JPH0427082A - 立体駐車装置におけるパレットの位置決め固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、キャリッジと駐車スペースとの間にパレッ
トを移載するに際し、両者に設けた横行ガイドに沿って
パレットを水平移動することにより、パレットを円滑に
移載することができる新規の立体駐車装置に関する。

従来技術 昇降自在のキャリッジと、キャリッジの昇降路に沿って
多段に配設した駐車スペースとを組み合わせたラック式
の立体駐車装置が知られている。

このものにおいては、自動車の搬送や収容はパレットを
介して行なわれるものであり、パレットを積載して垂直
搬送するキャリッジと、パレットを支持する棚部材を備
えた駐車スペースとの間に、パレットを移載する必要が
ある。

この移載動作は、キャリッジに搭載した伸縮自在なフォ
ーク装置によって行なわれる。すなわち、フォーク装置
は、パレットを積載した状態で駐車スペースに向けて水
平に伸長することができ、棚部材の直上にまで伸長した
後、キャリッジを下降させ、パレットを棚部材に載せる
ことにより、１＜レッドをキャリッジから駐車スペース
に移載することができる。また、パレットを駐車スペー
スからキャリッジに移載するときには、ノくし・ノドの
下方にフォーク装置を伸長し、つづいて、キャリ・ノジ
を上昇させることにより、フォーク装置を介してパレッ
トを支持し、その後、フォーク装置を短縮して、パレッ
トをキャリッジ上に移載する。

発明が解決しようとする課題 かかる従来技術によるときは、パレ・ソトを移載するに
際し、キャリッジから駐車スペースに向けて伸長したフ
ォーク装置が、移載中のノくし・ソトと自動車との全重
量を支えることになり、キャリッジに大きなねじりモー
メントが加わるから、これを安定に支持するために、装
置全体が不当に大掛かりになるという問題があった。ま
た、駐車スペース内のパレットの下方には、フォーク装
置を差し込むためのデッドスペースを必要とするから、
建物高さの有効利用率が低（、建物の高さを一定に抑え
るときは、自動車の収容台数を多（とれないという問題
もあった。

そこで、この発明は、かかる従来技術の問題に鑑み、キ
ャリッジと駐車スペースとに横行ガイドを設け、キャリ
ッジには、フォーク装置に代えて移載装置を搭載するこ
とにより、装置の全体構造を簡単にするとともに、建物
高さの有効利用率を向上させることのできる新規の立体
駐車装置を提供することにある。

課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、昇降自
在のキャリッジと、キャリッジの昇降路に沿って多段に
配設した駐車スペースとを備え、キャリッジと駐車スペ
ースとには、それぞれパレットを横行自在に支持する横
行ガイドを設けるとともに、キャリッジには、牛ヤリッ
ジと駐車スペースとの間にパレットを受け渡す移載装置
を搭載することをその要旨とする。

移載装置は、パレットに係合する係合部材を備え、係合
部材は、キャリッジ側の横行ガイドに沿って移動するよ
うにしてもよい。

また、移載装置は、キャリッジ上に横行可能に搭載した
スライドフレームを介してキャリッジに搭載することも
てきる。

なお、キャリッジと駐車スペースとには、パレットに対
して係脱自在の位置決め部材を備えるようにしてもよい
。

作用 この構成によるときは、昇降自在のキャリッジは、パレ
ットを任意の駐車スペースに対向する位置に垂直搬送す
ることができ、パレットは、移載装置を駆動することに
より、キャリッジから駐車スペースに向けて水平移動す
ることができるが、この際、移動中のパレットは、キャ
リッジと駐車スペースとの双方に配設された横行ガイド
によって横行自在に支持されているから、その移動は、
極めて円滑である。なお、パレットを駐車スペースから
牛ヤリッジに移載するときにおいても、パレットは、同
様に、横行ガイドによって支持されるから、キャリッジ
には、不要なねじりモーメントは全く荷重されない。

移載装置が横行ガイドに沿って移動する係合部材を備え
るときは、これにより、パレットをキャリッジから駐車
スペースに向けて押し出し、また、逆に、駐車スペース
からキャリッジに向けて引き出すことができる。

また、移載装置がスライドフレームを介してキャリッジ
に搭載されるときは、スライドフレームが横行可能なの
で、キャリッジに対するパレットの横行ストロークを大
きくとることができる。

