JPH04271087A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH04271087A
JPH04271087A JP3009156A JP915691A JPH04271087A JP H04271087 A JPH04271087 A JP H04271087A JP 3009156 A JP3009156 A JP 3009156A JP 915691 A JP915691 A JP 915691A JP H04271087 A JPH04271087 A JP H04271087A
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memory
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幹雄 朝倉
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一康 藤島
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秀人 日高
Yoshio Matsuda
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、キャッシュメモリ内
蔵半導体記憶装置に関し、特にキャッシュメモリを同一
チップ上に集積化した半導体メモリに関するものである
【0002】
【従来の技術】従来より、コンピュータシステムのコス
トパーフォーマンスを向上させるために、低速で大容量
したがって低コストのDRAMで構成したメインメモリ
と中央演算処理装置(CPU)との間に、高速のバッフ
ァとして小容量の高速メモリを設けることがよく行なわ
れている。この高速のバッファはキャッシュメモリと呼
ばれ、CPUが必要とする可能性の高いデータのブロッ
クが、メインメモリからコピーされて記憶されている。 CPUがアクセスしようとしたDRAMのアドレスに記
憶されているデータがキャッシュメモリに存在するとき
にはヒットと呼ばれ、CPUは高速のキャッシュメモリ
に対してアクセスする。一方、CPUがアクセスしよう
としたアドレスに記憶されているデータがキャッシュメ
モリに存在しないときにはキャッシュミスと呼ばれ、C
PUは低速のメインメモリにアクセスすると同時に、そ
のデータの属するブロックをキャッシュメモリに転送す
る。
【0003】しかしながら、このようなキャッシュメモ
リシステムは、高価な高速メモリを必要とするので、コ
ストを重視する小型のシステムでは使用することができ
なかった。そこで従来は、汎用のDRAMが有している
ページモードまたはスタティックコラムモードを利用し
て簡易キャッシュシステムを構成していた。
【0004】図5はページモードまたはスタティックコ
ラムモードが可能な従来のDRAM素子の基本構成を示
すブロック図である。
【0005】図において、メモリセルアレイ1には、複
数のワード線(図示せず)および複数のビット線(図示
せず)対が互いに交差するように配置されており、それ
らの各交点にメモリセル(図示せず)が設けられている
。メモリセルアレイ1のワード線はワードドライバ2を
介して行デコーダ部3に接続されている。またメモリセ
ルアレイ1のビット線対はセンスアンプ部4およびI/
Oスイッチ部5を介して列デコーダ部6に接続されてい
る。行デコーダ部3には行アドレスバッファ7が接続さ
れ、列デコーダ部6には列アドレスバッファ8が接続さ
れている。これらの行アドレスバッファ7及び列アドレ
スバッファ8には、行アドレス信号RAおよび列アドレ
ス信号CAをマルチプレクスしたマルチプレクスアドレ
ス信号MPXAが与えられる。さらにI/Oスイッチ部
5には出力バッファ9および入力バッファ10が接続さ
れている。
【0006】図6は従来のDRAMの読出動作を示す波
形図であり、図6(a),図6(b),および図6(c
)にそれぞれDRAMの通常の読出サイクル,ページモ
ードサイクルおよびスタティックコラムモードサイクル
の動作波形図を示す。
【0007】図6(a)に示す通常の読出サイクルにお
いては、まず、行アドレスバッファ7が、行アドレスス
トローブ信号バーRASの降下エッジでマルチプレクス
アドレス信号MPXAを取込んで行アドレス信号RAと
して行デコーダ部3に与える。行デコーダ部3はその行
アドレス信号RAに応じて、複数のワード線のうち1本
を選択する。これにより、この選択されたワード線に接
