JPH04300237A - 陶磁器の成形用型、陶磁器の成形方法及び装置 - Google Patents

陶磁器の成形用型、陶磁器の成形方法及び装置

Info

Publication number
JPH04300237A
JPH04300237A JP3063587A JP6358791A JPH04300237A JP H04300237 A JPH04300237 A JP H04300237A JP 3063587 A JP3063587 A JP 3063587A JP 6358791 A JP6358791 A JP 6358791A JP H04300237 A JPH04300237 A JP H04300237A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
molding
ceramic
ceramics
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3063587A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2593591B2 (ja
Inventor
Yasuo Hirakawa
平川 靖夫
Hiroyuki Matsui
博之 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP3063587A priority Critical patent/JP2593591B2/ja
Priority to KR1019910006220A priority patent/KR0158888B1/ko
Publication of JPH04300237A publication Critical patent/JPH04300237A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593591B2 publication Critical patent/JP2593591B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B1/00Producing shaped prefabricated articles from the material
    • B28B1/26Producing shaped prefabricated articles from the material by slip-casting, i.e. by casting a suspension or dispersion of the material in a liquid-absorbent or porous mould, the liquid being allowed to soak into or pass through the walls of the mould; Moulds therefor ; specially for manufacturing articles starting from a ceramic slip; Moulds therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B1/00Producing shaped prefabricated articles from the material
    • B28B1/26Producing shaped prefabricated articles from the material by slip-casting, i.e. by casting a suspension or dispersion of the material in a liquid-absorbent or porous mould, the liquid being allowed to soak into or pass through the walls of the mould; Moulds therefor ; specially for manufacturing articles starting from a ceramic slip; Moulds therefor
    • B28B1/261Moulds therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B1/00Producing shaped prefabricated articles from the material
    • B28B1/002Producing shaped prefabricated articles from the material assembled from preformed elements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複雑な形状を有する陶
磁器、特に衛生陶磁器等を安価に量産可能な陶磁器の成