なお、キャリッジと駐車スペースとに、係脱自在の位置
決め部材を備えれば、キャリッジに積載され、または、
駐車スペースに収容されているパレットが、不用意に移
動することを有効に防止することができる。

実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。

立体駐車装置は、キャリッジ１０と、キャリッジ１０の
昇降路Ａに沿って、多段に配設した駐車スペースＳＳＳ
・・・とを備えてなる（第１図、第２図）。

キャリッジ１０は、形鋼を枠形に組み立てたキャリッジ
本体１１に、スライドフレーム２０を横行可能に搭載し
、さらに、スライドフレーム２０を駆動するための駆動
装置１２を組み込んでなる。

キャリッジ本体１１は、左右のフレーム１１ａ１１１ａ
と、前後の７Ｌ／−ムｌｌｂ、ｌｌｂと、前後のフレー
ムｌｌｂ、ｌｌｂ上に立設した各一対のフレーム１１Ｃ
％１１Ｃ・・・と、フレーム１１Ｃ１１１ｃの上端を連
結するフレーム１１ｄ、ｌｌｄとからなる。

駆動装置１２は、一方のフレームｌｌａの内側に沿って
配設されている。駆動装置１２は、フレームｌｌａに固
定したモータ１２ａと、チェーン１２ｂを介してモータ
１２ａに連結された駆動軸１２ｃと、駆動軸１２ｃの両
端のチェーン１２ｄ１１２ｄを介して駆動軸１２ｃに連
結したピニオン１２ｅ、１２ｅとを備えている。ただし
、駆動軸１２Ｃ１ピニオン１２ｅ、１２ｅは、それぞれ
フレームｌｌａに固定した軸受Ｂｌ　、Ｂｌ　、Ｂ２、
Ｂ２・・・によって回動自在に支持されている。また、
７Ｌ／−ム１１　ａ　ｓ　１１　ａの各内側には、軸受
Ｂ２、Ｂ２・・・、Ｂ３　、Ｂ３・・・を介して、各一
対のつば付きのローラ１２ｆ、１２ｆが回動自在に軸着
されている。ただし、ピニオン１２ｅ、１２ｅ側のロー
ラ１２ｆ、１２ｆは、それぞれ、ピニオン１２ｅと同軸
に、軸に対して回動自在に装着されているものとする（
第１図の二点鎖線、第３図）。

前後のフレームｌｌｂ、ｌｌｂの各内側には、フレーム
ｌｌａ、ｌｌａ上に固定した台座１１ａｉｌｌａｌ・・
・を介して、一対の横行ガイド１３．１３が取り付けら
れている（第１図）。各横行ガイド１３は、上方に開口
するチャンネル状部材によって形成され、外周部が上方
に突出するローラ１３ａ、１３ａ・・・が回動自在に装
着しである。

キャリッジ１ｏは、７１／−Ａｌ　１　ｄ、　１１　ｄ
ニ連結したローラチェーンＴｌ　、ＴＩ・・・を介して
、昇降路Ａの上方の昇降装置Ｔによって昇降自在に吊下
されている（第２図）。なお、キャリッジ１０と昇降路
Ａとには、図示しないガイドローラと昇降ガイドとが配
設され、両者が係合することにより、キャリッジ１０は
、その昇降時に、水平方向の不要な動きを規制されるも
のとする。

スライドフレーム２０は、キャリッジ１０に搭載されて
おり、本体２１と、移載装置２２と、位置決め機構２３
．２３とを備えている（第１図）。

本体２１は、左右のフレーム２１ａ、２１ａと、これら
を梯子状に連結するフレーム２１ｂ、２１ｂ・・・とか
らなる。

移載装置２２は、本体２１の前側のフレーム２１ｂに固
定したモータ２２ａと、前側と後側のフレーム２１ｂ、
２１ｂに沿って配設したローラチェーン２２ｂ、２２ｂ
と、ローラチェーン２２ｂ、２２ｂを連動させる連結軸
２２ｄとを備えている（第１図、第３図）。前側のロー
ラチェーン２２ｂは、左右のガイドスプロケット２２ｂ
１．２２ｂｌ　、中央部のテンションスプロケット２２
ｂ２．２２ｂ２を介してモータ２２ａの出力軸に無端に
掛は渡され、また、後側のローラチェーン２２ｂは、左
右のガイドスプロケット２２ｂ１．２２ｂ１に掛は渡さ
れている。ただし、各左側のガイドスプロケット２２ｂ
ｌ　、２２ｂｌは、連結軸２２ｄの両端部に固定されて
いる。各ローラチェーン２２ｂには、一対の係合部材２
２Ｃ，２２Ｃが外側に向けて装着されている。

