JPH04319965A - 電子写真装置の原稿搬送装置およびその方法 - Google Patents

電子写真装置の原稿搬送装置およびその方法

Info

Publication number
JPH04319965A
JPH04319965A JP3087105A JP8710591A JPH04319965A JP H04319965 A JPH04319965 A JP H04319965A JP 3087105 A JP3087105 A JP 3087105A JP 8710591 A JP8710591 A JP 8710591A JP H04319965 A JPH04319965 A JP H04319965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
speed
sheet
conveyance
magnification
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3087105A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Hidaka
信 日高
Hideki Tobinaga
秀樹 飛永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3087105A priority Critical patent/JPH04319965A/ja
Publication of JPH04319965A publication Critical patent/JPH04319965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、プリンタ、ファ
クシミリ装置等の電子写真装置における原稿搬送装置お
よびその方法に関し、特にシートスルー原稿を拡大縮小
する変倍機能を有する電子写真装置の原稿搬送装置およ
びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真装置の原稿搬送装置にあ
っては、例えばA3以上の原稿サイズに対応して原稿搬
送を行うシートスルーモードが設けられている。このシ
ートスルーモードでは、電子写真装置本体の露光手段を
所定の位置に停止させ、原稿を正確な速度で搬送中に露
光して画像を得ている。
【0003】シートスルーモードでは、原稿搬送速度に
ムラなどがあると正常な画像が得られないことになる。 このため、原稿搬送駆動系のモータは、水晶発振子等に
より得られる正確な基準クロックに、モータのエンコー
ダパルスを同期させる周知のPLL(フェーズド・ルー
プ・ロック)制御により駆動される。この結果、シート
スルー原稿は、一定速度で原稿載置台上を搬送される。
【0004】このシートスルーモードにおいても、通常
のカットシート原稿の複写動作と同様に拡大縮小等の変
倍機能が実現されている。このシートスルーモードにお
ける変倍動作は、前記搬送駆動系の原稿搬送速度を、図
12の実線で示すように、複写倍率に応じてあらかじめ
決められている速度(理論値)に可変することにより実
現される。ここで、正確な倍率の画像を得るためには、
図12の一点鎖線で示すように、搬送駆動系のモータの
速度微調整が必要となる。これは、例えば搬送コロ等の
機械間の部品のバラツキまたは原稿のスリップによる原
因等で、理論上あらかじめ決められているモータの回転
数では、原稿搬送速度に誤差が生じるためである。なお
、モータの回転数の調整は、PLL制御用基準クロック
の周波数を変えることにより行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の電子写真装置の原稿搬送装置およびその方
法にあっては、原稿搬送速度を理論値に調整することに
より適正な変倍画像が得られるが、各変倍率に応じて各
々速度調整を行っており、倍率が多数ある場合には速度
調整に多大な時間を要するという問題があった。
【0006】そこで、請求項1記載の発明は、等倍率の
原稿搬送速度の調整比率に基づいて拡大縮小時の原稿搬
送速度を自動調整することにより、原稿搬送速度の調整
作業時間を短縮できる電子写真装置の原稿搬送装置を提
供することを目的とする。また、請求項2記載の発明は
、等倍率の原稿搬送速度の調整量に基づいて拡大縮小時
の原稿搬送速度を自動調整することにより、原稿搬送速
度の調整作業時間を短縮できる電子写真装置の原稿搬送
方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
上記目的を達成するために、原稿載置台の所定位置に停
止させた露光手段に対して該原稿載置台上の原稿をシー
トスルーさせる搬送ベルトと、この搬送ベルトによる原
稿搬送速度を複写倍率に応じてあらかじめ決められてい
る理論上の速度指令に基づいて可変する速度可変手段と
、を備えた電子写真装置の原稿搬送装置において、あら
かじめ決められている等倍率の速度指令による原稿搬送
速度を等倍率複写が得られる適正な原稿搬送速度に調整
する速度調整手段と、この調整後の原稿搬送速度と前記
等倍率の速度指令による原稿搬送速度との調整比率を算
出する算出手段と、この調整比率に従って、あらかじめ
決められている拡大または縮小倍率の速度指令による原
稿搬送速度を自動調整する速度自動調整手段と、を備え
たことを特徴とする。
【0008】また、請求項2記載の発明は、上記目的を
達成するために、複写倍率に応じてシートスルー原稿搬
送の速度指令が決められており、この速度指令に基づい
てシートスルー原稿の搬送速度を可変する電子写真装置
の原稿搬送方法において、あらかじめ決められている等
倍率の速度指令による原稿搬送速度を等倍率複写が得ら
れる原稿搬送速度に調整することにより、あらかじめ決
められている拡大または縮小倍率の速度指令による原稿
搬送速度が前記等倍率の調整量に従って自動調整される
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成を有する請求項1記載の発明において
は、速度調整手段によって、あらかじめ決められている