続された複数のメモリセル内の情報が各ビット線に読出
され、その情報がセンスアンプ部4により検知,増幅さ
れる。この時点で、1行分のメモリセルの情報がセンス
アンプ部4にラッチされている。次に、列アドレスバッ
ファ8が、コラムアドレスストローブ信号バーCASの
降下エッジでマルチプレクスアドレス信号MPXAを取
込んで列アドレス信号CAとして列デコーダ部6に与え
る。列デコーダ部6は、その列アドレス信号CAに応じ
て、センスアンプ部4にラッチされている1行分の情報
のうち1つを選択する。この選択された情報はI/Oス
イッチ部5および出力バッファ9を介して出力データD
OUT として外部に取出される。この場合のアクセス
タイム(バーRASアクセスタイム)tRAC は、ロ
ウアドレスストローブ信号バーRASの降下エッジから
出力データDOUT が有効となるまでの時間である。 また、この場合のサイクルタイムtc は、素子がアク
ティブ状態となっている時間とバーRASプリチャージ
時間tRPとの和となり、標準的な値としては、tRA
C=100nsの場合でtc =200ns程度となっ
ている。
【0008】図6(b)および図6(c)に示すページ
モードおよびスタティックコラムモードは、同一行上の
メモリセルを列アドレス信号CAを変化させてアクセス
するものである。ページモードにおいては、コラムアド
レスストローブ信号バーCASの降下エッジで列アドレ
ス信号CAをラッチし、スタティックコラムモードにお
いては、スタティックRAM(SRAM)のように列ア
ドレス信号CAの変化のみでアクセスする。ページモー
ドおよびスタティックコラムモードのバーCASアクセ
スタイムtCAC およびアドレスアクセスタイムtA
AはバーRASアクセスタイムtRAC のほぼ1/2
の値となり、tRAC =100nsに対して50ns
程度となる。 この場合、サイクルタイムも高速になり、ページモード
の場合はバーCASプリチャージ時間tcPの値による
が、スタティックコラムモードと同様の50ns程度の
値が得られている。
【0009】図7は、図5のDRAM素子のページモー
ドあるいはスタティックコラムモードを利用した簡易キ
ャッシュシステムの構成を示すブロック図である。また
図8は図7の簡易キャッシュシステムの動作波形図であ
る。
【0010】図7において、メインメモリ20は1M×
1構成の8個のDRAM素子21により1Mバイトに構
成されている。この場合、行アドレス信号RAと列アド
レス信号CAとは合計20ビット(220=10485
76=1M)必要となる。アドレスマルチプレクサ22
は、10ビットの行アドレス信号RAと10ビットの列
アドレス信号CAとを2回に分けてメインメモリ20に
与えるものであり、20ビットのアドレス信号を受ける
20本のアドレス線A0 〜A19とマルチプレクスさ
れた10ビットのアドレス信号(マルチプレクスアドレ
ス信号MPXA)をDRAM素子21に与える10本の
アドレス線A0 〜A9 を有している。
【0011】アドレスジェネレータ23は、CPU24
が必要とするデータに対応するアドレス信号を発生する
。ラッチ(TAG)25は、前のサイクルで選択された
データに対応する行アドレス信号RAを保持しており、
コンパレータ26は、20ビットのアドレス信号のうち
10ビットの行アドレス信号RAと、TAG25に保持
されている行アドレス信号RALとを比較する。両者が
一致すれば、前のサイクルと同じ行がアクセスされた(
ヒットした)ことになり、コンパレータ26は高レベル
のキャッシュヒット(Cache Hit)信号CHを
発生する。ステートマシン27は、キャッシュヒット信
号CHに応答して、ロウアドレスストローブ信号バーR
ASを低レベルに保ったままコラムアドレスストローブ
信号バーCASをトグルするページモード制御を行ない
、それに応答してアドレスマルチプレクサ22はDRA
M素子21に列アドレス信号CAを与える(図8)。こ
のようにヒットした場合には、DRAM素子21からア
クセスタイムtCAC で高速に出力データが得られる
ことになる。
【0012】一方、アドレスジェネレータ23から発生
された行アドレス信号RAとTAG25が保持していた
行アドレス信号RALとが不一致のとき、前のサイクル
と異なる行がアクセスされた(キャッシュミスした)こ
とになり、コンパレータ26は高レベルのキャッシュヒ
ット信号CHを発生しない。この場合、ステートマシン
27は通常の読出サイクルのバーRASおよびバーCA
S制御を行ない、アドレスマルチプレクサ22は行アド
