JPH04262060A - 噴射型内燃機関のための重油燃料噴射装置 - Google Patents

噴射型内燃機関のための重油燃料噴射装置

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JPH04262060A
JPH04262060A JP3240775A JP24077591A JPH04262060A JP H04262060 A JPH04262060 A JP H04262060A JP 3240775 A JP3240775 A JP 3240775A JP 24077591 A JP24077591 A JP 24077591A JP H04262060 A JPH04262060 A JP H04262060A
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sealing oil
groove
oil groove
sealing
pump piston
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Stanislaw Bodzak
スタニスラヴ ボザク
Richard Kinzel
リヒャルト キンツェル
Otto Hagenauer
オットー ハーゲナウアー
Gerhard Lehner
ゲルハルト レーナー
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Robert Bosch GmbH
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Robert Bosch GmbH
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/44Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston
    • F02M59/442Details, components parts, or accessories not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M59/02 - F02M59/42; Pumps having transducers, e.g. to measure displacement of pump rack or piston means preventing fuel leakage around pump plunger, e.g. fluid barriers

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、請求項1の上位概念に
記載の噴射型内燃機関のための重油燃料噴射装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】重油で噴射ポンプを運転するには、重油
を例えば180℃までの高い温度に加熱して、噴射のた
めに必要な重油の粘性を保証しなければならない。その
ため全噴射ポンプが加熱され、かつ潤滑油によってエン
ジン潤滑循環から形成された封止油は、加熱領域内の封
止油溝内に長時間停滞した場合、上記の加熱によって損
傷を受けるようになる。潤滑油は添加剤を有しており、
該添加剤は加熱作用を受け乍らラッカ状の沈積物を形成
し、該沈積物は、ポンプピストンブッシュの内壁及びピ
ストン套面に沈着し、これが更にコークス化される恐れ
がある。ピストンの遊びは僅かであって、8μ乃至10
μである場合が多いため、このような沈積物は、ピスト
ンのロックを惹き起す可能性がある。本発明の構成は、
特に封止油溝の封止油が、ポンプエレメントの側部に供
給され、かつ供給側に向い合って位置するポンプエレメ
ントの側部において封止油溝からポンプピストンによっ
て制御された形式で排出されるような構成になっている
。このような構成は英国特許第2123492A号に公
開されている。この例ではポンプピストンブッシュ内に
位置する封止油溝の封止油が、ピストン側部に供給され
、かつポンプピストンによって制御された形式でピスト
ンの別の側部に排出せしめられ、これによってこの封止
油溝内の滞留時間を減少させることができるようになっ
ている。しかしこの文献によれば、ピストン内には第2
の封止油溝が設けられており、該溝は、ポンプピストン
ブッシュ内に設けられた封止油溝を下死点においてその
上方を若干滑走し、その際封止油は、この封止油溝の全
