスクに用いられる円盤状の情報記
録基板1(以下デイスク1と称す)は、通常第3
図に示すような構造をなしている。すなわち光信
号を透過する、例えばアクリル樹脂やポリカーボ
ネート樹脂等の透明なプラスチツク基板2及び
2′に薄膜の記録媒体3及び3′が蒸着され、記録
媒体3および3′が互いに対向するように基板2
及び2′が内周部及び外周部にアクリル樹脂等か
らなる内周スペーサ4(以下スペーサ4と称す)
及び外周スペーサ5(以下スペーサ5と称す)を
介して接着剤6及び6′により互いに接着され、
記録媒体3及び3′の間には中空部7が形成され
ている。
従来このようにスペーサ4,5を介するエアー
サンドイツチ構造の情報記録基板の製造方法に関
しては、例えば特公昭57−16445号公報に記載さ
れたような発明が存在する。この発明は第2図に
示すようにデイスク1を台面8上に載置し、スペ
ーサ4及び5と基板2及び2′との接合面に付着
した紫外線硬化型接着剤(以下UV接着剤と称
す)の層厚が均一となるまで放置する。この放置
終了後デイスク1を上部からUVランプ(紫外線
ランプ)9で照射し、UV接着剤を硬化させる。
その結果、接合面の接着剤層が均一となる長所が
ある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来の情報記録基板
の製造方法ではUVランプ9がデイスク1の上部
1ケ所しか設置されていない為、照射された紫外
線は、デイスク1の基板2を透過し接着層6を硬
化するものの、スペーサ4,5で光が減衰された
り、カツトされたりすると基板2′とスペーサ4,
5間の接着層6′は未硬化となる。したがつてデ
イスク1を反転して再度紫外線を照射するが、そ
の間に位置ずれや接着むらを発生させるばかり
か、デイスク1の反転及び2度照射という、製作
工数が増大する等の欠点があつた。
さらにUV接着剤を硬化させるランプは数KW
の高出力であり、照射時はかなり高温となるた
め、第2図に示すように片側照射の場合ランプ9
側の基板2と台面8側の基板2′とに温度差が生
じ、反りのないデイスクの製作が不可能となる。
本発明の目的は、これらの問題点を解決した情
報記録基板の製造方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の情報記録基板の製造方法は、二枚の中
心穴を有する円盤状の基板を内周部および外周部
で中心穴を有する内周スペーサおよび外周スペー
サそれぞれを挟んで貼り合わせたエアーサンドイ
ツチ構造の情報記録基板を製造する情報記録基板
の製造方法において、中心に前記二枚の基板およ
び前記内周スペーサの中心穴に嵌合する軸を有し
外周部に前記外周スペーサと嵌合する位置決めガ
イドを有し紫外線を透過する基台に互いの接合面
に紫外線硬化型接着剤を塗布して前記二枚の基板
並びに前記内周スペーサおよび前記外周スペーサ
を載置する工程と、この工程後前記基板の前記接
合面の部分を紫外線を透過する押え板により加圧
する工程と、この工程後重ねた前記二枚の基板に
同時に両面の方向から紫外線を照射して前記紫外
線硬化型接着剤を硬化させる工程とを含んで構成
される。
〔作用〕
デイスク1の両面からUVランプで同時に照射
することにより、2枚の基板2,2′とスペーサ
4,5の接合面に塗布された接着層6及び6′が
数秒で同時に硬化するため、位置ずれ及び接着む
らがなく、製作工数も大幅に低減される。さらに
デイスク1の両面を同時照射することにより、基
板2,2′面上の照度文布及び熱分布が均一とな
るため、両面の基板2,2′の反りや接着強度が
均一となる利点もある。
〔実施例〕
以下本発明の実施例について図面を参照して詳
細に説明する。第1図は本発明の一実施例を示す
断面図である。本実施例におけるデイスク1の製
造方法は、第1図においてアクリル樹脂やポリカ
ーボネート樹脂等の透明な基板2′の丸穴を基台
10上の中心にある軸11に嵌合し、記録媒体
3′が上を向くように基板2′を基台10上に載置
する。次に基板2′の内・外周部のスペーサ領域
にUV接着剤(例えば東亜合成化学工業社製UV
−3000シリーズ等)をデイスペンサ等を用い塗布
する。続いて前記基板2′と同質材料からなるス
ペーサ4は軸11に沿つて、スペーサ5は基台1
0に設けられた位置決めガイド13に沿つて、ス
ペーサ4,5を挿入して基板2′上に載置すると
基板2′とスペーサ4及び5との間に接着層6′が
形成される。次に、スペーサ4及び5上に再び
UV接着剤を塗布し、上部から基板2の丸穴を軸
11に嵌合し、記録媒体3が下を向くように基板
2をスペーサ4,5上に載置すると基板2とスペ
ーサ4及び5との間に接着層6が形成され、デイ
スク1が組み立てられる。さらに、デイスク1の
上に押え板14を載せ加圧することにより、接着
剤の流れをよくし、接着むらのない接着層6及び
6′を形成することができる。基台10及び押え
板14は透明板を用いればよいが、光線透過率が
95%以上でしかも長波長領域をカツトする石英ガ
ラスを使用すればUVランプ照射時に紫外線は充
分に透過し、赤外線はカツトするため、基板2,
2′に与える熱の上昇を防ぐことができる。さら
に基台10と押え板14の基板2及び2′の記録
媒体3及び3′の蒸着がなされた領域と接する面
は平面でもよいが、不透明となる処理が施された
溝12及び15を設ければ、照射時の紫外線が直
接記録媒体3及び3′に当たらないため紫外線や
熱による記録媒体3及び3′の劣化を防ぐことが
できる。次に基台10の中心の上方及び下方に平
行に設けられた80〜160w/cmの高圧水銀灯(UV
ランプ)9及び9′を数秒間同時に照射すると接
着層6及び6′が同時に固化され、いわゆるエア
ーサンドイツチ構造のデイスク1が製造される。
この照射の際、デイスク1の基板2及び2′に照