形用型、陶磁器の成形方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記した衛生陶磁器を製造する装
置の一形態として、本出願人が先に特願昭59−122
215 号( 特公平1−22124号) に開示した
ものがある。
【0003】かかる陶磁器製造装置は、図21に示すよ
うに、実質的に、主として中型50、底型51、左右横
胴型52a,52b からなる石膏型に泥漿を流し込ん
で陶磁器を形成する装置であって、底型51を着脱自在
に懸垂支持するビーム53と、底型51と対向して中型
50および左右横胴型52a,52b を支持した枠組
54をビーム53を介して吊り下げて昇降させるための
昇降装置55と、枠組54を回転自在に支持する装置5
6と、枠組54を回転させるための装置57と、枠組5
4を受け止める固定受台58とよりなり、枠組54をビ
ーム53から吊りさげる昇降装置55は枠組54が固定
受け台58で受けとめられている時、枠組54に対して
ビーム53の移動を可能にするように構成されており、
左右横胴型52a,52b は各々の横胴取付枠59,
60 に固定されており、複数の右横胴取付枠59と連
結された共通の内側スライド棒61と複数の左横胴取付
枠60と連結された共通の外側スライド棒62が枠組5
4内に設けられ、各々のスライド棒61,62はエアシ
リンダー63,64 により、ある一定の距離の間、横
胴型52a,52b を多数同時に、型組み、型開きす
るように作動される構成としている。
【0004】また、かかる構成によって、大便器等の衛
生陶磁器を量産することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した陶磁
器製造装置は、以下の解決すべき課題を有していた。
【0006】即ち、図21に示すように、陶磁器製造装
置は、左右横胴型52a,52b を使用するために、
同左右横胴型52a,52b を左右に移動するための
空間と、同左右横胴型52a,52b を左右側方に移
動するための横胴移動機構59,60,61,62,6
3,64 を、左右横胴型52a,52b の両側に設
置しなくてはならない。
【0007】そのため、一つの陶磁器を製造するに際し
て、水平方向に広い成形空間が必要となり、多数の陶磁
器を同時成形する場合、装置も長くなり面積効率が悪く
、製造装置も複雑で大掛かりなものであった。
【0008】また、近年、洋風便器の大型化・高機能化
・デザインの多様化が要望され、成形用型も大型化し、
形状も複雑なものとなっている。洋風便器の側面形状を
成形する側型も、複雑な形状で寸法も大きくなり左右横
胴型と成形体との接触面積が大きくなる。そのため上記
した陶磁器の製造装置のように、側型を左右に分割する
左右横胴型方式を用いる場合、成形時左右横胴型の型合
わせ面より泥漿が漏れないように、強力なプレスが必要
となり、そのための装置も大型化、複雑化なものとなる
。また、脱型時左右に横胴型が移動して脱型するときに
、左右均等に脱型されず、いずれかの型に成形体がひっ
ぱられる状態で脱型されるので、成形体に変形が発生し
、歩留りが悪かった。
【0009】本発明の目的は、水平方向に広い成形空間
を必要とせず、製造装置が簡単になり、成形品の大型化
・高機能化・デザインの多様化に容易に対応でき、しか
も脱型時の成形体変形防止が図れる陶磁器の成形用型、
陶磁器の成形方法及び装置を提供することを目的とする
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、成形すべき陶
磁器の上面を形成する上型と、同陶磁器の下面を形成す
る下型と、その内部に取り外し可能に取付けた分割型と
ともに陶磁器の側面を形成する側型とからなる陶磁器の
成形用型に係るものである。
【0011】また、本発明は、上記成形用型を用いた陶
磁器の成形方法であって、イ) 上型と下型と分割型を
内蔵した側型を型組して、鋳込み成形空間を形成し、ロ
) 同鋳込み成形空間内に泥漿を流し込み、各型内面に
着肉させてグリーン陶磁器を形成し、ハ) 上型、下型
、側型を夫々相対的に一方向に移動して、分割型をグリ
ーン陶磁器とともに脱型し、ニ)最後にグリーン陶磁器
より分割型を脱型する、以上の工程からなる陶磁器の成
形方法に係るものである。
【0012】さらに、本発明は、上記成形用型を用いて
陶磁器を成形する成形装置であって、イ)下型を保持す
る下型保持体と、ロ)同下型保持体の上方に昇降自在に
配設された側型を保持する側型保持体と、ハ)同側型保
持体を昇降させ、側型を下型に対して当接・分離可能な
側型昇降機構と、ニ)同側型保持体の上方に昇降自在に
配設された上型を保持する上型保持体と、ホ)同上型保
持体を昇降させ、上型を側型に対して当接・分離可能な
上型昇降機構と、ヘ)上型と側型と下型とを一体的に型
締めする型締め手段と、ト)成形用型内に形成された鋳
込み空間内に、泥漿を供給する泥漿供給手段とを具備す
る陶磁器の成形装置に係るものである。
【0013】また、上記した陶磁器の成形装置において
、側型昇降機構と上型昇降機構とを単一の昇降機構から
形成したこともできる。