等倍率の速度指令による原稿搬送速度を等倍率複写が得
られる適正な原稿搬送速度に調整し、算出手段によって
、この調整後の原稿搬送速度と前記等倍率の速度指令に
よる原稿搬送速度との調整比率を算出し、速度自動調整
手段によって、あらかじめ決められている拡大または縮
小倍率の速度指令による原稿搬送速度を前記調整比率に
従って自動調整する。
【0010】また、上記構成を有する請求項2記載の発
明においては、あらかじめ決められている等倍率の速度
指令による原稿搬送速度を等倍率複写が得られる原稿搬
送速度に調整することにより、あらかじめ決められてい
る拡大または縮小倍率の速度指令による原稿搬送速度が
前記等倍率の調整量に従って自動調整する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 図1〜10は請求項1または2記載の発明に係る電子写
真装置の原稿搬送装置およびその方法の一実施例を示す
図である。図5は本実施例の原稿搬送装置が装着された
電子写真装置としての複写機を示す構成図である。図に
おいて、原稿給送手段としての給紙部10は、複写機本
体11上に固定配置され、原稿テーブル12にセットさ
れたカットシート原稿13を送り出す。この給紙部10
に隣接して、複写機本体11には原稿載置台としてのコ
ンタクトガラス14が設けられている。このコンタクト
ガラス14に対して接離自在に開閉する原稿搬送手段と
しての搬送部15によって、コンタクトガラス14に前
記カットシート原稿13が搬送される。また、コンタク
トガラス14を挟んで搬送部15の反対側には例えばハ
ロゲンランプからなる露光手段(スキャナ)16が設け
られており、搬送部15によりカットシート原稿13を
コンタクトガラス14の所定位置に搬送して停止させた
後、この停止させたカットシート原稿13に対して移動
しながら露光するようになっている。
【0012】通常使用の場合には、1枚または複数枚の
カットシート原稿13を、原稿面を下向きにして原稿テ
ーブル12にセットする。原稿セットセンサ17にてセ
ットが確認された後、複写機に配置されたコピースター
トキー(図示していない)を押すことにより、呼出しコ
ロ18によってカットシート原稿13が、分離コロ19
と分離ブレード20との接触部に送り込まれ、1枚ごと
に分離される。分離されたカットシート原稿13は、プ
ルアウトローラ21により送り出され、搬送部15へと
送られる。送り出されたカットシート原稿13は、無端
の搬送ベルト22により、コンタクトガラス14の所定
位置へ送られ、停止する。停止後、複写機本体側の露光
手段16により露光が行われ、その後に再び搬送ベルト
22にて搬送され、コンタクトガラス14より送り出さ
れる。
【0013】ここで、図6を参照しながら、カットシー
ト原稿13が片面原稿の場合における原稿非反転動作、
および両面原稿の場合における原稿反転動作を説明する
。図6は図5における原稿搬送装置の反転部の一実施例
を示す構成図であり、同図(a)は非反転排出時の爪の
位置を示し、同図(b)は原稿反転時の爪の位置を示す
【0014】図6(b)において、前記反転切換爪23
により反転路に分岐された原稿は、反転駆動コロ27に
よって搬送される。反転駆動コロ27は、該反転駆動コ
ロ27に従動する反転従動コロ45が接している。そし
て、反転駆動コロ27および反転従動コロ45が接触し
ているニップ部に、前記反転切換爪23により反転路に
分岐された原稿が送り込まれる。このとき、前記反転切
換爪23に連動して図6(b)に示すように反転排出爪
26が作動し、原稿反転時には前記反転駆動コロ27と
反転従動コロ45とのニップ部に向けて原稿を案内する
。また、スイッチバックによる反転原稿排出時、反転切
換爪23および反転排出爪26は、図6(a)に示す位
置に連動し、ニップ部から逆送される原稿を排出コロ2
4に向けて案内する。
【0015】また、反転排出用ガイド板29には、スイ
ッチバックにより反転排出を行う原稿が一時格納される
。この反転排出用ガイド板29の手前、すなわち反転駆
動コロ27と反転従動コロ45とのニップ部には反転排
出切換爪28が設けられており、原稿の反転排出または
裏面複写に応じて反転路を反転排出用ガイド板29また
はコンタクトガラス14いずれかに向けて分岐する。
【0016】上記構成において、カットシート原稿13
が片面原稿の場合には、反転切換爪23は図6(a)に
示す実線の位置にあり、カットシート原稿13はストレ
ートに排出コロ24により原稿トレイ25に送り出され
る。また、カットシート原稿13が両面の場合には、反
転切換爪23および反転排出爪26は図6(b)に示す
位置となり、反転駆動コロ27にて反転され、実線位置
にある反転排出切換爪28にガイドされ、逆送する搬送
ベルト22にて再びコンタクトガラス14の所定位置へ
送られる。そして、裏面露光後、再び反転されて排出さ
れる。
【0017】反転排出時は、反転切換爪23、反転排出
爪26および反転排出切換爪28が図6(b)に示す位
置(但し、反転排出切換爪28は一点鎖線にて示す位置
)となり、原稿先端は反転排出用ガイド板29へガイド
される。そして、原稿後端が反転排出センサ30を過ぎ
た時点で反転駆動コロ27が逆転し、スイッチバックに
より排出コロ24に送られて反転排出される。なお、図
6中、35は排出センサ、36は従動コロ、図5中、3
7は押えマイラーである。
【0018】このように、本構成例においては、反転切
換爪23と連動して作動する反転排出爪26によって反
転路と排出路を分岐することにより、反転排出時の原稿
後端を確実に排出路に送り込むことができ、スイッチバ
ック分岐部での搬送信頼性を向上することができる。ま
た、本構成例においては、反転駆動コロ27と反転従動
コロ45とのニップ部には反転排出切換爪28が設けら
れており、この反転排出切換爪28によって、原稿の反
転排出または裏面複写に応じて反転路を反転排出用ガイ
ド板29またはコンタクトガラス14いずれかに向けて
分岐することにより、裏面複写原稿をコンタクトガラス
14すなわち搬送ベルト22に再供給する際の搬送距離
を短縮して、裏面複写原稿の反転時間を短縮することが
できる。