レス信号RAおよび列アドレス信号CAを順にDRAM
素子21に与える(図8)。このようにキャッシュミス
した場合には、バーRASのプリチャージから始まる通
常の読出サイクルを行ない、低速のアクセスタイムtR
AC で出力データが得られることになるので、ステー
トマシン27はウエイト信号Waitを発生し、CPU
24に待機をかける。キャッシュミスの場合は、TAG
25に新しい行アドレス信号RAが保持される。
【0013】このように、図7の簡易キャッシュシステ
ムにおいては、DRAM素子のメモリセルアレイの1行
分(1Mビット素子の場合は1024ビット)のデータ
が1ブロックとなるので、ブロックサイズが不必要に大
きく、TAG25に保持されるブロック数(エントリ数
)が不足する(図7のシステムでは1エントリ)ことに
なり、キャッシュのヒット率が低いという問題点があっ
た。
【0014】なお、その他の従来例として、米国特許第
4,577,293号に開示されたような簡易キャッシ
ュシステムもあるが、この簡易キャッシュシステムは1
行分のデータを保持するレジスタをメモリセルアレイ外
に設け、ヒットした場合は直接このレジスタからデータ
を取出すことによりアクセスの高速化を図ったものであ
る。しかしながら、この特許公報に開示された簡易キャ
ッシュシステムも、外部レジスタはメモリセルアレイの
1行分のデータを保持するものであり、ブロックサイズ
(1行分)が不必要に大きく、図5および図7に示す従
来例と同様に、キャッシュのヒット率が低いという問題
を生ずる。
【0015】そこで提案されたのが図9に示すキャッシ
ュメモリ内蔵DRAM素子である。
【0016】このDRAM素子が図5のDRAM素子と
異なるのは以下の点にある。すなわち、DRAMメモリ
セルアレイ1は、そのアドレス空間上で複数列のメモリ
セルからなる複数のブロックに分割されている。図9に
おいては4つのブロックB1〜B4に分割されている。 そして、センスアンプ部4とI/Oスイッチ部5との間
にトランスファゲート部11およびSRAMメモリセル
アレイ12が設けられ、さらにブロックデコーダ13お
よびウエイデコーダ14が設けられている。ブロックデ
コーダ13には、ブロック数に応じて列アドレスバッフ
ァ8から列アドレス信号CAの一部が供給されるが、そ
の活性化はキャッシュヒット信号CHにより制御される
。また、ウエイデコーダ14には、ウエイアドレスバッ
ファ15を介してウエイアドレス信号WAが与えられる
。ウエイデコーダ14はウエイアドレス信号WAに応じ
てSRAMメモリセルアレイ12のワード線を選択駆動
する。
【0017】図10は図9のDRAM素子の一部分の構
成を詳細に示した図である。
【0018】図10において、センスアンプ部4,トラ
ンスファーゲート部11,SRAMメモリセルアレイ1
2,I/Oスイッチ部5および列デコータ部6は、DR
AMメモリセルアレイ1の複数のビット線対BL,バー
BLに対応して、それぞれ複数のセンスアンプ40,ト
ランスファゲート110,SRAMメモリセル120,
I/Oスイッチ50および列デコーダ60からなる。ま
た、DRAMメモリセルアレイ1の各ブロックに対応し
てブロックデコーダ13が配置されている。各センスア
ンプ40は各ビット線対BL,バーBL間に接続されて
いる。そして各ビット線対BL,バーBLはNチャネル
MOSFETQ1,Q2からなるトランスファゲート1
10を介してSRAMメモリセルアレイ12のビット線
対SBL,バーSBLに接続されている。SRAMメモ
リセルアレイ12のビット線対SBL,バーSBLはN
チャネルMOSFETQ3,Q4を介してそれぞれI/
OバスI/O,バーI/Oに接続されている。トランス
ファゲート110のMOSFETQ1,Q2のゲートに
は、ブロックデコーダ13により各ブロックごとに共通
の転送信号が与えられる。また、各I/Oスイッチ50
のMOSFETQ3,Q4のゲートには、対応する列デ
コーダ60によりコラム選択信号が与えられる。
【0019】このDRAM素子においては、ブロックデ
コーダ13が各ブロックに対応するトランスファゲート
110に転送信号を与えることにより、DRAMメモリ
セルアレイ1からブロック単位で同一行上のデータがS
RAMメモリセルアレイ12に転送される。ウエイデコ
ーダ14によりSRAMメモリセルアレイ12のワード
線W1 〜Wn のいずれかが選択されると、そのワー
ド線に接続されたSRAMメモリセル120に記憶され
たデータが各ビット線対SBL,バーSBL上に読出さ