周面に亙って、ポンプピストンブッシュ内に位置する封
止油溝からピストンの封止油溝に乗り移ることができる
ようになっている。しかしポンプピストンの封止油溝に
位置する潤滑油は、交換されずに僅か補充されるだけで
あり、その量は、ピストンの封止油溝内に位置する潤滑
油の極く1部分が消費される分だけである。しかもこの
ような補充は時々行われるだけである。つまり潤滑媒体
の大部分は、ピストンの封止油溝内に残留し、かつ加熱
領域内に長時間滞留する。その結果、前述のラック状の
沈積物がピストンブッシュの壁及びピストン套面に形成
されるようになる。つまりピストンのロックの危険性は
取り除かれていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題は
、上述の欠点を除去することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、請求項1に
記載の特徴によって上記課題を解決することができた。
【0005】
【発明の効果】請求項1の特徴を備えた本発明の構成の
利点は、総ての封止油溝において目的に適った潤滑油の
循環が達成されており、その結果、封止油溝には潤滑油
の残査が全く残留しないようになり、ポンプピストンブ
ッシュの走行面及びピストン套面上に前述のラック状の
沈積物が導入されるような恐れがないように保証されて
いるという点である。このような形式で、潤滑油の目的
に適った循環が封止油溝を貫通して達成されるようにな
り、また封止油溝からの流出がピストンによって制御さ
れているため、この流出は衝突状に行われ、これによっ
て、封止油溝内の潤滑媒体の完全な又は殆んど完全な交
換が保証されるようになる。より有利な形式で、封止油
溝と漏洩油溝との間に混合油溝が設けられており、該混
合油溝から混合油が、噴射ポンプの外方の位置に排出せ
しめられている場合は、加熱された潤滑油の最後の残査
も走行ゾーンから除去されるようになる。つまり全体と
して、ポンプピストンブッシュの内壁部及びピストン套
面の領域内に位置している総ての潤滑油量が、この領域
から除去されて新しい潤滑油に交換される。その結果、
ポンプピストンブッシュ及びピストン套面の走行面にお
けるこのようなラック状の沈積物の形成が阻止されるよ
うになり、ひいてはピストンのロックが確実に回避でき
るようになる。
【0006】公知の構成にあっては、その貫流横断面が
余りにも大きな面積であるため、封止油溝の周辺部に充
分な封止圧力が構築されず、また封止油が大きな横断面
を有する溝内に余りにも長く滞留しているため、小量の
不充分なオイル交換がなされるだけである。このことを
別にしても大きな貫流量は、ポンプばね室内に大きなオ
イルアタックを発生せしめ、かつ大容量の潤滑油ポンプ
が必要であるために不利である。
【0007】従って本発明の有利な実施例にあっては、
封止油溝の横断面積が、封止油のためのポンプピストン
ブッシュ内の供給孔の横断面積の最大で100%、有利
には最大で50%である。その結果、封止油溝の良好な
貫流が保証されるようになり、また貫流速度を供給孔内
のそれと同じ大きさに調整できるようになる。
【0008】本発明の有利な実施例にあっては、封止油
溝からの封止油の排出が上死点内又はその近傍でポンプ
ピストンによって制御されている。このことの利点は、
ピストン軸の上方部分も潤滑することができるという点
である。つまり、ポンプピストンの下死点から搬送の開
始を介して搬送終了までの搬送の領域内で、充分な封止
作用が行われる。上死点の近傍で初めて封止油クッショ
ン内に圧力が構築され、かつ封止油が交換される。つま
り封止油貫流の有意義な調量が達成される。封止油溝か
らの封止油の流出が下死点内で行われる場合には、これ
は英国特許第2123492A号明細書に開示されてい
るように、ピストン軸のより深くに位置している部分へ
の潤滑が制限されるようになる。
【0009】本発明の有利な実施例にあっては、封止油
溝がポンプピストンブッシュ内に配置されており、その
際ポンプピストンは長手方向に延びる面取部又は溝を有
しており、この部分は、運転中最も頻繁に位置するポン
プピストンの回転位置の近傍で、封止油供給孔の開口部
に対しほぼ対角線状に位置している。このような形式で
、封止油溝は封止油によってリング周辺を同じように貫
流されており、これによって封止油溝内に位置する潤滑
油容積の交換が、徹底して完全に行われるようになる。 その際本発明に基く有利な構成にあっては、溝又は面取
部の上方端部が、上死点内又はその近傍でポンプピスト
ンブッシュ内の封止油溝を制御しており、更にこの面取
