JPH04269792A - マトリクス表示装置の駆動方法及びこの方法で動作し得るマトリクス表示装置 - Google Patents

マトリクス表示装置の駆動方法及びこの方法で動作し得るマトリクス表示装置

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JPH04269792A
JPH04269792A JP3322089A JP32208991A JPH04269792A JP H04269792 A JPH04269792 A JP H04269792A JP 3322089 A JP3322089 A JP 3322089A JP 32208991 A JP32208991 A JP 32208991A JP H04269792 A JPH04269792 A JP H04269792A
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JP3322089A
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Alexander D Annis
アレキサンダー デビッド アニス
Alan G Knapp
アラン ジョージ ナップ
Jeremy N Sandoe
ジェレミイ ノエル サンドウ
Peter B A Wolfs
ピーター バス アントン ウルフス
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Philips Gloeilampenfabrieken NV
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2つの支持板間に挟持
された電気光学表示媒体と、これら支持板の対向表面上
に設けられた電極によりそれぞれ構成された行列配置の
表示素子のアレーと、一群の行及び列導体とを具え、各
表示素子を関連する行及び列導体間に2端子非線形スイ
ッチング装置と直列に接続し、各表示素子行を行アドレ
ス期間中行導体に供給される行信号波形の選択信号によ
り選択すると共にデータ信号を列導体を経て行アドレス
期間の一部分中供給して、これら選択信号及びデータ信
号により表示素子に表示用の動作レンジで電圧を発生さ
せ、行アドレス期間の残部中列導体に基準電位を供給す
るようにしたマトリクス表示装置の駆動方法に関するも
のである。
【0002】本発明はこの方法で動作し得るマトリクス
表示装置にも関するものである。上述のタイプのアクテ
ィブマトリクス表示装置は、液晶材料、電気泳動懸濁液
及びエレクトロクロミック材料のような受動電気光学表
示媒体を用いてビデオ、例えばTV画像を表示するのに
好適であるが、これは文字数字情報を表示するのに用い
ることもできる。
【0003】
【従来の技術】2端子非線形スイッチング装置を用いる
液晶表示装置の慣例の駆動方法では、選択期間(TV表
示の場合にはTVライン期間の最大値に対応する)中行
導体に選択電圧を供給し、この行導体と関連するスイッ
チング装置をそれらの特性の充電領域で動作させて関連
する表示素子の容量をこのとき列導体に存在するデータ
信号電圧に応じた表示電圧に急速に充電させる。発生す
る表示電圧は画像表示に用いる所定の動作電圧レンジ内
に位置し、このレンジは液晶表示装置の場合には液晶材
料の透過率/電圧特性の遷移レンジの下限値及び上限値
(一般にしきい電圧及び飽和電圧と称されている)を有
し、これらの限界値では表示素子は2つの支持板上の関
連する偏光子と検光子の相対的な偏光状態に応じてほぼ
最大及び最小透過率又は最小及び最大透過率を示す。選
択期間の終了時に行導体電圧を所定の低いホールド値に
下げ、この行が次にアドレスされるまでの期間中のこの
スイッチング装置両端間の平均電圧を最低にする。理想
的な状態を仮定すると、このホールド電圧は表示素子の
飽和電圧及びしきい電圧の実効値の平均に等しくする。
【0004】US−A−4892389号に開示された
既知の駆動方法では、スイッチング装置の容量により生
ずる垂直クロストークを低減するために表示素子のアド
レス期間を短くしている。スイッチング装置の容量のた
めに表示素子の電圧が他の表示素子に予定されたデータ
信号電圧によりフィールド周期に亘って変化し得る。こ
のクロストークの低減はデータ電圧が列導体に供給され
る時間長をビデオ信号により決まる使用可能ライン期間
の一部分に減少させることにより達成することができる
。ライン期間の残部中は列電圧を一定の基準電圧レベル
に戻す。同時に行選択期間をデータ信号の持続時間より
長くならないように短くする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような駆
動方法では、この場合に限らないがスイッチング装置が
MIMである場合に問題が発生し得る。行選択期間の短
縮は、表示素子の容量を短い時間で充電する必要がある
ことを意味し、これは一層大きな選択電圧を使用する必
要があることを意味する。これはスイッチング装置のピ
ーク電流密度の増大を生じ、大きく増大すればスイッチ
ング装置の損傷、場合によっては破壊を生じ得る。
【0006】本発明の目的は、クロストーク効果をスイ
ッチング装置が損傷する惧れを少なくともある程度避け
ながら低減し得るよう改良したマトリクス表示素子の駆
動方法及びこの方法で動作し得るマトリクス表示装置を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、頭書に記載し
たマトリクス表示装置の駆動方法において、各表示素子
