JPH04287219A - 文書印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、印刷装置に文字等の印
刷を行う電子計算機応用製品に係り、特に、複数の書体
を扱う文書を印刷する文書印刷装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、複数の書体の文字を編集、印刷す
る文書印刷装置においては、日立日本語ワードプロセッ
サ「ＢＰ−１０」取扱説明書に記載のように、標準装備
の書体とオプションの第２書体を編集上で指定すること
ができる。印刷時には、まず、所望する書体の書体カー
ドを差し込んでおき、第２書体の文字の印刷時には差し
込まれている書体カードの文字で印刷する方式がとられ
ていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による複
数書体を含む文書の印刷においては、印刷前に必要な書
体カードを差し込む必要があった。市場では、使用用途
に応じてより多くの書体を使い分けたいというニーズが
あり、書体の資源を複数所有できるようにした場合、ハ
ードウェアの設定状態のみで制御する従来方式では操作
が煩わしいという問題がある。

【０００４】本発明の目的は、印刷の条件を設定する時
点で、使用する書体を自由に選択できるようにすること
により、上記問題点を解決し、操作しやすい文書印刷装
置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、装着されている印刷文字フォントの情報を取得する
書体情報取得手段と、印刷条件を設定する時点で編集時
の書体と印刷時の書体の組み合わせを選択させる書体指
定手段と、最終的に選択された組み合わせ情報により印
刷文字フォントの取り出し場所を変更する書体切替手段
を制御部に設ける。

【０００６】

【作用】上記技術的手段により、その文書で使用する書
体を印刷時の一連の操作手順の中で指定することを可能
とし、操作しやすい文書印刷装置を提供することができ
る。

【０００７】

【実施例】以下、本発明を日本語ワードプロセッサに実
施した例について図面を用いて説明する。

【０００８】図１は本発明を適用した日本語ワードプロ
セッサの構成を示すブロック図で、１は文字等の入力を
行うキーボード等による入力部、２は文字，図形等を表
示するＣＲＴディスプレイなどによる表示部で、フレー
ムメモリ（図示せず）に格納されているドットイメージ
をリフレッシュすることで表示を行う。文字の場合、Ｊ
ＩＳの第１水準漢字等からなるドットマトリクス構成の
表示文字フォント（図示せず）からデータを取り出しフ
レームメモリに展開することにより表示する。３は半導
体メモリやフロッピディスク装置等による記憶部で、ワ
ードプロセッサを制御するプログラムや編集データ等を
格納する。４はレーザプリンタなどによる印字部で、頁
メモリ５に展開されたドットイメージを出力することに
より印刷を行う。文字を印刷する場合、表示と同様に印
刷文字フォント６からデータを取り出し頁メモリ５に展
開することによりイメージデータを作成する。８は前記
各部の制御を行うためのマイクロプロセッサなどによる
制御部で入力制御部８１，表示制御部８２，印刷制御部
８３，文書印刷部８４，文書編集部８５から構成される
。

【０００９】以下、制御部８を構成する各部分について
簡単に説明する。

【００１０】入力制御部８１は、キーボードから入力さ
れた文字コード等を要求元の文書印刷部８４及び文書編
集部８５に渡す処理を行う。

【００１１】表示制御部８２は、文書編集部８５等から
の文字や図形の表示要求により、表示エリア内に展開で
きる部分のみの表示データを、表示部２へ表示するため
のフレームメモリに、ドット単位で書き込むためのもの
である。

【００１２】印刷制御部８３は、文書印刷部８４等から
の文字や図形の印刷要求により、頁メモリ５にドット単
位のイメージデータを１頁分作成し、前記データを印刷
部４へ出力するためのものである。