部又は溝を介して封止油を衝突状に流出せしめている。
【0010】本発明によれば、有利には溝又は面取部の
端部が封止油溝に開口しており、該封止油溝は、ポンプ
ピストンに設けられ、かつポンプピストンブッシュ内に
設けられた封止油溝と共にオーバラップ部に到達してい
る。更に両封止溝の横断面は、協同して封止油溝を貫き
、有効な貫流横断面を発生せしめている。
【0011】本発明の有利な実施例にあっては構成が次
のようになっている。つまり第2封止油溝が上死点の近
傍のポンプピストンブッシュの封止油溝の下方に位置し
てポンプピストン内に設けられており、前記第2封止溝
の内方に、上方に向って延びる溝又は面取部が開口して
おり、この部分は、ポンプピストンブッシュの封止油溝
を、封止油供給孔の開口部を越えた位置で制御しており
、またこの溝又は面取部にほぼ対角線状に向い合って位
置しているこの封止油溝内に、下方に向って延びて下方
に開放している溝又は面取部が開口するような構成であ
る。このような形式で2つの封止油溝が形成されており
、該溝は、場合によっては準備された形式で潤滑媒体に
よって貫流されている。このような形式で、ポンプピス
トンブッシュのより広い領域が潤滑されるようになる。
【0012】潤滑部の尚一層の拡大のために利用できる
ポンプピストンブッシュの領域は、その構成が有利には
以下のようになっている。つまり封止油溝と、漏洩油溝
乃至混合油溝との間で別の封止油溝が、ポンプピストン
内の孔を介し封止油溝に接続されてポンプピストンに形
成されており、特に傾斜して延びるポンプピストン内の
別の孔が、封止油を該溝からポンプピストンの下死点の
領域内に流出可能にしている。これによって、常にポン
プピストンブッシュ内の封止油溝の上方に位置している
ピストンの領域にも封止油が供給されるようになり、そ
してそこでは、常に新しく均質に交換されたエンジンオ
イルで、一定の潤滑作用が達成できるようになっている
。従ってこの領域内では沈積物を確実に除去することが
できる。更にポンプピストン上の別の封止油溝は、これ
が有利な実施例に一致して次のように配置されている。 つまりポンプピストン上の別の封止油溝を介して封止油
が、ポンプピストンストロークの最高でも半分を越えて
、特に最高でも4分の1を超えて排出可能であり、更に
有利にはポンプピストンストロークの半分から、特に約
75%から、封止油が排出可能な構成になっている。封
止油溝並びにポンプピストン上の付加的な封止油溝のこ
のような相互の配置にあっては、一時的に制御されて脈
動している封止油の流れが、全体として封止油供給孔か
らポンプピストンブッシュの内壁上の封止油溝内におい
て正しく保持されており、また引続いてポンプピストン
上の封止油溝内で正しく保持されている。つまりこの封
止油の流れは、ピストン内の孔を貫通して互いに接続さ
れている封止油溝内に、同一の方向でしかも夫々時間毎
に押し込まれるようにして行われている。
【0013】別の封止油溝の横断面の寸法は、沈積物の
有効な除去と、個々の封止油溝における良好な流れ特性
の保持とのために、有利にはポンプピストンの別の封止
油溝の横断面積が、ポンプピストンブッシュの内壁上の
封止油溝の横断面積よりもより小さいような寸法になっ
ている。
【0014】
【実施例】本発明の概略を、本発明の実施例の図面に基
いて説明する。
【0015】図1は従来の技術に基いたポンプエレメン
トを示している。ポンプピストンブッシュは符号1で、
下死点位置にあるポンプピストンは符号2で、吸込孔は
符号3で、夫々図示されている。ピストン2内には漏洩
油溝4が設けられており、該溝4から漏洩油が孔5を介
して吸込孔3内に戻されている。符号6は封止油溝を示
しており、該溝6には、潤滑油がポンプピストンブッシ
ュ1内の孔7を介してエンジンの潤滑循環路から供給さ
れている。混合油溝8は、漏洩油溝4と封止油溝6との
間のポンプピストンブッシュ内に位置しており、重油燃
料と潤滑油とから成る混合油が、該混合油溝8から孔9
を介して、噴射ポンプの外方に位置している空間内に排
出せしめられている。孔7を介して供給される潤滑油乃
至封止油は、封止油溝6内に位置し、かつ重油燃料によ
って加熱されたポンプエレメントの加熱領域内に長時間
滞留しているので、ポンプピストン2の套面及びポンプ
ピストンブッシュ1のピストン走行面にラック状の形状
をした沈積物が沈着するようになり、これが更にコーク
ス化する恐れがある。この沈積物が結果的に、ピストン
のロックを惹き起すことになる。
【0016】図2に基く実施例にあっては、ピストンが
