JPH04331278A - 剥離剤組成物及びそれを用いた剥離シート - Google Patents

剥離剤組成物及びそれを用いた剥離シート

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JPH04331278A
JPH04331278A JP13057491A JP13057491A JPH04331278A JP H04331278 A JPH04331278 A JP H04331278A JP 13057491 A JP13057491 A JP 13057491A JP 13057491 A JP13057491 A JP 13057491A JP H04331278 A JPH04331278 A JP H04331278A
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JP
Japan
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dimethylpolysiloxane
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amino
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JP13057491A
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Osamu Kawaguchi
修 川口
Yorinobu Yamazaki
順伸 山崎
Shuzo Ohara
柊三 大原
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は剥離剤組成物及びそれを
用いた剥離シートに関し、更に詳しくは、優れた剥離力
を有する剥離剤組成物及びそれを用いた剥離シートに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコーン系剥離紙(シート)の
製造法としてはコーティング方式が主体であり、紙等の
基材上に通常ポリエチレンラミネートにより樹脂層を形
成し、更にその表面に剥離層をコーティングする方法が
一般的である。この方法で使用される剥離剤は、例えば
ポリメチルハイドロジェンシロキサンとビニル基含有ポ
リジメチルシロキサンとからなり、白金触媒の添加と熱
により付加反応が起こり、硬化し剥離性被膜を形成する
【0003】一方、押出ラミネート方式で一気に基材上
に剥離層を形成せんとする方法があるが、この方法にお
いてはラミネートされる樹脂そのものが剥離性を有する
。かかる剥離性の樹脂としてはエチレンーαオレフィン
共重合エラストマー等が用いられ、アクリル系粘着剤用
として好適である。
【0004】更に、例えば特開昭63−3076号には
、変性シリコーン化合物からなる剥離剤が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、上記コー
ティング方式による場合は、白金触媒による硬化処理が
必要であるため工程が煩雑となり、工業的に有利である
とは言い難い。
【0006】また、上記のエチレン−αオレフィン共重
合エラストマー等を使用する後者の押出ラミネート方式
にあっては、アクリル系粘着剤塗布時につきまとう耐熱
性や耐溶剤性等についての不安感やアクリル系粘着剤に
対する剥離力にバラツキがあり、また時間経過と共に剥
離力が重くなる。またエチレンーαオレフィン共重合エ
ラストマーは単体では押出加工が困難なためポリエチレ
ンと混合して使用されるが、該エラストマーの配合割合
が少なければ少ない程剥離効果が失われ、逆に多くなる
と該エラストマーの性質が強くなり、また塗膜強度が乏
しくなり、更に加工上ブロッキング等の問題を惹き起こ
す。
【0007】更に、上記変性シリコーン化合物からなる
剥離剤は、実質的に粘着剤層への移行がなく、押出ラミ
ネート方式、コーティング方式のいずれの場合において
も優れた剥離力を示すが、更なる改善が期待されている
。本発明は上記実情に鑑み、更に改善された剥離力を有
する剥離剤及びこれを用いた剥離シートを提供するもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の第1は、
下記の成分Aと成分Bとからなる剥離剤組成物:A:ジ
メチルポリシロキサンの一部を二重結合を少なくとも1
個有する炭化水素と反応させて変性した化合物、B:ジ
メチルポリシロキサンの一部をアミノ変性、エポキシ変
性、カルボキシル変性、ポリエーテル変性、カルナバ変
性、メルカプト変性、高級脂肪酸エステル変性、高級ア
ルコキシ変性した化合物から選択される少なくとも1種