【0019】すなわち、本構成例では、反転搬送路の中
心に反転駆動コロ27が配設されており、該反転駆動コ
ロ27と搬送ベルト22との距離が最大原稿長の約1/
2に設定できる。これにより、図11に示す従来機の反
転搬送路に比べて、1/2以下の反転搬送路を実現して
いる。図11に示す従来機の反転部においては、本構成
例における反転排出爪26に対応して、マイラー等から
なる反転ガイド31がある。反転ガイド31は固定であ
り、原稿後端が反転ガイド31を通過後に原稿の腰によ
って排出路方向へ向くようにレイアウトされている。ま
た、反転搬送路は、ターンローラ32を中心に最大原稿
長さ(1枚分)を確保し、反転排出時に原稿先端が搬送
ベルト22へ届かないようになっている。このため、本
構成例に比べて従来機の反転搬送路は長くなる。なお、
図11において、33は反転駆動ローラ、34は中間搬
送ローラを示す。
【0020】このように、本構成例においては、反転切
換爪23に連動する反転排出爪26によって反転路と該
反転路からの排出路とを分岐することにより、反転路へ
の原稿送り込みと該反転路からの原稿排出を行う搬送路
を確実に切り換えることができる。次に、原稿移動・ス
キャナ固定方式いわゆるシートスルー方式の原稿読取動
作を説明する。本構成例においては、搬送部15を用い
てシートスルー原稿、例えばA3以上の原稿を搬送しな
がら、露光手段16を所定の位置に固定して原稿読取を
行う。すなわち、図5および図6に示す搬送部15には
シートスルー原稿給送手段40が設けられており、この
シートスルー原稿給送手段40によってシートスルー原
稿を搬送部15の搬送ベルト22に給送する。シートス
ルー使用の場合には、1枚のシートスルー原稿を上向き
にし、原稿送入テーブル41に沿って送入コロ42へ送
り込む。送入センサ43がシートスルー原稿を検知して
送入コロ42が駆動され、入口ゲート44へ突き当たり
、セットが完了する。セット後、図示していないコピー
スタートキー押下により入口ゲート44が一点鎖線の状
態に解除され、送入コロ42にて反転従動コロ45へ送
られ、実線状態の反転排出切換爪28にガイドされなが
ら、コンタクトガラス14上を逆送する搬送ベルト22
にて、前記カットシート原稿13の搬送方向とは逆方向
に搬送される。
【0021】ここで、シートスルー原稿搬送の際、複写
機本体11側の露光手段(スキャナ)16は、反転従動
コロ45あるいはシートスルー排出コロ46の影響が最
小になるように、シートスルー原稿露光制御手段47に
より、原稿搬送方向における搬送ベルト22の中央部近
傍に固定される。一方、シートスルー原稿は、コンタク
トガラス14上を搬送ベルト22によって給紙部10に
向かって搬送される。このとき、搬送ベルト22の中央
部近傍に配置された露光手段(スキャナ)16によって
、シートスルー原稿は、原稿搬送状態が最も良好な位置
で読み取られる。このため、良好な画質が得られ、シー
トスルー原稿の読取精度を向上することができる。
【0022】図5において、前記露光手段16が固定配
置されたスキャナ読み取り位置に対向した位置には、加
圧部材としての搬送ベルト加圧コロ48が設けられてい
る。この搬送ベルト加圧コロ48により搬送ベルト22
とコンタクトガラス14との接触圧が高められる。この
ため、原稿搬送状態の安定度が更に向上し、シートスル
ー原稿の読取精度向上に一層の効果を奏する。
【0023】また、原稿が両方向に搬送されるため、コ
ンタクトガラス14の基準を示す基準スケール49は、
図7に示すように可動式になっており、シートスルー原
稿搬送時には一点鎖線状態に退き、シートスルー原稿の
逆送を可能にしている。基準スケール49を通過したシ
ートスルー原稿は、一点鎖線状態の切換板50にガイド
され、シートスルー排出コロ46へ送り込まれ、給紙部
10の上部に排出される。
【0024】このように、搬送ベルト22に対して給送
されたシートスルー原稿を、搬送ベルト22によってカ
ットシート原稿の搬送方向とは逆方向に移動させながら
、所定位置に停止させた露光手段16によって露光し、
原稿画像を読み取ることができる。このため、原稿搬送
装置ADFによってシートスルー原稿を搬送することが
でき、原稿搬送装置ADFにおける操作性および搬送信
頼性を生かしながらシートスルーによる原稿露光が可能
になる。また、シートスルー原稿の搬送ユニットを新た
に装着する必要がなくなり、操作性およびコスト面で有
利となる。
【0025】ここで、図7に示すシートスルー排出コロ
46は、シートスルー排出方向へのみ駆動されるように
、排出駆動手段としての電磁クラッチを介して駆動力が
入力されている。このため、シートスルー排出コロ46
は、シートスルー排出時のみ駆動されることになり、搬
送ベルト22による搬送力から解放されたシートスルー
原稿を安定した線速で排出することができる。
【0026】また、搬送部15と給紙部10との間に形
成される隙間がシートスルー原稿の排出通路として利用
されている。この排出通路の最終端から搬送ベルト22
による搬送力が作用する最終位置までの間に、少なくと
も1つ以上のシートスルー排出コロ46が設けられ、こ
のシートスルー排出コロ46は、前記電磁クラッチがO
FFのとき正逆両方向に回転するようになっている。
【0027】このように、搬送部15と給紙部10との
間に形成される隙間をシートスルー原稿の排出通路とし
、シートスルー原稿を排出するためのシートスルー排出
コロ46をシートスルー原稿の排出時にのみ排出方向に
回転駆動することで、既存の装置構成を踏襲しながらシ
ートスルー原稿の安定した排出が可能になる。ところで
、図7において、シートスルー原稿の排出通路を搬入通
路として、給紙部10の上部から連続コンピュータ用紙
原稿(以下、CF用紙という)が搬入される。このCF
用紙を搬送ベルト22によって前記カットシート原稿1
3の搬送方向と同一方向に搬送して停止させた後、この
停止させたCF用紙に対して露光手段16を移動させな
がら露光させてCF用紙の原稿読取も可能になっている
。なお、CF用紙の搬入通路は、シートスルー原稿の排
出通路を共通使用する構成例に限るものではなく、専用
