JPH043508Y2 - - Google Patents

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JPH043508Y2
JPH043508Y2 JP20385286U JP20385286U JPH043508Y2 JP H043508 Y2 JPH043508 Y2 JP H043508Y2 JP 20385286 U JP20385286 U JP 20385286U JP 20385286 U JP20385286 U JP 20385286U JP H043508 Y2 JPH043508 Y2 JP H043508Y2
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lead
die
lead frame
leads
die island
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、半導体素子の組立技術に関し、特
に、リードフレームにおいてチツプが接合される
ダイアイランド部の形状に関するものである。
[従来の技術] 従来、フラツトパツケージ形半導体(IC,
LSI)の組立に使用される基体としてのリードフ
レーム1は、第3図に示すように、チツプ(ペレ
ツト)2を接合すべき矩形状のダイアイランド3
と、この両側より延出した一対の吊りリード4,
5とからなる。熱圧着法又は超音波法等によるダ
イボンデイング、ワイヤボンデイングに際し、こ
のリードフレーム1は下クランプ部材6の凹所に
載置され、上クランプ部材7で一対の吊りリード
4,5を挾むと同時に、インナーリード8……を
挾み、しかる後、チツプ2の接合並びにチツプ2
上のボンデイングパツド2a……と対応するイン
ナーリード8……の先端部とが金線(図示せず)
を以つて接続される。
[解決すべき問題点] しかしながら、ダイアイランド3のクランプは
一対の吊りリード4,5を介して行なわれるもの
であるが、ダイスサイズの拡大に伴ない、局部的
な浮きやガタ付きがあり、ボンデイング精度のバ
ラツキが起こる。
そこで、この局部的なガタ等を解消すべく、ダ
アイアランド3のデプレース精度を高くすること
を考えたが、リードフレーム1を作成するスタン
ピングからフレームメツキまでの工程では、その
デプレースを高精度にすることは困難であり、上
記のバラツキは不可避的に生じるものである。ま
た、ダイアイランド3の大きさに比例して吊りリ
ード4,5の強度を高めることにより、上記バラ
ツキを軽減することも考えたが、吊りリード4,
5の強度を高めるには、吊りリード4,5の厚み
は変えられないから、そん幅寸法を大きくせねば
ならず、インナーリード8……の幅寸法と不揃い
になる。
一方、特公昭61−55770の如く、上記従来技術
と同様な思想に基づいて、ダイアイランド(タ
ブ)には一方の側方から延長するリードと一体的
に接続された延長部分と他方の側方から延長する
リードと一体的に接続されない延長部分が設けら
れてなるリードフレームが記載されているが、こ
のリードフレームは、前述した吊りリード4,5
の一方をダイアイランドの近傍で切断したものに
相当し、接続されない延長部分はレジンパツケー
ジから露出されないため、耐湿性劣化のおそれは
少なくなるが、むしろ、リード押え板(クランプ
部材)で該延長部分を押える以前においては、ダ
イアイランドは片持ち支持であるから、リードと
一体的に接続された延長部分において振動等によ
るたわみ、ねじれ等の変形を容易に招きやすく、
単にリード押え板で押えても、その変形を矯正す
ることができず、当初から位置誤差を伴なつて押
え込まれてしまう結果となる。また、一直線上の
一対の延長部分を介してダイアイランドを間接的
に押える技術思想は前記従来技術と軌を一にする
ものであるから、ダイアイランドの拡大化、リー
ド幅寸法の縮小化、リードフレーム自体の薄型化
に伴ない、依然としてボンデイング時のダイアイ
ランドの局部的な浮きやガタ付き等の問題点は解
消され得ない。
本考案の目的は、上記考察を踏まえ上記問題点
を解決するものであり、吊りリードの幅寸法を変
えずに、ボンデイングに際し、種々の大きさのダ
イアイランドをガタ付き等がなく安定的にクラン
プしうる半導体素子のリードフレームを提供する
ことにある。
[問題点の解決手段] 上記問題点を解決するため、本考案に係る半導