射される紫外線の照度の差が20mw/cm2以上アン
バランスになると、照度の高い基板側は、照度の
低い基板側に比べ、基板の温度は上昇し基板は変
形しやすくなるため、反りのアンバランスなデイ
スクとなる。したがつてUVランプ9及び9′と
デイスク1との距離は、基板2及び2′に当たる
紫外線の照度の差が常に20mw/cm2以下でなけれ
ばならない。
さらに紫外線照射の際、デイスク1は静止した
状態でもよいが、一般的にUVランプ9及び9′
はそのランプ下及びランプ上のデイスク1に対し
て長手方向の照度はほぼ一定であるが、軸方向の
照度は距離とともに低下する構造となつているた
め、静止したデイスク1では、常に不均一な照度
分布とそれに伴なう熱分布の紫外線を受け円周方
向に多少うねりのあるデイスクとなる。したがつ
て照射時間中デイスク1を回転させれば、どの領
域も同じ照度の紫外線を受けることになり、前記
の問題は解消されうねりのないデイスクが得られ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、スペーサと二枚
の基板の接合部にUV接着剤を塗布後、紫外線を
透過する基台と押え板によつて二枚の基板を加圧
後、二枚の基板に紫外線を両方向から同時に照射
し、UV接着剤を硬化させ、基板とスペーサを接
着するので、片面側から照射した場合と比べ接着
層の未硬化がなくなり、それに共なう位置ずれや
接着むらが解消されるばかりか、一度の照射で硬
化する為、製作工数の削減が計れる硬化がある。
さらに、両面同時に照射すると基板の両面には均
一な照度分布と熱分布が得られる為、基板相互の
平行性にすぐれ、うねり、歪のないエアーサンド
イツチ構造の情報記録基板が得られる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2
図は従来の情報記録基板の製造方法の一例を示す
断面図、第3図は一般的な情報記録基板の断面図
である。 1……情報記録基板、2,2′……基板、3,
3′……記録媒体、4……内周スペーサ、5……
外周スペーサ、6,6′……接着層、7……中空
部、8……台面、9,9′……UVランプ、10
……基台、11……軸、12,15……溝、13
……位置決めガイド、14……押え板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 二枚の中心穴を有する円盤状の基板を内周部
    および外周部で中心穴を有する内周スペーサおよ
    び外周スペーサそれぞれを挟んで貼り合わせたエ
    アーサンドイツチ構造の情報記録基板を製造する
    情報記録基板の製造方法において、中心に前記二
    枚の基板および前記内周スペーサの中心穴に嵌合
    する軸を有し外周部に前記外周スペーサと嵌合す
    る位置決めガイドを有し紫外線を透過する基台に
    互いの接合面に紫外線硬化型接着剤を塗布して前
    記二枚の基板並びに前記内周スペーサおよび前記
    外周スペーサを載置する工程と、この工程後前記
    基板の前記接合面の部分を紫外線を透過する押え
    板により加圧する工程と、この工程後重ねた前記
    二枚の基板に同時に両面の方向から紫外線を照射
    して前記紫外線硬化型接着剤を硬化させる工程と
    を含むことを特徴とする情報記憶基板の製造方
    法。
JP683586A 1986-01-14 1986-01-14 情報記録基板の製造方法 Granted JPS62164240A (ja)

Priority Applications (1)

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JP683586A JPS62164240A (ja) 1986-01-14 1986-01-14 情報記録基板の製造方法

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JP683586A JPS62164240A (ja) 1986-01-14 1986-01-14 情報記録基板の製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS62164240A JPS62164240A (ja) 1987-07-20
JPH0443334B2 true JPH0443334B2 (ja) 1992-07-16

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JP683586A Granted JPS62164240A (ja) 1986-01-14 1986-01-14 情報記録基板の製造方法

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EP0790603B1 (en) * 1996-02-16 2003-12-17 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Method and apparatus for initializing optical recording medium
JPH11283279A (ja) * 1998-01-30 1999-10-15 Minnesota Mining & Mfg Co <3M> 貼り合わせ型光ディスク並びにその製造方法及び装置

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Publication number Publication date
JPS62164240A (ja) 1987-07-20

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