【0014】また、上記した陶磁器の成形装置において
、側型保持体を転回する側型転回機構を備えた構成とす
ることもできる。
【0015】
【実施例】以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発
明に係る陶磁器の成形用型、陶磁器の成形方法及び装置
を具体的に説明する。
【0016】なお、以下の実施例では、陶磁器がタンク
一体タイプの大便器である場合を示すが、これに何ら限
定されるものではなく、その他の陶磁器製品の製造にも
、本発明に係る陶磁器の成形用型、陶磁器の成形方法及
び装置を適用できることはいうまでもない。
【0017】(陶磁器の成形用型について)図1〜図4
に、本発明に係る陶磁器の成形用型Aの1具体例を示す
【0018】かかる成形用型Aは好ましくは石膏製であ
り、図3と図4から最も明らかなように、後述するグリ
ーン大便器B (図5参照) の陶磁器本体B−1の底
面形状と等しい成形面を有する下型10と、陶磁器本体
B−1の上部形状と等しい成形面を有する上型11と、
陶磁器本体B−1のくびれた側面形状と等しい成形面を
有する分割型12,13 を内蔵する側型14とからな
る。
【0019】そして、図3と図4に示すように、下型1
0上に分割型12,13 を内蔵する側型14を載置し
、同側型14上に上型11を載置し、後述する型締装置
等を用いて型締して成形用型Aを構成することができる
とともに、成形用型Aの内部に、陶磁器本体B−1成形
用空間Cを形成できる。
【0020】また、同陶磁器本体成形用空間C内に泥漿
を流し込み成形用型Aの内面に着肉させた後、後述する
陶磁器の成形方法によって詳しく説明するように、上型
11と側型14とを上下方向に移動させて下型10から
脱型するとともに、脱型後の陶磁器本体B−1から分割
型12,13 を離脱することによって図5に示すよう
なグリーン大便器Bを成形することができる。
【0021】このように、本発明に係る陶磁器の成形用
型Aを用いることによって上型、側型の上下方向の移動
だけで成形・脱型できるので、水平方向に広い成形スペ
ースを必要とすることなく、図5に示すような複雑な形
状を有するグリーン大便器Bを成形することができる。 従って、後述する陶磁器の成形装置に応用することによ
って、陶磁器製品の確実な量産化を図ることができる。
【0022】また、本発明に係る陶磁器の成形用型Aに
おいて、側型14に分割型12,13 を組み込んで図
5に示すようなグリーン大便器Bの陶磁器本体B−1の
側部のくびれた形状を形成して成形し、陶磁器本体B−
1と分割型12,13 を側型14から上下方向に脱型
し、その後分割型12,13 を取り外せばよいので、
陶磁器本体B−1の側部と側型14の接触面積を小さく
でき、また陶磁器本体B−1の自重で脱型されてるので
、陶磁器本体B−1に無理な力が作用せず脱型時の変形
が防止でき、製品の歩留まりを高くすることができる。
【0023】また、側型14の形状は一定で分割型12
,13 の形状を変えることにより、デザインの変更に
容易に対応できる。
【0024】なお、図2〜図4において、15は上記し
た成形作業の完了後に、グリーン大便器Bに接合する付
属品である。
【0025】本実施例の成形用型は、分割型を用いた例
を示しているが、これに限らず分割型のないものでもよ
い。
【0026】(陶磁器の成形方法)次に、図6〜図14
を参照して、上記した成形用型Aを用いた本発明に係る
陶磁器の成形方法を説明する。
【0027】まず、図6に示すように、下型10と上型
11と側型14と分割型12,13 とを組み合わせて
、後述する型締手段等を用いて型締を行い、内部に陶磁
器本体成形空間Cを形成する成形用型Aを組み立てる。
【0028】図7に示すように、泥漿供給手段(例えば
、図15に示す泥漿供給手段S) を作動して陶磁器本
体成形空間C内に泥漿を流し込み、成形用型Aの内面に
泥漿を着肉させてグリーン陶磁器本体B−1を成形し、
成形完了後、泥漿供給手段の作動を停止する。
【0029】図8に示すように、型締手段を緩めて離脱
し、成形用型Aから上型11を上方向に脱型する。
【0030】図9に示すように、分割型12,13 を
内蔵する側型14を上方向に移動して、グリーン陶磁器
本体B−1から下型10を脱型する。
【0031】図10に示すように、グリーン陶磁器本体
B−1の上部露出面の、別途公知の方法で成形したタン
ク部B−2の下面との接合部に接着用泥漿を塗布した後
、タンク部B−2を接合して一体化してユニット体であ
るグリーン大便器Bを成形する。
【0032】図11に示すように、受栃16の両端部の
4ケ所に回動可能に設けられた複数のストッパー部材1
6’,16’,16’,16’ を立てた状態にし、前
記ストッパー部材16’,16’,16’,16’ が
側型14の上面に当接するようにしてグリーン大便器B
の上面に受栃16を載せ、側型14と受栃16とを手動
プレス17で緊結状態にして連結し、その後、側型14
を180 °転回する。
【0033】なお、この時点で、側型14の真下に台車
18を移動しておく。