図3及び図4の横断面に図示されているような軸方向の
溝又は面取部10を有している。この溝又は面取部10
は、図示の下死点の位置で高さaにまで延びている。こ
の位置では、ポンプピストンブッシュ内に設けられた封
止油溝6は制御されていない。溝又は面取部10は、上
死点の高さbまで延びている。更に明らかなように、こ
の溝又は面取部10は封止油溝6を上死点の近傍で制御
している。溝又は面取部10は、封止油供給孔7の開口
部15に向い合って位置するポンプエレメント19の側
部において封止油溝6と流出部とを接続せしめており、
この流出は、図面に図示のように、ばね室内で行われて
いる。
【0017】このような形式で、調整された封止油の流
れが封止油溝6内に発生する。その結果、溝又は面取部
10が封止油溝6の上を滑走している時、潤滑油が封止
油溝6から衝突状に流出するようになる。封止油溝6の
横断面積は、封止油供給孔7の横断面積に等しいか又は
より小さくなっている。従って流出が溝又は面取部10
を貫流して制御されると、エネルギ的に調整された流れ
が封止油溝内に直ちに発生する。図2乃至図4に基く実
施例にあっては、ピストン2の溝又は面取部10がピス
トンに対し軸方向で平行に延びている。図5は、溝10
がスパイラル状乃至はねじ状にピストン2内に配置され
ていても宜いことを示している。
【0018】図6に基く実施例が図2乃至図4に基く実
施例と異なっている点は、溝又は面取部10がピストン
2に形成されている第2封止油溝11に開口していると
いう点である。ピストン2の封止油溝11は、上死点の
近傍でポンプピストンブッシュ1の封止油溝6で覆われ
るようになり、また封止油は溝6から溝又は面取部10
を介して再び流出する。この場合、溝6及び11の横断
面積は、封止油供給孔7の横断面積に等しいか又はより
小さくなっている。
【0019】図7に基く変化態様が図2乃至図4に基く
構成と異なっている点は、溝又は面取部10の代りにピ
ストン内に傾斜孔12が設けられていて、これがほぼク
ロスピース13の領域内で外方に向って開口していると
いう点である。この傾斜孔12はピストン2上の位置1
4に開口しており、またこの開口部14が封止油溝6を
制御すると、再び調整された流れが、封止油溝6を貫通
して封止油孔7の開口部15から傾斜孔12の開口部1
4へと発生する。
【0020】図8に基く実施例にあっては、上死点にお
けるピストンの位置の近傍で封止油溝6の下方領域のポ
ンプピストン2内に、第2封止油溝16が設けられてい
る。この封止油溝16からピストン2内を上方に向って
、溝又は面取部17が案内されている。この溝又は面取
部17は、ポンプピストンブッシュ1の封止油溝6を封
止油供給孔7の開口部15に向い合って位置している位
置において制御している。つまり封止油は、調整された
流れで開口部15から封止油溝6を貫通してピストン内
の溝又は面取部17に流出し、またこれによってピスト
ン2の封止油溝16に流出する。溝又は面取部17に対
角線状に向い合って位置しているピストンの側面におい
て、下方に向いているピストンの溝又は面取部18が封
止油溝16に開口しており、該溝16は自由に開放され
ている。つまり封止油溝16にも調整された流れが、溝
又は面取部17から溝又は面取部18に亙って発生して
いる。
【0021】図9に基く実施例にあっては、同一の構成
部分に対しては前述の図面の符号が使用されている。そ
の際封止油溝6と、混合油溝8乃至漏洩油溝4との間の
ポンプピストン2上に、別の封止油溝20が設けられて
おり、該溝20はピストン2内の孔21を介して封止油
溝6と協働している。付加的な封止油溝20からの封止
油の流出は、特に傾斜して配置されたピストン2内の別
の孔22を介して行われており、該孔22は、図7に基
く構成に類似してばね室内に開口している。封止油溝6
からの封止油の流出は、前述の実施例の場合と同じ様に
、ほぼ軸方向に延びているポンプピストンの套面上の面
取部又は溝10を介して行われる。図9から判るように
、ポンプピストン2内の孔21及び22の配置は、封止
油溝20が封止油によって完全に貫流せしめられ、また
封止油が、1方の側部に供給され、かつ供給側に向い合
って位置している側部に流出せしめられるようになって
いる。図9には、上死点の領域内におけるピストン上の
付加的な封止油溝20の位置が符号20′で概略示唆さ
れている。
【0022】図10に基く図面には、孔21及び22の
個々の開口部が詳細に図示されている。封止油は、供給
導管7を介し封止油溝6に到達し、かつポンプピストン
