JPH04252204A - 共役ジエンの単重合体又は共重合体の製造方法 - Google Patents

共役ジエンの単重合体又は共重合体の製造方法

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JPH04252204A
JPH04252204A JP3158582A JP15858291A JPH04252204A JP H04252204 A JPH04252204 A JP H04252204A JP 3158582 A JP3158582 A JP 3158582A JP 15858291 A JP15858291 A JP 15858291A JP H04252204 A JPH04252204 A JP H04252204A
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Vega W Michiels
ベドブレ.ミチエルス・ベガ
Casado M A Madueno
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08F36/00Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds
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    • C08F36/04Homopolymers and copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, at least one having two or more carbon-to-carbon double bonds the radical having only two carbon-to-carbon double bonds conjugated

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は共役ジエンの単重合体又
は共役ジエンと他のジエン又はビニル芳香族化合物との
共重合体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】若干の周知の触媒系は炭化水素
溶剤中で高度の立体特異性を有する重合体を製造するの
に使用できる。同じ目的は、90〜99%の1,4−ト
ランス付加含量のジエンを重合するのに、IVb〜 I
IIa族の遷移金属の化合物より主としてなるチーグラ
ーナッタ型の触媒系を用いることにより若干の場合には
利用されている(米国特許第3268500号及び第5
550158号明細書)。しかしながら、これらの触媒
は炭化水素重合溶剤に可溶性であるという欠点を有し、
分子量分布のきわめて広い枝分れ重合体を製造するもの
である。他方ジエンとビニル芳香族化合物とのランダム
共重合はこれらの触媒系の何れかの場合でも記載されて
いない。
【0003】高度の1,4−トランス付加含量のジエン
を重合する別の方法はバリウム化合物と組合せて有機リ
チウムを用いて米国特許第3629213号明細書に記
載されており、バリウム化合物はそれと有機リチウムと
の間でステアリン酸バリウム及びバリウムt−ブトキシ
ドを生成し、バリウムt−ブトキシドは或る種のジエン
とビニル芳香族化合物との任意共重合体を製造する。ト
ランス異性体の含量は前記米国特許の実施例の何れにお
いても68%より多くなくビニル含量は8〜13%であ
る。
【0004】米国特許第3992561号明細書はポリ
ブタジエン及びジエンとビニル芳香族化合物との共重合
体を製造するのにn−ブチルリチウムと組合せてバリウ
ムt−ブトキシドヒドロキシド(t−BuO)×(OH
)2−x Baの使用を開示している。該米国特許の例
で使用した単量体は1,3−ブタジエン及びスチレンで
あり、ブタジエン成分中のトランス異性体の含量は80
%までである。しかしながら、これらの重合体はきわめ
て広い分子量分布を有し且つバリウムアルコキシドを製
造する方法は溶剤として液体アンモニア又はモノメチル
アミンの使用を伴なうので複雑である。
【0005】欧州特許出願第61902号は1,3−ブ
タジエンを重合するのに且つ1,3−ブタジエンとスチ
レンとを共重合体するのに有機金属ナトリウム化合物と
組合せてバリウムt−ブトキシドを用いる開始剤系を記
載している。包含される例では、重合体中のトランス異
性体の含量は54%を越えない。
