JPH04359777A

JPH04359777A - 冷蔵庫

Info

Publication number: JPH04359777A
Application number: JP13472291A
Authority: JP
Inventors: Seiichi Abe; 誠一阿部; Hideo Kumakura; 秀雄熊倉
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1991-06-06
Filing date: 1991-06-06
Publication date: 1992-12-14

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は冷凍室背壁部に設置され
た冷却器下部に設置される露受皿に冷凍室下部に位置す
る冷蔵室より冷凍室側に循環冷気を戻す帰管路を備えた
冷蔵庫に関する。

【０００２】

【従来の技術】この種従来例には実公昭６１〜９３３１
号公報に示されるものがある。以下、その構造を図３を
用いて説明する。２１は冷蔵庫本体、この本体２１は上
部に冷凍室２２下部に冷蔵室２３をもっている。２４は
先の冷凍室２２と冷蔵室２３を形成する内箱であり、２
５は外箱、２６は断熱材を示す。２７は冷凍室２２と冷
蔵室２３とを区画する区割壁、２８は冷凍室２２の背壁
に設置された冷却器、２９はこの冷却器２８と冷凍室２
２を仕切る仕切板、３０は冷却器２８下部に設置された
輻射形の除霜用管ヒータ、３１は冷却器２８、除霜用管
ヒータ３０の下部に設置された露受皿、図には示してな
いが除霜時、この露受皿３１が受けた除霜水は導出部３
１ａを経由して外部に排出される。３２は露受皿３１と
一体に形成された帰管路、この帰管路３２は図には示し
てないが、冷蔵室２３に強制循環された冷気の冷却器２
８の下部への戻り通路である。従って、この帰管路３２
の一端は冷蔵室２３に他方端は冷却器２８下部に位置し
ている。又、この帰管路３２の延長部には冷却器２８が
位置している。３３は帰管路３２の上部に設けられたカ
バー片、３４はこのカバー３３の上面に貼られた断熱シ
ート、この断熱シート３４付カバー３３により帰管路３
２に冷却器２８より直下した冷気が帰管路３２に入るの
を防止している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】この従来の冷蔵庫では
、次に示すような問題点があった。すなわち、（１）帰
管路３２のカバー３３下面に霜が成長しやすい。つまり
、カバー３３の上面には断熱シート３４を貼っているが
、図でも明らかなようにせいぜい５〜１０ｔの断熱シー
トであるため、カバー３３を十分に保温することは出来
ない。そのため冷蔵庫の運転停止時でしかも扉開時に冷
蔵室２３内に入った湿気を含んだ暖気が帰管路３２を上
昇すると、カバー３３裏面にぶつかり、ここで結霜して
霜となる。この現象が繰り返されると帰管路３２の開口
端３２ａがその霜で塞がり冷蔵庫の機能を失なってしま
う。

【０００４】（２）カバー保温用に断熱シートを貼って
いるので作業性、コストの面で問題があった。

【０００５】本発明の目的はこのような問題点のない冷
蔵庫を得るものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来の課
題を解決する為に、断熱材に接している露受皿後壁の途
中に開口を設け、その開口に上記断熱材中に位置する帰
管路の一端を接続するようにした。又、課題解決の為に
帰管路の一端が接続される開口部上端（帰管路の上端）
に位置する所に露受皿中央側に突出する屋根を設けた。

【０００７】また、課題解決のために露受皿の開口に接
続される帰管路を露受皿と一体に形成した。さらに、課
題解決の為に帰管路が接続される露受皿の開口部延長線
上には冷却器を位置させないようにした。