体素子のリードフレームの特徴的構成は、少なく
とも吊りリードに対して交叉方向へ向けダイアイ
ランドから一体的に延出する複数の被クランプ用
突片を有するものである。
[被クランプ用突片]の数が多いほど、ガタ付
きなく安定且つ強固なクランプを実現できること
となる。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図Aは、本考案に係る半導体素子のリード
フレームの一実施例をボンデイングに際しクラン
プした状態を示す平面図である。
10はリードフレームで、中央部にチツプ2を
接合すべき矩形状のダイアイランド11と、この
左右両側の中央より外方に夫々延出した一対の吊
りリード12,13と、ダイアイランド11の各
隅部において形成され、一対の吊りリード12,
13に対して略直角方向へ向け延出した被クラン
プ用突片14,15,16,17から構成されて
いる。一対の吊りリード12,13はインナーリ
ード8……の先端部と同一面になるように屈曲部
12a,13aを有する。また、被クランプ用突
片14,15,16,17も、第1図Bに示すよ
うに、インナーリード8……の先端部と同一面に
なるように屈曲部14a,15a,16a,17
aを有する。
熱圧着法又は超音波法等によるボンデイングに
際し、このリードフレーム10は下クランプ部材
6の凹所に載置され、上クランプ部材7で一対の
吊りリード12,13の平坦面及び被クランプ用
突片14,15,16,17の平坦面を挾むと同
時に、インナーリード8……を挾む。これによ
り、吊りリード12,13を通る線に対するダイ
アイランド11の揺動は、被クランプ用突片1
4,15,16,17のクランプにより完全に阻
止されると共に、ダイアイランド11の4隅部か
らの押えにより、ダイアイランド11の局部的な
反り、曲がり等は強制的に抑制される。被クラン
プ用突片14,15,16,17の幅寸法は吊り
リード12,13のそれより小さく、インナーリ
ード8……の間隔より小さくしてあるから、隣接
するインナーリード8……のクランプの障害にな
ることはない。つまり、インナーリード8……間
に臨むように、被クランプ用突片14,15,1
6,17がダイアイランド11から延出形成され
ているからである。
この後、チツプ2をダイアイランド11に接合
せしめるダイボンデイングを行ない、チツプ2上
のボンデイングパツド2a……と対応するインナ
ーリード8……の先端部とを金線で以つて接続
し、被クランプ用突片14,15,16,17を
含めて樹脂シーリングを行ない、半導体素子の組
立が完了する。
ボンデイング時には、ダイアイランド11に対
して衝撃が加わるが、第2図に示すように、クラ
ンプ領域の面積を無視しても、一対の吊りリード
12,13のクランプ(クランプ領域12b,1
3b)を介してダイアイランド11のうち線L上
の間接的なクランプ位置決めが行なわれており
(従来と同様)、これに加えて、被クランプ用突片
14,15,16,17同士のクランプ(クラン
プ領域14b,15b,16b,17b)を介し
て、ダイアイランド11のうち線Lに対して直交
方向の線M,N上と対角線O,P上の間接的なク
ランプ位置決め、一対の吊りリード12,13及
び被クランプ用突片14,15,16,17相互
のクランプを介して、線Q,R,S,T上の間接
的なクランプ位置決めが行なわれているから、ダ
イアイランド11のクランプは間接的ではある
が、多重的クランプが実現され、特に、多重的ク
ランプはチツプ2を接合すべき領域に集中してい
るから、ボンデイング時におけるガタ付き等をほ
ぼ完全になくすことができる。
なお、上記実施例においてはダイアイランド1
1の浮き、ガタ付きを効果的に解消するため、被
クランプ用突片14,15,16,17をダイア
イランド11の4隅部に形成したが、対角線上の
隅部や隅部以外の辺縁に形成してもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案に係る半導体素子
のリードフレームは、一対の吊りリードに対して
交叉方向へ向け一体的に延出した複数の被クラン
プ用突片を有する点に特長があるが、次の効果を
奏する。
ボンデイングに際し、吊りリードのほか、被
クランプ用突片をもクランプできるから、それ
らを介してダイアイランド上の交叉方向2次元
領域の多重的クランプが実現でき、熱圧着法又