れる。ビット線対SBL,バーSBL上に読出されたデ
ータは、列デコーダ60からI/Oスイッチ50にコラ
ム選択信号が与えられることによって、I/OバスI/
O,バーI/Oに読出される。
【0020】このDRAM素子によると、複数列の1行
のデータを1つのデータブロックとして、異なる行上の
複数のデータブロックが複数のSRAMメモリセル12
0に保持される上に、同一列の異なる行上のデータブロ
ックが同時にSRAMメモリセルアレイ12上に保持さ
れる(アソシアティビティ)。したがって、このSRA
Mメモリセルアレイをキャッシュメモリとして利用すれ
ば、データのエントリ数を増すことができ、その結果、
キャッシュのヒット率を向上することができる。
【0021】さらに、SRAMメモリセルアレイ12の
ワード線W1 〜Wn を非活性状態に保っておけば、
DRAMメモリセルアレイ1への書込動作時やDRAM
メモリセルアレイ1からの読出動作時にも、キャッシュ
メモリへの転送を行なわない構成が可能となり、キャッ
シュメモリシステムへの応用に自由度が増すという利点
が生じる。
【0022】図11は図10のDRAM素子を利用した
簡易キャッシュシステムの構成を示すブロック図である
【0023】図11において、メインメモリ30は1M
×1構成の8個のDRAM素子31により1Mバイトに
構成されている。図11のメモリシステムが図7のメモ
リシステムと相違するのは、DRAM素子31のブロッ
ク分けの数およびSRAMメモリセルアレイ12のワー
ド線の本数(セット数)に対応してTAG25およびコ
ンパレータ26の数が増加している点、および、コンパ
レータ26からの出力であるキャッシュヒット信号CH
およびウエイアドレス信号WAがDRAM素子31に入
力されている点である。ここでは、ウエイアドレス信号
WAは2ビットである。
【0024】図11の簡易キャッシュシステムの動作を
従来の簡易キャッシュシステムの説明で用いた図6(a
),図6(c)および図12の動作波形図を参照しなが
ら説明する。
【0025】TAG25には、各ブロック別に最も新し
いサイクルで選択された行に対応する行アドレスが複数
組キャッシュ用アドレスセットとして保持されている。 ここでは、ウエイアドレス信号WAとして2ビットを考
えているので、4組の行アドレスが保持されている。し
たがって、ブロック数を4とすると16組のアドレスセ
ットがTAG25に記憶されていることになる。また、
よく使用されるアドレスの組を固定的にTAG25に保
持させておいてもよい。
【0026】まず、CPU24が必要とするデータに対
応するアドレス信号をアドレスジェネレータ23が発生
する。コンパレータ26は、20ビットのアドレス信号
のうち10ビットの行アドレス信号RAおよび列アドレ
ス信号CAのうちブロック分けに相当する複数ビット(
図11に示す例では2ビット)と、TAG25に保持さ
れたアドレスセットとを比較する。そして両者が一致す
ればキャッシュヒットしたことになり、コンパレータ2
6は高レベルのキャッシュヒット信号CHおよびヒット
したブロックのウエイアドレス信号WAを発生する。 ステートマシン27は、このキャッシュヒット信号CH
に応答してロウアドレスストローブ信号バーRASを低
レベルに保ったままコラムアドレスストローブ信号バー
CASをトグルし、これに応答してアドレスマルチプレ
クサ22はDRAM素子31に10ビットの列アドレス
信号CAを与える(図12参照)。このとき、DRAM
素子31においては、図9に示したようにキャッシュヒ
ット信号CHによる制御により、列アドレス信号CAは
ブロックデコーダ13には供給されない。したがって、
DRAMメモリセルアレイ1とSRAMメモリセルアレ
イ12とは分離された状態を保つ。そして、ウエイアド
レス信号WAに対応した1行分のSRAMメモリセル1
20から各ビット線対SBL,バーSBL上にデータが
読出される。また、列アドレス信号CAに応じたI/O
スイッチ50が、列デコーダ60によって導通状態にさ
れる。これにより、列アドレス信号CAおよびウエイア
ドレス信号WAに対応するSRAMメモリセル120内
のデータがI/OバスI/O,バーI/Oおよび出力バ
ッファ9を介して出力される。このようにヒットした場
合には、SRAMメモリセル120からページモードの
ようにアクセスタイムtCAC で高速に出力データが
得られることになる。
【0027】一方、アドレスジェネレータ23から発生
されたアドレス信号とTAG25に保持されたキャッシ
ュ用アドレスセットとが不一致のときは、キャッシュミ