【0006】アルキルアルミニウム又はアルキル亜鉛の
如きリチウム有機金属化合物又はルイス酸と組合せてバ
リウムノニルフェノレート、バリウムt−ブトキシド又
はバリウムアセチルアセトネートの如きバリウム化合物
を使用すると、ドイツ特許第2524849号に記載さ
れる如く83%以下のトランス異性体と18%のスチレ
ン成分とを含有するブタジエン−スチレン共重合体を製
造する際の触媒系として有効であることが見出された。
【0007】最後に、米国特許第4503204号明細
書は1,3−ブタジエンの単重合体及び1,3−ブタジ
エンとスチレンとの共重合体の製造を記載しており、該
重合体中の1,4−トランス付加含量は85〜90%以
下と高く、ビニル付加含量は2〜3%と低い。該米国特
許で用いた触媒組成物は(a)有機アルミニウム−有機
マグネシウム錯体、より詳しく言えばジブチルマグネシ
ウム及びトリエチルアルミニウム及び(b)アルコール
のバリウム、カルシウム及び/又はストロンチウム塩又
はアルコール及び水を含有し;該米国特許は液体アンモ
ニア又はモノメチルアミン中でバリウム金属、アルコー
ル及び水からこれらの塩を製造して錯体(tBuO)x
 (tDecO)y (OH)2−x−y Baを得る
複雑な方法を記載している。この触媒組成物はブタジエ
ンがスチレンよりも更に反応性であることが見出された
のでブタジエン−スチレン共重合体を製造するのに有用
である。
【0008】驚くべきことには本発明者が見出した所に
よると、有機マグネシウム又は有機アルミニウムと組合
せて金属バリウム、ストロンチウム又はカルシウムのP
(III )又はP(V)の有機化合物を基材とする新
規な触媒系を使用して共役ジエンの単重合体及び共役ジ
エンと他のジエン又はビニル芳香族化合物との共重合体
を製造でき、触媒混合物で生起する錯体は前記した他の
触媒系と比較すると製造するのがきわめて容易であり、
得られる生成物は1,4−トランス付加含量が70%以
上でビニル含量が5%以下で分子量分布が比較的狭い1
,3−ブタジエンの単重合体又は1,3−ブタジエンと
スチレンとの共重合体である。アルカリ土類金属の有機
化合物は、触媒混合物の安定性により不活性雰囲気の不
在下でさえ生起し得る簡単な酸−塩基又は金属交換反応
により製造でき、アルカリ土類化合物を製造する方法の
簡素化に関してとアルカリ土類化合物の次後の取扱いに
関してとの両方で利点が得られ、これは前記した触媒系
の複雑な製造法と比較すると工業的な方法できわめて重
要な因子である。
【0009】他方、前記した従来法と比較して見出され
た重要な追加の利点は、仕上げ段階を通ってのその運送
も含めて、得られる重合体の安定性である。アルカリ土
類金属アルコキシドの存在下で得られた慣用の触媒生成
物とは対照的に、本法によって得られた触媒生成物は無
色であり、その高い安定性を示している。
【0010】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】活性な二
重結合を有し且つ活性錯体を破壊してしまう基を含有し
ない1種又はそれ以上のビニル単量体は次の組合せ;(
a)有機マグネシウム化合物 (b)有機アルミニウム化合物 (c)金属バリウム、ストロンチウム又はカルシウムの
エステル型P(V)又はP(III) 化合物〔但し化
合物(a)と化合物(b)とのモル割合は100/1〜
2/1で変化でき、バリウム化合物とマグネシウム化合
物とのモル割合は2.0〜0.1でなければならず、こ
れらの下限値以下では認めうる程の活性が認められなか
ったからである〕に対応する触媒組成物を用いて、単量
体及び重合体が可溶性である炭化水素溶剤中で不活性条
件下に重合できることが見出された。
【0011】前記の触媒組成物中に見られる有機マグネ
シウム化合物(a)は次式: R1 MgR2         (I)(式中R1 
及びR2 は同じでも異なっても良く、2〜20個の炭
素原子を有するn−,第2級又は第3級アルキル基、シ
クロアルキル基又はアリール基から選ばれる)により表
わすことができ、好ましくはジ−n−ブチルマグネシウ
ム、n−ブチル−第2級ブチルマグネシウム、n−ブチ
ル−オクチルマグネシウム、n−ブチル−エチルマグネ
シウム、又はジ−n−ヘキシルマグネシウムである。
【0012】前記のアルミニウム化合物は次式:
【00
13】
【0014】(式中R3 〜R14はHであるか又は2
〜20個の炭素原子を含有するn−,第2級又は第3級
アルキル、シクロアルキル又はアリール基から選んだ同