【0034】また、前記ストッパー部材16’,16’
,16’,16’は、受栃16をグリーン大便器Bの上
面に載せて、手動プレス17で緊結するとき、グリーン
大便器Bに無理な力が作用して、グリーン大便器Bが変
形するのを防止するためのものである。
【0035】図12に示すように、グリーン大便器Bを
、側型14,分割型12,13 及び受栃16を取付け
た状態で台車18上に載置する。
【0036】手動プレス17を取り外した後、図13に
示すように、側型14を上方向に移動してグリーン大便
器Bから脱型する。この際、分割型12,13 はグリ
ーン大便器Bの周面に付着したままとなる。
【0037】最後に、図14に示すように、グリーン大
便器Bの周面から分割型12,13 を取り外し、グリ
ーン大便器Bを養生室に移動し、養生硬化する。一方、
取り外した分割型12,13 は、再度、側型14の内
部に取付ける。
【0038】このように、本発明に係る陶磁器の成形方
法を用いることによって、水平方向に広い成形スペース
を必要とすることなく、図5に示すような複雑な形状を
有するグリーン大便器Bを成形することができる。従っ
て、後述する陶磁器の成形装置に応用することによって
、陶磁器製品の確実な量産化を図ることができる。
【0039】また、本発明に係る陶磁器の陶磁器の成形
方法を用いることによって、グリーン大便器Bを迅速か
つ容易に成形することができ、製品の歩留まりを向上す
ることができる。
【0040】本実施例は、陶磁器本体とタンク部を接着
して成形するタンク一体タイプの大便器の成形方法では
あるが、本発明に係る陶磁器の成形方法はこれに限らず
、接着の必要がない成形品、脱型のために転回の必要が
ない成形品を成形する場合にも適用できる。
【0041】(陶磁器の製造装置)次に、図15及び図
16を参照して、上記した成形方法に好適に使用できる
陶磁器の成形装置Dを説明する。
【0042】まず、図15に陶磁器の成形装置Dの全体
構成を示す。図示するように、床面20上には、水平方
向に間隔を開けて複数の垂直支柱21が前後2列に立設
されており、各垂直支柱21は、その下端を床面20に
固定連結するとともに、上端を天井面22に沿って延設
した天井支持ビームHに固定連結している。
【0043】垂直支柱21,21 間をなす床面20上
には、複数 (本実施例では4個) の固定受台23が
載置されており、各固定受台23上には下型10が固定
支持されている。
【0044】また、固定受台23の上方には、下から順
に側型保持体(ビーム)24 と上型保持体 (ビーム
)25 が昇降自在に配設されており、側型保持体24
には、下型10と同数の側型14が保持されている。な
お、各側型14は、それぞれ、その内面に、分割型12
,13 を取付けている。一方、上型保持体25は、吊
支具26によって、下型10と同数の上型11を吊支す
るとともに、その両側に型締具27を取付けている。
【0045】型締具27は、固定受台23に配設しても
よい。
【0046】また、垂直支柱21には昇降機構28が取
りつけられており、同昇降機構28は、以下に説明する
ように、上記した側型保持体24と上型保持体25とを
一体的または単独に昇降することができる。
【0047】即ち、図16に示すように、前後方向に配
設した垂直支柱21,21 の上端を固定連結する天井
支持ビームHにはチェンブロック39が取付けられてい
る。
【0048】同チェンブロック39から導出した吊支チ
ェン31の一端は、上型保持体25の上面に連結されて
いる。 かかる構成によって、チェンブロック39の駆動によっ
て上型保持体25を昇降することができる。なお、32
は上型保持体25の昇降を案内するため垂直支柱21に
沿って転動する昇降案内ローラである。
【0049】さらに、上型保持体25には前後左右4個
の側型吊支棒33が上下方向に貫挿しており、側型吊支
棒33の上端に設けたストッパーナット34は、上型保
持体25の上面と係合しており、一方、側型吊支棒33
の下端は軸受ブロック35と後述する後で詳細に説明す
る減速機ブロック43に連結されており、軸受ブロック
35と減速機ブロック43との間には、回転軸36を介
して側型保持体24が少なくとも180 °回転自在に
連結されている。
【0050】さらに、図15, 図16及び図17に示
すように、本発明に係る陶磁器の成形装置Dは、側型保
持体24を180 °転回する側型転回機構40を内蔵
しており、前述した陶磁器の成形方法における図11で
示したグリーン大便器Bの180 °の転回作業に用い
るものである。
【0051】かかる側型転回機構は、本実施例では、側
枠吊支棒33の下端に取付けた減速機ブロック41の入
力軸42にスプロケットホイール43を取付け、同スプ
ロケットホイール43を、減速機ブロック41の下面に
取付けた回動モータ44の出力軸に取付けたスプロケッ
トホイール45と無端チエン46によって連絡し、減速
機ブロック43の両端に設けた出力軸47,48 を回
転軸36,36 とフランジ49a,49b を介して
、側型保持体24,24 に連結することによって構成