スしたことになり、コンパレータ26は高レベルのキャ
ッシュヒット信号CHを発生しない。この場合、ステー
トマシン27は通常の読出サイクルのバーRASおよび
バーCAS制御を行ない、アドレスマルチプレクサ22
は行アドレス信号RAおよび列アドレス信号CAを順に
DRAM素子31に供給する(図12参照)。このよう
にキャッシュミスした場合には、低速のアクセスタイム
tRAC で出力データが得られることになるので、ス
テートマシン27はウエイト信号Waitを発生し、C
PU24に待機をかける。キャッシュミスの場合は、そ
のときにアクセスされたメモリセルを含むブロックのデ
ータが、ブロックデコーダ13により導通状態とされる
トランスファゲート110を介して、DRAMメモリセ
ルアレイ1のビット線BL,バーBLから、ウエイアド
レス信号WAにより選択されたSRAMメモリセル12
0のブロックに一括転送される。これにより、このブロ
ックにおけるSRAMメモリセル120の記憶内容が書
換えられる。また、そのブロックの対応するウエイアド
レス信号WAに関するTAG25には新しいアドレスセ
ットが保持される。
【0028】このように、図9のDRAM素子を用いた
簡易キャッシュシステムにおいては、キャッシュメモリ
としてのSRAMメモリセルアレイ12に複数のブロッ
クのデータが保持されるので、TAG25へのデータの
エントリ数を増加することが可能となり、キャッシュの
ヒット率が高くなる。
【0029】また、ここでは、キャッシュミスした場合
に、DRAMメモリセルアレイにアクセスすると同時に
SRAMメモリセルアレイからなるキャッシュメモリに
データを転送する例を示したが、SRAMメモリセルア
レイのすべてのワード線を非選択状態にすることでこの
転送を禁止することもできる。同様に、DRAMメモリ
セルアレイへの書込動作の場合も、SRAMメモリセル
アレイへ転送するか否かを選択することも可能である。 なお、図11に示した例は、4ウエイセットアソシアテ
ィブキャッシュシステムに相当する。
【0030】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
簡易キャッシュメモリ内蔵半導体記憶装置においても、
各ブロックB1〜B4の1行当りのビット数(列数)で
あるブロックサイズが固定である。一方、一般的にコン
ピュータシステムやアプリケーションプログラムによっ
て最適なヒット率が得られるブロックサイズは異なる。 したがって、ブロックサイズが固定したキャッシュメモ
リ内蔵半導体記憶装置ではコンピュータシステムやアプ
リケーションプログラムによっては高いヒット率が得ら
れない問題点があった。
【0031】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、コンピュータシステムあるいは
アプリケーションプログラムに適合して高いヒット率を
得ることができるキャッシュメモリ内蔵半導体記憶装置
を提供することを目的としている。
【0032】
【課題を解決するための手段】この発明に係るキャッシ
ュメモリ内蔵半導体記憶装置は、マトリクス状に配列さ
れた複数のメモリセルからなるメモリセルアレイと、前
記メモリセルアレイの各列に対応して少なくとも1つ以
上のメモリセルが設けられ、高速アクセス可能なキャッ
シュメモリとを有し、少なくとも列アドレスの一部を取
り込むブロックデコーダの制御下で、キャッシュミス時
における前記メモリセルアレイと前記キャッシュメモリ
との間のデータ転送を、複数列を1ブロックサイズとし
たブロック単位で行っており、前記ブロックデコーダは
複数種のブロックサイズからなる複数種のブロック単位
で、前記メモリセルアレイと前記キャッシュメモリとの
間のデータ転送を行うことができるように構成されてい
る。
【0033】
【作用】この発明におけるブロックデコーダは、キャッ
シュミス時において、複数種のブロックサイズからなる
複数種のブロック単位で、前記メモリセルアレイと前記
キャッシュメモリとの間のデータ転送を行うことができ
るため、コンピュータシステムやアプリケーションプロ
グラムに適応したブロックサイズを選択することができ
る。
【0034】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は、この発明の一実施例であるキャッシュメ
モリ内蔵半導体記憶装置の全体構成を示すブロック図で
ある。同図に示すように、全体構成は図9で示した従来
例とほぼ同様であり、ブロックデコーダ13′及び列デ