【０００８】

【作用】本発明に於ける帰管路であった場合、冷蔵庫の
運転停止時でしかも扉開時等に庫内に入った湿気を含ん
だ空気は帰管路を上昇し、露受皿側の開口近くの曲り部
にぶつかる。しかし、本発明の曲り部は、断熱材中に埋
設されていることより、結露することなく開口より出て
冷却器に至る。このことにより帰管路中に従来のように
霜が成長し、帰管路を塞いでしまうと言うことがなく、
常に本来の機能を発揮する。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の詳細を図に示す一実施例で説
明する。図１は本発明を備えた冷蔵庫の要部縦断面図、
図２は図１中の露受皿部付近の拡大図である。図に於い
て冷蔵庫本体１は内部に冷凍室２、冷蔵室３をもってい
る。室３、４の前面開口部を閉塞する冷凍室扉４、冷蔵
室扉５を設け、室３、４を形成する内箱６も設ける。冷
蔵庫本体１は内箱６、断熱材７、外箱８より構成される
。９は冷凍室３と冷蔵室４間を区割する区画壁、１０は
冷却器で冷凍室２の背壁部に設置される。１１は冷却器
１０を冷凍室２と仕切る仕切板、仕切板１１には吹出口
１２、吸込口１３が設けられる。１９は冷却器１０の上
部に設置された冷気循環用の送風機で先の吹出口１２に
対向しており、冷却器１０を経た冷気を冷凍室２側に吹
き出す。冷凍室２に吹出された冷気は冷凍室２を冷却後
、吸込口１３より、再び、冷却器１０側に吸い込まれる
。一方、冷凍室２を冷却した冷気の一部は区画壁９部に
設けられた吐出口１４より冷蔵室に至る。そして冷蔵室
３を冷却後、矢印Ｐのように循環し帰管路を経由して冷
却器１０に戻る。１５は冷却器１０の下部に設けられた
輻射形の除霜用管ヒータ、１６は冷却器１０及び除霜用
管ヒータ１５の下部に設置された露受皿、露受皿１６は
冷却器１０に付着した霜を先の除霜用管ヒータで溶した
際の除霜水を受ける。尚、露受皿１６に溜る除霜水は図
には示してないが露受皿１６に設けた導水口１６ａを経
由して外部に排出される。１７は帰管路である。この帰
管路１７は先の露受皿１６を一体に形成されており一方
の開口１７ａは冷蔵室３に臨み他方の開口１７ｂは露受
皿１６の後壁１６ｂ（断熱材７に通している壁）の途中
に設けられた開口１６ｃに接続されている。従って、先
の帰管路１７は図にも示すように断熱材７中に位置する
。換言すると、この帰管路１７の延長線上は断熱材７で
あり冷却器１０ではない。先に記述した冷蔵室３０の戻
り冷気は、この帰管路１７の開口１７ａより吸い込まれ
、他方開口１７ｂより冷却器１０側に吸い込まれる。１８は帰管路の一端が接続される露受皿１６の後壁１６
ｂに設けられた屋根である。この屋根１８は冷却器１０
より滴下する除霜水が帰管路１７に入るのを防ぐための
ものである。勿論、冷蔵庫運転停止時冷却器１０より降
下する冷気が帰管路１７に入るのもある程度阻止する。

【００１０】このように、冷蔵室３側を冷却した冷気を
冷却器１０に戻す帰管路１７が、先づ、冷却器１０の投
影面下方にないことより、冷却器１０の除霜時、除霜水
が帰管路１７に入りにくいことは勿論、冷蔵庫の運転停
止時、冷却器１０より降下した冷気が帰管路１７にダイ
レクトに入ると言うことはない。勿論、この時屋根１８
は水滴、冷気の浸入を阻止するよう働く。一方、冷蔵室
側より自然対流により帰管路１７に入る湿気を含んだ空
気は帰管路の途中で冷されることなく冷却器１０に戻る
。これは帰管路１７が現場発泡の断熱材中に埋没されて
いるからである。

【００１１】

【発明の効果】本発明によれば断熱シート等を用いるこ
となく帰管路の霜詰りを防ぐことが出来る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の冷蔵庫の要部縦断面図、

【図２】図１
中の露受皿部付近の拡大図、

【図３】従来例を示すもの
で露受皿部付近の拡大図。

【符号の説明】

１・・・冷蔵庫本体、２・・・冷凍室、３・・・冷蔵室、４、５・・・扉、６・・・内箱、７・・・断熱材、８・・・外箱、９・・・区画壁、１０・・・冷却器、１１・・・仕切板、１２・・・吹出口、１３・・・吸込口、１４・・・吐出口、１５・・・除霜用管ヒータ、１６・・・露受皿、１７・・・帰管路、１８・・・屋根、１９・・・送風機

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】断熱材に接している露受皿後壁の途中に開
口を設け、前記開口に、前記断熱材中に位置する帰管路
の一端を接続したことを特徴とする冷蔵庫。
【請求項２】請求項１において、前記帰管路の一端が接
続され前記帰管路の上端に位置する所に露受皿中央側に
突出する屋根を設けた冷蔵庫。
【請求項３】請求項１において、前記露受皿の開口に接
続される前記帰管路を前記露受皿と一体に形成した冷蔵
庫。
【請求項４】請求項１において、前記帰管路が接続され
る前記露受皿の前記開口部の延長線上には、冷却器を位
置させないようにした冷蔵庫。