行に対し行選択信号をデータ信号の供給前であって基準
電位の供給中に開始させて表示素子を最初に動作電圧レ
ンジの下端に近いレベルに充電させ、斯かる後に供給デ
ータ信号に応じた所要のレベルに充電させるようにした
ことを特徴とする。
【0008】従って、各行のアドレス時に各行の表示素
子が行アドレス(選択)期間の第1部分中に、好ましく
は動作電圧レンジの下端に近いがこれより低い予備レベ
ルに充電され、次いでこれら表示素子の充電電荷がアド
レス期間の残部中にデータ(ビデオ)信号の供給により
変更されてデータ信号のレベルに応じた所要の表示レベ
ル、例えばグレースケールを発生する。
【0009】この方法は重要な利点を提供する。クロス
トーク効果を低減する既知の方法と同様に、データ信号
を行選択に使用し得るアドレス期間の一部分中のみ供給
し、通常使用されているデータ信号より短い持続時間に
なるので垂直クロストークの低減を達成することができ
る。更に、データ信号の供給前に表示素子を予備充電す
ることにより非線形スイッチング装置を流れるピーク電
流密度が比較的低いレベルに維持される。従って、大ピ
ーク電流密度による非線形スイッチング装置の損傷の惧
れがなくなると共に表示素子の寸法の選択の自由度が大
きくなる。その理由は非線形スイッチング装置の物理的
特性についての制約が緩和されるためである。この後者
の利点と非線形スイッチング装置としてMIMを用いる
表示素子に対し特に重要である。しかし、この方法は当
該技術分野において既知の他のタイプの2端子非線形ス
イッチング装置、例えばダイオードリング、バック・ツ
ー・バックダイオード、或いはPIP又はNINダイオ
ード構造を用いる表示装置に適用することもでる。
【0010】表示素子を初期充電するレベルは電気光学
表示媒体の透過率/電圧特性の遷移レンジの下端、例え
ば液晶表示素子の場合にはしきい電圧に近い値にするの
が好ましい。
【0011】液晶材料を用いる表示装置においては表示
素子に印加する電圧を周期的に反転させて液晶材料間に
正味の直流電圧が現われるのを素子して材料の劣化を生
じないようにするのが一般的である。この目的のために
、表示素子両端間に印加される電圧の極性を所定のイン
ターバルで反転させ、通常各ライン毎(ライン反転)、
2ライン毎(ダブルライン反転)、或いはフィールド毎
(フィールド反転)に反転させる。
【0012】行信号波形は、極性が周期的に反転するホ
ールド信号部により分離された一連の選択信号を具え4
レベル波形を成す既知のタイプのものとすることができ
る。
【0013】本発明の一実施例では、基準電位を選択信
号及びデータ信号の周期的反転に従って2つの所定のレ
ベル間で周期的に切り換えるのが好ましい。ライン反転
、ダブルライン反転及びフィールド反転駆動方法に対し
ては基準レベルを1ラインごとに、2ラインごとに及び
1フィールドごとに切り換える。2つの所定の基準レベ
ルは表示素子の両端間の最小の動作電圧を発生するデー
タ信号の絶対値に対応し、即ち動作レンジ即ち遷移レン
ジの下端レベルにほぼ対応する電圧を表示素子の両端間
に発生するデータ信号の絶対値に対応する。ねじれネマ
チック液晶材料を用い、偏光子と検光子を具え、透過モ
ードで動作する表示装置では、この値のデータ信号は偏
光子と検光子が交差配置の場合にはピーク白、即ち最大
透過率を発生し、偏光子と検光子が平行配置の場合には
黒、即ち最大吸収率を発生する。このように基準レベル
を切り換えることによって、単一基準レベルを用いる際
に表示素子がこの単一基準電位のレベルに向かって予備
充電することにより発生し得る問題を克服することがで
きる。
【0014】また、選択信号の立ち上がりを、列導体電
圧が基準電位からデータ信号へ変化する前に少なくとも
ほぼ完了させるのが好ましい。こうして選択信号の立ち
上がりを列導体電圧の遷移より所定の短時間前に開始さ
せる。この予備充電期間中、表示素子はその動作電圧レ
ンジの下端に向かって充電される。予備充電期間は行選
択信号の立ち上がり時間にほぼ等しい最小値と列導体の
データ信号の持続時間に等しい最大値との範囲内に選択
するのが最も有効である。
【0015】本発明はEP−A−0362939号に開
示されている種類の駆動方法にも適用することができる
。この駆動方法では行信号波形を5レベルにすると共に
アレー内の2端子スイッチング素子の不均一動作を補正
するためにリセット信号を用いている。これがため、こ
の駆動方法を用いる本発明の他の実施例では各行導体に
供給される行信号波形を、その行の表示素子を少なくと
も動作電圧レベルの上端まで充電するリセット信号部と
、これに続いてこれら表示素子を供給データ信号に応じ
て動作電圧レンジ内のレベルにセットするセット信号部
とを具える第2選択信号を含むものとし、且つ各表示素
子行に対しセット信号部をデータ信号の供給前であって
基準電位の供給中に開始させてこれら表示素子をリセッ
ト信号部により得られたレベルから動作電圧レンジの上
端に近いレベルに充電して戻すようにする。これにより
、このような5レベル行信号波形に含まれる3つの比較
的大きな遷移のうち2つの遷移中にスイッチング装置を
流れる電流の低減が得られ、スイッチング装置の損傷が
避けられる。最初に述べた選択信号及び前記セット信号
部に対し用いる基準電位は列導体に供給される順次のデ
ータ信号間のそれぞれのインターバルにて各列導体に供
給するのが好ましい。3つの全ての遷移においてスイッ
チング装置が損傷する可能性を低減するには、リセット
信号部を前の表示素子行に予定されたデータ信号が列導