の搬入通路としても構わない。本構成例によれば、給紙
部10の上部からCF用紙を搬送ベルト22に対して搬
入し、このCF用紙を搬送ベルト22によってカットシ
ート原稿13の搬送方向と同一方向に1ページ分ずつ搬
送して停止させた後、露光手段によって露光して原稿読
取を行う。このため、原稿搬送装置ADFにおける操作
性および搬送信頼性を生かしながら、カットシート、シ
ートスルー原稿、CF用紙等の各種の原稿搬送に対応す
ることができると共に、原稿の通紙経路を簡略化できる
【0028】次に、搬送部15の駆動系について説明す
る。図4に示すように、搬送部駆動系には、搬送ベルト
22およびシートスルー排出コロ46等を駆動するため
の搬送ベルトモータ60と、送入コロ42、反転駆動コ
ロ27、および排出コロ24等を駆動するための反転モ
ータ61とが設けられている。搬送ベルト22とシート
スルー排出コロ46は、タイミングベルト62、アイド
ラプーリ63、タイミングベルト64等を介して周方向
に駆動される。搬送ベルト22は、ベルト駆動ローラ5
1およびベルト従動ローラ52に巻回されて両方向へ回
転駆動される。また、シートスルー排出コロ46は、排
出駆動手段としての電磁クラッチ付プーリ65にて排出
方向へのみ駆動されるようになっている。次に、送入コ
ロ42および反転駆動コロ27は、タイミングベルト6
6、アイドラプーリ67等を介した後、両歯タイミング
ベルト68によって駆動される。さらに、タイミングベ
ルト69およびワンウェイクラッチ付きプーリ70、7
1およびアイドラギヤ72にて、排出コロ24は、排出
方向へのみ反転モータ61の回転方向に関係無しに駆動
されるようになっている。
【0029】図3は電子写真装置の原稿搬送装置の一実
施例を示す概略ブロック図であり、原稿搬送装置ADF
の全体的回路構成を示す。図示のように、ADFのCP
U100には、シートスルー原稿露光制御手段47が設
けられている。CPU100は、送受信バッファ101
を介して複写機本体側の制御装置102と接続されてお
り、シリアル通信により情報の伝達を行っている。CP
U100は、各センサの信号が入力される入力部(入力
バッファ)103、前記給紙部10を駆動する給紙モー
タ104、搬送ベルトモータ60、反転モータ61等を
駆動するようになっている。3つのモータは、各サーボ
回路105a〜cによりその駆動をコントロールされる
。各々のサーボ回路105a〜cは、CPU100より
モータのON/OFF指令、モータの速度をコントロー
ルする指令(CPU100からD/A変換器106を介
して入力される例えば6ビットのデータ)、およびモー
タの回転方向指令を受けて、CPU100の指令通りに
各モータを動作させるようになっている。ここで、サー
ボ回路105a〜cにおけるモータの速度制御には、モ
ータに付けられたエンコーダ107からのパルスを使用
する。また、このパルス情報はCPU100に供給され
、CPU100はこのパルス情報に基づいて主に原稿の
位置制御を行う。また、パルス情報の一部はモータの異
常検知にも使用される。
【0030】ところで、CPU100はアナログポート
AN1、AN2を有しており、アナログポートAN1、
AN2にはそれぞれ可変抵抗器VR1、VR2が付けら
れている。この抵抗値を例えば256階調の分解能でC
PU100に供給している。この情報は、機械毎に多少
のばらつきがある原稿の停止位置調整用に用いられる。 例えばある機械で、図6のレジストセンサ57を原稿が
通過後、原稿基準までの停止パルス数が640パルスで
あるとすると、このパルス数になるようにVR1の値を
変えればよい。ソフト上では例えば600パルスを固定
値として600+(VR1のアナログ値)とすれば調整
可能になる。
【0031】また、CPU100は、2つのサーボ回路
105b、cに同一のPLL制御用基準クロックを供給
する。2つのサーボ回路105b、cは、それぞれ前記
基準クロックを用いて、搬送ベルトモータ60と反転モ
ータ61を駆動する。ここで、搬送ベルトモータ60に
より駆動される搬送ベルト22の原稿搬送速度と、反転
モータ61により駆動される反転駆動コロ27の原稿搬
送速度と、が等しくなるようにPLL制御される。すな
わち、搬送ベルトモータ60と反転モータ61とが同回
転数で、同じ原稿搬送速度が得られるように、各モータ
の減速比および各コロの径(例えば、図5の反転駆動コ
ロ27の径やベルト駆動ローラ51の径等)が選定され
ている。
【0032】このように、本構成例においては、搬送ベ
ルト22を駆動する搬送ベルト駆動系と、反転駆動コロ
27を駆動する給送駆動系とで、異なる基準クロックを
用意する必要がなく、同じ基準クロックで搬送ベルトモ
ータ60と反転モータ61とをPLL制御することがで
きるため、原稿搬送速度を調節するときには、各モータ
を個々に調整する必要はなく、1度の調整で両方のモー
タ速度を等速度に調整可能となり、調整作業時間を短縮
することができる。
【0033】図1は請求項1または2記載の発明に係る
電子写真装置およびその方法の一実施例を示すブロック
構成図であり、図3における本発明の主要構成要素を明
示したものである。なお、搬送ベルトモータ60および
反転モータ61のサーボ回路は同様の回路構成となるの
で、図1においては搬送ベルトモータ60のサーボ回路
105bのみを示す。、図において、水晶発振子(OS
C)108からの発振信号は、分周器109により分周
されPLL制御用基準クロックとしてサーボ回路105
bに供給される。このサーボ回路105bにより駆動さ
れる搬送ベルトモータ60の回転数、すなわち前記搬送
ベルト22による原稿搬送速度は、複写倍率に応じてあ
らかじめ決められている理論上の速度指令に基づいてに
可変される。速度可変手段110は、図12の実線で示
す理論上のモータ回転数になるように、分周器109に
対して速度指令すなわち分周比の切換信号を出力し、前
記基準クロック周波数を変えて原稿搬送速度を可変する
【0034】この理論上のモータ回転数は、前記従来技
術で説明したように、誤差を有している。そこで、図1
2の一点鎖線で示すように、速度調整手段としての可変
抵抗器VR2を用いてモータ回転数を調整する。ここで