を、本発明の第2は、紙、布、フィルム等からなる基材
層の上に、ポリオレフィン樹脂と、下記の成分Aと成分
Bとからなる剥離剤組成物との混合物層が積層されたこ
とを特徴とする剥離シート: A:ジメチルポリシロキサンの一部を二重結合を少なく
とも1個有する炭化水素と反応させて変性した化合物、
B:ジメチルポリシロキサンの一部をアミノ変性、エポ
キシ変性、カルボキシル変性、ポリエーテル変性、カル
ナバ変性、メルカプト変性、高級脂肪酸エステル変性、
高級アルコキシ変性した化合物から選択される少なくと
も1種を、それぞれ内容とするものである。
【0009】本発明の成分Aにおける二重結合を少なく
とも1個有する炭化水素は炭素数20以上のものであり
、好ましくは炭素数20〜50程度のもので、特開昭6
3−3076号に詳しく記載されている。剥離剤の製造
方法の一例を述べると、ポリメチルハイドロジェンシロ
キサン(ポリメチルハイドロ−ジメチルシロキサンコポ
リマーも含む)と末端にビニル基1個を有するα−オレ
フィンを混合し、触媒として塩化白金酸を添加し、加温
し付加反応させる。更に未反応のハイドロジェン基を封
鎖して触媒とプロピレンを仕込み、加熱・付加反応させ
てもよい。得られた反応生成物はアセトン等により数回
洗浄して精製した後、乾燥する。
【0010】本発明の成分Bは、ジメチルポリシロキサ
ンの一部をアミノ変性、エポキシ変性、カルボキシル変
性、ポリエーテル変性、カルナバ変性、メルカプト変性
、高級脂肪酸エステル変性、高級アルコキシ変性した化
合物から選択される少なくとも1種からなる変性シリコ
ーン化合物である。
【0011】本発明において、A成分とB成分との割合
は、B成分がA成分の2/3〜1/10の範囲が好適で
ある。B成分が2/3よりも多くてもまた1/10より
少なくても剥離性が悪くなる。
【0012】上記の如き成分A、成分Bからなる剥離剤
組成物を用いて押出法により剥離シートを製造する場合
は、シリコーン含有率により一概に規定できないが、該
剥離剤は概ねポリオレフィン系樹脂に対して1〜10重
量%、より好ましくはシリコーン含有率50%で3〜6
重量%混合され、ペレタイザーで混練ペレット化され、
混合物押出層用樹脂とされる。二軸押出機を用いてのマ
スターバッチも可能である。
【0013】本発明に用いられるポリオレフィン樹脂と
しては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、4−
メチルペンテン−1樹脂、エチレン−プロピレン共重合
体樹脂、エチレンー酢酸ビニル共重合体樹脂、エチレン
−アクリル酸共重合体樹脂等のエチレンとの共重合体樹
脂、これらの混合物等が好適である。ポリエチレン樹脂
は、超低密度ポリエチレン(V−LDPE)、直鎖状低
密度ポリエチレン(L−LDPE)、低密度ポリエチレ
ン(LDPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)及び
高密度ポリエチレン(HDPE)等が好ましく、より好
ましくは超低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レンで、これらは単独又は2種以上組み合わせて用いら
れる。
【0014】また、ポリオレフィン樹脂に対し可塑剤的
効果の期待ができるポリビニルエーテル等を添加しても
良い。また、炭酸カルシウム、二酸化チタン、タルク、
カオリン、粉末シリカ、ゼオライト、カーボンブラック
等を添加することにより剥離性をコントロール出来、重
貼可能な粘着テープを得ることも可能で、更に筆記性付
与効果もある。更にまた、エンボス加工を併用して剥離
性をコントロールすることも可能である。かくして得ら
れた混合物押出層用樹脂は押出ラミネーターにより基材
上に押し出され、基材上に剥離層を形成する。
【0015】本発明に用いられる基材としては、紙、布
、不織布、フィルム、金属箔、及びこれらの積層物等が
用いられる。
【0016】本発明において、混合物押出層(剥離層)
と基材との接着力を向上させるために、両者間にポリエ
チレン等の接着増強層を介在させても良い。
【0017】一方、本発明の剥離剤を用いてコーティン
グ法により剥離シートを製造する場合は、従来公知の方
法で良く、即ち、本発明剥離剤をトルエン等の溶剤に溶
解させ、1〜5重量%の溶液とし、ポリオレフィン系樹
脂フィルム上に塗布し、乾燥させる。必要に応じ熱処理
を施してもよい。塗布量も通常の範囲でよく、例えば0
.6g/m2〜1.5g/m2の範囲である。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例及び比較例を挙げて更
に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されないこ