している。
【0052】かかる構成によって、側型保持体24を図
16に示す水平状態に保持した状態でチェンブロック3
9を駆動して上型保持体25を下降させると、同上型保
持体25に側型吊支棒33を介して吊支されている側型
保持体24も一体的に下降し、側型保持体24で保持し
た側型14, 分割型12,13 の下面を、固定受台
23上の底型10の上面に当接することができる。
【0053】さらに、チェンブロック39を駆動して上
型保持体25を下降させると、今度は上型保持体25の
みが、側型吊支棒33に沿って下降し、上型保持体25
で保持した上型11が側型14, の上面に当接するこ
とができる。
【0054】その後、型締具27によって上型保持体2
5と、側型保持体24と固定受台23とを一体的に型締
することによって、図19及び図20に示すように、成
形用型Aを組み立てることができるとともに、同成形用
型A内に陶磁器本体成形空間Cを形成することができる
【0055】そして、上記した各成形用型Aの陶磁器本
体成形空間C内には、図15に示すように、泥漿供給手
段Sによって泥漿が供給されることになる。
【0056】本実施例では、泥漿供給手段Sは、以下の
構成を有する。即ち、複数の固定受台23の下方に成形
装置Dの略全長にわたって伸延する泥漿配管70を配設
し、同泥漿配管70から手動バルブ71を介して分岐し
た分岐配管72を各固定受台23の図示しない開孔部を
貫通して、下型10に開口した図示しない泥漿供給孔に
連絡している。 泥漿配管70の一端は、泥漿供給バルブ73を経由して
ポンプPの出口側と連絡しており、同ポンプPの入口側
は、泥漿元バルブ74を介して、泥漿タンク75に連絡
している。
【0057】なお、図15において、Qは陶磁器の成形
装置Dの制御装置である。
【0058】かかる陶磁器の成形装置Dを用いた場合は
、図15に示すように、多数の成形用型Aを近接して設
置することができるので、水平方向に広い成形スペース
を必要とすることなく、図5に示すような複雑な形状を
有するグリーン大便器Bのような陶磁器製品であっても
、簡単な機構で量産化を図ることができる。
【0059】
【発明の効果】本発明では、陶磁器の成形用型を、成形
品の上部を形成する上型と、下部を形成する下型と、上
型と下型の間に配置され前記成形品の側部を形成する側
型からなり、前記上型、下型、側型が相対的に一方向の
移動で成形・脱型可能な構成にしたので、実質的に上下
方向に脱型することによって成形品を取り出すことがで
きるので、成形空間を最小とすることができ、成形用型
を近接状態に配置することができ、本発明の成形方法や
装置を用いることによって、脱型時の成形体変形防止が
図れ、歩留まりの高い製品が得られる。
【0060】また、側型に分割型を内蔵することによっ
て、脱型時の成形体変形防止が図れるとともに、デザイ
ンの変更に容易に対応できる。
【0061】本発明の成形方法及び装置では、前記成形
用型を用いて相対的に一方向に型組み、脱型するので、
歩留まりの高い製品が得られ、側型のプレスをしないの
でプレスの掛け外しのための時間が不要となり成形サイ
クルが短縮できる。
【0062】また、側型のプレスがなく、上下方向だけ
の移動機構であるため、装置が簡単となる。
【0063】また、側型昇降機構とを単一の昇降機構か
ら構成しているので、装置が簡単で、装置の製作コスト
も安価になる。
【0064】また、側型保持体を転回する側型転回機構
を備えているので、脱型時成形体が変形しないように最
適な方向で脱型できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陶磁器の成形用型の平面図である
【図2】図1の I−I線による断面図である。
【図3】図1のII−II 線の断面図である。
【図4】図1のIII−III 線の断面図である。
【図5】グリーン大便器の斜視図である。
【図6】陶磁器の成形方法の工程説明図である。
【図7】陶磁器の成形方法の工程説明図である。
【図8】陶磁器の成形方法の工程説明図である。
【図9】陶磁器の成形方法の工程説明図である。
【図10】陶磁器の成形方法の工程説明図である。
【図11】陶磁器の成形方法の工程説明図である。
【図12】陶磁器の成形方法の工程説明図である。
【図13】陶磁器の成形方法の工程説明図である。
【図14】陶磁器の成形方法の工程説明図である。
【図15】陶磁器の成形装置の全体構成説明図である。
【図16】図15のIV−IV 線の矢視図である。
【図17】図15のX部の拡大正面図である。
【図18】図17のV−V 線の矢視図である。
【図19】陶磁器成形位置における陶磁器の成形装置の
側面図である。
【図20】図19のVI−VI 線の矢視図である。
【図21】従来の陶磁器の製造装置の構成説明図である
【符号の説明】
A  成形用型 B  グリーン大便器 C  陶磁器本体成形空間 D  成形装置 10  下型 11  上型 12  分割型 13  分割型 14  側型

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陶磁器成形品の上部を形成する上型と、下