は超音波法等による衝撃が加わつても、ダイア
イランドの局部的な浮き、ガタ付き等を防止で
き、安定的なクランプによりボンデイングの位
置精度の向上を図ることができる。また、一対
の吊りリードの強度を高める必要がないので、
その幅寸法を変えずに済み、吊りリードとイン
ナーリードの幅寸法を常に等しくでき、したが
つて、大きなダイアイランドを有するリードフ
レームにも適宜適用しうる。
近時、ダイアイランドの拡大化、リード幅寸
法の縮小化、リードフレーム自体の薄型化の傾
向にある。かかる傾向の下においては、吊りリ
ードの強度は弱くなり、ボンデイングに際して
は単にダイアイランドの非分離で保持する機能
のみを有することとなり、もはやボンデイング
時の浮き、ガタ付き等を防止する機能は薄らぐ
が、ダイアイランドの隅部、辺縁より一体的に
延出させた複数の被クランプ用突片の存在によ
り、ボンデイング時の浮き、ガタ付き等は積極
的に解消することができる。換言すれば、当該
浮き、ガタ付き等を専用的に防止する被クラン
プ用突片を複数設けたことにより、従来に比
し、ダイアイランドの拡大化、吊りリード及び
インナーリードの幅寸法の縮小化、リードフレ
ーム自体の薄型化を図ることができ、リードパ
ターンの自由度を拡大することが可能となつ
た。リードを細く、その本数を増大させたい場
合には、クランプ総面積を大きくせずとも、邪
魔にならないリード間に細い被クランプ用突片
を多数設けることにより、ボンデイング時の浮
き、ガタ付き等は解消しうる。
更に、かかるリードフレームを樹脂シーリン
グする際、ダイアイランドより突出する複数の
被クランプ用突片の存在により、樹脂の食い付
きが良好となり、レジンパツケージ内の隙間等
の発生を防止することができ、樹脂シーリング
工程の歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは、本考案に係る半導体素子のリード
フレームの一実施例をボンデイングに際しクラン
プした状態を示す平面図である。第1図Bは、第
1図AのB−B線に沿つて切断して示す切断
矢視図である。第2図は、同実施例のクランプ時
の作用を説明するための平面図である。第3図A
は、従来のフラツトパツケージ形半導体素子のリ
ードフレームの一例をボンデイングに際しクラン
プした状態を示す平面図である。第3図Bは、第
3図AのB−B線に沿つて切断して示す切断
矢視図である。 2……チツプ、2a……ボンデイングパツケー
ジ、6……下クランプ部材、7……上クランプ部
材、8……インナーリード、10……リードフレ
ーム、11……ダイアイランド、12,13……
吊りリード、14,15,16,17……被クラ
ンプ用突片、12a,13a,14a,15a,
16,17a……屈曲部、12b,13b,14
b,15b,16b,17b……クランプ領域。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. チツプを接合すべきダイアイランドとこの側方
    より延出した吊りリードとを有するリードフレー
    ムであつて、少なくとも該吊りリードに対して交
    叉方向へ向け該ダイアイランドから一体的に延出
    する複数の被クランプ用突片を有することを特徴
    とする半導体素子のリードフレーム。
JP20385286U 1986-12-25 1986-12-25 Expired JPH043508Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP20385286U JPH043508Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JP20385286U JPH043508Y2 (ja) 1986-12-25 1986-12-25

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JPS63105356U JPS63105356U (ja) 1988-07-08
JPH043508Y2 true JPH043508Y2 (ja) 1992-02-04

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ID=31169571

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