、本実施例においては、理論上のモータ回転数と調整後
の回転数との誤差比率が、各倍率時においてほぼ同一で
あることに着目し、一番使用される頻度が多い等倍率で
、モータの回転数調整すなわち原稿搬送速度調整を行い
、この調整比率を拡大縮小時の倍率モード時に代用調整
値として使用する。
【0035】すなわち、可変抵抗器VR2による等倍率
時の速度調整値が、A/D変換器111により例えば8
ビットのデジタルデータに変換され、例えば同じく8ビ
ット構成のCPU100に入力される。なお、CPU1
00にA/D変換機能を有するポート、例えば図3に示
したアナログポートAN2がある場合には、A/D変換
器111は不要となる。この速度調整値は、CPU10
0の算出手段112および速度自動調整手段113を経
て、分周器109に入力される分周比切換信号に作用し
、等倍率の分周比切換信号を等倍率複写が得られる適正
な分周比切換信号に補正する。
【0036】算出手段112は、等倍率時における可変
抵抗器VR2による調整後の原稿搬送速度と理論上の原
稿搬送速度との速度調整比率(図12においてはモータ
回転数の比率)を算出する。速度自動調整手段113は
、前記速度調整比率に従って、あらかじめ決められてい
る拡大または縮小倍率の速度指令による原稿搬送速度を
自動調整する。すなわち、拡大縮小倍率の分周比切換信
号を適正な拡大縮小複写が得られる分周比切換信号に補
正して、前記基準クロック周波数を可変する。
【0037】ちなみに、本実施例において分周器109
から出力されるPLL制御用基準クロックの理論上の周
波数を以下に例示する。なお、搬送ベルトモータ60の
モータ軸1回転での原稿搬送量は24.5mm、エンコ
ーダ107のパルスは1周で100パルス、プロセス速
度は490mm/sとする。従って、100%倍率(等
倍)時、原稿は490mm/sで搬送され、PLL制御
用基準クロックは、         {(490mm/s)/(24.5m
m)}×100=2000Hz同様に、50%倍率時は
倍の値の4000Hzまた、200%倍率時は半分の1
000Hzになる。
【0038】以下、図2のフローチャートに従って図1
の動作を説明する。まず、所定操作により速度調整モー
ドに入ると、可変抵抗器VR2の値がA/D変換されて
CPU100に入力される。この値は、図示していない
レジスタに格納される(ステップS1)。次に、算出手
段112において、前記レジスタに格納された値(VR
2)を6で割った値に80を足した値を、図示していな
い別のレジスタに(調整比率)として格納する(ステッ
プS2)。この計算式により(調整比率)は、調整基準
値を100%とした場合、可変抵抗器VR2の可変範囲
で最小0から最大255となる可変抵抗器の値(VR2
)に対応させて、80〜122(%)の範囲に換算され
る。
【0039】速度自動調整手段113は、前記(調整比
率)に100%倍率時の指令速度(前述の2000Hz
)をかけて、結果を(100%倍率速度)の値としてセ
ットする(ステップS3)。続いて、速度自動調整手段
113は、速度可変手段110から分周器109に出力
される分周比切換信号を、基準クロックが(100%倍
率速度)の値になるようセットする(ステップS4)。
【0040】その後、通常のシーケンス制御(ここでは
説明は省略する)に入り、通常のシートスルーモードと
同様に原稿の搬送処理が本体の指令に基づいて行われる
(ステップS5)。ここで、シートスルーモードにおい
て100%倍率複写が適正に得られたか否かに応じて調
整モードの終了を判定し(ステップS6)、未了の場合
は再度ステップS1に戻る。
【0041】一方、調整終了時は、他の(x倍率指令速
度)に(調整比率)をかけて(x倍率速度)を計算し、
速度自動調整手段113内に格納する(ステップS7)
。本フローから抜けて、通常のシートスルーモードにお
いては、各倍率毎に(x倍率速度)に基づいた基準クロ
ックで原稿が搬送されることになる。このように、本実
施例においては、あらかじめ決められている等倍率の速
度指令による原稿搬送速度を等倍率複写が得られる原稿
搬送速度に調整することにより、あらかじめ決められて
いる拡大または縮小倍率の速度指令による原稿搬送速度
が前記等倍率の速度調整量に従って自動調整されるので
、シートスルーモードの原稿搬送速度の調整が1度で済
み、調整作業時間を短縮することができる。
【0042】以下、シートスルー原稿の露光動作(シー
トスルーモード)と、CF用紙の露光動作(CFFモー
ド)を説明する。 シートスルーモード このモードは、コンタクトガラス14よりも大きなサイ
ズ、例えばA2等の原稿をコピーする場合に使用される
。シートスルーモードを使用する場合、図示していない
複写機本体11側の入力手段によりモード設定を行う。 なお、複写機本体11側でモード設定を行うよう説明す
るが、ADF側の送入センサ43(図6および図7参照
)によりシートスルー原稿を検知した時点でこのモード
に入ってもよい。
【0043】複写機本体11からのモード設定によりA
DF側がシートスルーモードと認識すると、送入センサ
43の原稿検知により一定時間反転モータ61がONし
、入口ゲート44に当接するようにシートスルー原稿が
送入される。送入コロ42はシートスルー原稿に対して
弱く当接しているため、シートスルー原稿が入口ゲート
44に当たっても折れることはなく、入口ゲート44に
平行するようにシートスルー原稿のスキュー(斜行)が
補正される。この間に複写機本体11側では、露光手段
16を前述のとおり搬送ベルト22のほぼ中央の位置に
移動させるとともに、移動が完了するとプリントスイッ
チを緑の状態にして、コピー可能状態を知らせる。
【0044】この状態でプリントスイッチを押下すると
、複写機本体11からの指令によりADFは、まず入口
ゲート44を破線位置に倒した後、反転モータ61を駆
動し、シートスルー原稿が反転レジストセンサ80にか
かるまで搬送し、一時停止させる。複写機本体11から
所定のタイミングでシートスルー原稿の給紙指令が来る
と、ADF側は、反転モータ61と搬送ベルトモータ6
0を、図1に示す分周器109からの基準クロック周波