    部を形成する下型と、上型と下型の間に配置され前記成
    形品の側部を形成する側型からなり、前記上型、下型、
    側型が相対的に一方向の移動で成形・脱型可能な陶磁器
    の成形用型。
  2. 【請求項2】前記側型に、分割型を取り外し可能に内蔵
    した請求項1記載の陶磁器の成形用型。
  3. 【請求項3】請求項1記載の成形用型を用いた陶磁器の
    成形方法であって、 イ) 上型と下型と側型を型組して、鋳込み成形空間を
    成形し、 ロ) 同鋳込み成形空間内に泥漿を流し込み、各型内面
    に着肉させてグリーン陶磁器を形成し、 ハ) 上型、下型、側型を夫々相対的に一方向に移動し
    て、グリーン陶磁器を脱型する、 以上の工程からなる陶磁器の成形方法。
  4. 【請求項4】請求項2記載の成形用型を用いた陶磁器の
    成形方法であって、 イ) 上型と下型と分割型を内蔵した側型を型組して、
    鋳込み成形空間を形成し、 ロ) 同鋳込み成形空間内に泥漿を流し込み、各型内面
    に着肉させてグリーン陶磁器を形成し、 ハ) 上型、下型、側型を夫々相対的に一方向に移動し
    て、分割型をグリーン陶磁器とともに脱型し、ニ)最後
    にグリーン陶磁器より分割型を脱型する以上の工程から
    なる陶磁器の成形方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の成形用型を用いて陶磁器を
    成形する成形装置であって、 イ)下型を保持する下型保持体と、 ロ)同下型保持体の上方に昇降自在に配設された側型を
    保持する側型保持体と、 ハ)同側型保持体を昇降させ、側型を下型に対して当接
    ・分離可能な側型昇降機構と、 ニ)同側型保持体の上方に昇降自在に配設された上型を
    保持する上型保持体と、 ホ)同上型保持体を昇降させ、上型を側型に対して当接
    ・分離可能な上型昇降機構と、 ヘ)上型と側型と下型とを一体的に型締めする型締め手
    段と、 ト)成形用型内に形成された鋳込み空間内に、泥漿を供
    給する泥漿供給手段と、 を具備する陶磁器の成形装置。
  6. 【請求項6】側型昇降機構と上型昇降機構とを単一の昇
    降機構から構成したことを特徴とする請求項5記載の陶
    磁器の成形装置。
  7. 【請求項7】側型保持体を転回する側型転回機構を備え
    た請求項5記載の陶磁器の成形装置。
JP3063587A 1991-03-27 1991-03-27 陶磁器の成形用型、陶磁器の成形方法及び装置 Expired - Fee Related JP2593591B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3063587A JP2593591B2 (ja) 1991-03-27 1991-03-27 陶磁器の成形用型、陶磁器の成形方法及び装置
KR1019910006220A KR0158888B1 (ko) 1991-03-27 1991-04-18 도자기의 성형용형틀, 도자기의 성형방법 및 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3063587A JP2593591B2 (ja) 1991-03-27 1991-03-27 陶磁器の成形用型、陶磁器の成形方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04300237A true JPH04300237A (ja) 1992-10-23
JP2593591B2 JP2593591B2 (ja) 1997-03-26

Family

ID=13233552

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3063587A Expired - Fee Related JP2593591B2 (ja) 1991-03-27 1991-03-27 陶磁器の成形用型、陶磁器の成形方法及び装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2593591B2 (ja)
KR (1) KR0158888B1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004116279A (ja) * 2002-09-05 2004-04-15 Toto Ltd 壁掛式便器
CN105798259A (zh) * 2015-11-17 2016-07-27 佛山市南海奔达模具有限公司 采用铸造模具生产铸件的脱模方法、脱模机构及铸造机器
CN107214822A (zh) * 2017-07-06 2017-09-29 泉州华中科技大学智能制造研究院 一种五模瓣瓶类模具拆合夹具