体に供給される前であって列導体に他の基準電位が供給
される間に開始させて当該行の表示素子を動作電圧レン
ジの下端に近いレベルに充電させ、斯かる後に前記レン
ジの少なくとも上端に充電させるようにする。この場合
には最初に述べた選択信号及び前記リセット信号部に対
し用いる基準電位は列導体に供給される順次のデータ信
号間のインターバルにて各列導体に連続的に供給するの
が好ましい。
【0016】本発明の他の特徴は、間に電気光学表示媒
体を挟持した2つの支持板の対向表面上に設けられた電
極により構成された行列配置の表示素子のアレーと、一
群の行及び列導体とを具え、各表示素子は関連する行及
び列導体間に非線形スイッチング装置と直列に接続され
、更に各行アドレス期間中各行導体に選択信号を供給す
ると共に行アドレス期間の一部分中列導体にデータ信号
を供給する行ドライバ及び列ドライバ回路を具え、これ
ら選択信号及びデータ信号により表示素子に表示用の動
作レンジ電圧を発生させ、列ドライバの回路は行アドレ
ス期間の残部中基準電位を発生するよう構成されたマト
リクス表示装置において、行選択信号を列ドライバ回路
により供給されるデータ信号の開始の所定時間前であっ
て列導体への基準電位の供給中に開始させるように構成
し、列ドライバ回路により供給される基準電位により当
該行の表示素子がデータ信号の供給前にそれらの動作電
圧レンジの下端に向かって充電されるようにしたことを
特徴とするマトリクス表示装置を提供することにある。
【0017】
【実施例】図面は線図的に描いており、スケール通りに
表示されていない。また、全図面を通して同一符号は同
一又は類似の部材を図示している。
【0018】図1又は2を参照する。表示装置はビデオ
画像、例えばTV画像を表示するように構成されており
、アクティブマトリックス液晶表示パネル10を含み、
このパネルはr行で構成され各行はS個の表示素子12
を有している。図2においては数個の表示素子だけを図
示したが、実際には表示素子の全数は数10万個にする
ことができる。透過モードで作動するパネル10は例え
ばガラスからなる2個の透明絶縁性支持プレート14及
び15を有し、これら支持プレート間にツウィスデドネ
マティック液晶材料16を配置する。2個の支持プレー
ト14及び15の互いに対向する面は電気的及び化学的
に絶縁性の層17及び18を形成する。一般的な場合、
支持プレートの外側面には偏光層(図示せず)を形成す
る。プレート14は透明導電性材料から成る一般的に矩
形の表示素子電極20の行列アレイ及び1組の行導体2
2を支持する。行導体22は表示素子電極20から離間
すると共に互いに隣接する表示素子列間の全長に亘って
延在する。行中の各表示素子電極20は双方向非線形抵
抗素子30(図1においては図示しない)を介して関連
する行導体に接続する。この非線形抵抗素子30はほぼ
対称的な閾値特性を有し、スイッチとして機能し、本例
ではMIMで構成する。
【0019】プレート15は透明導電性材料から成る1
組の細条状列導体24を支持し、これら列導体の各々は
表示素子電極20の各列に亘って延在する。少なくとも
これら列導体は電極と重畳する位置において、列導体2
4は電極20と同様な幅を有し、この部分は対向表示素
子電極を構成する。従って、各表示素子12は間に液晶
材料が配置されている2個の離間した電極で構成され、
関連する行及び列間のMIMに電気的に直列に接続され
る。尚、別の形態として、MIMを表示素子と列導体と
の間に接続することもできる。
【0020】2個のプレート14及び16上に形成した
層の表面にLC配向層25及び26を既知の方法で形成
する。
【0021】既知の表示装置と同様に、行導体22は走
査電極として作用し行駆動回路40により制御され、こ
の行駆動回路から各行アドレス期間中に順次各行導体2
2に選択信号を供給する。タイミング兼制御回路42に
より選択信号と同期して、ビデオ処理回路50の出力部
に接続した列駆動回路43から列導体24にデータ信号
を供給する。そして、走査されたとき行導体22と関連
する表示素子列からの信号により画像表示を行う。これ
らのデータ信号はビデオ情報を含み直列−並列変換され
たTVラインをサンプリングすることにより得られる。 選択信号電圧及びデータ信号電圧が供給されると、ある
列の表示素子の光透過性が制御されて所望の可視表示が
行われる。表示素子12は一度に1列がアドレスされ、
表示素子の個々の表示が結合されて1フィールド毎に1
個の完全な画像が形成され、表示素子は順次フィールド
毎に再びアドレスされる。
【0022】典型的な表示素子の透過率(T)/電圧(
VLC)特性を図3にグラフで示す。図3において、直
交偏光子を用いるものとする。或る閾値電圧Vth以下
の電圧においてピークの白色出力を生ずる最大透過率が
生じ、飽和電圧Vsat を超えると透過率は黒色出力
に相当するほぼ最小値になる。中間の範囲(VthとV
sat との間)は表示素子の作動電圧域を構成しグレ
イスケールレベルを表示する透過率域を形成する。平行
偏光子を用いる場合、出力表示画像は、最小透過率(黒
色)に対応する電圧Vthと最大透過率(白色)に対応
する電圧Vsat が反転する。
【0023】2端子型の非線形抵抗素子30の電圧/導
電率特性は双方向性であり、零電圧に対してほぼ対称で
あるから、走査信号電圧及びデータ信号電圧の極性を周
期的に反転することにより、表示素子両端間の正味の直
流バイアスは解消される。この反転は1ライン毎に、2
ライン毎に又は1フィールド毎に実行することができ、
これらの反転方式は一般的にライン反転、二重ライン反
