JPH0426742Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0426742Y2
JPH0426742Y2 JP4889387U JP4889387U JPH0426742Y2 JP H0426742 Y2 JPH0426742 Y2 JP H0426742Y2 JP 4889387 U JP4889387 U JP 4889387U JP 4889387 U JP4889387 U JP 4889387U JP H0426742 Y2 JPH0426742 Y2 JP H0426742Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
brake
spring
anchor pin
tip
bases
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP4889387U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63157535U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP4889387U priority Critical patent/JPH0426742Y2/ja
Publication of JPS63157535U publication Critical patent/JPS63157535U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0426742Y2 publication Critical patent/JPH0426742Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は機械式ドラムブレーキのアンカーピン
構造に関するものである。
(従来の技術) 機械式のドラムブレーキは実開昭61−59935号
を始め多くものが知られており、この種ブレーキ
は固定側のブレーキパネルに弧状の一対のブレー
キシユーを一端側で枢着し、ブレーキシユーの他
端間にカムを介装し、カムの回動でブレーキシユ
ーを拡開し、車輪側のブレーキドラムにブレーキ
シユーを圧接して制動作用を行う。以上のブレー
キシユーは対称的にブレーキパネルに配設され、
ブレーキシユーの復帰動は各ブレーキシユーに両
端を係止し、中間部をブレーキシユー基端を重合
枢着したアンカーピンで係止せる略U字型のバネ
で行つている。
第4図、第5図は従来のアンカーピンとバネの
係止構造を示し、ブレーキシユー51,52の基
部51a,52aをブレーキパネル53のボス部
53aに臨ませ、基部51a,52aに設けた取
付孔51b,52bをブレーキパネル53のボス
部53aに植設せるアンカーピン54に嵌合枢支
せしめ、アンカーピン54の先部周に半円形の溝
55を環状設け、これにU字型バネ56のU字状
屈曲部56aを係合している。
(考案が解決しようとする問題点) ところでアンカーピン54の突出量、即ちボス
部53aの端面53bと溝55迄の長さ、ブレー
キシユー51,52の基部51a,52aの板厚
等の誤差の集積でバネ56とブレーキシユー枢着
基部との間に隙間Sが形成される虞れがあり、こ
の結果ブレーキシユー51,52が軸方向にガタ
つき、この結果振動が発生する虞れがある。そこ
で精度管理を厳密に実施する必要があり、夫々の
製作過程で精度を上げることは可能であるも組付
誤差が発生する場合もあり、実際上は困難であ
る。
本考案は以上の如き問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、ブレーキシユー基部の
板厚やアンカーピンの溝、これのブレーキパネル
への植設等の誤差を吸収し、ガタつきのないブレ
ーキシユー基部の枢着、バネ係止を企図し得るよ
うにすることにある。
(問題点を解決するための手段) 以上の問題点を解決するための手段は、ブレー
キパネルに一対のブレーキシユーをその基部がラ
ツプするようにしてアンカーピンで枢着し、ブレ
ーキシユーの先端間にはブレーキカムを介設し、
各ブレーキシユーには略U字型のリターンバネの
各先端を係止し、該バネの屈曲部をアンカーピン
先部周に形成した溝に係止した機械式ドラムブレ
ーキにおいて、該アンカーピン周に形成した前記
バネ係止溝を軸方向先部に順次径を拡大する如く
テーパー状としたことにある。
(上記手段による作用) 前記アンカーピンの係止溝はテーパー状なので
これに係合するバネは該溝の斜面の作用でブレー
キシユー側に移動し、ブレーキシユーを軸方向に
押えつけてガタの発生を抑制する。
(実施例) 次に本考案の好適する一実施例を添付図面を参
照しつつ詳述する。
第3図は機械式ドラムブレーキのブレーキドラ
ムを取り除いた状態の正面図で、1は取付ベース
をなすブレーキパネルでこれの外周にはリング状
のフランジ部1aが軸方向に突設されている。ブ
レーキパネル1のフランジ部1a内側には一対の
ブレーキシユー2,3が対称的に配設され、ブレ
ーキシユー2,3は弧状の対称形状をなし、内側
のベース2a,3aとブレーキドラム内壁と摺接
する外側のパツド2b,3bとからなる。
ブレーキシユー2,3のベース2a,3aの基
部2c,3cは第1図に示す如く薄肉に形成され
て取付部とし、該取付基部2c,3cをラツプさ
せ、このラツプ部に取付孔2d,3dを形成し、
ブレーキパネル1の一部に突設したボス部1bに
植設せるアンカーピン4に該取付孔2d,3dを
介してラツプした取付基部2c,3cを嵌挿枢着
する。
ブレーキシユー2,3のベース2a,3aの対
向する先端部2e,3e間にはブレーキカム5を
介装し、該カム5の回動で第3図の如き状態下に
あるブレーキシユー2,3をアンカーピン4を支
点として各対称的に拡開揺動させ、ブレーキシユ
ー2,3とブレーキパネル1のフランジ部1a間
に遊合した車輪側のブレーキドラムブ7にパツド
2b,3bを圧接して制動を行う如く構成されて
いる。
以上のブレーキシユー2,3のベース2a,3
aの一部には略U字型のリターンバネ6の各先端
6a,6bを係止し、リターンバネ6のU字状の
屈曲中間部6cを既述のアンカーピン4の係合溝
に係止し、リターンバネ6によりブレーキシユー
2,3を閉じ方向に弾圧付勢する。
ところでアンカーピン4であるが、これのボス
部1bの端面1cからの突出量をブレーキシユー
ボス部の取付基部2c,3cのラツプした長さよ
りも充分に大とし、先部41が外側の基部2c表
面よりも充分に外側に突出する如く設定する。ピ
ン4は取付基部2c,3cと嵌合する軸部42を
含んで先部41迄同径とし、軸部42と先部11
との間の外周にバネ6の係止溝43を環状に形成
する。溝43はバネ6の円形断面が嵌合する形状
をなし、ブレーキシユー側の部分を円形、実施例
では1/4円形とし、かかる部分円形部44の底4
5から軸方向外方に順次その径が直線的に増大す
るテーパー状部46とし、該テーパー状部46の
先部47は軸部42と同形の先部41周と合流連
続する如く設定する。以上の溝43はバネ6の円
形断面の径よりも軸方向に充分長くなるように設
定し、前記部分円形部44の内端部48はブレー
キシユー2,3のラツプした取付基部2c,3c
の製造、組付誤差を含んで外側の基部2cの取付
孔2d内側に臨むように設定し、かかる係止溝4
3にバネ6の屈曲中間部6cを係合する。
以上において、バネ6の屈曲中間部6cはテー
パー状の係止溝143に係合し、ばね6は閉じ方
向に付勢されて常時図の上方に引張弾圧されてい
ることとなり、テーパー状部46の斜面の作用に
よりこの面に直角方向の力に対し軸方向への分力
が発生し、この結果ラツプしているブレーキシユ
ーの取付基部2cを3c方向に押圧する推力とし
てこの力が作用することとなり、溝の位置によつ
て取付基部2c,3cとボス部1bと端面1cと
の間に隙間があつたとしてもかかる押圧力で除去
されてしまうこととなる。一方、取付基部2c,
3cとボス部1bの端面1cとの関係で溝43の
テーパー状部46にバネの屈曲中間部6cが臨ん
でいたとしても斜面の作用で取付基部2c,3c
は押圧され、且つ斜面による楔の作用で、バネの
屈曲中間部6cが外れることはない。
(考案の効果) 以上で明らかな如く本考案によれば、アンカー
ピンの係止溝に係止したリターンバネの斜面の作
用でブレーキシユー取付基部間の隙間の発生は防
止でき、従つて隙間発生に起因するガタや振動を
防止することができるとともに、係止溝にブレー
キシユーの取付基部がかかつても楔作用でリター
ンバネの確実な係止が行える他、以上を係止溝を
テーパーに形成するという簡素な構成で実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すもので、第1図
はアンカーピン、バネ係止部分の縦断面図、第2
図は同要部の拡大図、第3図はブレーキの正面
図、第4図は従来構造の第1図と同様の図、第5
図は同要部の拡大図である。 尚図面中、1はブレーキパネル、2,3はブレ
ーキシユー、5はカム、6はバネ、4はアンカー
ピン、43は係止溝、46はテーパー状部であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブレーキパネルに一対のブレーキシユーをその
    基部がラツプするようにしてアンカーピンで枢着
    し、ブレーキシユーの先端間にはブレーキカムを
    介設し、各ブレーキシユーには略U字型のリター
    ンバネの各先端を係止し、該バネの屈曲部をアン
    カーピン先部周に形成した溝に係止した機械式ド
    ラムブレーキにおいて、該アンカーピン周に形成
    した前記バネ係止溝を軸方向先部に順次径を拡大
    する如くテーパー状としたことを特徴とする機械
    式ドラムブレーキのアンカーピン構造。
JP4889387U 1987-03-31 1987-03-31 Expired JPH0426742Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4889387U JPH0426742Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4889387U JPH0426742Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63157535U JPS63157535U (ja) 1988-10-17
JPH0426742Y2 true JPH0426742Y2 (ja) 1992-06-26