【００１３】文書印刷部８４は、指示された文書の印刷
全体の制御を行う。

【００１４】文書編集部８５は、テキスト等のデータの
作成、編集を行い、編集終了時に記憶部３に文書のデー
タを登録する。

【００１５】はじめに、従来例の印刷制御部８３と文書
印刷部８４の構成を図４、印刷時の動作例を図５を用い
て説明する。

【００１６】印刷制御部８３は、印刷文字フォントから
該当文字のデータと取り込む文字フォント取込み手段８
３４を使用して、文字列などを頁メモリ５にドットイメ
ージに展開する展開手段８３２と、頁メモリ５のドット
イメージを印刷部４に出力する印刷手段８３５から構成
される。一方、文書印刷部８４は、印刷部数などの印刷
条件の設定を行う印刷条件設定手段８４１と、文書デー
タから印刷制御部８３へ渡す文字列などの展開データを
生成する展開データ生成手段８４３と、１頁分の展開終
了後に印刷制御部８３へ印刷指示を行う印刷指示手段８
４４から構成される。

【００１７】印刷時の動作は、まず、文書印刷部８４で
印刷条件設定の画面（図示せず）を表示し、オペレータ
は印刷部数、印刷範囲などを指示する（ステップ５００
）。次に、文書データから１行分の文字列データを生成
し印刷制御部８３に文字列展開を要求する処理を１頁分
繰り返し行う（ステップ５１０，ステップ５５０）。 なお、文字列データの構成は、図６に示すように１文字
ごとに編集時の書体コード６０と文字コード６１から構
成され、例えば、書体コード６０の内容は「１」を標準
書体、「２」を第２書体とし、文字コードはＪＩＳコー
ドとする。印刷制御部８３は、１文字ごとに要求された
書体コード６０が「１」ならば印刷文字フォント６−１
，書体コード６０が「２」ならば印刷文字フォント６−
２の印刷文字フォントを選択するというようにハードウ
ェアで設定されている印刷文字フォントの順番と書体コ
ード６０の番号を一致させて選択し、選択した印刷文字
フォントから要求された文字コード６１に該当するデー
タを取り込み（ステップ５２０）、そのデータを頁メモ
リ５にドットイメージとして描画する処理（ステップ５
３０）を１行分の文字について繰り返し行う（ステップ
５４０）。最後に、文書印刷部８４で印刷制御部８３に
印刷を要求し、印刷制御部８３で頁メモリ５のドットイ
メージを印刷部４へ出力し印刷を行う（ステップ５６０
）。

【００１８】以上より、印刷書体は、印刷文字フォント
の装着順番だけで制御される。

【００１９】次に、本発明における印刷制御部５３と文
書印刷部５４の構成を図１，印刷時の動作例を図２を用
いて説明する。なお、ここでは、編集時の明朝体，ゴシ
ック体を教科書体，ゴシック体で印刷する例を取り上げ
、書体コード６０の「１」を明朝体、「２」をゴシック
体、「５」を教科書体、「６」を太ゴシック体とし、印
刷文字フォントは、明朝体，ゴシック体、教科書体，太
ゴシック体の順に装着されているものとして説明する。

【００２０】印刷制御部８３は、従来手段に、装着され
ている印刷文字フォント６の順番と該当する書体コード
６０と書体名称の文字コードなどの情報を取得する書体
情報取得手段８３１と、編集時の書体コード６０から実
際に選択する印刷文字フォントの番号に変換する書体切
替手段８３３を追加し、一方、文書印刷部５４は、従来
手段に、編集時の書体と印刷時の書体の組み合わせを選
択させる書体指定手段８４２を追加した構成からなる。