位置決め機構２３．２３は、それぞれ左右のフレーム２
１ａ％２１Ｈに沿って配設されている（第１図、第４図
、第６図つ。各位置決め機構２３は、フレーム２１ａの
両端部内側に取り付けた位置決め部材２３ａＮ　２３ａ
と、モータ２３ｂと、モータ２３ｂに連結したアーム２
３ｃと、ローラ２３ｄ、２３ｄを介して、位置決め部材
２３ａ、２３ａとアーム２３ｃの両端部とを連結するワ
イヤ２３ｅ、２３ｅとを備えている。なお、位置決め部
材２３ａ、２３ａは、ホルダ２３ｆ１２３ｆに摺動自在
に挿入されるとともに、圧縮ばね２３ｇ、２３ｇによっ
て上方に付勢され、一方、アーム２３ｃは、モータ２３
ｂによって水平位置と垂直位置く第４図の実線と二点鎖
線）との間を揺動し、これに対応して位置決め部材２３
ａ、２３ａは、係合位置と退避位置（同図の実線と二点
鎖線）との間を上下することができる。

スライドフレーム２０は、キャリ、ノジ１０の４隅に配
設されたピニオン］、　２　ｅ、１２ｅ、ローラ１２ｆ
、１２ｆ・・・を介して、キャリッジ１０に対し、横行
自在に搭載されている（第１図、第３図）。すなわち、
本体２１の前後のフレーム２１ｂ、２１ｂは、それぞれ
牛ヤワッジ１０のローラ１２ｆ、１２ｆによって案内さ
れ、また、本体２１の下面には、前後のフレーム２１ｂ
、２１ｂと平行し、ピニオン１２ｅ、１２ｅに対して上
方から噛合するラック２１ｃ、２１ｃが付設されている
。

本体２１の前後のフレーム２１ｂ、２１ｂには、前方と
後方とに突出する解除部材２１ｄ、２１ｄ・・・が、楔
形の先端を外側に向けて固定されている（第１図）。

各駐車スペースＳには、キャリッジ１０の横行ガイド１
’３．１Ｂに対応する一対の横行ガイド３１．３１が設
けである（第１図、第７図）。横行ガイド３１は、横行
ガイド１３と同様に、チャンネル状部材の開口部に、ロ
ーラ３１ａ、３１ａ・・・を回動自在に装着してなる。

ただし、横行ガイド３１．３１の後端側には、緩衝部材
３１ｂ、３１ｂが装着され、さらに、両者を連結するよ
うにしてストッパボード３２が取り６付けられている。

各横行ガイド３１の前端部には、位置決め部材３２ａが
配置されている（第１図、第５図、第６図）。位置決め
部材３２ａは、長孔３２ｂ１を有するホルダ３２ｂに、
圧縮ばね３２ｃを介して摺動自在に挿入され、一体のカ
ムフォロワ３２ａ１を長孔３２ｂ１から突出している。

各位置決め部材３２ａは、スライドフレーム２０の解除
部材２１ｄと対応しており、解除部材２１ｄが前進して
カムフォロワ３２ａ１に乗り上げることにより、位置決
め部材３２ａを下方に押し下げるようになっている（第
５図（Ｂ））。

このような立体駐車装置において使用するパレッ）、Ｐ
ＳＰ・・・は、駐車スペースＳ、、Ｓ・・・の数だけ用
意され（第２図）、それぞれ長方形の板状に形成され、
その上面には、自動車を積載することができる。

パレットＰは、その下面に、一対のガイド部材Ｐｉ、Ｐ
Ｉと、突片Ｐ２　、Ｐ２・・・、Ｐ３、Ｐ３・・・と、
係止部材Ｐ４、Ｐ４・・・とを備えている（第１図、第
６図、第７図）。