じ又は相異なる基であっても良い)によって表わすこと
ができ;例えばトリアルキルアルミニウムの場合には次
の化合物、トリエチルアルミニウム、トリイソブチルア
ルミニウム又はトリオクチルアルミニウムがあり;アル
コキシ又はアリールオキシジアルキルアルミニウムの場
合には4−メトキシフェノキシ−ジエチルアルミニウム
又はフェノキシジエチルアルミニウムがあり;アルミノ
オキサンの場合にはテトライソブチルアルミノオキサン
又はメチルアルミノオキサンがあり;又はシロキサール
又はシロキサランの場合にはエチル−ジメチルシロキシ
−ジエチルアルミニウム、又はエチル−ヒドロキシメチ
ルシロキシ−ジエチルアルミニウムがある(シロキサー
ル H. Schering)。前記した種々の化合物
の組合せ体も使用できる。
【0015】前記のバリルム、ストロンチウム又はカル
シウム化合物(c)は次式:
【0016】
【0017】〔式中型式(VI)の化合物はP(V)の
ホスフェート又はホスホネートエステル又はホスフィン
酸誘導体を表わし、型式(VII) の化合物はP(I
II) のエステルホスファイト又は亜ホスフィン酸誘
導体又は亜ホスホン酸誘導体を表わし、R15〜R18
は同じ又は異なっており少なくとも4個の炭素原子を含
有するアルキル、シクロアルキル、アリール、フェノキ
シ又はアルコキシ基から誘導される基であり、Mは金属
Ba,Sr又はCaである〕によって表わされる型式の
エステルホスフェート、ホスホネート又はホスホン酸の
誘導体P(V)の塩あるいはホスファイト、亜ホスホン
酸の誘導体又は亜ホスフィン酸の誘導体P(III) 
の塩に対応し;例としては次の化合物;前記金属のビス
−(2−エチルヘキシル)ホスフェート、ジオレイルホ
スフェート、ジフェニルホスフェート、ビス−(p−ノ
ニルフェニル)ホスフェート、モノ−p−ノニルフェニ
ル−2−エチルヘキシルホスホネート、モノ−2−エチ
ルヘキシル−2−エチルヘキシルホスホネート又はビス
(2−エチルヘキシル)ホスファイトがある。
【0018】型式(c)の化合物は対応の酸のナトリウ
ム塩と金属との交換により対応の酸から簡単な要領で製
造でき且つこれらの有機燐誘導体の塩の製造を言及した
従来技術の文献に記載された方法により製造できる。
【0019】本発明で記載した複合開始剤系中の諸成分
の混合物は、有機燐誘導体及びバリウム、ストロンチウ
ム又はカルシウム及びアルキルマグネシウム化合物及び
アルキルアルミニウム化合物を15〜60分間混合する
ことにより、単量体の不在下に、場合によっては先行熟
成にかけることができる。同様に、適当なモル割合で選
択した有機マグネシウム化合物(a)と有機アルミニウ
ム化合物(b)との予じめ調製した組合せ体を前記の化
合物(c)と組合せて使用することができる。
【0020】この新規な触媒系の別の特徴はマグネシウ
ム又はバリウム化合物が不在の時には活性がないことで
ある。
【0021】本発明の重合法は溶剤の不在下でも生起で
きるが、通常好ましくは炭化水素溶剤の存在下に行なう
。溶剤はn−ペンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、
シクロヘキサン又は同様物の如き脂肪族又は脂環式炭化
水素であるのが好ましい。溶剤は1種又はそれ以上の成
分の混合物でもあり得るが、重合の活性中心に作用して
しまうCO2 ,O2 又は水の如き不純物を実質的に
含有してはならない。溶剤の濃度は反応混合物が容易に
攪拌され、こゝで生じた熱が容易に消失し得るように選
択されるものである。
【0022】本発明の方法は共役ジエンを重合するか又
は共役ジエンを別のビニル芳香族単量体と共重合するこ
とに関する。共役ジエンは例えば1,3−ブタジエン、
2−メチル−ブタジエン(イソプレン)、1,3−ペン
タジエン、1,3−ヘキサジエン等であり得る。ビニル
芳香族単量体は例えばスチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン等であり得る。この方法は所望の組
成をもつ1,3−ブタジエンの任意共重合体を製造する
のに使用できる。
【0023】重合温度は0〜150℃、好ましくは40
℃〜120℃であり得る。重合温度は反応速度と重合体
の微細構造との両方に影響することが見出された。反応
は連続反応器中で又は断続反応器中で実施できる。
【0024】重合体の分子量は触媒濃度の変化及び転化
度を介して点検できる。得られた分子量の分布は通常狭