【００２１】さて、印刷時の動作は従来と異なるところ
を中心に説明する。

【００２２】文書印刷部８４に図３ａに示すように印刷
条件設定画面に書体指定をするかどうかの選択を追加し
（ステップ２００）、まず、印刷制御部８３の書体情報
取得手段８３１を用いて装着されている印刷文字フォン
ト６から装着順番（以下、印刷文字フォント番号）と書
体コード６０と書体名称の文字コードを、「１、１、明
朝体」、「２、２、ゴシック体」、「３、５、教科書体
」、「４、６、太ゴシック体」というように取得し、図
７に示すような書体変換テーブル７０に初期情報として
、編集時の書体コード「１」に対応する印刷文字フォン
ト番号格納エリア７０−１には印刷文字フォント６から
得た書体コード６０に「１」を持つ印刷文字フォント番
号「１」を格納し、同様に編集時の書体コード「２」に
対応する印刷文字フォント番号格納エリア７０−２には
「２」を格納する。書体変換テーブル７０の初期情報設
定は、書体指定しないを選択した場合に正しく動作させ
るための処理である。（ステップ２１０）。

【００２３】書体指定するを選択した場合、図３ｂに示
すように左側に編集時の書体コード６０に対応する書体
名称を表示し、右側にステップ２１０で取得した情報よ
り装着されている印刷文字フォント６の書体名称を装着
順に表示し、オペレータは編集時の書体と印刷時の書体
の組み合わせを、明朝体は教科書体，ゴシック体はゴシ
ック体として印刷するように指定する。ここで、指定さ
れた組み合わせに応じて、各編集時の書体コード６０に
対応する書体変換テーブル７０内の印刷文字フォント番
号格納エリアに、何番目の書体を指定されたかを格納す
る。つまり、印刷文字フォント番号格納エリア７０−１
には、右側の３番目の書体が指定されたので「３」、印
刷文字フォント番号格納エリア７０−２には、右側の２
番目の書体が指定されたので「２」を格納する（ステッ
プ２２０）。

【００２４】次に、印刷制御部８３では、印刷文字フォ
ントのデータを取り込む前に書体変換テーブル７０を用
いて要求された編集時の書体コード６０から実際の選択
すべき印刷文字フォント番号に変換し（ステップ２４０
）、変換された番号の印刷文字フォントを選択して要求
文字コード６１に該当するデータを取り込むようにする
（ステップ２５０）。つまり、編集時の書体コード「１
」明朝体は印刷文字フォント番号「３」教科書体に変換
され、編集時の書体コード「２」ゴシック体は印刷文字
フォント番号「２」ゴシック体に変換される。

【００２５】以上述べてきたように本実施例によれば、
印刷の条件を設定する時点に簡単に所望する書体に指定
することができる。

【００２６】

【発明の効果】以上述べてきたように本発明の文書印刷
装置では、その文書で使用する書体を印刷時の一連の操
作手順の中で指定することを可能とし、操作しやすい文
書印刷装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明を適用した装置構成を示すブロック図で
ある。

【図２】本発明を適用した印刷動作を示す図である。

【図３】本発明を適用した印刷条件設定の画面例および
書体指定時の画面例を示す図。

【図４】従来の装置構成を示すブロック図である。

【図５】従来の印刷動作を示す図である。

【図６】文字列データの構成を示す図である。

【図７】書体変換テーブルの構成を示す図である。

【符号の説明】

１……入力部、２……表示部、３……記憶部、４……印
刷部、５……頁メモリ、６……印刷文字フォント、８…
…制御部、８１…入力制御部、８２…表示制御部、８３
…印刷制御部、８４…文書印刷部、８５…文書編集部、
６０…書体コード、６１…文字コード、７０…書体変換
テーブル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】文字等を入力する入力部と、文字や図形等
   を表示する表示部と、文字等を印刷する印刷部と、編集
   データ等を記憶する記憶部と、文書の作成，印刷等を制
   御する手段を備えた制御部とからなる文書印刷装置にお
   いて、装着されている印刷文字フォントの情報を取得す
   る書体情報取得手段と、印刷条件を設定する時点で編集
   時の書体と印刷時の書体の組み合わせを選択させる書体
   指定手段と、最終的に選択された組み合わせ情報により
   印刷文字フォントの取り出し場所を変更する書体切替手
   段を制御部に設けたことを特徴とする文書印刷装置。