とは勿論である。尚、以下において特に明示しない限り
、部、%はそれぞれ重量部、重量%を意味する。
【0019】参考例1(成分Aの合成)ポリメチルハイ
ドロジェンシロキサン(P=600、MW=44000
)56部、α−オレフィン(「ダイヤレン−30」、三
菱化成株式会社製、MW=650)44部、0.1%H
2 PtCl6 ・6H2 Oのイソプロピルアルコー
ル溶液3部を反応器に仕込み、120℃で5時間付加反
応させ、次いで更に0.1%H2 PtCl6 ・6H
2Oのイソプロピルアルコール溶液3部を加え、プロピ
レン0.5部を反応器に仕込み、120℃で3時間反応
させた。反応生成物はアセトンで3回洗浄し、未反応部
分を除去し、精製乾燥した。得られた剥離剤のシリコー
ン含有率は56%であった。
【0020】参考例2(成分Aの合成)ポリメチルハイ
ドロジェンシロキサン(P=600、MW=44000
)56部、α−オレフィン(「ダイヤレン−30」、三
菱化成株式会社製、MW=650)44部、0.1%H
2 PtCl6 ・6H2 Oのイソプロピルアルコー
ル溶液3部を反応器に仕込み、80℃で5時間付加反応
させ、更に120℃で5時間反応させた。反応生成物は
アセトンで3回洗浄し、未反応部分を除去し、精製乾燥
した。得られた剥離剤のシリコーン含有率は56%であ
った。
【0021】実施例1 L−LDPE  モアテック0628D(出光石油化学
株式会社製、M.I.=6、密度=0.915)に対し
、参考例1の合成物4%及びアミノ変性シリコーンKF
865(信越化学工業株式会社製)1%を添加し、ペレ
タイザーによりダイス温度200℃で混合物押出層(剥
離層)用ペレットを作製した。接着増強層として、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体系樹脂CMPS.V203(
三井・デュポンポリケミカル株式会社製)を別に用意し
た。基材として上質紙(クリーム色、坪量=74g/m
2)を用い、通常の共押出しラミネーターにより、接着
増強層用樹脂をダイス温度250℃、は混合物押出層(
剥離層)用ペレットをダイス温度260℃で同時に押出
し、基材層−接着増強層−混合物押出層(剥離層)の3
層構造の積層体を作製した。接着増強層の厚さは20μ
m、混合物押出層(剥離層)の厚さは20μmであった
【0022】得られた剥離シートについて下記の要領に
て剥離力、及び残留接着力を測定した。測定結果を表1
に示した。 剥離力測定:アクリル系粘着剤、X−489−019E
−3(サイデン化学株式会社製)を剥離層に25g/m
2(ドライ)で塗布、120℃×1分乾燥した。この上
にミラーコート紙(坪量=84g/m2)を貼り合わせ
、自重5〜7kgのローラー掛けを行った。このサンプ
ルを常温で1日間、5kg/20cm×30cm圧力下
で放置した後、剥離力を測定した。測定方法は低速域(
0.3m/分)剥離はオートグラフ引張り試験機ストロ
グラフ−R(株式会社東洋精機製作所製)で、高速域(
3m/分、20m/分、200m/分)剥離は高速剥離
試験機(テスター産業株式会社製)を使用し、剥離角度
180度で測定した。測定時の条件は23℃、65%R
Hであった。 残留接着力測定:標準粘着テープとしてのアクリル系粘
着クラフトテープ(「ネオクラフトテープ」、リンテッ
ク株式会社製、SUSステンレスに対する初期接着力は
950g/25mm)を幅25mm×長さ210mmに
調整し供試した。このテープを自重4.5kgのゴムロ
ーラーで5mm/sec の速度で1往復加圧して剥離
シートと張り合わせ、荷重20g/cm2 、70℃、
65%RHで20時間エージングした。
【0023】実施例2 実施例1において、アミノ変性シリコーンKF865を
高級アルコキシ変性シリコーンKF851(信越化学工
業株式会社製)に変えた以外は実施例1と同じ方法で3
層構造の積層体を得た。得られた剥離シートの剥離力及
び残留接着力の測定結果を表1に示した。
【0024】実施例3 実施例1において、アミノ変性シリコーンKF865を
カルナバ変性シリコーンX−22−2858(信越化学
工業株式会社製)に変えた以外は実施例1と同じ方法で
3層構造の積層体を得た。得られた剥離シートの剥離力
及び残留接着力の測定結果を表1に示した。
【0025】実施例4 実施例1において、L−LDPEモアテック0628D
をV−LDPE、UZ15100C(三井石油化学工業
株式会社製、M.I.=12、密度=0.916)に変
えた以外は実施例1と同じ方法で3層構造の積層体を得
た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着力の測定
結果を表1に示した。