転及びフィールド反転とそれぞれ称されている。表示素
子がアドレスされる毎に、順次フィールド中で印加電圧
の極体が反転される。
【0024】上述した実施例ではMIMを用いたが、こ
の代わりに例えばバッタ対バック型ダイオード、ダイオ
ードリング、n−i−n又はp−−i−n形のダイオー
ド構造体等のような閾値特性を有する他の双方向性非線
形スィッチング装置を用いることもできる。
【0025】表示素子に直列接続したスイッチ素子とし
て2端子型の非線形素子を用いるアクティブマトリック
ス液晶表示装置は一般的に周知であり、このような型式
の表示素子に関するすでに発行された参考文献として、
例えばダイオード構造体を用いる米国特許第42233
08 号及び第4642620 号明細書、MIMを用
いる米国特許第413883号及び第4683183 
号明細書があげられる。
【0026】既知の表示装置における行走査は一般的に
図4bに示す信号波形を用いて行われる。図4bにおい
て、(n+1)番目の行の電圧VR は、大きさがVS
 で、例えばパルシステムの場合64μ秒のTVライン
期間Tlに相当する期間の行選択信号部分とこの信号部
分に直ちに後続すると共にフィールド期間の残りの部分
に相対し行選択信号部分よりも低い同一極性の電圧で、
大きさがVh のホールド信号部分とを有している。こ
の場合、この表示装置はフィールド反転により駆動され
るので、ボールド信号部分及び行選択信号部分は、電圧
Vh + とVh − との間並びにVS + とVS
 − との間でそれぞれ交互に発生する。図4aに示す
ように、列導体に印加される電圧波形VC は各行の表
示素子用のデータ信号を有し、各データ信号は選択信号
にほぼ対応する期間すなわちTVライン期間を有してい
る。
【0027】垂直方向のクロストークを低減するため、
米国特許出願第4892389 号では別の構成列が提
案されており、この米国特許出願の記載内容は参考例と
して参照する。この別の構成例を図5a及び5bに実線
でその波形を示す。これら図5a及び5bは典型的な列
導体用の電圧波形及び行導体用の電圧波形をそれぞれ示
し、これらの相対的タイミングはライン反転駆動を利用
している。この構成において、ビデオ情報を表わすデー
タ信号が列導体に存在する時間長は全ライン期間Tl(
Tl=A+B、図5aの場合)からライン時間の分数F
すなわちF・Tl(=B)だけ減少している。符号Aで
図示されるライン時間の残りの部分(1−F)・Tlに
おいて、列導体電圧は一定の基準電圧レベルV0 に戻
るので、この電圧波形は、一定の基準電圧の期間によっ
て分離されている順次のデータ信号を有する。信号列の
アドレス期間は符号Aで示す基準電圧期間とBで示す後
続するデータ信号の期間とで構成されるので、1個の行
アドレス期間中に部分A及びBが列導体に印加される。 同時に、図5bに実線で示す行選択信号は、時間期間F
・Tlよりも大きくならないように短縮する。このよう
に構成することにより、垂直方向のクロストークを因子
Fだけ減少させることができるので、表示素子の容量に
対するスイッチング素子の比が同一因子分だけ増大する
。しかしながら行選択信号時間が短縮されることは表示
素子の容量を一層短時間で充電する必要があり、より大
きな選択信号電圧VS が必要になることを意味する。 この結果、スイッチング素子のピーク電流密度が増加し
てしまい、スイッチング素子が損傷し又は破壊されるお
それがある。
【0028】本発明による方法を利用すれば、クロスト
ークを低減するために必要な表示素子の充電時間が一層
短くなるように変更できると共に、同時作動期間中にお
ける非線形スイッチング素子のピーク電流密度を比較的
低く押さえることができる。TVライン時間に対応する
有用な行アドレス期間の一部を用いてこの行中の表示素
子を初期レベルに充電し、残りの短い期間にビデオ情報
を加えて必要な画像表示出力例えば適当なグレイスケー
ルを表示する。データ信号の短縮化を利用することによ
り、上述した構成例と同様にクロストークが改善される
。さらに、スイッチング素子におけるピーク電流密度の
低減も達成される。
【0029】上述した目的を達成するため、行駆動回路
40を作動させて行導体22に信号を供給する。この行
導体において、列導体に供給されるデータ信号の開始前
に行選択信号パルスの立上線が発生し、この行アドレス
期間中に基準電位が印加され続ける。簡単な構成として
図5aを参照する。表示素子がデータ信号レベルVn+
1 によって画像表示を行おうとしている行に供給され
る選択信号はAで示す期間中に初期化され、列導体は基
準電位V0 にある。従って図5bに示す選択信号の立
上縁は破線で示すように図面の左側にシフトするので、
この選択信号の後にデータ信号(Vn+1)の立上縁が
続き、この信号パルスの立下縁はそのままの状態に維持
されデータ信号の終端部にほぼ一致する。
【0030】立上縁がシフトするので、行アドレス期間
Tlに関連する表示素子は、はじめに期間A中の電圧レ
ベルV0 により部分的に充電され、次にデータ信号が
期間B中に列導体に供給されると、このデータ信号Vn
+1の電圧レベルにより所望の値に最終的に充電される
【0031】この図5a及び5bに示す簡単化された構
成において、表示素子の予備充電は基準電位V0 の一
定レベルに向かう、レベルV0 は、クロストークの低
減が必要となる既知の構成で決定され、列導体に供給さ
れる信号域の中間に位置するデータ信号レベルと等価な
中間グレイスケールのビデオレベルに対応させる。期間
中に表示素子が初期充電される結果、初期充電期間が適
切な時間長にあるとすれば、表示素子はその作動電圧範
囲の一層低いレベル(白色)にほぼ到達する。本例にお
いて、図3を参照すると、この一層低いレベルは閾値レ
ベルVth、つまり液晶材料の透過/電圧特性の遷移域
の下端に相当する。この予備充電期間に後続するデータ
信号のレベルが一層大きな表示素子電圧に相当する場合
、困難が生ずることなく表示素子の電荷は所望の値まで
増大する。しかしながら、データ信号のレベルがより低
い表示素子電圧に対応する場合、表示素子はこの低い電
圧レベルに放電することはない。この理由は、列導体の
信号中の変化(より低い値への変化)により非線形素子
30がターンオフされるからである。この結果、ビデオ
駆動に対する伝達特性は図6に示す形態の表示素子電圧
となる。尚、図6において、列電圧VC は表示素子電
圧VLCに対して破線で示すように変化する。通常の駆
動方法を用いる場合(図4)、VC とVLCの関係は
図6において実線で図示され、Vth(ピーク白色)か
らVsat (黒色)に亘る表示素子の全作動電圧域に
亘っている。上述した変形された方法を用いれば、VC
 とVLCとの関係は図6の破線に示すように変化し、
図6から明らかなように必要な表示素子電圧域のほぼ半
分は利用されないことになる。
【0032】容易に変形された駆動方法を用いることに
より、ある表示装置における性能及び信頼性を改善でき
る。しかしながら、テレビジョン表示装置のように例え
ばグレイスケールの全範囲が必要な多くの表示装置にお
いては、上述した制約は受け入れられない。このため、
ある好適実施例では、別の変形を取り入れて性能を改善
している。特に、列駆動回路43をを適切に適合させる
ことにより列導体に供給される駆動波形を変形している
。 この列導体に供給される波形の変形例を図7a, b及
びcに示す。図7a, b 及びc はそれぞれライン
反転、ライン二重反転及びフィールド反転による駆動方
式における波形をそれぞれ示す。データ信号が存在しな
いときに期間(1−F)Tlに亘って列導体用の電圧を
単一の一定レベル(V0)に戻す代わりに、基準電位を
2個のレベルV0+ とV0− との間で周期的に変化
させる。図7aに示すライン反転駆動方式の場合列導体
用の電圧信号及びデータ信号はTVライン毎に符号が反
転に基準電圧レベルは各FTV ライン毎に変化する。 図7bの二重反転方式の場合、列導体用の信号及びデー
タ信号は2ライン毎にその符号が変化し、基準レベルは
同様に2ライン毎に変化する。図7cに示すフィールド
反転駆動方式の場合、行導体に印加される信号及びデー
タ信号はフィールドF毎に変化し、基準レベルは各フィ
ールド毎に変化する。尚、f(N) 及びf(N +1
)は順次フィールド期間を表わす。列基準電圧の2個の
レベルV0+ 及びV0− はデータ信号のレベルに対
応し、このデータ信号は表示素子両端間の作動電圧範囲
の最少電圧すなわち Vthを発生する。直交偏光子を
用いる表示装置の場合、このデータ信号のレベルはピー
ク白色表示に対応し、平行偏光子の場合黒色表示に対応
する。
【0033】さらに、前述した実施例において、行選択
信号パルスのタイミングはデータ信号に対して相対的に
決定されていたので、この信号パルスの立上縁は、列導
体電圧が基準レベルからデータ信号レベルに変化する前
に必ず存在している。図8a及び図8bを参照する。図
8a及び8bは、列導体に供給される信号波形 (図8
a) 及び行導体に供給される信号波形 (図8b) 
との間の一例の関係を示す。ライン反転方式の場合、行
選択パルス信号の立上は、列導体の信号遷移から時間Δ
t だけ早く開始する。 この期間Δt 中に表示素子はレベルV0+ によって
決定される作動電圧範囲の最低レベルに向けて充電され
、非線形素子両端間のピーク電圧従ってピーク電流密度
は最小になる。期間Δt の後列導体電圧がビデオ( 
データ) レベルに切り換わると、所望の表示素子電圧
への残りの部分の充電が続ける垂直クロストークの低減
は既知の方式と同様に達成される。この理由は、変化す
るデータ( ビデオ) 電圧はライン時間Tlの分数F
の期間だけ列導体に存在するからである。さらに、表示
素子の予備充電は表示素子の作動電圧範囲の最低レベル
に向けて行われるので、図6に示す列導体電圧と表示素
子電圧との間の関係における非線形性が除去され或いは
少なくとも顕著に減少する。期間Δtが長すぎる場合に
は、残留非線形性が残るおそれがある。逆に、期間Δt
が短すぎると、非線形素子の電流密度が増大してしまう
。従って、期間Δtの好適な有用な範囲は、行選択パル
ス信号の立上時間にほぼ等しい最少値からデータパルス
信号の幅すなわち期間であるF・Tlにほぼ等しい最大
値までとなる。
【0034】図8a及び8bから明らかなように、行選
択パルス信号は、その立下縁が、列導体電圧がデータ信
号から基準電位V0− まで変化する瞬時よりわずかに
前又はその瞬時と同時にし( ただし、その瞬時以後で
はない) に基準ホールドレベルに達する期間とする。 このため、選択信号を列電圧の変化よりも早く終端させ
て傾斜した立下線でしめされるような信号の有限立下時
間に大して許容範囲を設ける。
【0035】図8a及び8bに示す波形の信号を供給し
た場合に行アドレス期間中に表示素子に現れる電圧を図
9に示す。表示素子電圧は期間Δt中に増加し続けレベ
ルV0+ に基づく初期レベルに達する。その後、F 
・Tlの期間中にさらにデータ信号 Vn+1のレベル
によって決定されるレベルまで増大し、その後データ信
号及び選択信号の終端で降下し非線形素子の容量による
容量結合により所望の表示レベルに到達する。行導体信
号波形のホールドレベル Vh + を、当該行が次に
アドレスされるまでフィールド期間の残りの期間に亘っ
て供給する。このホールドレベルは表示素子のrms 
飽和電圧と閾値電圧との平均にほぼ等しい。すなわち、
【数1】Vh =(Vsat +Vth) /2このホ
ールドレベルは、この時間期間中に非線形素子の両端間
に現れる電圧を最小にして、この非線形素子をオフ状態
に維持するように選択されるので、この表示素子電圧は
順次フィールド期間に再び駆動されるまで維持される。 しかしながら、液晶材料は有限の抵抗を有しているので
、電荷リークが生じ表示素子電圧がわずかに減衰する。 この減衰の効果を抑止するため、ホールド電圧レベルを
一定値に維持するのではなく、欧州特許出願第3200
54号に開示されているようにフィールド期間に亘って
変化させることができる。
【0036】図10a は表示素子をその最高レベルに
充電するための行アドレス期間中に非線形素子30に現
れる電圧を示す。比較のため、図10b は表示素子が
既知のクロストーク低減駆動方式で作動する場合におけ
る同一条件の非線形素子の電圧を示す。図面から明らか
なように、非線形素子のピーク電圧 Vp は、本発明
による駆動方式を利用する場合顕著に低減されている。 従って、非線形素子に生ずるおそれのある故障を相当減
少させることができる。
【0037】上述した実施例において、駆動方式は、極
性が周期的に反転する選択信号部分及びホールド信号部
分から成る4個のレベルを有する行信号波形を含んでい
る。本発明は、行信号波形が4個のレベルの駆動方式に
おける選択信号に加えて、行導体に供給されるセット信
号が続くリセット信号の形態の付加的な選択信号を含む
型式の駆動方法にも適用することができる。この駆動方
式において、付加的なリセット信号は表示素子行に対し
て別の選択信号として作用し、表示素子は行アドレス期
間の一部にだけ存在する表示データ信号と共働して所望
の表示素子電圧を形成して所望の画像表示を行なう。こ
のような駆動方式は欧州特許出願第362939号に開
示されており、その開示内容は本願発明の参考とする。 簡単に説明すると、リセット信号は直前にアドレスされ
表示素子行と関連する行アドレス期間中に表示素子行に
供給され、このリセット信号の目的は表示装置のMIM
の作用の非線形性を補正することにある。データ信号と
一緒になって表示素子にある電圧符号の表示素子電圧を
供給するセット信号の発生に先立って、表示素子はリセ
ット選択信号により同一の電圧符号の補助電圧値に充電
又は放電し、この補助電圧は画像表示に用いられる範囲
の限界値又はこれを超えている。この駆動方式の行信号
波形は5個のレベルで構成される。
【0038】図11は上述した型式の駆動方式を用いラ
イン反転モードで作動する本発明の変形例の典型的な行
信号波形 VR 及び列信号波形 VC を示す。図1
1を参照すると、Vs1及び Vs2はそれぞれn番目
の行導体に対する選択信号及びセット信号であり、これ
らの信号は列導体に供給さるデータ信号 Vnと一緒に
なって関連する表示素子の表示状態を決定する。また、
 Vs3は選択信号 VS1が供給されたその直前の行
の表示素子のアドレス期間中にセット信号 Vs2に先
立って供給されるリセット信号である。信号 Vs1及
び Vs2が表示素子をデータ信号レベルに基づく所望
の表示状態にセットするが、信号 Vs3はこの行の表
示素子を黒色レベル又はそれ以上に充電する。この行信
号波形は高いピークMIN電流を生ずる3個の遷移T 
r1, Tr2及び Tr3を有している。行信号波形
及び列信号波形は互いに関連性を以って前述した実施例
の方法と同様な方法で制御され、選択信号はデータ信号
の前に発生し、表示素子に対する予備充電電圧レベルを
構成する基準電位は行導体に供給する。水平線で図示し
たデータ信号は選択信号 Vs1の遷移 Tr 1 の
後に発生し、そのレベルは取り得る値の範囲内にあり表
示素子の出力を決定する。選択信号に関して、この駆動
方式の作動は前述した実施例における選択信号の作用に
対応しており、前述の実施例と同様の効果が有効に達成
される。遷移 Tr1中にこの反転極性に対して白色レ
ベルと等価な予備充電基準レベルP1が順次のデータ信
号間にある列導体に存在する。同様に、順次フィールド
中においてデータ信号は遷移Tr3の後に開始し、順次
のデータ信号間に位置する遷移 Tr3の期間中にこの
反転極性に対して黒色レベルに対応する予備充電基準レ
ベルP2が供給される。従って基準レベルP1及びP2
は信号波形中の3個の遷移のうちの2個の遷移 Tr1
及び Tr3に対してMIMを通るピーク電流を減少さ
せるように作用する。本例において、レベルP1とP2
は互いに等しく、負の選択信号によってアドレスされた
表示素子に対して白色信号レベルに対応し、リセット選
択信号 Vs3と正の選択信号 Vs2との結合信号に
よってアドレスされた表示素子に対して黒色レベルに対
応する。本例においてレベルP1及びP2は同一になる
が、常に同一になる必要はなくある状態においてはレベ
ルP1とP2とを互いに相異させることができる。
【0039】3個の全ての遷移 Tr1,  Tr2 
 及び Tr3に対するMIMを通るピーク電流の減少
は、図12に示す変形した駆動方式を用いることにより
達成できる。図12はn及びn+1の行導体に対する行
信号 VR の一部並びにこれらの行の表示素子に対す
るデータ信号 Vn 及び Vn+1 を含む典型的な
列導体信号 Vc の一部を示す。図12から明らかな
ように、選択信号 Vs1及び Vs2はリセット信号
 Vs3よりも若干短くし、5レベル行信号波形を用い
る駆動方式における行nに対する選択信号はリセット選
択信号 Vs3が(n+1)行導体に供給される期間中
に供給する。従って、選択信号 Vs1は遷移 Tr2
の後リセット信号の遷移 Tr3の前に発生する。遷移
 Tr2の期間のMIMを通るピーク電流を減少させる
ため、列導体に供給される順次データ信号例えば、 V
n と Vn+1 との間の期間を2個の部分に分割し
、これら2個の部分において各順次予備充電基準レベル
信号を供給する。これら基準レベルP1及びP2は前述
した基準レベルに対応し通常互いに等しい値にする。基
準レベルP1及びP2の直前に供給される基準レベルP
3は遷移 Tr2に一致すると共にデータ信号レベル又
はその近傍にある信号レベルに相当する。レベルP1及
びP2の直前のレベルは必ずしもレベルP1及びP2に
等しくする必要はなく相異させることができるので、レ
ベルP3はデータ信号レベルに等しくする。
【0040】上述した駆動方式に基づいて表示素子の予
備充電と短い選択時間とを組み合わせることにより、非
線形素子の故障率を増大させることなくクロストークを
有効に減少させることができる。この駆動方式を利用す
ることにより非線形素子の大きさに課せられる技術的制
約を緩和することができるので、一層広い範囲に亘たる
表示素子を用いることができる。
【0041】本発明は上述した実施例だけに限定されず
種々の変形や変更が可能である。例えば、単一の電極2
0ではなく、それぞれがプレート14上に支持されてい
る電極にって規定されそれぞれ非線形素子を介して行導
体22にそれぞれ接続されている多数のサブ素子を有す
るサブ画素化技術を用いることもできる。
【0042】上述した実施例では、ツウィステッドネマ
ティック液晶表示装置を用いて説明したが、他の電気光
学材料を用いることもできる。さらに、本発明は、比較
的高い電流密度により損傷を受け易い見地より、MIM
を用いる場合に特に有効であるが、ダイオードリング、
バック対バック型ダイオード、n−i−n素子、p−i
−p素子又はp−i−n−i−p素子のような2端子型
の非線形スイッチング素子を用いる表示装置にも適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は液晶表示の一部を示す線図的断面図であ
る。
【図2】図2は表示装置のブロック線図である。
【図3】図3は代表的な表示素子の透過率/電圧特性を
示すグラフである。
【図4】図4aは既知の駆動方式における列導体に供給
される信号波形を示す図である。図4bは既知の駆動方
式における行導体に供給される信号波形を示す図である
【図5】図5aは別の既知の駆動方式における列導体及
び行導体に供給される信号の波形を示す図である。図5
bは本発明による駆動方式の一例における信号波形をそ
れぞれ示す図である。
【図6】図5a及びbの表示装置の表示素子電圧とデー
タ信号レベルとの関係を示すグラフである。
【図7】図7aは本発明の第2実施例において変形作動
モードの列導体信号波形を示す図である。図7bは本発
明の第2実施例において変形作動モードの列導体信号波
形を示す図である。図7cは本発明の第2実施例におい
て変形作動モードの列導体信号波形を示す図である。
【図8】図8aは本発明の第2実施例で用いた行導体信
号の時間タイミングを示す信号波形図である。図8bは
本発明の第2実施例で用いた列導体信号の時間タイミン
グを示す信号波形図である。
【図9】図9は図8a及びbに図示した場合の表示素子
電圧を示す図である。
【図10】図10aは既知の駆動方式及びほ第2実施の
駆動方法を用いた場合に代表的な非線形素子の両端にそ
れぞれ生ずる電圧を比較した図である。図10bは既知
の駆動方式及びほ第2実施の駆動方法を用いた場合に代
表的な非線形素子の両端にそれぞれ生ずる電圧を比較し
た図である。
【図11】図11は別の駆動方式を利用した本発明の別
の実施例における行導体信号波形及び列導体信号波形を
示す図である。
【図12】図12は別の実施例における行導体信号波形
及び列導体信号波形を示す図である。
【符号の説明】
10  パネル 12  表示素子 14,15  支持プレート 16  液晶材料 17,18  絶縁層 20  表示素子電極 22  行導体 24  列導体 30  非線形抵抗素子 40  行駆動回路 43  列駆動回路

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  2つの支持板間に挟持された電気光学
    表示媒体と、これら支持板の対向表面上に設けられた電
    極によりそれぞれ構成された行列配置の表示素子のアレ
    ーと、一群の行及び列導体とを具え、各表示素子を関連
    する行及び列導体間に2端子非線形スイッチング装置と
    直列に接続し、各表示素子行を行アドレス期間中行導体
    に供給される行信号波形の選択信号により選択すると共
    にデータ信号を列導体を経て行アドレス期間の一部分中
    供給して、これら選択信号及びデータ信号により表示素
    子に表示用の動作レンジで電圧を発生させ、行アドレス
    期間の残部中列導体に基準電位を供給するようにしたマ
    トリクス表示装置の駆動方法において、各表示素子行に
    対し行選択信号をデータ信号の供給前であって基準電位
    の供給中に開始させて表示素子を最初に動作電圧レンジ
    の下端に近いレベルに充電させ、斯かる後に供給データ
    信号に応じた所要のレベルに充電させるようにしたこと