数に基づいた正確な搬送速度で駆動し、搬送を開始する
。この搬送速度は、CPU100の指示で基準クロック
周波数を変えることにより変えることができる。シート
スルー原稿の搬送速度と複写機本体11の結像部の速度
比により、変倍が可能になる。シートスルー原稿がコン
タクトガラス14上を露光されながら一定速度で搬送さ
れ、基準側スケール49および切換板50が一点鎖線位
置に可動される。このため、シートスルー原稿は上方に
案内され、シートスルー排出コロ46を介してCF用紙
の入口部54すなわち給紙部10の上部に排出される。
【0045】図7に示すように、CF用紙の入口部54
と給紙部10の上面はほぼ同じ高さになっており、シー
トスルー原稿を折り曲げることなく排出させることがで
きる。また、原稿送入テーブル41とCF用紙の入口部
54ともほぼ同じ高さになっているため、シートスルー
原稿を送入するために原稿送入テーブル41にシートス
ルー原稿を置いたときも、原稿をほぼ平面に置くことが
でき、上面の高さをほぼ統一することにより、外観上も
すっきりした印象を与える。
【0046】1枚のシートスルー原稿から数枚のリピー
トコピーを取る場合の動作を次に記載する。1回目のコ
ピーは前記動作と同じであるが、2回目の動作は、1回
目のコピー動作においてシートスルー原稿の後端が露光
位置を通過後(この検知は、図5の反転レジストセンサ
80を原稿後端が通過した後、経過時間または搬送ベル
トモータ60のパルス数をカウントすることにより検知
可能である)、搬送ベルトモータ60および反転モータ
61を今までと逆方向すなわち前記カットシート13の
搬送方向に回転させる。また、それと同時に反転切換爪
23および反転排出切換爪28を、一点鎖線の位置にな
るように制御する。各動作系が逆転することにより、シ
ートスルー原稿は反転切換爪23によりピックアップさ
れ、反転駆動コロ27と従動コロ45により駆動され、
反転排出切換爪28を介して反転排出用ガイド板29に
導かれる。
【0047】シートスルー原稿の端面がシートスルーセ
ンサ84を通過すると、再度反転モータ61は反転動作
し、シートスルーセンサ84をONにしてから所定時間
後(または所定パルス後)停止する。このとき、シート
スルー原稿の端面位置から露光位置までの距離は、1回
目にコピーを行うときに反転レジストセンサ80に基づ
いて停止させた原稿位置と露光位置との距離に等しいこ
とが望ましい。この結果、1回目と2回目以後の複写機
側の給紙タイミングを同じにすることが可能になり、制
御上容易になるからである。なお、説明上、1回目の原
稿位置と2回目以後の原稿位置を、露光位置に対して同
距離になるように制御しているが、構造上不可能な場合
はタイミングを変えて搬送を行うことも可能なことはい
うまでもないことである。
【0048】次に、所定のタイミング後、複写機本体1
1から前記原稿給紙指令が来ると、ADF側は前記1枚
目と同様反転モータ61と搬送ベルトモータ60を、C
PU100から指示された基準クロックに基づいて正確
な搬送速度で搬送を開始する。以後、前記1枚目と同様
な動作を行い、リピート枚数分この動作を繰り返す。リ
ピート枚数コピー終了後、CF用紙の入口部54よりシ
ートスルー原稿は排出される。
【0049】CF用紙の入口部54には、図8(a)に
示すように、CF用紙の有無を検知するセンサ(以下C
F用紙検知センサという)81と、CF用紙の穴を検知
するセンサ(以下CF用紙穴検知センサという)82が
横並びに設置されている。なお、CF用紙検知センサ8
1は、シートスルーモード時はシートスルー原稿の排出
検知に使用される。
【0050】ここで、CF用紙の入口部54に設けられ
たCF用紙穴検知センサ82は、図8(a)に示すよう
に、CF用紙55の原稿端面より6.35mm(1/4
インチ)の所に設けられている。一方、CF用紙検知セ
ンサ81は、それよりも原稿センターよりに設けられて
いる。図示のように、CF用紙検知センサ81とCF用
紙穴検知センサ82のほぼ中央にシートスルー原稿56
の原稿端面が通過するように設定されている。このよう
なセンサ配置により、シートスルー原稿56のリピート
コピー時、原稿のスキューを検知することができる。す
なわち、正常な搬送が繰り返されているとき、CF用紙
検知センサ81は原稿検知状態にあり、CF用紙穴検知
センサ82は非検知状態になっている。何らかの原因で
シートスルー原稿56がスキューした場合、両方のセン
サ81、82が同時にON状態になるかOFF状態にな
る。この結果、スキューを検知することが可能である。 本実施例であれば、スキューの検知幅としては(1/2
)×(センサ81、82の距離)になる。ここで、所定
のスキュー以上になると、リピート動作を中止し、シー
トスルー原稿56は前記給紙部10の上部に排出される
。なお、このような構成を実施した場合、シートスルー
モードと、その他のモードでは原稿の端部基準が異なる
が、これは複写機のレンズ系を移動することにより、作
像上の基準位置を統一するようになっている。
【0051】ところで、シートスルー原稿56の排紙口
、すなわちCF用紙55の入口部54には、図8(b)
に示すように、CF用紙55の幅方向の位置決めをする
CF位置決めガイド84が設けられている。このCF位
置決めガイド84は、CF用紙の搬入通路を形成するC
F搬入ガイド板85に摺動可能な状態で取り付けられて
おり、シートスルー原稿の排出時には排出経路上から退
避するように移動される。ここで、CF位置決めガイド
84の下部には、図8(b)に示すように、マグネット
86が取付けられている。また、CF搬入ガイド板85
の下方には磁気感知素子87が取付けられており、前記
マグネット86の磁力を検知することによりCF位置決
めガイド84の位置を検知するようになっている。した
がって、シートスルーモード時、CF位置決めガイド8
4がシートスルー原稿の排出を妨げない位置にセットさ
れていればシートスルー原稿の搬送を認めるが、CF位
置決めガイド84がシートスルー原稿の排出を妨げる位
置にあるときはシートスルー原稿の搬送を禁止し、使用
者にガイダンスなどで知らせる。この結果、シートスル