コーダ部6′の内部が異なる。なお、メモリセルアレイ
1はH(=2(n−2) )個あるいはH/2個に分割
されている。なお、基本的な構成及び動作は図9〜図1
2で示した従来例と同様である。
【0035】図2は、図1における列デコーダ部6′及
びブロックデコーダ13′の内部構成を示したものであ
る。同図に示すように、ブロックデコーダ13′は列信
号CA3 〜CAn あるいはその反転信号を取り込み
、ANDゲート(G1,G2,G4,G5のみ図示)か
らなる論理回路群によりデコードして、列信号CA3 
〜CAn のデコード結果をスイッチ16の入力部Aに
接続し、列信号CA4 〜CAn のデコード結果をス
イッチ16の入力部Bに接続している。
【0036】スイッチ16は後述する選択方法により入
力部A及び入力部Bのうち一方を選択し、その出力をA
NDゲート(G3,G6のみ図示)の一方入力として接
続しており、該ANDゲートはキャッシュヒット信号C
Hがインバータを介して得られる反転キャッシュヒット
信号バーCHを他方入力としている。このANDゲート
の出力(図2のC,D)がブロックデコーダ13の出力
(以下、「ブロックデコーダ出力」という)となり、1
つのブロックデコーダ出力がトランスファゲート部11
における8個のトランスファゲート110に共通に付与
される。
【0037】列デコーダ部6′は列信号CA3 〜CA
n のデコード結果(図2ではANDゲートG2,G5
の出力)と列信号CA2 〜CA0 あるいはその反転
信号をANDゲート42に取り込み、その結果をI/O
スイッチ部5に伝達する。
【0038】このような構成においてスイッチ16が入
力部Aを選択した場合、ブロックデコーダは列信号CA
3 〜CAn のデコード結果に基づき、1つのブロッ
クデコーダ出力のみHレベルとする。図2を例にして説
明すれば、列信号CA3 〜CAn が“H”の時、A
NDゲートG3の出力CのみHレベルとなる。したがっ
て、キャッシュミス時にメモリセルアレイ1,SRAM
メモリセルアレイ12間において、1つのHレベルのブ
ロックデコーダ出力により選択された8ビットのデータ
転送が行われることから、スイッチ16が入力部Aを選
択した場合のメモリセルアレイ1のブロックサイズが8
ビット(ブロック数H)となる。
【0039】一方、スイッチ16が入力部Bを選択した
場合、ブロックデコーダは列信号CA4 〜CAn の
デコード結果に基づき、2つのブロックデコーダ出力が
Hレベルとなる。図2を例にして説明すれば、列信号C
A4 〜CAn が“H”であれば、列信号CA3 の
“H”,“L”に関係なく、ANDゲートG3及びG6
の出力C及びDが“H”となる。したがって、キャッシ
ュミス時にメモリセルアレイ1,SRAMメモリセルア
レイ12間において、2つのHレベルのブロックデコー
ダ出力により選択された16(=8×2)ビットのデー
タ転送が行われることから、スイッチ16が入力部Bを
選択した場合のメモリセルアレイ1のブロックサイズが
16ビット(ブロック数H/2)となる。
【0040】図3はスイッチ16の具体例を示す説明図
である。同図(a) に示すように、アルミ配線層51
(入力部A)あるいはアルミ配線層52(入力部B)と
アルミ配線層53(出力OUT)との電気的接続を、ア
ルミ配線層51〜53と異なるレイヤーにアルミ配線層
54(アルミ配線層51と53の電気的接続を行う)及
び55(アルミ配線層52と53の電気的接続を行う)
のうち一方を形成するようにする。つまり、アルミ配線
層54の形成用マスクとアルミ配線層55の形成用マス
クとを使い分けることにより、マスク工程時に入力部A
と入力部Bとの選択を行う。
【0041】また、図3(b) に示すように、ヒュー
ズ56及び57のうち、一方のヒューズをブロウするこ
とにより、入力部Aと入力部Bとの選択を行ってもよい
【0042】さらに、図4(a) に示すように、選択
信号SEのH,Lに基づきPチャネルトランジスタ63
及びNチャネルトランジスタ66を共にオフあるいはオ
ンさせることにより、入力部A及び入力部Bのうち一方
を選択して出力信号OUTとすることもできる。なお、
図4(a) において、61,62はNチャネルトラン
ジスタ、64,65は抵抗、67はインバータである。 選択信号SEは、新たな外部信号から作る。またはチッ
プをパッケージングする際のワイヤボンディングの方法
により決定してもよい。
【0043】また、図4(b) に示すような回路を、
ブロックデコーダ13′の前段に設け、選択信号SEに