ガイド部材ｐｉ　、ｐｉは、下方に開口するチャンネル
状部材によって形成され、パレッ）Ｐの前後両端部にあ
って、キャリッジ１０と駐車スペースＳとの横行ガイド
１３．１３．３１．３１に対応している（第１図、第３
図）。すなわち、パレットＰは、ガイド部材Ｐａ、Ｐｉ
が横行ガイド１３．１３に対応するようにして、スライ
ドフレーム２０を介してキャリッジ１０上に積載するこ
とができ、このとき、突片Ｐ２、Ｐ２・・・は、スライ
ドフレーム２０の位置決め部材２３ａ、２３ａ・・・に
よって外側から規制されるものとする（第６図）。さら
に、突片Ｐ３、Ｐ３・・・は、パレットＰを駐車スペー
スＳ内の横行ガイド３１．３１上に収容したとき、その
左右方向の一対が、位置決め部材３２ａｓ　３２ａによ
って固定される。

係止部材Ｐ４、Ｐ４・・・は、移載装置２２の係合部材
２２ｃ、２２ｃ・・・と係合するようになっている（第
３図、第７図）。ただし、係止部材Ｐ４、Ｐ４・・・の
配設位置は、第７図の右側の駐車スペースＳと、左側の
駐車スペースＳとに収容するパレットＰＳＰについて対
称形に異ならせであるものとし、キャリッジ１０に対し
て前後方向に偏って配置されている移載装置２２のロー
ラチェーン２２ｂ、２２ｂに対し、それぞれ、昇降路Ａ
側の一対のみが対応している。すなわち、いずれのパン
ツｈＰ、Ｐにおいても、昇降路Ａ側の係止部材Ｐ４　、
Ｐ４のみがローラチェーン２２ｂ、２２ｂに対応してお
り、しかも、各パレットＰは、係止部材Ｐ４　、Ｐ４・
・・を含む全体構造が、その機械的な寸法中心に関して
点対称に形成されている。そこで、パンツ）Ｐ、Ｐは、
それぞれ１８０°水平回転して、キャリッジ１０、駐車
スペースＳＳＳ・・・に配置した場合においても、各部
材の相対位置関係は、回転前と全く同様になるものとす
る。

いま、特定の駐車スペースＳに自動車を収容する場合を
考える（第２図）。ただし、この駐車スペースＳに対応
するパレ・ソトＰが、キャリ・ノジ１０を介して地表階
ＧＬにセ・ソトされた時点から説明を始める。

まず、地表階ＧＬのパレットＰに自動車を積載し、つづ
いて、ターン装置Ｒを利用し、キナ１ルソジ］０とスラ
イドフレーム２０の中央を貫通するようにしてパンツｌ
−Ｐを下方から突き上げて地表階ＧＬから浮上させた上
、９０°水平回転し、その後ターン装置Ｒを下降させて
、ノ寸し・ソトＰをキャリッジ１０の横行ガイド］３．
１３上に積載する。つづいて、スライドフレーム２０の
位置決メ部材２３ａ、２３ａ・・・を係合位置に突出さ
せて突片Ｐ２　、Ｐ２・・・に係合させることにより、
キャリッジ１０上のパンツｌ−Ｐを固定する。

昇降装置Ｔを駆動してキナ１月ノジ１０を上昇させ、駐
車スペースＳの横行ガイド３１．３１に対し、キャリッ
ジ１０の横行ガイド１３．１３が同レベルに位置する高
さにキャリ・ソジ１０を停止させる（第８図（Ａ）、た
だし、同図には、横行ガイド１３．１３は図示されてい
ない）。なお、このとき、キャリッジ］Ｏと横行ガイド
３１．３１との間には、キャリッジ１０が昇降するため
の隙間りが形成されている。

そこで、キャリッジ１０の駆動装置１２を駆動すれば、
ピニオン１２ｅ、１２ｅ、ラック２１ｃ、２１ｃを介し
て、スライドフレーム２０を横行させることにより、そ
の一部を駐車スペースＳ内に進出させることができろく
同図（Ｂ））。このとき、パレットＰの突片Ｐ２、Ｐ２
・・・には、スライドフレーム２０の位置決め部材２３
ａ、２３ａ・・・が係合しているから、パレットＰは、
スライドフレーム２０と一体になって横行することがで
きる。

なお、スライドフレーム２０が横行すると、スライドフ
レーム２０の前後一対の解除部材２］−ｄ、２１ｄが、
横行ガイド３１．３１の位置決め部材３２ａ、３２ａに
係合してこれを押し下げるから、パレットＰは、何らの
支障もな（、前進することができる。

つづいて、位置決め部材２３ａ、２３ａ・・・のうち、
自動車を入庫しようとする駐車スペースＳ側の一対のみ
を退避位置に駆動して、突片Ｐ２、Ｐ２との係合を解除
した上、移載装置２２を駆動すると、ローラチェーン２
２ｂ、２２ｂが回転し、係合部材２２Ｃ１２２ｃ・・・
を同図の矢印に８方向に走行させることができる。ロー
ラチェーン２２ｂ、２２ｂは、パレットＰの一対の係止
ｉ材Ｐ４、Ｐ４に対応しているから、係合部材２２ｃ、
２２Ｃは、係止部材Ｐ４、Ｐ４に係合することができ、
さらに係合部材２２Ｃ１２２Ｃを走行させると、パレッ
トＰを駐車スペースＳの横行ガイド３１．３１上に押し
出して、パレットＰを駐車スペースＳに移載することが
できる（同図（Ｃ））。なお、パレットＰの前進限は、
緩衝部材３１ｂ、３１ｂ、ストッパボード３２によって
規制される。

その後、駆動装置１２により、スライドフレーム２０を
キャリッジ１０の直上位置に戻しく同図（Ｄ））、係合
部材２２Ｃ１２２Ｃを同図の矢印に４方向に走行させて
、初めの位置に戻す。位置決め部材３２　ａ、　３２　
ａは、スライドフレーム２０が後退することにより、解
除部材２１ｄ１２１ｄとの係合が解除されて上昇し、横
行ガイド３１．３１上のパレットＰに対し、その突片Ｐ
３、Ｐ３と係合する。よって、パレットＰは、駐車スペ
ースＳ内において、安定に固定することができる。

キャリッジ１０上のパレットＰを駐車スペースＳに移載
する一連の動作は、パレッ）Ｐを支持する横行ガイド１
３．１３．３１．３１が直線状に配設され、しかも、両
者にはローラ１３ａ、１３ａ・・・、３１ａ、３１ａ・
・・が装着されているから、その全行程は、極めて円滑
に行なうことができる。

加えて、移載中のパレッ）Ｐと自動車との全重量は、横
行ガイド１３．１３．３１．３１によって、常に下方か
ら支えられることになり、したがって、キャリッジ１０
に対しては、不要なねじりモーメントが作用するおそれ
がない。

駐車スペースＳからキャリッジ１０上にパレットＰを移
載するには、前回の動作と逆の手順をとる。すなわち、
まず、スライドフレーム２０を横行して（第９図（Ａ）
、（Ｂ））、位置決め部材３２ａ、３２ａを下降させ、
ノくし・ソトＰの固定を解除する。つづいて、移載装置
２２を駆動して係合部材２２ｃ、２２Ｃを同図の矢印に
５方向に走行させ、横行ガイド３１．３１上のパレット
Ｐを横行ガイド１３．１３上に移動する（同図（Ｃ）、
（Ｄ））。そこで、位置決め部材２３ａ、２３ａ・・・
によってパレットＰを固定した上、スライドフレーム２
０を逆に横行し、さらに、係合部材２２ｃ、２２ｃを同
図の矢印に６方向に走行させて元に戻せば、移載動作を
完了することができる。ただし、このときの位置決め部
材２３ａ、２３ａ・・・も、パレッ）Ｐの行き過ぎを防
止するために、出庫しようとする駐車スペースＳと反対
側の一対は、パレットＰを移動させるに先き立って、あ
らかじめ係合位置に駆動しておくものとし、駐車スペー
スＳ側の一対は、パレットＰの移動後、係合位置に駆動
して、パレットＰの固定を完成するものとする。

他の実施例 スライドフレーム２０に代えて、補助移載装置２４を使
用することができる（第１０図、第１１図）。このとき
、移載装置２２は、直接キャリッジ１０上に搭載し、そ
の中間部に補助移載装置２４を搭載する。

補助移載装置２４は、両端部に起倒自在のフック部材２
４ａ、２４ａを有するラック２４ｂと、ラック２４ｂを
駆動するピニオン２４ｃ付きのモータ２４ｄとからなり
、フック部材２４ａ、２４ａは、それぞれ、たとえばロ
ータリソレノイドのような駆動機構２４ａ１を介して回
転駆動することにより、起立姿勢と、水平姿勢とをとる
ことができる（第１１図）。また、ラック２４ｂは、モ
ータ２４ｄを正逆に駆動することにより、キャリッジ１
０の左右方向に、それぞれ、少なくとも隙間りに相当す
るだけ突出させることができる（第１０図の二点鎖線）
。また、パレッ）−Ｐの下面には、フック部材２４ａ、
２４ａに係合する別の突片Ｐ５　、Ｐ５を配設しておく
。

キャリッジ１０上のパレットＰを駐車スペースＳ内に移
載するには、まず、移載装置２２を駆動して係合部材２
２ｃ、２２ＣをパレットＰの突片Ｐ４　、Ｐ４に係合さ
せ、パレットＰを前進させる。

このとき、係合部材２２ｃ、２２Ｃが前進限に到達して
も、パレットＰは、なお、隙間りに相当するだけ移動ス
トロークが不足するから（第１０図）、その後、フック
部材２４ａを起立させた上、ラック２４ｂを前進させ、
パレットＰを所定位置にまで完全に押し込むことができ
る（第１１図の二点鎖線）。

駐車スペースＳ内のパレットＰをキャリッジ１０上に移
載するときは、まず、フック２４ａを水平姿勢に倒した
上、フック２４ａが突片Ｐ５の位置を越えるまで、ラッ
ク２４ｂを駐車スペースＳに向けて突出させる。その後
、フック２４ａを起立させてラック２４ｂを後退させれ
ば、／　Ｎ＋し、。

トＰをキャリッジ１０に向けて引き出すことができ、以
後、移載装置２２により、キャリッジ１０上の所定位置
にまでパレッ）Ｐを水平移動すればよい。このときの補
助移載装置２４は、駐車スペースＳ内に収容したパレッ
）Ｐの下方に差し入れる必要があるから、その高さ寸法
は、横行ガイド３１．３１より低くして、不要なデッド
スペースを極小にすることが好ましい。

発明の詳細 な説明したように、この発明によれば、キャリッジと駐
車スペースとに、パレットを横行自在に支持する横行ガ
イドを設けることにより、移載中のパレットと自動車と
の全重量を横行ガイドによって支持し、キャリッジに作
用する不要なねじりモーメントを有効に排除することが
できるので、キャリッジの構造を簡略化し、キャリッジ
の高い動作信頼性を実現することができる上、駐車スペ
ース内のパレットの下方にフォーク装置を差し込むため
のデッドスペースを設ける必要がないから、建物高さの
有効利用率を改善し、自動車の収容台数を増大すること
ができるという極めて優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第９図は実施例を示し、第１図は要部分解
斜視説明図、第２図は全体模式図、第３図は第１図のＸ
−Ｘ線矢視相当の断面説明図、第４図と第５図（Ａ）、
（Ｂ）は要部拡大説明図、第６図と第７図は要部平面模
式図、第８図（Ａ）ないしくＤ）と第９図（Ａ）ないし
くＤ）は動作説明図である。 第１０図と第１１図は他の実施例を示し、第１０図は要
部斜視説明図、第１１図は要部拡大説明図である。 Ｐ・・・パレット Ｓ・・・駐車スペース Ａ・・・昇降路 １０・・・キャリッジ １３．３１・・・横行ガイド ２０・・・スライドフレーム ２２・・・移載装置 ２２ｃ・・・係合部材 ３ａ１ ３２ａ・・・位置決め部材 特 許 出 願 人 日成ビルド工業株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）昇降自在のキャリッジと、該キャリッジの昇降路に
   沿って多段に配設した駐車スペースとを備えてなり、前
   記キャリッジと駐車スペースとには、それぞれパレット
   を横行自在に支持する横行ガイドを設けるとともに、前
   記キャリッジには、該キャリッジと前記駐車スペースと
   の間にパレットを受け渡す移載装置を搭載することを特
   徴とする立体駐車装置。 ２）前記移載装置は、パレットに係合する係合部材を備
   え、該係合部材は、前記キャリッジ側の横行ガイドに沿
   って移動することを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の立体駐車装置。 ３）前記移載装置は、前記キャリッジ上に横行可能に搭
   載したスライドフレームを介して前記キャリッジに搭載
   することを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２
   項記載の立体駐車装置。 ４）前記キャリッジと駐車スペースとには、パレットに
   対して係脱自在の位置決め部材を備えることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか記載の
   立体駐車装置。