ー時に、CF位置決めガイド84の位置セット不良によ
るジャムを未然に防止することができる。 CFFモード このモードは、CF用紙を複写する場合に使用される。 CFFモードの制御そのものは既に公知であるので詳細
は省略する。CF用紙の搬入通路に設けられているシー
トスルー排出コロ46は、前述したようにシートスルー
排出方向へのみ駆動されるように電磁クラッチを介して
駆動力が入力されている。このため、シートスルー排出
時のみ駆動され、CF用紙の搬入および搬送時にはCF
用紙の移動方向に従動する。この結果、シートスルーの
安定した排出と、CF用紙の搬入とを両立させている。
【0052】さて、CF用紙をコピーする場合には、搬
送部15を開放状態にし、CF用紙の側端部をCF位置
決めガイド84により位置決めし、CF搬入ガイド板8
5に沿わせてCF用紙をコンタクトガラス14上にセッ
トする。このように、CF用紙をセットする場合には、
CF用紙の折り目を原稿基準に合わせるようにセットす
る。次いで、搬送部15を閉じることにより、CF原稿
がセットされたことになる。CF用紙のセット検知は、
図8(a)に示すCF用紙検知センサ81により検知さ
れる。図示していない複写機のプリントスイッチの押下
により、複写機側からコピー終了ごとにCF用紙フィー
ド指令がADF側に送られる。複写機からのフィード信
号により、ADFはCF用紙の穴をCF用紙穴検知セン
サ82によってカウントし、1ページ分カウントすると
CF用紙を停止させる。そして、露光手段を移動させて
露光動作すなわちコピー動作を行う。コピーされたCF
用紙は、排出コロ24を介して原稿トレイ25に排出さ
れる。なお、CFF入口部に設けられたCF位置決めガ
イド84によりCF用紙の端面が押さえられ、スキュー
が防止される。本構成例では、前述の説明でも判るよう
に、シートスルーモードと通常のカットシート原稿13
を原稿テーブル12上より搬送するモードでは、搬送方
向が逆にしてある。これは、通常のスキャンモード時、
ADFでカットシート原稿を給紙する場合の原稿入れ換
え時間を短縮させるためである。例えば、図9(a)に
示すように、コンタクトガラス14の左側に原稿基準B
がある場合、本体の露光手段は、矢印Mのように左→右
へスキャンを行い、本体の露光手段を停止して露光を行
うシートスルーモードの原稿搬送方向は矢印Nのように
右→左となる。逆に図9(b)においては、原稿基準A
がコンタクトガラス14の右側にある場合で、本体の露
光手段スキャン方向は矢印Mのように右→左となり、シ
ートスルーモードの原稿搬送方向は矢印Nのように左→
右となる。ここで、通常のスキャンモード時、ADFで
の原稿搬送方向をシートスルーモード時搬送方向と同方
向(図9(a)、(b)のn方向)で搬送を行う場合と
、逆方向(図9(a)、(b)のm方向)で搬送を行う
場合とでは、搬送スパンに差があるため、原稿入れ換え
時間に差が生じてくる。すなわち、シートスルーモード
時搬送方向と同方向n(原稿基準A、Bと逆方向から搬
送)で、ADFモード時のカットシート原稿を搬送する
方が、原稿入れ換え時間が長くなる。
【0053】ここで、具体的に簡単なモデルを使用して
、原稿入れ換え時間に差があることを説明する。モデル
は図10(a)に示す。カットシート原稿13の搬送速
度は1500mm/s、レジストセンサ57から原稿基
準Aまでの距離は110mm、原稿基準Aから原稿基準
Bまでの距離は330mmとする。原稿サイズA4を横
方向に搬送した場合のタイムチャートを図10(b)に
示す。原稿基準Aで原稿を停止させる場合を実線、原稿
基準Bで停止させる場合を破線で示す。搬送ベルトモー
タ60の減速は、直線的に70msで行うとすると、(
1)原稿基準Aで前記m方向に搬送されたカットシート
原稿13を停止する場合、レジストセンサ57がOFF
(原稿後端)から原稿停止までの時間t1 は(2)原
稿基準Bで前記n方向に搬送されたカットシート原稿1
3を停止させる場合のt2 は となり、t2 −t1 =80msの原稿入れ換え時間
の差が生じる。したがって、生産性を向上させるために
は、通常スキャンモード時は原稿基準A側からカットシ
ート原稿13をm方向に搬送し、シートスルーモード時
の原稿は、通常原稿搬送時と逆方向Nに搬送する方が有
利である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明に係る電子写真装置の原稿搬送装置によれば、あらか
じめ決められている等倍率の速度指令による原稿搬送速
度を等倍率複写が得られる原稿搬送速度に調整すること
により、あらかじめ決められている拡大または縮小倍率
の速度指令による原稿搬送速度が前記等倍率の速度調整
量に従って自動調整されるので、シートスルーモードの
原稿搬送速度の調整が1度で済み、調整作業時間を短縮
することができる。
【0055】また、以上説明したように、請求項2記載
の発明に係る電子写真装置の原稿搬送方法によれば、等
倍率の原稿搬送速度を調整することにより拡大縮小倍率
の原稿搬送速度が自動調整されるので、シートスルーモ
ードの原稿搬送速度の調整が1度で済み、調整作業時間
を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1または2記載の発明に係る電子写真装
置およびその方法の一実施例を示すブロック構成図であ
り、図4における本発明の主要構成要素を明示したもの
である。
【図2】図1における速度自動調整処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図3】電子写真装置の原稿搬送装置の一実施例を示す
概略ブロック図であり、原稿搬送装置ADFの全体的回
路構成を示す。
【図4】原稿搬送装置の駆動系を示す図である。
【図5】本実施例の原稿搬送装置が装着された電子写真
装置としての複写機を示す構成図である。
【図6】電子写真装置の原稿搬送装置の一実施例を示す
構成図であり、同図(a)は非反転排出時の爪の位置を
示し、同図(b)は原稿反転時の爪の位置を示す。
【図7】図5におけるシートスルー原稿の排出部および
連続コンピュータ用紙原稿の入口部を示す拡大図である