2の上昇工程の際、孔21の開口部23が封止油の流れ
を孔開口部24の方向でピストン套面上の別の封止油溝
20に開放している。そこから封止油は、封止油溝20
の全周面に亙って孔22の孔開口部25に到達し、かつ
そこから引続いて下死点の領域内で孔流出部26に到達
し、ひいては噴射ポンプのばね室に到達している。ポン
プピストン2の別の上昇運動の際、封止油は前述の実施
例と同じ様に、封止油溝6の領域27内の封止油溝6か
ら面取部又は溝10を介して同じ様に噴射ポンプのばね
室に到達している。
【0023】ポンプピストン2上の付加的な封止油溝2
0の横断面積は、ポンプピストンブッシュの内壁上の封
止油溝6の横断面積よりより小さい。
【0024】図12に図示の線図には、ポンプピストン
のストロークが時間t乃至カム軸角度αを介して図示さ
れている。その際明らかなように、時間t1とt2との
間及び時間t5乃至t6の間の下死点の領域内で、付加
的な封止油溝20と噴射ポンプのばね室との接続が孔2
2を介して行われており、1方上死点の領域を越えて延
びている時間t3乃至t4に亙って、封止油溝6とばね
室とが溝又は面取部10を介して接続されている。この
ような形式で時間的に制御されて脈動している封止油の
流れが、夫々時間的に互いにスライドしている溝6及び
20を貫通して発生せしめられる。その際付加的な封止
油溝20からの封止油の流出は、ポンプピストン2のス
トロークの最大でも半分に一致する時間乃至カム軸角度
を介して行われており、1方封止油溝6からの封止油の
流出は、ポンプピストン2の全ストロークの約75%に
亙って行われている。
【図面の簡単な説明】
【図1】現状技術に基く汎用装置の軸方向の断面図であ
る。
【図2】ポンプエレメントの実施例の図である。
【図3】ポンプエレメントの実施例の、図2の線III
−IIIに沿った断面図である。
【図4】ポンプエレメントの実施例の、図2の線IV−
IVに沿った断面図である。
【図5】図2に対応する変化態様の部分縦断面図である
【図6】変化態様の縦断面図である。
【図7】変化態様の縦断面図である。
【図8】変化態様の縦断面図である。
【図9】別の変化態様を示す図2に類似した図である。
【図10】図9の2つの封止油溝の領域の詳細図である
【図11】図9の線XI−XIに沿った断面図である。
【図12】図9乃至図11に基く実施例の、個々の封止
油溝から封止油を流出させた場合の線図である。
【符号の説明】
1    ポンプピストンブッシュ 2    ポンプピストン 3    吸入孔 4    漏洩油溝 5    漏洩油戻り孔 6    ポンプピストンスリーブにおける封止油溝7
    封止油供給孔 8    ポンプピストンブッシュにおける混合油溝9
    混合油の流出孔 10    ピストン内の軸方向溝又は面取部11  
  ピストン内の封止油溝 12    ピストン内の傾斜孔 13    ピストンクロスピース 14    ピストン内傾斜孔の開口部15    封
止油供給孔の開口部 16    ピストン内の第2封止油溝17    軸
方向の溝又は面取部 18    第2封止油孔から出発している軸方向溝又
は面取部 19    ポンプエレメント 20    ピストン内の付加的な封止油溝21,22
    ピストン内の傾斜孔23乃至28    封止
油溝の間、乃至は封止油溝と噴射ポンプのばね室との間
、の孔の開口部 H    ストローク t    時間 α    カム角度

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  噴射型内燃機関のための重油燃料噴射
    装置であって、該装置はポンプピストン(2)及び(又
    は)ポンプピストンブッシュ(1)の内壁に封止油溝(
    6)を有しており、その際封止油溝(6)の封止油は、
    ポンプエレメントの側部に案内され、かつ供給側部に向
    い合って位置するポンプエレメントの側部において封止
    油溝(6)からポンプピストン(2)によって制御され
    た形式で排出されており、また封止油溝(6)の上方に
    は漏洩油溝(4)が設けられている形式のものにおいて
    、各封止油溝(6,11,16,20)が、封止油をポ
    ンプエレメント(19)の側部に供給しており、また供
    給側部(15)に向い合って位置するポンプエレメント
    (19)の側部において封止油を各封止油溝(6,11
    ,16,20)から排出していることを特徴とする、噴
    射型内燃機関のための重油燃料噴射装置。