CN110000894A (zh) * 2019-03-26 2019-07-12 佛山市顺德区乐华陶瓷洁具有限公司 一种高强度马桶及其制备方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054162A (ja) * 1983-09-01 1985-03-28 Seiko Instr & Electronics Ltd 一次電池

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054162A (ja) * 1983-09-01 1985-03-28 Seiko Instr & Electronics Ltd 一次電池

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004116279A (ja) * 2002-09-05 2004-04-15 Toto Ltd 壁掛式便器
CN105798259A (zh) * 2015-11-17 2016-07-27 佛山市南海奔达模具有限公司 采用铸造模具生产铸件的脱模方法、脱模机构及铸造机器
CN107214822A (zh) * 2017-07-06 2017-09-29 泉州华中科技大学智能制造研究院 一种五模瓣瓶类模具拆合夹具
CN107214822B (zh) * 2017-07-06 2023-05-16 泉州华中科技大学智能制造研究院 一种五模瓣瓶类模具拆合夹具
CN110000894A (zh) * 2019-03-26 2019-07-12 佛山市顺德区乐华陶瓷洁具有限公司 一种高强度马桶及其制备方法
CN110000894B (zh) * 2019-03-26 2024-01-30 佛山市顺德区乐华陶瓷洁具有限公司 一种高强度马桶及其制备方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR920017778A (ko) 1992-10-21
JP2593591B2 (ja) 1997-03-26
KR0158888B1 (ko) 1998-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2022773C (en) Slip casting device
EP2366517B1 (en) Machine for the production of ceramic products.
JPH01222901A (ja) 陶器の加圧成形装置
WO2007132198A1 (en) Pressure casting apparatus, system and methods
JPH04300237A (ja) 陶磁器の成形用型、陶磁器の成形方法及び装置
US20030183985A1 (en) Ceramic casting apparatus and method
US20070096360A1 (en) Single mold machine for pressure casting sanitary wares, and a method of changing the mold in such a machine
CN111015909A (zh) 预制构件的成型模具
CN108656336A (zh) 一种生产无机发泡混凝土墙板固定式可翻转的成型机及无机发泡混凝土墙板的生产工艺
CN210999236U (zh) 翻转式座便圈高压成型及取坯一体机
CN111823360A (zh) 自动接坯装置和四开模注浆机
CN109834806A (zh) 陶瓷器具高压注浆批量生产线
CN220638327U (zh) 一种混凝土浇筑模具
KR880000019B1 (ko) 도기의 제조장치
US20030205833A1 (en) Method and facility for the automatic production of hollow bodies from mixed material
CN220681517U (zh) 一种便于脱模的轮胎模具
CN211806839U (zh) 预制构件的成型模具
CN216465894U (zh) 一种利用单驱动机构实现两个旋转抽芯动作的模具
CN220219439U (zh) 一种组合型多色注塑模具
CN212449571U (zh) 一种生产预制钢筋砼构件的下料机构
CN216396776U (zh) 一种用于半导体加工的喷胶机
JP2803268B2 (ja) 泥漿鋳込み成形機
JPH0369307A (ja) 泥漿鋳込み成形装置
KR960002369B1 (ko) 좌변용기의 림(rim) 성형장치
JPH02249603A (ja) 衛生陶器の泥漿鋳込装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081219

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091219

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101219

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees