JPH04243311A - Sawデバイス - Google Patents

Sawデバイス

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JPH04243311A
JPH04243311A JP422391A JP422391A JPH04243311A JP H04243311 A JPH04243311 A JP H04243311A JP 422391 A JP422391 A JP 422391A JP 422391 A JP422391 A JP 422391A JP H04243311 A JPH04243311 A JP H04243311A
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JP
Japan
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electrode
piezoelectric substrate
shorting
short
drive electrode
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP422391A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Fujiwara
嘉朗 藤原
Kiyoshi Sato
清 佐藤
Kazuyuki Hashimoto
和志 橋本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はSAWデバイスに係わり
、特に製造工程中に、圧電基板の表面に焦電気が局部的
に集中して蓄積されないように、反射電極から導出して
短絡電極に接続される短絡バーで基板の露出している表
面を最大限覆い、駆動電極から導出する短絡バーを設け
なくてもよいように電極パターンを構成してなるSAW
デバイスに関する。
【0002】SAW(Surface  Acoust
ic Wave)デバイスは、表面波デバイスと略称さ
れる電気音響変換素子の一種で、圧電性をもつ単結晶や
セラミック材料の電気振動と力学振動の相互変換を利用
して、時計やマイクロプロセッサのクロック周波数を得
るための振動子とか無線通信などでフィルタとして多用
されている。
【0003】SAWデバイスは、その目的と用途に応じ
て材料の表面方向や厚み方向のいろいろな振動様式が利
用して作られている。しかし、何れの振動様式を用いる
場合にも、電気振動と力学振動の遣り取りは、導体から
なる駆動電極を通して行われる。そして、取り扱う振動
の周波数が高くなるにつれて、駆動電極の形状も細かい
パターンになってきており、微細パターニング技術がS
AWデバイスの重要な製造技術となっている。
【0004】
【従来の技術】図3は従来のSAWデバイスの一例の電
極パターンの構成図である。図において、1は圧電基板
、2は駆動電極、3は反射電極、4は短絡電極、5a、
5bは短絡バー、6はウェーハである。
【0005】圧電基板1は、例えばLiTaO3 とか
LiNbO3 などの圧電単結晶のインゴットを数百μ
mの厚さにスライスしたウェーハ6をチップ状にダイシ
ングしたもので、このウェーハ6には多数のSAWデバ
イスが一括して形成されたあとダイシングされる。
【0006】駆動電極2は電気振動と力学振動の遣り取
りを行わせるもので、櫛歯状のパターンが対向して互い
に噛み合った構成になっている。また、反射電極3は駆
動電極2で生じた音響波を反射させて定在波を生じさせ
るために設けられる梯子状のパターンで、駆動電極2を
両側から挟むようにして配設されている。
【0007】ところで、強誘電性を有する圧電基板1は
、焦電効果つまり温度変化によって表面に電荷(焦電気
)が現れる性質をもっている。そして、駆動電極2や反
射電極3をパターン形成する過程で圧電基板1の表面に
この焦電気が蓄積し、電極間で放電を起こして電極パタ
ーンを損傷してしまうことが間々起こる。そこで、この
放電を防ぐために短絡電極4が設けられている。
【0008】この短絡電極4はウェーハ6の上に多数並
べられたSAWデバイスのそれぞれを取り囲むように格
子状に設けられており、この短絡電極4に短絡バー5a
を介して駆動電極2が、短絡バー5bを介して反射電極
3がそれぞれ接続されて、駆動電極2や反射電極3など
の電極間が同電位になるように配慮されている。こうし
て、電極パターンを形成する過程で生じた焦電気が局部
的に集中して蓄積することを防ぎ、放電が起こらないよ
うにしている。
【0009】短絡電極4は、ウェーハ6の上に圧電基板
1や反射電極3などとともに一括してパターニングされ
たあと、チップ状にダイシングして分割する際の切断線
にもなっている。こうしてチップ状に切断された圧電基
板1は、実装してSAWデバイスに仕上げられる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】図4はSAWデバイス
の一例の一部切欠き斜視図である。図において、同一番
号は図3に示した名称と同じであり、1aは切断面、7
はパッケージ、8は導電塗膜、9はキャップ、10はS
AWデバイスである。
【0011】チップ状に切断された圧電基板1は、接着
材によってパッケージ7の上に固着される。また、圧電
基板1の切断面1aには、例えば導電塗料とか金属薄膜
などからなる導電塗膜8が被着される。そして、例えば
セラミックや金属などからなるキャップ9が被せられて
実装され、SAWデバイス10が完成する。
【0012】ところで、圧電基板1の切断面1aに被着
する導電塗膜8は、露出した切断面1aに焦電気が蓄積
して悪さをすることを防ぐために欠かせない。ところが
、切断面1aには駆動電極2と反射電極3のそれぞれか
ら導出された短絡バー5a、5bが露出している。その
中で、駆動電極2から導出された短絡バー5aは導電塗
膜8に電気的に接触することを避ける必要がある。
【0013】そこで、チップ状にダイシングしたあと、
短絡バー5aが切断面1aに引っ掛からないように取り
除くことが行われる。しかも、この短絡バー5aの除去
は数十μm単位の細かい作業なので厄介であり、例えば
レーザトリミングなどの手段を用いる必要がある。その
ために、SAWデバイス10の製造工程の合理化を阻害
している問題があった。
【0014】そこで本発明は、反射電極と短絡電極を接
続する短絡バーの面積を大きくして基板の露出している
表面を最大限覆い、駆動電極から導出する短絡バーを設
けなくても焦電気が局部的に集中した蓄積が起こらない
ようにしてなるSAWデバイスを提供することを目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】上で述べた課題は、圧電
基板と、該圧電基板の上に設けられた駆動電極と、該駆
動電極の両側に設けられた対をなす反射電極と、圧電基
板をチップ状にダイシングする経路上に格子状に設けら
れた短絡電極を有し、  前記反射電極は、圧電基板の
露出部分を覆うようになした短絡バーによって短絡電極
に接続されており、かつダイシングされると該短絡電極
との接続が断たれるように構成されたSAWデバイスに
よって解決される。
【0016】
【作用】圧電基板の表面に局部的に蓄積した焦電気に起
因して放電が起こることを避けるために、駆動電極も短
絡バーを介して短絡電極に接続していた従来の電極構成
に対して、本発明において、駆動電極を短絡電極と接続
しなくても放電が起こらないようにしている。
【0017】すなわち、反射電極と短絡電極を接続する
短絡バーのパターン幅を広げて、圧電基板の露出部分を
できるだけ覆うようにしている。そして、ダイシングの
経路にもなっている短絡電極に沿ってダイシングしたと
き、反射電極と短絡電極の接続が断たれるようにしてい
る。
【0018】そうすると、電極のパターニング工程中は
反射電極が短絡バーを介して短絡電極と同電位になって
おり、しかも圧電基板の大半を覆っているので、焦電気
の蓄積が局部的な集中することを防ぐことができる。そ
して、ダイシングを行ったあとは、反射電極と短絡電極
の接続が断たれるようにしている。
【0019】こうして、駆動電極を短絡電極に接続しな
くてもよいので、短絡バーを除去する厄介な工程が不要
になり、SAWデバイスの製造工程の合理化が実現でき
る。
【0020】
【実施例】図1は本発明の実施例を説明する平面図、図
2は図1の要部の拡大斜視図である。図において、1は
圧電基板、1aは切断面、2は駆動電極、3は反射電極
、4は短絡電極、5は短絡バー、6はウェーハ、7はパ
ッケージ、8は導電塗膜、10はSAWデバイスである
【0021】図1において、圧電基板1は、例えばLi
TaO3 などの圧電単結晶のウェーハ6から切り出し
たもので、このウェーハ6の上には予め多数のSAWデ
バイス10が一括して形成される。
【0022】駆動電極2や反射電極3、短絡電極4、短
絡バー5などは、例えばAuなどの薄膜からなり、ホト
リソグラフィによって同時に形成される。短絡電極4は
ウェーハ6を個々のSAWデバイス10にダイシングす
る際の切断線を兼ねて格子状に設けられ、この短絡電極
4に短絡バー5を介して反射電極3が接続されている。 そして、この短絡バー5は面積をできるだけ大きくして
、圧電基板1の露出している表面を最大限覆うように設
けられている。こうして、ウェーハ6に多数並べて設け
られた圧電基板1は、短絡電極4に沿ってチップ状にダ
イシングされる。
【0023】ところで、短絡電極4のパターン幅は、ダ
イシングする際に用いられるダイシングソー(鋸)やワ
イヤソーなどの幅よりも狭く高々数十μmにする。こう
すると、短絡電極4はダイシングの際の切り代の中に含
まれてしまい切断すると消え去ってしまう。
【0024】図2において、チップ状にダイシングされ
た圧電基板1の切断面1aには、反射電極3から導出さ
れた短絡バー5が露出しているが、駆動電極2は切断面
1aから内輪に設けられている。従って、圧電基板1を
パッケージ7に固着し、切断面1aに導電塗膜8を被着
する際、導電塗膜8が駆動電極2に接続されることを懸
念せずに被着作業を行うことができる。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明になるSAW
デバイスにおいては、各種電極がパターニングされた圧
電基板をウェーハに搭載して基板の切断面に導電塗膜を
被着する際、短絡バーの除去する厄介な作業を行ったり
導電塗膜が駆動電極に接触することを懸念したりするこ
とが不要である。
【0026】従って、本発明はSAWデバイスの製造工
程の合理化に対して、寄与するところが大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の実施例を説明する平面図である。
【図2】  図1の要部の拡大斜視図である。
【図3】  従来のSAWデバイスの一例の電極パター
ンの構成図である。
【図4】  SAWデバイスの一例の一部切欠き斜視図
である。
【符号の説明】
1  圧電基板            2  駆動電
極            3  反射電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  圧電基板(1) と、該圧電基板(1
    ) の上に設けられた駆動電極(2) と、該駆動電極
    (2) の両側に設けられた対をなす反射電極(3) 
    と、該圧電基板(1) をチップ状にダイシングする経
    路上に格子状に設けられた短絡電極(4) を有し、前
    記反射電極(3) は、前記圧電基板(1) の露出部
    分を覆うようになした短絡バー(5) によって前記短
    絡電極(4) に接続されており、かつダイシングされ
    ると該短絡電極(4) との接続が断たれることを特徴
    とするSAWデバイス。
JP422391A 1991-01-18 1991-01-18 Sawデバイス Withdrawn JPH04243311A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6034578A (en) * 1998-09-11 2000-03-07 Hitachi Media Electronics Co., Ltd. Surface acoustic wave device with closely spaced discharge electrodes electrically independent of the interdigital transducers
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JP2005331885A (ja) * 2004-05-21 2005-12-02 Fujitsu Ltd 音響光学デバイスおよび音響光学デバイスの製造方法

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Effective date: 19980514