く;多分散指数は反応の開始時に又は終了時にジビニル
ベンゼン(DVB)の如き分枝剤を用いることにより増
大させ得る。
【0025】所望の重合度が得られた時には、反応はア
ルコール又はフェノール又は水の如き既知の反応終了剤
を添加することにより停止させることができ、続いて溶
剤を除去し且つ乾燥し即ちブタジエンの単重合体又はブ
タジエンとスチレンとの共重合体を製造する慣用の処理
を行ないこうして反応混合物から重合体を分離する。溶
剤を除去する前に、酸化防止剤例えば2,6−ジ−第3
級ブチル−p−クレゾール又は技術的に知られた別の安
定化用添加剤を重合体に添加できる。本発明により得ら
れた重合体は優れた安定性を有し、実際上色がついてお
らず、バリウムアルコキシドの如き別のバリウム触媒系
で得られた生成物と対照的であり、その時該重合体生成
物は着色されている。
【0026】重合に要する時間は反応温度、触媒の量、
所望の型式の重合体及びブタジエンとスチレンとの初期
濃度に応じて決まる。マグネシウム化合物として表わし
た触媒の量は所要重合体の分子量に応じて決まる。10
000〜500000の分子量を有する重合体を得るの
に必要とされる触媒の量は単量体の100g当りマグネ
シウム化合物の1.5〜20ミリモルで変化するもので
ある。重合体の分子量は、単量体に関してマグネシウム
化合物として表わした触媒の割合とは反対に増大し、転
化率も同様に増大する。DVBを用いて枝分れ重合体を
得るのが望ましいならば触媒の量は実質的により多い。 何故ならばDVBは分子の平均寸法を増大するのに強力
な作用を有するからである。当業者は所望の組成及び分
子量を有する重合体又は共重合体を製造する最適な反応
条件を容易に決定できる。
【0027】重合速度はまたジエンとビニル芳香族化合
物との割合と共に増大するので所望組成の共重合体を一
般に製造できる。
【0028】重合は、加熱及び監視系と窒素、アルゴン
又はネオン供給系と通気系とを備えた密封反応器中で生
起できる。原料を装填し且つ重合体溶液を放出する装置
も備えることができる。
【0029】本発明を次の実施例で詳細に記載するが、
実施例はこれらのエラストマーを製造する最も都合良い
要領を示し、本発明は当業者にはより明白となろう。
【0030】但し書きがなければ、重合操作はゴム製の
間仕切及び3個の穿孔を有した王冠を備えた密封ガラス
ビン中で実施し、3個の穿孔を通して原料計量用の装置
に結合した注入針を介して単量体、溶剤、触媒及び反応
停止物質を導入できる。
【0031】全ての場合に、溶剤はアルミナカラムを通
送して精製したシクロヘキサンであった。ブタジエン及
びスチレンもアルミナカラムを通送して精製された。
【0032】触媒組成物中の各々の化合物は別個に添加
されると記載されるけれども、3種の化合物は正確な割
合で混合しておいた後に添加でき又は所望ならばバリウ
ム化合物をアルミニウムとマグネシウムとの混合物に添
加でき、何故なら有意な差異は認められないからである
ことが指摘される。
【0033】同様に、触媒組成物中の各々の化合物を別
個に添加する順序は変化させることができ、但し反応器
及び原料は前記の不純物を常に含まないものとする。
【0034】
【実施例】本発明を次の実施例により説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。
【0035】実施例1 500mlの内部容積を有し且つ水で予じめ洗浄し12
0℃で一夜乾燥した重合ビン2個に窒素流を5分間通送
した。次いで重合ビンを間仕切(隔壁)及び王冠で密封
した。330mlの前もって精製したシクロヘキサンを
、王冠に存在する開孔を通して注入針により各々のビン
に装入し、続いて試験1に対応するビンには42gの1
,3−ブタジエンを装入し、試験2に対応するビンには
42gのスチレンを装入した。次いで温度が50℃に達
するまで重合ビン用の攪拌装置を備えた恒温浴に配置し
その後次の成分を次の順序で添加した:0.278ミリ
モルのn−ブチル−オクチルマグネシウム(ヘプタン中
の12%溶液)続いて0.056ミリモルのトリエチル
アルミニウム(ヘプタン中の10%溶液)及び対応の酸
から調製した0.083ミリモルのビス(2−エチルヘ
キシル)バリウムホスフェート。反応系は完全に均質で
あることが認められしかもこの時点から溶液中の粘度が
徐々に増大し重合が生起しつゝあることを示しているこ
とが認められた。
【0036】温度を前記の値に一定に保持しておいた2
4時間の反応後に、化学量論量の2,6−ジ第3級ブチ