  2. 【請求項2】  封止油溝(6)と漏洩油溝(4)との
    間に混合油溝(8)が設けられており、該混合油溝(8
    )から混合油が排出せしめられていることを特徴とする
    、請求項1記載の重油燃料噴射装置。
  3. 【請求項3】  封止油溝(6,11,16,20)の
    横断面積が、封止油のためのポンプピストンブッシュ(
    1)内の供給孔(7)の横断面積の最高でも100%で
    あることを特徴とする、請求項1又は2記載の重油燃料
    噴射装置。
  4. 【請求項4】  封止油溝(6,11,16)からの封
    止油の流出が、上死点内又は上死点の近傍でポンプピス
    トン(2)によって制御されていることを特徴とする、
    請求項1から3までのいずれか1項記載の重油燃料噴射
    装置。
  5. 【請求項5】  封止油溝(6)が、ポンプピストンブ
    ッシュ内に配置されており、またポンプピストンが長手
    方向に延びる面取部又は溝(10)を有し、該面取部又
    は溝(10)は、運転中ポンプピストンの最も頻繁に位
    置する位置の近傍で、封止油供給孔(7)の開口部に対
    しほぼ対角線状に位置していることを特徴とする、請求
    項1から4までのいずれか1項記載の重油燃料噴射装置
  6. 【請求項6】  溝又は面取部(10)の上方端部が、
    上死点内又は上死点の近傍でポンプピストンブッシュ(
    1)内の封止油溝(6)を制御していることを特徴とす
    る、請求項5記載の重油燃料噴射装置。
  7. 【請求項7】  溝又は面取部(10)の上方端部が封
    止油溝(11)に開口しており、該封止油溝(11)は
    、ポンプピストン(2)に設けられ、かつポンプピスト
    ンブッシュ(1)内に設けられた封止油溝(6)と共に
    カバー部に達しており、その際両封止油溝(6及び11
    )の横断面は、共通して封止油溝(6)を貫く有効な貫
    流横断面を形成していることを特徴とする、請求項5又
    は6記載の重油燃料噴射装置。
  8. 【請求項8】  ポンプピストンには、上死点の近傍で
    ポンプピストンブッシュ(1)の下方に位置している第
    2の封止油溝(16)が設けられており、その内方には
    、上方に向って延びる溝又は面取部(17)が開口し、
    該溝又は面取部(17)は、ポンプピストンブッシュ(
    1)の封止油溝(6)を、封止油供給孔(7)の開口部
    (15)に向って位置する位置で制御しており、またこ
    の溝又は面取部(17)のほぼ対角線状に向い合って位
    置しかつ下方に向って延びて下方に開放している溝又は
    面取部(18)が、上記の封止油溝(16)に開口して
    いることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか
    1項記載の重油燃料噴射装置。
  9. 【請求項9】  別の封止油溝(20)が、封止油溝(
    6)と漏洩油溝(4)乃至混合油溝(8)との間で、ポ
    ンプピストン(2)内の孔(21)を介し封止油溝(6
    )に起立状に接続されてポンプピストン(2)に形成さ
    れており、該封止油溝(20)から傾斜して延びている
    ポンプピストン(2)内の別の孔(22)を介して、封
    止油がポンプピストン(2)の下死点の領域内に流出可
    能であることを特徴とする、請求項1から6までのいず
    れか1項記載の重油燃料噴射装置。
  10. 【請求項10】  ポンプピストン(2)の別の封止油
    溝(20)の横断面積が、ポンプピストンブッシュ(1
    )の内壁の封止油溝(6)の横断面積よりもより小さい
    ことを特徴とする、請求項8又は9記載の重油燃料噴射
    装置。
  11. 【請求項11】  封止油は、ポンプピストン(2)の
    別の封止油溝(20)を介し、ポンプピストン(2)の
    ストロークの最高でも半分を超えて流出可能であること
    を特徴とする、請求項9又は10記載の重油燃料噴射装
    置。
  12. 【請求項12】  封止油が、封止油溝(6,11)か
    らポンプピストン(2)のストロークの半分から流出可
    能であることを特徴とする、請求項1から11までのい
    ずれか1項記載の重油燃料噴射装置。
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