【図8】CF用紙の入り口部の構成図であり、同図(a
)はCF用紙検知センサとCF用紙穴検知センサの配列
位置を示し、同図(b)はCF用紙の入口部におけるC
F位置決めガイドを示す。
【図9】原稿搬送方向と原稿基準との位置関係を示す図
であり、同図(a)は原稿基準Bに対する原稿搬送方向
を示し、同図(b)は原稿基準Aに対する原稿搬送方向
を示す。
【図10】原稿搬送方向に対する原稿基準の設定の相違
による搬送パターンを示すモデル図であり、同図(a)
は原稿基準AおよびBの位置を示し、同図(b)はその
タイミングチャートを示す。
【図11】従来の原稿搬送装置における原稿反転部の一
例を示す構成図である。
【図12】複写倍率に応じてあらかじめ決められている
モータ回転数と調整後のモータ回転数を示す特性図であ
る。
【符号の説明】
14    コンタクトガラス(原稿載置台)22  
  搬送ベルト 27    反転駆動コロ(給送コロ)60    搬
送ベルトモータ(第1のDCサーボモータ)61   
 反転モータ(第2のDCサーボモータ)105a〜c
    サーボ回路 108    水晶発振子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿載置台の所定位置に停止させた露光手
    段に対して該原稿載置台上の原稿をシートスルーさせる
    搬送ベルトと、この搬送ベルトによる原稿搬送速度を複
    写倍率に応じてあらかじめ決められている理論上の速度
    指令に基づいて可変する速度可変手段と、を備えた電子
    写真装置の原稿搬送装置において、あらかじめ決められ
    ている等倍率の速度指令による原稿搬送速度を等倍率複
    写が得られる適正な原稿搬送速度に調整する速度調整手
    段と、この調整後の原稿搬送速度と前記等倍率の速度指
    令による原稿搬送速度との速度調整比率を算出する算出
    手段と、この速度調整比率に従って、あらかじめ決めら
    れている拡大または縮小倍率の速度指令による原稿搬送
    速度を自動調整する速度自動調整手段と、を備えたこと
    を特徴とする電子写真装置の原稿搬送装置。
  2. 【請求項2】複写倍率に応じてシートスルー原稿搬送の
    速度指令が決められており、この速度指令に基づいてシ
    ートスルー原稿の搬送速度を可変する電子写真装置の原
    稿搬送方法において、あらかじめ決められている等倍率
    の速度指令による原稿搬送速度を等倍率複写が得られる
    原稿搬送速度に調整することにより、あらかじめ決めら
    れている拡大または縮小倍率の速度指令による原稿搬送
    速度が前記等倍率の速度調整量に従って自動調整される
    ことを特徴とする電子写真装置の原稿搬送方法。
JP3087105A 1991-04-19 1991-04-19 電子写真装置の原稿搬送装置およびその方法 Pending JPH04319965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3087105A JPH04319965A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 電子写真装置の原稿搬送装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3087105A JPH04319965A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 電子写真装置の原稿搬送装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04319965A true JPH04319965A (ja) 1992-11-10

Family

ID=13905668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3087105A Pending JPH04319965A (ja) 1991-04-19 1991-04-19 電子写真装置の原稿搬送装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04319965A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05286606A (ja) 原稿自動送り装置を備えた複写機
JP2003155147A (ja) シート搬送装置および画像形成装置
JPH04319965A (ja) 電子写真装置の原稿搬送装置およびその方法
JP3029476B2 (ja) 電子写真装置の原稿搬送装置およびその方法
JP2928298B2 (ja) 自動原稿送り装置
JPH04315165A (ja) 原稿搬送装置
JP3029469B2 (ja) 画像形成装置の原稿搬送装置
JP2992090B2 (ja) 原稿搬送装置を備えた電子写真装置
JP2004026474A (ja) 自動給紙型の画像読取装置
JPH09188442A (ja) 用紙搬送装置
JP2003264671A (ja) 画像読取装置
JPH07104533A (ja) シート材搬送装置
JPH04313768A (ja) 電子写真装置の原稿搬送装置およびその方法
JP2002165072A (ja) 画像読み取り装置及び画像形成装置
JP3462022B2 (ja) 自動原稿搬送装置
JPH06156797A (ja) 画像形成装置の用紙搬送装置
JPH04245266A (ja) 原稿読取装置
JPH04240664A (ja) 原稿搬送装置を備えた電子写真装置
JP4146206B2 (ja) シート幅検出装置、及び給紙装置
JP2514530Y2 (ja) 用紙搬送装置
JPH04248571A (ja) 画像形成装置の原稿搬送装置
JPH03223875A (ja) 自動両面画像形成装置
JPH1020564A (ja) 画像形成装置の自動原稿搬送装置及び原稿搬送方法
JP2836265B2 (ja) 原稿サイズ検知装置
JPH0750364Y2 (ja) 自動原稿送り装置