ル−p−クレゾールを添加して反応を終了させ、酸化防
止剤として追加の0.5phrのこの化合物を添加した
。得られる溶液をイソプロピルアルコールにそゝぎ、か
くして重合体を沈澱させ、続いて10−2mmHgで6
0℃で24時間真空炉中で乾燥させた。得られる合成条
件及び構造上の変数を表Iに与える。
【0037】
【0038】実施例2 実施例1におけるのと同じ重合法に従うが、異なるアル
カリ土類金属の化合物を使用して高度の1,4−トラン
ス付加含量を有するブタジエン−スチレン共重合体を重
合する時の該化合物の利点を示す。330mlのシクロ
ヘキサン続いて30.3gの1,3−ブタジエン及び1
0.1gのスチレンを3個のガラスビンに装入した。ガ
ラスビンを50℃の試験温度で恒温とさせた後に次の成
分を次の順序で添加した:0.760ミリモルのn−ブ
チル−オクチルマグネシウム、0.152ミリモルのト
リエチルアルミニウム及び表IIに示した如くそれぞれ
試験3,4及び5における0.228ミリモルのバリウ
ム、ストロンチウム及びカルシウムの化合物。
【0039】24時間後に反応を停止させ、生成物の試
料を実施例1に示した方法により単離した。表IIはま
た転化率及びIRにより得られた微細構造及び組成を与
えてある。最高の転化率及び最高の1,4−トランス付
加含量はバリウム塩について得られ最低の転化率及び最
低の1,4−トランス付加含量はカルシウム塩について
得られることが認められる。
【0040】得られた重合体の何れもがヒドロペルオキ
シドでの分解酸化による残渣を有さず、これは少くとも
長い配列の形でのブロックポリスチレンが存在しないこ
とを示している。
【0041】
【0042】実施例3 実施例1におけるのと同じ反応方法によりガラスビン中
にブタジエン−スチレン共重合体が得られた。しかしな
がら、使用した単量体、溶剤及び触媒の量は以下に記載
した如くであった。
【0043】アルミナ塔に通送することにより精製した
320mlのシクロヘキサンを装入し、続いて32.2
gの1,3−ブタジエン及び8.1gのスチレンを装入
した。これに続いて0.456ミリモルのn−ブチル−
オクチルマグネシウム及び表III の合成データを示
した如く種々の量のバリウムのビス(2−エチルヘキシ
ル)ホスフェート及びアルミニウム化合物を添加した。
【0044】24時間後に、化学量論量の2,6−ジ−
第3級ブチル−p−クレゾールを添加することにより反
応を停止させ、酸化防止剤として0.5phrを追加し
た。ブタジエン−スチレン共重合体はイソプロピルアル
コール中での沈澱により得られ、その構造変数及び組成
変数は表III に与えてある。ヒドロペルオキシドで
の共重合体試料の分解酸化による残渣は分析中に認めら
れなかったという事実から推論すると、共重合は実際上
任意であった。
【0045】
【0046】実施例4 重合法における温度の影響を次の実施例によって示すが
、この実施例は得られた重合体の転化率及び微細構造の
変化が見出されたことを示す。
【0047】試験は3lの内部容量を有し且つ温度監視
及び可変攪拌装置と窒素を運搬する装置と通気装置と重
合体取出装置とを備えた反応器中で行なった。原料の処
理及び装填の方法は実施例1に記載したのと同じであり
、即ち1440mlのシクロヘキサンを装入し続いて2
45.7gの1,3−ブタジエン及び27.3gのスチ
レンを装入した。次に1.86ミリモルのn−ブチル−
オクチルマグネシウム及び0.373ミリモルのトリエ
チルアルミニウムを添加し、続いて0.559ミリモル
のビス(2−エチルヘキシル)バリウムホスフェートを
添加した。この方法を、重合体で得られた構造変数及び
組成変数と一緒に表IVに示した如く種々の温度で3回
の試験で実施した。
【0048】
【0049】実施例5 本実施例は重合体の構造及び分子量への触媒濃度の影響
を示す。ゴムの加工性を改良するように若干の型式のゴ
ムには望ましい分子量分布を拡大するのにジビニルベン
ゼン(DVB)の如き枝分れ剤を使用する可能性も示す
【0050】重合試験は実施例1に記載した如く4個の
ビン中で行ない、ビンには同じ方法によって同じ処理が
施される。330mlのシクロヘキサン、32.2gの
1,3−ブタジエン及び8.1gのスチレンを各々のビ
ンに装入し、続いて前記実施例に記載したマグネシウム
化合物、アルミニウム化合物及びバリウム化合物を同じ
順序で但し表Vに記載した如く可変量で装入した。試験
17では、反応が80%の転化率に到達した時に0.2