基づき、列信号CA3 及びその反転信号をそのままブ
ロックデコーダ13′及び列デコーダ部6′に伝達する
か、列信号CA3 及びその反転信号を強制的にHレベ
ルにするかを選択することにより、スイッチ16を入力
部Aに固定した状態(つまり、スイッチ16を設けなく
てもよい)でブロックサイズの8ビット,16ビットの
選択を行うように構成することもできる。
【0044】このように、ブロックデコーダ13′内に
スイッチ16のようなブロックサイズ変更手段を設け、
所定の選択手段によりブロックサイズを変更できるよう
に構成したため、コンピュータシステムあるいはアプリ
ケーションプログラムに適合してブロックサイズを選択
することができ、ヒット率の向上を図ることができる。
【0045】以上の説明ではブロックサイズが8ビット
と16ビットの切り換えであったが、ブロックサイズは
これにかぎらない、またブロックサイズの切り換えが3
種類以上であっても同様に切り換えることができるのは
明らかである。
【0046】更にデコーダ6′,13′の構成もこの例
にかぎらないことは明らかである。
【0047】
【発明の効果】以上のようにこの発明のブロックデコー
ダは、複数種のブロックサイズからなる複数種のブロッ
ク単位で、メモリセルアレイとキャッシュメモリとの間
のデータ転送を行うことができる。
【0048】したがって、コンピュータシステムやアプ
リケーションプログラムに適応したブロックサイズを選
択することことにより、高いヒット率を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるキャッシュメモリ内
蔵半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のキャッシュメモリ内蔵半導体記憶装置に
おけるブロックデコーダ及び列デコーダの内部構成を示
す回路図である。
【図3】ブロックデコーダ内のスイッチの具体例を示す
説明図である。
【図4】ブロックデコーダ内のスイッチ等の具体例を示
す説明図である。
【図5】従来のDRAM素子の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】従来のDRAM素子の高速アクセス機能を示す
波形図である。
【図7】図5のDRAM素子を利用した簡易キャッシュ
システムの構成を示すブロック図である。
【図8】図7の簡易キャッシュシステムの動作を示す波
形図である。
【図9】キャッシュメモリ内蔵DRAM素子の構成を示
すブロック図である。
【図10】図9のDRAM素子の一部の構成を詳細に示
すブロック図である。
【図11】図9のDRAM素子を利用した簡易キャッシ
ュシステムの構成を示すブロック図。
【図12】図11の簡易キャッシュシステムの動作を示
す波形図である。
【符号の説明】
1    メモリセルアレイ 2    ワードドライバ 3    行デコーダ部 4    センスアンプ部 5    I/Oスイッチ部 6′  列デコーダ部 7    行アドレスバッファ 8    列アドレスバッファ 9    出力バッファ 10  入力バッファ 11  トランスファゲート部 12  SRAMメモリセルアレイ 13′ブロックデコーダ 14  ウエイデコーダ 15  ウエイアドレスバッファ 16  スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  マトリクス状に配列された複数のメモ
    リセルからなるメモリセルアレイと、前記メモリセルア
    レイの各列に対応して少なくとも1つ以上のメモリセル
    が設けられ、高速アクセス可能なキャッシュメモリとを
    有し、少なくとも列アドレスの一部を取り込むブロック
    デコーダの制御下で、キャッシュミス時における前記メ
    モリセルアレイと前記キャッシュメモリとの間のデータ
    転送を、複数列を1ブロックサイズとしたブロック単位
    で行うキャッシュメモリ内蔵半導体記憶装置において、
    前記ブロックデコーダは複数種のブロックサイズからな
    る複数種のブロック単位で、前記メモリセルアレイと前
    記キャッシュメモリとの間のデータ転送を行うことがで
    きることを特徴とするキャッシュメモリ内蔵半導体記憶
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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