JPH0431023A - 射出成形機のノズル後退量制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は一成形サイクルが了る度に、金型にノズルタッ
チしていたノズルを後退させる形式の射出成形機におけ
るノズル後退量制御方法に関する。

〈従来技術〉 この種射出成形機におけるノズル後退量の制御は成形サ
イクルの時間の長短に関係し、成形品の生産個数の多少
に影響する。即ち、ノズル後退量が種々変化することは
成形サイクルのスタート位置であるノズル後退限から金
型にノズルタッチするまでの時間が種々変化することで
ちν、−成形サイクルの時間が変化する。従って、ノズ
ル後退量の制御は極めて重要である。

このようなノズル後退量制御方法は従来ドグとリミット
スイッチによる方法、あるいは特開平１２６４８２４号
公報にあるように計量完了又は冷却開始信号を受けて作
動するタイマの作動中のみノズル後退勤性をさせる方法
である。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来方法においては前者は金型交換やノ
ズルを取付だ射出装置のメインテナンス毎にドグやリミ
ットスイッチの位置を微妙に調整する必要が有り、作業
上面例である。

また、後者においてはノズルが取付られている射出装置
の摺動部の状態、或いは同射出装置を移動させるための
移動シリンダに作用する作動油の温度変化、その他の外
乱要素によシ、静止状態から動作状態に切換る時間が一
定せず、従って計量完了又は冷却開始信号を受けて作動
するタイマの作動中に前記静から動状態への切換による
時間が入り、ノズルの後退量は前記静から動状態への切
換時間に左右される。

第３図により更に詳細に説明すると、移動シリンダに作
用する油圧力は第３図げ）のようになシ、ノズルを取付
た射出装置が静から動状態となるまでには実際の移動圧
力ＰＯより大きな起動圧力Ｐ１を要する。このため圧力
の立上りに要する時間ｔｏが遅れとして生じ、実際にノ
ズルの移動開始は第３図（ロ）に示すように時間ｔｏの
遅れの後である。

この時間遅れｔｏは油温やその他の外乱要素により異な
り、そのバラツキは一定ではない。従って計量完了又は
冷却開始時点から作動するタイマが所定時間Ｔｏだけ作
動したとき、ノズル後退量ＳｏはＴｏ−ｔｏ間だけ行わ
れ、時間ｔｏがｔ＋、ｉ２のように変動すると、ノズル
後退量はＳ＋　、Ｓ２のように変化するＯ 本発明は前述のような従来方法にある欠点を取除きドグ
やリミットスイッチの調整作業による煩しさを取除き、
ノズル後退量のより精度向上を計った射出成形機のノズ
ル後退量の制御方法を提供することを目的とする。

く課題を解決するだめの手段〉 前述の目的を達成するため本発明はノズルを進退させる
移動シリンダと、移動シリンダに作用する圧油の切換を
行う切換弁と、移動シリンダ内の油圧力を所定圧力に設
定しておくグレノシャスイイマ又はカウンタを有し、移
動シリンダにより成形サイクルが了る度に、金型にノズ
ルタッチしていたノズルを後退させる形式の射出成形機
におけるノズル後退量制御方法において、計量完了或い
は冷却開始信号により前記切換弁を作動させ、讐次いで
移動シリンダ 内の油圧力が前記プレッシャスイッチに設定したのノズ
ル後退量制御方法とした。

く作用〉 この方法においては移動シリンダ内の油圧力が所定圧力
以上になった後は、ノズル後退量と時間の関係はリニア
となり、タイマ又はカウンタの作動中に移動するノズル
の後退量は一定となる。

〈実施例〉 第１図および第２図により本発明の１実施例を説明する
と、１は射出装置で先端にノズルが取付である。３は固
定盤で固定金型４が取付てあり、同金型４に対して図示
してない移動盤に取付だ移動金型が進退し、両金型が当
接したとき金型キャピテイを形成するようになっている
。射出装置１と固定盤３の間には移動／リンダ５が設け
てあり、成形サイクル毎に前記射出装置１を進退させ、
ノズル２を金型４に有る金型キャビティに連通ずるケ′
刈ト（図示せず）に対し、ノズルタッチ或いはノズル後
退をさせるようにしている。６は移動／リンダ５へ作用
する油圧源７からの圧油の方向を切換える電磁切換弁で
ある。８は制御装置で、計量完了又は冷却開始の信号ａ
を受けてノズル後退開始信号すを発し、前記電磁切換弁
６を図中右室に切換え、ノズル２を金型４から後退させ
る切換制御を行うものである。９は移動／リンダ５のノ
ズル後退側に設けたプレノンヤスイッチでノズル２、即
ち射出装置１の移動（後退）に必要な圧力を予め設定し
ておくものである。１０は前記プレッシャスイッチ９の
信号Ｃにより作動するタイマで所定時間だけ作動し、同
所定時間だけノズル後退勤作をさせるようになっている
。

以上のように構成されているので、次にその動作、作用
について説明する。

ノズル２から金型キャビティへの射出が完了し次いで次
の成形サイクルのだめの計量が完了すると、或いは金型
キャピテイ内に充填された樹脂材料の冷却が開始される
と同信号ａを受けて制御装置８がノズル後退開始信号す
が電磁切換弁６に作用し、移動シリンダ５のノズル後退
側は第２図（イ）に示すような圧力で上昇し、予め設定
したノズル後退用圧力Ｐに達すると、グレアシャスイッ
チ９が同圧力Ｐを検知し、同検知信号Ｃによりタイマ１
０を作動させる。ノズルの後退動作は、第２図（ロ）に
示すようにタイマ１０のスター・ト時点Ａ１即ち、移動
シリンダ５がノズル後退圧力Ｐになってから移動し始め
、タイマ１０の設定時間Ｔだけ後退し、その距離はＬと
なり、これは常に一定となる。

〈作用効果〉 前述のように当初に掲げた従来方法による欠点は取除か
れ、即ち、ドグやリミットスイッチの調整作業上の煩し
さを取除くばかりでなく、ノズル後退量が不安定であっ
たという欠点も取除かれるなお、前述の実施例では、ノ
ズル後退量の制御をタイマで行ったが、これに限らず例
えば、カウンタで行っても良い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図。第２図は本実施例
における説明図で＠）は時間と移動シリンダの油圧力の
関係を示した図。（ロ）は時間とノズル移動量の関係を
示す図。第３図はタイマ制御による従来方法による移動
シリンダの油圧力、ノズル後退量の説明図で、＠）は時
間と移動シリンダ油圧力の関係を示した図。（ロ）は時
間とノズル移動量の関係を示した図。 １・・・射出装置、２・・・ノズル、３・・・固定盤、
４・・固定金型、５・・・移動シリンダ、６・・・電磁
切換弁、９・・・フレノシャスインチ、１０・・タイマ
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ノズルを進退させる移動シリンダと、移動シリンダに作
   用する圧油の切換を行う切換弁と、移動シリンダ内の油
   圧力を所定圧力に設定しておくプレッシャスイツチと、
   移動シリンダの後退動作を所定時間又は所定数だけ作動
   させるタイマ又はカウンタを有し、移動シリンダにより
   成形サイクルが了る度に、金型にノズルタッチしていた
   ノズルを後退させる形式の射出成形機におけるノズル後
   退量制御方法において、計量完了或いは冷却開始信号に
   より前記切換弁を作動させ、次いで移動シリンダ内の油
   圧力が前記プレッシャスイッチに設定した圧力となつた
   とき、前記タイマ又はカウンタの作動中のみ、ノズル後
   退動作をさせるようにしたことを特徴とする射出成形機
   のノズル後退量制御方法。