【0026】実施例5 実施例1において、L−LDPEモアテック0628D
をL−LDPE、UZ2080C(三井石油化学工業株
式会社製、M.I.=7、密度=0.920)に変えた
以外は実施例1と同じ方法で3層構造の積層体を得た。 得られた剥離シートの剥離力及び残留接着力の測定結果
を表1に示した。
【0027】実施例6 実施例1において、L−LDPEモアテック0628D
をLDPE、ミラソン18SP(三井石油化学工業株式
会社製、M.I.=7.0、密度=0.921)に変え
た以外は実施例1と同じ方法で3層構造の積層体を得た
。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着力の測定結
果を表1に示した。
【0028】
【表1】 (註)上記表1において、 (1) 測定値単位はいずれも g/25mmである。 (2) 残留接着率(%)
【0029】実施例7 実施例1において、アミノ変性シリコーンKF865を
エポキシ変性シリコーンKF101(信越化学工業株式
会社製)に変えた以外は実施例1と同じ方法で3層構造
の積層体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留
接着力の測定結果を表2に示した。
【0030】実施例8 実施例1において、アミノ変性シリコーンKF865を
カルボキシル変性シリコーンX−22−3701(信越
化学工業株式会社製)に変えた以外は実施例1と同じ方
法で3層構造の積層体を得た。得られた剥離シートの剥
離力及び残留接着力の測定結果を表2に示した。
【0031】実施例9 実施例1において、アミノ変性シリコーンKF865を
ポリエーテル変性シリコーンKF351(信越化学工業
株式会社製)に変えた以外は実施例1と同じ方法で3層
構造の積層体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び
残留接着力の測定結果を表2に示した。
【0032】実施例10 実施例1において、アミノ変性シリコーンKF865を
メルカプト変性シリコーンX−22−980(信越化学
工業株式会社製)に変えた以外は実施例1と同じ方法で
3層構造の積層体を得た。得られた剥離シートの剥離力
及び残留接着力の測定結果を表2に示した。
【0033】実施例11 実施例1において、アミノ変性シリコーンKF865を
高級脂肪酸エステル変性シリコーンX−22−800(
信越化学工業株式会社製)に変えた以外は実施例1と同
じ方法で3層構造の積層体を得た。得られた剥離シート
の剥離力及び残留接着力の測定結果を表2に示した。
【0034】実施例12 実施例1において、参考例1の合成物を参考例2の合成
物に変えた以外は実施例1と同じ方法で3層構造の積層
体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着力
の測定結果を表2に示した。
【0035】
【表2】 (註)上記表2において、 (1) 測定値単位はいずれも g/25mmである。 (2) 残留接着率(%)
【0036】比較例1 実施例1において、アミノ変性シリコーンKF865を
4%に増量した以外は実施例1と同じ方法で3層構造の
積層体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接
着力の測定結果を表3に示した。
【0037】比較例2 実施例1において、参考例1の合成物を4%から1%に
減量し、アミノ変性シリコーンKF865を1%から4
%に増量した以外は実施例1と同じ方法で3層構造の積
層体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着
力の測定結果を表3に示した。
【0038】比較例3 実施例1において、参考例合成物を4%、及びアミノ変
性シリコーン1%をシリコーンオイルKF−95H(信
越化学工業株式会社製)5%に変えた以外は実施例1と
同じ方法で3層構造の積層体を得た。得られた剥離シー
トの剥離力及び残留接着力の測定結果を表3に示した。
【0039】比較例4 比較例3において、シリコーンオイルKF−95H  
5%を、アミノ変性シリコーンオイルKF865  5
%に変えた以外は比較例3と同じ方法で3層構造の積層
体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着力
の測定結果を表3に示した。
【0040】比較例5 比較例3において、シリコーンオイルKF−95H  
5%を高級アルコキシ変性シリコーンKF851  5
%に変えた以外は比較例3と同じ方法で3層構造の積層
体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着力
の測定結果を表3に示した。