66ミリモルのジビニルベンゼン(DVB)を分枝剤と
して添加し、すると温度は80℃に上昇しその後反応を
3時間更に続行した。表Vはまた触媒の濃度及び分枝剤
の使用が分子量に如何に影響するか、就中分子量分布を
拡大するのに如何に作用するかを示している。
【0051】
【0052】実施例6 本実施例は種々の組成の単量体を用いての重合体を製造
する可能性を示し、該組成は2つの単量体の当初の濃度
及び反応終了時の転化率によって主として影響される。 この目的のため前記実施例と同じ方法に従ってしかも重
合用のガラスビンを用いて3種の試験を行なった。最初
に表VIに与えた量の1,3−ブタジエン及びスチレン
と共に各々のガラスビンに320mlの精製シクロヘキ
サンを装入した。次にn−ブチル−オクチルマグネシウ
ム、トリエチルアルミニウム及びビス(2−エチルヘキ
シル)バリウムホスフェートを表VIに示した量で各々
のビンに装入した。該混合物を表示温度で恒温浴に配置
し攪拌し続けた。全ての場合に転化率は所与の間隔で試
料を抜取ることにより点検し、大体80%の転化率に到
達した時に表VIに与えた量のジビニルベンゼン(DV
B)を各々の試験で添加し、温度は80℃に上昇しその
後反応を更に4時間続行した。この期間後に反応を前記
実施例の如く停止させ、前記実施例に記載された方法に
より乾燥試料を得た。
【0053】表VIは各々の試験における各々の供給試
料の組成、生成物の微細構造、組成及び最終転化率を示
す。
【0054】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)有機基が少なくとも4個の炭素
    原子を有するアルキル、シクロアルキル、アリール、フ
    ェノキシ又はアルコキシ基であるホスホネート又はホス
    フェートエステル塩又はホスフィン酸の誘導体P(V)
    又はホスファイト又は亜ホスホン酸又は亜ホスフィン酸
    の誘導体P(III)に対応する有機バリウム、ストロ
    ンチウム又はカルシウム化合物、(b)有機基が3〜2
    0個の炭素原子を有するアルキル又はシクロアルキル又
    はアリール基又はこれらの組合せである有機マグネシウ
    ム化合物及び(c)有機基が3〜20個の炭素原子を有
    する有機アルミニウム化合物又はこれの混合物を含有し
    てなる触媒組成物を使用することを特徴とする、共役ジ
    エンの単重合体又はビニル付加含量が5%以下で1,4
    −トランス付加含量が70%以上である共役ジエンと別
    のジエン又はビニル芳香族化合物との共重合体の製造方
    法。
  2. 【請求項2】  共役ジエンが1,3−ブタジエンであ
    り、ビニル芳香族化合物がスチレンである請求項1記載
    の方法。
  3. 【請求項3】  スチレンの配合は任意の割合であって
    良く、所望の組成の共重合体を製造できる請求項2記載
    の方法。
  4. 【請求項4】  ポリ(1,3−ブタジエン−b−スチ
    レン)の如きブロック共重合体を製造できる請求項1記
    載の方法。
  5. 【請求項5】  不活性条件下に炭化水素溶剤中で0〜
    150℃の温度で単重合体又は共重合体を製造する請求
    項1記載の方法。
  6. 【請求項6】  バリウム化合物はビス(2−エチルヘ
    キシル)バリウムホスフェートであり、マグネシウム及
    びアルミニウム化合物はそれぞれn−ブチル−オクチル
    マグネシウム及びトリエチルアルミニウムであり、完全
    に均一な開始剤系を形成する請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】  触媒組成物中のマグネシウムに関して
    バリウム化合物はモル割合で0.1〜2.0モルであり
    、マグネシウムに関してアルミニウム化合物はモル割合
    で2〜100モルである請求項1記載の方法。
  8. 【請求項8】  分子量分布の広い重合体を得るように
    ジビニルベンゼンの如き適当な薬剤を用いて単重合体又
    は分枝鎖共重合体を製造する請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】  分枝剤とマグネシウム化合物との割合
    は0.1〜3.0である請求項1記載の方法。
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