Family

ID=30870852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4889387U Expired JPH0426742Y2 (ja) 1987-03-31 1987-03-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0426742Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4555516B2 (ja) * 2001-08-02 2010-10-06 豊生ブレーキ工業株式会社 デュアルモードドラムブレーキ
KR100466116B1 (ko) * 2002-07-11 2005-01-13 현대자동차주식회사 드럼식 브레이크의 리턴스프링 마운팅 구조

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63157535U (ja) 1988-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0378493B2 (ja)
JPH0426742Y2 (ja)
JPS5925895B2 (ja) デイスクブレ−キ
JP2926506B2 (ja) ディスクブレーキ
JP2593111Y2 (ja) ドラムブレーキ
JPS6021563Y2 (ja) デイスクブレ−キ
JPH0613389Y2 (ja) ブレーキロック装置
JPH11230207A (ja) 車両用ドラムブレーキのバックプレート構造
US5133430A (en) Drum brake
JPH0544713A (ja) リンクプレート係止構造
JPS6314108Y2 (ja)
JPH032014Y2 (ja)
JPS5910431Y2 (ja) デイスクブレ−キのパツド支持構造
JP3312286B2 (ja) ディスクブレーキ
JPH0210828Y2 (ja)
JPH0320732U (ja)
JP2595259Y2 (ja) ディスクブレーキ
JPH089455Y2 (ja) 軸受の固定構造
JP2564506Y2 (ja) ブレーキシューに設けられたブレーキギャプ調整用孔
JPS6027225Y2 (ja) デイスクブレ−キの摩擦パツド支持構造
JPH085397Y2 (ja) デイスクブレ−キ
JPH0449388Y2 (ja)
JPS626999Y2 (ja)
JPH0452500Y2 (ja)
JPH0247772Y2 (ja)