【0041】比較例6 比較例1において、シリコーンオイルKF−95H  
5%をカルナバ変性シリコーンX−22−2858  
5%に変えた以外は比較例1と同じ方法で3層構造の積
層体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着
力の測定結果を表3に示した。
【0042】比較例7 実施例4において、参考例1の合成物4%及びアミノ変
性シリコーンKF8651%を、参考例1の合成物5%
に変えた以外は実施例4と同じ方法で3層構造の積層体
を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着力の
測定結果を表3に示した。
【0043】比較例8 実施例6において、LDPEミラソン18SP95%を
70%に、参考例1の合成物4%及びアミノ変性シリコ
ーンKF865  1%を、エチレン−αオレフィン共
重合体タフマーPO180(三井石油化学工業株式会社
製)30%に変えた以外は実施例6と同じ方法で3層構
造の積層体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残
留接着力の測定結果を表3に示した。
【0044】比較例9 比較例1において、参考例1の合成物を参考例2の合成
物に変えた以外は比較例1と同じ方法で3層構造の積層
体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着力
の測定結果を表3に示した。
【0045】比較例10 比較例4において、アミノ変性シリコーンオイルKF8
65  5%を省き、L−LDPEモアテック0628
Dのみとした以外は比較例4と同じ方法で3層構造の積
層体を得た。得られた剥離シートの剥離力及び残留接着
力の測定結果を表3に示した。
【0046】
【表3】
【0047】
【発明の効果】叙上の通り、本発明によれば、剥離力が
顕著に改善された剥離剤及び剥離シートが提供される。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  下記の成分Aと成分Bとからなる剥離
    剤組成物: A:ジメチルポリシロキサンの一部を二重結合を少なく
    とも1個有する炭化水素と反応させて変性した化合物、
    B:ジメチルポリシロキサンの一部をアミノ変性、エポ
    キシ変性、カルボキシル変性、ポリエーテル変性、カル
    ナバ変性、メルカプト変性、高級脂肪酸エステル変性、
    高級アルコキシ変性した化合物から選択される少なくと
    も1種。
  2. 【請求項2】  成分Bが成分Aの2/3〜1/10で
    ある請求項1記載の剥離剤組成物。
  3. 【請求項3】  紙、布、フィルム等からなる基材層の
    上に、ポリオレフィン樹脂と、下記の成分Aと成分Bと
    からなる剥離剤組成物との混合物層が積層されたことを
    特徴とする剥離シート: A:ジメチルポリシロキサンの一部を二重結合を少なく
    とも1個有する炭化水素と反応させて変性した化合物、
    B:ジメチルポリシロキサンの一部をアミノ変性、エポ
    キシ変性、カルボキシル変性、ポリエーテル変性、カル
    ナバ変性、メルカプト変性、高級脂肪酸エステル変性、
    高級アルコキシ変性した化合物から選択される少なくと
    も1種。
  4. 【請求項4】  混合物中成分Aは1〜10重量%、成
    分Bは0.5〜7重量%で且つ成分Bは成分Aの2/3
    〜1/10の量である請求項3記載の剥離シート。
  5. 【請求項5】  ポリオレフィンが超低密度ポリエチレ
    ン(V−LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(L−
    LDPE)、低密度ポリエチレン(LDPE)、中密度
    ポリエチレン(MDPE)及び高密度ポリエチレン(H
    DPE)から選択される少なくとも1種である請求項3
    又は4記載の剥離シート。
JP13057491A 1991-05-02 1991-05-02 剥離剤組成物及びそれを用いた剥離シート Withdrawn JPH04331278A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10114036A (ja) * 1996-10-14 1998-05-06 Teijin Ltd 離形フィルム
JP2010000802A (ja) * 2009-09-30 2010-01-07 Nitto Denko Corp 感圧性接着シート

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