    を特徴とするマトリクス表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】  選択信号に応答して表示素子を最初に
    その電気光学表示媒体の透過率/電圧特性の遷移レンジ
    の下端に近いレベルに充電させることを特徴とする請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】  基準電位を選択信号及びデータ信号の
    周期的反転に従って2つのレベルの間で周期的に切り換
    えることを特徴とする請求項1又は2記載の方法。
  4. 【請求項4】  選択信号の前縁を、列導体の電圧が基
    準電位からデータ信号へ変化する前に少なくともほぼ完
    了させることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に
    記載の方法。
  5. 【請求項5】  選択信号の開始とデータ信号の開始と
    の間のインターバルを少なくとも選択信号の立ち上がり
    時間にほぼ等しくすると共に最大データ信号の持続時間
    にほぼ等しくすることを特徴とする請求項1〜4の何れ
    か1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】  選択信号をデータ信号の終了より前又
    はこの終了と同時に終了させることを特徴とする請求項
    1〜5の何れか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】  各行導体に供給される行信号波形は、
    その行の表示素子を少なくとも動作電圧レンジの上端ま
    で充電するリセット信号部と、これに続いてこれら表示
    素子を供給データ信号に応じた動作電圧レンジ内のレベ
    ルにセットするセット信号部とを具える第2選択信号を
    含むものとし、且つ各表示素子行に対しセット信号部を
    データ信号の供給前であって基準電位の供給中に開始さ
    せてこれら表示素子をリセット信号部により得られたレ
    ベルから動作電圧レンジの上端に近いレベルに充電して
    戻すようにすることを特徴とする請求項1又は2記載の
    方法。
  8. 【請求項8】  最初に述べた選択信号及び前記セット
    信号部に対して用いる基準電位を列導体に供給される順
    次のデータ信号間のそれぞれのインターバルにて各列導
    体に供給することを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】  リセット信号部を、前表示素子行に予
    定されたデータ信号が列導体に供給される前であって列
    導体に他の基準電位が供給される間に開始させて当該行
    の表示素子を動作電圧レンジの下端に近いレベルに充電
    させ、斯かる後に前記レンジの少なくとも上端に充電さ
    せるようにすることを特徴とする請求項7又は8記載の
    方法。
  10. 【請求項10】  最初に述べた選択信号及び前記リセ
    ット信号部に対して用いる基準電位を列導体に供給され
    る順次のデータ信号間のインターバルにて各列導体に連
    続的に供給することを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】  最初に述べた選択信号と前記第2選
    択信号を、行導体に連続するフィールド周期において交
    互に供給することを特徴とする請求項7〜10の何れか
    1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】  セット信号部をデータ信号の終了前
    又はこの終了と同時に終了させることを特徴とする請求
    項7〜11の何れか1項に記載の方法。
  13. 【請求項13】  前記電気光学表示媒体が液晶材料で
    あることを特徴とする請求項1〜12の何れか1項に記
    載の方法。
  14. 【請求項14】  スイッチング装置がMIMであるこ
    とを特徴とする請求項1〜13の何れか1項に記載の方
    法。
  15. 【請求項15】  間に電気光学表示媒体を挟持した2
    つの支持板の対向表面上に設けられた電極により構成さ
    れた行列配置の表示素子のアレーと、一群の行及び列導
    体とを具え、各表示素子は関連する行及び列導体間に非
    線形スイッチング装置と直列に接続され、更に各行アド
    レス期間中各行導体に選択信号を供給すると共に行アド
    レス期間の一部分中列導体にデータ信号を供給する行ド
    ライバ及び列ドライバ回路を具え、これら選択信号及び
    データ信号により表示素子に表示用の動作レンジ電圧を
    発生させ、列ドライバ回路が行アドレス期間の残部中基
    準電位を発生するよう構成されたマトリクス表示装置に
    おいて、行ドライバ回路は行アドレス期間において行選
    択信号を列ドライバ回路により供給されるデータ信号の
    開始の所定時間前であって列導体への基準電位の供給中
    に開始するように構成し、列ドライバ回路により供給さ
    れる基準電位により当該行の表示素子がデータ信号の供
    給前にそれらの動作電圧レンジの下端に向かって充電さ
    れるようにしたことを特徴とするマトリクス表示装置。
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